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甘い罠には要注意

  煌びやかな都会、富豪の宴会場、裏組織の繁華街。人によって異なった呼ばれ方をする都市があった。

  昼間であっても日が差さない場所があれば、夜なのに眩い光を放つ場所がある。そんな都市の発展具合を、高さを競い合うように聳え立つビルの峰々が如実に示す。

  その中でも一際目立つ高層ビル「グランドバルゴニア」は、富裕層のたまり場と呼ばれるマンションである。

  国の要人、大企業のCEO、大御所芸能人、スポーツ界のスター選手など、様々な業界で活躍している有名人たちが生活している場所である。

  そんな80もの階層がある高層マンションの1フロアからは、星々の輝きに負けないほどの明かりが今日も漏れている。それが光り輝くシャンデリアだと、外から気付くことはできないだろう。

  フロア内に入ると、真ん中で踊っている人々が一番に目を引く。そして周りを見渡せば、踊る人達を囲むように円テーブルが配置されており、踊っている場所が広場になっていることがわかる。

  床から天井までの距離はかなり離れているのに、フロア内にいる人々のドレスコードは、シャンデリアの光を反射して煌めいている。

  それなのに、フロア内にいる全員が目元に仮面をつけており、顔はわかるのに誰かはわからないことにしてそれぞれ接している。

  異様な光景ではあるが、それがこの場所におけるたった一つのルールなのです。

  それさえ守れば、マンションの住人は誰でもこのフロアに立ち入ることができます。

  ようこそ、グランドバルゴニアへ。

  ────────────────────

  「ねえ、そこのアナタ。少しお話しない?」

  シャンパン片手に外を眺めていると、雌犬の獣人が話しかけてきた。スラッとした体型のダルメシアンであり、仮面で隠しきれない美貌はモデル顔負けだ

  「…いいですよ。僕も一人は飽きてきたところですから」

  「そういってもらえると嬉しいわ。見かけない方だと思ってつい話しかけてしまったの」

  ダルメシアンが俺の横に並び立ち、少しの間会話もせずに2人で外を眺める。

  「ここで出会えたのも何かの縁かもしれないですし、[[rb:個人的 > ・・・]]にお話ししませんか?」

  「あら、意外と大胆なのね。そういうの、嫌いじゃないわ」

  了承の返事がもらえたようだ。

  2人のワインをホテルボーイに渡してから、彼女と腕を組んでフロアを後にした。

  [newpage]

  「ん…」

  いつのまにか意識を失っていたのか、重い瞼をゆっくり上げていく。

  目を開けて最初に映ったのは、白いシーツと灰色のコンクリート。鉄の扉と俺が寝かせられているベッド以外に何もない。意識が途切れる直前と比較すると、豪華絢爛とは程遠い室内だ。

  左右それぞれの手足の首が革のバンドで縛られており、俺はベッドの上でカエルがひっくり返ったような姿になっている。

  身ぐるみは全て剥がされているし、なんて悪趣味な格好だ。

  「ようやく起きたの?お寝坊さんね」

  「俺に何をした」

  周りの状況を確認していると、どこからともなくあの女の声が聞こえてきた。

  明らかに馬鹿にされているのがわかる声色で、今すぐに殴り飛ばしたくなる。

  「あら、おねんねする前のことは覚えてないの?あんなに情けない思いをしたのに」

  …確か、そうだ。部屋で2人きりになった後、抱きつかれて…。

  「ハニートラップするつもりが、お注射一回でこの様だなんて。天下の蜜狼も大したことないのね」

  「…チッ」

  キスと見せかけた首元への攻撃。気づいた時には注射の針が刺さっており、その中身が空っぽになっていた。

  「クソッ…」

  油断は全くしてなかったし、俺の正体が勘付かれるような動きも見せていない。となると、最初から相手にこちらの正体がバレていたのだろう。裏切りよりも、依頼自体が罠である可能性の方が高い。

