初夏の午前。
すでに外気は蒸し暑く、強い日差しが降り注いでおり、汗を流しながら大人は労働に励み、子供は精一杯遊び回っていた。
人々が平和に暮らすその地は、周辺地と比較すると領土は狭く、近隣に防壁があるわけでもない。だが、川と山脈に囲まれており、攻める側から見れば非常に攻めにくい堅牢な領土だった。
領土の中心には、土地の広さに見合った小規模な城がある。だが、戦上手の先々代により改築されたその城は、侵入してきた敵兵を袋小路へと誘い込む迷路や、弓矢や投石のための穴が設置された壁や天井など、戦のための工夫が各所に施されてる。
敵対する国との国境沿いにあるその土地は、国王から狭いが落としにくいという評価を下され、前線の砦として名が広まっていた。
だが、この地の名が広まったのは、地形と城が優れているからだけではない。歴代の城主が、必ずと言っていいほど優秀だったのだ。
無論、現代の城主も文武に優れた名将である。歴代最高とまで言われているほどだ。
だが、この城の臣下たちは、その城主によって悩まされる日々を送っていた。
城主の間にて、机について書類にサインをしている虎獣人がいた。立派な体躯の持ち主であり、膨れ上がった筋肉はまるで鎧のようだ。上質な衣服は似合わず、甲冑の方が似合うだろう。しかし表情は勇猛さだけでなく聡明さも秘めており、手際よく書類を読みサインを書き、誤っているものは除外している。
彼こそが、歴代最高として名高い城主、ガンである。武人としても凄腕の彼は、傍らに巨大な愛刀を置き、職務に専念していた。
すると、扉が叩かれた。
「入れ」
低い声で告げると、扉が開かれた。入ってきたのは二人の男女、臣下の雄狸と給仕の牛の女性だ。
「ガン様、新たな書類を持ってまいりました」
「すまんな、マズ」
マズと呼ばれた太った壮年の狸は、山積みの書類を机に置いた。
「隣国の情勢が良くないようでして、軍備に関する通達が国から届きました」
「そうか」
「あ、あと、休憩をと思い、お茶を」
マズがそう言うと、給仕の牛が一礼とともに茶を机に置いた。ガンとは顔見知りの、古株の給仕だ。
「すまんな」
「いいえ」
給仕の獅子に感謝を述べるガンは、二人の表情のわずかな変化を読み取った。
「しかし、戦は10年以上も前だな、マズよ」
「ええ。ガン様の初陣、15歳の時でしたな。跡取りである長男の貴方が突撃した時は、肝を冷やしましたよ」
「心配をかけたことは、悪かったと思っている」
「しかし、敵将を何人も仕留めて帰って来るとは。あれで一気に戦局は変わりましたな」
「そうだな。だが、命令無視をしたことは咎められた・・・・・・あの頃は、若かったからな。つい、先走ってしまった」
「若気の至り、ですな」
「事実、生還できたのは、幸運もあった」
「あれから何年も経ちました・・・・・・お互い、歳をとりましたな」
「今年で、40か。お前は60になるな。もう定年だな」
「この職に、定年などありませんぞ」
談笑のうちに、喉が渇き、茶を飲む。それを期待していたマズ。
だが、ガンは茶に手を付けず、傍らにある小箱を開けた。中には、7色の鈴がある。その中の赤い鈴を取り、ガンはそれを鳴らした。
即座に扉が開き、部屋に兵士が一人、入ってきた。
「お呼びのようで」
入ってきた兵士は、若い狼の獣人だ。流石は兵士と言うべきで、ガンほどではないが体格は良い。服装は、この国独特の動きやすさを重視したもの。薄手のシャツにスパッツのみを身に着けており、ベルトには刀が提げられている。
彼は″七剣″と呼ばれる、王直属の護衛剣士である。全員が武芸の達人であり、忠義に厚く、ガンから絶大な信頼を受けている。王の傍を離れず、身を捨てて王を守る覚悟を秘めた優秀な部下だ。
フラッシュはその中で最も若いが、才能に恵まれた将来有望な麒麟児である。
「フラッシュ、飲め」
「はっ」
「え、ちょっ」
フラッシュと呼ばれた狼は、止めようとするマズをよそに、躊躇いなく茶を取り飲み干した。
「どうだ?」
「はっ。毒は・・・・・・ぐっ!」
フラッシュは、毒見の結果を聞かれたと思い、返事をしようとしたが、直後に体を違和感が襲った。
体が熱い。呼吸が荒くなる。鼓動が速まる。
そして、ある一念が心を支配した。
女を抱きたい。
フラッシュのペニスは、一瞬で勃起した。もともとフラッシュのペニスは大きく、スパッツに形が浮き上がっていた。その巨根が硬化し、スパッツを押し上げる。
だが、それだけではなかった。最大限に勃起したはずの肉棒はさらに大きさを増し、睾丸内では多量の精液が生産され同様に肥大化する。
そして、フラッシュの肉棒は、スパッツを突き破り姿を現した。皮が剥け切った立派な巨根は、既に先走りを溢れさせている。
フラッシュは、室内で唯一、自身の欲望を預けられる存在を睨んだ。給仕である、雌の牛を。流石は牛族と言うべきか、乳房は大きい。その巨乳は衣服を押し上げており、尻の肉付きも良い。
フラッシュは牛に飛び掛かると、その体を抱きしめ、ガンの後方にある仮眠用のベッドに押し倒した。
「フ、フラッシュさまっ!まって!!んんっ!!」
抵抗しようとした獅子の唇を、フラッシュは自身の口で塞ぎ、口内に舌を侵入させてかき回した。
そして、爪で牛の服を引き裂いて乱雑に裸にする。大きな乳房がぶるんと零れ落ちた。それを鷲掴みにすると、いきり立ったペニスを膣に突き入れた。
「んんんーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
フラッシュと牛の叫びが重なった。上と下の口で繋がった二人の肉体と精神を、強い快楽が支配する。
フラッシュは、腰を激しく振り始めた。牛はもう抵抗しなかった。逞しいフラッシュの体を抱きしめ、フラッシュと共に快楽を享受した。
「媚薬、か。狼の鼻でもごまかせないほどとは、随分な手の凝りようだな」
二人の激しいセックスを見ていたガンは、ニヤニヤと笑いながらマズを見た。
「は、はあ」
マズは二人の情事を見て、興奮してしまい勃起してしまう。
「作戦、失敗だな」
「はい」
臣下たちを悩ませる最大の問題。それは、この領地の跡取り問題だ。
