また来週2

  インターホンの音が響く。少し間をおいて、内側から鍵を開ける音がした。扉を開けると、そこには大きな腹をボリボリと掻きながら欠伸をする下着一枚の大柄な虎が立っていた。

  「………寝起き?」

  「いや、ちょっと前に起きてたけど、寝みぃ…。」

  「寝癖すごいよ。」

  「んーマジか。」

  後ろ手で鍵を閉めながら靴を脱ぐ。手馴れたものだ。買ってきた缶コーヒーを虎に渡し部屋へと進む。手渡されたコーヒーをまじまじと見つめながら虎が呟いた。

  「なにこれ、見たことねぇ。」

  「新発売のやつ。自販機限定って書いてあった。」

  「ほぉー…」

  扉を抜けると目に入るのは脱ぎ捨てた服、読み終えた漫画などが散らかった部屋。それなりに綺麗好きな俺は今すぐ掃除したい衝動に駆られるが、予定があるので一旦我慢。虎の万年床に座り、2人でコーヒーを開ける。

  「…まぁ、普通に美味いな。」

  「うん。」

  「正直、味の違いそんなにわかんねぇけどな。」

  「その場で飲み比べとかしないとわかんないよね。」

  「確かにな。あ、でも俺あれが好き。あの赤い…朝専用のやつ。」

  「わかる。俺もあれ好き。」

  コーヒーを飲みながら一息つく。

  今日は映画を観に行く予定なのだが、昼からの席しか予約できなかったのでいつもより時間がある。

  「今日の映画って何時からだっけ。」

  「んーと…12時5分。」

  「じゃあ、いつもより早めに昼飯食べないとね。」

  「そうだな。」

  「……なんで菓子パン2つも出してるの?」

  「朝飯。」

  「今10時半だから後ちょっとで昼食べるんだけど?」

  「余裕っしょ」

  「……。」

  袋を開けムシャムシャと食べ始めた虎の腹を無言で摘む。下着のゴムの上からはみ出ているのでとても摘みやすい。溢れるぜい肉をムニムニと揉み続ける。

  「……。」

  「…まだ増やすつもりなの?」

  しばらく無言が続いたが、菓子パンを食べ終えた後、虎がボソッと呟いた。

  「…明日から痩せる。」

  「それ聞いたの何回目だっけ。」

  サクッと昼食を食べ終え映画館へ。ラーメン定食(ライス、唐揚げ付)を余裕で完食し、さらにLサイズのコーラを飲む虎に呆れを感じながらも、シアターの席に着く。さて、今回観る映画は長く続くシリーズ物の最新作。全シリーズの原点にあたり、来月公開予定の最終章に続く大作だ。正直、かなり楽しみ。隣に座る虎も同じようで、ワクワクとした表情でスクリーンに映る予告映像を眺めていた。

