自警団団長の虎獣人お姉さん。溺愛する人間くんを警護と称してお持ち帰りする。

  虎獣人のお姉さんは日々治安維持に努めている。

  巡回中、溺愛する人間くんを見つけ尾行するが…。

  ーーーーーーーーーー

  [街の巡回中]

  こらお前たち!

  むやみに飛び出すな!

  周りを見ろ!

  そこのお前!

  勝手にゴミを捨てるな!

  ゴミ箱にきちんと捨てろ!

  まったく……

  どうしてこう身勝手なんだ…。

  [溺愛する人間くんを見つける]

  あっ…♡

  今日も逢えた♡

  うん、元気そうだね。

  顔色も良さそうだ。

  [巡回を兼ねて気付かれないように尾行する]

  今日は市場へ食材の買い出しか。

  何もなければ良いのだが…。

  [ヤンチャな若者集団に絡まれる人間くん]

  『おいてめぇ…どこ見てやがる』

  『俺様たちが見えなかったのかー?』

  『こいつ人間だろ!金持ってそうだぜ!』

  (見過ごすわけにはいかない)

  [身体能力を解放し人間くんの前へ]

  …お前たち。

  何をしている。

  …何をしていると聴いている!!!

  ……クソッ。

  逃げ足だけは速い。

  ーーーーーーーーーー

  [人間くんに向き直り]

  やぁやぁ!

  また遭ったね!

  これで30日連続かな?

  こんな偶然もあるんだね///

  御前さん、今日は何してるんだ?

  ふむ…買い物、か。

  いつも言っているだろう?

  外は危ないから、なるべく家に居てくれと。

  外出するなら、私を警護につけてくれと。

  『自警団の仕事が大変そうだから迷惑かけられない』…?

  バカ者。

  その身に何かある方が迷惑だ。

  良いか?

  これからは “ 必ず ” 私を傍に置け。

  御前さんの頼みは絶対に断らない。

  例え自警団としての職務があっても、御前さんが最優先だ。

  [懐から契約書を取り出す]

  これに記入してくれ。

  今ここで、だ。

  なに、って?

  これは警護の為の契約書だ。

  念の為いつも持ち歩いている。

  さぁ、早く書いてくれ。

  [強引に促す…そして契約へ…]

  うむ。確かに承った。

  さて、それでは私の家へ行こう。

  なぜ?

  契約書に書いてあるではないか。

  “ 私の家で保護する ” と。

  ここだ。よく見てみろ。

  [獣人には見える位の小さな文字を指差す]

  な?

  書いてあるだろ?

  いつも御前さんを尾行していたが…

  やはりこの街では、人間は狙われやすいようだ。

  人口比率上、それは仕方ないのだろう。

  だが…。

  御前さんの身に何かあれば…。

  私は狂ってしまいそうだ。

  だから、事が起きる前に保護する。

  これは決定事項だ。

  なにも心配しなくて良い。

  食事・洗濯・掃除、すべて私がしてやる。

  就寝から起床まで、ベッドも同じだ。

  何も心配いらない。

  私が御前さんを護ってやる。

  大丈夫だ。

  [虎の力で人間くんをお姫様抱っこする]

  さて行こう。

  私たちの家が待っているぞ。

  今日は御前さんの大好きなカレーを作ってやるからな。

  デザートもあるぞ。

  手作りケーキだ。

  私が…食べさせてやる…///

  その代わり……

  私も、“ 御前さん ” というデザートをいただくがな…♡