【通路】
オルティオス達は、ジェットボードで通路を移動していた。
移動中、通路のシャッターが閉じ始める。
「‼ シャッターが!」
「急ぐぞ!」
オルティオス達は、ジェットボードのスピードを上げてシャッターが閉じる前に移動する。
すると、目の前の分かれ道で片方の通路のシャッターが下りて来る。
オルティオス・サイラス・ネシリス・チェンバー・ダリウスは、右側の通路を通って行く。
「あっ……」
「オレ達は左か」
ソニックエース達が通ろうとしたがシャッターが閉じ、開かれた左側の通路を通って行く。
ソニックエース達は、左側の通路を進むが目の前のシャッターが下りて来る。
「‼ しまった!」
ソニックエース達は、ジェットボードを停めて受け身を取る。
すると、反対側のシャッターが下りて来てソニックエース達は、シャッターに挟み撃ちにされ閉じ込められる。
「閉じ込められたな……」
コブラージャは、閉じたシャッターに触れながら言う。
「オレに任せろ‼」
フロックスは、シャッターに体当りをするがシャッターは壊れなかった。
「……随分頑丈に出来ているんだな」
コブラージャは、フロックスの体当りで壊れなかったシャッターを見て驚いていた。
【コリウス・転送ゲート前】
《~その頃~》
奈雲達は、掃除を終わらせていた。
「……大体 海水が片付いたな」
奈雲は、モップ掛けを止めて周りを見て確認する。
「……転送ゲートの方は大丈夫でしょうか?」
ランビュは、モップ掛けを止めて転送ゲートを見る。
「念の為に転送ゲートを見ておこうぜ」
「ええ!」
奈雲とランビュは、モップを片付けて転送ゲートの機能を確かめようとする。
「……ナビ オルティオス達からの連絡は?」
マシャンタは、海藻を鍋で煮込みながらナビにオルティオス達からの連絡はないか尋ねる。
〔……今の所、連絡はありません〕
ナビは、マシャンタの質問に答える。
「……因みにお前はどうしても俺にその海藻を食べさせたい様だな……」
奈雲は、呆れながらマシャンタに尋ねる。
「だって捨てるの勿体無いし 食べられるのは奈雲だけだもん」
マシャンタは、海藻を煮込みながら言う。
「そもそもその海藻に毒が無いか それが問題だろ?」
奈雲は、呆れながらツッコミを入れる。
ランビュは、奈雲の話を聞いて苦笑いする。
【宇宙船内】
《~その頃~》
オルティオス達は、ジェットボードで通路を移動していた。
「ソニックエース! コブラージャ! フロックス! 応答するんだ」
オルティオス達は、移動しながら通信機でソニックエース達と連絡を取っていた。
《こちら……エース……一応無事だが閉じ込め……》
ソニックエースは、オルティオス達の通信に答えるが雑音が激しく真面に会話が出来なかった。
「え? 何だって? よく聞こえねぇ!」
サイラスは、ソニックエースに呼び掛ける。
「船の防御システムのせいで上手く通信が出来ない様だ」
オルティオスは、通信が真面に出来ない理由を推測する。
すると、二つ目のエンジンが起動する。
「第二エンジンが起動した!」
チェンバーは、第二エンジンが起動した事に気付く。
「ソニックエース達は無事だ 俺達は急いでコックピットに向かい 離陸を止めさせるんだ」
オルティオスは、サイラス達にこれからの行動を話す。
「! 分かれ道です!」
ネシリスは、目の前の通路が三又の分かれ道になっている事をオルティオス達に伝える。
「分かれて行動するんだ」
『了解!』
サイラスとネシリスは右側の通路へ行き、チェンバーとダリウスは左側の通路へ行き、オルティオスは正面の通路を行き分かれて行動する。
サイラスとネシリスが通路を進んで行くと何かに気付きその場に立ち止まる。