  「めっっっっちゃ面白かった!」

  「ホント最高だったね。」

  映画のパンフレットやグッズを手にホクホク顔の虎と映画館を出る。感想を言い合いながら特に当てもなく歩いていると、駅まで着いてしまった。

  「どっか寄ってく?」

  「ん〜特に欲しいもんねぇしな…。そっちは?」

  「俺も特にないかな。」

  「じゃあこのまま帰るか。」

  電車に揺られること数分。最寄り駅で降り、道すがら飲み物などを購入し帰宅する。

  「ふぃ〜、着いたぞ我が家。」

  「駅から地味に歩くよね、ここ。」

  「まぁな。その分家賃が安いんだ。」

  「なるほど。」

  しばらく談笑を続け、ゲームをしたり掃除をしたりと時間を潰すが、そのうちやることがなくなり手持ち無沙汰になってしまった。

  「うーん。晩飯にはまだ早いし、どうしようね。」

  「やることなくなったなー」

  「近くのカラオケでも行く?それか久々にゲーセンとか」

  「んー、そういう気分じゃねえなぁ…。ネットで映画…も、昼観たからまだ時間置きたいし」

  「うーん……。することないな。寝るとか?」

  「そうだなー。……んじゃ」

  隣に座る虎に腕を掴まれる。そのまま引っ張られ、虎の股間へと手を持ってかれた。ムニ、と柔らかな感触が手に伝わる。

  驚いて顔を見ると、虎は歯を見せて笑う。

  「するか?」

  「ぇ…えっ!?………ま、マジ……?」

  おう、と返事をし服を脱ぎ始める。上半身、下半身とあっという間に全裸になってしまった。ぶら下がるイチモツから目を離せなくなっていると、俺の身体に手がかかる。

  「ほら、お前も脱げ脱げ。」

  「わっ、ちょ、自分で脱ぐ!脱ぐから!」

  こうして俺も全裸になり、裸同士で向かい合い布団に座る。

  「その……ほ、ほんとにするの…?」

  「何のために脱いだんだよ。ここまできたらするだろ。」

  「でも…ほんとに嫌じゃないの?男とだよ…?」

  「この前言ったろ?お前となら大丈夫だって。他のヤツだったらたぶん嫌だけどよ。」

  「な、なんで…?」

  「え……お前とだったら、その、なんか大丈夫なんだよ。」

  強引に押し切ろうとする虎を攻めてみる。

  「……じゃあさ」

  「っうぉ!?」

  虎の両手首を掴み押し倒す。足の間に無理やり割り込み、いわゆる正常位の形になる。

  「…こういうことされても、嫌じゃないの?」

  俺の半勃ちになったチンポをぐにぐにと虎のチンポに擦り付ける。グッと顔を近づけキスをするかと思うほど迫る。

  「ぁ、あー………」

  虎は目を逸らし顔を赤らめた。

  「…け、結構恥ずいな、この格好…。」

  「っ!ご、ごめん…。」

  パッと押える手を離す。自分でやっておいて、凄くドキドキしてしまった。

  流石に引かれたかもと身体を離そうとするが、腰に腕を回され引っ張られた。

  「うわっ!?」

  そのまま虎の上に倒れこむ。虎の体温が被毛越しに伝わり温かい。ドクドクと早めの鼓動が身体に響いてくる。

  「へへ、でも…嫌じゃないぜ。」

  恥ずかしさで顔を赤くする虎だが、強がるように股間を下から押し上げてくる。チンポ同士を擦り付けあう刺激に興奮は増していき、俺は先走りを溢れさせ、虎はムクムクとチンポを勃起させていく。やがて完全に勃起した虎も先走りを垂らし始め、滑りがよくなったことで強くなった快感に思わず腰を振ってしまう。

  「ハァッ……ッ……く……っ…」

  「ふ…っ……ハァ……」

  何も言わず息を荒げ、互いに腰を揺すり続ける。ガチガチに勃ち上がった2つのチンポが、虎の多い我慢汁でヌチャヌチャと音を立て始めた。暫く続けていたが、腰が疲れてきたので身体を離し起き上がる。改めて股間を見ると、大変な有様になっていた。へそから下はベトベトに濡れ、触れ合う玉同士は上から垂れる先走りに塗れている。硬く勃ち上がった2本の竿はドクドクと脈打ち、鈴口から先走りを溢れさせチンポ同士を繋げる糸を引いていた。

  「わ……」

  「…えっろ……」

  あまりにも淫靡な光景にくらくらしてしまう。虎を起こし座り直す。あぐらをかき向かい合い、高まった興奮のまま互いのチンポを扱いた。虎は竿を全体的に扱かれるのが好きなようで、亀頭から根元までしっかりと握った手を滑らせると面白いように身体をビクつかせ、先端から蜜を溢れさせる。虎のチンポに力が入り、グッグッと固くなるのが直に感じられ、物凄く興奮した。かく言う俺も虎の大きな手にジュコジュコと扱かれ、今までにないほど先走りを溢れさせていた。

  「ぁ……は、ぅ……っ…」

  「…っん……ふ………ぅ……」

  しばらく扱き合っていたが、限界が近づいてきたので虎を見る。どうやら虎も同じのようでこちらをじっと見つめていた。

  脚を開き腰をぐっと近づけさせチンポを触れ合わせる。意図に気づいた虎は脚を広げ、俺の脚の上に乗せた。腰がより近づいたことで、玉から竿の先までぴったりとチンポ同士が重なった。俺は両手でそれを掴み扱きあげる。互いの先走りでチンポは一気に濡れそぼり、ぐちゃぐちゃと大きな音を立てる。

  「おっ、ぁ…!すげっ…!」

  「く…、ふぅ…!」

  ハッハッと舌を出し涎を垂らしながら扱かれるチンポを見る虎に声をかける。

  「……っ………虎っ」

  こちらに顔を上げた虎にぐいっと迫る。

  「ごめんっ……!」

  そのまま開いた口に吸い付き舌を絡ませる。虎はびくりと身体を跳ねさせたが、やがて舌を動かし始めた。

  「んんぅっ…ジュルッ…チュ…」

  「んふ…ジュ…ジュプ…」

  抵抗されるかと思ったが、チンポの硬度が増し、背中に見える尻尾がビクビクとそそり勃つ様子をみるに、喜んで貰えているようだ。下と上から響く、いやらしい水音が部屋に広がる。激しく舌を絡ませ合っていると、背中に手を回された。口に広がる虎の呼吸が強く、荒くなっていく。ぐいぐいと腰を押し付け、抱き締める力が強くなる。それに合わせるように、チンポを扱く強さを上げていった。

  「んぅっ!ん゛はっ!やべぇっ!んぉお゛っ!お゛っ!お゛ぉっ!」

  舌を強く吸い、合わさる亀頭をこねくり回す。虎は脚をビクビクと伸ばし、身体を震わせる。顔を見ると、瞳が半分ほど上瞼に隠れていた。そして

  「ん゛ん゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛〜〜〜っっっっ!!!!」

  口付けたまま一際大きく喘ぐと、ガチガチに膨れた虎のチンポから精液が勢いよく飛び出す。鈴口を通る度にビュグッと音がしそうなほど濃い精液は互いの身体に大量にへばりつく。粘度の強い塊のような液体が顎や首元にまで飛んでいた。ビクンビクンと身体を痙攣させ、長い射精は続いた。虎の吐き出す熱を感じながら、俺も同時に射精していた。

  ぜぇぜぇと息を荒げながら、2人で布団へ倒れ込む。射精の快感で呆けた頭で虎の顔を見ると、虎もまたこちらを見ていた。ニッと笑ったと思うと、虎の顔がこちらに迫りそのまま口付けられる。先ほどとは違い、ゆっくりと舌を絡ませる。温かく柔らかい虎の舌を感じながら、火照った体を時間をかけ落ち着かせていった。

  やがて、微睡のような時間は終わる。口をそっと離し虎を見ると、途端に羞恥心が戻ってきた。

  「ぁ…えと、…ごめん。その…。勢いで、…キ、…キス、しちゃって………。」

  顔を赤くしながらしどろもどろに伝える。恥ずかしくておかしくなりそうだった。

  「俺さ、気づいたんだ。」

  「え?」

  不意に声を上げた虎に驚き目線を合わせる。

  いつになく真剣な虎の青い瞳がしっかりとこちらを見据えていた。相変わらず綺麗な目をしている。吸い込まれるように、じっと見つめていると虎が口を開く。

  「お前のこと、好きだ。」

  「・・・・・・・・・へ?」

  頭が追いつかない。耳に入ってきた声を、理解するのに時間がかかった。

  好き……、好き?…俺のこと?

