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オハナIIIは感情というモノの表現を獲得した様で、獣の様な声を上げながら悦楽に浸っている。
その状況はダインとしてもとても喜ばしい事で、手を伸ばしてオハナIIIの頭を軽く撫でてやっている。
リリルカ 「さすがダイン様ですね、あの面白味の無かったオハナIIIがこんなにも生き生きしてます」
ダイン 「オハナIIIは感情を与えられていないだけの人間ですからね、無表情で澄ましていたのはそれしか出来なかったからでしょう、使役する為だけに作られた可哀想な存在ですね」
リリルカ 「でもダイン様が喜びを与えてわけですね」
ダイン 「喜びが無ければ生きる意味など無いのと同じです、花園の主はその点で私と相容れないのかも知れませんが、勝手に相手を判断して対話を放棄するのは高等知性体のやる事では有りませんからね」
堕液で与えられた遊魔知識だけでは、オハナIIIはダインの言葉の意味を理解出来ていない、だが、自分よりも遥かに上位存在だと理解出来るダインに求められる行為はオハナIII自身が自分の価値というモノを感じられる時でもある。
オハナIII 「あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ」
オハナIIIは声を大きくして、自分の絶頂が近い事をダインに伝える、本能的にダインの射精が近い事を感じて、合わせてくれる様に懇願しているのだ。
だが、それはオハナIIIが人間という存在を捨てる事と同義であるのだが、今のオハナIIIはよりダインと楽しめる事を心から望んでいたので、本意に沿った行動でもあった。
察しのいいダインはオハナIIIの意図に気付いている、下腹部の紋様を成長させたオハナIIIの身体は魔進化に同意したのと同じ事で、紋様すなわち堕印の成長は本人が望まなければば発現しないのだ。
そして、成長した堕印には遊魔の適性というモノが現れてもいる、オハナIIIの下腹部の堕印はハートを中心に禍々しい翼が左右に展開されて、上部には左右対称の捻れた二本 の角もある。
この場合中央のハート型が堕印本体といえるモノで、左右の翼と上部の角がオハナIIIの適性を表している、つまりオハナIIIには魔族型遊魔が最も能力を活かせる形態というわけだ。
この堕印の提示した姿はダインの見立てとも一致していた、オハナシリーズ最初の一人は敢えて基本的な遊魔として魔進化させ、オハナシリーズの遊魔適性を見極めたいのだ。
方向性を定めたダインはわざと抽送を緩やかにして堕液の調整を行う、あのままの勢いで抽送を続けてしまえば、オハナIIIの絶頂に堕液の準備が間に合わないのだ。
そして、絶頂の予感を前にペースを落とされたオハナIIIは自身が何かダインの機嫌を損ねてしまったと勘違いしてしまった、その上でオハナIIIが取った行動は腰を前にずらしよりダインとの密着を高め、両脚を使ってダインを絡め取ったのだ。
リリルカ 「これが牝の本能ですね、ダイン様の精を奥まで求めてますよ」
ダイン 「作られた存在でも、牝としての性熟は本能に刻まれているんでしょう、健気で可愛いじゃ無いですか」
嬌声を上げ続けているオハナIIIだがその表情は何処となく嬉しそうだ、ダインに可愛いと言われた事がとても嬉しい様だ。
そして、堕液の調整が終わったダインの抽送は徐々に激しくなって奥まで押し込んで、子宮口を貫通させてしまう。
オハナIII 「ぐぴぃ、もっと奥にぃ〜」
ダイン 「より奥に満たした方が効果的ですよ、堕印の全てを受け止めて誇らしいでしょう?」
リリルカ 「ほんと、あれが完全に飲み込まれちゃいました、でも痛がってるだけじゃ無いですよね」
本来想定されていない性交を強要されたオハナIIIだが、その身体は確かに堕印への順応が始まっている、痛みで顔が歪み歯を噛み締めて耐えてはいるが、その表情から艶が消えたわけではない、むしろより増して感じすらある。
オハナIII 「悪くないでずぅ、痛い゛と気持ち゛良いが混じって爆発しちゃう゛」
その痛みの中オハナIIIは徐々に上りつめようとしていた、ダインも変化を機敏に感じとって止めとばかりにより深い突き上げからの射精を行うと、流れ出る堕液の圧でオハナIIIも盛大に声を上げ自身が達した事をアピールする。
