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未熟な果実は禁断の味

  【登場人物】

  ・アコ:高校2年生。失恋のショックで思わず飲んだドリンクによって性的興奮をする度に両性具有の人狼と化してしまう体質になってしまう。基本的には明るく当たり障りのない性格だが、完全に人狼と化すと目の前の穴を犯して気持ちよくなろうと暴走してしまう。そんな自分を恐れ、抑えようと努力はしている。交尾経験は愛犬のきなことだけ。家で人狼化した際にはきなこに鎮めてもらうが、きなこの気が乗らない時は泣く泣く1人で致すこともしばしば。

  ・りんご:アコの前に現れた謎の少女。小学4〜5年生程の見た目。包容力があるようでもあり、どこか相手を見下ろしている様な喋り方が特徴。

  [newpage]

  まだまだ気温が上がりつつある夏の夜。

  溜まってきた興奮をを抑えるために、アコはランニングをしていた。

  束ねた後ろ髪を尻尾の様に揺らし、肌を隠す様に長袖のジャージで全身を包み、独特な匂いの汗を流しながらアコは昂りつつある感情を抑えようと走り続けた。

  「ふぅー…」

  息が切れ始め、自然公園の真ん中に置かれたベンチに全体重を預けて腰をかける。

  空に浮かぶ満月を見上げながら、公園前の自販機で買ったスポーツドリンクを飲む。

  スンスン

  「…はぁ」

  鼻を鳴らし、深い溜息を吐く。

  体質が変化してから様々な五感が敏感になり、今までわからなかった匂いや音すら拾える様になったアコ。

  それによって自身から流れる汗から異様な臭いを感じていた。愛犬のきなこからも漂っていた、獣の臭いが。

  周りにはアコの臭いに気づく者は多くない。けれども鼻が敏感な同級生から少し臭いを指摘されてからは人前では運動は行わず、夜に行う様にしていた。

  「みんなにはバレてないのが幸いだけど、これからどうなっちゃうのかなぁ…」

  先の事を思い詰めない様に考えながら、ペットボトル越しに満月を見つめる。

  途中まで飲んでまだ残っている液体がゆらゆらと揺れ、それに重なる月もぐにゃぐにゃと歪んでいた。

  「……」

  揺れる液体と歪む月を見て、アコはあのドリンクを飲んだ日のことを思い出していた。

  彼女らしい女子生徒と腕を組む先輩を見て、そのショックで何も考えられなくなる中でふと魅力的に感じて買って飲んだドリンク。

  「…どんな味だったっけ」

  自分の体を変えてしまったドリンクに対して真っ先に出た疑問点が味だった。

  何も考えずにただ喉を潤すためだけに飲んだドリンク。何故かそのドリンクの事を思い出そうとすると、必ず味の事を思い出そうとしていた。が、思い出せそうで思い出せない、雲を掴む様なもどかしさに襲われながらいつもそこで考えるのをやめる。

  スン…

  「…帰ろ」

  もう一度鼻を鳴らし、一瞬間を空けてベンチから立ち上がる。

  運動用のジャージに付いた汚れを払い落とし、ベンチに背を向けながら帰路に向かった。

  [newpage]

  「ねぇねぇ〜、おねえちゃ〜ん?」

  公園の出口に向かおうとした時、後ろから声が聞こえた。

  薄暗い視界に相反して、今この時間帯では聞こえる筈のない幼なげな声。

  アコは驚きながらゆっくりと後ろを振り返る。

  「にひひ〜♫」

  街灯の下、うっすらと明るい光に当たりながら、少女は立っていた。

  涼しげな半袖半ズボン、黒髪のショートヘアー、ニコニコと笑顔で生え変わったばかりの尖った永久歯を見せつけながら、その娘はアコを見ていた。

  「…な、なに?私の事?」

  こんな夜遅くに子供が1人出歩いている事に驚きと恐怖を感じ、動揺して吃りながらも自分を指さして少女に聞いた。

  「そうだよ、ほかに誰もいないじゃない♫

  なんかつらそうだったから大丈夫かな〜って」

  少女はくねくねと体を揺らしながら答えた。

  変わらずニコニコと、目を開けずに笑いながらアコのいる方は顔を向ける。

  「あ、あぁ…ありがとうね

  走ってきたから疲れちゃって…でももう帰るから」

  「そうじゃなくて〜……」

  スッ

  「えっ…」

  少女は揺れながら瞬く間にアコに近づき、彼女の股に手を当てた。

  「こっち♫」

  少女が当てた手を閉じていくと、ジャージのズボン越しに膨れ上がった竿と袋が浮き出てきた。

  「なっ…ちょ?!」

  アコはさらに驚き、後ろに一歩、二歩とよろめきながら下がった。

  少しだけ勃っていた陰茎が少女に触られた事でさらに大きくなり、アコは股を抑えながら前屈みになって少女を赤い顔で睨む。

  「な、なななな…何してんの?!」

  「ほら〜やっぱり大きくしてる♡

  自分の汗の臭いでそんなになっちゃうんだ〜♡」

  「なっ…!」

  アコはさらに頬を赤らめながらも、顔から血の気が引いていくのを感じた。

  何故なら彼女の言う事が事実だったから。

  ベンチに座りながら漂ってくる汗の臭い。いつからか自分の臭いがクセになっていて、そこにきなこと同じ獣の臭いも混じり、アコは冷ましかけた興奮をその臭いによってまた高めつつあった。

