豹獣人のギャル先輩は、彼氏である人間の後輩くんを絶対に手放さない。

  ◆お品書き◇

  とある学園。

  [[rb:豹 > ヒョウ]]獣人のギャル先輩と、

  人間の後輩くんは付き合っている。

  ギャル先輩はかなり独占欲が強く、

  狙った獲物は決して逃さない。

  ※

  後輩くんとの関係は純愛。

  力で虐げている訳では決してない。

  ご安心ください。

  補足:

  ギャル先輩の愛称:姫(風貌や人格から)

  後輩くんの愛称:後輩ちゃん

  ――――――――――

  [昼休み:ギャル先輩ちゃんの教室]

  ふわぁ〜〜。

  やっっっとお昼だぁ……。

  お腹空いたー。

  後輩ちゃんまだかな?

  [後輩くんが教室へやってくる]

  [周りのギャルたちが後輩くんを囲む]

  『やぁ~〜〜んかわいい〜〜!』

  『今日も姫に呼ばれたの〜?』

  『アタシたちと食べようよ!』

  [静かに不機嫌オーラを纏って]

  ちょっと。

  ソイツは、あーしのだから。

  ごめんだけど触らないで。

  ほらっ。

  アンタも鼻の下伸ばさないの。

  屋上、行くよ?

  [お姫様抱っこの形で後輩くんを連れていく]

  『またね〜後輩ちゃ〜〜ん!!』

  『今度はアタシたちが相手だかんなー!』

  ――チッ。

  ――――――――――

  [屋上]

  ここ、好きなんだよね。

  この校舎で一番高いところ。

  豹は木登りが得意っしょ?

  だから、ここが落ち着くんだ。

  あーしだけの居場所。

  ううん、今はアンタも、ね。

  ちょっと。

  こっち来て。

  そこに立って。

  [近づいて鼻を鳴らす]

  スンスン、スンスン。

  アンタの匂い、やっぱり落ち着く。

  ――だけど。

  さっきの一瞬でも、

  あの子たちの匂いが付いちゃったか。

  みんな、悪気は全く無いんだろうけど。

  あーしも、みんなが大好きだし。

  ――でもやっぱり。

  アンタに他の匂いなんて必要ない。

  だから。

  ちょっと……ギュッとするね?

  [力強く抱きつく]

  痛くない?

  少し苦しい?

  それは罰。

  さっき鼻の下伸ばしてた。

  あーし以外に興奮すんなし。

  [身体を擦り付けていく]

  んんっ ///

  これ好き ///

  アンタとあーしの匂いが混ざり合って。

  “ アンタ ” は “ あーし ” のモノだし。

  “ あーし ” は “ アンタ ” のモノだし。

  ……対等、だかんね?

  忘れないで。

  アンタもあーしのこと、好きにして良いから。

  ……。

  もう少しだけ、こうしてよっか。

  [数分後]

  よしっ。

  しっかり染み付いたかな。

  じゃあ、早くお昼食べよ?

  お腹空いちゃったー。

  [ギャルちゃんのお弁当から一つ選び後輩くんへ]

  はいっ、あ~~ん。

  美味しい?

  今日もあーしの手作り。

  [クスクスと笑いながら]

  アンタの顔を見てると、

  こっちまで嬉しくなるよ。

  アンタは表情に出るタイプだから。

  「美味しい」って顔に書いてあるよ♪

  その笑顔を、あーしは守りたいんだ。

  ……あーしはね?

  頭はそんなに良くないし、

  世の中のことも知らないけど。

  “ アンタの笑顔をずっと守る ”

  これだけは分かるんだ。

  だから、あんまし他の[[rb:娘 > コ]]にデレデレしないで?

  いつ攫われるか、心配だから。

  いい?

  人間っていうだけで価値があるの。

  いつアンタが狙われても、不思議じゃないんだよ?

  だから、ずっっっと、あーしの傍にいろ。

  絶対に守ってやる。

  あー……

  もし逃げても、絶対に追いかけるから。

  自慢じゃないけどさ。

  足、速いんだよ?

  でも……

  置いて行かないでよ、ねっ?