ガンには妻がいたのだが、若くして病死してしまった。その後、ガンは妻を取らないと決心した。妻への愛を貫くと、その墓前に誓ったのだ。
しかし、ガンに子供はいない。妻は身ごもったことはあったが、流産してしまい、子が作れない体になってしまった。
ガンの妻は臣下たちとともに、跡取り問題を気にしていた。病に臥してからも、ガンに側室を取ることを強く勧めていた。だが、ガンはそれが出来なかった。妻以上の女はいなかった。
ガンは跡取りについて、養子を取ればいいと思っている。だが、臣下たちは優秀なガンの血を後世に残したいと考えている。
それから臣下たちは、ガンに再婚の話を持ちかけ始めた。妻に似てる女性や、絶世の美女をガンに送ったが、ガンはそれらをすべて拒否した。
ならば最後の手段と、臣下たちは色仕掛けの策を取ることにした。ガンに対して無礼とは理解しつつも、やるしかなと判断したのだ。
美女を寝床に送る、媚薬入りの食事を出すなど、様々な形で刺客を送った。
だが、ガンの心は誘惑などには屈しない。媚薬入りの食事も、野性の勘や臣下たちの反応で見抜き、引っかかることはない。また、フラッシュを初めとする、ガンに忠誠を誓った7人の騎士のガードもあり、色仕掛けは一度も成功していない。
初めは臣下たちのやり方に激怒していたガンだったが、今では臣下たちの心情も分かるので、怒ることはない。この知恵比べを、楽しんでいるほどだった。
臣下たちは、諦めたふりをして、ガンが忘れたころを見計らって定期的に色仕掛けを仕掛けるが、やはり成功しない。
こうしたやり取りは10年ほども続いており、もはや城の名物となり、領民たちにも知れ渡っている。民の中には、私がガン様の子を身ごもると、色仕掛けに参加するものまで出たり、ガンが生涯独身でいるか新たに妻を作るかを賭ける者までいる。
そして本日、10か月ぶりの媚薬作戦は、失敗に終わった。完全無味無臭のはずだったが、ガンには通用しなかった。
「ああっ!!フラッシュ様!!いいっ!!」
「はっ!!ぐうっ!!ああっ!!」
セックスはまだ続いており、室内には喘ぎ声が充満していた。
「実はな、フラッシュはこの牛の女に恋をしていてな。だからこそ、フラッシュに飲ませたのだ。こいつは奥手で、中々思いを伝えられず、悩んでいてな。給仕の娘たちや料理長から聞いたが、牛の方も満更ではないみたいだったからな」
「臣下の相手でなく、自身の相手を探してください」
嬉しそうなガンと肩を落としたマズが会話していると。
「フラッシュ様!中で果ててください!!孕ませてくださいまし!!」
「ぐっ!!うっ!!ぐおおおおおおおお!!」
「はああああああああああんん!!」
フラッシュと牛の体が硬直した。フラッシュの射精が始まったようだ。
「媚薬を飲んだという事は、精液の量もすさまじいだろう。孕んだかもな。仮にそうでなくとも、二人の仲は固まった。結婚式を開かんとな」
「そうですね」
「フラッシュ様・・・・・・あっ!!そんなっ!まっ!またっ!!」
射精が終わったフラッシュだったが、媚薬の効果は収まらない。フラッシュは、再び腰を振り始めた。牛も苦しみながらも快楽を感じている。
二人の邪魔をするわけにもいかず、ガンは別室で業務を再開することにした。
虫の声も聞こえない深夜。城内のとある一室にマズはいた。
新月であるため、光源は壁際のろうそく2本のみ。薄明りに照らされた室内は、城の中だが高価な調度品などはなかった。代わりに、壁には刀剣や槍が掲げられ、本棚には武術や戦術の教本が並べられている。
「なるほど。また失敗しましたか」
マズの報告を聞きながら、愛刀を磨いているのはこの部屋の主である男性だ。ガンと同等の巨躯を誇り、体中は古傷だらけ。抜き身の大剣のような風格を纏った獅子である。
「ええ。相変わらず、勘のいいお方だ」
「そうですね」
獅子は冷静に、驚くことも焦る様子もない。磨いた剣を丹念に磨き続けている。
「少しは危機感を抱いてください、バット殿」
「失敬。危機感は無論抱いてはいます。だが、焦ったところで事態が好転するわけでもなし」
「た、確かに・・・・・・」
バットと呼ばれた獅子は、ガンの武術の師匠である。大将の息子として生まれ、ガンより5つ年上であったために、遊び相手を任された。その後、剣の才能に目覚め、若くして武将として活躍するようになってからは、ガンの武術の相手を務め、やがては師としてガンを鍛え、彼を一流の武人に鍛え上げた。
そのバットも、ガンの跡継ぎ問題については頭を悩ませている。しかし、彼には秘策があった。
「こうなっては、私の作戦でいくしかないのでは?もう準備は整っています」
「は、はぁ。しかし、無礼とか、血筋とか、そういった反対意見もありましてな」
バットの提案に、マズはまだ迷いを見せていた。
「今まで王を誘惑したり、媚薬を飲ませたりしたくせに、今更無礼を気にするとは。また、血筋とはいっても、使用人と寝かせようとしたではありませんか」
「しかし、貴方の作戦はかなり強引ですし。相手にも多少問題が。現に、使用人も貴族の分家に近い者を選んでおりまして」
バットはマズの言い訳を聞くと、剣を鞘に納めた。
「その言い分はもっともですが、そうも言っていられないでしょう。貴公自身、分かっておられるはず」
「それは・・・・・・」
「反対意見をねじ伏せることも、貴公の役目。期待しておりますぞ」
バットは不適に笑った。
マズは対照的に、今後の会議のことを思い、胃が痛くなった。
数日後の夕刻。
ガンとバットはいつものように、城内の鍛錬上で模擬刀を手に向かい合っていた。両者ともに同じ構えを取り、相手を睨みつけている。あたかも、実戦であるかのように。
「しっ!」
掛け声とともに、ガンが動いた。一歩踏み込んで刀を振り下ろす。
バットは受けず、後退して紙一重で躱し、ガンの追撃よりも早く突きを打ち込む。
心臓へと向かってくる切っ先を、ガンは半身になって躱し、踏み込んで袈裟切りを打ち込む。
すぐにバットは刀を引き、防御する。大きな衝突音が響き渡った。
ガンが体重をかけて押し込むが、バットも負けじと押し返す。
