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てんたくるてんたくる その1

  「おぉ、実験は成功したか。」

  声が聞こえた。とても嬉しそうな声。

  僕は目を開けてその声の主を見る。

  目に宿るのは狂喜。

  後ろにいる他の生き物は恐れるような、でも嬉しそうな。そんな複雑な表情。

  「私の声が聞こえるかい?理解は?」

  分かるよ。僕は沢山生えている腕の一本を動かし生き物の手に腕を絡ませた。

  「素晴らしい!いいかい?これからは私が君の主人だ。いいね?」

  主人。うん、分かった。

  キシャア、と僕は一鳴きして口をくぱぁ、と開いた。

  

  プランター。それが僕の名前みたいだ。

  巨大な豆のような体に無数の腕や足―触手って言うみたいだけど―。

  うじゅるうじゅると粘液にまみれた触手を動かす度に音が聞こえる。

  「プランター、さぁ時間だよ?」

  優しく伝えるのは、僕のご主人様。僕を産み出してくれた人だ。

  生まれたときは僕より大きかったけど、今は僕よりずっと小さい。

  背中を見せて歩き始めるご主人様の後ろを僕はずりゅずりゅと着いていった。

  大きな扉。

  がちゃり、と開くとそこにいたのは両手両足を縛られ猿ぐつわまでされている狐のような人の雌だ。

  「好きにするといい。」

  言うとご主人様はばたん、とドアを閉めた。

  雌。つまり。

  キシャァァ!と鳴くと雌は目を見開き逃げるように悶えていた。

  うん。

  美味しそうだ。

  僕は腕の数本を雌に伸ばしその体を捕らえた。

  暖かく柔らかい。

  いけない。涎が。しばらくぶりの肉に、僕は思わず腕を降り口から涎を垂らした。

  ドロドロと粘度の高い液体が雌に降りかかるとじゅう、と肉が焼ける、溶けるような音。

  「ん"ん"ん"ん"ぅ!!」

  苦悶の表情で声にならない悲鳴をあげる雌。

  あーあ、しまった。こうなると暴れるから面倒なんだよね。

  さっさと食べちゃお。

  ぐぱぁ、と三つに裂けた口を開き…ばくん、と僕は雌の体を半分ほどくわえこんだ。

  体の中から聞こえてくる断末魔にあわせて露出している下半身がびくんびくんと何度も痙攣する。

  やがて体の中が静かになると下半身の痙攣も収まったみたいだ。

  あぁ、甘くて柔らかい。

  体の半分を消化してもう半分も飲み込む。

  あ、しまった。さっきの涎で地面汚しちゃった。

  ご主人様に怒られちゃうかな。

  ちらり、と硝子の向こうを見てみる。特に怒ってる様子はなさそうだ。

  よかった。

  「プランター、次はこれだ。」

  と、僕が入ってきたのとは逆側のドアが開いた。

  衣服は何も身に付けていない。

  ふさふさとした銀色の獣毛に包まれた、筋肉質な逞しい体。

  三角形の耳に鋭い牙。

  鋭い目付きで僕を睨み付けるのは狼の人の雄。

  ペニスも立派だ。

  「あいつは!あいつはどうした!」

  狼の雄は僕を睨み付けながら吼える。あいつ?よく分かんないや。

  キシャア、と僕は鳴き数本の腕を伸ばす。

  狼の雄はちっ、と舌打ちをすると伸ばした僕の腕を爪で切り裂いた。

  切れた腕がボトボトと落ちてそこから緑色の液体が噴き出す。

  あらら、大分切られちゃった。まぁ、そっちの方が都合がいいんだけど。

  どうせすぐに腕は生えるし。

  切られることは分かっているけど、僕は構わず他の腕を何回も伸ばす。

  狼の雄は僕の体液が降りかかることも構わず爪を振るい僕の腕を切り落とした。

  部屋の地面全体が僕の体液で埋め尽くされた辺りで。

  「ハァッ…ハァァッ…!」

  僕の体液で全身が濡れている狼の雄が胸の辺りを押さえ膝をついた。

  巨大に膨れたペニスがビクン、と脈動し腹筋を叩く。

  ようやく効果が出てきたみたいだね。

  キシャア、と僕は鳴いてずりゅずりゅと狼の雄に近付いた。

  「何を…しやがった…!」

  何って言われてもなぁ。うーん、まぁいいや。

  再生した腕を伸ばし僕は狼の雄を持ち上げる。

  「プランターの体液には媚毒と神経毒が含まれててね。浴びれば体の自由は効かなくなって、頭は性欲でいっぱいになるといった代物だ。…あぁ、言い忘れてたね。君の大切な人ならプランターの体の中だよ。もう消化されてるだろうが。」

  と、ご主人様の声。それを聞いたときの狼の雄が浮かべる表情。

  絶望、って奴がこれなのかな。

  でも大丈夫。すぐに何も考えられなくなるから。

  持ち上げた狼の雄の全身を腕で縛り上げて僕はまさぐった。

  分厚い胸板。太い首。綺麗に六つに分かれた腹筋。膨れたペニス。引き締まった尻。そこに隠れるアナル。鍛え上げられた太もも。

  ぬちゃぬちゃと音が響く度に狼の雄は顔を紅潮させん…と喘ぐ。

  素直な反応。この調子なら沢山僕の子供を産んでくれそう。

  嬉しくて僕は思わずキシャア、と鳴いた。

  さて、まずは精液を回収しなきゃ。

  一本の腕を僕は狼の雄に近付ける。

  先端には穴が開いている、精液を集めるための腕だ。

  「なっ…嫌だっ、やめ…!」

  駄目だよ。君は僕の仔を孕むんだから。

  ずぷずぷと僕は狼の雄のペニスを飲み込んでいく。

  「ァァァァァ!」

  ペニスを奥まで飲み込み中に生えているせん毛を蠢かすと狼の雄は体を激しく痙攣させ目を見開き吼えた。

  あぁ、大きくて硬くて熱くて。

  沢山精液が搾り取れそう。

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