※残酷表現注意、またリベサガネタバレを含みますのでネタバレ嫌であればブラウザバックを推奨、大丈夫な方は次ページへどうぞ
[newpage]
「ぐふっ…」
七人に囲まれて大神官は腹部から刺され口から血が滴り落ちる、しかし刺された腹部は傷を治していく。しかし続けて攻撃が一人に仕掛けられ再びダメージを受ける…繰り返される攻撃、痛み、そして傷の回復。回復しても止めらない攻撃…大神官はかつてこう言っていた。
[b:『復讐の刃が私に届くことはない』]と……しかし何故か彼らはいて、それも大神官を囲うように。だが誰も喋らず大神官を攻撃していた。何故なのか…これは制裁の執行龍自体のスキルによるもの。彼のスキルはその者がもっとも恐れていたり因縁をつけた相手などを記憶から呼び寄せ再現させるもの…それも本物と思えるように。
そして彼は逃げられない…何故なら彼は終わりのない地獄を味わっているのだから。もし大神官が七英雄に罪を着せてかつ異世界への追放をしなければ彼は制裁の執行龍に目をつけなかったのだろう。
だが大神官の性格上、七英雄達が邪魔だと思っていたのと禁じ手を使ったことでモンスターになるのを恐れたことを。だが彼が余計な事をしたため彼らはモンスターへと成り下がってしまい関係ない者達を自分達への復讐に巻き込んだりしてしまった…そうなると大神官も結局は心の中ではモンスターになっていたとしか言いようがない。
「ぐっ…馬鹿…な…何故…私が…」
まさか自分の言ったことが逆に現実へとなってしまった、回復しても苦痛は感じており痛みは引いても再び刃が彼に届く。
「だ、誰か…」
助けを呼んでも誰もこない、彼には彼らをモンスターにさせた責任があるのだから。
「私は…!こんなところで!!」
言い終えると同時に大神官は頭を殴られる。
「ぐっ!」
頭に痛みはあるがすぐに回復される。
「ごふっ!?」
さらに腹部に槍が刺さる、すぐに抜かれ血が床に流れる…腹部はすぐに傷を防ぐ。繰り返される苦痛と癒し、さらに。
[b:『お前がモンスターにしたんだ!!』
『貴様!この私を!この恨みは!』]
複数の声が聞こえる、恨み、憎しみの邪念が聞こえ精神を蝕む。
「まさか!?この声!?」
知ったような声で驚きだす大神官、だが彼への刃は再び牙を向ける。
「ぐはっ!?」
響く断末魔、彼が七英雄の追放や冤罪を犯していなければこうはならなかった…これは彼への贖罪、追放した英雄達への復讐だ。
終わりのない終わりへとまた一人…永遠と彼らの痛みを知っていく。
…本当のモンスターは自分自身だと……。
[newpage]
棒が立っている花が咲く丘に制裁の執行龍が花束を棒の前に置く。
「お前達の復讐はこの俺が制裁した、安心して旅立つがいい…あの者は終わりなき終わりへと追放へとなりお前達の言う復讐は終わりを告げた…新たな命が生まれる時には復讐に囚われず安心するといい」
そして制裁の執行龍はそのまま消えていった…かつて彼らは世界を救った。しかし卑劣な者の罠により彼らは世界を追放された。だが帰ってきた時彼らはもう人間ではなくなり七人のモンスターへと変貌していた。
そんな彼らを止めたのは一人の皇帝と絆を深めし仲間達…そんな彼ら達がかつての英雄達を倒した。
だが皇帝とその仲間達は彼らとは違う道を進んだ…帝国は新たに共和国となり世界を繋いだ…彼らはどう思うのだろう?だが答えはない…丘に生えた花々は風に吹かれ花びらが舞う。