第4話・『ヴィラノス捕獲』

  【墜落現場】

  ゾウガメ型ヴィラノスを逃がしてしまった後、奈雲達はオルティオスチームと合流していた。

  「よいしょっと!」

  ネシリスは、収容ポッドを運んでいた。

  だがそこには、ソニックエースとダリウスの姿は無かった。

  ランビュは、合流したオルティオス達に状況を説明していた。

  「……成程、状況は解った」

  オルティオスは、ランビュの説明を聞いて納得する。

  「今ソニックエースとダリウスがヴィラノスを追い掛けています……と言うよりソニックエースは暴走してヴィラノスを追い掛けて行ってしまったダリウスを止めに行きました」

  ランビュは、苦笑いをしながらソニックエースとダリウスが不在理由を話す。

  「そうか……」

  オルティオスは、ランビュの説明を聞いて少し呆れていた。

  「取敢えず、僕達はこれ以上囚人を逃がさない為にこの辺りに落ちている収容ポッドを回収していました」

  ランビュは、近くに落ちている収容ポッドを回収していた。

  「よし これで最後だな?」

  コブラージャは、最後の収容ポッドを持って来る。

  「それ直ったの?」

  マシャンタは、ゾウガメ型ヴィラノスが入っていた収容ポッドを直している九九三に尋ねる。

  「これで直りました」

  九九三が直した収容ポッドは正常に機能する。

  「他のポッドの冷凍保存装置は正常に機能しています」

  ネシリスは、回収した収容ポッドの冷凍保存装置を確認していた。

  「解った」

  奈雲は、小型パソコンを監獄船のコンピューターに繋いで何かを調べていた。

  「……所で奈雲はさっきから何やってんだ?」

  サイラスは、奈雲の行動に不思議がる。

  「奈雲は調べ物をしているんだ」

  コブラージャは、奈雲の行動の事を話す。

  「調べ物?」

  チェンバーは、コブラージャの話を聞いて不思議がる。

  「奈雲 どうなの?」

  マシャンタは、奈雲に話掛ける。

  「船の損傷は激しいが何とか囚人名簿のデータファイルのコピーは可能だ」

  奈雲は、小型パソコンで操作しながら囚人名簿のデータファイルのコピーが可能な事を伝える。

  「囚人名簿?」

  「逃げ出したヴィラノスの事を調べる為に囚人名簿が必要だろ」

  オルティオスは、奈雲の行動に納得してサイラス達に説明する。

  「あっ、そっか」

  チェンバーもオルティオスの話を聞いて納得する。

  「それに奈雲の大きさじゃ 収容ポッドは運べませんよ」

  「ああ、確かに……」

  サイラスは、ランビュの話を聞いて納得する。

  「ちょっと待って下さい データファイルには厳重なロックが何重にも掛かっていますので簡単に見る事は……」

  九九三は、囚人名簿のデータファイルのロックの事を話す。

  「ロックだったら全部外したぜ 今ファイル内のデータをコピーしている最中だ」

  奈雲は、小型パソコンを操作しながら当然の様に言う。

  「え? なっ‼」

  九九三は、奈雲の話を聞いて驚く。

  「えっ、短時間でロックを解除したんですか?」

  ネシリスは、ロック解除の時間について驚く。

  「奈雲は元々機械技術に優れていてアノヴィス星の技術を教えたらたった二年で凄腕ハッカー並みに上達したんだ」

  「今では上の人からも凄く頼られていますよ」

  オルティオスとランビュは、奈雲の機械技術について説明する。

  「へぇ~、狙撃手だけじゃなかったんだ」

  サイラス達は、奈雲の才能について驚く。

  数秒後、奈雲の小型パソコンに監獄船のデータファイルのコピーが完了される。

  「よし、囚人名簿のコピー完了した」

  「早速、逃げ出したヴィラノスについて調べてくれ」

  「了解!」

  奈雲は、オルティオスの指示で早速囚人名簿のデータファイルを開いて逃げ出したゾウガメ型ヴィラノスの事を調べる。

  「えっと『ゾウガメヴィラノス』で検索……あった! 奴の名前は“ロックロック” 突進と甲羅での攻撃が得意 遺跡探し過ぎて気持ちがパニクッテいるみたいだ」