  そんなことに今更気づいたとて、時すでに遅し。あの女は非常に腹立たしいが、報復よりもまずはここから脱出することを考えなければならない。

  「まあ、そんなことどうでもいいわ。この私を殺そうとしたんだもの、誰であっても死ぬより屈辱的な目に遭ってもらわなきゃ!それじゃ、お願いね〜」

  そんな言葉を合図にしてか、鉄扉が開き、スーツを着た馬獣人が2人入ってきた。

  毛並みが白と黒で正反対なのにも関わらず、上から下まで全く同じ格好をしている。

  「説明しても意味ないだろうが、先に言っておく。俺たちは対ハニートラップ専属のSPだ。依頼主との契約に則り、これからお前は使い物にならなくなるまで一生俺たちの性処理道具になってもらう」

  「隙を見て逃げだそうなどと考えても無駄だ。いついかなる時も、俺たちのどちらかがお前の側にいることになっているからな。諦めろ」

  「はぁ?」

  こいつらの言っていることが全くもって理解できない。対ハニートラップ専属?性処理道具?誰が?…俺が?

  「な、何言って」

  「なぁ、もうヤっていいか?今めっちゃ溜まっててさ〜。出さないとやばそうなんだよね」

  白い方が俺の話を遮ってスラックス越しに股間をさする。

  「おい、いいわけな」

  「それは俺も同じなんだが…仕方ない。先にヤっていいぞ。少し乱暴にしても怒られることはないしな」

  次は黒い方が俺の話を遮って懐から何かを取り出した。

  「話を聞 ━━ ぐぅっ!?」

  「キャンキャンうるさいぞ。ギャグボールでも噛んで大人しくしろ」

  怒鳴るために口を開けたら、ボールのようなものを口の中に突っ込まれて固定された。あまりにも手慣れすぎていて、顔を背ける暇もなかった。

  「あ"い"ん"ん"あ"!」

  尖った牙を持ってしてもマズルを閉じることができない。下はボールに抑えられ、まともな言葉を形成できない。

  「んじゃ、お先にぃ…よっと」

  「う"っ!う"あ"あ"あ"!!」

  脳が得体の知れない痛みにギリギリと締め付けられる。ケツから脳へ一直線の攻撃が歩みを進める。

  「やっぱ初もんはギッチギチだな〜。でも全然裂けねえし、結構すぐ柔らかくなりそうだぞこれ」

  2Lコーラぐらいある大きさのチンコがメリメリとケツを広げて入ってくる。

  腸が引き伸ばされていることがわかるほど圧迫感が強く、内臓が押し上げられている感じがして苦しい。

  「お、意外と全部入りそうだな。……ここら辺か?ほいっ」

  「を"おあ"っ…❤︎」

  腸内の認識したことがない部分に無理矢理侵入されてしまった。それなのになぜか痛みを感じない。

  それよりも…

  「お、なんだ?あんな苦しそうな声出しといて勃起してんじゃん」

  俺は今、凄絶な痛みの中に僅かな快楽を感じてしまった。

  「んじゃ、動くぜ」

  「あえっ。お"お"お"っ、あ"ぁ!❤︎」

  凶悪なんてモンじゃないブツが俺の中で暴れ始める。

  「い"っ!あ"っ❤︎い"っ!あ"っ❤︎」

  手加減なんて一切なくて痛みしか感じない。そのはずなのに、奥に先端を捩じ込まれるたびに、微かな快感が段々と増大して苦痛ごと飲み込みんでいく。

  痛い。気持ちいい。痛い。気持ちいい。

  「あ"っ❤︎あ"っ❤︎あ“っ❤︎ん"っ❤︎」

  気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。

  「おいおい、あんた初めてなんだろ?天下の[[rb:蜜狼 > ヤリチン]]さんが、ケツん中をちょっとかき混ぜたぐらいでヤリマンの素質開花させてんじゃねーよ!おい、聞いてんのか!」

