少し嫉妬深いオオカミ系獣人お姉さん彼女は仕事終わりの僕にマーキングしたいそうです
〈聞き手が家に帰ってくる〉
おお、帰ったか
おかえり、今日もお疲れ様
ちょうど今ご飯ができたところなんだ
今日はお前の好きなカレーだぞ
ん……クンクン…
あぁ、悪い
少しボーッとしてただけだ
それより、今日も大変だったようだな
あぁわかるさ
色んな匂いが混じり合っているからな
ヨシヨシ、よく頑張ったな
えらいぞ…よしよし
……クンクン
やっぱり…
今日も、女の匂いがする
それもいつもより濃い
気のせいなわけないだろう?
私はオオカミだ
鼻の良さは君も良く知っているだろう?
心当たり…あるんじゃないか?
…ふむふむ、なるほどな
その女性が君の上司って話は…前も聞いた
だがこんなに匂いがつくまで密着するものなのか?
…ほう、わからないところを教えてもらうときに…か
…そいつは、獣人か?
…違う…
では宣戦布告というわけではなさそうだな
ん?どういうことかって?
たまにいるんだよ
誰かがマーキングした男に匂いをつけたがる悪質な獣人がな
だとしたら、私がどれだけ君を愛しているかわからせるつもりだったが…
なるほど、人間同士だとこれくらい普通なのだな
とはいえ…
……やはり、君から他の女の匂いがするのは気に食わないな…
…よし
ほら、ん
何って…わかってるだろう
いつもやってるアレだ
ほら、早くこっちに来い
(聞き手を抱きしめる)
ぎゅー
スリ…スリ
スリ…スリ
こうやって、私の匂いで上書きしてやらないとな
スリ…スリ
スリ…スリ
こーら、暴れるな
大人しく私に抱きしめられていろ
ん……
クンクン、クンクン
君の汗の匂い…
この距離だと、強く感じるな
っ、ダメだ
もっと嗅がせろ
すぅ〜…はぁ〜
恥ずかしいか?
我慢しろ
まだ…マーキングが終わってない
…本当はな
君に…ずっとそばにいてほしい
こんな他の女の匂いなんかつける余裕もないくらい
私で…私だけで、いっぱいにしたいんだ
それこそ、ずっとこの家に閉じ込めていたいくらいに…な
まっ、そんなことが叶わないことは私もわかってる
君の稼ぎで、私は生活できてるんだからな
すまないな
私の収益が不安定なばかりに
君に無理をさせてしまって
もう少し仕事が回ってくれば良いのだが…
今の時期、傭兵という仕事はあまり需要がないらしい
平和なのは嬉しいことだがな
…うん、そうだな
そのおかげで、こうして君の帰りを待っていられる
君が良いなら…うん、私も幸せだ
んっ…君から抱きしめられるのも…やはり悪くないな
ぎゅーっ…
ん?どうした?
好き…そうか
私も好きだぞ
大好きだ
クンクン、クンクン
よし、これくらいで良いだろう
だいぶ私の匂いで上書きできたな
じゃあそろそろ…っと
どうした?
…そうか
もう少しイチャイチャしたい…か
ふっ、
仕事モードが抜けて、私に甘えたくなったのか
そうかそうか…可愛いな、君は
とはいえ、あまり長いとせっかくのカレーが冷めてしまう
それに風呂にも入ってないだろう
それが終わるまで、イチャイチャは「待て」だな
あっはは、そんな顔してもダメだ
面白いな…獣人である私が人間の君に「待て」してるなんて…
立場が逆じゃないのか?
まっ、そんなことどうでも良いか
とりあえずご飯にしよう
君は手を洗ってきてくれ
私は料理を運んでおくから
食べ終わったら…一緒に湯浴びでもしよう
イチャイチャはその時に…な
おいおい(笑)
そんなはしゃいでると怪我をするぞ
全く……(笑)