007-021
レ・ミュウの母乳を分けて啜った、ディーティエとディーティルには直ぐに異変が訪れていた、急激に変化して行く乳房がむずむずして痒みが生じているのだ。
ディセルトの方も経過は順調で既に堕液の脳への注入が終わり、今は侵蝕が始まって遊魔の思考ネットワークが形成されつつあった。
ダイン思考 『今のところ他の耳長と違った感覚は有りませんね、北部の守護者がアドレスと言ったのが気になりますが、地球文明以外にもデジタル文明を産み出した文明が有るのか、それとも地球文明自体を知っているのか・・・何にせよどの様な存在なのか確かめるべきでしょう』
今のダインの中では興味と警戒心が混在している、この世界で遊魔しか知らない筈の言葉が使われた事に対する興味と、得体の知れない存在に対する警戒感だ、だが、踏み込まない事には状況が見えない事も事実で、ダイン也の防御策も使いながらディセルトの脳を堕とす作業は進んで行く。
そして、ダインは北部の守護者の仕業と思える物をディセルトの脳内を侵蝕する過程で発見する、それは他の耳長には存在しなかった物理的なインプラントの様で有り、ダインの知るアーグル世界文明の産物とは思えない物であった。
ダイン思考 『ディセルトが特別なのでしょうか、もしかするとコレがこの大陸に残った耳長に共通するモノなのかも知れませんね』
レ・ミュウ 「主、何か真剣な顔してますね、悩みには母乳の糖分が良いと思います、ティルとティエ、良い感じに仕上がったと思います」
レ・ミュウの言葉がダインを現実に引き戻す、現状ではインプラントの解析は不可能で、これ以上調べる為には実際にディセルトの脳内で起動している状態から情報を引き出すしか無い、その為にはディセルトの脳を完全に堕とす必要がある。
ダイン 「ちょっとした難題が生じたんですよ、確かに脳に糖分を補給した方が良さそうですね」
レ・ミュウ 「なら早い者勝ちですね、主に母乳を捧げる栄光はどちらが先になるのでしょうか?」
レ・ミュウの言葉は無茶を言っている様に聞こえるが、ディーティエとディーティルにとっては光明を示されたモノだった、心を乱す胸のもどかしさから解放される手段である事は間違い無く、ディーティルは上着を脱ぎ始めた。
ディーティエ 「いきなり脱ぐなんて恥じらいは感じないんですか?」
ディーティル 「恥じらいよりもこの切なさからの解放です、ディさんに吸って貰えると解消される事を理解しちゃってます」
未だ羞恥を感じるディーティエに対してディーティルは積極的だ、乳房が露わになった事で滲む乳の匂いが発散され、ダインの欲望も膨れ上がってその胸に手を這わせて引き寄せる。
ダイン 「覚悟は出来てますね、この匂いに誘われてはもう止まりませんよ」
ディーティル 「勿論です、ディさんに吸って貰わないとこの疼きは止まりませんから」
ディーティルの言葉を聞いたダインは遠慮無しに乳房に吸い付くと、両手で揉みほぐしながら搾って、ディーティルの初乳を噴き出させる。
ディーティル 「こ、これぇ〜、胸から熱いのが噴き出てますぅ、とっても気持ち良いぃ〜」
初射乳の快楽でディーティルは絶頂してしまい、陰裂からも潮を噴き上げてしまう、辺りに乳の甘い香りと牝のいやらしい匂いが漂って、異様な空気が作り出される。
ダイン 「とても気持ち良かった様ですね、初めての感覚が全身を駆け巡ったんでしょう」
ダインはディーティルを強く抱きしめて、その淫らな行為を拒否していない事をアピールする、射乳と同時に潮を噴くなどダインにとっては嫌うどころか好ましい状況でもあるのだ。
ディーティルの状況はディーティエにも伝播する、このもどかしい状況が解消されると同時に凄まじい快楽が訪れる事を目の当たりにしたからだ、そこからディーティエの取った行動はダインをも驚かせた。
突如服を脱ぎ始めたディーティエは、熱を帯びた胸を露わにするだけに止まらず、その着衣全てを脱ぎ去って全裸となった、ディーティルの様に牝汁を服にぶち撒ける事を避ける狙いがある様だ。
ディーティエ 「これで大丈夫です、私の母乳も味わって貰えますよね」
ダイン 「当然です、ところでお二人は姉妹なんですか、姉妹ならば私のテンションも上がるんですが・・・」
ディーティエ 「名前が似てるだけで血縁は有りません、そもそも私達って百歳は歳が違いますし」
ディーティル 「そうです、私がこの中で最年少です、七百歳超えてますけどね」
レ・ミュウ 「まだまだ小娘ですね、ミュウは魔龍で千年は生きてますよ」
ディーティエ 「暗黒期を生きたという事ですか、私は産まれてませんけど、八百年ぐらい前までは耳長の暗黒期って言われてます」
