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暑い。しかしまぁ暑い。
狼はそんな事を考えながら炎天下の下を汗だくで歩いていた。
折角の休日に猛暑日の外を出歩くなんて自殺行為にも似ている。夏に移るに変わって毛並みはいつもよりスリムになっているが…それでも暑い。
しかし家でだらだらしようにも食料が何も無かったのだから仕方が無い。
「あづぃぃぃ…」
猫背になりながら狼は呟き、毛並みを通り越して流れてくる汗を拭った。びちょ、と湿った音が響く。
シャツなんかもびしょびしょになってて…正直ちょっと臭う。汗と、雄の臭いと。なんていうか…
「昨日は良かったなぁ。」
くんくんと鼻を動かしながら狼はにへらぁ、と崩れた笑みを浮かべた。
昨日は即帰宅、そして行きつけのたち飲み居酒屋にて軽く飲み…そして、その後一緒に飲んでいた狼とすこーしだけ《遊んだ》のだ。
「見た目と中身は比例しないねぇ、ほんと。」
うんうん、と頷き。狼は歩く。
相手の狼のまぁ貪欲な事貪欲な事。狼の体をとてつもない勢いで責め立て、貪り。
最近そういった《遊び》を覚え始めた狼はとにかく啼かされてしまい、息も絶え絶え、といった具合になってしまったのだ。
正直半分ほど記憶が無いのだが、とにかくイきまくった、ということは覚えている。
そして思い出そうとすれば…誰かに触れられている訳では無い。しかし体の全身がびくびく、と震えて。
そうなれば芋づる式に…むくむくと股間のモノが膨らむわけで。狼は「んっ…」と思わず押し殺した声を上げた。
「…午後は抜くか。」
狼はうん、と頷く。そうと決まればとっとと帰ろう。狼は少し足取り軽く炎天下を歩く。
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家に着く。買い物をそこまでするつもりも無かったため、冷房はつけっぱなし。ドアを開ければひんやりとした空気が狼の全身を覆った。
「ふひぃ、天国天国ぅ…」
ドアをしっかり閉めると狼はシャツを脱ぎ捨て下着一枚になると食材などを適当にぽいぽいと冷蔵庫にねじ込んだ。
一通り済ませると、狼は早速煎餅布団に飛び込むように寝っ転がった。
「ふぅぅぅ…」
目を瞑り、深呼吸。…自分の臭いがべっとりと染みついた枕。誰かを誘ってここでする日は来るのだろうか。
来て欲しいと。ちょっと思いながら…狼は仰向けになった。
全身の力をふぅっ、と抜き、目を開く。見慣れた天井。視線を降ろせば、マズル越しに自分の股間が見える。
膨らんだ下着。ビクンビクンと期待から跳ね。先走りが出ており、モノの先端部分がしっとりと濡れている。
下着をずらすと、痛いほどに勃起した肉棒が露出した。どくんどくんと心臓の鼓動が早くなる。
エアコンの稼働音。そして自分の呼吸だけが響く部屋の中で、狼は右手で自分の胸板を撫で、左手で脇腹をくすぐり始めた。
昨日の行為を思い出す。
唇を貪られた。頭がくらくらとするほど長く。
「んっ…んぁっ…」
軽く乳首に肉球が触れると、狼は少し高い声を上げた。快楽の記憶がどんどんと蘇ってくる。
乳首を嬲られ、耳の中に舌を突き入れられた。ぴちゃぴちゃと水の音だけが脳内を支配して。何も考えられなくなった。
目を目を瞑れば思い出す。喜悦に表情を歪ませた狼。そして情けなく、はしたなく声を上げよがる自分。
「はぁっ…んぁっ…んふぅっ…もっ…んぁっ…!」
弄られていない肉棒が震え、先走りをとぷとぷと腹に垂らす。
脇腹をくすぐっていた左手を尻へ伸ばす。雄をほとんど知らない肛門はひくひく、と軽く蠢き。
指で撫でるとそれだけでぞくり、と背中に寒気のような感覚が走る。最初はそれが嫌だったはずなのに。
