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夏、8月も半ばをすぎた頃。
元気いっぱいの太陽の光がうざったいくらいに降り注ぎ、波に揺れる水面がそれを反射し、余計な程にキラキラと輝く。その輝きすら足りぬというのか、お天道様は足元に広がる白く美しい砂浜をも明るく照りつける。日光に照らされた白砂は、暖かいをゆうに越えて最早灼熱、裸足で歩いたら火傷してしまうのではないだろうか、と白兎は顔を顰める。
身体中から吹き出た汗が真っ白な被毛を伝って落ちる。海から吹いてくる湿気った風は、身体を乾かすどころか、汗も相まって不快なベタつきを身体にまとわりつかせる。
(どうして来ちゃったんだろ……)
白砂に敷かれたレジャーシートの上に、ロップイヤーの獣人が座っている。彼の名は兎月たれお。160にも満たない身長に、どこかあどけなさの残る幼い顔つきの彼は、これでも一応成人済みの大学生。だぼついた紺色の水着のみを身につけ、ふっくらとした純白の身体を晒している。
そこそこの賑わいを見せるサマービーチ。ここに訪れる人々は、ほとんどが子連れかカップル、もしくは男女混合の集団。明るく楽しげで、圧倒的に「陽」のエネルギーに満ち満ちているこのレジャースポットに彼は遊びに来ていた。
一人で。
─────
何故わざわざこんな所に一人で居るのか、これにはそれはそれは深い訳……は特にない。
昨日の昼前のことだった。何気なく点けたテレビに映るは美しいビーチで楽しげに笑い合うカップルや親子、まさにひと夏の思い出と言える眩しくも輝かしい光景。そしてふと気づく兎月。ここ最近した事といえば、勉強、バイト、ゲーム、勉強、バイト、ゲーム、ゲーム……ひたすらこれの繰り返し。ゲーム以外に遊びらしい遊びを全くしていないということに。強いて言うなら隣人の猪や同級生の熊らとの大人なお遊びなら散々してたがそうじゃない。
妙な焦燥感が兎月を襲う。残り少ない貴重な夏休み、数年後にはもうこんなに自由な時間は手に入らないかもしれない。こんな無味乾燥な日常で、夏休みの思い出を埋めつくしていいのだろうか。
気づけばスマホで近場のビーチスポットを検索していた。もう何年も使っていなかった水着を引っ張り出し、身支度を整え、次の日の朝(つまり今朝)意気揚々と電車に乗ってここまで来た。
ビーチに来るまではよかった。しかしここへ来てようやく思い出した、そういえば別に海好きじゃないな、と。
ここ最近の猛暑に脳がやられたのか、普段の出不精ぶりを鑑みれば考えられないことである。勢いってこわい。こんな所、根っからのインドア派な自分が来るところじゃない。今更冷静になった頭にそんな考えが過ぎる。これなら、同級生のツキノワグマと宅飲みしながらくだらない談笑をしている方が、季節感はないが百倍有意義である。そもそも、どうせ行くなら彼を誘えばよかっただろうに。根っからの「陽」である彼なら、喜んで付き合ってくれたはずだ。
(ま、まあ男二人でビーチもなんかあれだし…変に誤解とかされるかもだし……)
余計な心配をする白兎。それなら久間倉の他の友人も誘ってもらうなりなんなりあるのだが、そんな事は考えもしない辺り、かなり「陰」の側にいると言えよう。何故久間倉と仲良くできているのかは謎である。
(やっぱ帰ろうかな……)
ここへ来て約一時間。まあ粘った方であろう。腰を浮かす兎月。せっかくだし海の家で軽食でも買って帰ろうか、と改めてビーチを見渡し海の家を探す彼の視線の先で一匹の獣人が通りかかる。
シロクマの中年男性だ。鍛えられた身体に、うっすら脂肪が乗った固太り体型。両手いっぱいに焼きそばのパックを持ち、機嫌が良さげににこやかな笑みを浮かべている彼の薬指には、銀色の煌めき。他に身につけているのは当然ながら水着のみ、紺色のぴっちりとしたスポーティなボックスタイプ。身体にピッタリとフィットしたその水着は、彼のむっちりとしたヒップのラインを際立たせる。成程、良い趣味じゃないか……とひとりごちる白兎。