  混乱する俺をよそに虎の言葉は続く。

  「先週からずっと考えてた。お前が帰った後さ、なんか、喪失感?て言えばいいのか、わかんねぇけど、すげぇつまんなくてさ。ずっとモヤモヤしてた。」

  「気づいたらいつもお前のこと考えててよ。今なにしてんだろとか、来週ちゃんと来るかなとか。改めて思うと、学生時代からこれだけ頻繁に遊んでるのって、お前だけなんだよ。お前といるのが、1番楽しくて疲れない。…あと、お前とシたこと思い出して、毎日抜いてた。」

  少し照れたように、虎の顔が赤くなる。

  「流石にここまできたら俺でも理解した。男とか関係なく、お前のことが好きだって。」

  一呼吸置いて、虎はハッキリと告げた。

  「だから、俺と付き合ってくれ。」

  あまりの衝撃に、俺は動けなくなっていた。虎が俺に好きと告げたことだけではない。俺自身も、その言葉で、虎が好きだということに気づいてしまったのだ。

  俺も同じだった。先週帰った後から心に穴が空いたような、何か物足りない感覚になり、ずっと虎のことを考えていた。先週のことを思い出しては、何度も抜いた。

  …俺、虎に恋してたんだ。

  長い友人関係で、薄く引き延ばされてしまったそれは、恋愛の感情だった。

  「…俺も、同じだ。虎のこと、…好きだ。」

  絞り出すように言葉を紡ぐと、すこし驚いた顔から笑顔になっていく虎に引き寄せられる。ドキドキと速い鼓動が伝わってきて、虎が緊張していたことが理解できた。

  「付き…合おう。付き合いたい。虎に好きって言ってもらえて…俺も気付けた。その…嬉しいよ。ありがとう。」

  「俺も…嬉しい。へへ…これで俺たち、恋人だな…!」

  顔を赤くしながら鼻息荒く宣言する虎に、思わず笑ってしまう。なんで笑うんだよとむくれる虎も、やがて笑い出した。2人して笑いながら抱きしめ合う。互いの体温を直に感じる距離で、幸せな時間を過ごした。

  [newpage]

  腿にあたる熱く硬い感触。やっぱり、1回じゃ足りないよね。虎を見ると、必死な顔でこちらを見ていた。初めての恋人との行為に、盛りのついた獣のようになっている。しかし、それはこちらも同じだ。

  「なぁ、もっとしたい…。」

  チンポを押し付けカクカクと腰を揺すりだす虎。背中に手を回され押さえられる。息荒く、お預けされた犬の様に迫る虎に、なんだか嬉しくなってしまう。

  「…うん。俺も、もっとやりたい。」

  俺は虎の上に覆い被さり、押し潰すかのように口付ける。舌がドロドロに絡み合い、互いの唾液を交換していく。硬く勃ち上がった虎チンポを掴み、精液を潤滑剤にグチャグチャと上下に動かす。合わせた口からくぐもった喘ぎが響き、ビクビクと身体が跳ねた。このままイかせてもいいが、もう少し進みたい。

  口を離し虎の下半身に顔を近づけていくと、一気に雄の匂いが濃くなった。ガチガチに勃起したチンポは先ほど出した精液でドロドロになっており、先端から新たな先走りを溢れさせながらビクビクと脈打っていた。こんなものを間近で見せられたら、もう我慢できない。ベロリと竿を舐め上げる。初めて舌で舐められた虎はビクビクとチンポをしゃくり上げ先走りを増やした。先程出した精液を全て舐め取ったところで、改めて虎のチンポを見る。ガチガチに勃起したチンポはスジがくっきりと浮かび、太い血管がまとわり付く。亀頭はパンパンに膨らみ少し開いた鈴口からガマン汁がトクトクと溢れ出している。垂れ下がる玉は大きく、中で大量の精液が生産されているのかと思うとこちらにもしゃぶりつきたくなる。俺の唾液と先走りに塗れたチンポはテカテカと光り、虎の鼓動に合わせてピクピクと揺れていた。虎の顔を見ると、半開きの口からは荒い息とよだれを垂らし、期待した表情でこちらを見ている。期待に応えるように口を開き、先走りで塗れる逸物をゆっくりと飲み込んでいった。

  「ぅ…ぁ、ぁっ…」

  硬く熱い逸物は口の中でビクビクと震える。舌を絡ませ、裏筋を刺激するとガマン汁がドバドバと溢れてきた。

  「ぁ…、スゲっ…口の中、あったけぇ…っ」

  溢れる先走りを飲み込んでいく。口で感じるチンポは温かくて、少ししょっぱい。雄の濃密な匂いが鼻の奥に充満する。虎の味を感じながら顔を動かしていくが、硬い逸物を咥えた状態だと口の端から先走りがこぼれていってしまう。もったいないな。溢れた我慢汁をズズ…と啜った。