「何だ?」
サイラス達は、通路の奥に映っている影を見て様子を窺う。
すると、通路の奥から九九三と同じタイプのミニロス達が現れる。
「あれって九九三?」
「……と同じタイプのミニロスの様ですね……」
サイラス達は、目の前に現れたミニロス達を見ている。
すると、ミニロス達はサイラス達に向かって捕獲用の鞭を放つ
『‼』
サイラス達は、放ってきた鞭を受けてしまいミニロス達に拘束される。
「おい! 止めろ‼」
「私達はヴィラノスではありません‼」
サイラス達は、抵抗するがミニロス達は、サイラス達を近くの部屋にジェットボードと一緒に閉じ込められる。
ミニロス達は、サイラス達を閉じ込めた後何処かへ行く。
拘束が解かれたサイラス達は、扉を叩くがビクともしなかった。
《~その頃~》
チェンバーとダリウスは、通路を移動していた。
すると、目の前をオルティオスが横切ろうとしていた。
「‼ オルティオス!」
チェンバーは、オルティオスの姿を確認すると呼び止める。
「! チェンバー! ダリウス!」
オルティオスは、立ち止まりチェンバー達に気付く。
「この通路 そっちと繋がっていたんだな」
ダリウスは、自分達が通った通路とオルティオスが通った通路が繋がっていた事に驚く。
「サイラス達は?」
「まだ合流していない」
チェンバーは、オルティオスの質問に答える。
「……大丈夫だと思うが俺達はオクトロスの捕獲が先だ」
オルティオスは、少し考えた後合流する前にやる事を言う。
「だな」
「行くぞ!」
オルティオス達は、コックピットへ向かうのだった。
《~その頃~》
ソニックエースは、壁やシャッターをノックしていた。
「? 何してんだ?」
フロックスは、ソニックエースに話掛ける。
「……駄目か 一ヵ所でも壁が薄い所があると思ったんだが……」
ソニックエースは、一通り壁やシャッターを叩き終わると別の脱出方法を考える。
「ああ! 叩いて音の違いを聞いていたのか!」
コブラージャは、ソニックエースの行動について納得する様に言う。
「そうだ 後は上か下に……あっ!」
ソニックエースは、上を見て何かを見付ける。
「何だ?」
コブラージャ達も上を見る。
天井には通風孔があった。
「通風孔?」
「この間観たスパイ映画であったろ?」
ソニックエースは、コブラージャ達にヒントを言う。
「ああ!」
コブラージャ達は、ソニックエースの作戦の内容に気付く。
その後下から、フロックス・ソニックエース・コブラージャの順番で肩車をする。
「どうだ コブラージャ?」
ソニックエースは、コブラージャに尋ねる。
コブラージャは、通風孔の蓋を外す。
「……ジェットボードは無理だが獣モードなら何とか通れそうだ」
コブラージャは、通風孔の中を見てソニックエースの質問に答える。
「よし! コブラージャはそこから脱出して外からシャッターを開けてくれ」
「分かったぜ コブラージャ 獣モード‼」
コブラージャは、ソニックエースの指示で獣モードになり通風孔の中を通って行く。
「それでオレ達は?」
フロックスは、ソニックエースを肩から降ろした後自分達の事を尋ねる。
「シャッターが開かれるまで此処で待機だ」
「だよな……」
フロックスは、ソニックエースの話を聞いてがっかりする。
【小部屋】
サイラス達は、脱出方法を考えていた。
「こちらネシリス! 誰か応答して下さい!」
ネシリスは、オルティオス達に連絡をするが雑音しか聞こえなかった。
「やっぱり通信は無理か?」
サイラスは、ネシリスに通信の事で質問する。
「ええ! やはり防御システムのせいで通信が出来ません」
ネシリスは、サイラスの質問に答える。