そんな彼のもとに、奥さんと見られるシロクマの女性と、両親と同じく真っ白な毛皮に覆われた二匹の小さなシロクマの男女が駆け寄る。成程、優しそうな顔して、あの奥さんと、二人も……と失礼な妄想を繰り広げるダメ兎。
「…………」
無言のままに、白兎は座り直した。
[newpage]
―――――
数十分後、そこには人間観察に精を出す一匹の兎。横には海の家で買ったであろう焼きそばとソーダ、あとちゃっかりビーチパラソルまで借りている。そして観察の対象は綺麗なおねーさん…なんてことは勿論無い。
まさに泳ぎに来ました、と言わんばかりのビキニ姿の引き締まったボディな狼青年や、年相応にだらしない身体を大胆に晒す子連れ中年狸、海辺で友人らとはしゃぐがっちりむっちりでエネルギッシュな虎の学生など、改めてビーチを眺めると、兎月にとって非常に目の保養となる光景が広がっていた。しかも全員もれなく水着、当然である。惜しげも無く素肌を晒す雄達の嗚呼なんと麗しき眺めかなと、かなり真剣に人間観察に勤しむだいぶ不審者な白兎。何故周りにバレてないのか。
家からさほど離れている訳でもないし、これからも時折来てみようかな、と兎月がホクホクしていると、一匹の獣人が海から這い上がるのが目に入った。
(わ……あの人おっきい…)
一目見て、それが人だと判断するのに少し時間がかかった。その理由はシンプルで、ひとえにその男があまりにも巨大だったからだ。周囲の人達と比較して見ると、2メートル以上あるのでは無いだろうか。特徴的な耳と口から、彼が河馬の獣人であることがわかる。身体中に水を滴らせ、海からのっそりと現れるその様は、一見するとモンスターのそれである。
縦も大きいが横も大きい。でっぷりと肥えた大兵肥満。しかしながら、よく見るとその分厚い脂肪の下には、これまた分厚い筋肉が搭載されている事が足腰などからわかる。胴体同様に手足も太く、太ももなど、スレンダーな女性のウエストくらいありそうだ。
そして何より……
(お、大きい……!)
兎月の視線は、河馬の下腹部に集中していた。暗めの赤褐色の身体と対照的な明るい緑色のスパッツタイプのパンツには、こんもりとした膨らみが、遠目からでも確認できる。しかしあれで平常時なのだろうか。ブーメランパンツなど履いたら余裕ではみ出してしまうサイズである。まるで魔法にかかったかのように、視線がそこに吸い込まれる。
(すご……本気出したらどの位になるんだろ……ん?)
すると、そんな巨漢の河馬のもとに、一匹の男が近づいて来た。
大部分は黒色のつるりとした肌、しかし目やお腹の周り、マズルの下は真っ白なモノクロツートン、海獣特有の長く太い尻尾と背鰭…その男は河馬よりは頭一つ分ほど低いシャチの獣人だった。額から左目にかけて、まるで稲妻のように走る傷跡が目立つその相貌は一見すると厳しい。しかし、朗らかに浮かべるその笑顔からは穏やかさが伺える。親しげに河馬に話しかけるそのシャチは、がっしりとした筋肉を搭載し、そのまわりを脂肪で包んだ固太りな体型。まん丸と膨らんだお腹に、四肢は河馬同様に太いが分厚い脂肪に覆われている彼とは違い、まるで岩のようにゴツゴツしている。豊満な下半身に押し広げられた水着はパツパツに張っており、臀部のむっちりとした綺麗な曲線がよくわかる。
(あの人もおっきい……ん?えっ……)
視線をそのまま下腹部に持っていったところで、兎月は驚いて目を見開く。シャチの彼が穿いているぴっちりとした黒のパンツは、河馬同様に大きな膨らみが見て取れた。水着のサイズがあっていないのか、海獣独特の先細りな形状がくっきりと浮かんでいる。だが、問題はそれだけじゃない無い。
(シャチ獣人さんのアレは…確か身体の中にあるんじゃなかったっけ……)
そう、兎月の知識が正しければ、シャチ獣人の股間はスリットであり、ペニスは収納式であるはずだ。平常時は本来なら着衣の上から膨らみを確認することはできない。しかし今、その形状までわかるということは…
(こ、興奮してる……てこと?)
