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ヒューガ〇デンがわんこのペットになる話

  「ぐぅっ…!」

  後ろに手を縛り付けられ全身の傷からうっすらと血をにじませながら苦々しい表情を浮かべるヒューガルデン。

  リングネス、そしてタイガーと三人で見回りを行っていた所他国軍の強襲を受け…

  「へへっ、ざまぁねぇなぁ。」

  にやにやと汚らしい笑顔を顔に張り付けた馬獣人がヒューガルデンを見下す。

  捕縛されてしまったのだ。救助要請を飛ばそうにも通信器具は真っ先に取り上げられ、今はみぐるみを全て剥がされてしまい。

  「それにしても…こいつ、だぁいぶスリムだな。俺のタイプじゃねぇ。」

  「んな事言ってチンポ膨らんでんぞ。」

  産まれたままの姿。それを舐めるよう、値踏みするようにねっとりと見回し笑う雄達。

  森での生活が長く、無駄な肉はついておらず、確かに少々細いようにも見える。

  しかし筋肉が全く無い訳でなく、引き締まりくっきりと分かれた腹筋。僅かに盛り上がる胸と腕。

  見るものが見れば充分なほどに鍛えられている、洗練された肉体。

  雄達は確かに股間の布を押し上げながらヒューガルデンをやはりにたにたと―色欲の混ざった色で見下ろす。

  「何をする…つもりだ…!貴様らっ…!」

  「さぁ、何すっかねぇ?…魔王の出すフェルトをたんまり採られてこちとら商売あがったりなんでよ。。」

  「お宅とお宅のお仲間さん。頼られてんだろ?そいつらが…こんな風になったら、士気なんて下がるよなぁ?」

  そう言いながら雄の一人が指をぱちん、と鳴らす。

  ヴン、と歪な音がヒューガルデンの耳を突くと同時に中空に映像が映し出される。

  そしてそこに映し出された雄の陰に、ヒューガルデンは目を見開いた。漏らすように、驚愕の声を上げる。

  「タイ…ガー…!?」

  『んはぁ”ぁ”ぁ”っ♥』

  『気持ち良さそうだなぁ、雌犬ちゃん!ほれ、今のお前のビッチケツマン、お仲間にオンエアー中だぜ!?』

  崩れた表情で喘ぎ声を上げ続けるタイガー。全身は白濁に塗れ、尻や太腿にはびっしりととある回数を刻む線。

  タイガーやヒューガルデンに良く似たハイエナの獣人が指差した先。

  『いひぃ”っ…♥みるなっ、見ないでぐれぇ”ぇ”っ!!』

  恐らくそこにはヒューガルデンやリングネスが映っているのだろう。もしかしたら、別の隊員達にも…

  ズバンズバンとタイガーの体に鍛え抜かれた腹をぶつけ、雄穴の蹂躙を繰り返す。

  抽送が繰り返されるハイエナの逸物はタイガーの立派な逸物に負けず、劣らない太さ、硬さ、長さを誇り…既に中に出されたであろう精液を纏い、淫靡にてかった。

  『何が見るなだ!さっきまでおちんぽ気持ちいいとか言ってたじゃねぇか!チンポ大好きで中出しされるたびにアヘりやがってよ!』

  『そっ、そんなごどないぎひぃ”ぃ”っ♥♥♥』

  必死に否定しようと涙と鼻水を流すタイガーだが…ハイエナの逸物が奥深くまで捻じ込まれると目を上に向かせ、逸物からはしたなく精液を噴き出させ全身を痙攣させる。間違いなく、数度絶頂に達している。乾いた絶頂、濡れた絶頂。同時に迎え、意識を保っているのすら奇跡に近いはずだ。

