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ワンコたちの躾

  さて、ワンコたち。

  床に座って。私はベットに座るから。

  よいしょっと……ふふっ、二人とも、ワンコとして顔わせするのは初めてだよね。

  じゃあ改めて自己紹介しようか。

  後輩くん。こちら、私のワンコ1号のうちの弟。大型犬の嫉妬深くて甘えん坊なよくできたワンコだよ。

  で、弟よ。こちらが新しく私のワンコになった後輩くん。小型犬の気弱だけど素直ないい子ワンコよ。

  さて、私の可愛い可愛い私のワンコたち。今日は合同で躾をしようと思います。

  ……ん?特に悪いことはしてない。でも、それぞれにちょっと問題的な欠点があるでしょ?今日はそれを少しでも改善しようかと思ってね。

  ふふっ、二人で顔を見合わせて可愛い。でも、自分の問題点がわかってないのは良くないな。さっき、ちゃんと言ったのに。ご主人様の発言も忘れるぐらい物分かりが悪いの?

  とは言っても、私もそこまで鬼じゃないから実践で教えてあげる。

  後輩くん動かないでね。

  ※布の擦れる音。

  ※ご主人様近づく。

  近い?ふふっ、そりゃあ近づかないとできないでしょ。

  ※ご主人様、後輩にキスをする

  ※途中、動かないように指示したり、よくできたら褒めてあげる。

  はぁ……ふふっ、とろとろの顔。可愛い。

  ん?ふふっ、そんな嫉妬に満ちた顔しなくていいのよ。

  あんたは、嫉妬深すぎる。だから、少しは我慢を覚えてもらわないと。

  牙を剥かれちゃ困るしね(小声

  ふふっ、なんでもない。で、後輩くんは気弱なところ。私が何をするにもいっつもビクビク震えてるでしょ?弟みたいに期待に満ちた目をして欲しくてね。

  だから今日は、後輩くんをとことん甘やかして、弟は我慢を覚えさせる。

  やだ?ほら、そういうところよ。あんたは私が自分以外の男と一緒にいるだけでも嫉妬するでしょ?もっとさ、自分が一番だって自信を持ちなよ。

  嫉妬は、相手も自分も疑ってる証拠よ。

  ほら、後輩くんこっち向いて。もう一回キスしよう。

  ※ 再び後輩とキスをする。

  はぁ……そんなに身構えなくて大丈夫。

  私に対してはいつも、怖いことは絶対にされないって。常に思っていて。

  私がやることは、躾かご褒美。この二つだけ。今まで後輩くんに怖いを教えてきた人たちは違うの。だから、ね?

  できそう?

  ……ふふっ、そう。いい子ね。はい、口開けて。

  いい子ね。ちゃんということ聞けてえらいね。

  ※再び後輩キスをする。

  ※弟が姉の手を握る。

  ん……なーに、手握ってきて。私、今後輩くんの躾してるんだけど。

  ……なんで今にも泣き出しそうな顔してるの。

  ……はぁ、そういうところだって言ってるでしょ?

  僕のこと嫌いって、私のこと疑ってるの?

  違う?だったら、我慢しなさい。大好きな人が自分じゃない人とイチャイチャしてても、自分が一番だって。自分のことも、相手のことも疑っちゃダメ。

  それがちゃんとできたら、ちゃーんとご褒美あげるから。

  ……ふふっ、今日はお父さんもお母さんもいないし、たっぷり、しっかりしつけして。ちゃーんといい子のワンちゃんにしてあげる。

  そして、しっかり躾ができたらワンコ同士で……ふふっ

  【完】

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