オハナIII 「あ゛、あ゛、あ゛〜、胎内に満ちてますぅ」
肥大化した堕印を受け止めているオハナIIIの下腹部は既にかなり膨張しているが、堕液の流入がさらに膨張を加速させて行く、急激な膨張にその胎内は所々壊れはしているが、堕液はそれを埋めて修復した上に更に強靭化させる効果もあり、オハナIIIは短期間の間に擬似妊娠を体験していた。
これはオハナIIIの母性を目覚めさせる為にダインが想定して行なっているわけでは無く、単純にダインの変態的嗜好の現れである、だが、前述の効果がオハナIIIに芽生えており、苦痛の最中自らの膨張した腹部を愛おしく撫でたりもしていた。
リリルカ 「ダイン様の為に膨れ上がるお腹には、遊魔の愛が詰まっている様です」
リリルカは肥大化して行くオハナIIIの腹部を見てご満悦の様だ、自身が見出した者が気に入られてダインの寵愛を受ける事は、目利きの正しさを証明して評価されているので自分の仕事に対する達成感が増して来る。
表向きは平等である遊魔であっても、能力が高い者が求められるのは当然の事で、リリルカは自身の価値をちゃんとダインに示せている。
ダイン 「オハナIIIは実に堕とし甲斐の有る逸材です、無機質な処女が快楽を知る過程を十分堪能出来ました・・・その処女が牝になり今は母性すら抱き始めている様です、たった僅かな時間でこれ程変われる存在はこれまだ居ませんでしたね」
リリルカ 「お楽しみ頂けた様で何よりです、花園にはまだ異なる花も咲いていますので、楽しみにしていて下さい」
ダイン 「私は野の花を自然のまま愛でる事も好きですが、牝は生けた方が良いですね、花と違って永遠を与えてもいますから」
リリルカ 「花を生けるですか、ダイン様の世界の文化ですね、私にはちょっと解りませんけど」
ダイン 「身近に自然を置く事で心が安らぐんですよ、リリルカも部屋に鉢植えでも置いて見るといいですよ」
リリルカ 「ダイン様はなさらないんですか?」
ダイン 「私の周りには安らぐ芸術で満たされてますからね、花で安らいでしまっては失礼でしょう」
ダインは遊魔に対してちゃんと責任感も感じている、自分が作り変えた以上は愛する事を決して放棄しない様心掛けているのだ、その愛に対する姿勢は確かに遊魔達に安心を与えている。
リリルカ 「嬉しい言葉です、オハナIIIも幸せ者ですね、産まれて間もないのにこの至高を愛を得られるんですよ、私なんて二十年以上掛かったのに・・・」
ダイン 「それを言うなら、最年長のミュウは二千年以上ですけどね、ですが不変の愛を求めているのは私も同じですから、遊魔の愛は遊魔が存在する限り永遠なんですよ」
愛の事を語っているが、今のダインの行いは外道そのものだ、既にオハナIIIの胎内は限界まで膨れあがり、ダインは堕印を抜いて生じた隙間に堕液を吐き出して、何がなんでもオハナIIIを自身の色で染め上げようとしている。
オハナIII 「あ゛、熱いです、お胎内の中から身体中に熱が拡がって行きます」
ダイン 「それはオハナIIIが遊魔の審査に受かった証拠です、卵子が堕液を受け入れて増殖し、オハナIIIを遊魔へと魔進化させているんですよ」
リリルカ 「そうです、ダイン様とオハナIIIの共同作業で、至高の存在である遊魔への魔進化が行われているんです、私も思出だしただけであの興奮が蘇ってきます」
ダイン 「蘇ると言っても昨日の事じゃ無いですか」
リリルカ 「人間最後の最高の思い出ですから、思い出すだけでお股が潤んじゃいます」
辺りに甘い牝遊魔の匂いが拡がって行く、リリルカの身体はまさに有言実行でダインとの思い出に心を焦がしている。
ダイン 「そろそろオハナIIIも苦しいでしょうから、尻尾カプセルを使いましょうか、リリルカは先に隣で待っていて下さい」
ダインの言葉にリリルカは舞い上がってしまう、人の身でのダインとの性交は最高の出来事であったが、遊魔となってからの交わりはそれを上回るとレ・ミュウから聞かされていたからだ。
リリルカは先ず尻尾を切断してダインに託すと、湯船から上がって身体を拭う、ダインは託された尻尾に自分の尻尾を結合させて掌握すると、形状を徐々に変化させてオハナIIIの揺籠ともなる、尻尾カプセルへと徐々に変化させて行く。
