「う…うぅ…」
どこかの場所で一人のヒーロースーツを来ていてバイザーをつけている竜人がいた。スーツはボロボロになっていて傷が多くつけられていた。
「俺はこんなところで……」
しかし体力が尽きたのか身体が思うように動けない。
「くっ…ここで…終わる…のか……」
そのまま気絶してしまった。
「あれ?」
そこに誰かがやってくる。
「こいつは一体?」
「しかも怪我してる!俺の家に運ぶよ!ったく、誰かしらね……オスドラを傷つけたヤツハ……」
「こえぇよ!?と、とにかく俺が運ぶ!急ぐぞ!」
と、二人の竜人…フォックと蒼剣だった、蒼剣が竜人をおぶって急いで家へと向かった。
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「う…」
竜人は目を覚ました、体色は黄色となっていて体型はやせ細っている。筋肉はあまりついていない、二本の角と両耳は狼のような耳をしている。腹や腕に包帯が巻かれていて尻尾は竜特有の太い硬い尻尾でなく狼や犬のようなふさふさの尻尾だった。うめき声を上げた後竜人は目を覚ました。
「あれ…?ここは?俺は確か」
と、自分がどうしてここにいるのか記憶を辿る。
「あら、目を覚ましたのかしら?」
「!?」
そこにフォックが入ってきた。
「あんたが助けたのか?」
「まあ俺ともう一人のね、よかった、怪我の方はまだ無理そうね」
と、フォックは安堵する。
「こうしちゃいられない…ぐっ!」
「あっ!無理しないで!?まだ怪我は完治していないんだから!」
竜人が立とうとするが怪我のダメージで脇をついてしまう。
「う…いてぇ…」
「とにかく安静にしてね」
フォックに支えてもらいながらもベットに寝込んで安静になった。
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「あいつの様子はどうだ?」
蒼剣がフォックに問いただしていく。
「起きてとりあえず安静にして寝かしたわ、まあ怪我の方は薬で何とかしてるから早くて3日ぐらいには完治できるわ」
「そんなに完治できるってお前魔王なのにどんだけ治療能力たけぇんだよ」
説明してさらに治るのに3日は完治できるようだ、フォックの治癒能力の高さに蒼剣が呆れる。
「そりゃあ傷つけるのって嫌だし、色々と治療の事や回復なども覚えていったもの」
「まあそこがお前のいいところってとこだしな」
と、蒼剣はお茶をすする。
「それであいつどうするんだ?怪我治したらまたなんか怪我しそうだしな」
「まあ事情聞いてから考えるよ、それに怪我した奴らが誰なのかも調べる必要があるし」
どうするのか蒼剣がフォックに聞くとフォックは事情を聞いてから考えることに、さらに調べる事にもなった。
「そうだな、あの怪我の具合からして相当な奴かもしくは組織の可能性もあるからな」
しばらく二人は話した後それぞれ部屋へと戻った。
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次の日。
「いつつ…少しマシになったがまだ怪我は治ってないか…」
竜人の方は怪我の具合を見ながらベットの横に座っている。そこに。
「怪我の方はどうだい?」
フォックと蒼剣が入ってきた。
「マシにはなった、あんたらには感謝してるよ」
竜人は二人に感謝する。
「それはよかった、よかったら君の名前とどうして怪我していたのか教えてくれないかな?」
「構わない、あんたらは俺を助けてくれたし教えてやるよ」
竜人はそのまま名前などを口に出す。
「俺は[[rb:雷黄 > らいおう]]、またの名をライエイ、ヒーロー名ではそう呼んでいる」
雷黄と呼ばれる竜人がそう言う。
「ヒーローか、となるとヴィラン絡みかい?」
フォックがそう言うと雷黄は頷いた。
「まだ駆け出しの俺が奴らを倒そうとしたがやられた、俺がもっと強ければ…!」
と、悔しさを露わにする。
「それほどの強さをもった奴らってわけね」
「というかヴィランって確か敵だよな?」
フォックはヴィランの強さがそれほどのレベルと感じ、蒼剣はヴィランを敵と認識している。