そして、数秒の鍔迫り合いの後、両者は離れ、そして再び斬り合いを再開した。
日課の模擬戦は、いつものように試合とは思えないほどの迫力がある。二人が師弟であることを知らない者が見ると、殺し合いをしているかと誤解してしまうだろう。
「ふう・・・・・・やはり、事務の後はこれに限る。あんな仕事など、本来、俺の性に合わん」
試合の後、城内の庭を並んで歩きながらガンは呟いた。その顔は晴れ渡り、事務仕事でたまった疲労は吹き飛んでしまったようだ。
「そのようなことをマズに聞かれると、また叱られますよ」
バットは苦笑しながら助言した。だが、ガンは気にせずに愚痴を続けた。
「一日中机に向かっていると、そう思わずにはいられなくなるものだ」
「しかし、それも王の務め」
「面倒な務めだ。武将の次男にでも生まれればよかった。事務仕事はせず、鍛錬だけ積んでいればいいのだからな。跡取り問題も気にせずに済む」
「またそんなことを・・・・・・」
「何だ、バット。お前もマズみたいに子を作れというのか?人を種馬のように扱いおって」
「私は小言をぐちぐちと言い続けたりしませんよ」
ガンとバットは、笑いながら庭を歩き、たわいもない話を続けた。
先ほどの試合では殺し合いでもしていたかのようだが、今では言って変わって、まるで親友であるかのようだ。
師弟ではあっても、歳は5つしか離れていない。故に二人の関係は、友人や兄弟に近いものだった。
「それよりも、バット。見せたいものがあると言っていたな。それは、何だ?」
昼間、バットが言っていたことを思い出したガンが質問すると、バットは妖しく笑った。
「はい。そろそろガン様にも見せても良いと思いまして。ついて来てください」
「うむ」
ガンは決してバットを疑わない。バットの″見せたいもの″に期待しつつ、ガンはその背中を追った。
二人が向かったのは、城内の西の端に建つ小さな小屋だった。豪華な作りではなく、民家程度のものだ。
中からは、衝突音や掛け声が聞こえてくる。どうやら、中では武術の鍛錬が行われているようだ。
「この中です」
「そうか・・・・・・」
ガンは小屋の戸を開けた。
想像通り、小屋の中は小規模な鍛錬場だった。模擬刀に鍛錬器具、小さな試合場など、最低限の設備が揃っている。
そこでは、兵士たちが肉体を鍛えていた。腕立て伏せや懸垂をする者、寸止めの組み手をする者など、思い思いに励んでいる。
その数は、7人。犬、猫、鼬、蜥蜴、ハイエナ、河馬、そして馬の獣人だ。その動きや体つきを見れば、各々がかなりの実力者であることが分かる。
だが、一点だけ気になることがあった。体を鍛える者たちは、全員が女性だった。
「集合!」
ガンに気付いた馬の兵士が叫ぶと、女性たちは一斉に鍛錬を止め、ガンの前に整列した。
「これが、見せたかったものか?」
「ええ七竜と読んでいます」
ガンに続いて鍛錬上に入ったバットが頷いた。
「あなたが有する7人の忠実な配下、七剣。それと同じように、私も直属の7人組を作っていたのです。武芸に長けた、忠実な部下を。結成したのは、貴方が七剣を作る少し前になりますね」
「ほぉう。なぜ、今まで言わなかった?」
「七竜を組織したのは15年前、隣国との戦争中であり、裏切りが何よりも恐ろしい状況でした」
「だからこそ、絶対に信を置ける配下たちを作った、というわけか」
「はい。戦争が落ち着いても、彼女達は私の切り札と言っても過言ではないので、言えませんでした。しかし、王ももう40を超えました。武術の腕も、私と並び奥義も授けました。故に、全てをお教えしようと決心しました」
「そうか。して、何故女性ばかりなのだ?」
「男だと、堪えられなくなりますので。直属の部下と、そういった関係を結ぶわけにはいきませぬ」
「なるほど」
バットは同性愛者であり、かなりの好色かつ性豪である。秩序を崩壊させるようなことも、法を破ることもしないが、その手の相手とはすぐに体を重ねることで有名だ。だからこそ、忠実な部下は全て女性にしたのである。
ガンは改めて、七竜と呼ばれる兵士たちを見た。
細身ながらもしなやかで良質な筋肉を纏った者と、男性顔負けの鎧のような体躯を誇る者がいる。しかし、女性特有の体つきは健在で、うっすらと残る皮下脂肪や腰の括れは健在だ。
また、意外と言うべきか、全員胸が豊かだ。巨乳と言っても差し支えないほどで、鎧を身についけていても一目で女性と分かるだろう。
「レミ。挨拶を」
「はっ」
バットの命で、七竜の内の一人が一歩前に出た。
レミと呼ばれた女性兵士は、馬獣人だ。顔たちは、演劇で男性役を演じる女性役者のように凛々しく、勇ましい。
隊員たちの中では最も背は高く。目線はガンと同じくらいだ。筋肉量もガンほどではないがかなり多い。とは言え、他の隊員たちと同様に体つきは女性らしく、スタイルは良い。腰のくびれと尻の大きさは見事で、太腿も逞しさだけでなくむっちりとした色気を有している。筋肉と脂肪のバランスが適度に保たれている。最も、筋肉質で巨体の兵士であるために、男受けが良いかは疑問が残るが。
そして、何より目を引くのは乳房だ。巨乳を通り越して爆乳と呼べるほど巨大であり、その大きさは他の隊員たちを圧倒している。大きく膨れ上がり前方に突き出ており、身に着けているスポブラを突き破ってしまいそうだ。しかし全く垂れておらず、見事なハリと弾力を兼ね備えていることがよく分かる、見事なロケットオッパイだ。これだけでも、男の欲情を誘発させることが出来るだろう。
「お会いできて光栄です。七竜の隊長、レミと申します」
レミはガンの前で深々と頭を下げた。その際、乳房が下方に向き谷間が強調される。
「うむ。私もそなたらのような、武力と忠義を兼ね備えた兵士と出会えて嬉しいぞ」
しかし、ガンは冷静に答えた。度重なる色仕掛けに耐え抜いてきたために、この程度では興奮などしない。そもそも、目の前の兵士はそのような意図などないだろうと判断した。
「お褒めの言葉、有難く頂戴いたします」
レミは顔を上げた。動き一つ一つが機敏であり、そして乳房がゆさゆさと揺れる。
女を絶ち、強い性欲を自慰で済ませているガンにとっては、大いに性欲を刺激する光景だ。
