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帰り道同級生にココアを奢ってもらう

  あ……今帰り?

  そうなんだ……うん、私も今から帰るところ。

  せっかくだし、一緒に帰らない?帰り道一緒でしょ?

  ……うん、ありがとう。

  *一緒に帰る

  もうすぐで学校も終わりだね。冬休みに入ったら、クリスマスにお正月。短期間にイベントごとが多くあるよね。

  あ。雪もまだふてないし、そろそろ降ったりするかな。

  ……あー、そっか。今年は降らなそうか。残念。

  *風が吹く

  うぅー……すごい寒いね。早く帰って暖房の恩恵に肖りたい。

  ……あ、ちょっと待ってて。

  *自販機の音。

  はい。

  ……えって、あげるよ。寒いし。

  ……いいから、はい。あったかくて甘いよ。

  *缶を開ける

  んー、甘くてあったかい。寒い外で飲むと格別だなぁ。

  ん?悪いって、謙虚だなぁ。んー、あ、そうだ。この前小テストの勉強見てくれたでしょ?そのお礼だと思って。

  ……別に気にしなくていいって。もう、何かと理由つけて断ろうとしないで。とにかく、これはそのお礼として受け取って。

  ……ふふっ、どういたしまして。

  *プル缶を開ける

  ふふっ。ね、甘いでしょ。甘いの苦手だった?

  ……へぇー、珈琲の方が好きなんだ。

  え!ブラック!?

  すごいなぁ……私は苦くて飲めないや。牛乳とか砂糖いっぱい入れないと無理だ。

  ……ふーん、そういうものなんだ。意外と大人だよね、君って……

  はぁ……ねぇ、今から変なこと言ってもいいかな。

  ……えっとね、どうやったらこの缶の中に入ってるココアはなくならないかな?

  ……あ、「何言ってんだこいつ」って顔してる。酷いなぁ

  そんな顔しなくてもいいじゃん。

  ……なんでそんなこと言うかって?

  いやだってさ。もうすぐ冬休みでしょ。君とも会えなくなる。

  そう思うとさ、今こうやって君と一緒にココアを飲んでる時間がずっと続けばなって思ってさ。

  ……なに、どうしたの?顔赤くさせて。

  ふふっ、なんでもないね。まぁ深くは聞かないであげる。

  あ……残念、ココアがなくなっちゃった。

  それじゃあ帰りますか。

  ま、まだ終業式を迎えたわけじゃやないし、もうしばらくはよろしくね。

  【完】

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