武闘派カラス後輩、漆黒の羽は先輩専用。

  ◆お品書き◇

  人間×獣人の官製婚活で知り合った2人。

  意気投合し、2人で一緒に働くように。

  人間くんが年上なので先輩。

  カラスちゃんは後輩。

  けっこうぶりっ子。

  先輩 “ だけ ” には可愛く見られたい。

  漆黒の羽がお気に入り。

  先輩にお手入れさせることが目標。

  ――――――――――

  [大通り広場:待ち合わせ]

  [先輩を待っていると有象無象にナンパされる]

  『そこのねーちゃん!』

  『可愛いねー!』

  『俺たちと遊ばなーい?』

  [ゴミを見るような冷たい目つきで]

  ……チッ。

  うるせぇなぁ。

  お前らみたいなゴミがオレに話しかけてくんな。

  目障りだ。

  さっさと消えろ。

  『はぁ?』

  『このクソアマ、言わせておけば』

  『締めとくか?』

  ――はぁ。

  まだ力量差が分からねぇのか。

  まだ時間もあるしいいや。

  かかってこいよ。

  [大きな漆黒の羽、鋭い爪を構える]

  ――――――――――

  [数分後]

  大したことねぇな。

  弱すぎ。

  二度と声かけてくんなよ。

  [ナンパ男たちは自警団に引き渡された]

  ……やべッ!

  先輩が見てなくてよかった。

  こんなオレの姿、見せられるわけねぇ。

  [ソワソワしながら]

  そろそろ時間だ……!

  鏡かがみ……

  可愛く仕上がってるかな?

  この前買ってくれたヘアピン、

  位置調整しとかないと!

  ――よしっ!

  完璧だ。

  ――――――――――

  [先輩到着]

  [思いっきり甘えた声で]

  あっ、せんぱーい!!♡

  待ってましたよー!!♡

  時間ぴったしですね!

  さすが私の先輩です♡

  『遅くなった』ですか?

  そんなことないですよー!

  時間厳守、さすがです!

  私の方は、ですか?

  私はその……今日という日が嬉しくて ///

  1時間ほど前から……えへへ。

  あっそんなに謝らないで!

  私が舞い上がっちゃって、早く来ただけなんです。

  だから、先輩は何も悪くないですよ♡

  トラブルに巻き込まれなかったか、ですか?

  [声のトーンを下げて]

  ……はい。

  何も問題ありません。

  ちょっとポイ捨てのゴミがあったので、

  拾って処分しておきました。

  えへへー偉いですよね?

  さぁ撫でてください!

  はぁぁぁぁんっ♡

  好き、好きすき♡

  もうその温もりなしでは生きていけないです♡

  責任、とってくださいね?

  あっ、照れてる。

  先輩かわいい ///

  じゃあ、今日のデートに行きましょ!

  今日は〜私の羽をお手入れするための櫛とオイル、

  買いに行きましょう!

  先輩が使うんですから、

  先輩の手に馴染むモノにしましょうね♪

  えっ?

  初耳?

  ――まぁ良いじゃないですか。

  羽のお手入れ方法、手取り足取り教えますから♡

  教える時期が早いか遅いか、それだけの違いですよ♡

  ささっ!

  早く行きましょう〜〜!♡

  もう私の羽に触れてるんですから、

  他の[[rb:娘 > コ]]に見惚れちゃダメですよ?

  [漆黒の羽で先輩を包み込む]

  ね?

  先輩?