(いい光景だ。今夜は彼女を使わせてもらうとするか)
妻以外の女とは関係を持たないと決めているが、自慰は別だ。流石に、性欲発散の妄想には多種多様な女を妄想している。
(いかん。部下を前に自慰のことを考えるのは、流石に良くないな)
「しかし、いい肉体をしているな。先ほどの組み手もいい動きだった。技量も確かなようだ。流石はバット直属の兵士だな」
「いえ、私などまだまだ未熟です」
不適に微笑むレミ。しかし、その目の奥に潜んだ異質な光をガンは見逃さなかった。王である以前に、歴戦の勇士だからこそ感じ取ることが出来た。
敵意、とまではいかないが、明らかな闘志がこもった目。その闘志は、紛れもなく自分に向けられている。
「レミ、以前も言ったように、くだらないことに時間を費やすな。この一件での無礼は全て許される」
「はっ」
レミの瞳の闘志が燃え上がり、ガンへ刺すような視線を向けて来る。体毛が逆立ち、筋肉が僅かに膨張する。馬獣人だが、肉食獣の凶悪さを纏った闘気は、まっすぐガンを貫いた。
「ガン、貴様・・・・・・」
「申し訳ありませんが、そういうことですよ」
レミから視線を外さず、ガンは身構えた。
ほぼ同時に、レミが前進しつつガンの鳩尾へと前蹴りを打ち込んだ。
初期動作がなく、一直線に相手を貫く槍の刺突の如き一撃だ。
回避が間に合わないと判断したガンは、咄嗟に右腕で防御した。
しかし勢いは殺せず、後方に大きく吹き飛ばされた。
訓練場の扉を壊し、そのまま地面を転がる。
(女の蹴りではないな)
直撃の寸前に自ら後方に跳んで威力を軽減したために無事で済んだが、それをしなければ腕の骨を折られていたかもしれない。
ガンはすぐに起き上がったが、眼前には既にレミが迫っていた。
その脚力に驚く暇もない。
レミはすかさず上段蹴りを放つ。
ガンは上半身をそらして躱し、すぐに下段蹴りで反撃した。
しかし、既にレミはバックステップで距離を取っていたために空を切った。
(速い・・・・・・)
感心するガン。その背後から、7人の兵士が剣を抜き、レミへと襲い掛かった。王直属の護衛隊、七剣だ。
七剣は常に王を取り巻いており、王の危機にはすぐに対応できるよう心掛けている。その彼らが、王の危機を察知し、君主に手を上げたレミへと襲い掛かった。
だが、レミの背後からも七竜が剣を手に飛び出し、七剣へと向かっていった。無論、バットも七竜とともに七剣へと斬りかかる。
たったの14人の戦闘、しかし全員が手練れであるためその迫力は合戦か、もしくは竜と騎士の戦闘に匹敵するほどである。
しかし、ガンは部下たちの戦闘には目もくれず、自身の相手の身を睨みつけている。
「こちらへ」
レミはそう告げると、合戦の場から駆けだした。不敵な笑みを残して。
「一騎打ちを望むか」
ガンは右腕を振るい、痛みが引いたことを確認すると、部下たちを置いてレミを追いかけた。
(行ったか・・・・・・頼むぞ、レミ)
妻をめとったばかりの若い狼、フラッシュと剣と鍔迫り合いをしつつ、バットは部下の勝利を祈った。
城壁を下りれば、城下町までに森林が広がっている。曲がりくねった道が絡み合っているため、地元の人間でなければ迷ってしまうほど深い森だ。
その茂みの中を、ガンはレミを追って走った。逞しい背中と太もも、そして大きな尻を追って。
足の速さは、ややレミが上だ。だが、レミは時折速度を落としている。ガンを誘い込んでいるようだ。
そして、道から大きく離れた茂みの奥で、ようやくレミは足を止めた。追いついたガンは、呼吸を整えてレミに問う。
「ずいぶんと部下たちから引き離してくれたな」
「ええ。邪魔だれては困りますので」
レミは振り返り、相変わらず余裕の笑みを浮かべている。汗をぐっしょりとかいているので、シャツが爆乳に張り付いていた。
ガンは周囲を見渡し気配を探った。鼻や耳も総動員するが、人の気配はない。
(つまり、こんなことをする狙いは・・・・・・)
ガンは確認すべく、質問を続けた。
「バットの命令か」
「はい」
「謀反とは思えんな」
「無論です。バット様共々、私たちはガン様に忠を誓っております」
「試合とも思えない。となると、俺を孤立させたのは、やはり世継ぎ問題か」
「ご名答でございます」
レミは白い歯を見せて笑った。やはり、とガンは納得するが、新たな疑問が生じた。
「媚薬の香を撒いた場所に案内したわけではないようだな。匂いが無いだけならまだしも、気温や湿度にも特に変化がない。美女の姿もない」
「ええ、そんなものは用意していません。下手に準備をしていると、ガン様に察知される危険もありますので。それに、媚薬は極力使用したくないというのがマズ様のお考えです。副作用の危険もありますので」
「ほぉう。ならば、今回の世継ぎ問題解決のための策は、何だ?俺を孤立させたのは分かるが、次の一手が分からん」
ガンの問いに、レミは格闘術の構えを取りつつ答えた。
「策は、これです」
「これとは?」
「力ずく、です」
「何?」
「つまり、無理やり私と性行為をさせる、ということです。早い話、強姦です」
予想外であるレミの答えを聞き、ガンは驚きを隠せなかった。
「つまり、俺を行動不能にしてから、セックスをするということか」
「そうです」
確かに、以前は寝込みを襲われたこともあったが、あくまで女性がベッドにもぐりこむとか、男性の兵士が両手足を拘束しようとするとか、そんな策ばかりだった。無論、ガンは撃退してきたのだが。
まさか、女が無理矢理自分を犯そうとする、という策は初めてだ。
「集団で挑めばいいものを」
「無論、それも考えていました。しかし、七剣の妨害もありますし、ガン様は危機を察知する能力に長けているので、戦闘から離脱する可能性もありますので」
「なるほど」
「それに、一対一を誘えば、ガン様は誘いに乗るかとバット様がおっしゃったので。現に、ガン様はついてこられた」
「そうだな。一騎打ちの誘いには、体が反応してしまう」
「それに・・・・・・私個人の意思もあります」
レミの笑みが、変わった。闘争心のみならず、淫らな欲情が混ざった笑みだ。
