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私は、電話をした。「あ、もしもし、お母さん?今日もちょっと遅くなるから、お母さん?ちょっと、聞いてるの?」と、言っていたら、微かだが叫び声が聴こえた。「キャーー!!ちょっとあなた!!なんとかして、千鶴!!千鶴でしょ!!今はだめ!!······キャー!!来ないでーーーーーー!!プツッ····プー··プー··」突然の出来事だった。「ちょっと、お母さん!!もしもし!!もしもし!!どうしよう!!玉藻さんお母さんに何かあったみたい!!」私は、青ざめた顔で玉藻さんを向いた。「まさか!物の怪がいるのか。それは、かなりまずいぞ!」「でも、鈴は?」「大丈夫。後は、巫女たちに任せる。それより行こう‼」私と玉藻さんを連れ、家に向かった。
すると、家から何かで出てきた。ずる…ずる…と、重い物を足に乗っけて歩いている音みたいな、玄関からそれは出てきた。顔は人間のようだが、180度回っていた顔になっていた。表情は、暗く悲しげな顔に成っていた。身体は、人間ではなく獣と"なにか"が合わさった身体だった。足は百足のような足だった。"なにか"は喋っていた。「ゔゔゔゔゔゔぅ”ぅ”、、、ち、、、づ、る。た、す、、けt」"なにか"の中に、混じっている人の声が聞こえた。人間なのか?男女の声のようなその声は、ゆっくりとゆっくりと泡のように消えていった。「お母さん!お父さん!いや、、うそ、、、」親だったものは、少しずつ、、、消えかけていた。「玉藻さん、、、どう、、し、よう、」ポロポロと目から生まれた雫が流れていくのが、分かった。「このような物の怪。見たことがない。」「千鶴、絶望に浸っている暇はない!勇気を出せ!物の怪を両親から引離せ、我も戦う!」(勇気がないから、私は九尾に成ったんじゃない。物の怪をあるべき場所へ還すため、九尾に成ったんだ)「やってみます。玉藻さん手足を封印してください!」「承知!はぁぁぁっ!」玉藻は不動明王の印を結び、物の怪の手足を封印した。
「邪魔を、、する、、なぁ”ぁ”!」物の怪は封印を外そうとしたが、全くびくともしない。(お母さん、お父さんごめんねちょっと痛いかもしないけど我慢して、私、お母さんとお父さんの子供で良かった。)千鶴の顔から淡い水の音が鳴る。千鶴は目を閉じ息を吸い、唱えた。「氷消瓦解 狐刀(ひょうしょうがかい ことう)物の怪よ。あるべき場所へ還れ。」千鶴は九尾に成り、背後には氷山、周りには吹雪が吹く。目の前にものすごく大きな刀が現れ、千鶴が刀を持った途端、刀身から白く氷のような覇気が現れた。その覇気は千鶴に纏い、やがて、千鶴自身も氷のように肌は白く、尻尾はいっそう白く輝いた。千鶴はその刀を縦に大きく振り、物の怪を斬った。斬った瞬間、
斬ったところは凍りつき、その中から人が出てきた。物の怪は真っ二つになっても、人を奪おうとしていが、千鶴の神通力には勝てなかった。物の怪は再生しようとしていたが、もう遅かった。物の怪の身体は言うことが聞かなくなっていた。「終わ、、ら、な、、い。あの方が、、、」と言い残し、消え去った。
「ふぅ、流石に手強かったな千鶴。そなたの親は無事だが、千鶴が九尾の狐だって言うのはバレてしまったが、どうしたら良いか。」私は、悩んでいた。これからどうしよう。親に打ち明けるか、このままコスプレだと言い続けるか。
2時間後、「あ、起きた。」
続き。
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