  奈雲は、囚人名簿のゾウガメ型ヴィラノス(ロックロック)のデータファイルを見付けて逮捕記録を読み上げる。

  「遺跡?」

  「えっと、これによると古代都市『エリザーグ』って書いてある」

  奈雲は、ロックロックが探している遺跡について調べて答える。

  「エリザーグ?」

  「聞いた事がある アノヴィス星の伝説の土地でその地にあるエネルギーの泉は見付けた者に永遠のパワーを与えるそうだ」

  オルティオスは、古代都市エリザーグの伝説を話す。

  「それでしたら私も聞いた事があります」

  ネシリスは、オルティオスの話を聞いて伝説話を思い出す。

  「僕も……ですがそれはおとぎ話に出て来る様な伝説ですよ」

  ランビュは、伝説の事を説明する。

  「奴は本気で信じているんだな」

  コブラージャは、ロックロックの反応を思い出す。

  「因みに亀との関係は? 『亀』って言っただけであのキレ様は異常でした」

  ネシリスは、さっきのロックロックとのやり取りを思い出して尋ねる。

  「どうやら亀はのろまのイメージがあるから嫌っている様だ」

  奈雲は、ロックロックのデータファイルを見て少々呆れ気味に答える。

  「たったそれだけかよ‼」

  コブラージャは、奈雲の話を聞いてツッコミを入れる。

  「酷いなぁ~」

  マシャンタは、ロックロックのデータファイルを聞いて軽くショックを受ける。

  「マシャンタは亀に変形するからな」

  奈雲は、マシャンタの反応を見て納得する。

  「兎に角、囚人をこのままにしておく訳にはいかない ナビお前は本部に連絡して応援を要請するんだ」

  オルティオスは、通信機でナビに連絡をして指示をする。

  《了解!》

  ナビは、オルティオスの指示で本部に連絡を入れる。

  「ランビュは九九三と此処に残って他の収容ポッドの見張りを頼む 俺達はソニックエース達と合流して逃げたロックロックを追うぞ」

  オルティオスは、他のメンバーにも指示を出す。

  『了解!』

  「オルティオス [[rb:獣 > ビースト]]モード‼」

  オルティオスは、マンモスに変形する。

  「サイラス [[rb:獣 > ビースト]]モード‼」

  サイラスは、尻尾の長い猿に変形する。

  「ネシリス [[rb:獣 > ビースト]]モード‼」

  ネシリスは、鹿に変形する。

  「コブラージャ [[rb:獣 > ビースト]]モード‼」

  コブラージャは、蛇に変形する。

  「マシャンタ [[rb:獣 > ビースト]]モード‼」

  マシャンタは、亀に変形する。

  「チェンバー [[rb:獣 > ビースト]]モード‼」

  チェンバーは、馬に変形する。

  奈雲は、ジェットローラーのエンジンを起動させようとする。

  「奈雲 俺の背中に乗れ」

  チェンバーは、奈雲に背中に乗る様に言う。

  「え? 良いのか?」

  「人間を背中に乗せてみたかったんだ 昔観た西部劇みたいに「はいよ シルバー‼」って」

  「ああ~、あれね……」

  奈雲は、チェンバーの考えに呆れ気味に納得する。

  「行って来る!」

  オルティオスは、修理した空の収容ポッドを担いでランビュと九九三を残してロックロックを追い掛ける。

  「気を付けて‼」

  ランビュ達は、オルティオス達を見送る。

  【岩場地帯】

  《~その頃~》

  ソニックエースとダリウスは、ロックロックを追い掛けて岩場地帯に居た。

  「確かこっちの方に来た筈だが……」

  ダリウスは、岩場の上からバッファローの姿でロックロックを捜していた。

  「落ち着け 焦ると失敗するぞ」

  ソニックエースは、ダリウスを宥める。

  《こちら奈雲 ソニックエース! ダリウス! 応答してくれ!》

  すると、ソニックエース達の通信機に奈雲からの通信が入る。

  「こちらソニックエース!」

  ソニックエースは、通信機を起動させ奈雲の通信に返事する。

  《今、オルティオス達と合流してそっちへ向かっている そっちの状況は?》

