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第一章 物の怪と千鶴 第二話

  「はい!では、これからは神社に通っても大丈夫ですか?」「もちろん、あと、九尾の狐としての人間との接し方、これからの事を教えていくからな、日にちは行ける時でいい。」「分かりました。これからよろしくおねがいします。」

  私が、九尾の狐に成ってから一週間後のこと。「よいな?千鶴。人間と九尾との歴史は長いのだ。」玉藻さんに、教えてもらった歴史の事を学びながら、もうすぐ卒業。「そうなんですね。では、その日本最後の九尾の狐"玉藻の前"は、今どこに?」「今は、栃木県の那須湯本に石となって、封印されているのだ。」「なんか聞いたことある!あの石がそうなんですね。」前に、旅行で行った。あの石だったのか。「では、今日はここまでとする。明日は空いているか?少し火を操る練習をしたい。」「分かりました。明日は、部活もないので。行けます。」

  家に帰ってきたのが、十時すぎだった。「ただいま、ふぅ、、、疲れたぁ」「おかえりなさい。お父さんは先に寝たわよ。疲れたでしょう、いつものあるよ。テーブルに置いとくね。」玉藻さんに、言われたことがある。「毎日、一回稲荷寿司か油揚げを食べること。」「では、もし食べなかったら?」「食べなかったら、、、尻尾と耳が、出てしまうのだ。」「元に戻る方法は?」「次の日に、稲荷寿司か油揚げを食べれば治る。」と言っていたので、親に頼んで稲荷寿司を作ってくれている。

  「ねぇ、千春。最近、あの神社でバイトしてるけど、大丈夫なの?だって、バイトの試験中倒れて、神社に泊まったじゃないの。神主さんから電話も来たけど私、心配で、、、あと、卒業後は、どうするの?」「お母さん大丈夫だって、卒業後は、あの神社で巫女として頑張るの。だから、心配しないで、お母さん、おやすみ。」「おやすみなさい、、」

  次の日、「おはよ、千鶴!」「おはよう、鈴!昨日の練習試合どうだった?勝てた?」私の幼馴染みの汐田 鈴。今は、弓道部で、最後の県大会出場予定中。「あ、うん、勝てたよ。ギリギリだったけどね。」「もう、応援してるんだから負けないでね。」「ありがとう。千鶴!」

  三時間目の途中、(はぁ、、ヤバ、また集中が切れてしまう)「先生。ちょっとお腹痛いのでお手洗い行ってきます、、」「おぅ、行ってこい!大丈夫か?」トイレの個室に行き、鍵を閉める。(ボフッン)「ふぅ、、危なかった。まさか、授業中に集中が切れるなんて。」誰かが、歩いてくる音がした。「千鶴。大丈夫?」鈴だった。「鈴、大丈夫だよ!ちょっと寒かったからお腹痛かったぽい。」「よかったぁ。最近、千鶴最近変わってて、心配だったの。前まで、別人だったから、」「大丈夫!心配してくれてありがとう。さぁ、行こう教室に!」鈴は、笑顔になっていた。

  放課後、「ねぇ、千鶴。千鶴のバイト先に行っていいかな?」「だめ!」「え、、なんで?」「なんでも!お参りするならいいよ。」「えー、わかった。」(ふぅ、、危なかったぁ。私が九尾の狐だと、バレたらどうなるか。想像するだけで怖い。)「おぅ、千鶴!やっと来た。お主に今日は、修行をしてもらう。」「分かりました!では、九尾なってもいいのですね。」「よろしい。いいぞ!」 「はい!」(ボフッン)やっと解放された。あらかじめ、巫女の服に着替えた。「ふう、、やっぱり、解放したあとに触る尻尾は、気持ちいい。」「コッホン。あー、千鶴いいかな?」「あ!すいません。学校から解放されたので、つい、」「では、千鶴。まずここに、火を置く。そのあと、手を差し出s」「キャァァァァ!」神社の外で誰かの叫び声が聞こえた。何か聞き覚えのある声だ。「なんだ!まさか!物の怪か!」「誰か助けてー!」玉藻さんのあとに続いて、外に出た。するとそこには、黒いモヤに襲われている鈴がいた。「鈴!」「千鶴!知り合いか?」「は、はい!幼馴染みの鈴です!」鈴は今にも、食われそうだった。「鈴!」「その、、声、は、、ち、づ、、r。ア”ア”ア”ア”ア”ア”、き、さ、、まは、きゅ、う、、び!」「チッ、しまった。食われてしまったか!今なら、間に合う!行け!千鶴、やるんだ。」「できません!できないよ、だって、目の前に居るのは、、」物の怪になった幼馴染み。悲しむ暇などない。私は、九尾の狐。今は、心の中だって見れる!(ごめん!千鶴、私ずっと千鶴のこと九尾の狐だって分かってた。だから、千鶴!やって!)「分かった鈴、いいんだね!」「フゥゥゥゥ、、[[rb:火焔光背 狐火 > かえんこうはい きつねび]] その物の怪を灼き給え!」玉藻と同じ技を使った千鶴の身体は、悲しさと喜びで、いっぱいだった。そして、唱えた。「この者助け、物の怪をあるべき場所へ還せ」七支刀で突き刺した。「う”わ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”・・に”・ん”・・げんなど・この世・・か・・・ら・・」物の怪は鈴の身体から消え去り、あるべき場所へ還った。

  千鶴、九尾のまま、鈴を和室に寝かせ、技を使ったせいなのか千鶴も寝てしまった。

  玉藻は、寝ている千鶴の横で、言った。「千鶴。その様子じゃ、修行しなくても大丈夫だな。」

  続く。

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