  「ん"い"ぃっ❤︎」

  思いっきり乳首を捻られて痛いはずなのに脳が悦んでいる。まるでエンジンをかけられたように、快楽のギアが上げられて止められない。

  

  「はぁ〜あ。なんか拍子抜けだなぁ…。ハニトラのスペシャリストだって聞いてたから、男らしいやつだと思って、前戯なしでブチ込んで苦しませようとしたのに…正直失望だよ」

  「ん"っ❤︎あ"っ❤︎い"っ❤︎あ"っ❤︎」

  俺の体が俺のものではなくなったようにさえ錯覚する。

  今まで、持ち前の顔の良さを活かして、ハニートラップを生業にしてきた。女限定で殺してきたのは、男の死に様なんて見たくなかったからだ。

  それに、女の嫉妬てのはいい稼ぎになる。気に食わない奴のためならいくらでも金を積んでくれる奴が多いし、そういう奴は大抵すぐ違う女に嫉妬して俺に依頼する。

  官僚の妻や売れっ子女優、大企業の女幹部とかもヤって殺ったな。

  散々善がらせて、骨の髄まで俺をわからせてから殺す。俺の種を植えつけられた女が、俺の手でこの世からいなくなるあの瞬間は、雄じゃないと感じられない最高の[[rb:優越感 > エクスタシー]]だった。俺は最上級の雄なんだと何度も実感できて気分が良かった。

  それなのに

  「う"っ❤︎い"っ❤︎あ"っ❤︎あ"っ❤︎ん"」

  それなのに、俺はなんで

  「あ"あ"っ❤︎ん"う"っ❤︎あ"っ❤︎あ"っ❤︎」

  なんで、女みたいにケツ掘られて強い喜びを感じてんだ。

  「もうチンコに媚びる穴になってきたし…。もしかして蜜狼ちゃんは、メスの才能を隠すために雄として頑張ってきたのかな?女に対してプロフェッショナル気取ってた[[rb:雄 > やつ]]が、オンナの才能の塊だったってのは正直クソダサいよね」

  失望混じりの嘲笑なんて普段だったら殴り飛ばしているのに、今は少しの怒りも感じない。それどころか、強い快楽を感じてしまう。体じゃなくて心が喜んでいる。

  「お、しまりが良くなった。もしかして、馬鹿にされて気持ちよくなっちゃった感じ?メスでドマゾって…今まで同じ雄として扱おうとしてたのが恥ずかしいわ」

  「お"っ❤︎お"っ❤︎お"っ❤︎」

  ふざけんな!俺はメスなんかじゃねぇ!

  そう叫びたいのに、口から漏れるのは喘ぎ声ばかり。

  「てか、今の格好ってめっちゃ間抜けだよな〜。奥まで入れたら下腹部が盛り上がるのとかちょー滑稽だし、肉オナホにしか見えなくなってきたんだけど」

  微塵も嬉しくないはずなのに、脳から流れる甘い電気が尻の電撃と直結する。そして、体が小刻みに痙攣し、溢れんばかりの多幸感がもたらされる。

  「女を骨抜きにイかせてから殺す蜜狼の正体は、オナホ扱いされて大喜びするメス犬野郎だった!ってのは、誰が聞いても大笑いすると思うぜ?暗殺業界の一生の汚点とか言われちまうかもな〜」

  「う"っ❤︎い"っ❤︎お"っお"っお"っ❤︎❤︎❤︎」

  心底嫌悪するべき言葉の数々なのに、罵倒が耳の中を何度も木霊した後、快感として俺の中に吸収される。

  浴びせられる言葉が気持ちいいものだと理解した耳の感覚がどんどん鋭敏になっていくせいで、チンコが俺の中を出入りする音も聞こえてしまう。

  ローションとかは何も使っていないはずなのに、粘度が高くネチっこい液体を強く塗り込む音が、部屋中に反響している。

  快感に支配されかけている頭でも理解できてしまう…これは俺の体液だ。気持ちよくなった腸内が、自ら滑りを良くする液体を分泌してチンコに媚びている。

  「うーん…、確かにしまりはよくなるんだけど、な〜んかもの足りないんだよなぁ……あ、そうだ!どこまでイけるか試してみるか」

  白馬は、腰の動きを止めずに数秒考え込んだ後、良いことでも思いついたかのように声を弾ませた。

  そして、両手で俺の首元を……こ、こいつ、まさか!