  奈雲は、ソニックエース達に状況を尋ねる。

  「ダリウスとヴィラノスを追い掛けたが見失った」

  ソニックエースは、奈雲に状況を説明する。

  【森の中】

  オルティオス達は、森の中を移動中だった。

  「ちょっと待ってくれ」

  奈雲は、チェンバーの背中に乗っていて小型パソコンを開いてロックロックの現在地を調べる。

  「あっ、丁度その近くにロックロックが居る」

  奈雲は、ロックロックの現在地を特定してソニックエース達に伝える。

  《ロックロック?》

  「今追掛けているヴィラノスの名前です」

  ネシリスは、奈雲の代わりにソニックエースの質問に答える。

  【岩場地帯】

  《兎に角、合流するまでその場から動くな》

  オルティオスは、ソニックエース達に待機命令をする。

  「了解 出来るだけ急いでくれ……俺1人で暴走したバッファローを抑えきれねぇから!」

  ソニックエースは、移動しようとしているダリウスの角を掴んで止めながら言う。

  《もうすぐ合流出来るから……》

  《あっ、見えたぜ》

  サイラスは、ソニックエース達を見付ける。

  すると、森の方から奈雲達が現れる。

  「おーい!」

  奈雲は、チェンバーの背中から手を振ってソニックエース達に呼び掛ける。

  「こっちだ」

  ソニックエースは、奈雲に手を振り返す。

  オルティオス達は、そのままソニックエース達と合流する。

  「サンキュー チェンバー」

  奈雲は、チェンバーにお礼を言って背中から降りる。

  「オルティオス [[rb:変身 > へんしん]]‼」

  「サイラス [[rb:変身 > へんしん]]‼」

  「コブラージャ [[rb:変身 > へんしん]]‼」

  「マシャンタ [[rb:変身 > へんしん]]‼」

  「チェンバー [[rb:変身 > へんしん]]‼」

  「ネシリス [[rb:変身 > へんしん]]‼」

  オルティオス達は、ロボットモードに変形する。

  「遅くなって悪い!」

  奈雲は、ソニックエースに謝る。

  「否、大丈夫だ それよりも手伝わなくって悪い」

  「仕方ないだろ? ソニックエースは暴走したダリウスを止めていたんだから」

  奈雲は、ソニックエースをフォローする。

  「奈雲 ロックロックはこの近くに居るのか?」

  オルティオスは、奈雲にロックロックの居場所を尋ねる。

  奈雲は、小型パソコンを開いてロックロックの居場所を確認する。

  「この近くの筈……あっ、あそこの岩場の崖下だ」

  奈雲は、ロックロックの居場所を突き止める。

  「崖下?」

  オルティオス達は、奈雲の話を聞いて岩場の方へ行き崖下を覗き込む。

  【崖下】

  丁度、崖下にロックロックが複数体ある石像の前に居た。

  「あっ、居た!」

  「何やってんだ?」

  オルティオス達は、ロックロックの様子を窺う。

  「おい! この古文書に書かれている場所は何処だ?」

  ロックロックは、石像に古文書のデータを見せながら話掛けていた。

  【崖の上】

  「……アイツ石像にマジに話掛けているぜ」

  「可なり心が病んでいますね」

  「ありゃ監獄に入る前に精神科へ行って治療した方がいいんじゃね?」

  ソニックエース達は、ロックロックの様子を見て冷静なツッコミを入れる。

  「答えないならこうしてやる‼ おりゃあ‼」

  ロックロックは、石像を爪攻撃で破壊する。

  【崖下】

  ロックロックは、破壊した石像の隣に移動する。

  「見たか? 答えなければお前もああなる!」

  ロックロックは、隣の石像に話掛ける。

  【崖の上】

  「アイツ この星の貴重な文化遺産に何て事を……」

  ネシリスは、ロックロックの行動に怒る。

  「ってオイラ達はこの星で訓練をしていたぜ」

  サイラスは、自分達が惑星にやって来た目的を話す。

  「俺達の訓練場所は遺跡や貴重な文化遺産は無い場所だったけどな」

  ソニックエースは、自分達が訓練していた場所について説明する。

