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ここはフォック達が住んでいる世界、そこに色んな世界のフォック達が集まっていた。
「やあみんな来たね」
魔王であるフォックが他の自分達を家へ上げる。
「驚きました、まさか他にもフォックさんの存在がいるなんて」
アストルも驚いていた、色んな世界には複数の自分も存在する、それはフォックも同じで別世界で別の姿のフォック達は存在する。
「まあ色んな世界を周ったから俺が何人もいるのも把握してるし、さてそろそろかな」
「そろそろ?まだいるのですか?」
アストルの言葉にフォックは頷いた、すると玄関のチャイムがなる。
「どうぞ!」
玄関から一人の人に見える者が入ってきた、頭はイカの触手のようになっていて髪に見える、頭にはサンバイザーをつけていて黒いTシャツを来ていて赤いスニーカーを履いていた。
「こんにちはそっちの俺」
「やあ、魚介類の世界の俺よ」
と、互いに挨拶する。
「えっとそちらのフォックさんは?」
「あ~こっちの俺はイカで人間の姿とイカの姿になれるんだ」
「は、初めまして…ロゼドラといいます…」
アストルに魚介類世界のフォックことロゼドラを紹介し、ロゼドラはアストルに挨拶する。
「こちらこそ初めまして、アストルといいます」
アストルも挨拶を返す。
「さて集まったところで食事会を開きましょう」
と、すぐさま皆席について食事会が開始された。
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「なるほど、そっちも大変だね」
「そうなんだよ、こっちもかなりね」
それぞれの世界のフォック達が色々と話し合いながらも食事をする、色々と会話が弾み皆笑いながらだったり真剣になったりと話したのだった。
そして数時間後。
「そろそろお暇します」
「俺達も帰らなきゃな」
数人のフォック達がそれぞれの世界に帰っていった。
「あの…」
そんな中残ったのは魚介類の世界のフォックことロゼドラだった、彼はフォックとアストルに話しかけてきた。
「ん?どうしたんだ?もしかして彼らに言えない何かあるというのか?」
こくりとロゼドラは頷く。
「そういえばあまり話さないですね、自分の世界のとか後は」
「影で世界を救った事だけだった、まあ君の場合はあまり話さないのもあるし俺だけにしか話せない事だろ?」
再びロゼドラは頷いた。
「んでどうしたの?」
「実は…」
ロゼドラは話すだけフォックとアストルに話した。
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「なるほど…最近バイトであるサーモンランで段々シャケ達が強化したと、君のとこのコシャケは特殊なシャケというよりは別の場所のシャケだしな」
「うん…」
ロゼドラが言うには彼の世界にはサーモンランというシャケを狩るアルバイトがあり時間内にノルマを達成するお仕事だ、ナワバリバトルで稼いでいるだけでなくサーモンランでも稼いでいるのだが段々と最近シャケ達が強化してるように感じていたのだった。
どうやらそれは他のバイトをしているイカ・タコ達インクリング達とオクトリング達の間で最近シャケ達が強力になっておりバイトに失敗してしまうのが多くなったようだ、それはバイトをしているロゼドラにも影響が出ており稼ぎが乏しくなってきていたのだった。
それが最近噂となってきていてクマサン商会でも大変なことになっているようだ。
「俺元々うちのコジャケの事で…ビックランなどの事も調べるにはやはりシャケの事などを理解しようと思ってバイトをしているんだ…俺のコジャケはいつも一緒でそれもケイジだった事がわかったんだけどビックランがコジャケに関連していたからバイトしながら情報を見つけようと頑張っているんだけど…」
どうやらバイトしてる理由はここにはいないが彼と一緒にいるコジャケの事についてバイトしながら調べているようだ。
「あ~そういえばコジャケは普通のコジャケとは違って特別な個体だって言っていたね、ビックランによって別の地方から流れた個体、それがロゼドラのとこにいるコジャケだって」
「あちらの世界ではそんな事があるんですね」
