ドラゴンメイドカフェ

  東京のどこかに存在するという、世界でもここだけのメイドカフェ。

  そのカフェで働くメイドたちは全て人間ではありませんでした。

  いわゆるコンセプトカフェのように人間ではあるけれども設定は人外、そのようなご都合主義的なものではなく、そこでご主人様をご奉仕するメイドたちはすべてがドラゴンの頭から爪先までのあらゆるパーツがフルラバーで作られたスウツを着て接客をするのです。

  見た目は光沢のある皮膚でできた竜人メイドなので、生粋の人外萌えのユーザーはもちろんのこと、着ぐるみやラバーフェチなどの層も取り込める意欲的な営業スタイルのカフェでした。

  ・・・とある経緯でこのカフェで勤務することになった彼は、この店の裏の顔を知りませんでした。

  勤務中にはずっと貞操帯をつけられ、着る際に装着した尻尾の根元についた突起は肛門に深々と刺さった状態になっています。

  じっとしているだけでも大変な状況で彼、いや彼女は接客のためにホール内を動き回らなければいけなく、大きさも重量もある尻尾は動作の度に大きくしなって、その動きは尻尾の突起の先に触れている前立腺を不規則に刺激し続けるのです。

  しかしながら貞操帯の影響で限界までの勃起ができず、快感を味わいながらも悶絶するような耐え難い感覚が常に襲ってくる状態でした。

  

  そんな彼女に救世主がやってきました。

  カウンターテーブルに座った客の一人が彼女を指名したのです。

  このカフェでは客から指名を受けると、退店するまではその客とずっと付きっきりで接客をすることになります。

  結果的に動き回る時間が減るので、この状況から少しでも抜け出すことができるのです。

  彼女は快楽に耐えつつも、たどたどしい足取りで指名先のカウンターテーブルに向かうと、客に深々と一礼をしました。

  『はじめまして、新しいご主人様。私は今日こちらに配属された新しいメイド見習いです。以後よろしくお願いいたします』

  彼女の口元から流暢な人工音声が流れてきました。

  彼女のようにドラゴンのラバーマスクを咥えるように被っている状態では会話もままならないため、このカフェではAI技術を駆使した自動音声でドラゴンメイドたちに感情を吹き込んでいるのです。

  「へぇ、新人のメイドさんか、初々しくて素敵だね。じゃあ今日出会えた記念にドリップスペシャルをオーダーしようかな」

  客の男性は手を上げてメイド長の格好をした雌ドラゴン、この店のオーナーを呼び、特別メニューをオーダーしました。

  メイド長は男性客に特別な感謝の言葉を述べた後、一旦新人の彼女をバックヤードへと戻るように促しました。

  そして・・・

  バックヤードにて。

  しばらく待っていると、メイド長がドリップマシンを持って彼女の前に戻ってきました。

  「やったじゃない! 勤務早々大仕事が入ってきたわね。最初は辛いだろうけどこれをこなしたら特別給を出してあげるから、頑張って頂戴ね」

  言い終わるとメイド長は慣れた手つきで準備しはじめます。

  しかしそこに用意されたのは、彼女が知っているようなドリップマシンではありませんでした。

  「痛いのは最初だけだからね、我慢してね、はいっ」

  メイド長は中腰になると、彼女のメイド服をすくい上げ、露になった貞操帯の開口部にチューブの先端をぐいっと慣れた手で刺しこみました。

  「んんんん~!!!!」

  彼女はくぐもったうめき声を上げ、思わずぎゅっとメイド長の肩を握りしめました。

  尿道の中に異物を挿入されている感覚は、彼女にとっては人生ではじめての体験でした。一瞬の痛みのあと、突き刺さるような快楽が内側から湧き出てくるような感じでした。

  「さぁ、これで準備OK。頑張ってお客様にアピールしてきなさい。あと、自分で出したミルクは絶対にこぼさないようにしてね。こぼしたらその分だけ追加で出さないといけなくなるから。そうなったら辛いでしょう? じゃあ、頑張って!」

  メイド長は彼女のメイド服を調え、肩にぽんと手を当てました。

  彼女は返答する声が出せず、呼吸穴から漏れる空気の音だけがバックヤードに響きました。

  それから数分後。

  『お待たせしましております、ご主人様のために精一杯抽出中です。もう少しお持ちくださいね』

  自動音声を発するピンク色のドラゴンメイドの彼女は、全身を小刻みに震わせて時折喘ぎ声も発しながら、ドリップマシンから流れてくる新鮮なミルクをティーカップの中でかき混ぜていきます。

  そのドリップマシンから延びるチューブはカウンターテーブルの下に隠れた彼女のメイド服の内側に伸び、彼女の貞操帯に連結されており、今もまた少しずつ新たなミルクを精製しているのでした・・・