  「それでどうやって捕獲を?」

  コブラージャは、オルティオスに作戦を尋ねる。

  「……作戦を立てる前に勝手な行動をした奴が……」

  オルティオスは、半分呆れながら状況を言う。

  「え?」

  コブラージャは、オルティオスの反応に不思議がり崖下を見る。

  【崖下】

  「さっきはよくもやってくれたなーっ‼」

  何時の間にかダリウスがロボットモードで崖下に下りてロックロックの背後に居た。

  「ん? お前は!」

  ロックロックは、ダリウスの声に反応して振り返る。

  【崖の上】

  「あっ、アイツ何時の間に‼」

  奈雲は、ダリウスの行動に驚く。

  「どうしましょう……」

  ネシリスは、現状について焦る。

  オルティオスは、崖下の地形を見渡す。

  丁度近くに収容ポッドが隠せる場所があった。

  「お前達は収容ポッドをあそこへ運んで準備をしておいてくれ 俺とソニックエースとダリウスでロックロックをあそこへ誘導する」

  オルティオスは、奈雲達に作戦を伝える。

  『了解!』

  「奈雲は援護を頼む」

  オルティオスは、奈雲に別の指示を出す。

  「了解!」

  「行くぞ ソニックエース」

  「OK!」

  ネシリス達は、それぞれの作戦の持ち場へ移動する。

  奈雲は、石像を見て個人的に作戦を思い付く。

  【崖下】

  オルティオスとソニックエースは、ダリウスと合流する。

  「お前達も秘宝を狙っているのか!」

  ロックロックは、オルティオス達を見て警戒する。

  「此処にはお前の望む秘宝は無いぞ」

  オルティオスは、ロックロックに話掛ける。

  「そんな事言って俺様が騙されるとでも思ったか‼」

  ロックロックは、オルティオの話を全く信じていなかった。

  「駄目だ アイツ聞く耳持ってねぇ……」

  ソニックエースは、ロックロックの反応を見て半分呆れていた。

  「俺様の邪魔は許さないぜ」

  ロックロックは、甲羅に閉じ籠り回転しながらオルティオス達に突っ込んで来る。

  「このっ‼」

  ダリウスは、ロックロックを受け止める。

  だが、お互いぶつかり合い力は五分五分だった。

  「なんてパワーだ……新兵とはいえダリウスは肉弾戦じゃトップだぞ」

  ソニックエースは、ロックロックのパワーに驚く。

  オルティオスは、さり気なくサイラス達の様子を窺う。

  サイラス達は、準備を済ませていた。

  ネシリスは、オルティオス達に合図を送る。

  「ダリウス! そのままあっちへ放り投げろ‼」

  オルティオスは、ダリウスに指示を出す。

  「分かったぜ! せーのっ‼」

  ダリウスは、オルティオスの指示を受けてロックロックを言われた方へ投げ飛ばす。

  「うおっ‼」

  ロックロックは、ダリウスに投げ飛ばされて岩壁の方に飛んで行く。

  『はぁっ‼』

  オルティオスとソニックエースは、ロックロックより先回りして収容ポッドが置いてある方へ蹴り飛ばす。

  「よし そのままこっちへ来い」

  サイラスは、ロックロックが収容ポッドに入る様に願う。

  「そうはいくか‼」

  だが、ロックロックは、根性で収容ポッドも入るルートを避け岩壁にぶつかる。

  『わっ‼』

  サイラス達は、ロックロックが岩壁にぶつかった衝撃に驚く。

  「アイツ根性で方向を変えやがった!」

  ソニックエースは、ロックロックの行動に驚く。

  「大丈夫か‼」

  オルティオスは、サイラス達に話掛ける。

  「はい! 何とか……」

  「ビックリしたんだな……」

  サイラス達は、無事だという事を報告する。

  「おのれぇ~」

  ロックロックは、態勢を整えて再び攻撃を仕掛け様とする。

  《愚かな者よ》

  突然、この場に居ない者の声が聞えて来る。

  「何だ?」

  「何処から声が……?」

  ロックロックとサイラス達は、突然聞えて来た声に驚く。

  《よくも我が同朋をやってくれたな!》

  近くの石像から声が聞えて来る。