レ・ミュウ 「そんな事は初めて聞いたよ、魔龍じゃ耳長に混ざれないからね」
ディーティエ 「暗黒期の後にはミュウさんの様な黒い耳長は産まれてないと聞いた事がありますから、何かが有った時代だと思います、一番年長のディセルトでも私と百ぐらいしか変わりませんから」
ダイン 「耳長は見た目で判別出来ませんね、ディセルトとディーティルも東方耳長と同じに見えますよ、セジアは確かに若かったですが」
レ・ミュウ 「誰ですかそれ、東方の耳長でしょうけど」
ダイン 「今の幹母の娘です、年齢は百過ぎだと言ってたと思います、シノールとリノールが騎士になったのと同じ歳だとか」
ディーティル 「双子のシノールとリノールを知っているんですか、あの二人は私の姪に当たります」
ダイン 「この大陸でシノールとリノールの血縁者に会うとは驚きですね、彼女達は私の為によく働いてくれてます、なかなか手強い相手だと戦った遊魔達から聞きました」
ディーティル 「そういえばクフィカールとも戦ったとも言ってましたね」
ダイン 「クフィカールならある程度の修理も出来ますよ、実は面会を求めた思惑の一つにクフィカールも有るんですよ、マギガントで飛んだ方が安全ですから」
ディーティエ 「残念ですが私達のクフィカールはもう飛べないんですよ、ですがディは男なのにクフィカールで飛べるんですか?」
ダイン 「耳長の物を少し改造して使いました、改造といっても普通に耳長でも使えますよ」
レ・ミュウ 「主は何でも出来ますからね、クフィカールを乗りこなすも造作もないでしょう、ここに来る時には岩喰いのマギマイナーを直そうとしてましたし」
ダイン 「初めて見る巨人魔導具でしたからね、それに北部の状況を聞くと魔鋼を採掘するのに出番がありそうですね、私の国ユーマでは魔鋼が不足しているんですよ」
ディーティエ 「確かに地面を掘るのに活躍する巨人魔導具ですが・・・話は変わりますが、そろそろティの母乳も吸って貰いたいです」
ダイン 「そうでした、私は話し込むと横道に外れてしまうんですよ、今やるべき事は二人の母乳比べでした、ディーティルとシノールとリノールは全然違ってましたが」
レ・ミュウ 「食べ物が大きいと思う、北部に来て穀物食べてからミュウの乳質も甘さが増しましたから」
ダイン 「牛は穀物で育てると肉質が良くなると聞きましたが、乳も同じなのでしょうか、確かにディーティルの乳は甘かったですね」
ディーティエ 「なら、私も早くお願いします、胸が疼いて熱いです」
ディーティエの懇願に、ダインはディーティエを抱えてお姫様抱っこすると、身体を更に持ち上げて乳房を口の近くまで近付けると一気に乳首に吸い付く。
ディーティエ 「はっ、はひぃ〜、これ凄ぃ〜、出すの気持ち良すぎですぅ」
ディーティル 「やっぱりそうですよね、でも私の方が気持ち良かったみたいです」
潮吹きするほど感じてディーティルは変なところで勝ち誇っている、だが、ディーティエの陰裂も汁が滲み始めて辺りの牝臭が強くなって行く。
レ・ミュウ 「どっちも射乳が気に入った様ですね、ミュウが協力してあげればもっと出せる様になりますけど・・・」
ダイン 「私とミュウ、それぞれで相手して上げましょう、そうすれば尻尾が二本になりますから、私に抱かれて女になるか、ミュウと遊んで乳を出すか二人で話し合って下さい」
ディーティエ 「あの、最初に抱かれるのはディセルトって話じゃ無かったですか?」
ダイン 「二人がこれ以上を望まないのであればそうしますが?」
ダインは二人に問い掛けて決断を迫る、そして既に抗えない事も解っている。
ディーティル 「ディーティルはディに構って貰いたいです、初めて男を意識したと思います」
ディーティエ 「ちょっとディセルトに悪いですよ、私達を護る為に志願してくれたんですから」
ディーティル 「でもディセルトはこの乳を出す感覚を体験してませんよね、これ体験しちゃうとディに鎮めて貰うしか無さそうです」
ディーティルはそう言って、濡れる陰裂を弄った指を拡げて、淫液で糸引くところを見せ付ける、牝の本性を引き出されたディーティルは疼きを鎮める為にダインを求めているのだ。
ダイン 「確かに私に抱かれないと鎮まらないかも知れませんね、あと私の事はダインと呼んで下さい、北部ではディという偽名を名乗ってましたが、本当はダインというんですよ」
ディーティル 「ダイン様・・・ディーティルを存分に可愛がって下さい、もう切なさに耐えられません」