  「死ぬなよ?」

  首元に強い圧力を感じる。

  段々と太い指が俺の首にめり込み、空気の通り道を狭めていく。

  「ゔっ!ゔぅい"っ!」

  すぐに酸素が足りなくなり、それを察知した脳は緊急信号を発し始めた。そして、気道が確保できないせいで、脳内に空白が広がり始める。

  「そうだよ、それ!それが見たかったんだよなぁ〜!」

  気絶のために脳が色々準備しているのだと、なんとなく理解できた。しかし、そんなことは関係ない。白馬野郎は、新しいオカズが出てきたかのように喜びながら更に腰を速める。

  「ん"ゔぃっ!い"っ!い"ぃっ❤︎」

  苦しいはずなのにケツからくる気持ち良さは変わらない。後少しで全てが空白で埋め尽くされるのに、いつのまにかそこに[[rb:異物 > 快感]]が混入している。

  意識を手放したいのに、なぜか手放せない。

  苦しいのに、気持ちいい。

  体が喜んで今の状態を維持しようとしている。脳に抗っている。

  「ん"い"い"い"いぃぃぃぃぃっ❤︎」

  「はは、きめ〜」

  口から泡が吹き出し、金切り声が部屋中を劈く。死んでしまうという恐怖と人生で1番の[[rb:敗北感 > エクスタシー]]が脳内をぐちゃぐちゃにかき混ぜる。

  快楽の混ざった空白が眩く輝いて脳内を埋め尽くし…。

  くる、きてしまう、[[rb:絶望 > ねんがん]]の瞬間が。

  [[rb:俺 > オス]]の死が。

  「ん"んんんぅぅぅぅ━━━お"っ❤︎❤︎❤︎❤︎」

  「あ」

  「おい」

  光が弾け、俺の中を一瞬で満たす。

  苦しいのか気持ちいいのかはわからない。ただ一つ理解できるのは、この光に満たされれば、ようやく俺の意識を手放すことができるということだ。

  「やべ〜、やりすぎちまった」

  「…早く出せ。起きるまでお前が占領するのは許さんぞ」

  「へいへい。あ〜あ、意識があるうちに中に出したかったな〜。反応ないのつまんないんだよなー」

  「調子に乗ったお前の自業自得だ」

  辺り一面真っ白に塗り潰されて、俺の視界は暗転した。

  [newpage]

  「ぐっ、んふっ、うぅっ!……ハッ!」

  目を覚めると、そこには薄暗い景色が広がっていた。

  「ようやく起きたか」

  目線の高さから、ベッドの上ではないことがわかる。手足は相変わらず動かせないが、固定のされ方が昨日とは違うようだ。

  両手は、頭上で縛られて何か丸太のようなものにひっかけられているのに、両足は、膝に通された革バンドから伸びた鎖に吊り上げられているだけで、足首から下の自由がきく状態だ。

