[chapter:面白い将棋系YouTuber三選]
・アヒルマン
アヒル囲ひをする。髙段であり、トッププロの深浦先生の指導対局でも、アヒル囲いを披露。
・鬼殺しチャンネル_のぶ
鬼殺しをする。初段!
・嬉野流チャンネル
元奨励会員等を除けば、人気トップ。元はB級戦法であつた嬉野流を、定番の戦法へと押し上げた。恐らく皆んなが「嬉野流を使ひたい、指しこなしたい」と思ふ樣になつてしまつてゐる筈。
ゴールデン嬉野流、相嬉野流(!)、嬉野流穴熊は一見の価値あり。
彼曰く、「相嬉野流は何を指したら良いか分からない」
視聴者答へて曰く「だつたら嬉野流対策を指してください!」
彼、頑なに指さず。自ら弱点を晒す意味無し。
[chapter:B級戦法、奇襲戦法、ハメ手]
B級戦法は、マイナー戦法ともいふ。かまいたち戦法など、有力な手筋もあるが、あまり指されてゐない戦法である。
奇襲 奇抜な手で相手を驚かす。指し間違えると一気に優勢になるが、対処法を知つてゐると、変な陣形を咎めやすい。
ハメ手 ハマれば強いが、ちゃんと対処すれば悪くなる戦法。鬼殺しが有名。2020年に鬼殺しチャンネルを見ていれば、私も鬼殺隊として鬼滅ブームに乗っかれたのに、残念。
その頃私は、「2020年にもなつてミレニアム囲いとか指してるやついるー? いねーよなー!」つて言つてミレニアムを指してゐた。ミレニアムは流行してゐた。
パックマンは、元奨励会員が指しこなしてゐる。奇襲やハメ手であり、タダの歩を取ると激しい力戦となる。取らなければどうてふ事は無い。
鬼殺しは元は三間飛車。鬼殺し向かひ飛車はダイレクト向かひ飛車から角を取られると鬼殺しに合流する。角交換されなければノーリスクである。また、四間飛車や中飛車もある。
鬼殺しチャンネルさんの、居飛車からツクツク法師戦法〜石田流完成の流れは芸術的で美しい手順であり、居飛車党も指したくなる事請け合ひ。
但し、鬼殺し対策を食らふと、桂馬がタダで取られるので悪い。ワンパンチ狙ひのハメ手となつてゐる。だから鬼殺しを採用する事は酔狂であり、高段を目指すなら出番はない。
また、将棋漫画の『ハチワンダイバー』で、悪役が鬼殺し向かひ飛車を使つてゐた。
棒金は、棒銀の代はりに金を繰り出す戦法。取られた時に不利になり、使ひ勝手が悪い。
棒玉はネタ戦術である。守るべき玉を繰り出し、笑ひを誘ふ。トリッキー過ぎて攻めあぐねたり、油断はできない。一応説明するが、将棋は玉が詰んだら負けのゲームである。
穴角は、無意味に角を穴熊の樣に封印する奇行。ネット将棋で煽りとして使はれ、本当に意味が無いマナー違反な行為。相手を怒らせ、手元を狂はせるのが狙ひ。親しい人とジョークとして使ふ、ソフト相手になぜか使ふ、等の使はれ方が望ましい。
無敵囲ひ。「私が考えた最強の囲い」みたいな發想からの命名であり、全く無敵ではない。
里見女流が公式戦で採用し、アヒル囲いへと変形させた。
アヒル囲ひは、金銀四枚を守備に用ゐ、玉が中央に鎮座する形である。飛車や角を打ち込む場所が無いので、強気で飛車や角を交換したり、切つたりできる。攻め駒が不足するので、桂馬、端攻め、歩の攻めなど精密な技術が要求される。
角頭歩戦法。角の上にある歩兵は銀や金で守らなければならない。「角の頭は丸い」との格言の通り、角の上のマスは常に狙われる弱点である。そんな角頭歩を自ら差し出す戦法。居飛車党が飛車先の歩を突いたら、正面衝突であり、何てふかお相手さんが渡りに船といつた赴き。ただ、對振り飛車の天守閣美濃や、銀冠など、角頭の歩を付く事はある。
筋違ひ角。角交換の後、7六歩、3四歩を狙ふ。初期配置では決して動かせない位置なので、「筋違い」と命名された。マイナー戦法であり、余り指されないのは陣形が悪く、指しにかつたり、咎める手があるからだらうか。
稲庭戦法。歩を動かさず、玉や金銀を動かし続けて、時間切れを狙ふ対ソフト専用の戦術。稲庭将棋てふソフトがソフトの大会でこれを披露し、かなり話題になつた。以降は全てのソフトが稲庭対策を組み込む事となつた。
角不成は、角交換の際に角を成らずに指す行為。タップミスか煽り行為のどちらかであり、全く意味がない行為。将棋は銀以外は基本的に成つた方が良い。将棋実況者は、これを見ると「煽り」と捉え、俄然やる気が出る。
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[chapter:駒落ち定跡]
二歩突つ切り 二枚落ちの定跡。三歩突つ切りは手数がかかり過ぎて、上手に動かれてら作戦負けになるかも。
銀多傳 銀が上下に並ぶ形は、良い形とされてゐる。二枚落ちでは、中飛車に振つて右に囲ふ。
金多傳 何故か金が二枚上下に並んでしまつた。
一筋突破・九筋突破 六枚落ちの定跡。