不意勃ち…にしては堂々とし過ぎではなかろうか。それに、収まるまで海中でやり過ごすなりなんなり、誤魔化す方法はいくらでもある。
ちなみに、兎月は知らなかったが、河馬獣人の股間もスリット式である。つまり、この公衆の面前で自身の逸物を成長させているのは河馬も同様である。
勿論、彼らの布一枚に隠された凶器に気づいたのは兎月だけではない。周囲の人々からもそれとなく視線をあつめてしまっているが、本人達は何処吹く風。
完全に臨戦態勢という訳ではないが、窮屈な海パンの中でふてぶてしく存在感をアピールするそれは、本人の隠しきれずに漏れ出てしまった獣欲を如実に表しているようで……
ほんのり顔を赤らめる白兎。体温が上がり、下腹部に熱が集まっていく。彼らから目が離せない。一歩歩くたびに生地が引き延ばされ、むっちりとしたその臀部の曲線と立派な逸物の凹凸が、降り注ぐ日光の下に艶やかに映る。
(あっ……)
ふと、シャチ獣人がこちらに視線を遣り、兎月と目が合う。だがそれも一瞬、すぐに逸らされてしまったため、気のせいかと兎月は思い做した。
[newpage]
―――――
日も傾き始め、空がうっすら橙色に染まった頃。ビーチに設置された更衣室の前で途方に暮れる兎が一匹。
(もっと早めに帰ればよかった……)
彼なりの(いささか不純な)夏の海の楽しみ方を見つけたまでは良かったが、なにぶんこのようなレジャーにはとんと来たことがなかったために、帰り支度についてまで想像が働かなかった。目の前の安っぽいコンクリ仕立ての更衣室の中は、明らかに許容オーバーな数の客で溢れかえっている。着替えるだけなら多少のスペースさえあれば良いのだが、できることならシャワーを浴びたいところ。海で泳いだ訳ではないので我慢できないことはないが、一日中潮風にさらされた被毛はそれなりにべたつきを纏いそこそこ不快。しかしシャワールームの前には長蛇の列。
「大丈夫か、坊や?難しい顔して。困りごとかぁ?それとも具合でも悪いのかぁ?」
更衣室に空きができるまで待つか、それとも急いで帰って家のシャワーを浴びるか、どちらを選べばより高い効用が得られるかを真剣に吟味する白兎。そんな彼に一人の男が突然声をかけてきた。
「わっ、す、すみません。体調は大丈夫ですよ。」
驚いて声の方向に顔を向ける兎月。
(あ、さっきの……)
そこに立っていたのは、先程ビーチで見かけたシャチ獣人だった。
至近距離で対面し、改めてその巨漢ぶりに思わずたじろぐ。上背ももちろんあるが、何より四肢が異様に太い。手足には岩のような筋肉の陰影がはっきり映り、お腹はスイカを丸呑みしたかのようにポッコリと丸い。どこもかしこも筋肉がみっちり詰まっており、その上を脂肪が覆う固太り。胸や臀部もむっちりとハリがあり、履いている黒いパンツがかなり引き延ばされているため体のラインがよくわかる。そして先ほどと同様にその下腹部のふくらみも……。
「あ~~。この時間はみんな帰りだして混むからなぁ。」
「……えっ、あ、そうなんです。どうしよっかなって」
後方の更衣室への長蛇の列を見て察するシャチの男。下半身に注意を持ってかれて気もそぞろになる白兎。のっしのっしと、こちらに向かって彼が歩み寄る。一歩そのふとましい足が動くたびに、浮かび上がる股間のシルエットが強調され、その形が遠目で見た時よりもはっきりと認識できる。
「ん~……。そうだ!ちょっと狭いけど空いてるとこ知ってるぞぉ。よかったら案内するかぁ?」
「はい……。えっ?」
気づけば目の前まで来ていた鯱獣人に肩を組まれる、というよりかは、身長差のせいで小脇に抱えられるような形になり、柔らかくかつハリのある横腹の感触が素肌に直に伝わってくる。
「こっちだぞぉ」
「え、あっ。え?」
そして、シャチの大男はそのまま強引に兎月の事を引っ張って行った。
[newpage]
―――――
「あの……。」
「んお、どうしたぁ?あ、自己紹介がまだだったなぁ。俺は魚谷(うおたに)だ、よろしくなぁ。」