「まあそうだね、敵というのも間違いないよ、ただ中には理由もあってヴィランになった者などもいる。雷黄が戦ったヴィランはどうなのかわからないがとりあえず能力など他にも集団で組織で動いているヴィランもいる。聞かせてもらえないか?」
「わかった」
雷黄はフォック達にヴィランの情報を教える。
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雷黄の情報によるとそのヴィランは悪名高い組織らしく他にもヒーローと呼べる者達はいるが奴らに対して対処できずやられたりしていた。雷黄も力不足なため今に至る。さらに彼らは貴重である竜種達を狙っているようだ。
「なるほどね~」
フォックは何故か青筋を立てながら黒いオーラを放っていた。
「お前は落ち着けよ!?ただでさえ魔王であって怒りでオーラ出まくりだっての!?」
「なっ!?魔王だって!?」
落ち着かせようとする蒼剣、魔王という言葉を言ってしまい雷黄は驚く。
「いや警戒しなくていいぜ、こいつ魔王と言っても傷つけるとかお前を食ったりなどしねぇし、それに俺は元勇者だ」
「元勇者なのか…魔王って普通世界を支配するとかのイメージがあったが珍しいものだな」
雷黄にとって魔王のイメージとは違うフォックと元勇者の蒼剣を珍しがっていた。
「俺的にはそいつら全員倒しておこうかしらね」
「いややめろ!?アジトが一掃されるのと雷黄の出番とるな!?」
暴れようとするフォックを蒼剣はツッコミを入れながらも宥める。
「だが俺がまだ弱いことには変わりない…助けてもらって何もできずすまない」
雷黄は自分の弱さで助けてもらった二人に何もできないことに謝る。
「別にいいよ、だけどこのままだとそっちも悔しいと思うし、いっそ俺らと一緒に特訓してみないか?」
「確かにそれいいな!俺らも狙われる可能性あるし、んでどうすんだ?」
許したフォックは特訓しないかと雷黄に提案、蒼剣もその提案に賛成して雷黄にどうするのか聞く。
「…俺は…」
雷黄は考える、今の自分ではヴィラン達には対処できない、二人には助けられた恩がある。雷黄の出した答えは。
「俺は奴らにやられたままにしたくない!俺を強くしてくれ!!」
と、深く頭を下げた。
「いやそこまで深くしなくていいよ、俺もそのヴィラン達倒すつもりあるし強くするつもりはあるよ」
「だな!っとレイリュウの奴も入れて考えていかないとな」
「ありがとう!」
慌てながらもこうして雷黄を強くする特訓をすることに。
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「んでマスター、私にそのヴィランの事を調べればいいんですね?」
「ごめんね、レイリュウの能力なら何とかできるが油断できないし情報はほしいところよ、後はアジトの場所を突き止めないと再び誰かがまた狙われるもの、事は急を要すわ」
レイリュウにヴィランの事を調べることになった、レイリュウの能力だと相手には見えない、だが余程の事でない限りはレイリュウはフォック達以外見えないのと元々幽霊のため気配を消したりも可能である。
「まあこのままだとマスターや蒼剣も狙われる可能性もありますしお任せください」
「頼むわね、とりあえず何かあった時のためにアイテム渡したからそれを使って」
と、レイリュウにアイテムを渡した。
「わかりました。では」
レイリュウは調べに出かけていった。
「まさか幽霊までいるとは」
「まああいつあれで幽霊でも元は悪いことしてそのままこのようになったけどあいつの強力なあれと刻印によって元の姿はわからないがな」
と、蒼剣がレイリュウについて雷黄に説明した。
「とりあえず怪我治していかないとね」
「あぁ」
フォックと蒼剣の方は雷黄の怪我の方で家に残ることに。
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「ようやく治った…」
3日後には怪我は治りさらに4日後怪我の方は完治できた。
「それじゃあ特訓を始めたいとこだけどその前にまずは君の実力を見てからにしようと思う、俺が相手するよ」
特訓前にフォックが相手するようだ。
「あんた相手か…だがあんた魔王だよな?力強すぎで俺がまた怪我とかするんじゃないのか?」
