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【百合/ファンタジー/掛け合い台本】骨だけ勇者は女騎士に狙われる

  (斬りつける音)

  勇者:……魔王め、これで、終わりだ……!

  (勇者が魔王に斬られる)

  勇者:ぐっ!?

  (魔王と勇者が倒れる)

  勇者:……相打ちかぁ、まあ仕方ないよね

  勇者:これで平和になるならいいかな……!

  勇者:え、魔王を倒したご褒美?

  勇者:……いらないよ?死にかけだしな……

  勇者:これからは天国でゆっくりしようかな

  (魔法使いが魔法を詠唱する)

  勇者:っ!?魔法使い!?なにしてんの!?

  勇者:え!?転生魔法!?

  勇者:近くの肉体に魂を移す!?

  勇者:いや、大丈夫!このまま死なせてくれ…!

  勇者:魔物の残党狩り?まって、嫌だよそんなの!?

  勇者:魔王倒したんだからもういいじゃん!?

  勇者:天国でゆっくり過ごしたいんだよ!?

  勇者:しかも魔法使いは転生魔法の代償に死ぬ!?

  勇者:待ってくれ、そんな!?ソロプレイなんて嫌だぁっー!

  (勇者の身体が強い光に包まれる)

  勇者:くっ!?視界が真っ白にぃー!?

  (勇者が目を覚ます)

  勇者:ん?魔法は成功した、のか?

  勇者:人の身体にしてはなんか軽いような……?

  勇者:なんか嫌な匂いもする……?

  (自分の手が骨だけになっていることに驚く)

  勇者:えーっ!?骨になってるぅー!?

  勇者:む?なんか近くにあるな?

  勇者:紙、か?書き置き?

  勇者:勇者へ、転生魔法と聞こえたので最後の力をふりしぼってスケルトン召喚しといたよ(笑)

  勇者:スピードあがってよかったね!、魔王より…?だと?

  (紙を破り捨てる)

  勇者:手のこんだ嫌がらせだなぁ!?

  勇者:魔王、あいつなにしてんの!?

  勇者:……スケルトンかぁ

  勇者:とりあえず自分の鎧を装着して、と!

  勇者:鎧が重い…!?骨がきしむぅー!?

  勇者:こんなんでやっていけんのか、私?

  (数ヶ月後)

  勇者:ひょんなことからスケルトンになって数ヶ月…!

  勇者:とりあえず森に出て魔物と仲良くなった…!ゾンビやミイラ、デュラハンもいる…

  勇者:意外と皆友好的で肉とか魚を分けてもらったりするしな

  勇者:ん?なんだ、森の中が騒がしいな…?

  (勇者のもとにデュラハンが飛ばされてくる)

  勇者:ぎゃあっー!?

  勇者:お前はデュラハン!?どうしたんだ!?

  勇者:……恐ろしい敵!?

  勇者:早く逃げろ、だって!?

  勇者:ふざけんな!こちとら戦闘には自信ありっ!

  勇者:敵討ちだあー!

  (勇者と女騎士の剣がぶつかり合う)

  女騎士:え?その鎧!?

  女騎士:もしかして勇者さん、ですか?

  勇者:……そうだ、君は?

  (女騎士が勇者に抱きつく)

  女騎士:勇者さんー!お久しぶりですー!

  (小声で)

  女騎士:生の勇者さんだぁっ!

  女騎士:抱きついて私の匂い覚えてもらわないと…!

  (小声終了)

  勇者:ぐっ?なんだ!?体がヒリヒリする…!

  勇者:……君、誰?女騎士の知り合いなんて、私ほとんどいないんだけど…?

  女騎士:勇者さんが覚えてないかもですが、小さい時に魔物に襲われていたところを勇者さんに救われました

  (小声で)

  女騎士:私のハートも奪われました…!

  (小声終了)

  女騎士:私は勇者さんに憧れまして…!それから修行して女騎士になりました!

  勇者:なんか途中変な言葉があったが、聞かなかったことにしよう……

  勇者:女騎士になったのは凄いな…!でもどうしてここに?

  女騎士:勇者さんと魔王が相打ちになったと風の噂で聞きまして…!

  女騎士:いてもたってもいられず!勇者さんの力になれればと…!

  (小声で)

  女騎士:せめて遺品を部屋に飾ろうと……!

  (小声終了)

  勇者:そうだったのね、ありがとう、嬉しいよ

  (女騎士が勇者に抱きつく)

  女騎士:(少し泣きながら)

  ……良かったです、生きていてくれて…!

  (小声で)

  女騎士:……大好きですよ、勇者さん

  (小声終了)

  勇者:ぐあああっ!?

  女騎士:勇者さん!?どうしましたか!?

  女騎士:もしかしてどこかお怪我を!?

  (肩で息をしながら)

  勇者:……はぁはぁ、いや、少し昔の傷がね!?

  勇者:たまに痛むんだよね…!

  勇者:あはは、大丈夫、大丈夫

  女騎士:……古傷ですか?治せると思います、『ヒール』!

  勇者:ヒィィィールゥッ!?体が痺れるぅっー!?

  女騎士:ごめんなさいっ!

  女騎士:ヒールって古傷には効かないんですね?

  女騎士:……はじめて知りました!

  (肩で大きく息をする)

  勇者:……はぁはぁ、古傷にヒールは悪化するから今後は絶対やめてね?

  勇者:……本当に死んじゃうから、天国見えたからぁっ!

  勇者:……そういえばなんで女騎士なのにヒール使えるの?

  女騎士:魔物と戦うために女神様から加護を授かり聖騎士にもなってます!私が魔物にさわるとダメージ出ます!

  勇者:はい、相性最悪でぇーす!?

  女騎士:わっ!?びっくりしました…!相性…?

  勇者:あ、いや、今後一緒に戦う上で相性どうかなぁーって!?

  女騎士:大丈夫です!私が前線に出て魔物を斬り伏せます…!

  女騎士:武器が折れたら魔物にぶつかりますね!魔物根絶しましょう!

  女騎士:勇者さんは私が守りますっ!

  (小声で)

  女騎士:……一生をかけて

  (小声終了)

  勇者:正体ばれたら殺される…!

  勇者:あと、さっきからちょいちょい愛が重い!?

  女騎士:よく聞こえなかったですけど、正体?ってなんですか?

  勇者:あー!勇者がいるってばれたら皆驚くだろうから隠さないとなぁーって!?

  女騎士:わかりました!勇者さん程の人だと色々と大変なんですね……

  (女騎士のお腹がなる)

  女騎士:っ!?///

  女騎士:…………勇者さん?

  勇者:そうだねっ!?お腹すいたなぁー!?

  勇者:ご飯でも食べたいなぁっ!

  (小声で)

  勇者:なんだ!?今の目つきっ!

  勇者:めちゃくちゃ怖かった……

  (小声終了)

  女騎士:……なんですか?勇者さん?

  勇者:……いえ、なんでもないです……

  女騎士:近くの村に良いところあるんですよー!

  女騎士:おかわり無料なんで遠慮なく食べましょー!

  女騎士:さ、ほら、勇者さん、行きますよ~!

  勇者:え、ああ、うん、行こうか……!

  勇者:なんでいつの間に一緒に行くことに……?

  (2人が歩き出して終了)

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