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雨でも見つける吸血鬼

  ※激しい雨の音

  ※走る音

  ねぇ、いつまで逃げるの?

  ※雷の音

  ※足が止まる。

  どんなに雨で匂い薄くなって、血が流れても、君の居場所はすぐにわかるよ。

  だからいい加減諦めたらどうだい?

  雨の日だからって脱走を実行したのは利口だよ。普段の日よりは認識できないからね。

  でも、結局は《普段より》。絶対に気づかないわけじゃないんだよ。

  可哀想に。どんなに逃げても捕まって、連れ戻されて、お城でいーぱいお仕置きされて。

  いつもいつもそれの繰り返し。

  いい加減、諦めるってことを覚えなよ。

  逃げても無駄。おとなしく私のところにいるって。

  いい子にしてれば、私だってひどい事はしないよ。

  でも、躾がなってない子にはそれ相応のことをしないといけないでしょ?

  君は頭がいいようで頭が悪いみたいだね。

  さて、このまま連れ帰ってもすぐに暴れてしまうし、先に気絶をさせておかないとだね。

  ※地面に倒れる。

  だから抵抗しても無駄だって。たとえ女であっても、吸血鬼と人間じゃ力に差がありすぎる。

  だから、大人しくして。目が覚めれば、暖かなベッドの上にいるんだからさ。

  ※首筋を噛もうとする。

  ※雷の音

  【完】

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