公衆用の更衣室から離れ、砂浜を歩く二人。
「あ、兎月です。よろしくお願いします。……じゃなくて。あの、どうしてお尻を、その……。」
この鯱、なんだかやけに距離感が近い。最初は肩に置いていた左手は、いつの間にか下に移動し白兎の臀部に伸びている。しかも無駄にテクニシャン。ごつごつした彼の手が、兎月のむっちりと柔らかい尻を優しく撫でるように揉むたびに微弱な快楽が走ってしまう。
「ぐふ。良いケツしてるからなぁ~。それに、兎月君もあんまし嫌がってないみたいだしなぁ。」
ねちっこく手を這わせる鯱。
「嫌がってないわけじゃ……んっ……」
「ん~~?」
「…………」
「ぐふ♡」
思わず口から甘い声が漏れてしまった白兎は、強く否定ができず俯いて黙りこんでしまう。大半が帰ったとはいえ、ビーチにはまだぽつぽつと人影が残っており、羞恥で顔が赤く染まる。それに先程から股間の膨らみが気になって仕方がない。
そんな彼を横目で見る鯱の表情は、笑みではあるが先程の朗らかなそれと違い、抑えきれない色欲が滲み出ていた。
「ほら、ついたぞぉ」
「ここは、海の家…?」
気づけば2人の前には建物が立っていた。道具の販売・貸出を行う売店や軽食の販売店など、ビーチサイドに求められる諸々が一緒くたになった施設である。
「ここの裏手に小さいけどシャワー浴びれるとこがあるからなぁ〜」
「あっ……」
案内をしようと前に出る魚谷。彼の手が離れたお尻が少しスースーする。
「どうしたぁ、こっちだそぉ?」
「は、はいっ……」
振り向いて手招きする魚谷に、兎月が驚き混じりに上擦った声で返事をする。
―――――
海の家には裏手にも出入口が存在していた。どうやら、事務室や従業員用の休憩室に繋がっているようだ。魚谷は勝手知ったる場所のようにズカズカと奥へ進む。
「あの…僕が入っても平気なんでしょうか……?」
「俺と一緒なら大丈夫だぁ。ここの関係者だからなぁ。」
「関係者?」
「たまにここで監視員やってるんだぞぉ。」
休憩室らしき部屋に入る2人。その奥には扉があり、『誰もいないよ!』という文字の横に、デフォルメされたオットセイの顔が描かれたドアプレートが吊るされている。
魚谷がそれをひっくり返すと、オットセイの横の文字が『使用中だぞ!』に変化した。
がちゃり、と黒い手がドアを開ける。扉の先にあったのは、着替用と思われる小さなスペースと、シャワーブースが2機。何に使うかわからないが、部屋の隅には丸めたマットが立て掛けてある。
「そこのシャワー使っていいぞぉ。ちょっと狭いけど勘弁なぁ。」
「い、いえ。ありがとうございます……」
先に魚谷がシャワーブースに入り、それに続いて兎月がその隣に入る。
仕切りを閉じて水着を脱ぎ、ノブを捻ると、頭上から水が兎月に降り注ぐ。程よく冷えた流水が、兎月の火照った身体をつたって心地よい。
しかし彼の身体に籠る熱はなかなかに下がってくれない。
原因はわかっている。
「…………」
股間に手を伸ばす白兎。血液がじわじわと集まり、既に半勃ち状態になっているそれをむんずと掴む。
頭の中を、シャチ獣人のあの膨らみと、優しく尻を揉むあのごつごつとした手の感触がよぎる。
「んっ……ふっ……」
ゆるゆると肉棒を掴む手を上下に扱く。すると白兎の逸物はどんどん硬さを増し、気づけば支えずとも上を向いていた。
「あふっ……ん……」
「ほぉ〜〜。兎月君も中々立派なモノをもってんなぁ〜。」
「ひゃいっ!?」
シャワーの音と自慰に夢中になってて気づかなかったが、いつの間にか背後にはシャチが忍び寄り、にやついた顔で白兎の股間を覗き込んでいた。
「あっ!……こ、これは…!」
「誤魔化さなくていいんだぞぉ。昼間も俺らにあつ〜い視線送ってたもんなぁ〜〜♡」
「んあっ♡」
「おぉ〜ケツも良いけどおっぱいも柔らかくて良いなぁ〜♡」
後ろから手を伸ばしたシャチが、優しい手つきで白兎のそのたわわな胸に手を這わせ、グローブのように大きな手が包み込むように優しく胸を揉んでいく。敢えてその頂点にあるピンク色の突起には触れず、円周のギリギリをなぞるように指を沿わせていき、甘い快楽ともどかしさが白兎の身体に蓄積してゆく。
