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今日は天気も良く日差しが気持ちいいので、猫少女の姿でお弁当を食べていたねこちゃん達。
「チョココロネ、いただきまーす!」
「ちょこここね、美味しそう……」
「ちょこここねじゃないよー。私、猫少女のここね! こっちは黒チョコのコロネ♪」
チョココロネガチ勢のここねちゃん。
そして何故か、チョココロネの事を「ちょこここね」と言うみおちゃん。
「ねこちゃん、本当にチョココロネ大好きにゃよね」
「うん♪ チョココロネはねー、地球を救うんだよー」
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「何だかスケールが凄く大きい……」
ここねちゃんはチョココロネを頬張ろうとしました。
「チョココロネもーらい! うまうま☆」
「あ、猫少女のみやちゃんがここねちゃんのちょこここねを……」
「食べちゃったにゃ……」
ここねちゃんは笑顔で「?」と言う様子でしたが……。
「みやちゃん、私のチョココロネ、食べたの?」
「ごちそうさま☆」
「そっかそっか……食べちゃったかー」
ねこちゃんは一瞬俯いた、かと思うと……。
「チョココロネの怨みー!」
ねこちゃんはポケットのスカートから鋭利な武器を取り出し、手に持ったままみやちゃんに飛び掛かりました。
「ちょっとここねちゃん!? いくら盗られたからってそんな物出しちゃ危ないよ!?」
「ねこちゃん、いつもそんにゃ危にゃいの持ち歩いてるの!?」
「ねこちゃんちょっと待って! ねこちゃんって守り特化の猫少女でしょ!? みや、そんなの聞いてないよ!?」
と、偶然なのか通りすがりの猫少女にこちゃんとここちゃんが現れました。
「ああ、ねこちゃんをキレさせちゃったか……」
「ここねちゃんはねー、キレるとアグレッシブ化して手が付けられなくなるんだよー! 多分、あの状態のここねちゃんは最強かもね?」
「殺す! チョココロネの怨み……絶対殺す!」
「ね? ほら、殺す気満々だよー! みやちゃん、早く逃げた方がいいと思うよ!」
ここちゃんは満面の笑みでみやちゃんに警告します。
「わー、チョココロネ食べただけじゃないー! みや、何でこんな目に遭うのー!?」
「チョココロネはなー! 命に代えてでも守るべき存在なんだよ!」
ねこちゃんは鋭利な武器をみやちゃんに向け、攻撃を仕掛けます。
「待ってよ! 話せば分かる、話せば分かるからー!」
「分からねえよ!」
「わーん! みや、逃げるもんー!」
2人は校舎の中へと行ってしまいました。
「……みやちゃん、大丈夫にゃの?」
「さあ、どうだろう」
「ここねちゃんより、みやちゃんが心配なんだけど……」
「ここ、カード占いしてみるねー!」
ここちゃんはミニハットの中からカードを取り出し、パパッとカードを捌いて占います。
「えーとねー、カード占いの結果によるとねー……みやちゃん、割りと本気で危ないかもね!」
ここちゃんは満面の笑顔で言いました。
「それを満面の笑みで言うんだ……」
「まあ、ここちゃんはこういう子だから」
「あたし達、加勢した方がいいのかにゃ?」
「無駄だと思うよ」
「そうだねー! アグレッシブ化したここねちゃんは、そう簡単に止められないと思う!」
「自然に終息を願うのみ、にゃのかにゃあ……」
「ま、まあここねちゃんの食べ物を勝手に盗るみやちゃんが悪いんだし、少しは懲りればいいんじゃないかな……」
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一方、学園内で鬼ごっこを繰り広げているみやちゃん達は……。
「ごめんってばー! もう盗らないからー!」
「うるさい。黙れ。チョココロネは私の命だ」
「何でそこまで拘るのさー!?」
みやちゃんは行き場を失い、女子トイレ内の個室へ逃げ込みました。
「鍵を閉めれば安心だよね!?」
『ドンドン! ドカァーン!』
「ひぃっ! ドアが壊された!? どうするのさ!? みや、修理できないからね!?」
「チョココロネ返せ、今すぐ返せ、命に代えてでも返せ」
「返す! 返すから!」
『ドシュッ!』
「っ……! 痛い……痛い、痛い……」
ねこちゃんは鋭利な武器でみやちゃんに襲い掛かり、彼女のほっぺからは血が滲み出ました。
「返す気あるの? 本気で返す気あるの? まずはごめんなさい、だよね?」
「ふぇっ!? だから返すからー……」
「ごめんなさい、は?」
「ひぃー……ご、ごめんなさいー、みやが悪かったです……」
あのみやちゃんを謝らせてしまうねこちゃん。
キレたねこちゃんは、本当に最強なのかもしれません……。
「じゃあチョココロネ、すぐに購買で買ってこい。3分間待ってやる」
「はい……ただいますぐに準備します……」
みやちゃんは慌てて女子トイレを飛び出し、購買へと向かいましたが……。