  それを少女は気づいていた。

  「だったらさ〜…」

  少女は自分の顔の前に拳を掲げた。

  その拳の内を自分に向け、力を込めると勢いよく手を開いた。

  バサッ

  「はっ…えっ?!」

  突然アコのジャージが上下共に脱がされ、下に来ていた半袖半ズボンだけを身につけたアコの体を露出させた。

  1人でにアコの体から離れる様に、勝手に脱げてそのまま地面に力なく落ちていった。

  「こうすればいいじゃん♡」

  少女はニヤニヤと見下す様にして、半袖半ズボンの姿になったアコに笑いかける。

  モワァ

  「ひうっ…!」

  ビクッビクッ

  ジャージから解放された体重。

  その臭いは彼女の鼻から脳へと流れ込み、刺激が興奮へと変わっていき、さらに彼女の陰茎を大きくさせた。

  「いっ…いやっ…まっ……で……んんっ!」

  ズルッ…ビグンッビグンッビグンッ

  ズボンと下着で抑えられなくなった陰茎が勢いよく顔を出した。

  興奮が高まりに高まり、早まる鼓動に合わせて大きく痙攣していた。

  「あっははは♡おねえちゃんのりっぱ〜♡」

  スンスン

  「しかも何この臭い〜、動物さんみたいな臭いする〜♡」

  少女は容赦なくアコに辱めの言葉を投げつけた。

  「あっ…あわっ…わわわっ…」

  陰茎を晒け出した上にそんな事を言われてしまい、アコは興奮どころか混乱してしまい、頭を抱えながらただただ立ち尽くすしかできなかった。

  「……う〜ん、まだ変わんないかぁ

  おねえちゃん、意外と我慢強かったりする?」

  何か期待が外れた様に肩を落としながらも、相変わらず煽る様にしてアコに言葉を投げつける。

  「あっ…あっ…あっ……」

  ビクッビクッビクッビクッ

  そんな言葉も今のアコには届かず、無惨に弾かれてしまった。

  思いがけない興奮によってはみ出てしまった陰茎を目にし、混乱してしまった彼女の耳には何の音も入ってこなかった。

  「ふ〜ん…しょうがないなぁ……」

  足を大きく前に振って、少女は大股で歩いて再びアコに近づいた。

  「おねえちゃ〜ん?」

  「え?」

  顔を上げて陰茎越しにアコを呼びかける。

  その声に反応してアコは自分の陰茎より下に焦点を合わせる。

  「これ見て〜?」

  少女は大きく見開いた目を指さし、アコに見せつけた。

  その瞳は空に浮かぶ月のように黄色く輝き、吸い込まれてしまいそうな不思議な魅力を放っていた。

  「……あっ」

  そんな少女の目にを見たアコは気付けば動揺は消えていた。

  じっとその目を見つめていると、アコの気持ちは昂り、思考の止まった頭の中はピンク一色に染まっていっていた。

  「あっ…あぇ…えっ…?」

  (う、嘘…動か…ない?)

  アコは体が動かなくなっていた。

  少女の瞳に意識が吸い込まれ、アコの体は石のように固くなり、自由が効かなくなっていた。

  「あっははははっ♡成功せいこう〜♡

  これでおねえちゃんはりんごのもの〜♫」

  パチパチと手を叩きながら無邪気に喜ぶ少女。

  自身をりんごと名乗る少女は尖った牙を見せながらニヤニヤと笑い、陰茎を見つめた。

  「んんしょっと…」

  スルスルスル…

  そのままアコのズボンと下着を下ろした。

  剥き出しになった下半身には上を向いた肉棒と重そうに垂れた玉袋が湯気を立てて異様な存在感を放っていた。

  スンスン…

  「あははっ、やっぱりすごいにお〜い♡

  布越しでもすごかったのに、直だと鼻曲がっちゃう〜♫」

  堪能するように漂う湯気を吸い込み、顔を蕩けさせる。

  言葉とは裏腹に口元は緩み、涎を垂らし、甘い目で目の前の陰茎に熱い視線を送った。

  「〜〜〜〜〜っ!!」

  (な、なんで…やめてよぉ……)

  対してアコは顔がいまにも火がつきそうなほどに赤くなり、恥ずかしがっていた。

  剥き出しになった下半身に当たる夜風とりんごの浴びせてくる容赦ない言葉に、目元をうるうるとさせていた。

  「でもこっちはあ〜とっ♫その前にぃ……

  おすわり!」

  スッ

  りんごが地面を指差し、一言命令を与えるとアコはすぐに犬のおすわりと似た構えを取った。

  「ふぇ?」

  (え、今度は勝手に……)

  もちろんそこにはアコの意思はなかった。

  自分の体が固まっただけでなく勝手に動かされ、訳もわからずに情けない声を出しながらも、未だにアコの自由は奪われたままだった。

  「うふふ、いい声で鳴くわんちゃんね♡

  とりあえず最初は……」

  パチンッ

  指を鳴らすと気づくとりんごの身につけていた衣服が砂のように散っていき、未成熟な体を露わにした。

  「えっ…はっ………」

  ビクッビクッビクッビクッ

  少女の裸体を見たアコは発情していた。

  視点が低くなった構えによりりんごの蒸れた女性器が涎を垂らしている様子から視線を逸らせなかった。

  それを見て反り勃った陰茎も嬉しそうに身を揺らしていた。

  (いや…ダメ…こんな小さい子にそんな……)