兎月が握るその逸物は、既に天高く向き、鈴口からしとどに透明な液を垂らしている。
「ぐふ♡俺みたいな奴がタイプなのかぁ?嬉しいなぁ。俺も興奮してきちゃったぞぉ」
ぐりっ、と兎月の背中に熱く滾るモノが押し付けられる。限界まで硬くなったそれが、水着越しにゆるく上下に擦り付けられる。興奮を如実に表したかのようなその熱が、更に白兎の身体を火照らせていく。
少しだけ身体を離したシャチが、肩を掴んで白兎の向きを変える。
「かわいいなぁ〜、ほんとに…」
上からかぶりつくかのようにシャチの口が白兎の唇へ迫り、重なり合う。シャチの舌が縦横無尽に白兎の口内を蹂躙し、一見すると捕食の光景にも見えてしまう。
彼の履く黒い水着の膨らみが、真っ白な毛で覆われた兎の腹に押し付けられる。
数秒か数分か、やっと二人の唇が離れ、その間を唾液の吊り橋が繋ぐ。
「な、いいだろぉ?」
問うシャチ。
頬を赤く染め、こくりと頷く兎。
「ぐふ♡ここじゃちょっと狭いから、こっちでシようなぁ」
[newpage]
―――――
先にシャワーブースを出たシャチが、おもむろに部屋の隅にあったマットを敷き始める。少し遅れてブースから兎月が出てくると、シャチはその上で四つん這いになるよう促した。
「指入れるからなぁ」
白兎が顔を赤らめながら突き出したお尻に、ローションがたらりとかかる。何故こんなものがシャワールームに置かれているのだろうか。ひんやりとしたそれが、兎月の火照った尻を伝いピクリと震える。
手にもたっぷりとローションを含んだシャチがニタニタと笑いながら、白く肉厚な尻の窄みにゆっくりと指を挿入していく。
「うあぁ♡……んふっ…あんっ♡」
シャチの太くごつい指が丹念に白兎の尻穴を押し広げていき、幼さを残す中性的な甘い声が思わず漏れ出る。
「兎月君結構遊んでるなぁ?もう3本も入ってるぞぉ。悪い子だなぁ」
「んひゃっ♡♡あっ♡んおっ♡」
「お、ここが弱いのかぁ。じゃあいっぱい責めてあげるからなぁ」
白兎の尻穴の中にある、ぷくりと腫れた弱点を発見したシャチが、そこを重点的にこするように指で蹂躙していく。突然に襲ってきた電撃のように強い刺激が、兎の脳にまで届き快楽で思考が塗りつぶされる。
「あっ♡だめぇ♡んああっ♡♡♡」
びくんっ!びくんっ!と白兎の身体が跳ね、絡みつくようにシャチの指を絞めつける。彼の肉棒も同様に痙攣するが、透明な液が垂れるばかりで射精はしてない。アナルが勝手に指を締め付けるせいか、その指のごつごつとした感触がありありと感じられ、動いてもないのに快楽の波が連続的に襲ってくる。
「指だけでメスイキしたんかぁ?ずいぶんえっちなんだなぁ♡」
シャチの指がようやく離れ、苦しさすらあった快楽の波がやっと止んだのもつかの間、息を整える暇もなくぴとりとシャチの肉棒があてがわれた。既に我慢の限界に達しているそれは、先端からだらだらと涎を垂らして目の前の白兎を捕食する瞬間を今か今かと待ち望んでいる。
「ま、待っ…お゛♡ふ、ふっとぉ゛♡」
抑えきれない獣欲に目をギラつかせたシャチが、己の怒張したペニスを容赦なく侵入させていく。指よりもずっと太く長いそれが、メリメリと兎の穴を押し拡げ、奥へ奥へと挿入っていく。痛みは無いが強烈な圧迫感が腹の中を襲い、それと同時に多幸感が脳に満たされていく。
「ごめんなぁ、俺ももう我慢できねぇんだぁ…」
シャチの腰が下がり、先端ギリギリまで肉棒が引き抜かれる。そして……
「んほぉ♡♡!あ゛っ♡んごぉ♡!」
一切の容赦なく腰が打ちつけられ、肉と肉がぶつかり合うしめった音が、狭い更衣室に響く。
「んお゛ぉ♡♡なかで♡ごりゅごりゅしてる♡♡んあぁ゛♡♡♡」
「兎月君の中っ、あったかくて、きゅんきゅん締め付けて、気持ちいぞぉ♡」