  「こ、ここは…?」

  細い通路というよりも長い階段といったところか。

  天井に吊るされている電球がだけでは、明るさが全く足りてないような気がする。現に、段差のあたりは少し薄暗い。

  「ここは、お前がさっき気絶した部屋から出てすぐの階段だ。外に出るための唯一の道でもあるが、お前には関係ない」

  「は?じゃあ、なんで俺はここにいるんだよ」

  「今の自分の状況すら理解できていないお前が、そんなことを知ってどうする」

  「はぁ…?」

  困惑する俺を無視して黒馬が動き始めると、俺の体も同時に動き始め…

  「んんっ❤︎」

  黒馬が階段を一段登ったあたりで、体内から頭へ甘い電流が走る。

  「んっ❤︎あっ❤︎なんっ❤︎だっ❤︎これぇっ❤︎」

  黒馬が階段を登るたびに快楽が脳天へ抜ける。一歩一歩を踏み締める振動が、中を震わせて甘美な気持ちよさを全身に広げていく。

  「・・・」

  黒馬は何も言わない。まるで今の状態が普通であるかのように階段を登っている。

  「はぁ…❤︎はぁ…❤︎はぁ…❤︎」

  そして、階段を登りきったころには、大して長い階段を登ったわけでもないのに、俺は息を切らしていた。

  今まで、どれだけセックスしても疲れることなんてなかったのに、こんなちょっとした刺激の連続で一杯一杯になってしまうなんて…。

  「それじゃ、行くぞ」

  「お、おい、ちょっと待て!」

  「なんだ」

  一息つく暇もなくコイツは動き出そうとするが、そんなことはどうでもいい。

  それよりも、

  「俺は全裸だぞ!?それに、どんな感じになってるのかはわからないが、お前のチンコが入ってるんだろ?こんなんで外に出たら、お前も俺も変態扱いされた挙句、サツに捕まっちまうじゃねぇか!」

  「…なぜお前の言い分を聞かなければならない」

  「お、おいっ!」

  俺の言うことなんて完全に無視し、黒馬はガラス張りの扉を押して外に出る。

  「なんだここは…?」

  「良い暮らしばかりしていたお前は知らないだろうが、ここは裏組織の構成員や上の世界から没落してきたならずもの達だけが集まる地下都市だ。だから、サツなんているわけがない」

  太陽なんて呼べるものはなく、頼りになる明かりは、適当に引かれたワイヤー線に吊り下げられているランタンの光のみ。

  道の端には、何かしらのゴミが散乱している箇所があり、干上がった地面で爆睡している奴が何人かいる。

  「…ッ」

  そして、どこかから男の怒鳴り声が聞こえたと思ったら、それを掻き消すように女のヒステリックな叫び声が聞こえてくる。

  まるでホラー映画の導入のような雰囲気に、思わず息を呑んでしまう。

  目的地が決まっているのか、黒馬はこの場所について説明しながらも、迷いなく歩みを進めている。その間も、俺の中から甘美な電気信号は送られてきているるが、街の雰囲気に飲まれているのだろうか、意外となんともなく感じる。

  「おう兄ちゃん、ソレは何だい?」

  すると、突然反対の道を歩いていたおっさんに話しかけられた。ハゲ頭とビール腹。普段なら視界にすら入れないような奴だ。

  「書いてあるだろ。それを読め」

  「『私は立派なおちんぽ様のケースをしている蜜狼です。ドMなのでたくさん罵ってください』だって…?そんな上質そうな性奴隷、どこで手に入れたんだ?上からのお下がりかなんかか?」

  「まあ、そんなところだ」

  は…?

  今の俺って、そんな下品な状態で固定されてんのか…?

  「お、おい」

  「あれ…?蜜狼ってどっかで聞いたことあるような…」

  ま、まずい!こんな知能の低そうなやつに俺の正体が知られたら、裏社会に噂が広がるのもあっという間だぞ!

  そ、そうなったら俺は…。

  「思い出した!最近、その名を轟かせるようになった暗殺者の名前がそうだったな!本当にそいつがそうなのか?」

  「…書いてあることが全てだ」

  「お、」

  終わった…。

  「へぇ…コイツがそうなのかい。男前なのに、こんな無様な格好でチンポ勃たせてんのキメェなぁ」

  クソッ!このデブ!!

  脱出したら1番最初に殺す!

  「あ?なんだその目は。喧嘩売ってんのか?」

  「すまんな。まだ立場を教えている段階なんだ」

  「ふーん…それならよぉ。俺が代わりにコイツに教えてやってもいいぜ?」

  「好きにしろ。手間が省ける」

  「おい!好き勝手言ってんじゃねぇぞ!」

  こいつ、俺より上の立場にいるつもりか?

