ミミズク後輩ちゃん、同じ職場の人間先輩を虎視眈々と狙う。プレゼントに『羽根ペン』を贈る意味とは…
先輩:人間くん
後輩:ミミズクちゃん
同じ職場の先輩-後輩の関係
ミミズクちゃんは先輩が欲しくて、虎視眈々と狙っている。
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[職場の敷地外、歩いて帰っている先輩を見つける]
せーんぱいっ!
お疲れさまっす!
いま仕事終わりですか?
私も “ いま ” 終わったところなんです。
一緒に帰りましょー?
『この暗闇の中よく見つけたね』?
私、先輩のこと本気で狙ってるので。
知ってます?
ミミズクは夜目が利くっすよ?
遠くの獲物はよく見えるんです。
そう、先輩のことも。
…まぁこうやって近くに寄ると、逆に見えにくいっすけど。
先輩を見つめる為だけに、遠視用のメガネを新調しました。
[メガネを鞄から取り出し、クイッと掛ける]
ミミズクは目つきが鋭いので、メガネを掛けるとイメチェンもできちゃいます。
どうです?
一石二鳥。お得でしょ?
『裸眼のミミズクちゃんも、メガネのミミズクちゃんも可愛い』って…?
ちなみにどの辺が可愛いですか!?
具体的に言ってほしいです。
裸眼だとキリッと仕事モードのお姉さんに見えるし、
メガネだと優しい印象の女の子に感じる、と。
…もっと欲しいです。
さぁもっと!
[10分後]
今日のところは、この辺で勘弁してあげます。
また聞かせてもらいますからね?
さてと。
今日はプレゼントをもってきたっす。
これ!
[ミミズクちゃんの羽を使った羽根ペン(新品)を取り出す]
私特製の羽根ペンです。
以前お渡ししたものは傷んできましたよね?
どうして知ってるの、ですか?
だって先輩。
職場で律儀に使ってくれるじゃないですか。
消耗具合の確認もしやすくて助かります。
……だけど。
私一つだけ許せないことがあって。
どうして、他の社員にも使わせたんですか?
『書き心地が良くて、同僚たちの間で話題になったから』と…。
……書き心地が良いのは当然です。
だって、私の羽の中から一番状態の良いものを選んで加工しているんですよ?
それも、先輩に “ だけ ” 使ってもらえるよう考えて。
なのに、他人に触られた。
私から先輩への、世界でたった一つだけの贈り物なのに。
『ミミズクちゃんの気持ちを軽んじてしまってごめんね…』ですか。
…わかりました。
今回は許します。
それで。
今回贈る “ 羽根ペン ” ですが、職場では使わないでください。
それを使っていいのは自室だけ。
約束ですよ?
もちろん、その消耗具合を確認する為に、定期的に先輩のお部屋にお邪魔します。
せんぱい。
ミミズクが自らの羽根を贈る理由、知ってますか?
…いや。
知ってますよね。
前回も同じ会話をしましたから。
でも改めて言っておきます。
それは “ 求愛 ” 。
先輩への告白です。
そして先輩は受け取った。
この意味がわかりますか?
前回は “ 親睦の証 ” でもよかったっすよ?
先輩に迷惑かけるのは嫌だったので。
…でも、今回は本気。
私は先輩が欲しい。
私だけの先輩になってほしい。
そのための徹底的なアプローチなんです。
もし拒絶されたら傷つくなぁ。
…夜道で襲っちゃうかもなぁ。
鉤爪の手入れは毎日してるけど…
先輩を捕まえる時に怪我させるかもなぁ。
せんぱい。
その羽根ペン、“ 本当の意味 ” で受け取ってくれますよね…?