煮え滾るように熱い肉棒が兎の中を蹂躙する。先細りで先端が少し曲がった、独特な形状をしたペニスが白兎のイイトコロを抉るように的確に擦っていき、その度に喘ぎ声がひり出される。
「〜〜〜〜!!!♡♡♡♡」
ビクン!と一際大きく白兎の身体が跳ねたかと思うと、アナルの締め付けが強まり、悦びに打ち震えるように痙攣する。
「おっ♡またメスイキしたなぁ♡兎月くんのオメコ、ビクビク震えてるぞぉ♡」
「お゛♡お゛あ゛っ♡♡お゛っお゛っお゛っ♡」
「ぐふっ♡どうだ、俺のちんぽ。気持ちいいだろぉ?♡」
「んお゛お゛♡しゅごいのぉ♡なにこれぇ♡」
暴力的な程に大きな快楽の波が白兎を襲い、何度も何度も頭の中を白く塗りつぶす。懸命に身体を支える白くむっちりとした腕がプルプルと震え、体勢の維持が難しい。
その様子を見かねてかどうかは知らないが、黒く大きな手が兎の脇の下を通り、ぐいっとひっぱり彼の身体を起こす。
腋を抱えられ、強制的に膝立ちのような体制にされた白兎。体制が変わったため、鯱のペニスがより抉るように深く刺さり、引き抜かれ、また刺さる。
「ちゃあんとこの可愛い乳首も弄ってやるからなぁ♡♡」
「ひゃぁ…♡だ、だめぇ♡おっぱいだめぇ♡♡」
シャチの指が白兎のピンク色の突起を抓り、こねくり回すと、それに呼応するように白兎の雄膣の締りが強まり、早く精を出せと言わんばかりに絞りあげ絡みつく。
「ひぁっ♡な、なんかくるぅ!♡あっあっあっ♡♡」
突然、白兎の身体がガクガクと痙攣したかと思えば、プシャアアと彼のちんぽから透明な液体が吹き出した。
「おっ♡潮吹きまでしたのかぁ?♡えっちだなぁ♡♡可愛いぞぉ♡あ゛〜〜♡俺もそろそろっ、出ちまいそうだぁ♡♡んぐっ♡」
ビュルッ!ビュルルルルルル!ビュルルルルルル!
「あ゛〜〜!♡あちゅいのでてるぅ♡♡♡」
[newpage]
「……居ねぇと思ったがやっぱりここか。ったく……。おめぇまた男連れ込みやがって……。」
腹の中を満たす奔流による多幸感に包まれ、顔を恍惚とした表情に歪ませる白兎。すると、ガチャリ、と休憩室に繋がる扉が唐突に開かれ、中から大きな影がぬっと現れた。
「ひゃ!?えっ…!?だ、だれ!?あっ、み、見ちゃだ、あ゛っ♡んお゛ぉ♡」
突然の参入者に驚き一瞬素に戻った兎だが、腹の中でビクビクと蠢く肉棒にすぐさま思考が塗りつぶされてしまう。
「一応ここは"関係者以外立ち入り禁止"だ、ってつったろぉがよぉ。また御戸瀬に見つかったら腰抜かしちまうぞ。」
「ここなら色々あって便利だからなぁ。それに御戸瀬なら大丈夫だぁ。あいつはあいつで物好きだからなぁ。ぐふ。」
扉を開けて入ってきたのは、河馬獣人の大男だった。先程魚谷の横に居た男だろう。規格外に大きいシャチと比べても更に頭一つ分背が高く、全体のボリュームも一回り程上回っている。常に朗らかなシャチとは対照的に、その相好は厳しく、山のように大きな身体と相まってかなりの威圧感がある。しかしながら怒っているという訳では無いようで、どこか呆れ混じりな苦笑いを浮かべている。
「それにほら、どうせ河原も混ざるんだろぉ?あんさん好みのかわい子ちゃんだぞぉ。」
「……あぁ〜。まぁ確かにそそる顔してらぁな。そういえばさっき言ってた"アツい視線を送ってた可愛いうさちゃん"ってこの坊主の事か。へぇ……。」
赤褐色の巨体がのっしりと近づく。
「こいつのでヨガれるってことは俺のちんぽも相手できるよなぁ?」
水着の中でむくむくと大きさを増す肉棒が兎の鼻先に突き出される。ほんのり香る磯の匂いと、それをかき消す位濃厚な雄の匂いが鼻腔を満たし、淫らな思考に脳が支配される。
にやりとむき出しな獣欲を顔に浮かべた河馬が、薄布一枚越しに熱くいきり立つそれを、塗りたくるように兎の顔に擦り付ける。
「へっ、そんな物欲しそうな顔しなくてもすぐに味あわせてやるよ」
「うあぁ♡……おっきぃ……♡」
「じゃ、俺もちょうどイったとこだし選手交代だなぁ」
ずろぉ、と兎の尻穴に収まっていた肉棒が引き抜かれ、支えを失った身体がべちゃりと床に伏す。すっかり拡張された穴がまだ足りないと物欲しそうにヒクヒクと痙攣している。