  「…ぁあっ!…吸…っ!待、ぁっ!…ぐぁっ…」

  ジュルジュルと吸い上げながら顔を往復させる。しばらくすると、強い刺激に限界が近づいたようだ。

  「ぉ、あっ!…も、イキそっ…ぅぐ!?」

  ここで少し意地悪をしたくなってしまう。

  イキかけた虎のチンポの根元をグッと掴み問いかける。

  「…この前さ、オナホ買ったって言ってたじゃん」

  「…っえ、…なに…っ」

  「どっちが気持ちいい?」

  「は、はぁっ!?」

  「オナホと、俺。」

  唐突な質問に、寸止めされた虎は少し涙目で叫ぶ。

  「お、お前に決まってんだろっ!…言わせんなっ!」

  まさか即答してくれるとは思わなかった。予想外の最高の回答に、身体中に嬉しさが駆け巡る。尻尾は大きく振り回されているだろう。

  感情のまま、根元から手を離し逸物にしゃぶりつく。ジュボジュボと大きく音を立てながら強く吸い付き、玉を優しく揉みながら、何度も顔を動かした。

  「ぅあっ!あっ!あ゛っ!イ、グゥ゛ゥ゛ッッッ!!!」

  虎は顔を上に向けて俺の頭を掴んだ。玉がギュッと持ち上がり、咥えたチンポが一層硬くなる。口の中に音が響きそうなくらいの勢いで先端から精液がビュルビュルと吐き出された。寸止めした分、より強い快感を得ているのだろう。とめどなく溢れる大量の精液で、口はすぐにいっぱいになった。

  虎の精液。エグ味と苦さと…あまり良いといえる味ではないが、虎のものだと思えば難なく飲み干せた。

  尿道に残ったものまで吸い上げ、チュポッと口を離す。最後の刺激に虎がビクンと震えた。顔を上げると、ゼェゼェと息を整える虎が息も絶えだえと喋り出した。

  「…ぉ、お前なっ…!…ほんと…っ、…いきなり、変なことっ、…聞くなっ!」

  「…嫌だった?」

  「嫌、と、いうか、…」

  「気持ちよかった?」

  「…ぅ、………おう…」

  目を逸らし照れながらも答える虎。素直に答えてくれるところが可愛い。興奮を抑えきれない俺はすぐに次の行動へと移る。そそり勃つ自分のモノを虎の顔へグイッと近づけた。

  「俺のも、して欲しい…」

  最大限に勃起した俺の逸物は、ピクピクと跳ねながら先端から汁を垂らしていた。虎は突然目の前に現れた逸物に驚きながらも、そっと顔を近づける。鼻先に一瞬、亀頭が触れた。匂いを嗅いでいるのだろうか。それだけで俺は先走りの量を増やす。

  「は、初めてだから…期待すんなよ…」

  そう言っておそるおそる舌を伸ばす。トゲのついた虎の舌が俺のチンポを舐める。そのザラザラとした感触と熱に、鳥肌が立つほど感じてしまう。ビクビクとしゃくり上げるチンポが、虎の顔をペチペチ打つ。虎は気にせずに舐め続け、ついに口を開く。生温い虎の息がチンポにかかり、直後に温かい口腔に包まれた。

  「あ…っ、あぁ…、」

  「ん…ジュル…、チュ…」

  ザラついた舌で竿を舐め回しながら、ジュルジュルと吸いつかれる。強い快楽に、口から涎が溢れるのを感じる。きっと俺の顔も先ほどの虎のように蕩けているのだろう。

  後ろから音がしたので見ると、虎が自分のチンポをしごいていた。俺のチンポをしゃぶりながら興奮してくれている。その事実だけで一気に射精欲が高まった。

  「ぁ…っ、虎ぁ、…も、もう…」

  腰がビクビクと揺れ、塊のような熱が迫り上がってくるのを感じる。あぁ、そろそろ…

  「…な、なぁ」

  「えっ…」

  あと少しで射精するというところで、虎が口を離してしまった。

  そんな。寸止めの仕返しだろうか?射精したい俺を他所に虎は続ける。

  「男同士のセックスってさ、…ケツの穴、使うんだろ…?」

  「そ、そうだけど、…お尻はいろいろ準備が必要だからさ、今はこっちを」

  「………てる。」

  「…え?」

  「…準備、してる。」

  思わず虎の顔を見た。

  顔を真っ赤にして絞り出すように声を出す虎。

  してる?準備って、その、お尻の?