「あっ、んっ…ぁっ…やっ…」
快感なのだと覚え込まされた。肛門を撫でられながら肉棒を扱かれた。
気が付けば自分から相手の股間へマズルを伸ばし、長い舌を肉棒へ絡ませていた。
狼は舌をはみ出させると相手は肛門をまさぐりながら乳首を弄り回し、ピン、と立ったのを確認すると今度は指を口の中へ突き入れる。
口腔内をまさぐられるのは、自分が想像しているものよりずっと心地よかった。
もっともっとして欲しいと思うぐらいに。
唾液が溢れる。狼は目じりを下げながら甘く声を上げ続けた。
「あっ、んぁっ、んぶぅっ、あぶっ、んむっ…ぷはぁっ…」
いつの間にか垂れ始めていた唾液が布団に落ちて、不快な臭いを立て始める。
唾液がたっぷりとついた指を口から抜き取り、胸板をにちょにちょとまさぐる。
乳首に指が当たると全身が痺れるほどの快感が駆け巡り。狼は何度も体を震わせる。
両手が塞がってしまった。肛門を責め立てる手、胸板を責め立てる手。肉棒に刺激が欲しい。
狼は何かを思いついたように、腰を僅かに浮かせると尻尾を自分の肉棒の根元に絡ませた。
気が付かなかったが既に先走りが何度も出ていたようであり、絡ませた尻尾にべったりと粘液が張り付いた。
「んんぅっ!」
普段はほとんど使わず、触られることもない尻尾は狼にとって敏感な場所であり…感じてしまう。
手の動きを早めながら、尻尾を使い、ゆるゆると肉棒を扱いてみる。尻尾に伝わる肉棒の熱。
滑らかでふさふさな尻尾の毛並みがどんどんと先走りで倒れていく。
刺激を与えられた肉棒は素直に反応し、更に大きさを増すとぶるんっ、と震えた。
無我夢中。がむしゃらな手つきで体を撫で回し、尻尾を使い肉棒を扱く。
少し浮かせている腰ががくがくと震え、呼吸が荒くなっていく。
頭がぼう、として快感の為にしか動けなくなる。脳のフィルターを通さず、言葉が自然と口から零れて。
「やっ、んぁっ、きもちっ、いっ、ぃぃっ…!もっとっ、もっとしてっ…!したいっ…!」
尻尾の動きが緩やかなものから激しいものへ。
ばくんばくんと心臓が跳ねる。肉棒の根元が膨らんだような気がした。
狼は背筋を仰け反らせると頬を釣り上げ。腰ががくんがくんと大きく上下に動いた。
「ぐるっ、でるっ、でぢまうっ、くるっ、くるっ、でっ…んぁぁぁぁ!!」
びゅぐっ、どびゅるるるっ!
大きく震えた肉棒から白い欲望が吐き出され、それは狼の腹や胸まで濡らしていく。
腰を浮かせていたせいだろうか、喉元につつ、と流れていき。狼は恍惚の表情を浮かべながらマズルを胸に近付けると舌を伸ばし。
ぺろり、と精液を舐め上げる。先走りと混ざっており、塩っ辛く、そして独特の味。
慣れず、旨いとは言い難いが、快感の後の味。悪くはない。
びゅくびゅくと未だに精液を吐き出している肉棒を緩く尻尾で扱きながら、狼はゆっくりと浮かせていた腰を降ろした。
腹に精液が溜まり始めた頃に。狼の射精は終わりを迎えた。
少しずつ呼吸を整え、布団の横に置いてあるティッシュを手に取った。
「で…出たなぁ…」
たっぷりと腹を濡らす精液を拭き取りながら狼は思わず呟く。
いつもなら数枚のティッシュで済むのだが、十数枚と必要になってしまって。
全てを拭き終えるのに少々時間を要し…処理が済むと狼はふぅぅぅぅ、と疲れと快感から来る余韻の混ざった呼吸を吐き出した。
冷房の風が心地よく。自分の火照った体を冷やしていく。
萎えた肉棒を軽くなでると腰が僅かに震えた。どぶん、と尿道に残っていた精液が溢れ出して。
「また…したいなぁ…」
狼はうっとりとした表情で呟くと…目を瞑った。
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