  『ならイってんじゃねぇよ!ちんぽ嫌いなんだろ!見られたくねぇんだろ!?』

  『ぁ”ぁ”ぅ”ぅ”っ♥♥♥嫌だッ、ぎもぢよぐなんでねぇっ♥こんなチンポなんてッ…きたねぇっ…くせぇっ…嫌だッ…こんなっ…太くてッ…硬くてッ…熱いッ…中出しされてっ…ぎもぢよぐねぇわげねぇよぉ”ぉ”ぉ”っ♥♥♥おぼぉ”ぉ”ッ♥♥♥』

  目の前に差し出された別の獣人たちの逸物。一瞬ためらうようなしぐさを見せたが…

  タイガーは堪えきれなかった。自分でももはや何を言っているのか、何をしているのか、分からないのだろう。

  だから、目の前に差し出された感情に縋りつく。恥辱に、屈辱に、快楽に、幸福に。

  目の前に差し出された逸物を咥え、しゃぶり、吸い上げる。顔にびちゃびちゃと吐き出される欲望に舌を這わせ、ごぐりと喉を鳴らし飲み干す。

  『おらっ、中に射精すぞっ!孕めッ!孕めやおらぁっ!!』

  『んはぁ”ぁ”ぁ”っ♥♥♥チンポ汁ぐるぅぅぅっ♥♥♥イグッ、チンポびゅうびゅされでイぐぅゥゥッ♥♥♥』

  全身で精液を受け止め、タイガーは一際大きく全身を跳ねさせ、ガクガクと全身を震わせる。

  頬が吊り上がり、舌がはみ出て…飲み込む事を忘れた唾液と精液の混ざった液体が口から溢れ出す。

  ハイエナはふぅっ、と満足げに息を吐き出すと逸物をぬぽ、と抜きタイガーの太腿にぴっ、と線を一本引いた。

  拡がりきった雄穴からどぼどぼと精液が溢れ出し、タイガーの太腿を濡らす。

  『くくっ、ほんとに孕んじまうかもなぁ?こんなに腹膨らませちまってよぉ。』

  『ひひっ、ひひっ…いやっ…だっ…ひひっ…♥』

  『まだ終わりじゃねぇぞ、おら。』

  そして次の雄がタイガーの雄穴に逸物を捻じ込む。

  「分かっただろ?誰だって上司やら同僚やらのあんな姿見ちまったら士気下がっちまうよなぁ?」

  ぺろり、と舌なめずりする使い魔にヒューガルデンははっ、とした表情を浮かべる。

  あまりの出来事に意識が飛びそうになる。タイガーの表情にもはや理性は欠片ほどしか残っていない。

  このまま放置しておけば戻ることが出来ないかもしれない。…そしてもしかすればそれは。

  自分やリングネスの姿が重なる。背筋に冷たい汗が流れるのをヒューガルデンは感じ、しかし身を震わせる事無く。

  きっ、と雄達を睨みつける。

  ここで折れてしまえば、それこそ、本当に。

  「おぉ、こぇぇこえぇ。そんなににらむなよ。…ま、場所は変えるか。ここじゃやりづらくて仕方ねぇ。」

  そう言うや否や馬はヒューガルデンの首に、首輪を巻く。じゃらりとついた鎖を手に持ち…ぐい、と引っ張った。

  そうすれば当然。

  「ぐがっ…!」

  首を圧迫される感覚にヒューガルデンは苦悶の声を上げる。呼吸が滞り、意識が遠のく。

  「ほれほれ、ちゃんと歩かねぇと…死んじまうぞ?」

  すんでの所で圧迫感から解放され、ヒューガルデンは咳込んだ。それをやはりニタニタと嗤いながら見下ろされ…

  自分の命は、全て彼らの掌に乗っているのだと改めてヒューガルデンは思い知らされる。