  まともな思考が働かない中でも、アコは理性を保とうと必死だった。

  勃起した陰茎と汁が垂れる膣口の期待を裏切り、自分に言い聞かせながら興奮を抑える。

  鼻も無意識にヒクヒクと動き、何かを求めていた。

  「こっちね♡」

  ブヂュ

  「んぶっ…?!」

  りんごは自分の股をアコの口に無理やり押し付けた。

  「そのまま舐めて、おねえちゃん♡」

  「っ…うぅ……」

  レロッ

  「〜〜〜っ!!!」

  アコは自身の行いに愚かさを感じ、悶絶した。

  訳もわからず得体の知れない少女の股を舐めさせられている。

  「あっ♡そう、そこ…♡もっと犬らしくしていいんだよ♡」

  レロッピチュクチュ

  「っ…っ……っっ……」

  (いや…やめて…こんなの……)

  口が勝手に開いて頬張らんとばかりに女性器を咥える。

  熱を感じるところを執拗に舐めとって味わう舌が、別の生き物にでもなってしまったようにアコの意思とは無関係に勝手に動く。

  「はぁ…♡はぁ…♡あっ…はぁ♡」

  舐められる度に甘い声が少女の小さな口から漏れ、アコの舌はもっと喜ばせようと舐め回した。

  ピリッ

  「んんっ…♡」

  特に小さく膨らんだ部分に舌が当たるとりんごは苦しそうに喜んだ。

  レロッルロックチュッ

  「んっ♡あっ♡あっは♡だめぇ♡わたし、よわすぎ♡」

  (もうやだ…止まって……)

  1番気持ちの良いところに当てられて善がるりんご。

  対してアコは死んだ魚のような目をしながら、興奮冷めやまぬ下半身と打って変わって呆然と時が過ぎるのを待った。

  ジリジリジリジリ…

  そんなりんごの肌が、女性器から広がっていくように色を変えていっていた。

  じわじわと染みていくように幼く白い肌から不気味な青い肌へと変わっていった。

  この事にアコは気づかないまま、ただひたすら舌を動かしていた。

  「あっ♡だめ♡くるっ♡いっ…♡」

  ガシッ

  「んんっ!」

  絶頂が近づき思わずアコの頭を押さえつける。

  「いぐっいぐっいぐいぐいぐいぐいぐいぐっ………♡」

  ビキビキビキビキビキビキッ

  りんごの喘ぎ声に重なって、彼女の体から異様な音が聞こえてきた。木が軋むような、何かが蠢くような、心地良い不快な音が聞こえてくる。

  「いぎゅっ♡♡♡」

  ブシャアアアアアアアアア

  前屈みになりながら、りんごは絶頂した。

  絶頂と共に股から吹き出る液体がアコの口内に流し込まれていく。

  「…っ……んっ?」

  (あれ…この味……)

  アコは口の中に入ってくる味にどこか覚えがあった。

  その味を感じると次第に彼女の瞳に生気が宿っていった。

  「えへっ…♡あっ…♡あへへっ…♡」

  りんごは液体を吐き出し終えた後もりんごの頭を掴んだまま、余韻に浸っていた。

  「………」

  (この味…なんだっけ……あれ)

  ドクン

  思い出そうと記憶を手繰り寄せながらも、思い出す前に彼女の心臓が高鳴った。

  「んぶっ!?」

  突然高鳴る鼓動に胸が苦しくなり、飲み込んだ液体を戻しそうになる。

  「うっ………あっ…ごめんね〜おねえちゃん♡」

  余韻に満足したりんごはゆっくりとアコの頭を股から離した。

  「うっ…けほっ…えほっ…」

  ドクン

  「ぐがっ…あ"っ…?!」

  まともな呼吸をする間も与えず、再び心臓が鳴る。

  (この感じ…そしてこの味って……)

  この鼓動がさらに彼女の記憶を勢いよく手繰り寄せていき、目前まで迫ったところでりんごが口を開いた。

  [newpage]

  「美味しかったぁ?私の特性ド・リ・ン・ク♡」

  「……え?」

  アコが顔を上げると、さっきと見た目が変わったりんごが足を開いて立っていた。

  肌は全身青色に染まり、髪もりんごのような艶やかな赤に、先端がハート型の腰から生えた細長い尻尾、蝙蝠のように不気味な翼。赤い瞳と黒く染まった白目、りんごは悪魔のような姿に変わり果てていた。

  「ふふん♫この姿どう?私もおねえちゃんと似たような体なの♡」

  クルクルと回転しながら全身を見せつける。

  回転するたびに股からは先ほど出した体液の残りが飛び散っていた。

  「満月の夜になるとドキドキが抑えられなくなって、さっきみたいにキュンってなるとこうなっちゃうの♡えへへっ♡」

  「え…えぇ…?」

  股を水音を立てながらいじり、指にまとわりついた体液を口まで運び、舌で味わいながらりんごは楽しそうに話す。

  アコは理解が追いつかず、黄色くなった瞳を泳がせながらりんごの青い体を見ていた。

  ドクン

  「うぐっ…ううっ…!?」

  (や…やばい……あれが……)

  ビキッビキビキッ

  アコは再び心臓が鳴り、苦しくなって体を丸めた。

  体の至る所から先ほどのりんごと同じ音が鳴り始め、アコは嫌な未来を予感した。

  「あはっ♡始まった?」

  ビキビキビキビキッ

  「う"っ…!あっあ"あ"あ"っ…!!」

  (熱い…あれが来ちゃう!)