  俺がこんな状態だからって、調子に乗りやがって…!

  「そんな格好で凄まれても全然怖くないぜ。むしろ、だせぇ。お前、今の状態わかってんのか?アクセサリーみたいに首からぶら下げられてるんだぜ?それだけでも十分だせぇのに、バカでかいチンポを咥え込んで勃起させてるとか、人として終わってんだろ」

  男はヘラヘラと笑いながら俺を馬鹿にする。

  俺の腹が煮えくりかえりそうなぐらい熱くなっていくのを感じる

  「おいおい、罵られてツユが漏れてくるとか、ホントにドMかよ。同じ男だと思われるのも恥ずかしいぐらい醜いぞ」

  下腹部に熱が集中していき、苛勃ちを加速させる。

  「もしかして、蜜狼ってのはコレのことか?それとも、俺みたいなやつに罵られても気持ちよくなっちまう変態のことを表す言葉か?まぁ、どちらにしろお前みたいな奴にはチンポケースがお似合いだよなぁ」

  熱が集まってくればくるほど、ケツの中のチンコを鮮明に感じられ、外気にさらされた自身のチンコが鋭敏になっていく。

  

  「どんどん溢れてくるじゃねえか。そんなに俺の罵倒が良かったのか?」

  「…クッ❤︎」

  「上でどんだけ漢らしく振る舞っていたかは知らねえが、これじゃただの変態犬だな」

  軽蔑の色を隠さない男の瞳が俺を写している。気持ちよくなっている俺を。

  気持ち良くなるんじゃねぇよ…。

  こんなことで、喜んでんじゃねぇ…。

  「さっきまでの威勢はどうしたんだ?熱っぽい目を浮かべて、盛りのついたメス犬の顔になってんぞ?」

  「…っ❤︎…っ❤︎」

  醜い言葉が投げかけられるたびに脳内で何かが分泌されで、思考が侵される。

  ケツの中からチンコの先まで全部が熱い。全部が気持ち良く感じてしまう。

  言葉の一つ一つが耳から血液を伝って下腹部に降りてきているような感覚に陥る。そして、熱に吸収され、ぐちゃぐちゃに混ざった気持ちよさが波動として広がっていく。

  「暗殺のために鍛え上げた筋肉もこうなると形無しだな。チンポに媚びるために鍛え上げたようにしか見えねぇぜ」

  「…っ❤︎❤︎」

  玉袋が縮み上がって精巣を圧迫しているのがわかる。本能が自主的に精子を外へ追い出そうとしているみたいに感じられる。

  だ、ダメだ。堪えねぇと…

  「お、そうだ。このことを裏社会中にお知らせしねえとな。人を殺すことをやめて、チンポに殺されそうになってるって、みんなに知ってもらわねぇとな!」

  精液が尿道の中をゆっくりと進んできているのがわかる。

  ダメなのに、止まらない。止められない。

  「そして、お前がチンポケース蜜狼に就任した[[rb:人生終了式 > 記念セレモニー]]も開かねえとな。みんながお前のこと[[rb:馬鹿に > 祝福]]してくれるぜ?」

  そして、脳内で何かをブチブチと破った時の音が反響する。それは、処女膜を貫いた時の音とかなり似ていた。

  「ぐうぅぅぅ〜〜っ❤︎❤︎❤︎」

  「ギャハハハハ!遂には射精しやがった!」

  射精というより吐精。精液の噴水がダラダラと溢れ出てきて、俺のチンコを白濁液で染めていく。

  甘く痺れる快感が脳をゆっくりと焼いていき、チンコから蛇口の栓を取っ払っていく。

  その感覚は、まるで、雄として感じてきた[[rb:優越感 > プライド]]を、残さず全て吐き出させられているようだった。

  「はぁ…」

  「ぐへへ……おん?どうした?」

  「もういいか?罵るのは構わないが、行く手を塞がないでくれ。暇じゃないんだ」

  男の下卑た笑みに晒されて、さらに追い込まれそうになる俺の頭上から、黒馬の低い声があたりに響いた。

  「お、おお。す、すまん」

  俺から黒馬の顔を見ることはできないが、男がすぐに顔を真っ青にしているのを見て、どんな雰囲気になっているのかはあらかた理解できた。

  「・・・」

  そして、男が目の前からいなくるなり、黒馬は歩くのを再開した。

  [newpage]