「エロいケツしてんじゃねぇか、おら、しっかり味わえよ」
鼻息を荒くした河馬が少々乱暴に兎のケツを鷲掴み、ぐぷ……とゆっくりと、しかし容赦なくペットボトルのようなぺニスを小さくて肉付きのいい兎の尻にねじ込んでいく。
「お゛ぁっ♡♡♡おっきしゅぎる♡♡あ゛♡♡」
「お゛ぉ…すげぇな、俺のブツをこんなすんなり咥え込むやつは初めてだぜ」
「んお゛ぉぉ!♡♡奥っ♡おぐがしゅごいのぉ゛♡♡」
圧倒的存在感と質量をもつ肉棒が、兎の前立腺が押しつぶし、S字結腸をこじ開け未だ侵入されたことのない奥の奥まで蹂躙していく。まるで直腸の皺が全て引き伸ばされたように感じる暴力的な快楽刺激に、思考がぐずぐずに溶けていく。
「おいおい、まだ挿入れただけで随分なヨガりようじゃねぇか。こっからなんだから気ぃ失うんじゃねぇぞ。」
「あ゛っ♡♡だめっ♡♡まだうごいちゃ…んほお゛ぉ♡♡」
ゆっくりと、まるで内臓ごともっていかれるかと思う程の刺激と共に亀頭が出るぎりぎりまで肉棒が引き抜かれる。それまであった質量が無くなってしまった喪失感と、すぐまた次にやってくるであろう暴力的な快楽の恐怖と興奮で頭の中がぐちゃぐちゃになる。
(あっ♡くるっ♡きちゃうっ♡♡)
ズパンっ!!!
「ッ…………〜〜〜!!!♡」
一切の容赦なく腰が打ち付けられ、思考が一瞬で真っ白になり、喘ぎ声すら出すことができない。その暴力的な快楽を脳が処理できないうちに再び肉棒がずるずると引き抜かれ、すぐさま、丁寧に押し潰すように圧倒的質量のそれが捩じ込まれる。
ごりゅっ♡ごりゅっ♡ごりゅっ♡ごりゅっ♡
サディスティックな笑みを浮かべる河馬が、尻を突き上げるように床に伏せた兎の上に覆い被さり、彼の小さな白い手を抑え込むようにして握る。兎の雄腟内の弱いところを余すところなく蹂躙するかのように、一切の慈悲無く腰を打ち付け掘削していく。
「あ゛〜〜〜〜っ♡あ゛〜〜〜っ♡」
強すぎる快楽信号に脳が溶かされ、最早意味のある言葉を紡ぐ事ができない兎は、その拷問のような極楽のような刺激に、顔をぐちゃぐちゃに歪めながらただただ身を委ねることしかできない。
「あ゛〜♡すげぇな、このマンコ。ふわふわなのにねっとり絡みついてきやがるぜ。」
「こ゛わ゛れ゛る゛♡♡お゛か゛し゛く゛な゛っ゛ち゛ゃ゛う゛♡♡」
「おう、いいぜ。壊れちまいな♡」
「んぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛♡」
──────
十数分程経ち、滝のように汗を流した河馬がピストンを止め、兎にとっては永遠かのように思えた快楽地獄がようやく落ち着く。とはいえ依然としてそのぶっとい肉棒は兎の中に収まっているため、先程から甘イキを繰り返しビクビクと身体が震えているし、まだ視界がちかちかしている。既に何度か精を注がれているようで、河馬が軽く腰を揺するとたらりと隙間から泡立った精が漏れる。
「ふぅ……ちょっと、疲れてきたな。はぁ、ちと、休むか。」
ゴロン、と河馬が兎を抱えながらひっくり返り、仰向けになったその赤褐色の大きな腹の上に小さくてまん丸な…兎が寝転がる形になる。本来ならその弾力性に優れハリのあるお腹に横になれば、曲線に従って転がり落ちてしまいそうだが、ガチガチに硬くなった河馬の肉棒が杭となって兎をそこに留める。ほんの少し身を捩るだけで、ちんぽ越しにその振動が兎の中に伝わり、兎のちんぽからとぷりと透明な汁が漏れる。
「おぉ〜♡兎月くんすごいなぁ♡こんなめちゃくちゃにされてもちんぽおっきくしてるなぁ♡」
「あ゛っ♡」
海獣二匹に尻穴をぐちゃぐちゃにされてもなお、硬さを維持する兎の肉棒を見て、ニタニタと笑みを浮かべる鯱がむんずとそれを掴む。意味ありげに河馬と目配せをした鯱は、兎を挟んで河馬の上に馬乗りになり、舌なめずりをして兎を見下ろした。
「さっきは兎月くんに俺のちんぽ沢山気持ちよくしてもらったからなぁ〜♡今度は俺が兎月くんのちんぽを気持ちよくしてやるからなぁ♡」