  体と一緒に悲鳴を上げながら、アコの体は変化していった。

  手は指が太く伸びていき、肉球も形成されていく。

  足は靴と靴下を引き裂きながら踵が上へと伸びていった。

  (なんで…変わらない程度には抑えられてたのに…)

  「はっ…はっ…はっ…あ"あ"っ?!」

  ゴギッゴクッガコッ

  背骨が浮き上がっていきながら肩周りが膨らんでいき、上半身の服を破り捨てていく。

  おすわりの姿勢からそのまま四つ足を地面につけた姿勢になっていた。

  アコは人の形を捨てていき、獣へと姿を変えていっていた。

  「いいねいいね〜♡様になってきたよ〜♫」

  りんご相変わらず手を叩きながら子供らしく喜んだ。

  「おねえちゃんがあまりに変わんないから、りんごのコレ、飲ませて良かった〜♡」

  クパァ…

  りんごは女性器を両手で開き、先ほどの体液を垂らした。

  「おねえちゃんもこの味知ってるでしょ?前に買って飲んだあれ、りんごのこのお汁を混ぜてたんだ〜」

  「あがっ?!」

  「りんごのお股から出るこのお汁って〜、人が飲むと怖い化け物になっちゃうんだよね〜

  でも、その化け物さんになった人からは〜、美味しいお汁が取れるんだ〜♡白くて、濁ってて、生臭いの〜♡それが欲しくて自販機に混ぜて飲む人待ってたんだ〜」

  (う…うそ……あれって…この子の………)

  「そ〜れ〜で〜♫りんごはおねえちゃんからそのお汁をもらいに来たの♡化け物さんになって濃厚になったおねえちゃんのオス汁を♡」

  りんごは目にハートを浮かべ、頬を落ちないように両手で抑えていた。が、涎は止めどなく彼女の緩んだ口から溢れていた。

  「ごっ…もがっ…ぁあっ!」

  ビキビキビキッ

  歯の密度が増して牙へと変わっていく。

  鼻の先端も黒ずみ、湿って表面には水滴がついていた。

  耳も尖っていき、人の姿から逸脱してきていた。

  「うっ…う"ぅっ!?」

  腰辺りに違和感が走る。呼応するように背中全体に力が入り、筋肉が膨らみ、血管が浮き上がっていた。

  ビキッビキキッ…ピクッピクッ

  尾骶骨が伸びていき、疼くまる体とは反対に天に向かって尻尾が生えていく。

  嬉しそうにピクピクと揺れながら、骨の浮き上がった歪な尻尾は伸び続けていった。

  (やだ…胸がっ…ドキドキして…抑えられない……!)

  体が変わっていくにつれて彼女の中で性欲への衝動も高まっていた。

  心臓が高鳴りながら興奮も高まり、陰茎がビクビク跳ねながら雌を求めていた。

  人から獣へと変わるのに呼応し、彼女の抑えていた欲望も表に顔を出しつつあった。

  (だ…出したい…いやダメ、こんな所でしたら…でももう我慢できない……抑えられなくなる……)

  理性と本性の間を行き来し、アコの思考は正常ではなくなっていた。

  アコは外で人狼化してしまう事を恐れていた。人狼になって欲に支配された自分が、見境なしに人を襲いかねないと思い、家以外では運動で誤魔化しながらその欲を抑えていた。

  今その枷が外れつつあり、アコの心は弥次郎兵衛のように不安定に揺らいでいた。

  「んふふっ♡おねえちゃ〜ん?」

  りんごが甘い声をアコに投げかけた。

  心揺らぐ彼女に、救いという名の誘惑を乗せて。

  「こっち見て〜?」

  「…はっ…あっ……」

  アコが声に反応して顔を上げる。

  目の前にはりんごがアコと同じく四つん這いの姿勢になり、湯気の上がる青い尻をこちらに向けていた。

  「ほら〜、こぉれ♡欲しいんじゃないの〜?」

  青い手を伸ばし、指で器用に膣を開いて見せつける。

  「…っ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……」

  欲に振り切ったアコは血眼になってりんごの股をガン見した。

  生唾を飲み、息を荒くしながらゆっくりと前脚を動かした。

  ジリジリと前へ前へと進み、確実にりんごへと近づく。

  「へっ…へっ…へっ…ヘッ…」

  (オ…おいしソう……)

  レロッ

  「やんっ♡」

  青い尻に顔を近づけ、伸びた舌で股から肛門にかけて舐めとった。

  抵抗を見せない真っ直ぐな彼女の行動は、ほぼ彼女の心が欲望に偏りつつある事を示していた。

  「んんっ…んんんんっ♡」

  (おイしイ…かラだ……くスぐっタイ♡)

  ワサワサワサワサワサワサッ

  欲に染まりつつある彼女の体を、紫色の毛が覆い始めていた。

  蜜の味を堪能しながら、全身から生える毛の快感に酔いしれていた。

  増えた毛量によって髪に結んだゴムも千切れ、彼女の成長を止めるものは無くなった。

  今のアコの姿は獣同然のものだった。

  「んもぅ、下品なんだから♡」

  そんなアコを見て、勝ち誇ったように嘲笑うりんご。

  ビクンビクンビクンビクン

  そのままアコはりんごの腰に前脚を当て、後ろ脚に力を込める。

  後ろ脚と尻尾でバランスを取りながら二足で立つと、激しく揺れる棒をりんごの尻に向ける。

  「そうそう♡そのままぁ、好きにしていいよぉ?」

  フリフリ

  大きく膨れたアコの体重が乗っているのにも関わらず、りんごは余裕そうに尻を振ってとどめの誘惑を行う。

  「はっ…はっ…はっ……」

  (い…入れ…いや、だめ…我慢…がま…ん……)