「大丈夫、少し加減はするから安心して、それじゃあ行くよ」
フォックと雷黄は構えて相手することに。
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数分後。
「ぐっ…」
「そこまで!」
「あいつ中々だがなんかな」
加減とは言えフォック相手に雷黄は脇をついてしまう、普段来ているヒーロースーツはボロボロのためないがそれなしでの戦いのためダメージは受けていたが加減してることもあり少し痛む程度であった。
「うん、君の場合は力不足ね、何より雷を使ったり殴っていっても力が出ていないのもあるわ」
「俺ではまだこの程度か…」
「そんな落ち込むなよ、これでどうするのか決まったってことだな?」
どうやら実力を見ると力不足もあり雷属性をもっているが能力がまだ低いのと殴る方で戦っていても力自体はそこまでないようだ。
「そうだね、筋力とかは蒼剣がやって、俺の方は属性部分の方でやっていけばいけそうね」
「そうと決まれば雷黄!俺の方に!」
「あ、あぁ!」
雷黄は蒼剣の元へ。
「そうなるとこれだな」
と、何やらハンマーをもってきた。
「重そうだな」
「そりゃな、俺はこれで特訓したりしてるが持てるか?」
とりあえず蒼剣は雷黄に普段特訓などで使っているハンマーを渡す。
「ぐおっ!?おもっ!?」
しかし雷黄では持てなかった。
「今のままでは持てねぇか、とりあえず練習用のあるからそれで素振りとかしてみろよ?やっぱ力つけるには素振りとか力入れるやつでいければ筋力はつくだろうし」
「わかった」
練習用のハンマーを渡して素振りを開始することに。
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「はあ…はぁ…」
素振りを終えるとへたりつく雷黄。
「おつかれさん、とりあえず食事にして休もうぜ」
「あぁ…」
疲れもあるがこれもヴィランの奴らを倒すためだと思いながら雷黄は蒼剣についていった。
「とりあえず作っておいたけど肉とかそこらへんならつけられるし」
「サンキューな!ま…じゃなかったフォック!」
フォックが食事を出していた。
「んじゃいただきます!あぐっ!うめぇ!」
ガツガツと蒼剣は食っている。普段から結構な量を食っているためこのぐらいの量は食べきれている。
「いつもこうなのか?」
「うん、まあ蒼剣は元々はこんな体型じゃないけど太ることに抵抗があったんだ、でも今は色々受け入れたから太っていても特訓で動いているから」
と、フォックが説明する。
「……」
雷黄は思っていた。いつも自分は一人だった…しかし憧れだったヒーローになれたからこそ自分の正義を示したい。そんな想いをしている。だがヴィランの圧倒的力でヒーローになれても力だけは弱かった。
「どうしたの?」
「あ、すまない、いただきます」
ふと考え込んでいる雷黄にフォックは声をかける、ハッとした雷黄は謝ってから食事に手を出した。
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「げふっ!あ~食った食った♪」
蒼剣はお腹をさする。
「ごちそうさまでした」
雷黄は会釈して食べ終える。
「お粗末様でした。力をつけるのに焦ってはだめだよ?ヒーローというのはただ力を使うものじゃないでしょ?大事なのは誰かを守ること、それがヒーローってものでしょ?」
「……」
確かにフォックの言うことには一理あった、だが相手は魔王なのに何故かヴィランのような悪さを感じなかった。
「(魔王なのにここまで優しいとは…俺は色々と知るべきかもな)」
雷黄はそう決意する。だからこそ強くなりたいと。
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「もう少し集中して」
その後フォックによる属性の力を使った特訓を行っている。雷黄は主に電気、いわゆる雷属性を使っている。両手に電気を集中して溜めていく。電気自体は溜めるとこから始まるが溜めれない場面も多く出る、そのためできるだけ溜めることから始まりそれに慣れてから溜めずに電気を放出できるようにする。
