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鷹と鷲

  ある都市の近くに、大きな山があった。

  この山に行って帰ってきた者はどうやら1人しかいないらしい。

  そこに、ある1人の命知らずの男子が山を登ろうとした。

  私はその男子を止めるために、男子に話しかけた。

  「この山は危険だ。何があるのか分からないが、この山に行って帰ってきた者は1人しかいない」

  「そうなんですね。あなたはその1人なんですか?」

  「そうじゃない。私は犠牲者を減らすために山に登る人を必死で止める者だ。どうしても登りたいと言うのなら、私と一緒に登りなさい」

  「わかりました」

  なぜか同行すると言ってしまった...

  1時間後、私たちは山の頂上に辿り着いた。

  「なーんだ簡単じゃん!僕は生き残りの2人目になるだろうな」

  「油断するな!ここからが大切だ」

  「あ、はい」

  私たちは再び山を下り始めた。しかし半分ほど下山すると...

  「お主らが挑戦者か」

  人の言葉を話す鷹と鷲が現れた。

  「こんなことが起こるなんて」

  「ふはははは...私たちに勝つことができるかな...?お主らが山を下山したら勝ちだ」

  そう言われた途端、鷲が少年に襲いかかってきた。

  少年を守るために、私は少年を庇った。

  「早く逃げろ!私のことは構うな!」

  「そんな...」

  「早く行くんだ!」

  「...」

  少年は逃げていった。

  辺りを見渡すと鷲は消えていた。

  「勝ったのか...?」

  しかし油断は禁物。

  「手が...動かない...」

  「お主の負けだ」

  「く...そ...」

  どうやら鷲は消えたのではなく、私の体の中に入っていたらしい。

  全身から羽毛が生えてきているし、足は細くなっていくし、顔は白くなっていく...

  「仕上げに嘴を生やせば終わりだな」

  「うっ...」

  変化が止まった...鷹が言っていたように嘴が生えてきたが、それ以降の変化はなかった。

  「そんな...」

  「じゃあこれからよろしくな、相棒」

  「え...相棒...?」

  鷹の言っていることを理解することができなかったので、自分の体を観察してみた。

  手鏡があったから分かったのだが、顔は白い羽毛で覆われていた。どうやら鷲の中でも白頭鷲という種類のようだ。

  「うわあ...本当に鷲になってる...」

  「じゃあ、これからよろしく」

  「ああ、分かったよ」

  おそらく鷹も同じような運命に遭ったのだろう。なぜだか分からないが、私が彼の味方にならないと鷹がかわいそうだと思っていた。

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