フォックもある程度はロゼドラが住む世界の事に関しては聞いていた、ちなみにその世界では人類は滅びていて魚介類達が独自の進化を得て今の人間の姿やイカ・タコの姿へとなっていったようだ。
「う~ん、強化ね…俺達が後で調べておくよ、ロゼドラは自分の世界に帰ってコジャケを安心させた方がいいね、それにあの二人と司令とアタリメさんもいるし何かわかったら連絡してみるよ」
「わかった…それじゃあ俺はこれで…」
ロゼドラは扉を開けて自分のいる世界へと戻っていった。
「それにしてもシャケ達の強化…そんな強化できるようなのがあるのでしょうか?」
アストルも首を傾げていた、ここまでシャケ達が強化するのもありえないものだ。
「まあ一つ…思い当たることがあるけどね」
と、フォックはそう言いどこかへ出かける準備をしていた。
「フォックさん何処へ向かうつもりで?」
「智月のとこだ、ちょいと思い当たるのがあってね」
どうやら龍狼のとこに向かうようだ。
「龍狼さんの所ですか?そういえば最近見ないようですが」
「まあな、事情知ってるのは俺だけだからとにかく行くよ」
フォックはアストルを連れて龍狼の元へ向かった。
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フォックとアストルは龍狼のいる神社に来ていた、ここに龍狼の家があるのだ。
「智月、いるか?」
フォックは玄関のインターホンを鳴らす、すると。
『フォ、フォックなのか!?どうしたんだ?』
「ちょいとお前に関連してる事かもしれないから悪いけど上がるから待ってろ」
『ちょっ!?と、とりあえず待ってくれ!すぐ行くから!』
慌てた龍狼はフォック達のとこへと向かう。
「待っておきましょう」
「そうね、まあどっちみち智月には色々問いただしたいことがあるからね」
何やらフォックは知っているようだった、待つこと数分後。
「お、おまたせ」
「とりあえず来てくれ」
そう言うと龍狼が姿を現す。
「えっ!?」
アストルは龍狼の姿に驚く、何故なら今の彼は太っていてかなり腹が出ていたのだった、そして姿には狼獣人の姿だがいつもの姿とは少し違っていた。
茶色の地毛で覆われていて見えないが実は皮膚のと毛の間から魚介類にある鱗が出ていて覆われていたりしていたのだった。
そして両手は水掻きのようなものが出て獣人とはまた違っていた姿になっていたのだった。
「どうしてこんな姿に?」
「あ~それに関しては俺が言うわ」
と、フォックが説明する。
きっかけは魚介類だけの世界出身であるロゼドラがフェスというのに参加して人手が足りない事から始まった、ロゼドラが住む世界にはフェスというものがありバンガラ街ではいつになるかわからないがお題の中から自分達がその陣営でナワバリバトルをして短い期間でもっとも貢献したお題の陣営が勝利するというこの世界ではお祭りをやるイベントをフェスで盛り上げるなどでやってはいる。
そしてそのバンガラ街のフェスの陣営の中心となるのがバンガラ街で歌やラジオをしているユニット『すりみ連合』の三人(どちらかというと二人と一匹)が三つ巴でフェスのお題の陣営をして勝負するという、もちろんこの三人はフェスの期間中は単独で踊ったり、最終日には三人全員で踊って歌うというスマブラでもアシストで参加した『シオカラーズ』五年前にさらに別のユニット『テンタクルズ』などもフェスをしていてもちろんそれはバンガラ地方でも同じである。
そして今回のお題はポケモン関連でポケモンのタイプ草・炎・水の3つの陣営で勝負することになった。
実は龍狼が何やら参加していたらしくロゼドラの陣営である炎の方で味方になるなどとあってフォックもこれには助かったようで安心はしていたようだ、そのためロゼドラにも味方が来ることを伝えたのだった。
しかし実際龍狼は参加しておらず、軽い気持ちで参加していたとメッセージなどで知ってしまいこれに関してフォックはキレてしまい龍狼はお叱りを受けてしまったのだった。
その後フォックはロゼドラに味方が来なかったことなど謝罪をして本人も今回の事で自分もあまり味方に貢献できなかった事や前のフェスで負けていたこともあり一位になれなかったことにショックを受けてしまったのだった。