  全裸のまま馬に連れられ空間を歩く。

  生臭く、雄臭く、獣臭く…鼻がひん曲がるかと思うほどの臭いが満ちた空間。所々からオォォォ…と音が反響しヒューガルデンの耳を突いた。

  これは恐らく獣の声だ。確証を持てないのは、森に暮らしている動物たちとまるで違う声質なのだ。ヒトに近い。色欲と食欲と。欲望の混ざり合った声。

  獣でも、こんな声が出せるのか、と。末恐ろしくなる。尻尾が自然と縮こまり、耳が忙しなく動く。

  そんな様子を見ていたのだろう。鎖を引く馬は軽く振り返りながらにたりと笑う。

  「そんなにビビんなって。興奮しちまうだろ?」

  暗闇でも良く利くヒューガルデンの瞳が、馬の股間が膨らむのを捉える。彼は本気だ。その気になれば…

  先程のタイガーの姿が脳から離れない。耳から声がこびりついて離れない。

  どこまでも快楽に溺れていた。…いや、溺れざるを得なかったのだろう。

  ヒューガルデンはすぅ、と息を吸い込むと自分の体を戒める。

  必要以上に恐れる必要など、ない。ただ今は、救出されるまでどこまで耐えられるか。

  どうすれば脱出出来るか。脳のリソースを使えるだけ使い、考える。

  と。

  「…檻…?」

  曲がり角を何度か曲がった先。大きな檻だ。ヒューガルデンの身の丈の倍以上はあるだろう、檻。

  その前に居たのは退屈そうな表情を浮かべる雄達。ヒューガルデンが所属している隊のように、様々な種類がいる。

  ヒューガルデンや馬のような獣人。触手の塊。翼の生えた人。…全員が全員。

  ヒューガルデンを見るや否や退屈そうな表情を変貌させていく。歪な悦びだ。股間が膨らみ始めて。

  「おぉ、ワンコロはこっちに来たか、こりゃいい。」

  檻の近くに設置してあった椅子から立ち上がると翼の生えた雄は喉の奥を鳴らしながらヒューガルデンに近付く。

  「ご覧の通りここは外から明かり一つ入ってこない上にくせぇのなんの。ストレスもあっちも溜まってしょうがねぇからよ。たっぷり愉しませてくれよ。」

  どこから出しているのか分からない声を上げながらぐねぐねと触手の塊がヒューガルデンの足元に絡みついた。

  うっすらと粘液が染み出し、ひんやりとした感触が皮膚に伝わる。しかしその直後から触手の持つ熱が伝わり、非常に不快だ。

  触手はそれを知ってか知らずか。ヒューガルデンの足元からゆっくりと肉体を堪能するように撫で回しながらはいずり昇る。

  「グゥッ…!」

  ふくらはぎから太腿へ。尻へ、腹部へ。触手が撫で回すとヒューガルデンは呻き声を上げた。

  嫌悪感から悪寒がする。尻尾が縮こまり、耳が自然と畳まれる。長い事戦場に立っていたが…不快感を消し切ることは出来ないものだ。

  「おいおい処女みたいな声出すなぁ、こいつ。可愛いじゃねぇか。」

  ヒューガルデンの苦悶に満ちた表情に馬はにたにたと笑みを浮かべ、ヒューガルデンの目の前に立ちはだかる。

  タイガー程ではないが、十分蓄えられ、鍛え上げられた肉体。少々乗っている脂肪が鎧の代わりになるのだろう、その皮膚にはいくつも古傷が刻まれ、馬の逞しさを際立たせている。