「全く、オイラ達はランビュみたいに簡単に捕まる様なか弱くないんだぞ!」
サイラスは、自分達が置かれている状況を言う。
【転送ゲート前】
「ハックシュ!」
ランビュは、可愛らしいクシャミをする。
「ん? 風邪か?」
奈雲は、小型パソコンで転送ゲートのプログラムをチェックしていてクシャミをしたランビュに話掛ける。
「いえ、風邪ではないと思います……」
ランビュは、奈雲の質問に答える。
〔マシャンタ 意外に料理が得意なのね〕
ナビは、海藻料理をしているマシャンタに話掛ける。
「うん ボクの手料理を人間に食べて欲しかったから色々調べて勉強したんだな」
マシャンタは、海藻を料理しながら得意気に言う。
〔そうでしたか……〕
「だからその海藻食っても大丈夫なのか?」
奈雲は、マシャンタが料理に使っている海藻を見ながらツッコミを入れる。
【操縦席】
「後は第三エンジンと第四エンジンを起動させればこの惑星からおさらば出来る」
オクトロスは、第三エンジンを起動させようとしていた。
「そうはさせん!」
そこへオルティオス達がコックピットに入って来る。
「観念しろ! お前を逮捕する‼」
オルティオス達は、オクトロスに向かって行く。
「お断りだ! 墨攻撃ゲソ‼」
オクトロスは、オルティオス達に墨攻撃を仕掛ける。
オルティオスとチェンバーは、咄嗟に乗っていたジェットボードを盾にして墨攻撃を防ぐ
「うおっ‼」
だが、ダリウスは、墨攻撃を真面に受けてしまう。
「ダリウス‼」
「何も見えない! オクトロス何処へ行った‼」
ダリウスは、視力を失った状態でオクトロスを探す。
「落ち着け! ダリウス」
チェンバーは、ダリウスを落ち着かせようとする。
すると、オクトロスはオルティオス達に蛸足攻撃を仕掛ける。
オルティオス達は、ジェットボードでガードをしながらオクトロスの攻撃を防ぐ
「何時まで耐えられるゲソか?」
オクトロスは、オルティオス達に攻撃をし続けていた。
すると、通風孔からコブラージャが現れて素早くロボットモードになってオクトロスに蹴りをかます。
「ンガッ‼」
オクトロスは、コブラージャの蹴りを受け一瞬怯む。
「コブラージャ!」
オルティオスは、コブラージャが現れた事に驚く。
「通風孔の中をさ迷っていたら此処に出ちまったんだ」
コブラージャは、オルティオス達に事情を話す。
「今の内に顔に着いた墨を落とせ」
チェンバーは、ダリウスに顔に着いた墨を落とさせる。
ダリウスは、顔に着いた墨を拭き取る。
「おのれ~……よくもやったゲソね!」
オクトロスは、再び蛸足攻撃を仕掛け様とする。
だが、オルティオス・コブラージャ・チェンバーがオクトロスの足を掴み動きを封じる。
「このっ 離すゲソ ンガッ‼」
オクトロスは、抵抗しようとするがダリウスに殴られる。
「何するゲゾ!」
「ホーンアタック‼」
ダリウスは、必殺技をオクトロスに仕掛ける。
オクトロスは、ダリウスの攻撃で吹き飛ばされその拍子にコントロールパネルを破壊する。
「凄い技だな……」
コブラージャは、ダリウスの必殺技を見て驚いていた。
「捕獲!」
チェンバーは、気絶したオクトロスに手錠を掛ける。
だが突然、警報が鳴り響く。
《只今 船の起爆プログラムが起動しました カウントダウンを開始します》
船内でアナウンスが流れる。
「え? 俺ヤバイ事しちまった?」
ダリウスは、オルティオス達に質問する。
「至急、オクトロスを連れてソニックエース達を捜すんだ」
オルティオスは、オクトロスを担ぐ。
《~その後~》
オルティオス達は、ソニックエース達と合流してオクトロスを担ぎジェットボードで移動しながら船から脱出しようとしていた。