  揺れる尻を眺めながら、アコは一息置く間に理性が顔を出した。

  これ以上進めば戻れなくなる。まだ今なら戻れると、必死に小さな抵抗を見せる。

  「んっ…んぐっ…んぉ…おおっ……♡」

  (がまんがまんがまんがまんがまんがまんがまんがまんっ)

  ズリッズリッズリッズリッズリッ

  ギリギリで欲望を抑えたアコは、尻の割れ目に陰茎を挟んで扱き始めた。

  ゆっくり腰を引いては突き出し、焦らすようにし体を動かす。

  (だ、だいじょうぶ…まだいレてないイレたイ…まだだしテナいダシたい……)

  自分に言い聞かせているつもりのアコ。だがその隙間から欲望が割り込み、自分でも何を考えているのかわからないでいた。

  余裕の無い中、後先考えずただただ棒を擦り付け、なんの生産性も無いままりんごの青い尻がカウパーで塗りたくられる時間だけが過ぎていく。

  「……はぁ」

  りんごは呆れからため息を漏らした。

  「ほんっとわがままなんだから、しょうがないわね♡」

  シュルルルルルルルルッ

  そのまま細長い尻尾をアコの背中へと伸ばしていく。

  尻尾の先、ハートの尖った部分をアコの尻に向けた。

  そしてアコが腰を引き切った時……

  「えいっ♡」

  ズプッ

  紫の毛で覆われたアコの尻、その中心の肛門にりんごの尻尾へと入っていく。

  「えっ」

  ズブンッ

  後ろからの勢いに押されてアコの陰茎はあらぬ方向に向き、尻尾を動かしたりんごの腰が軽く浮いた事が重なり、そのまま咥えられるように膣の中へと入り込んでいった。

  「えっ

  あっ

  あっ

  あぉ

  おっお"お"お"お"お"お"?!」

  理解する間も与えず、飲み込まれた陰茎から伝わる未知の快感によって、アコの困惑の声は野太い獣のような喘ぎ声へと変わっていった。

  「んおっ♡でっか…ぐるじっ♡」

  快感を感じていたのはりんごも同じだった。

  小さな青い腹が膨らみ、幼女の膣に咥えられた陰茎の大きさが現れていた。

  「おっ、おほっ…んおっ…おっ…おっ…」

  (うソ、はいっテる、はいっチャってる、きツい、あたタカイ、うネうネしテル、おシリにナニカ、キモチいい、でるっ、でるっ、でちゃうっ)

  陰茎から伝わってくる情報は脳まで届くが、アコが理解よりも前にその情報は快感として陰茎に戻っていく。

  ギュルルルルルルッ

  ギリギリまで抑えていた欲望が溢れ出し、膨らみきった睾丸は不気味な音を立てていた。

  アンバランスに組み上げてきた我慢が崩れ去るようなその音と共に、陰茎に向かって欲望が押し流されていく。

  (でるっ、でルッ、デルッ、ダスッ、ダスッ、ゼッタイッ、ダスッ)

  頭の中も心もぐちゃぐちゃに混ざり、自分が何をしたくて何を我慢したかったのか、そんな些細な事を考えるよりも前に、湧き上がる衝動にアコは身を任せた。

  ドビュルルルルルルルルルルルルッ

  「あっ…かっ…あっあ"ぁ……」

  アコは白目を剥き、涎や涙を垂れ流しながら、雌の尻を掴んで射精した。

  ここまで耐え抜いてきたアコ自身の理性の期待に応えられず、期待を裏切るように奥まで挿入された陰茎から溜まった精液を吐き出した。

  「おほっ♡お"っ♡すごっ♡ぉ…おごっ♡」

  それを受け止めながらりんごは猿のような声を出しながら嬉しそうに味わっていた。

  さっきまで陰茎の形が浮かんでいた腹は、吐き出される精液によって風船のようにみるみる膨らんでいった。

  あまりの量に嗚咽混じりになりながらもりんごは視線を上に向け、押し負けないように地面を一生懸命に掴んでいた。

  「あっ…ああァ…あ?あっアァ……」

  腰と膝をガクガクと振るわせながら、アコは行き場のない声を出し続けた。

  その間にも射精は続き、幼女の腹を膨らまし続けた。

  (やっ、やっちゃった♡きもちイイ♡あぁ、トマンナイヨォ♡)

  射精後の後悔の念に襲われ、アコは内心後悔していた。

  だが同時に、我慢から解放された事への快感もあった。

  快感と後悔に挟まれ、白目を剥きながら涙が流れる。

  ビキッ

  「あっ……」

  その時、彼女の顔から音が鳴った。

  (やっ、やっ、待っ…)