  「え?」

  混乱した俺は無意識に声を出していた。それをわざと聞き返していると勘違いした虎は半泣きで大きな声を上げる。

  「っだから!ケツの準備!!できてるって!言ってるだろぉっ!!……ぅう…。」

  顔を腕で隠し、嗚咽を漏らし始めた。しまった。

  「ご、ごめん泣くなって!びっくりして理解出来なかったんだよ!」

  恥ずかしさのあまり泣き出してしまった虎を宥めながら、再度確認をする。

  「本当に、準備できてるの?」

  虎は顔を隠したまま頷く。

  「準備って、お尻にローション入れただけとかじゃダメだよ…?」

  「わ、分かってる…。ちゃんと、調べたんだ…。」

  「…お前がゲイだって知って、気になって、…動画とか見てみたんだよ。……し、尻でイってるのとか、前立腺、マッサージとかがあるのを見て、…自分で、その……やってみたんだ。……そしたら…思いの外出来そうで…」

  「…出来そうって、ちゃんと感じるってこと?…無理してない…?」

  「…ここ最近、帰ったらずっと弄ってた…。…イ…………イケた………。」

  …マジか。

  数日でイケるようになるとは、どうやら虎はウケの素質があるらしい。いまだ鼻を啜る虎の頬毛を優しく梳かしながら声をかける。

  「わかった。…本当に挿れていいんだよね?」

  虎は腕を退かし、涙の滲む目で頷いた。

  そうと決まれば、据え膳食わねばなんとやら。俺だって雄だ。できるのならシたい。さっきは出し損ねているし…。しかし、がっついてはダメだ。準備できているからといっても、一応確認をした方がいいだろう。

  恥ずかしがる虎になんとか脚を広げてもらい、間に座る。赤く染まる虎の顔は見ないようにしてやり、脚を掴んで上へ広げた。現れた虎の穴は緊張からかギュッと締まっている。唾液で解そうかと思っていると、ローションの場所を示された。どうやら最近買ったらしい。ローションを手に虎の元へ戻ると、おずおずと脚を上げてくれた。顔は真っ赤だ。

  掌にローションを広げ、虎の穴に触れる。ビクッと身体が跳ねるが、腹を撫でてやると少しずつ落ち着き力が抜けていった。挿れるよと声をかけ、そっと指を押し込む。

  「ぅ、んん…っ…」

  どうやら自分で弄っていたのは本当のようで、すんなりと指が受け入れられた。息を整えさせながら、ゆっくりと解していく。正直、驚いた。指1本を挿れただけで、萎えてしまっていた虎の逸物に芯が入り始めたのだ。かなり感じやすいようだ。

  時間をかけ挿れる指を増やしていく。やがて3本の指が入り、十分に解れたのを確認した時には、虎の逸物は完全に勃起し先走りを垂らしていた。かくいう俺もすでにガチガチだ。脚を持ち上げ、先走りを垂らす亀頭を虎の穴にピトリとくっつける。

  「…じゃあ、挿れるよ。」

  「……………おう…。」

  ゆっくりと腰を押し進める。初めは抵抗を感じたが、虎の柔らかい腸壁に亀頭がにゅる…と飲み込まれた。虎の身体が強張るが、大丈夫だと頷いたのでそのまま腰を進める。虎は背中を反らしながら呻く。ギュウギュウと締まる穴にゆっくりと俺のチンポは飲み込まれていき、やがて根元まで入りきった。

  「全部、入ったよ…。」

  こくこくと首を振る虎は目を瞑り息を整えていた。やはり、身体の中にモノが入る違和感がキツそうだ。一旦抜くかと声をかけるが、慣れるまで動かないでくれと手を掴まれてしまった。虎の息が落ち着くまで、優しく腹を撫で続けた。しばらく続けていると、撫でる手をそっと止められる。

  「…いい?」

  「ぅ…、あぁ…。」

  小さな返事を聞き取った俺はゆっくり腰を動かす。腰を引くと、まるで離したくないかのように腸壁が絡み付いてくる。押し込むときにはヒダがズリズリと擦れ、締まる穴をこじ開けていく感覚に腰が震える。

  「くっ……ん、……ぅ……」

  奥を突く度に喘ぎとも取れる声を上げる虎に興奮を隠せない。感じている。虎のチンポは勃ったままだ。鼻息を荒くしながら腰を揺するスピードを上げていく。結合部から響くいやらしい水音が大きくなってきた頃、俺の逸物がある一点を突いた。

  「んぁっ!?」

  前立腺だ。少し硬くなっているソコに狙いをつけ何度も突いてやる。突き上げる度に虎は大きく喘ぎ、身体を跳ねさせる。不規則に締まる穴が虎の感じ具合を伝えてくる。そのまま腰を打ち続けていると、リミッターが外れたように虎が声を上げ始めた。

  「あぁっ!は、んっ、ソコ、ソコすげぇっ!んんぉっ!チンポ、でけぇっ!気持ち、いいぃっ!んぁっ!もっと!もっどくれぇ!」

  虎は快感からか敷布団に爪を立てていた。先程まで泣いていた顔は蕩け、開けた口からは喘ぎと涎を溢している。勃起したチンポからはとめどなくガマン汁が溢れ、腹へと糸を垂らしていた。虎に覆い被さり首筋や顔を舐め舌を絡ませる。生理的な涙で潤んだ瞳に見つめられながら、腰のスピードをどんどん早くする。ローションや腸液で泡立ち始めた結合部から、ぐちゃんぐちゃんと下品な音が響き出した。

  「は、あ゛っ!ん゛ぁ゛っ!ま゛、待って!なんか、ぐぅっ!き、来でる!やっ、あ゛っ!ぐひ゛ぁ゛あ゛っっ!!!」

  腕を掴まれるがもう止められない。ブシャッと虎のチンポから透明な液体が弾ける。粘り気のない液体は、先走りでも精液でもない。潮を吹いたようだ。突き込む度にジョバジョバと断続的に吹き上がる潮に2人の体はどんどん濡れていくが、俺はそれが気にならないほど興奮していた。