「勇猛な王との一騎打ち。そして、絶倫の王とのセックス。誰もに邪魔されたくはありません」
「そうか・・・・・・」
レミの本心を、欲望をガンは知った。どうやら自分と同じく、かなりの戦闘狂のようだ。それに性的欲求までも混じっている。
「確かに、女と言えども先ほどの蹴りは見事だった・・・・・・」
ガンはシャツを脱ぎ、鍛え上げられた筋肉を見せつけると、レミと同じく身構える。
直後、その表情が切り替わった。毅然とした王の気配は消えさり、凶悪な肉食獣の笑みに変わっていく。獲物を狩る顔よりも遥かに恐ろしく、闘気と歓喜に満ちている。
「お前の策など、もうどうでもいい。純粋な闘争を楽しませてくれ」
「ええ、お互いに楽しみましょう。闘争が過激なほど、その後のセックスは楽しいですよ」
「それはいらん。あとで自慰で済ます」
その言葉の終わりが合図になった。
野性をむき出した虎と馬が、真正面から激突した。
闘争は、長く続いた。
互いに拳と蹴りを打ち込み合い、それを避けて防ぎ、時には掴み投げ飛ばし、締め技や極め技をも繰り出す。両者は多量の筋肉を搭載した重量級であり、体が衝突し合う度に轟音が響き、肉がつぶれ骨がきしみ、汗が飛び散った。しかし速度もかなりのもので、巨体でありながら目にも留まらぬ速さで動き続ける。
ガンは歴戦の勇士であり、格闘術に関しても城内で一二を争う程の腕だ。だが、レミはそんなガンに一歩も引けを取らない。激しい動きの最中、突き出た乳房が激しく揺れ動き弾むが、それを全く苦にしていない。
久しぶりに、これほどの強者と戦うことができ、ガンは幸せだった。そして、レミも自分と同様にに幸福を味わっていることを確信していた。戦うことで通じ合える一時、それを楽しむ性分なのだ。
だが。
(なんだ、この動き・・・・・・)
歓喜が中断され、違和感がガンを襲う。
レミの動きが変わった。まるでこちらの手の内を見通しているかのように、的確に予測してくる。それ故に、攻防の流れは徐々にレミに傾いていく。
負けず嫌いだからこそ、苦戦しているときこそ燃える性分のガンだが、もはや危機感を抱くほどに押されている。
(そうか、バットめ・・・・・・)
苦戦の原因が分かった時、勝負はついていた。
レミの下段蹴りの直撃を受け、足が止まる。
次の瞬間、上段蹴りを頭部にくらい、ガンはその場に崩れ落ちた。
脳が揺れ、思考と動きが止まる。そして、レミは用意していたロープで倒れているガンの両手を頭上で縛り、その先端を太い樹木で固定し、ガンの腹の上に圧し掛かった。
「ぐっ」
重く、しかし柔らかい尻の直撃を受けたガンの体から、ようやくダメージが抜けている。だが、両手は縛られて動かせず、疲労困憊の体ではレミの巨体を押し返すことも出来ない。
「私の勝ち、ですね」
レミは勝ち誇った顔でガンを見下ろした。
「くそったれ・・・・・・」
ガンは歯噛みした。闘争は楽しいが、敗北は喜べない。
「負けたのは、いつ以来ですか?」
「久しいことではない。模擬戦では、よくバットに負けている」
「女性には、初めてでしょう」
「・・・・・・そこが悔しくてたまらん」
「しかし、無理はありません。私には、バット様がいましたから」
「バットから教わったのだろう。俺の動きを」
「はい。ガン様の動きのみならず、思考や癖、対処法、全てを叩き込まれました。バット様は、ガン様の全てを知っておいでです」
「師匠だからな」
「半年をかけて、ガン様を倒すためだけの訓練を積んでまいりました。一方、ガン様は私の戦法を知らない。私が勝てて当然です」
「言い訳にすぎん」
「潔いことです。おそらく、今後再び戦うことがあれば、私はもう二度と勝てないでしょう。ガン様は、もう私の戦いを記憶したので。最も、二度目などありませんが」
レミはバットに対し、体を倒してきた。そして、至近距離で顔を覗き込んでくる。
先程までの、闘争のみに集中していた顔でも、勝利を喜ぶ笑みでもない。ただ、ひたすらに欲情している、そんな顔だ。
汗の匂い、そしてその奥に潜む雌の匂いが鼻につく。荒い鼻息と吐息も顔に掛かったが、不快には感じなかった。
「まだ唇は合わせられませんね。噛みちぎられそうで」
レミはそのまま上半身を前方に送った。必然的に、乳房が眼前に来る。
汗まみれのシャツに包まれた爆乳は、ガンの目の前に垂れている。レミが上半身をゆすると、ブルブルと震えるように揺れた。兵士であるにもかかわらず、娼婦のような動きだ。
妻以外の女性は抱かないと決めたガンだが、本来は精力旺盛な雄だ。交わろうという気はなくとも、肉体は否応なしに反応してしまう。
「マズ様から聞いたように、不能ではないようですね」
「当たり前だ」
上体を起こし、ガンの勃起を確認したレミは安堵の笑みを浮かべた。
「それは何より。十分に楽しめるようです」
ガンは歯噛みした。女に負けただけではなく、このような形で貞操を奪われることになるとは。心の中で、妻にむなしく謝罪するほかなかった。
その悔し気な表情を見て、レミは慰めるように言った。
「自身を責める必要はありません。あなたは立派に奥方様への愛を貫きました。無理矢理犯されたとならば、奥方様も責められないでしょう。そもそも、新たな妻を作られることには賛成だったのでしょう」
「そういう問題ではない」
「頑固な方ですね」
「うるさい。だが、今回きりだ。もうお前には負けん。この一回で孕まなければ、意味は無いぞ」
「その心配はありません」
レミはそう告げると上半身を起こし、躊躇いなくシャツを脱ぎ去った。
裾に引っかかり持ち上げられた乳房が、激しくバウンドしながら姿を現した。
「む・・・・・・」
衣服の拘束から解き放たれた、生まれたままの状態の乳房。しかそその膨らみは、赤子の時とは比較できないほどに発達していた。
兵士のものとは思えないほどの大きさであり、形も丸々と実っている。その揺れ具合から、内部にはぎっしりと脂肪が詰まっていることが見て取れた。しかし全く垂れていない。衣服が無くとも、大胸筋によって持ち上げられて前方に飛び出している。この乳房だけは、高級娼婦に劣らぬほどの魅力を備えている。
「久方ぶりでしょう。この距離で、裸の乳房をまじまじと見るのは」