リリルカ 「では、隣りでお待ちしています、私の事はお気になさらずにオハナIIIを可愛がってやって下さい」
ある種の催促とも捉えてしまう様な言葉だが、これは紛れも無いリリルカの本音でも有った、自身が最高の時間を味わえる事が確定した今、他の者にも幸福を感じて欲しいのだ、この自分だけでは無く他の者をちゃんと気遣う心遣いが遊魔社会全体の幸福度を高めている要因の一つでもある。
ダイン 「オハナIIIは大丈夫ですか、私が堕し過ぎているせいで負担も大きいと思いますが」
オハナIII 「満たされて受け入れる事は幸せです、雄の望みを全て満たさせるのが良い牝なんですよね」
腹がはち切れんばかりの状態だが、オハナIIIは冷静さを取り戻している様だ、激しい抽送を受けていた時と違い、堕液の放出のみの今では若干落ち着く事が出来ている。
そして、腹を愛おしく撫でる仕草も健在で、確かに母性を育んでいる様でもある。
ダイン 「オハナIIIは賢い娘ですね、私の欲望を受け入れてくれた様に私もオハナIIIの望みを叶えて上げますよ」
オハナIII 「これ以上が今は考えられません、早くダイン様のモノに成りたいだけです」
ダイン 「なら穏やかな夢を見ると良いでしょう、眠れば今のもどかしさも忘れて、目覚めた時は遊魔の一員です」
オハナIII 「ダイン様の言葉に偽りなどある筈が有りませんからね、オハナIIIを安らぎへとお導き下さい」
了承の言葉を得たダインは、尻尾カプセルの変化を加速させる、周囲の肉壁が膨張して固定されたオハナIIIを埋没させて行くのだが、ダインへ全幅の信頼を寄せているその表情は恐怖どころか歓喜に溢れている。
ダイン 「願わくば素敵な夢を、私でも今のオハナIIIの夢までには干渉出来ませんから、ですが目覚めた先は夢の様な世界は確約します」
オハナIII 「ダイン様を疑う意思など全く有りません、では次は遊魔と成ってお会い致しましょう」
満面の笑顔を浮かべながらオハナIIIは肉壁に呑まれて行く、ダインとしては嫌がりながら呑まれるところも魅力的に感じていたが、自身の嗜好よりもオハナIIIの幸福が満たされた方が喜ばしいのも事実だ。
その後、尻尾カプセルは蠢きながら完全にオハナIIIの全身を呑み込むと僅かに変化して中央に筋が走ると、今度は膨張し始めて中央の筋の部分が拡がって透明の膜が張り、中のオハナIIIの姿がよく見える様になる。
ダイン思考 『順調過ぎて返って不気味に感じます、やはりオハナIIIが最初から捨て駒な可能性も否定出来ませんね、何せ花園に繋がる有力な情報は見受けられませんでしたから、まぁ弱者だった者の強者への報復も見ものですしね、それにオハナIIIはもう私のモノですから・・・』
上手く行き過ぎた事を警戒するダインはまだ花園を信じていない、だが、オハナIIIを生み出した技術を何が何でも欲しいという願望を抱いていた、合理的思考のダインは社会から生じた有能な存在を見極めて遊魔にするだけでなく、有能な資質の有る人材を複製して遊魔を生み出す事を模索し始めているのだ。
その計画を実行に移す為には花園の技術を得る事が是が非でも必要とされ、今後の花園との関係構築がどうなるのか、ダインとしても難しい問題に直面しそうだと考えていた。
おまけ
087シリーズ ラグム・デムが生み出した有機生命体ユニット、本来の目的はラグム・デム内部の保守点検や、外部での作業を行う為のモノだが、ラグム・デムの殆どが休眠状態にある為にここ数百年は生産されていなかった。
087はいわゆるロットナンバーで87期生産個体群という事である、ただ87期とが言っても、一期で数十年生産されたロットもある為に87回より多い数のラグム・デムユニットが生産されている。
087シリーズはまともに稼働する生産システムが10体分しか残っていなかった為に10体しか生産されていない、その上まだ生産途上の個体もある為に、リリルカの前に現れたのは10体のみであった、ちなみにディセルトがラグム・デムを訪れた時はラグム・デムユニットは存在しておらず、誘導波によって対処されている。
087シリーズはダインの北部人類圏到達と共に生産されており、その主目的はダインとのコンタクトである、衰退したラグム・デムが機能を回復させるには高い魔力を有する遊魔の協力が不可欠で、遊魔とラグム・デムは共存が可能な間柄でもある。