  咄嗟に出かかった理性だったが、もう解放された欲望には届かなかった。

  ビキッグキッガクッビキキキキキキキッ

  「あぁ、あっ、あー、あ"カ"ア"ッ、アッ、ゥアアアアアァ……」

  どこか意識が抜けたような声を上げながら、快感と共に彼女の中の獣が姿を現した。

  相変わらず白目を剥きながらも、口と鼻が音を立てて伸びる痛みに眉間の皺が浮き上がる。

  口が前へ出れば出るほど声も低くなっていき、完全な雄の獣へと変わり果ててしまった。

  「ハッ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……」

  変化が終わり、呼吸を整えながら理性によって残された不安を抑えようとする。

  が、今の彼女にはその不安がなんだったのか、自分の身に何が起こっていたのか、理解する事はもう出来なかった。

  「ふふん♡出てきた出てきた♡可愛いわんちゃんが♡」

  四つん這いのまま頭だけ後ろを向け、アコの変身を見届けたりんごは嬉しそうに、またさらに何かに期待するように目の前の獣を見上げた。

  「ほぉら、腰止めない…でっ♡」

  ズブッ

  「アゥンッ?!」

  りんごはアコの肛門に入れた尻尾を動かした。

  ズブッヌジュッジュブッヌブブッ

  毛で覆われた尻から下品な水音と空気の漏れる音が鳴り響く。

  りんごは尻尾の膨らみを利用し、前立腺を刺激しアコに更なる快感を与えていた。

  本来、女性であるアコには存在し得ないものであるが、例のものを飲んだ事で陰茎と同時に前立腺も出来ていた。

  「ウッ…ウグッ…グオッ…オ"ッ?!」

  初めて味わう不思議な感覚。

  肛門を出し入れされるものと、その少し奥から伝わる何度も当たるもの、その両方を感じながらアコは低く喘いだ。

  「まだまだ♡もっと出してっ♡出せっ♡」

  パチュッパチュッパチュッパチュッ

  同時に腰を動かしてアコの陰茎を何度も出し入れさせる。

  さほど大きな動きでは無いものの、アコの陰茎を刺激させるには十分であった。

  「アォ…オ"ッ?!」

  ドビュルルルルルッドビュッ

  耐えきれず2度目の射精をする。

  りんごの腹はさらに膨らみ、妊婦のようになっていた。

  「んんっ♡っはぁ♡おいひい♡」

  さらに溜まる精液を美味しそうに味わう青い肌の少女。

  それは比喩では無く、サキュバスの体質に近い彼女にとって、交尾とは食事に近いものであるため、実際に子宮に溜まる精液を美味しく感じているようだ。

  緩んだ口角からは涎を垂らし、満足そうにしていた。

  ジュポンッ

  「アゥッ?!」

  何度も出し入れした尻尾が大きな音と共に抜けた。

  肛門に引っかかりながら抜けたために、アコは驚いて声を上げた。

  無理矢理抜かれた彼女の肛門は開き、ヒクヒクと開いたり閉じたりを繰り返していた。

  [newpage]

  「はぁ…もう十分かなぁ♡楽しかったよ、おねえちゃん♡

  ほら、早くどい…て?」

  十分堪能したりんごは満足そうにしながら餌をどかそうとする。飽きたおもちゃを投げ捨てるようなその気まぐれさは見た目相応な子供の感性だった。

  が、下腹部からの違和感を感じ、彼女は言葉を止める。

  「あれ、なんか、さっきより、くるし…」

  腹の中に不思議が圧迫感を感じていた。

  溜まった精液ではなく、もっと硬い何かが彼女の膣内で広がりつつあった。

  「フゥ…フゥ…フゥ…フゥ……」

  その時、頭上から荒い呼吸音が聞こえてきた。唸り声が混ざりながら、力強く噛み締めながら漏れる強い呼吸音だった。

  同時にポタポタと上から粘着性のある液体、唾液らしきものがりんごの赤い髪に垂れてくる。

  ジュブブブブブブッ…

  「あっ、かっ?!」

  (な、何これ…ひっ、引っ張られる…)

  アコがゆっくりと陰茎を抜いていく。

  膣から現れたその肉棒は、挿入時よりも一回りほどさらに大きくなっていた。

  その規格外の大きさは彼女の膣口を無理矢理押し広げ、一緒に引っ張ってしまっていた。

  「まっ、待っておねえちゃ…」

  りんごは焦った。

  今まで食事してきた中でここまでの大きさにまでなった者はいなかった。

  しかも、獣は終わりにしようとしているのではなかった。荒くした鼻息と垂れる涎から見るに、まだ興奮状態は収まっていなかった。

  そんな彼女の様子を見て本能的にりんごは危機感を覚えた。

  お得意の暗示もりんごの目を見なければ通じない為、理性の外れた獣にとにかく言葉を投げかけた。それしか出来なかった。

  ズブンッ

  「あがっ?!」

  しかしそれも無意味に終わった。

  半分ほど引き抜かれた陰茎が、強い勢いでまた彼女の膣内に押し込まれた。

  太さだけで無く長さも比例して伸びた陰茎が子宮をさらに押し上げ、苦痛の声が漏れ出た。

  (う、うそ…こんなことって…)

  予想外の事態に動揺するりんごだったが、そんな事を気にすることも無く、獣はまた腰を引き始めた。

  バヂュンバヂュンバヂュンバヂュン

  「ウッ♡ウッ♡ウッ♡オッ♡オッ♡オッ♡オッ、オォ♡」

  巨体に見合わない身軽な動きで腰を何度も打ち付ける。

  腰を突くたびに聞こえてくる嬉しそうな低い声は段々と下品になっていき、彼女の心が歪んだ欲望に乱暴に塗り潰されていくのが見て取れる。

  (ギモヂイイ♡ギモヂイイ♡コノアナ、ギモヂイイ♡ダス♡コノアナ、ハラマス♡)

  さっきまでの欲を抑えようとしていたアコの理性は微塵も無かった。欲の僕となった獣は、自身の心に浮かんだ気持ちの良い事に依存し、本能的に目の前の小さな雌を孕まそうと腰を動かしていた。