  「黙…れっ…!」

  触手が下半身全体を覆い、臀部や逸物の周辺を陰湿に責め立て。腕にまで絡まり、自由が利かない。その状態でもヒューガルデンは唸り声を上げながら目の前の馬に威嚇を行う。

  この程度で怯まない事はヒューガルデンとて分かっている。だが何もせず、されるがまま、という訳にはいかない。

  微かな抵抗。それがまた、彼らの嗜虐心を煽っても。

  「いいねぇ。」

  馬は短く呟くと、ヒューガルデンの顎を掴んだ。上を向かせる。

  「ッ…!?」

  何をするかと思えば、馬はヒューガルデンのマズルに自らのマズルを重ね。唇を奪う。

  驚愕に目を見開くヒューガルデンだが、馬は構わず、舌を挿入する。舌を絡ませ、唾液を流し込む。

  強い獣の臭いに吐き出しそうになるがそれは許されない。舌を噛もうにも顎をがっしりと掴まれ動かす事が出来ない。

  粘膜をこそがれ、上あごの襞をなぞられ。獣の臭い、馬の体臭。体が強張り、びくっ、びくっ、と跳ねる。

  馬の鼻息がマズルを、胸を撫でる。熱い。欲望に満ちている。唾液が口の端からとろりと零れ、ヒューガルデンの胸を濡らした。

  「ぶはっ…」

  「ぅっ…ぉぇっ…」

  唇が離れるとヒューガルデンは堪えきれず、えづく。げほげほと少しでも注ぎ込まれた唾液を吐き出そうと試みるが…粘度が高く、既に食道を通り抜けている。胃の奥に落ちていくのが分かるほど熱く。

  「ちったぁ雄の味に慣れた方がいいぜ。…これからこれ以上のザーメンたっぷり注がれるんだぜ。」

  ぞくりと寒気が走る。慰み者にされるのか。なんとか、なんとか脱出の糸口をつかまなければ。

  焦るヒューガルデンだが、準備は進む。ほとんど触れることの無い雄穴に触手が触れる。

  ぬち、ぬち、と淫靡な音が立ち込め、ヒューガルデンはびくびくと震えた。

  逸物を扱かれ、自然と膨らむ。平均的な大きさの逸物が触手の間を抜け…外気に触れた。

  「意外と敏感か?もうチンポビンビンだぜ。まぁこっちは使わねぇけど。」

  「あぐっ!?」

  ヒューガルデンの体を触手ごと持ち上げると馬は身に着けていた下着をずらした。

  ぼろんっ、と長大な逸物がヒューガルデンの逸物にぶつかる。血管が浮き上がり、グロテスクに膨らんで。

  真っ黒な亀頭。しっかりと段差の出来た雁首。…交尾になれている雄の逸物だ。

  ぬちぬちと逸物同士を擦り合わせながら、馬と触手によって開脚させられる。

  ヒューガルデンの尻の谷間。その間から硬く締まった雄穴が晒しだされた。

  「ケツマン抉ってザーメンたっぷり注いで…あのネコちゃんみてぇにちんぽ狂いにしてやっからな、楽しみにしろよ。」

  タイガーの姿が脳内に映る。あれに自分が重なって…べっとりとした絶望が心を侵食していく。

  駄目だ。ここで自分が絶望してどうする。タイガーを、リングネスを助け。指揮官の元に戻るのだ。諦める訳にはいかない。

  「やれるものなら…やってみろ…私は…負けん…!」

  「…へし折ってやる、てめぇのプライドなんてな!」

  反抗するヒューガルデンに馬は吼えると逸物をずらし、雄穴に宛がった。

  雄穴を割り拡げられる痛みを覚悟し、ヒューガルデンは牙を食い縛った。

  ガルルルゥゥゥゥッ!!!!

