人間嫌ひ

  「人は簡単に死ぬ 誰かが悲鳴を上げたら直ぐ動かなきや手遅れになる」『【推しの子】』26話より

  『氷菓』の名前の由來「アイ・スクリーム(I scream. 私は叫ぶ。)」を思ひ出した。

  私の心が、何時から悲鳴を上げてゐるのか、

  私自身、分からなくなつてしまつた。

  そして、『氷菓』みたく、「聲も上げられない時が來る」では無いが、私は死んでしまつたのかも知れない。

  人間が嫌ひだし、救ひのないこの世界も嫌いだ。

  でもそれでは損だ。

  好きになつた方が、まだ可愛がられる。

  上の樣な事を言つたり、思つたりしてゐるうちは、可愛がられない。

  もちろん可愛がられやうが、

  この無意味で無価價な世界で生きやうが、

  意味はないのだが。

  結婚しなければ、刻一刻と価價は下がる。

  でも初めから価價なんか無いのでは?

  ニイチェを讀んだ方が良いと思つた。

  暗い顔でニイチェを読んでゐれば、周りの人間も概ね察して呉れるだらう。

  でも、哲學書を批判的に讀めるだらうか。

  「さうださうだ」となつてしまはないだらうか。

  哲學者にはなれないかも知れない。