「うっ…ぐっ…!」
しかし集中が途切れると電気が小爆発を起こしていった。そこまでダメージはないが難しいようだ。
「雷属性は溜めから、だけど溜められない時に備えるのも大事、君の場合は魔力ではなく能力自体のだから能力をよりうまく使いこなせるようになればコントロールはできるよ、慌てず自分のペースでね」
「あぁ!」
もう一度雷黄は電気を溜めるよう集中した。
[newpage]
雷黄はフォックと蒼剣の特訓を受けながらも自分の能力のコントロールと筋力をつけていく。最初は中々うまくいかないことも多い、しかしそれでも段々と能力をうまく使いこなしていく。
素振りの方もハンマーの重さを少しずつ上げていきさらに素振り以外トレーニングもしていく。日にちが立つことによって身体も変化していく。
素振りをしていくうちに両腕は段々と筋肉をつけていきトレーニングをして腹筋も出て逞しくなっていく。蒼剣ほどではないが着実に力をつけていった。それから1か月後。
「それじゃあ行くよ!」
「あぁ!」
素早い速度で雷黄はフォックに攻める、雷を帯びた拳をフォックにくらわせようとする。
「くっ!」
防いでいくが少しダメージをフォックは負ってしまう。
「そこまで、ちょっと痛かったけど問題ないね」
「ありがとう、あんたらのおかげでここまで強くなった」
雷黄はフォックと見ていた蒼剣に感謝した。
「どうやら何とかなったな」
「後はヴィランを倒すだけね」
「マスター!」
そこにレイリュウが帰ってきた。
「おかえりレイリュウ、ヴィラン達の情報は?」
「こちらです」
フォックはレイリュウからメモを渡された。
「どうやらここから離れた誰も使われていない倉庫にアジトを置いているようだね」
「なら早速、あ、そうだヒーロースーツはどうしたんだ?」
アジトもわかったところで雷黄は行くがヒーロースーツの事を忘れていた。
「ならこれをもっていって」
と、フォックは雷黄にバッジを渡す。
「これは?」
「ヒーローといったら変身、そのバッジで変身できるしちゃんとヒーロースーツは入れていて修復しといたから安心して行ってきて」
どうやら変身バッジのようだ。
「あぁ!行ってくる!」
そのまま雷黄はアジトへと向かう。
「マスターどうします?一人で行かせて?」
「ふふ、まさか?ちょいとばかしこっちも考えてあるよ、俺達もアジトにいくよ、レイリュウは疲れただろうから休んでて、蒼剣!」
「おう!」
「お気をつけて」
レイリュウのは休むよう命じてからフォックは蒼剣と共に雷黄の後をついていった。
[newpage]
「ここか…」
アジトに入る前に木の横に隠れて様子を見る雷黄。アジトには二人の獣人が見張りをしている。
「そんじゃ行くか…変身!」
バッジを使うと雷黄の姿が変わる、ヒーロースーツは前は黄色だったが橙色をしている。そしてバイザーも橙色と大分変わっていた。
「まずは見張りを…」
ヒーローに変身した雷黄…もといヒーローライエイは微量な電気を見張り二人に放つ、すると見張りの二人は痺れてそのまま倒れた。
「今度はもうお前らにやられたりしない…!」
そのままアジトへと入っていった。
「あらもう行っちゃったようね」
その後からフォックと蒼剣がアジトに到着した。
「ってかこいつらどうする?」
と、蒼剣は倒れている見張りの二人を見る。
「縛っておきましょう、厄介なことになったら大変だし」
「だな、増援呼ばれるとあいつが不利になっちまうし」
二人を縛っておき動きを封じる。
「こっちもやりますかね」
フォックがバッジを取り出す。
「おう!一回こういうのやってみたかったしな!」
同じく蒼剣もバッジを取り出した。
[newpage]
「ライジングショット!」
「ぐぎゃあ!?」
侵入したライエイは次々と敵を倒していく。フォック達との特訓の成果もあってダメージはあまり受けていない。
「ここか!」
進んだ先に大きな扉がありその扉を雷を纏った拳でぶっ壊した。
「ほお~まさか貴様のような弱者ヒーローがここまで来るとはな」
そこにいたのは黒い覆面を被り大きなマントを纏っている男だった、彼が組織の一番上である。
「ここまでだ!お前達の好きにはさせん!」