  その耳に、獣の唸り声が聞こえた。同時に檻からガシャン、ガシャンと、凄まじい音が響く。

  その音に雄達―もちろんヒューガルデンも―は驚き一様に身を竦ませる。

  音の方へ視線を向けると…目を血走らせ、だらだらと唾液を垂らしながら檻を前脚で揺らす…ケルベロス。

  「おいおい落ち着けって。どうしたよ急に。腹でも減ったか?」

  ヒューガルデンから離れると触手は檻の方へ近付いた。落ち着くよう二本の触手でどうどうとジェスチャーをするが。

  ケルベロスは落ち着きなく、獰猛に暴れまわるばかり。唸り声も大きく、ガシャンガシャンと檻を揺らし続ける。

  このままでは壊れてしまうと判断したのか、馬がはぁ、とため息を吐き机の方へ近付いた。

  バッグを手に取るのを視線に移し…ヒューガルデンは立ち上がる。逃げなくては。

  一歩踏み出そうとしたのと。馬の頬が吊り上がったのと。翼の生えた雄がヒューガルデンの腕を掴んだのは。ほぼ同時だった。

  「なぁに逃げようとしてんだよ。まだはじまってもいねぇってのによ。」

  そしてそのまま組み伏せられる。もし十分な力が全身に満ちていれば彼を振り払えただろう。

  しかし触手によって体を陰湿に責められていたせいで力が入らない。

  「そうだぜ。…とはいえ気が変わった。」

  馬はにたにたと嗤いながらヒューガルデンを見下ろした。

  「ワンちゃんはよ、やっぱワンちゃん同士でにゃんにゃんした方がいいよなぁ?」

  ぞくりっ、と寒気が。引くことの無い寒気が走り抜ける。

  「ワンちゃん同士?おいおい、まさかお前。」

  「そのまさか。こいつ、檻の中にぶち込もうぜ。」

  馬の言葉に有翼の雄も、触手もはぁ?と声を上げた。

  「マジかよ。喰い殺されねぇか?こいつ。」

  「俺、血の掃除とかすんの嫌だぜ?くせぇし。」

  「だぁいじょうぶだよ。飯はちゃんとやってるし。もし喰い殺したら俺が全部責任とって綺麗にするし、裁判も受ける。な?だからよ。面白いもんが見れるぜ。」

  馬の言葉にため息を吐きながら…しかしやはりにやりと笑い。

  「そこまで言うならまぁいいんじゃねぇか。」

  「よし、決まり。」

  そう言うや否や。馬はヒューガルデンの体をあっさりと持ち上げ、肩に担いだ。

  もがいても、もがいても逃れられず。

  がちゃん、と鍵が開く音。ぎぃぃぃ、と錆びたねじの回る音。どしゃり、と床に投げ捨てられて。

  「ぐぁっ!」

  「たぁっぷり愉しませてもらうぜ。そいつ、相当元気だからなぁ。」

  「待てッ!何をッ、まさかッ…!?」

  ヒューガルデンの焦燥を見下ろしながら…馬はがちゃん、と鍵を閉める。そうなれば当然。

  獣の臭い。雄の臭い。いや、それらを超えた臭いだ。森の中でこんな臭いを嗅いだ事が無い。吐き気がする。

  じゃり、と音が聞こえた。石が割れる音だ。

  グゥゥゥゥゥッ…!

  漆黒の闇から姿を現したのは、三つ首のケルベロス。体格はヒューガルデンを一回り大きくした程度だろう。

  足音を鳴らしながらヒューガルデンに近付く。ヒトからは想像もつかない質量と密度を誇る筋肉。しなやかで、強靭で。

  後ろ脚の付け根。そこに見えるのはすらりと伸びた…肉の塊。既に粘液を垂らし、ビクビクと時折不気味に跳ねる。

  竿の途中に釣り針のかえしのようにそびえる棘。肉体に埋もれてはっきりと見えないが…瘤のようなモノが見える。

  三つ首それぞれに意思があるのだろう。しかしその瞳はギラギラと鋭く、貪欲に光る。

  発情期を迎えた獣の瞳だ。発情期の雄が雌を見つけた時の瞳だ。逃げなくてはいけない。

  だが、もう逃げる手段はない。

  グゥゥッ!グォォォッ!ガァァァァッ!!

  三つの鳴き声が檻の中に響き渡る。うつ伏せになっていたヒューガルデンは目を瞑り牙を食い縛った。

  恐らく、これから自分は。リングネスは大丈夫だろうか。無事を祈る事しか出来ない。

  タイガーの姿がちらつく。そうだ、まだ、まだ折れる訳にはいかない。

  「ぐぶっ…!」

  みしり、みしり、と全身か軋み、ヒューガルデンはくぐもった声を上げた。

  圧倒的な質量の肉体が覆いかぶさり、ヒューガルデンを容赦なく圧し潰す。どくんどくんと熱く大きな鼓動。

  爪が肉体に突き立てられ、皮膚が裂ける。鋭い痛みと共に鮮血が噴き出した。

  ガゥゥゥッ!グルルルルゥゥゥっ…!!ワフッ、ワフゥッ!