  「ぐぁ゛っ!あ゛っ、あ゛〜〜っっ!!んぉ゛!でて゛るっ!チンポか゛ら゛、なんか゛でてる゛ぅっ!お゛ぉ゛〜〜〜っっ!!止ま゛んねぇ゛ぇ゛!チ゛ンポォ゛っ!ぅ゛お゛ぉ゛〜〜〜っっ!!」

  「ハァッ!ハァッ!ハァッ!」

  奥を突く度に脂肪の乗った腹が波打つ。虎は舌をはみ出させ、焦点の合ってない瞳で汚い喘ぎと潮を噴き上げる。荒い息のまま、ガツンガツンと腰を打ち続ける。ジュルジュルと絡みつく温かい腸壁が蕩けるように気持ちいい。

  「ひ゛お゛っ、ガ、ァ゛ッ♥〜〜〜〜ッッ♥」

  一際大きく喘いだかと思うと、声にならない叫びを上げ、虎の全身が突っ張りガクガクと痙攣しはじめた。瞼はピクピクと震え、足先まで力が入り、呼吸すら出来ていないようだ。穴はギュウッと締まり、より強い刺激を与えてくる。

  メスイキしたと確信した。俺のチンポで、虎をメスにしたんだ。とてつもない征服感と高揚感。大きく痙攣する虎を押さえつけるように腰を打ちつけ前立腺を抉る。強く締まるケツ穴に無理矢理チンポを出し入れした。

  「ヒッッ、イ゛ッ、イ゛ッ、♥♥♥〜〜〜ッ♥♥〜〜〜〜ッッ♥♥♥」

  涙や涎で顔をグチャグチャにし、瞳のほとんどを瞼に隠し痙攣を続ける虎から裏返った悲鳴のような声が上がる。見ると、これ以上ないほどガチガチに勃起した虎のチンポから精液がドロドロと大量に溢れ出していた。勢いは弱く、しかし濃い精液はチンポに纏わり付きボタボタと腹の上に滴り落ちていく。メスイキをしながらトコロテンしたのだ。どれほどの快感が押し寄せているのか、想像もつかない。仰け反り歯を食いしばりながら涎を溢す虎に、もはや理性は感じられない。快楽に堕ちた獣だ。

  「ぐ、ア゛、オ゛ォオオ゛オ゛ッッッ!!!」

  興奮が最大に振り切れた俺は獣のように叫び、激しく収縮を繰り返す虎の最奥にドバドバと射精する。本能的に孕ませようと、奥へ奥へとチンポをぐいぐいと押し付けた。興奮からか射精量は凄まじく、締まる穴に包まれたチンポからゼリーのように濃厚な精液が尿道や鈴口をズルズルと通り何度も吐き出されるのを強く感じた。俺はそのとてつもない快感に頭を真っ白にして酔いしれた。

  「ハァッ…ハァッ…」

  「ぁ゛…、ぉ゛…」

  俺の荒い呼吸と虎の呻きが部屋を支配する。全力の射精が収まると、疲れが一気に訪れる。気づくと、虎の上に倒れ込んでいた。虎は時折痙攣を続けており、メスイキから完全には降りきっていないようだ。宙を見つめ呆けている虎に口付ける。少しだけ舌を絡ませると、そのまま気絶するように眠った。釣られるように眠気が押し寄せる。しかし、2人の身体は様々な汁でベトベトなのだ。せめて拭かなければと起き上がろうとした時、背中に腕が回され動けなくなった。虎は眠ったままだ。押し付けられる虎の体温と規則正しく上下する腹の揺籠に抵抗できるはずもなく、意識は闇へ飲まれた。

  目を覚ますと、黄色いクッションの上にいた。…いや違う、これは虎だ。ゆっくりと身体を起こす。2人の毛に絡まる冷えた粘液がヌチャと音を立てた。窓の外は完全に日が落ちており、部屋には暗闇が広がっていた。壁にかかる時計を見ると10時過ぎ。行為の後、数時間眠っていたようだ。腰に視線を落とすと、未だに繋がったままだった。萎えたモノをそっと抜くと、虎の逸物がピクンと跳ね、半勃ちになる。まだまだ元気だなと俺の逸物も勃ちかかるが、流石に疲れている。今は液体に塗れた身体を洗いたい欲の方が強かった。とりあえず、虎を起こそう。