「……そこを左折!」
チェンバーは、宇宙船の見取り図を見ながら道案内する。
「もっとスピードが出ないのか?」
ダリウスは、ジェットボードのスピードについて言う。
「これが限界だ!」
ソニックエースは、ダリウスの質問に答える。
「急ぐぞ 出口はまだ遠いが時間が無い!」
《船は間もなく爆発します 10秒前……》
船内アナウンスがカウントダウンを読み始める。
『‼』
オルティオス達は、アナウンスを聞いて焦る。
「不味い! 不味い! 不味いって‼」
「どうすれば……」
ネシリスは、脱出方法を考える。
「‼ 船の防衛システムは壊れたんだよな?」
フロックスは、オルティオス達に防衛システムが壊れた事を尋ねる。
「そうか……もう通信機が使える!」
ソニックエースは、フロックスの話を聞いて気付く。
「こちらオルティオス!」
オルティオスは、早速コリウスで待機している奈雲達に連絡を入れる。
【転送ゲート前】
《~その頃~》
奈雲達は、転送ゲートの整備を終わらせていた。
「これでよし!」
《こちらオルティオス‼ 大至急転送ゲートを開いてくれ!》
奈雲達の通信機にオルティオスからの連絡が入る。
「オルティオス?」
「ナビ!」
〔了解! 座標をセット 転送ゲートを開きます〕
ナビは、転送ゲートを開く。
すると、転送ゲートが起動してゲートが開かれる。
奈雲は、再び服を宇宙服モードに切り替える。
【宇宙船内・通路】
転送ゲートは、オルティオス達の目の前に開かれる。
「飛び込むんだ!」
オルティオスは、ソニックエース達に転送ゲートに飛び込む様に言う。
オルティオス達は、転送ゲートの中に飛び込む。
《5……4……3……2……1》
アナウンスがカウントダウンを言い終えると海底に沈んだ宇宙船が大爆発が起こる。
【コリウス・転送ゲート前】
オルティオス達は、全員無事にコリウスに帰還する。
「直ぐにゲートを閉じるんだ」
オルティオスは、ナビに指示を出す。
〔はい!〕
ナビは、オルティオスの指示で転送ゲートを閉じる。
「……助かったぁ~……」
サイラスは、自分達が助かった事にホッとする。
「何があったんだ?」
奈雲は、ソニックエースに事情を尋ねる。
「後で詳しく話す」
「分かった」
オルティオス達は、オクトロスを収容ポッドに入れて本部へ転送する。
〔オクトロスを無事に本部へ転送完了しました〕
ナビは、オルティオス達に転送が完了した事を報告する。
「ご苦労」
「奈雲 海藻料理のフルコース出来たよ」
マシャンタは、奈雲に海藻料理を出す。
「……お前 海藻に毒は無いにしろ こんな沢山食える訳ないだろ?」
奈雲は、呆れながら呟く。
「沢山……‼」
ネシリスは、奈雲の呟きを聞いて沢山の九九三似のミニロス達の事を思い出す。
「あっ‼」
「どうしたんだ? そんな大声出して」
ダリウスは、ネシリスに話掛ける。
「実は私とサイラス 先程九九三似のミニロス達に襲われたんです」
ネシリスは、自分とサイラスが九九三似のミニロス達に襲われた事をオルティオス達に話す。
「え? 九九三似のミニロス達に?」
オルティオス達は、ネシリスの話を聞いて驚く。
「ああ、間違いない!」
サイラスもネシリスに同意する。
〔ですが、海底にはそれらしい反応はありません〕
ナビは、自爆した宇宙船を調べて結果を報告する。
「だが、オイラ達は本当に!」
サイラスは、反論しようとする。
「そのミニロス達は船が爆発する前に避難したか転送ゲートで逃げたんだろ」
オルティオスは、話を聞いて推測を言う。
「だとしたら一体何処へ……」
オルティオス達は、ミニロス達の行方を考える。
【次回に続く】