  一つの首は嬉しそうに唾液を垂らし、天を仰ぐ。雌を屈服させた雄の貌だ。

  一つの首は血の臭いに興奮し、出来たばかりの傷に舌を這わせる。血の味を愉しむ雄の貌だ。

  一つの首はヒューガルデンの体にマズルを摺り寄せ脇腹をなでる。雌を慈しむ雄の貌だ。

  「がふっ、がっ、あぐぁっ…!」

  ケルベロスの肉体がヒューガルデンの体をプレスし。腰をかくかくと揺さぶる。

  その度にヒューガルデンの尻を熱く硬い肉の塊―肉竿が通り抜けていく。挿入できる場所を探しているのだろう。

  ケルベロスの腰が浮いた。肉体の圧迫感から逃れるために。ヒューガルデンの体も伴い、浮く。

  あぁ、これでは…挿入を待つ、雌ではないか。

  こんな状況ながら自分が滑稽になって。頬が吊り上がった。

  ずっ…んっ…!

  「がっ…ぐっ…ぎっ…!!」

  ヒューガルデンの牙から苦悶の声が漏れ出る。肛門を使った交尾などした事が無い。当然硬く引き締まった肛門。

  そこを無理矢理。巨大な竿が侵入するのだ。想像を絶する痛みと屈辱。吊り上がった頬が硬直する。

  表情筋を動かす事すら出来なくなった。その様は

  「げひゃひゃっ!おいおい、わんこにチンポ突っ込まれて笑ってんじゃねぇか!」

  「ぎっ、ひっ、ぐぅぁっ…!やめっ、うごっあがぁぁぁっ!?」

  雄達の下卑た笑い声など気にならない。気にするだけの余裕がない。

  無理矢理割り拡げられぎちぎちと悲鳴のような音が肛門からヒューガルデンの脳に伝わる。受け入れ切れない肉竿を…ケルベロスは更に押し込んでいく。

  ガゥゥゥッ!!

  体を地面からずれないよう、前脚で押さえつけながら。三つ首が同時に唸り。腰を沈めていく。

  「がっ、あがっ、やっ、やめっ…ぐぎがぁぁぁっ!!」

  ぶち、ぶち、と肉が切れる音。腸壁を圧迫され拡げられる。指よりもさらに熱い。灼けた鉄を想像させる熱と質量の竿。

  少しでも異物を排出しようと腸壁が蠢きまわり、肉竿を包み込む。それは適度な抵抗感を産み。

  ぐぅっ、グゥォッ!

  ケルベロスは腰をかくかくと動かしながら唾液を大量に零した。肉竿がびくびくと震え、更にヒューガルデンの中で膨らんだ。

  「ぉ”っ…がぁ”っ…ぎっ…」

  腹がケルベロスの肉竿の形をくっきりと浮かび上がらせる。もはや呻く事しか出来ず。ただ腸壁を拡げられ、圧迫される感触に身悶えする。

  ケルベロスの欲望は止まらない。むしろヒューガルデンを、目の前にひれ伏す雌を前に、更に昂る。

  腰の動きは激しさを増し、ヒューガルデンの体を容赦なく貫いていく。

  ずんっ、ずんっ、ずごぉっ、と。腹に竿の形が浮かび上がったと思えばへこみ、その分腸液に塗れたケルベロスの竿が外気に触れる。

  そしてまた肉竿がヒューガルデンの腹を膨らませる。痛みや屈辱など、そういった感情が置き去りにされ、ただただ声が出る。

  「ぉ”っ、ぁ”っ、がっ、ぐがっ、あぐぅっ!」

  遠くに嗤い声が聞こえる。自分を嘲笑う声。内容は理解できない。もうそれだけのリソースを割く事が出来ない。

  それを打ち消すのはケルベロスの鼓動。マグマが滾っているかのように熱い。そして大きく、五月蠅い。

  肉同士がぶつかり合う音。ケルベロスの腹が、脚が、ヒューガルデンの太腿や尻を叩きあげる。

  グゥゥゥゥッ!!!