「それはどうかな、竜種は貴重なのでな貴様は強くなったのなら今度は貴様のエネルギーをいただいていく!」
と、黒い球体を放っていく。
「くっ!」
連発していくため避けるのと相殺していくのに精一杯だ、その間増援がうじゃうじゃと出てくる。
「(やばい!?このままでは!?)」
したっぱ達の増援もあり状況的に不利、放電などできるが覆面の男の攻撃があり手も出せない。
「このまま倒れるがいい、何安心しろ、貴様のエネルギーは我々がいただいてやろう!」
「くそっ!」
不利なライエイがピンチになってるその時。
『ぎゃああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!?』
「なっ!?何が!?」
「これは?」
したっぱ達が何かに一掃された、そこから。
「助太刀いたしましょう」
「ぶっ倒れる奴らは前に出な!俺達が片付けてやるぜ!」
現れたには二人の竜人、一人は高貴な騎士が被る帽子を被っていて顔には仮面をつけている。さらに服装も軽装をした赤い竜人。
もう一人は青いヒーロースーツを来て青いバイザーをつけていて腹筋が出ている青い竜人。
「貴様ら何者だ!」
覆面の男が二人に向かって叫ぶ。
「私は赤薔薇のヒーロー、ロゼワード」
「俺は蒼のヒーロー!ブルーゴウザー!!」
と、二人の竜人ヒーローは名乗った。
「くっ!かかれ!」
したっぱ達が二人に襲い掛かろうとする。
「鮮血なる連撃の薔薇よ、ブラットレインローズ!」
ロゼワードはレイピアを使って連続突きでしたっぱ達は吹っ飛ぶ。連続突きをすることで薔薇の花びらが舞っていく。
「オラァ!ブルーエンドインパクト!!!!!」
『ぎゃあああああああああああああああああああああああっ!!!!!?』
さらにブルーゴウザーが大剣を地面にたたきつけてしたっぱ達を広範囲で吹っ飛ばす。
「馬鹿な!?」
「さあこっちは私達に任せて」
「お前はそいつに一発ぶっぱなせ!」
「あぁ!」
二人がしたっぱ達を倒している間ライエイが拳に電気を纏う。
「ひっ!」
「これで終わりだ!!」
ライエイの拳が覆面の男に届き男は吹っ飛んだ。
「ぐああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!?」
そのまま覆面の男は倒れた。
「終わったみたいですね」
「んじゃとりあえずこいつら縛って竜達助けて撤退しますか」
「……」
したっぱと主犯の覆面の男を縄で拘束させさらに捕まっている竜達を開放してから3人は撤退した。
[newpage]
撤退した3人は森の中にいた。
「あんたら二人なんだろ?フォックと蒼剣」
「バレてしまったか」
「しゃあねぇわな、やっぱバレちまったし」
二人が変身を解除するとフォックと蒼剣の姿が現れる。
「助けてくれてありがとう」
「ううん、あいつら吹っ飛ばすのと君一人だけじゃないというのを思ってね」
「フォックからの提案で俺達も一回ヒーローやってみたかったからな!まあお前もピンチになってもやれてよかったぜ」
ライエイは変身を解除して雷黄に戻って二人にお礼を言った、二人は満足そうにしていた。
「そういえばこれからどうするの?ヒーローとして活動できるようになったことだし」
「そのことなんだが…」
ふとこれからどうするのか聞くと一旦雷黄は黙ってから口を開く。
「俺はまだまだ未熟だ、二人がいなかったらまたやられていた。それに助けられたこともある。今度は俺にも二人を助ける手助けをしたい、一緒に…住まわせていいか…?」
それは一緒に住むという雷黄の決意だった、未熟なためそれなら今度は二人を助けたいという彼の想いだった。
「構わないよ、その代わり色々と手伝ってもらうから、言っておくけど俺は魔王だけど勇者でもあるし、それに悪いことなんてこれっぽちも考えてない、ただ平和とかのんびりとしたいからだから」
「まあ特訓相手いて俺も助かるし、これからもよろしくな」
「あぁ!よろしく二人共!」
こうして新たに雷黄が加わった、後にわかったことが、どうやら彼は狼獣人と竜人の間に生まれたハーフであったことが明らかになった。しかしそれをフォック達は受け入れ4人へとなったのだった。