  「虎。起きろ〜。…お〜い」

  「ん…。」

  軽く揺すってやると、目を覚ました虎は寝ぼけ眼でキョロキョロと見回す。状況を理解できてないな。

  「おはよ。…とりあえず風呂入ろ?ベタベタだから。」

  「え?…ぁ」

  自分の身体をみて先程の行為を思い出したのか、カァッと赤くなった。固まってしまった虎を引っ張り、風呂場へと連れて行く。先週と逆の立場になったな。

  「ぅ……。」

  「…ほら、いつまで照れてるの。洗うよ。」

  シャワーをかけローションやら何やらでベタつく毛を洗い流していく。虎にもお湯をかけてやるが、未だ俯いたままだった。

  正直、途中から自分本位で性欲をぶつけてしまったのではないかと思っており、虎の様子に罪悪感を感じてしまう。

  「……ごめん。初めてだったのに、激しくしちゃったよね。…抑えられなくなってた。ほんと、ごめん…。」

  謝りながら虎の身体を流していると、焦ったようにガッと両肩を掴まれた。

  「ち、違う!激しすぎだとか、そういうのじゃなくて」

  「…自分の中で、なんか、折り合いがつかなくてよ…。俺、あんなになっちまうなんて、思わなくて…」

  「でけぇ声で喚き散らしてただろ…?あれ、勝手に出ちまってたんだ…。最後の方なんて、訳わかんなくなっちまって…。ひ、引いた、よな…あんな…。」

  今にも泣き出しそうな顔で俯く虎。まさか、激しく乱れたことを俺が嫌がると思っているのだろうか。

  「…引かれたと思ったの?」

  「だって俺、あんな…ぅ…」

  耳をへたらせた虎の顔を手で掴み無理矢理こちらを向かせた。目を見てしっかり伝える。

  「引いてないよ。」

  「ぇ……ほ、ほんとか…?」

  「うん。逆にめちゃくちゃ興奮した。あんなに乱れてくれるなんて、こっちが嬉しくなっちゃうよ。次はもっと気持ちよくさせてあげるからね。」

  そう言って頬に軽くキスをする。

  泣きそうな顔がボンッと赤くなった。

  「ぅ…、は、恥ずかしいんだぞ!あれ!」

  「嫌?」

  「っ…ほどほどに、してくれ…。」

  赤く染まった顔をプイッと後ろに向け、シャワーを取り体を流し始めた。

  身体を洗い終えた2人は、風呂から上がり身体を乾かす。部屋着に着替えた後、様々な液体でダメになった布団を洗濯機に突っ込んだ。布団の惨状に恥ずかしがって動かない虎の代わりに洗剤を入れていると、大きめの音が耳に入る。虎の腹の音だ。そういえば、晩飯を食べていない。行為に夢中で、すっかり忘れていた。コンビニにでも買いに行くかと虎に問うと、ピザを注文したいと言い出した。

  「俺は別にいいけど、珍しいね。いつも高すぎるって言ってるのに。」

  「…き、記念にと思って」

  「記念?なんかあったっけ?」

  「…俺とお前が、付き合う日だろ。」

  少しムッとした表情で、後ろから抱きつかれた。ごめん、そういうのに鈍感で。でも、そっか、記念にしてくれるんだ。うわ、ものすごく嬉しい。

  尻尾がぶわと広がり、左右に振れている。思わず後ろに振り返り、虎を抱きしめ返した。ぐりぐりと首元に頭を擦り付けてから、しっかりと虎を見据える。

  「虎…いや、アキラ。ありがとう。…愛してる。」

  「…っ、俺も、コウのこと、愛して、る。」

  気恥ずかしいのか、少しつかえながらも愛を伝えてくれた。顔を近づけると、虎も受け入れるように口付けてくれる。しばらくの間、抱きしめ合いながら愛を確かめ合った。

  「…ピザ、注文しよっか。」

  「あぁ。ちょっと贅沢なのにしようぜ。」

  「いいね!期間限定のとかあるかなー」

  [newpage]

  届いたピザを楽しく食べ終えのんびり過ごしていると、時計の針が真上に近づいたので寝る準備に入る。虎の万年床は洗濯機の中なので、来客用布団で一緒に寝ることとなった。

  1つの布団に2人で入るのは、やはりちょっと狭い。俺よりも2回りほど横が大きい虎に遠慮して布団から身体を出していたが、気づいた虎にぐいっと引き寄せられた。

  「もっとくっつけば、入れるだろ。ほら。」

  虎の胸に顔を押し付けられた。寝る前に下着一枚になった虎の毛からはボディソープの爽やかな香りがする。抱きしめられるのはちょっと苦しいけど、素直に嬉しい。そのまま脚を絡ませると、股の間に硬いものがあった。

  「……また勃ってる…。」

  「し、しょうがないだろ。…好きな奴とくっついてるんだからよ。」

  「…うん。俺もほら、勃ってるよ。」

  柔らかい腹に硬くなったそれを押し付ける。虎は頬を染めるが、背中に腕をまわされ更に強く押し込まれた。虎のモノも太腿に押し込まれ、互いに硬くなった逸物を感じ合った。

  「…ビクビクしてんな。」

  「虎のもだよ。」

  グニと虎のチンポを刺激してやる。小さく呻く虎のモノからは、きっと先走りが出てきているだろう。

  「なぁ…また今度でいいからさ…俺も、挿れていいか…?」

  「……挿れたいの?」

  「あぁ。お前で、…ど、童貞卒業したい……。」

  目を泳がせながら話す虎をじっと見つめる。2人の間に少しだけ沈黙が続いた。焦ったように虎は言葉を紡ぐ。

  「………ぇ、……だ、だめか?」

  「…ふふ、可愛いなぁと思って。いいよ。」

  「なっ、んだよ!驚かせんなよ…!」

  「ごめんごめん。また今度、準備してくるね。」

  「ぅ、おう。頼む…。」

  「……初めてだから、優しくしてね?」

  「〜〜っ、…おう…。」

  ギュッと虎の腕に力がこもった。鼻息がフンフンと荒くなっている。長い尻尾が俺の尻尾に絡みついてきた。そんなに嬉しいのかな。

  俺で童貞卒業か…。虎のはじめてが貰えるんだよね。……うん。嬉しい。楽しみだ。

  行為の後と同様に虎の体温に包まれた俺は、いつの間にか眠りへ落ちていった。

  ぼんやりと目を開けると、目の前には虎の寝顔があった。眠った時と同じくこちらを抱きしめた状態で小さめのイビキをかいている。起こさないように時計を見ると7時ちょっと前。まだ寝ててもいい時間だ。ならば二度寝をしようと体勢を整えた時、硬いモノが手に当たる。虎の朝立ちだった。元気なそれを掴んでやると、ジワと先走りがパンツに広がっていく。しばらく揉み続けても起きる気配がないので、パンツをずらしチンポを取り出した。パンパンに張った亀頭の先には我慢汁が溜まっている。竿を掴み親指で鈴口を刺激してやると、気持ちいいのかビクビクと跳ねる。起こさないようにゆっくりとシゴいた。