  「ぉ”っ…!?」

  何度も何度も抽送を繰り返される。獣の体がヒューガルデンを限界まで圧し潰し、支配する。熱も鼓動も、ヒューガルデンより遥かに強く、高い。

  ケルベロスの唸り声が、喜悦の色を混ぜる。びくんっ、びくんっ、とヒューガルデンの中で竿が跳ねた。

  根元がぷっくらと膨らみ、かえしがヒューガルデンの腸壁に突き刺さる。これは。

  ガァァァァァァッ!!!

  「ぎっ…!!?」

  びゅううううぅっ!ぼびゅっ、びゅるるぅっ!びゅうううぅッ!びゅぅっ、びゅぅっ!!

  遠吠えと、ヒューガルデンの困惑の声と。

  欲望の吐き出される音。

  腸壁に注ぎ込まれる熱に、ヒューガルデンは地面に爪を立て、しかし目を上に向かせると全身を硬直させた。

  熱い奔流が、あっという間にヒューガルデンを満たしていく。そしてあり得ない事に。

  「ぉ”っ…?ぁ”っ…ぁ”ぁ”っ…♥」

  腸壁に満ち満ちていく。ケルベロスの子種の感覚に、ヒューガルデンは充足感を覚えた。

  かえしが前立腺に丁度突き刺さり、ごりごりと抉り上げる。

  充足感は、恍惚を呼び、幸福を呼ぶ。腹が満ちるというのは、心地良いものだと脳に刻み込まれていく。

  竿からは止め処なく、未だに。子種が溢れ出し、ヒューガルデンの下腹部を膨らませる。それだけでは足りないと、腸を全て満たし、更に上へ。

  もう、何が何なのか、分からない。ただ、子種の感覚が。腹を充たされる感覚が。ケルベロスの肉竿が。雄に屈服する事が。

  ケルベロスの肉体が。鼓動が。熱が。全てが。

  「ぁ”っ…はぁ”っ…♥」

  ヒューガルデンを蝕む。

  ケルベロスの射精は終わらない。終わらないどころか更に激しさを増していく。

  ごりっ、ごりっ、と。ケルベロスの後ろ脚。その根元についていた瘤が、ヒューガルデンの雄穴を割り拡げ、蓋をする。

  隙間から漏れ出る程度だった子種。しかしもうこれで全く。雄穴から溢れることは無い。

  ケルベロスはぐぅっ、と唸るとヒューガルデンから体を起こした。そして。

  その場でくるり、と。竿を挿入したまま後ろを向く。

  「ぁ”っ、ぉ”っ…ぼっ…ぐっ…ぐぼっ…!」

  繋がっている。繋がったまま。尻尾と尻尾が絡まり合う。正しく、交尾が始まる。

  雄達の声が、ぶつん、と途切れた。あぁ、違う。自分が、自分の意識が。脳の全てが。

  「ぉ”っ…あぉ”っ…ォ”ォ”ンっ…♥♥」

  注ぎ込まれ、満たしていく子種の感触に。雄の肉竿の感覚に。溺れていったのだ。

  びゅううぅっ、びゅるぅっ、びゅうびゅうびゅうびゅっ…!

  腹を充たす。胃を満たす。食道にせり上がって。

  「おぼぉっ…んぐぶぼぉっ…♥♥」

  ヒューガルデンは恍惚の表情のまま、ケルベロスの吐き出した子種を、口から戻した。

  すまない。もう、私は…

  それがヒューガルデンの、まともな、最後の思考だった。

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