「そんなー! チョココロネ売り切れー!? みや、終わった。ねこちゃんのあの目はマジだ……殺される」
「おーい、みやちゃーん」
「無事かにゃー!?」
「たまちゃん! みおちゃん! うわーん助けてー!」
「一体どういう状況にゃんだにゃん……」
何だかんだでやはりみやちゃんを放っとけず、たまちゃんとみおちゃんはみやちゃんを捜していたようです。
「チョココロネが売り切れで! このままじゃみや、ねこちゃんに殺されるー!」
「え、本当に……? だって、あのここねちゃんだよ……?」
「ねこちゃんのあの目、見れば絶対分かるって! あの目、マジだから! マジで殺る目だから!」
こんなに動揺しているみやちゃんを見て、みおちゃんは恐らくみやちゃんは嘘を付いていないと思ったのでしょう。
「……よし、分かった。10分だけ時間ちょうだい。みお、急いでちょこここね作るから」
「ダメだよー! ねこちゃん、3分しか待ってくれないって言ってたもんー!」
「そこは……みやちゃんが悪いんにゃし、どうにか時間稼ぎするしかにゃいと思うにゃ……」
「出来たら屋上で合流、それでいいかな?」
「うー、分かったよ! みおちゃん、お願い……! たまちゃんは……一緒に来て!」
「え、あたし一緒に行くのかにゃん!?」
「一生のお願いだってばー、このままじゃみや、殺されるー……」
みやちゃんはみおちゃんに希望を託し、たまちゃんを強引に引きずってねこちゃんの待つ女子トイレへ戻ります。
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「チョココロネはどうした?」
「売り切れだったの……」
「最後に言い残す事は……?」
「待って! 屋上でチョココロネが食べられるから!」
「そんな事誰が信じるか。チョココロネが無いなら殺るのみ!」
「ねこちゃん待つにゃ! 今、みおがチョココロネを作ってるんだにゃ! 屋上へ届けてくれるんだにゃん!」
「……たまちゃんが言うなら信じる。でも、万が一チョココロネが無かったら……みやちゃん、死んでもらうからね?」
「ひぃっ!?」
ねこちゃんは鋭い目でみやちゃんを睨みつけ……屋上へ向かいました。
(みやちゃんの言った通りだにゃ……)
みやちゃん達もガクブルしながら、後ろから一緒に屋上へ同行します。
『ガシャン!』
「……みおちゃん、居ないよ。みやちゃん、覚悟はいいね?」
「そんなー! みや、死ぬ訳には行かないんだってー! みやが死んだらにゃあにゃあ学園はどうなるのさー!」
「何を言ってるのかさっぱり分からない。ごちゃごちゃ言ってないでとっとと死ね!」
ねこちゃんはみやちゃんに向かって、鋭利な武器を向けて勢い良く飛び掛かり……。
『カキン!』
「全くもう、ここねちゃんを怒らせるからー。みやちゃん、少しは自重しないとだよー!?」
「ここちゃん……!」
ここちゃんの投げたカードがねこちゃんの武器を弾き、みやちゃんを守りました。
「邪魔するな。邪魔するなら容赦しないよ?」
ねこちゃんは逆のポケットから2つ目の武器を取り出し……。
「って! まだ持ってるのかにゃあ!? ねこちゃん、止めるにゃ。殺したってにゃんにもにゃらにゃいにゃ!」
「チョココロネは命そのもの、それを盗った罪は死に値する……」
「ここねちゃん! 新しいちょこここねだよ!」
「みおちゃん!」
そこへすかさずみおちゃんがやって来て、ねこちゃん目掛けて新しいチョココロネを投球の如く投げます。
ねこちゃんは頭のセンサーでチョココロネを感知すると、物凄いジャンプ力でチョココロネを空中キャッチしました。
「…………」
「ね、ねこちゃん……?」
「えへへー、私のチョココロネー。いただきまーす。チョココロネうまうまー」
「ほっ、いつものねこちゃんに戻ったにゃあ……」
「みやちゃん! これに懲りたらもうおいたはダメだよ!?」
「分かったよー……」
「まあ間に合って良かったよ。みやちゃんも一応無事、みたいだし。とりあえずほっぺの傷、治癒魔法掛けとくね」
みおちゃんは治癒魔法を使い、みやちゃんの傷を治そうとしましたが……。
「あれ、傷が治りきらない?」
「それだけアグレッシブなここねちゃんの攻撃が凄かったんだね! かすり傷じゃなければ、みやちゃん死んでたかもね!」
と、ここちゃんは非常に良い満面の笑みで言いました。
「この子は満面な笑みで怖い事を言う……」
「ともかく良かったにゃ、どうにか無事に済んで」
「みやちゃん、もう絶対勝手に物を盗っちゃダメだよ?」
「はーい、みや、反省してますー……」
食べ物の怨みは怖い、みやちゃんは身を以って味わったのでした。
そしてねこちゃんは心置きなく、みおちゃんお手製の最高級なチョココロネを味わったのでした。
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