マンガ『アフターゴッド』の更新が来た!

  小學館のマンガアプリ「マンガワン」において、江野朱美先生が連載されてゐるマンガ作品『アフターゴッド』。

  2021.8.10に第1話が掲載。

  そして、2022.11.29に第32話が更新された。

  次回は12.27更新である。

  単行本は、10.19に第3巻まで出てゐる。

  『アフターゴッド(アフゴン)』は、ポストアポカリプスの様な荒廃した世界を生きる、主人公の女子髙生と、「神」と戰ふ人間たちの物語である。

  一話の繪や、「神」の表現が美しい!

  是非、自分の眼で確かめて慾しい。

  [chapter:あらすじ]

  世界に突如として、「神」と認識される者が現れた。

  人が目で見ると、精神が侵されて「神」と認識してしまふ。それは、キリスト教やイスラム教、無神論者など、どの宗教の人もさうなつてしまふ。そんな、危険な存在である。

  主人公はサングラスをかけた女子高生。

  (これが、マツコの番組に出た「スーパーゴッド」清音せらに似てゐて、笑つてしまふ。

  清音さんはバーチャルYouTuber として活動をしてをり、食事は主に「出前館」で取つてゐる。その結果、最上級の「スーパーゴッド」会員になつてしまつた、てふわけだ。)

  荒廃した東京を訪れた主人公。大分弁。

  そこに、眼帯の男「時永」や、腕が四本ある女が現れる。(カイリキーかな?)

  實際剛力で、女は主人公の頭をかち割るが、何故か死なない。

  女を撃退した主人公は、男について行き、ご馳走される。そして、そこで「神」を倒す爲の研究を行つてゐる「組織」の存在を知らされる。

  

  組織では、人がその姿を目にしたら、「神」として認識される存在を、「Idolaly Prohibited Organism; IPO」(イポ)と定義し、さう呼称してゐる。

  今のところ、IPOを倒したてふ実績は0件。絶望的である。

  主人公の友人も神に殺されてしまつた。

  友人の両親は、認知症の老人を娘に押し付けて、外出(旅行?)し、「死んだらお前のせいだからな」と言ふ樣な酷い人間であつた。

  そんな家庭環境であつたため、友人は神に殺される事を選んでしまつたのだつた。

  謎なのは、主人公の目である。

  「神と目が合ふと、人は動けなくなる。」

  そして、主人公にも何故か同じ力がある。

  全身の肌が眞つ赤になり、人格を乗つ取られる。

  謎だ。

  

  時永の友人に、帯川てふ男がゐる。

  マンションの隣の部屋に住み、主人公と3人で遊ぶ約束をした。

  然し帯川はイポだつた。

  地下鉄の駅に蛇が現れ、死人が出た。

  帯川(蛇)はずつと人間に擬態してゐた。

  今度は組織の戦闘員だつた、別の男の肉體を乗つ取つた。

  同じく組織の科学者である、彼の妻は、「脳が死んでなければ生きてると言ふんだ」と言い放つた。

  帯川はその女を監禁し、一緒に生活をしてゐた。

  男の脳を通して、その女を見ると、胸が高鳴つた。

  一物を触られると最高の気分だ。

  帯川は、時永に「なんであんなに良いものがあるのに、その事を教へて呉れなかつたのか」と尋ねた。

  時永は「下ネタは嫌いなんだよ」と言つた。

  時永は、科学者の女を犯したのか聞いた。帯川は、「神に繁殖は必要ない」と答へた。

  帯川はタバコをねだつた事が無いといふ。

  また監禁生活中、帯川が寝てゐる時に、男の人格が目を覚ます事があつた。

  帯川(蛇)は、何故か他のIPOと喧嘩をした。

  さうして、時永のマンションに現れて、上のやりとりをした。

  組織からは交換条件をもとに和解しろ、と言はれてゐた。

  然し今回更新された第32話で、時永に「友人を殺した事を一言謝れ」と詰め寄られると、

  帯川は「じやあお前も食べる」と、時永の顔を掴む。また、一緒になつてしまふのか。

  

  「頭の中の映畫(ウソ)」

  前回、IPO(イポ)の時永が、カント哲學の樣な時間論を説いてゐました。

  

  「昨日も明日も實在しない、存在の形式は今日だけである。」的な事がカントの主旨です。

  時永は「過去も未来も、頭の中の映画でしかない。存在するのは今だけだ。」と、上から目線で説きました。

  私も「昨日や明日は存在しない、あるのは今日だけだ。」と思つて生きてゐます。

  また、イスラム文明においても、特にウラマーのハサン中田先生は、「未来は存在せず、神の創造とは、現在の瞬間 瞬間においての創造である」と説明されてをりました。

  未来は存在せず、創造主たる神様の御手の内にある。

  その樣な時間観が「インシャアッラー」てふ言葉に現れてゐるさうです。

  カントとイスラムの影響を受けてゐる、私の考へ方や生き方。

  或いは、カントの影響を受けてゐる、『アフターゴッド』。

  さて、過ぎ去つた時間てふのも、自分の外側の世界の何處にも、最早存在してをりません。

  あるのは生き物の「記憶」の中だけ。

  時永はそれを、「頭の中の映画」と表現したのだと思はれます。

  實際は、「脳の記憶」は、「ニューロンの電気信號」であると言はれてをり、海馬の短期記憶から、外側の長期記憶へと移つていくとされてゐます。

  人間は、忘れたと思つても、「思ひ出せないだけで、脳の中に記憶は残つてゐる」てふ事もあります。

  記憶は、思ひ出す度に新たに作られてゐるらしいです。

  脳科学者がWired.jpのYouTubeチャンネルで、さう答へてゐるのを見たことがあります。

  さらに、記憶が具體的にどの樣な形で、脳の中にあるのかは、未だ分かつてゐないさうです。

  ニューロンの電気信号だとは思ふのですが……。