私は關西語は、清く正しい丁寧な言葉だと思つてゐますが……。
といふか、信用・信頼してゐない相手にこそ、東京弁で良いと思ふのですが……。
古墳時代以降、日本の中心は関西だつた。
平安時代の『源氏物語』さへも、古代関西語と言つて良いかも知れない。
「なんでやねん」「どないやねん」「〜でおま!」も、
「おいでやす」「また来ておくれやす」「はんなり」「おばんざい」も、
古語の直接の子孫である。
江戸時代の前期は、京の「上方言葉(かみがたことば)」が優勢だつたらしい。
後期から、江戸弁が力を持つてきた。
幕臣が住んでた髙臺では、「山の手言葉」が話されてゐた。
式亭三馬の『浮世風呂』等は、江戸言葉と上方言葉の掛け合ひを見る事ができる。
山の手言葉のうち、「ご機嫌やう」、「ごめんあそばせ」などは女子髙で「お嬢様言葉」として残つてゐる。(マリみてかな?)
「ざます」は『ドラえもん』のスネ夫の母親の喋り方として有名である。
因みに、しずかちやんの「てよだわ」は女言葉、現在作品の中にのみ残る死語。
方言では、女性の一人称として「おれ」とかもあつたらしい。男女で同じ言葉を使ひ、女言葉は存在しなかつた。
若しかしたら、それを猥雑とみなした明治政府が、女言葉を作つて學校で教へさせたのかも知れない。
現代日本語(俗に標準語)は、江戸言葉と山の手言葉のミックスだ。
また、「〜です・〜ます」は、薩長が持ち込んだ方言らしい?
昔そんな事を漫畫で読んだが、情報が古いか、私の勘違ひかも知れない。
とはいへ、明治初期に東京に「奠都」された皇室は、
「おもうさま、おたあさま」「おでん」の樣な宮中言葉を東京に持ち込んだ。
これを京都の系統の言葉とみなす事もできるだらう。