既にディーティルは本能的にダインの凄さを理解してしまっているのだ、それを踏まえるとダインに媚びて温情を強請るのが自己の利益に繋がると直感的に理解している、それは数百年掛けて培った三人の関係すら軽んじてしまう程の重大事でもある。
ディーティエ 「ディーティル貴女!」
レ・ミュウ 「仕方の無い事だよ、魔龍だったミュウでさえ主には敵わないんですよ、だからディーティエはミュウが素直にして上げます」
レ・ミュウは翼でダインに抱かれたディーティエを包む込むとそのまま譲り受ける、一見華奢に見えるレ・ミュウの身体は自身よりも大きいディーティエを軽々と持ち上げて、大きなテーブルの上に座らせた。
ダイン 「私達の方は今からベッドを作りましょうか、幸いここの天井は高いですからね」
ダインがそう言うと、ディセルトを内包している尻尾カプセルが変化を始める、上部が平たく変化して、ディセルトの位置が一段下がると、二段ベッド?とも言える形状に変化して、ディーティルを抱き包んだダインがそのまま浮遊して、その上に降り立つ。
ディーティル 「ちょっと足場が悪いです、水が下にあるせいか安定してません」
ダイン 「それは仕方有りませんよ、ディセルトの様子を観察しながら交わるというのがこの形状の意図です」
ディーティル 「ディセルトには見えて無いんですよね」
ダイン 「あと暫くで覚醒は可能です、接続にハブを噛ませる事で、安全を担保しましたから、いざとなればハブを切り捨てます」
ディーティルは意味が分からず困惑してしまうが、レ・ミュウが同意する言葉を紡ぐ。
レ・ミュウ 「遊魔のミュウでもサッパリな話ですから気にしないで下さい、主は理解されないと解っていても口に出しちゃいますから」
ディーティル 「ミュウさんも解っていなかったんですか?」
レ・ミュウ 「完璧にって事ですね、大体は理解してますけど、今のは遊魔の基礎知識にも無い言葉が有りましたから、要は廃棄可能な中継点を設けて、北部の守護者を探るって事ですよね?」
ダイン 「その認識で正解です、遊魔の基礎知識というモノは私であって私で無いモノによって蓄えられています、遊魔はそれと直に繋がる事で知識を共有していたわけですが、北部守護者という未知の要素を含んだディセルトには間に一つ緩衝を設けたわけです」
ディーティル 「全然なんの事だか解らないんですけど」
ダイン 「今はその自覚を持つ事が重要です、それがある事で遊魔の存在の凄さを身を持って知る事が出来ますから」
ディーティエ 「今の話が理解出来る様になるんですか、全く想像出来ませんけど」
レ・ミュウ 「文明から千年も離れたミュウが解ったから大丈夫ですよ、そして解ると主の話が楽しくなるんですよ」
ダイン 「それが私が遊魔を増やす理由でも有りますね、自身の高みを他者にも与えその者が持つ知識も加える事で、種としての遊魔はより高度な存在へと進歩して行きます、私の魔術知識などがその実例ですね」
ディーティエとディーティルは未だダインの言葉に不安を持っていたが、嘘では無い事は直感で感じていた、ダインのやる事が理解の範疇を超える事が多過ぎて判断が出来ないが、レ・ミュウがある程度は理解出来ている事は解っていた。
そして、ダインが望む存在へと到達した時の存在がレ・ミュウでも有り、人を遥かに超えたその存在に、二人共憧れを抱く様になっていたのだ。
おまけ
残留耳長二百年の歴史その1 二百年の歴史と言っても、百五十年前の地の王の軍勢の撤退から、三天人の殆ど変わらない暮らしが続いている。
特筆すべきは、脱出組を送った後大体五十年間の歴史でそれを解説する。
残留耳長達は比較的年齢層も高い為に諦めムードが蔓延していたが、騎士団の中には足掻こうとしている者が存在していた、その代表格がディセルトで、ディセルトの提案は禁断とされる大陸北部を調査し活路を見出そうという物だった。
だが、保守的な残留耳長の中でこの考えは否定され、結果、ディセルトただ一人が出奔するという形で集結する。
予想外の事態が訪れたのはその数年後、耳長集落に戻ってきたディセルトが北部の守護者と言われる存在との交渉に成功したというのだ。
半信半疑でディセルトの話を聴いた長老達であったが、ディセルトが授かった耳長全体の輸送方法を知って、北部の守護者の提案を受け入れる決定がなされる。
これは魔獣が徘徊する混沌大陸を、クフィカールを使えない者が移動出来ないという耳長の常識が覆されたからだ。
ディセルトが提示された方法は巨大な魔導熱気球で、魔導具で過熱する巨大な熱気球をクフィカールで牽引する事によって、北部への移動を実現させる計画であった。
続く。