奴隷のあなたを買った獣人はあなたに家族になってもらいたい

  (奴隷市場に獣人がやってきて、主人公の前に来る)

  うん、彼がいいかな。いくらなんだい?

  ・・・他の人間よりかなり安いな

  ・・・獣人を怖がったり反抗したりしないから遊び甲斐がないから、か。

  まあ私にとっては都合が良いから問題ないけどね。

  やあ、今キミを買ったものだ。

  歩けるかい?それじゃ、ボクについて来てくれ。

  (獣人の家に着く)

  さてと・・・

  (主人公の手錠と首輪を外す)

  これはもう必要ないから外させてもらうよ。

  とりあえず、家の中を一通り見てもらおうか。

  (一通り見た後)

  これでいいかな。

  とりあえずお風呂に入っておいで。

  その間にご飯を用意しておくよ。

  ・・・それは私の仕事ではないのか?

  私はキミを奴隷として買ったんじゃないよ。

  その話は後でするとして、早くお風呂に入ってきてくれ。

  (主人公が風呂から出る)

  用意しておいた服のサイズも問題なさそうだね。

  さっきまで着ていた服はボロボロだし、処分させてもらうよ。

  それじゃ、ご飯にしよう。

  (ご飯を食べながら)

  美味しいかい?

  ・・・それは良かった。

  おかわりもあるから、遠慮なく言ってくれ。

  ・・・そういえば、その話をしないとね。

  ボクは幼いころに両親を亡くしてね。家族との思い出がほとんどないんだ。

  だから、家族になってくれる相手を探してたんだ。

  でもなかなかそういう相手は見つからなくて、あの奴隷市場まで探しに来たんだ。

  とはいえ、人間は獣人を恐れてるか敵視してるかのどちらかだと思っていたから、あまり期待してなかったんだけどね。

  でもキミはどちらでもなかった。

  だから、キミとなら家族になれるかもしれない、そう思ってキミを買ったんだ。

  ということで、キミはボクの家族としてここで暮らしてほしい。

  イヤかい?・・・そうか、ありがとう。

  とりあえずキミに頼みたいこともないから、しばらくはここでゆっくり過ごしてもらえればいいよ。

  ・・・家のことだけでもさせてほしい、か。

  まあ、キミがそう言ってくれるなら明日から少しはお願いしようかな。

  今日はもう疲れただろう。

  部屋でゆっくり休んでくれ。

  おやすみ。

  (1ヶ月後の朝)

  おはよう。

  今日の朝食も美味しそうだ。

  それじゃ、いただきます。

  結局家のことはキミに頼りっぱなしになってしまったね。すまない。

  ・・・いろんなことができて嬉しいとは。

  ホントにキミは変わってるよ。

  以前も話したが、そろそろボクは発情期に入る。

  だから、ボクが家にいる間は自分の部屋で過ごしていてくれ。

  キミを傷つけたくないからね。

  獣人でいることはいろいろ便利だが、これだけは厄介だといつも思うよ。

  ごちそうさま。

  今日も美味しかったよ、ありがとう。

  それじゃ、行ってくるよ。

  (数日後の夜)

  (息を荒くしながら獣人が帰ってくる)

  はぁっ、はぁっ・・・いつも以上にキツイな・・・

  (部屋のベッドに倒れこむ)

  ・・・彼に会いたい・・・でも、今会ったら彼を傷つけてしまう・・・ううっ・・・

  (主人公が扉をノックする)

  !?

  入るな!!

  すまない・・・でも、今は本当に危険なんだ・・・

  キミは、ボクの大事な家族だ・・・キミがこの家に来てから、ボクの日常は変わったんだ・・・

  これからも一緒にいたい・・・だからこそ、発情の勢いでキミを襲いたくはないんだ・・・わかってくれ・・・

  (主人公が扉を開けて獣人に近づく)

  ダメだ!!

  すぐに引き返せ!!

  お願いだ・・・

  (主人公が獣人を抱きしめる)

  !?

  どうして・・・

  もう、ダメだ・・・

  (主人公を押し倒してキスする)

  キミがほしい・・・もう、止められない・・・

  (翌朝、主人公が目を覚ます)

  ・・・目が覚めたかい?

  全身が痛むだろう。

  傷もたくさん残ってる。

  大事な家族のキミを、ボクはこんなに傷つけてしまった・・・

  (主人公が起き上がり、獣人を抱きしめる)

  どうして・・・どうしてキミは昨日ここに来たんだ?

  あれだけ来ないように言ったのに・・・

  ・・・家族だから、ボクの全てを受け入れてあげたかった・・・

  (涙を流しながら主人公を抱きしめる)

  キミはそこまで考えてくれていたんだね・・・

  だから、傷つくのを覚悟の上でボクを抱きしめに来てくれた・・・

  ありがとう・・・嬉しい・・・

  もっとこうしていたいけど、早く傷の手当てをしないと。

  ・・・わかった、キミが満足するまでこのままでいるよ。

  ねえ、キミに一つお願いしていいかい?

  ボクはキミともっと特別な関係になりたいんだ。

  ・・・そう、キミと結婚して夫婦になりたい。

  ボクはもうキミがいない生活は考えられないんだ。

  ダメ、かな?

  ・・・本当かい?

  ふふっ、今のボクは世界で一番幸せだと思うな。

  (主人公にキスする)

  キミの傷が癒えたら、キミと交わりたい。

  昨日みたいに欲望に身を任せて激しくではなくて、愛を確かめ合うように優しく、ね。