  そんな雌が逃げないように、大きな手でその細い腰を鷲掴みにしながら遠慮無しに奥へ奥へと棒を押し込んだ。

  「んぎっ!?ひっ、い、いぎっ、がっ、かひゃ!?」

  そんな獣の快感を他所に、りんごは圧迫によって満足に呼吸が出来ないでいた。

  今まで様々な棒を咥えてきた彼女も経験した事のない大きさに動揺するばかりだった。

  (こ、こうなるなんで思ってなかった…私の方が上だと思ってたのに……)

  出会ってきたドリンクの被害者達を彼女は餌かペットしか見ていなかった。欲に溺れて知能の低下した元人間。そんな彼女らを支配するのが自分だと、どこかで彼女は自分が格上なんだと無意識に感じていた。

  それが今覆され、歯を食いしばりながら必死に耐えていた。

  バヂュンバヂュンバヂュンバヂュン

  「がっ、はっ、あ"っ、あぉっ、おぉ?」

  (あれ、でもなんか……)

  膝と膝を付けて揺れる体を必死に支えるりんご。

  容赦の無い突きに襲われながらも、心の中では不思議な感情が芽生え始めていた。

  (これ、良いかも♡)

  彼女は今、この状況に快感を覚え始めていた。

  膣内を圧迫される苦痛。

  意思疎通の効かない相手に無理矢理犯される恐怖。

  おもちゃのように好き勝手に扱われる屈辱。

  その全てが初めての感覚でありながら、負の感情では無く幸福感として彼女の脳内に伝わっていった。

  ブチュッブシュッ

  体も反応し、股から何度も潮を吐き出していた。

  バヂュンバヂュンバヂュンバヂュンバヂュンバヂュンバヂュン

  「アッ♡アガッ♡アッアオッ♡オッ♡」

  「おっ♡おっ…おぉ♡おっ♡ほっ♡ほぉ♡」

  犯す側と犯される側、先ほどと立場を逆転しながら、どちらが主導権を握るかなども関係が無くなり、お互いにしたいまま、されるがままに快楽を堪能していた。

  何も考えず、押し出される欲と声をそのまま出しながら、お互いに絶頂の時を迎えようとしていた。

  (オォン♡デルッ♡ンガァ♡ダスッ♡ゼッタイダス♡コノクソガキノ♡ナカニダスッ♡♡♡)

  自身が何を考えているのかなど気にする彼女はもういない。

  心に浮かんだ言葉を脳内で羅列しながら腰を振るスピードを早める。

  「おごっ♡ほっお♡ほねえひゃ♡ほねえひゃ♡らひへ♡ほねえひゃんの♡ほねえひゃんのおしる♡いっふぁいらひてぇ♡♡♡」

  呂律が回らなくなる程にとろけ切ったりんごは、雄におねだりをしながら一心に彼女の絶頂を待っていた。

  ドビュルルルルルルルルルルルルッ

  そのまま流れに身を任せ、アコは小さな雌に容赦なく精液を吐き出した。今までの我慢の末の絶頂を、この一回に集中させ、この日最大の射精をした。

  「ふぎぃ♡かっ♡おっ♡おごっ♡おっおぉ…ごげっ♡」

  プシャーーーープシュッ

  さらに濃く粘っこい精液を、今まで出された以上の量を吐き出され、りんごは苦しそうに善がる。

  そんな感情とは裏腹に足の指を強く握り締め、苦しそうにばたつかせながら必死に精液を受け止めていた。

  暴れる体を押さえつけられながら、気持ちよさそうにまた潮を吹き出していた。

  「アオォッ……オォンッオッ♡」

  喘ぎ声を上げ、雌を孕ませる喜びよりも、気持ちよく射精を行えた事に喜びを感じるアコ。

  ビュルルルルルルッ

  ビューーーッビューーーーーッ

  先ほどまでヒクヒクと動かしていた肛門を力一杯に締め、腰を押し付けながら一滴残さず子宮内に吐き出そうとする。

  が、先に出した分も含めて全ては入り切らなかった。陰茎と膣口の隙間から収まり切らなかった精液が潮のように吹き出される。

  「ホォ…オッ♡オッホォ♡♡♡」

  「はぇ…へっ♡えへっ♡へぇ♡ヘェ♡」

  お互いに呆け、舌を出しながら余韻に浸る。

  アコの射精も収まり、りんごの腹は四つん這いになりながらも地面に付くほどまでに膨らんでいた。

  ジュブッジュボボボボッ

  「お"っ♡お"っ……♡」

  射精しきって満足したアコはゆっくりと陰茎を引き抜いていく。

  それもまた心地よいのか、子供とは思えない野太い声がりんごの口からもれでる。

  ギュポッ

  辺り一帯に響く音を鳴らし、役目を終えた陰茎が全貌を見せた。

  ブポッブビュゴプッ

  挿入前に比べて大きく開いた膣口は閉じる事なく、子宮に収まり切らなかった精液を垂れ流していた。

  「ガァ…ハァ…ハァ…ハァ…♡」

  ドサッ

  体力を使い果たした獣、アコはそのまま後ろに倒れ込んだ。

  射精しきったにも関わらず半勃ち状態になりながら陰茎はビクビクと痙攣していた。

  「へっ…へっ…へっ…へっはふっへへっ……」

  うつ伏せのまま頭を下げ、尻を突き上げながらだらしなく精液を吐き出し続けるりんご。心地良さで体を震わせ、過呼吸になりながら尻を小さく揺らしていた。

  二匹の人外による欲望のぶつけ合いは人知れず幕を閉じた。

  誰も通らない自然公園のど真ん中で、夜空に浮かぶ大きな満月だけが、余韻に浸る二人の姿を愛おしそうに眺めていた。[newpage]