つぷ……♡
「んおぉ!?♡あ、あちゅいぃ♡」
突然、兎の肉棒に柔らかく湿った肉に包まれる感触が広がる。兎からはお互いの腹が邪魔して見えていないが、兎のその人並み以上には立派な肉棒はシャチのスリットにずっぽりと咥えられている。柔らかくそれでいてしゃぶるように締め付けてくるその暖かな肉に包まれ、ちんぽへの直接的な刺激に為す術もなくあっさりと精を吐き出してしまう。
「あ゛〜♡兎月くんのちんぽ気持ちいぞぉ♡ん゛っ♡太くてガチガチだぁ♡♡お゛っ♡」
「おぉ♡すげぇな、こいつのマンコ、挿入れた途端めちゃくちゃ痙攣しだしたぞ♡」
「んお゛お゛お゛♡♡とけちゃう♡♡お゛がじぐなるぅ♡♡♡」
「お〜、いいぞ、なれなれ。ぶっ壊してやるからな♡」
「あ゛〜♡ぐしょぐしょのぐちゃぐちゃになった顔もかわいいなぁ♡ん゛っ♡」
後ろは河馬に蹂躙され、前は鯱に食べられ、とっくに快楽刺激を処理し切れていない小さな兎。ぐちゅぐちゅと粘性のある水音と、柔らかい肉がぶつかり合う音と、少し甲高い兎の嬌声が狭いシャワー室に響き渡る。兎のちんぽから出る潮やら精液やらと、鯱のスリットから滴る愛液とがないまぜになり、まるでひとつに溶け合ったかのように錯覚する。
下から腰を突き上げる河馬も、自分の中で掻き回すように腰を前後する鯱も、大きく口を開け、快楽に顔を歪め、極上の獲物に舌なめずりをする。
「あ゛〜♡またイクぞ、んぐっ、がぁぁっ!」
どぷっ♡どぷっ♡……ともう既に何度か注がれたその腹の中に追加で精が注がれる。何度も中に出され、入り切らなくなったザーメンがどろどろと溢れ河馬のちんぽをつたって落ちる。
「あ゛〜〜〜〜〜っ♡」
頭に叩き込まれ続ける快楽信号に、とうとう完全に脳がショートしてしまった白くて小さな兎は、ぐりんっと白目を剥いて気絶してしまった……
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「んぁぇ……ここは……?」
「お、やっと起きたか」
「ごめんなぁ……気ぃ失ってたんだなぁ…暫く気づかなくてヤリ続けちゃったなぁ……」
目が覚めると、兎月は海獣二匹に川の字で挟まれるように横になっていた。それぞれの片腕は枕に、もう片方の腕は労うように優しく兎のお腹やら太腿やらをさすっている。
まるで道具を抱き潰すような先程の扱いと打って変わって慈しむようなその手つきに、心地良さとどこかむずむずしたものを覚える兎。
兎を挟んでお互いに向かい合うように二匹が寝ているため、そのハリのある豊満なお腹に左右を挟まれ、正直かなり心地がいい。
ふと窓を見ると既に暗く、かなりの時間が経ってしまったようだった。
「そういえば坊主、明日の予定はあるのか?」
「あ、いえ、特に何も無いです。今夏休みなので…」
「そしたら良ければ泊まってくかぁ?仮眠室もあるからなぁここは」
「え、あっ、いや、流石n…」
「おう、それがいいな、今から帰るのも面倒だろ」
「そうだ!そういえば兎月クンって下の名前なんていうんだぁ?」
「あっ、たれおです、兎月たれおです。」
「そうかぁ、可愛い名前だなぁ。俺は虎之助(とらのすけ)だぁ、改めてよろしくなぁ」
「えへへ……よろしくお願いします…?」
「俺は豊成、河原豊成(かわはらとよなり)だ。そういえば自己紹介もまだだったな」
「よ、よろしくお願いします」
「しかしめんこいなぁ〜たれおクン。小さくて毛並みも白くて綺麗で」
「しかもこのなりで開発されきったドスケベってのがそそるよな」
「あぅ……あの、おふたりのそれが、えと、どんどんおっきくなってきてるのですが……」
「ぐふ♡たれおクン触ってたらまた興奮してきちゃったなぁ♡」
「そろそろ始めるか、二回戦♡」
「えあのさすがにこれいじょうはむり、あっ♡」
まだまだ夜は長くなりそうである
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