円安って何なん

  太古の昔、1ドルは360圓であつた。

  1971年12月、「スミソニアン協定」により、ドル価格が308円へと切り下げられた。

  これが「円髙」の始まりである。

  1973年2月に變動相場制へと移行した。

  1985年9月の「プラザ合意」により、1988年には120圓臺を記録した。

  バブル期には160円台に「回復」した。円安である。

  1994年12月の「メヒコ通貨危機」で、ドルが暴落した。翌年四月には、一時79.7圓を記録した。

  然し1998年には金865圓/gの、史上最安値を記録してゐる。この頃は平和だつたのかも知れない。

  2011年、70圓臺に突入した。

  干支一周分の昔の出来事である。

  然し最近でも、80円台になつた時に「失はれた30年」とか言つて、ニュースになつた樣な。

  2022年11月、146圓となつた。倍である。

  何となく1ドル100円で計算してしまふ私であるが、

  360圓時代や、1988年の120円台への落ち込みとバブル期の160円台から比べたら、考へられない程の「円高」、即ち高水準なのである。

  100円基準からいふと、146円は安い。

  ニューヨークの金先物市場はトロイオンスてふ独自単位でやつてゐる。これは31.103グラムである。

  現在1950ドル/toz近くの水準だが、グラフを見ると、2000に達するか否かといつたところである。昔はもつと安かつた筈であるが、(まあ金の先物取引や債券の売買なんかするなてふのが、イスラームの教えへである。)

  先の100円基準にぶち込んでやると、1トロイオンス19萬5000圓〜20萬圓になる。髙い方で計算しても、グラム6430圓である。実際は今月25日に8977圓てふ髙レートを叩き出してゐる。

  これは一體何なのか。

  つまりは、金価格の高騰は全部、「圓安」が惡いてふ話にならないか? または、ドル安で金価格が上昇し、146円までダブついてゐると見る事もできる。

  これは一体何なのか。

  財務省と日銀は何を考へてゐるのか。日本国内経済とアメリカ経済と世界情勢の関係や如何に。

  ・・・

  金本位制とは、19世紀にブリカスが導入し、1914年のWW1と大恐慌で失敗したやつである。ブリカスは失敗しかしない。

  日本も1895年の日清戦争の賠償金を元に、金本位制を開始したのであつた。

  この頃の金貨の純度は、90%が標準だつたらし。

  まあ、金ドル本位制になつて、最終的にドルの金への兌換を停止したのであつたが。