  「んっ❤︎あっ❤︎もうっむりぃ❤︎」

  後ろで鉄扉が閉められる音で、ようやくこの部屋へ戻ってきたのだと理解できた。

  「あ、もう戻ってきたんだ…って、どうしたのそれ」

  「はあっ❤︎❤︎はあっ❤︎❤︎はあっ❤︎❤︎」

  俺にとって長い…長〜い外出からようやく帰って来れた。

  距離で言えば、近所の露店に買い物に行く程度だったはずなのに、その間、俺はずっと吐精が止まらなかったせいで、泥沼に溺れるような快楽をずっと味合わされた。

  そのせいか、精液が溢れ出れば出るほど、中のチンコの形も鮮明に感じられ、道具として扱われているのだと実感してしまった。

  「知らん。そんなことより1発出す」

  そう言って黒馬は、さっき購入した物が入った汚ないレジ袋を白馬の方へ投げた。

  「あっ❤︎抜くんじゃっ❤︎ん〜っ❤︎❤︎」

  「ふんッ‼︎」

  「んく"ぅ!❤︎」

  そして、黒馬は俺の尻をゆっくりと浮かせていき、辛抱たまらなかったのか思いっきり奥まで突き込んだ。

  「き"っ❤︎か"っ❤︎く"っ❤︎むっ❤︎むり"ぃっ❤︎」

  重力も利用され、腹を突き破りそうなほど壮絶な腰振りが俺を襲う。

  下腹部が何度も何度もチンコの形に変形させられている。それなのに、俺は暴力のような快楽に殴られており、脳内で小さな爆発が仕切りなしに続いている。

  「ん"っ、ぐぅっ‼︎‼︎」

  短い時間、バカでかいチンコを脱兎の如き素早さで叩きつけていた腰が急に止まり、俺の腸内で大爆発が起こった。

  「ん"っ❤︎こ"っ❤︎ほお"お"っ❤︎」

  チンコの形に盛り上がった場所が水風船のように膨らんでいき、とてつもない速度で中が満たされてしまった。

  「ふぅ…ふぅ…」

  「ま、その惨状じゃ、ずっと肉オナホに刺激を与えられてたんだろ?」

  「…もう一回していいか?」

  1発出したのに、萎えるどころか硬度を増していて意味がわからないが、黒馬はそれ以上に恐ろしいことを言い出した。

  「え〜。1人で占有してる時ならともかく、2人の時はずるくない?せめて1発ずつで交代しようよ」

  「…それなら2人で使えばいい。固定しといてやるから、足の拘束だけ外せ」

  「はぁ、しょうがないなぁ」

  黒馬が膝裏に手を通して俺を固定すると、白馬が手際よく革のバンドを外していく。

  「昨日は一回出したきりだったから、まだ全然出し足りないし、この際、気持ち良くなれるならなんでもいいや」

  それが終わると、白馬はスラックスのジッパーを下ろし、半勃ち気味の大砲を取り出した。俺の方へ近づきながらその体積を増していき、俺の目の前に着い時には完全に勃起させて、その先端から汁を垂らし始めた。

