狩りの途中の獣人を邪魔したらブチギレられてそのまま獲物にされた

  ある日のこと……

  森の奥で……

  !

  ちょっと!

  なにしてんの……あんた。

  今、あたしが獲物追ってたの見えてたよね?

  ふぅん……

  まさかとは思ったけど、あたしのこと狙ってた?

  獲物を追いかけるのに夢中になったあたしが油断してると思って、

  あたしのこと捕まえようとしてた?

  ……バカなの?

  あのねぇ、こっちは命かけて狩ってんの。

  遊びじゃないの。

  それを……ノコノコ出てきて、ワッて前に出て……

  ほんと、ありえないんだけど。

  あーもう……

  どうしてくれんのよ、あたしの追いかけてた獲物逃げたじゃん。

  こっちだってがんばってたのにさ……

  あぁ、もう!

  最悪。

  言っとくけど、あたし今めちゃくちゃ怒ってるし、すっごくムカついてる。

  は?

  もしかして……

  謝れば許してもらえると思ってる?

  なんのお咎めもなしに?

  無理。絶対無理。

  ねぇ……あんた、どうやって責任とってくれるの?

  ……ねぇ、動かないで。

  その場から一歩でも逃げたら、潰すよ?

  今度は……

  あんたが、獲物。

  どう? 自分が追われる側になる気分は?

  (男が走って女から逃げる)

  ふふ……

  マジ?

  あなたってホントに馬鹿なニンゲンなのね……

  逃げる?逃げてみなよ?

  あたし、追うの得意なんだよね……

  この至近距離からさ……

  逃げられるわけないじゃん……

  ……はい、捕まえた。

  (女が男のことを捕まえてそのまま馬乗りになる)

  ……あっけないね。

  ちょっとは楽しめるかと思ったのに、すぐ捕まっちゃうんだもん。

  ニンゲンって、ほんっと弱い。

  ……ふふ、。

  いいね、さっきまで強気だったくせに。

  なに?やめてくださいって?

  もうしませんって?

  ……もう遅いよ。

  狩りを邪魔された分、ちゃんと償ってもらうから。

  今この瞬間から、

  あんたは、あたしの獲物。

  逃げても、叫んでも、無駄。

  さ、覚悟して。

  楽しませてよね……?

  じゃないと、もっと痛い目にあわせちゃうから。

  大丈夫、食べたりしないわ。

  でもね……その代わりに、たっぷり遊ばせてもらう。

  あたしに逆らったら、どれだけ怖いか……体で覚えなさい。

  ほら、動かないの。

  ……抵抗しても無駄。

  爪一つで簡単に抑え込めるんだから。

  あたし力強いしさ……

  加減もあんまり得意じゃないの。

  だからさ……

  変なことしない方がいいと思うよ?

  どうなっちゃうかわからないからさ。

  あ、そんな声出しちゃう?

  こんな森の奥深くで?

  ……しーっ。

  森の中に響いちゃうと、もっと仲間が集まってくるかも……

  ついでに……

  こわーい獣とかもたくさん。

  あたし、あなたのこと守ることできないかもしんないし……

  そのままほっておくこともできちゃうんだよ??

  それが嫌なら、おとなしくしてなさい……

  ふふふ。

  ……いい子。

  ちゃんとあたしに従えば、そこまで乱暴にはしない。

  でもね、少しは痛い思いしてもらわないと、あたしは気が済まないの。

  じゃないと、あたしの怒りはおさまらないから。

  ねぇ……わかる?

  あんた、もう獲物でしかないの。

  ニンゲンとしての自由も、誇りも、ここで全部置いていってもらう。

  ふふ……その顔。

  必死に抵抗しようとしてるの、よくわかる。

  けど無理しない方がいいわ。

  どうせ最後には、あたしの前に屈して、

  そのまま言うこと聞くことになるんだからさ。

  あたしの部屋に帰ったらさ……

  もっと可愛い悲鳴、聞かせて?

  ……ほら、逃げ場なんてないんだから。

  あんたの身体も心も、ぜんぶ……

  今日からはあたしのもの。

  覚悟してね?