  「はぁ〜……」

  翌朝、いつの間にか家に着いていたアコは大きなため息を吐きながら頭を抱えていた。

  「どうしよう、私ったらなんて事を…」

  昨晩の出来事を彼女は覚えていた。

  人間では無いとはいえ、少女を無理矢理犯した事に後悔の念でいっぱいとなり、立ち直れずにいた。

  「きなこぉ……」

  愛犬のきなこに顔を向けるも、彼女は一定の距離を保ったままアコに近づこうとしなかった。

  「うぅ…やっぱり怒ってるの?」

  スンスン

  アコは自身から漂う、獣臭とは違う別の臭いを嗅ぎながら、それが原因できなこが近づかないのだろうと悟った。

  ピンポーン

  そんな中、家のインターホンが鳴った。

  体調不良と称して学校を休んだアコ以外、家族は皆出かけていたため必然的にアコが出る事になった。

  「はーい…」

  パジャマ姿のまま、枯れたガラガラな声でアコはドアを開けた。

  「あ、あの…おはようございます」

  そこにはランドセルを背負った小さな少女が立っていた。

  「ん…あ、キミ昨日の?!」

  りんごだった。見た目だけでなく態度も180度真逆の、落ち着いたものではあったが、彼女であった。

  顔を見るよりも先に、赤い髪も青い肌もなくごく普通の女の子の姿でありながらも、覚えのある匂いですぐに昨日自分と交尾したサキュバスだとわかった。

  「はい…あの、昨日は本当にごめんなさい…

  私、満月の夜になると自分が抑えられなくなって…その間にああやって色々な人を襲ってしまって…昨日はおねえさんまで…私のせいで本当にごめんなさい!」

  自身の素性を話しながら、小さな頭を下げながらりんごは謝った。

  昨日とは別人のような言葉や態度からは、不思議と彼女の誠実さは十分伝わってきていた。

  「い、いやいや、私こそ無理矢理…ごめんなさい…」

  アコも同様に頭を下げて誠心誠意謝った。

  「…そういえば、何で私の家が?」

  「あ、えと…私、人一倍臭いに敏感で…あと、人を配下?というのにする力があるみたいで、その人のおおよその場所は分かるんです」

  「あ〜…え、いつ私、えと、りんごちゃん?の配下に…?」

  「あの…うんと……お、お尻に入れた時に……私の尻尾から…分泌液が……ゴニョゴニョ」

  「お、おぉ……」

  顔を青ざめながらアコは自分のお尻を静かに押さえた。

  「キャンッ」

  その後ろから小走りをしながらきなこが走ってきた。

  「あ、わんちゃん、おねえさんから出てたもう一つの匂いの」

  玄関先からアコを挟んで奥にいるきなこの匂いも嗅ぎ取るりんご。

  可愛らしい見た目のきなこを怖がらせまいと、屈んで視線を合わせながら見つめた。

  「ゥウウゥウウウウゥ…」

  対してきなこは飼い主であるアコから漂った別の雌の臭いを彼女から感じ取り、警戒していた。

  「あ、こら!きなこ!」

  唸るきなこをアコは叱った。

  「こんにちは、きなこちゃんっていうの?」

  りんごはお構い無しにきなこに優しく声をかけた。

  その時の彼女の目は、昨晩のように赤く光っていた。

  「ウウウゥ…クゥンクゥウン…」

  それを見たきなこは気を許し、りんごへと近づいてきた。

  「え、あれ?」

  自身の横を通り過ぎてりんごに近づくきなこに、アコは目で追いながら驚いた。

  「ごめんね、大事なおねえさんを…」

  りんごは優しくきなこの頭を撫でながら謝った。

  きなこも彼女から敵意が無いのを理解すると、すんなり懐いていた。

  「……あ、えと、話は終わりかな?」

  その様子を不思議そうに眺めていたアコは、我に返って声をかけた。

  「あ、そうだった…あの、さっきのお尻に出した話なんですが…」

  「りんごちゃん、その言い方は語弊あるから気をつけようか…」

  「ごめんなさい……おねえさんが私の配下になった事で、もしかしたら何か異常が出るんじゃないかと思って…昨日の事は今までに無かったことも多かったから…その……」

  説明していたりんごの言葉が詰まった。

  言いづらそうにもじもじしながら、思い切ってりんごは彼女の目を見て口を開いた。

  「これから、おねえさんの家に、通ってもいいですか…?」

  「え?えーと…」

  予想外の提案にアコは困惑した。

  突然の事でもあり、家族にも何と説明したらいいか…と、色々な心配が頭をよぎった。

  「……まぁ、大丈夫かな?」

  が、何故かすんなりとその心配は消えていった。

  そんなに深く考えなくても大丈夫なのだと思うようになり、軽々とOKを出した。

  「ほ、本当ですか?ありがとうございます!ふふっ」

  「いやぁ、こっちこそ、色々よろしくね」

  こうしてお互いに不思議な関係を築いた二人。

  この後、どのようになっていくのかはきっと彼女以外誰にもわからないだろう。

  アコに家に来る事を聞いた際に、自然と瞳を赤く光らせていた彼女以外は。

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