「確かに、素晴らしいな。悔しいが、興奮は隠せぬ」
「男ならやむを得ないことですよ」
レミは不意に上体を倒し、その爆乳をガンの顔に落とした。
左の乳房がガンの鼻先に直撃する。レミの巨乳はむにゅりと形を変え、ガンの顔に密着した。
(こ、これは・・・・・・)
片方の乳房で、顔を覆いつくすほどの大きさ。そして、形を変えるほどの柔らかさと、顔を押してくる弾力。唇に触れる、体毛に埋もれた乳首。濃い汗と野性の匂い。男を楽しませる極上に乳だ。
それらを堪能していると、今度は左右の乳房で顔を挟んできた。特大乳房が、今度は左右から圧迫してくる。その心地よさから、体の力が抜けていき、しかし肉棒はより硬化していく。
「私は兵士ですが、この乳房だけは女として誇れる部位です」
レミは体を話し、誇らしげに言う。
「そうだな・・・・・・それよりも、早く犯したらどうだ。俺は敗者だ。もう抵抗する権利はない。だが、この一度で孕まなければならないのだ。中々に難しいぞ」
「確かに、1回の行為で妊娠することは、少々難しいですね。しかし、1回でなければどうでしょう?」
「また俺を強姦するのか?同じ手は食わんぞ」
「ええ、確かに、もう一度戦って勝てる自信はありません。今回は、私と戦う事が初めてだから勝てたようなものですから。バット様も、言っておりました。同じ作戦は二度と通じないと。しかし、貴方がもう一度私と交わりたいと思ったならば、話は変わります。いえ、もう一度と言わず、何度も私とつながりたいと思えば」
「何を馬鹿な・・・・・・その乳房で誘うか?」
ガンは笑い返してやった。精一杯の強がりだ。
「それも、無理でしょうね。巨乳の娼婦の誘惑を跳ね返し続けたのですから」
「媚薬付けにでもするか?」
「それは先ほども申したように、副作用が危険です。それに、媚薬でやる気にさせても、効果が切れたら意味がありません。正常なあなたの意思で、セックスをしたいと思わせなければ」
「では、どうやってその気にさせる?」
ガンが問うと、レミは体を起こしてズボンを脱ぎ去り、下半身を露出して全裸になった。
筋肉質の太い両脚には、適度に脂がのって逞しい。その奥には、男根を飲み込む性器があった。獲物を前に涎を垂らす肉食獣の口のように、既に粘液を滴らせている。
「乳房以外にもう一つ、女として誇っている部位があります。それがこの、性器です。鍛錬を積み、極上の締め付けと質感を獲得したこの肉壺は、男に最高の快楽を与えます。これを一度でも味わえば、きっと貴方でも、私の虜になるでしょう」
「つまり、膣の感触で俺をその気にさせるということか。何度でも、お前を抱くように」
「ええ。しかし、これは奥方様に対する裏切りではありません。男としての本能です。挿入の経緯も、強姦によってです。繰り返しますが、恥じることはないのです」
「何を、馬鹿な」
ガンはレミの言葉を信じられなかった。
妻と付き合う前、幾人かの女性と体を重ねたこともある。行為の仕方も、膣の感触もそれぞれだった。だが、肉体的に味わう快楽は妻を除いてほぼ同じだった。多少の好みの差はあったのだが。
妻と寝て最上級の快楽を味わえた。それは間違いなく、妻と愛し合っていたからであると断言できる。心がつながり合っていることで、行為で味わえる快楽も高まるのだ。
だからこそ、膣の快楽だけで虜になるという言葉を信じることは出来なかった。
「信じていないようですね。しかし、私はこれで国益も上げていますよ」
「何?」
「敵国のスパイの口を、女を使って割ることもある、それはご存知でしょう。その役を、我々が行うこともあります。訓練を積んだ私たちならば、相手が抵抗してきても対処できますし」
「だからと言って・・・・・・」
「話はここまでにしましょう。もう辛抱できません」
レミはガンのズボンを下着ごと脱ぎ去った。そして、ガンの性器が露出される。
「ほお・・・・・・」
レミは感嘆の声を上げた。
露出された男性器は、とてつもない大きさだった。太く長く、雁も大きい。大蛇のような肉棒が、先端から粘液を垂らしながら天を突く様子は圧巻の一言に尽きる。双球も大きさもあって、生命力に満ちた最高の肉棒である。経験豊富なレミも、これほどものもに出会ったことは無かった。
「バット様以上のものがこの世にあるとは」
「寝たのか?バットと」
「いえ、ご存知の通り、あの方は女性に興味がありませんので」
「そうだな」
「ふふ。私がこの任務を引き受けた理由の一つが、これです」
レミはガンの肉棒を掴んでしゃがみ、自身の性器にあてがった。
「絶倫かつ巨根の雄とセックスできる。これ以上ない報酬です」
「ふん」
ガンは、覚悟を決めた。
こうなれば仕方がない。レミとセックスするしかない。
だが、相手は妻ではない。さっさと中に出して終わらせる。だが、ただでは射精しない。何度も腰を突き上げ、自慢の肉棒で相手の膣をかき回し、相手をイかせて行為を終わらせる。
勝負に負けた自分が出来る、数少ない抵抗だ。
「こい」
ガンの声を受け、レミは微笑み腰を落とした。
巨大な肉の塔が、一瞬で肉壺の中に入り込んだ。
「ぐっ!!」
直後、ガンの全身に衝撃が走った。ペニスから発生し、数秒も経たぬうちに肉体全てを駆け抜け脳を貫いたそれの正体は、快楽だ。
ガンの巨大な肉棒を容易く受け入れたレミの性器は、即座に活動を開始した。膣全体でペニスを締め付け、その柔らかい壁で圧迫する。その後膣壁は、わなわなと蠢いてペニスに刺激を与えた。自慰とは比較できないほどの快楽をもたらす動きだ。しかも、巨根故にレミが味わう快楽も大きく、より一層激しく膣は活動した。
男性器を知り尽くし、喜ばせ方を熟知した女性器の動き。ガンは一瞬で、その快楽に支配された。
「うっ!!ぐあっ!!がああ!!」
戦では味わったことがないうめき声を上げる。睾丸がせり上がり、肉棒が一回り膨張し、鈴口が開く。射精の用意は整った。
それを察知したレミは、トドメと言わんばかりに腰を持ち上げ、一気に下ろして肉棒を扱いた。
「ぐあああああああああっっ!!!」