そのため龍狼の関係がギクシャクしてしまいあまり話す機会がなくなってしまったのだった。
そんなある日、龍狼は謎の小包を受け取ってしまいどうやらロゼドラの世界にいるオオモノシャケ『バクダン』に姿を変えられてかつ人間の姿の龍狼、つまり影の龍狼により太らされたり洗われたりなどされたのだった。
しかし龍狼の恋人やその仲間達などが元に戻したのだが人間の姿に戻ることができず狼獣人の姿でいることになった。
だがそれによって龍狼は段々と太っていき今の姿になってしまったのだった。
「まさかそんな事があったんですか」
「そっ、俺もこれに関しては莉音君などにも聞いたから事情を知っていたし、それに」
フォックは龍狼を見る。
「ロゼドラの世界でシャケ達が強くなってる影響が智月の影響があると考えられるんだよ」
「それってどういうことですか?」
何やら龍狼が関わっているようでアストルも気になっていた。
「まあこいつの罰という感じだけど太って見えるけどこれ、脂肪に見えて実はインクなんだよ」
「インク!?それって確かロゼドラさんの世界で使われている」
『そう』とフォックは答える。
「だた智月のインクはサーモンランのシャケ達のインクとなっている、まあ智月の罰というのがシャケが強くなった原因でもあると思うけど」
「……」
龍狼は察したのか黙ってしまう。
「実は智月のインクはシャケ達の兵器の供給源となっている、しかしロゼドラの世界の影響も考えるとシャケ達の強さにまで影響が出てしまった、まあ供給しすぎになってきてるってこと、そうなればビックラン以上に世界のバランスが崩れてしまう可能性が出ちゃうのよ」
「あ!?」
そう、世界にとって片方が一方的になればそれは世界のバランスを崩れてしまう、もしシャケの供給を多くなってしまえばそれはロゼドラのいる世界がシャケ達によってバランスを崩れて生態系にも影響を受けてしまう、そのため均衡にしなければ世界は崩壊へと進んでしまうのだ。
「だからちょいと智月、供給をやりすぎるとやばいしそろそろお前の罰をこっちもやらせてもらうけど覚悟はできてるか?」
と、フォックは真剣な目で龍狼を見る。
「覚悟はしている…いずれ俺の罰でもあるし俺が太っているのもだから」
と、龍狼は覚悟を決めていた。
「よしっ、とりあえずまずは俺とアストルのモフモフで」
「モフモフですか、フォックさんがそう言うのでしたら」
まずはフォックとアストルが龍狼をモフモフしだす。
「うん、これがインクだとわからないけどモフモフなのは変わりないな」
「確かに鱗はドラゴンのではないですがこれまたいい感じですね」
二人はそれぞれ龍狼のモフモフの感想をモフモフしながら言う。
「んぐ~」
我慢しながらも龍狼は二人のモフモフに耐えていく。
「まあまだ太りそうというよりインクを出しそうだと他の方法も考えられる」
「確かにそうですね、何かアテはあるんですか?」
だがモフモフだけだと龍狼のインク太りの供給が止まるわけではない、アストルもアテがあるのかフォックに聞く。
「あるにはあるよ、どうせならそっちが供給ならね…?」
と、太っている龍狼にウインクしながらそう言う。
「覚悟してる、なんでもこいだ!」
龍狼もやけくそながらも覚悟を決めてはいる。
「どうするのですか?」
「それはね…」
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数日後、ロゼドラのいる魚介類だけの世界にある街、バンガラ街。
「ふう~バイト終わった~」
そこにバイトを終えたロゼドラがバイト先のクサマン商会の入口から出てきた。
「お疲れ~」
そこに人間の姿をしたフォックがいた、しかし髪型はイカの特徴をした髪型をしていてロゼドラと似た髪型をしている。
「うん、なんだか知らないけど最近報酬もかなりよくてギアのかけらなども稼げてバイトも少しずつうまくなってきたよ」
と、明るい表情でロゼドラはフォックに話す。
「でもどうしてこんなクマサン商会が報酬とか最近よくなったんだろう?オルタナでクマサンがバイトで俺達を利用していたのもあるけど結局俺が解決していつものバイトに戻ったのは戻ったけど」
「裏事情のは知ってはいたけどまあまだ何かある時に動けばいいでしょ、そっちは新しい三号として活動すると思うし」