  「石像が喋っているのか‼」

  ダリウスは、石像から声が聞えて来た事に驚く。

  オルティオスとソニックエースは、石像の足元を見て何かに気付く。

  《よく聴け お前の様な者に渡す秘宝など無い!》

  「そんな! 俺様は永遠のパワーを求めて……」

  ロックロックは、石像に情報を求める。

  《黙れ! これからお前には裁きを受けてもらう!》

  「そんな……裁きだなんて……」

  ロックロックは、石像の話を聞いて焦る。

  《ダマイ ナンミ!》

  石像は、呪文的な言葉を口にする。

  すると、オルティオスとソニックエースはロックロックに体当りをする。

  「ぐわっ‼」

  ロックロックは、不意打ち攻撃を受けてそのまま収容ポッドの中に入る。

  「早くポッドを閉めろ‼」

  オルティオスは、サイラス達に指示を出す。

  「はい!」

  ネシリスは、急いで収容ポッドの蓋を閉じる。

  「……収容完了」

  マシャンタは、ロックロックをポッドに収容した事を確認する。

  「ってか 今あの石像が喋ったぞ‼」

  サイラスは、石像が喋った事に驚く。

  「オレ達まで可笑しくなったのか?」

  コブラージャは、状況に混乱し掛ける。

  「大丈夫だ 安心しろ」

  ソニックエースは、サイラス達を宥める。

  「ナイスフォローだ 奈雲」

  『え?』

  サイラス達は、オルティオスの話を聞いて驚く。

  すると、石像の陰から奈雲が現れる。

  《上手くいって良かったぜ》

  奈雲は、変声機付きのマイクで石像から聞こえた声を出しながら言う。

  「あっ、その声!」

  「奈雲が変声機を使って喋っていただけだ」

  ソニックエースは、サイラス達に状況説明をする。

  「何だ……驚いて損したぜ」

  コブラージャは、ソニックエースの説明を聞いて安心する。

  「じゃあさっきの呪文は?」

  マシャンタは、呪文の事を尋ねる。

  「あれは単に「今だ 皆!」を逆に言っただけだ」

  奈雲は、呪文の事を説明する。

  「成程……」

  ネシリスは、奈雲の説明を聞いて呪文について納得する。

  「戦場では冷静に状況を判断する事も必要だ」

  オルティオスは、サイラス達に説教的に言う。

  『はい!』

  サイラス達は、オルティオスの話を聞いて返事をする。

  「それじゃあこの収容ポッドを持って戻ろうぜ」

  ソニックエースは、ロックロックが収容してあるポッドを運ぼうとする。

  その時、オルティオス達に通信が入る。

  《皆さん大変です!》

  通信相手は、ランビュだった。

  「どうしたんだ?」

  オルティオス達は、ランビュと通信する。

  《こちらに怪しい集団が接近してきました!》

  ランビュは、慌てて状況を報告する。

  「なんだって!」

  奈雲は、ランビュの話を聞いて驚く。

  「すぐに戻る! それまで耐えてくれ!」

  《は、はい!》

  ランビュは、一度通信を切る。

  「ナビ! 応援部隊はどうなっている?」

  オルティオスは、ナビに通信して応援部隊の状況を聞く。

  《もう少し時間が掛かるそうです》

  ナビは、応援部隊の状況を報告する。

  「解った」

  オルティオスは、ナビとの通信を切ってロックロックが入っている収容ポッドを持ち上げる。

  「急いで戻るぞ」

  『了解!』

  オルティオス達は、収容ポッドを運びながらランビュ達の所へ戻る。

  【墜落現場】

  《~その頃~》

  ランビュと九九三は、物陰に隠れて敵の銃撃戦を耐えていた。

  「ヒィ~ッ‼」

  九九三は、物陰に隠れて怖がっていた。

  「そのまま隠れていて下さい」

  ランビュは、怖がって震えている九九三に指示をする。

  「は、はい~」

  九九三は、ランビュの指示に従う。

  (とは言うものの 僕1人でこの場を乗り切れるのか……)

  ランビュは、作戦を考えていた。

  だが、ランビュの背後に怪しい影が現れる。

  【次回に続く】