女体に屈服したかのように、ガンは腰を突き上げて射精した。快楽の強さに比例し勢いはすさまじく、さながら間欠泉のようだ。無論、一度では終わらない。力強い脈動を繰り返しながら、何度も白濁液をレミの肉壺へと打ち込んでいく。
元々絶倫でありながら、ずっと女体を断ってきたのだ。その分、肉体の歓喜は計り知れない。ペニスは常に、女体を求めていたのだ。その遅れを取り戻すかのように、歓喜したペニスは射精を辞めない。それ故に、快楽も止まらない。しかもレミの膣は、精液を搾り取るかのように蠢き続けている。射精はいつまでも続いた。
凶悪なまでの快楽だったが、心身ともに逞しいガンはそれを享受できた。何より、久しぶりのセックスの快楽を、いつまでも味わっていたかった。止めたくない。その一心で、体を硬直させて精を放った。妻のことも、勝敗のことも忘れて、一人の雄として射精を続けることの、なんと心地よいことか。
ひたすら快楽を味わうガンを見下ろすレミの顔は、性交を満足し、そして勝利を喜ぶ感情も込められていた。
「ぐ・・・・・・はぁぁ・・・・・・」
ガンは一旦腰を落とし、荒い呼吸を繰り返しながら体力の回復を図った。一旦、射精が止まったのだ。肉棒も萎え、休息を訴えている。
だが、レミは止まらなかった。ここで行為を止めてはならない。虜にするには畳みかけるのが良作だ。ガンは絶え間ない射精にも対応できる体力の持ち主だ。迷い、考える時間を与えてはならない。
何より、これほどの射精が出来る雄と、もっとセックスをしたい。既に子宮には精液たがたっぷりと詰まっているが、まだ満足できない。
レミは足首に巻き付けていた小型の短刀を抜き、ガンのてを縛っていたロープを切り裂き、その両手をつかみ取って自分の爆乳に押し付けた。
かつてのガンならば、その手を払いのけていただろう。現に、娼婦から同じことをされても、必ず拒絶してきたのだから。
だが、今のガンにはそれが出来ない。セックスの快楽を思い出してしまったのだから。しかもその快楽が極上であり、乳房の大きさも最高クラス。久しぶりの、素晴らしい女体を前にして、ガンの性欲は完全に以前の状態までに戻ってしまった。
拒絶できないどころか、淫らな欲求が回復してくる。爆乳を揉みしだき、そのことによって肉棒が再び勃起した。
それを確認したレミは、腰を上下に振り始めた。
「あっ!あっ!うあっ!」
途端に、ペニスを中心に暴力的なまでの快楽に再び襲われる。レミはガンの手を取り、さらに激しく騎乗位にてガンを攻め立てた。ガンはしっかりとレミの手を握り返し、激しく揺れ動く乳房の光景に見とれながら腰を突き上げた。
そして、射精の瞬間はすぐに訪れた。
「ぐうううううっ!!」
一度目の射精からさほど時間は経っていない。それでも、レミの膣の感触には抗えず、すぐに発射してしまった。本来のガンはかなりの耐久力をほこるのだが、レミが前では無力だ。
いつもならば、こんなにも早く果てるのかと、一言添えるレミだが、ガンのやる気を削ぐわけにはいかなかった。さらなる射精を誘発すべく、体を倒してガンの唇を奪った。
口内に肉厚な舌を入れ、縦横無尽に動かして口内を舐めつくし、唾液と吐息を送り込む。すると、ガンは再び勃起して舌を絡ませてきた。レミの肉体は筋肉と適度な脂肪で覆われており、胸を爆乳が押してくる。その感触と、レミの濃い体臭と舌の味に酔いしれたガンは、さらなる射精へ向かって行為を求めた。
レミは当然、それに応じた。抱きしめ合ったまま腰をくねらせて、精液を搾り取る。
「んっ!!んんっ!!んんんーーーーーー!!」
抱きしめ合い、唇を合わせたまま、ガンは身震いしながら再び射精した。それでも、強靭な精力と頑強な肉棒はまだ行為を求める。それはまた、レミも同じだった。
二人はその後も、行為を続けた。出会ったのはつい先ほどだが、まるで長年連れ添った夫婦のように、激しい交わりだった。抱きしめる力は強く、密着した口からは唾液がしたたり落ち、股間からは溢れた精液が伝い落ちる。
しかしそんなことは気にせず、二人はひたすらに快楽を求めた。
深夜となり、月光が森を朧げに照らすころ、ようやく行為は中断された。
「かっ・・・・・・はぁ・・・・・・あぁ・・・・・・」
2桁を超える射精により、流石に体力の限界を超えたガンは寝転がったまま動けない。
「ふぅ・・・・・・流石に激しいですね。流石はガン様。お体は大丈夫ですか?」
そんなガンに密着したままレミはガンの体をいたわった。吐く息がガンの顔に掛かり、爆乳が胸を圧迫している。
「ああ、平気だ」
ガンは目線をそらして答えた。
やうを得ないとレミは繰り返してきたが、やはり妻を裏切ってしまったという罪悪感は消すことが出来ない。きっかけは無理矢理だったが、確実に自分はレミを欲したのだ。
「強姦した私がこんなことを言っても説得力はありませんが、ご自身を責めてはなりません」
「そうだな」
不意に、再びレミがキスをしてきた。深いキスにガンも応じる。
「むぐっ!」
すると、レミの舌により何かが口内に運ばれ、それを飲み込んでしまった。
「な、何を入れた!?媚薬か?」
「いいえ。副作用のない、ただ肉体の疲労を取り除く薬です。ただ、付属の効果もありますが」
「付属? ・・・・・・・うっ!」
ガンはすぐに薬の効果を理解した。
再び肉棒が勃起したのだ。さらには、睾丸が熱く滾り重さを増してゆく。しかし、淫欲や感度の上昇は無い。
硬貨を実感した直後に、ガンはレミに圧し掛かられた。
「勃起促進と増精のみです。副作用はないのでご安心を」
ガンの返答は待たず、レミはすぐに勃起を咥え込んだ。
「がああああ!!」
強すぎる快楽と共に、再び射精が始まる。
「何と言っても、目的は妊娠ですからね。もっとも、既に受精しているかもしれませんが。最も、目的を果たしていたとしても、セックスは止めませんけどね」
レミはガンを抱きしめ、爆乳で顔を挟みつけた。
「貴方はもう私の虜。しかしそれ以上に、私があなたの虜となりました。この巨根、もう放しません」
レミの両腕と、膣の締め付けが強くなる。ガンの射精の勢いが増した。
「ぐうおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ガンの意思とは関係なく、腰は勝手に激しく動きレミを突き上げる。肉棒が肥大して射精の勢いがどんどん増していく。
途切れることなく生産され、肉棒から発射され続ける精液の濁流。並みの女ならば耐えられないだろうが、レミはさらなる快楽を求め、ガンの動きに合わせて腰を振り続けた。
「ああっ!!いいっ!!ガン様っ!!そうですっ!!そこっ!!」
「うぐううっ!!ぐううう!!」
「はあっ!!ほおっ!!くううううおおおおおおおおおお!!!!!!」
レミの膣からも、多量の飛沫が上がる。その潮吹きの威力は、ガンの射精にも劣らない。
そして、二人の行為は朝まで続いた。その間、互いに性器はずっと結合されたままだった。その状態で様々な体位に切り替え、互いに腰を振りまくり、舌や手で互いの肉体を愛撫し続けた。
性器からは絶え間なく精液が発射され続け、互いの体を行き来した。
もはや、任務も愛情もない、快楽のみを求めた行為だった。
そして、朝日が昇り二人の体が日光に照らされた瞬間、二人は同時に潮を噴き上げた。
透明な液体で全身を濡らしながら、ガンは意識を失い、レミは優しくガンを抱きしめた。
冬も明け、緑と温もりが国中に浸透しつつある初春の午後。
ガンはいつもの様に、大量の書類と格闘していた。
幸い、去年の秋はいつも以上に収穫があり、その蓄えにより冬を超えることが出来た。しかし、以前から険悪な関係だった隣国の情勢が悪化しており、近いうちに宣戦布告が下されることになっている。
戦争の準備がいたるところで始まっていた。
「ガン様」
扉を開けて入ってきたのは、書類を抱えたレミだ。
「また追加か」
「いえ、これはバット様が処理された書類です。余裕が出来たときに、一応確認を」
「あいつが処理したならな確認はいらんだろ」
「まぁ、そうなのですが、一応形式ですので。それより」
レミの真剣な表情で、ガンの体にも力が入る。
「どうした?」
「間者からの連絡です。敵国軍師に接触できたようです」
「そうか」
「上手くいけばこちらに引き抜けるかもしれません。あの悪王に仕えるのには、疲れているようで。ただ、全王の忠義を捨てきれぬらしく」
「そうか・・・・・・」
「いずれにせよ、開戦は間違いないかと」
「分かった」
表情には出さないが、久方ぶりの戦という事もあり、ガンの心は熱く滾った。
「あと、今夜のことですが、今日はリリィが相手です」
「そうか・・・・・・」
ガンはレミの部下の、屈強なハイエナ女性兵士を思い浮かべ、肉棒を勃起させた。
あれから数年の月日が経った。レミとの行為で完全に雄としての欲望を再燃させたガンは、何度もレミと交わった。
そして、レミはガンの長男を身ごもった。
だが、新たな正室一人では心細い。隣国の情勢が悪ければなおのとこ。
そこでバットは、順番に七竜をバットに差し向けた。レミとの行為で、屈強な女性兵士とのセックスの快楽に目覚めたバットは、彼女達の逞しい肉体と爆乳、並外れた性欲と極上の膣に抗えず、結局全員の相手をし、全員を身ごもらせて側室とした。
現在、生まれた子らは乳母が面倒を見ているが、極力ガンも激務の合間に子と会うようにしている。
「今日はリリィか」
「ええ。と、思っていたのですが・・・・・・」
レミの表情が、不意に雌のものに変わった。そして、着ている衣服を脱ぎ始めた。
露出した爆乳は、半年以上前の妊娠によってさらに大きく成長している。その乳房を持ち上げ、レミは微笑みかけた。
「私、再び子を産めるようになりました。先に私を孕ませますか?」
ガンは行動で答えた。椅子から立ち、服を脱ぎ始める。それを見たレミは、ガンの体に飛びつき、仮眠用のベッドに倒れ込んだ。
互いに唇を貪り合いつつ、抱きしめ合い、満足な愛撫もなくすぐにペニスを挿入する。
「ぐううううう!!!」
ガンはレミの膣の虜に、レミはガンのペニスの虜になっている。互いの性器により極上の快楽を生み出される。それが愛情となり、二人の仲を取り持ったといえる。無論、性格上も相性がいいのだが、きっかけはやはり、セックスである。
妻へと愛情を残しつつも、ガンはもうレミ無しでは生きていけない。それを自覚し、レミも愛すると決めた。
何度も膣に射精し、子を産ませる努力も怠らず、ガンとレミは交わり続けた。
[newpage]
その日の夜。ガンとレミはベッドの上にて、69の体勢で盛り合っていた。
仰向けのガンに圧し掛かり、レミは自身に快楽をもたらす肉棒を愛おし気に、そして激しくむしゃぶりついている。馬であるためマズルは長く、巨根でも人のみだ。空いた両手はしっかりと睾丸を揉みしだき、精液の生産を促進している。ガンは大すぎる巨尻を撫で、揉みながら、最上級の膣を一心不乱に嘗め回していた。
「うぐっ!!」
不意に、ガンが呻いた。レミの指が肛門に侵入し、前立腺を捕らえたのだ。
「ぐおおお!!」
押し出されるように、多量の精液が放たれる。しかし、レミは躊躇なく喉を鳴らし、ごくごくと飲み続けていく。
子宝に恵まれた今、膣以外の場所への発射も許されており、二人は存分にセックスを楽しむことが出来た。
「ああっ・・・・・・があっ!!」
肉棒が萎えてしまえば、レミは爆乳でそれを挟みつけた。上下に扱き、時折乳房を互い違いに動かせば、ガンは悶えてすぐに勃起した。
特大爆乳も、膣に劣らぬ感触で肉棒を楽しませてくれる。柔らかさの弾力さの絶妙なバランス。射精直前の強い圧迫や、乳首を使った刺激もかなりの快楽をもたらしてくれる。
破裂したかのような射精も、レミにとっては慣れたもので乳か口で受け止めてくれる。
行為の後、ベッドの上でガンはレミの乳の谷間に顔を埋め、休息を取っていた。見上げれば、慈愛に満ちた顔でレミが笑いかけてくれる。
行為の最中、レミは勝ち誇った笑みを浮かべる。男を誘惑し、手玉に取ることに愉悦を覚えた悪女のように見えなくもない。いずれにせよ、見下されているような気がする。事実、セックスの最中はいつもリードされているのだが。
しかし、交わった後に見せる、母性溢れる顔はとても優しく、甘えさせてくれる。その顔が、ガンはたまらなく愛おしかった。