  やっぱり俺、こういうシチュエーションが好きなんだな。寝込みを襲う背徳感もあるが、眠っている人が無意識のうちに、快感に反応してしまうのが堪らなくエロい。

  しばらく手を動かし続けていると、呼吸が荒くなりチンポに力が入る頻度が上がってきた。…そろそろ出るかな。また布団を汚すのは避けたいので、もう片方の手で亀頭を包む。

  「…んっ、う…」

  どうやらその刺激がトドメとなったようで、ビュルルと精液が手に溜まっていく。昨日あれだけ出したのに、もうこんなに出るのか。あと少しで手から溢れる、といったところで射精は治まった。少しホッとしていると、後頭部を何かが掴んだ。

  「お前はまた…」

  無理やり首を捻じられると、顔を赤くしている虎の表情が見えた。もう、照れちゃって。あ、これ照れてるんじゃなくて怒ってますね。手に溜まった精液を見せる。

  「……いっぱい出したね」

  「洗ってこい馬鹿野郎ッ!!」

  手を洗い戻ると布団に正座させられ少し怒られた。まぁ、相手に許可も取らずにそういう事するのは、ね。あまりよろしい事ではないよね。だが、そこに夢があるのだ!そこに興奮するのだ!と演説したら普通にげんこつを食らった。

  「ったく、俺以外にはすんなよ。最悪捕まるぞ。」

  「はい…。…え、虎にはしていいの?やった!」

  「お前…そこはスルーして暗黙の了解にしとけよ…」

  「うん!あのね!されてる最中に起きちゃったとしても寝たフリしててほしい!寝たフリしてるって気付いてもそれはそれで興奮するから!あと」

  「だああああ!!やめろぉ!!!朝飯食うぞ朝飯!!!!」

  朝から騒がしい2人だ。俺は原因だけど。

  食パンを焼いて頬張る頃にはすっかり落ち着いていつもの雰囲気になっていた。

  いつも通りだらだらと過ごし、いつも通り帰る時間となる。

  「はぁ、帰るの面倒だな。」

  「なら泊まってきゃいいだろ。ここから職場行けばいいし」

  「うーん…そうなんだけど…」

  漫画を読みながら寝転がる虎を、背凭れにするかのように座り天を仰ぐ。腕を伸ばして虎の尻をむにむにと揉んだ。

  「たぶんシたくなっちゃう。」

  「…………別に、いいぞ。」

  「…えへへ、怒るかと思った。……ありがと。でも、やっぱ帰るね!」

  「…そうか」

  「あ、帰ってほしくなかった?そう言ってくれれば帰らないかも〜」

  「ばーか。帰れ」

  「帰りまーす!……でさ、来週さ、デートしよ。」

  「デート?…まぁ、いいけど。どっか行きたい場所とかあるのか?」

  漫画から視線を外してこちらを見る虎。俺も身体の向きを変えて虎を見る。

  「特にない!けど、ご飯食べに行ったり、どっか買い物に行ったりしたくない?」

  「それいつもと変わんなくね?」

  「その後いっっっぱいエッチしよ!」

  虎は頬を染め押し黙った。耳がピコピコと動いている。自分から動くときは積極的なのに、俺から誘うとすぐ照れる。可愛いなぁ。あ、でも直接的すぎて雰囲気壊しちゃったかも。もうちょっとロマンチックな方がよかった?と聞く前に虎が口を開く。

  「じ、じゃあ金曜から来いよ。土曜の朝からデートして、夜から、その…いっぱい、するぞ。」

  そう言って漫画で顔を隠してしまった。きっと顔を真っ赤にしてることだろう。

  …やばい。めっちゃムラッときた。

  顔を隠す漫画を退かし腕を押さえて口付ける。口腔内をなぞり舌を絡ませた。

  「んん!?んぅ!」

  はじめは抵抗を見せた虎だったが、やがて諦めたかのように大人しくなる。しばらくすると目を瞑り向こうから舌を絡ませてきた。

  「ふっ…んぅ…」

  「ちゅ…んん…」

  たっぷりと唾液を交換し合い口を離す。長く繋がっていたため息ができず、2人は息を整えながらしばらく見つめ合った。

  「…来週って言っただろ。」

  「うん。だから今日はここまで」

  下着の中で大きく主張している虎の逸物を掴む。

  「うっ…」

  「だから、たくさん溜めておいてね?」

  そう言って俺は荷物を持ち玄関へ。またねと声をかけると、小さくおうと返事があった。

  狐が出て行った後も、しばらく虎はボーッとしていた。ふと、ギンギンに勃ち上がったそれを掴むが、なんとか思い留まる。

  「……来週まで、耐えれるか…?」

  悶々とした気持ちを抑える為、読み途中だった漫画に集中する。未だテントを張る下着に、じわりと染みを広げるのだった。