  こ、こんなのが俺の中に入ってたのか…。

  「んじゃ、いくよ?」

  「…はやくしろ」

  そして、その巨大な逸物を黒馬のチンコが塞いでる出口に当てがった。

  …は?おい、ちょっと待て。もしかして挿れるつもりか?いや、無理に決まってんだろ。

  ま、

  「待て。やめろ。無理だ。無理、無理無理っ!むんっき"き"き"!んき"ぃっ!!」

  容赦なく肉棒を捩じ込まれ、白と黒にサンドイッチされてしまう。その拍子に、バキンッという音が脳内に響き渡り、何かが溢れ出してきている。

  「精液のおかげで意外とすんなり入ったけど、

  こいつマジでオナホになるために生まれてきたんじゃない?全然裂けないんだけど」

  「簡単に壊れないならそれでいい」

  きつい、苦しい、気持ち悪い、気持ちいい。

  頭の中で何かが壊されてしまった。南京錠のように硬くて、簡単には壊せないものだ。俺の中で何かを留めてて、それを外に出さないようにしてくれていたものだったはずだ。

  「く"っ❤︎か"っ❤︎き"っ❤︎き"も"ぢいぃ❤︎」

  あぁ…壊れてしまったのは、理性だ。

  「あれ、もしかして今のでおかしくなっちゃった?」

  「ふん、そんなこと俺たちには関係ない。ほら、動くぞ」

  「おっけ〜」

  「っき"ぃ!❤︎❤︎」

  今まで拘っていた漢らしさって言葉は、こいつらのためにある言葉なんだ。本能でそう理解できてしまう。

  俺が、どんなにいろんな女を手籠にして殺そうと、こいつらはチンポ一つで男でも女でも殺せてしまう。チンポに媚びることしかできない奴にしてしまう。

  もう閉じなくなったであろうケツの穴から伝わってくる、煮え滾るようなチンポの熱さにそう[[rb:理解 > わか]]らされてしまった。

  「ぎっ❤︎き"ゃっ❤︎❤︎んき"ゅうっ❤︎んき"ぃ❤︎」

  二つのチンポが、それぞれ腹で暴れている。

  片方が引けば、もう片方が奥を突き、腹がへこんだと思ったら、すぐに盛り上がる。そして、両方が奥まで突き込み、奥をそれぞれの亀頭で捏ねくり回す。

  「これッ、結構いいねッ。もうッ、出そうかもッ」

  「ふッ、ふッ、ふッ。俺ッ、もだッ」

  俺のチンコはもう何も出なくなったようで、壊れた蛇口のように透明な液体を垂れ流しているだけで、使いものにならなくなった。

  俺がもう後戻りできないなんてことはわかってるのに、チンポたちは無理やり壊れた道を粉々に砕いている。雄としての人生を砕いている。

  「ふッ、ぐッ。出すッ、ぞッ‼︎」

  「イクよッ。イクイクイグッ‼︎」

  2人揃って同じタイミングで奥にめり込ませ、亀頭を膨らませる。何回か中で脈動した後、射精が開始した。

  「く"っ❤︎か"あ"っ❤︎こ"っ❤︎お"っ❤︎❤︎お"っ❤︎❤︎」

  水道にホースを繋げて思い切り蛇口を捻ったように、2人分の精液が激流となって腸内を駆け抜ける。

  タダでさせ潰され気味の内臓が、夥しい量の精液によって押し広げられたり、また別の形に潰されたりしている。

  そんなことされたら痛みで気絶するのが当たり前。それなのに、俺は精液で腹を満たされることに喜びを感じ、射精の勢いが止まるところを知らない二つのチンポたちに感謝の念を抱いている。

  「んっぎ"❤︎い"ぃっ❤︎❤︎き"もち"❤︎❤︎❤︎」

  あんなに鍛えた腹筋達が、大きなボテ腹へと変わっていく。それすらも嬉しく感じている俺は、もう自分のことを雄なんて名乗れない。

  まだ射精を続けているこのチンポ達に一生尽くしていく性処理道具のメス犬として、一生を過ごすのだろう。

  でも、もうそれでもいい。

  もはやあの男が言っていたように、チンポに身を捧げたことがわかるこのボテ腹を、見せつけたいとさえ思っている。

  ああ…❤︎この痴態を、一体何人の雄達が見にきてくれるのだろうか…❤︎

  あとで提案してみよう。

  おしまい

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