疑問に思うロゼドラ、クマサンの事に関して実はオルタナと呼ばれる場所でクマサンの目的がバイトで利用されていた事もあってまだバイトがあるのに疑問に思っていた。
だがフォックはまた何かある時に活動すればいいと告げる、実はロゼドラは裏ではNEWカラストンビ部隊の三号として活動していてコジャケも相棒として一緒にオルタナの秘密など調査をしていた。
ちなみに一号と二号は後から知ったようだがシオカラーズのアオリとホタルの二人だった、二人はちゃっかり新曲も出しておりすりみ連合も全身全霊で応援することになってしまったのだった。
「あ、そろそろ行かないとコジャケとシオカラーズの二人と司令を待たせてあるし」
「あ、うんまたね」
ロゼドラはそのままどこかへと去った。
「さて…」
フォックはクマサン商会の中へと入っていった。
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クマサン商会の中はバイトにかかわることや訓練などもできる場所が設けており引換所もありその横に大きなシャケに食われたクマの置物があった。
「やあクマサン、こっちの俺が世話になったね」
『君か、別世界…魔王と呼ばれるロゼドラ…フォック』
と、置物から音声が流れる。
「本体が消失したにも関わらずいるとはね、まあ余計な事しなければこちらも危害を加えるつもりはないよ」
と、置物の前にフォックは来る。
『君のような者は敵に回すと大変な事になる、穏便には済ませたいからね』
置物はジャンプしながらそう言う、元々クマサンは世界を哺乳類の世界に変えるために裏で活動していたが三号ことロゼドラの活躍によりクマサンの計画は崩れたのだった。
「そうね、あまり俺を敵に回すと怖いのだから、おっと用事だったな、どうかしら?うちの世界にいる者がシャケの兵器の供給でそちらに救済としてその者のインクを利用してそちらの商会の報酬のギアとギアパワーのかけらの生成、これによって他のイカ・タコ達もバイトに励めるだけでなくシャケの強さのバランスも整えたのだから」
『君の発想は想定外だね、まさかこの世界の彼には…」
そうフォックが龍狼のシャケのインク供給に対してシャケが兵器ならイカ・タコ達バイトに対して強さ調整とバイト報酬のギアとギアパワーのかけらの生成だった。
「知らないよ、それはあんたも言えないだろクマサン?こういう裏でやるのがあんただけだと思ったら大可間違い、俺も俺で少し弄るぐらいと世界のバランスを考えての行動だ、まあそうでないとシャケの勢いを許してしまうのだから」
それはロゼドラでも知らないためフォックが裏でやっていたようだ。
『なるほどね、君には一杯食わされるよ』
「お互い様よ、んじゃあまたできたらそちらに届けておくから」
そう言いフォックは去っていった。
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戻ってフォック達のいる世界にフォックが戻ってきた。
「さて智月、頼むぞ」
「ンオウ!」
そこにはオオモンシャケバクダンが太ったような姿の龍狼がいて口に巨大なホースを加えていた。
「んじゃ頼むぞお前ら」
「はい!魔王様!」
そこには魔物達が作業をしていて魔物の一匹がスイッチを押すとホースが起動して深緑の液体がホースから出てくる、すると龍狼の腹が段々と凹んでいく。
数分後には腹がスッキリした姿の龍狼がホースを一旦外した。
液体の方はというと何やらそれぞれの色へと変わっていって魔物達が機械を操作してギアとギアのかけらを生成していく。
「食事です龍狼様」
そこにせばすや他の魔物達が大量の食料を持ってきた。
「アリガトウ、イタダクヨ、モグッ!」
段々と龍狼は食べていき同時に腹も段々と肉ついていく。
「魔物達にも仕事を与えてイカ・タコ達にもバイトの励みにできるとは」
「その方が安定するし智月にはシャケ側の供給とイカ・タコ達のバイトの報酬のでやればバランスは保たれるだろう、まあ智月にはしばらくは太っていてもらって許せるまで俺達のモフモフも含めてやってもらうよ」
「ハイハイガンバリマスヨ、ガツガツ!」
と、カタコトで食べながらそう言うのであった、こうして魚介類だけの世界のバランスは保たれたのであった。