ファイルへ記録されたありふれた依頼の数々に、感受性の壊れた俺の心は退屈を露にするばかりだった。子供の頃からの夢を叶えるべく、独立して探偵事務所を構えた30歳。刺激と変化……多忙に満ちた探偵人生は全てが期待どおりとはいかなかったが、私生活をなげうって仕事に打ち込むのは、貧乏生活をやむを得ない毎日を差し引いてもやりがいのあるものだった。
しかし刺激というものは、与えられれば与えられるほど慣れていくものだ。探偵業に来る依頼は、ほとんどが浮気調査や人探し。昨今はsnsの調査も有力さが増し、事務所にこもってネットサーフィンをしている時間は、望んだものとはいえ退屈感は拭いきれない。ふとした時間に、ブラインド越しの空を眺める時間が、日に日に増えていくばかりの日々を過ごしていた。
だがそんなとき、一件の奇妙な依頼が舞い込んできたのだ。それはまるで悪ふざけとしか思えないような相談でありながら、その新鮮さと刺激が……どこか俺の心を惹き付けていたのは紛れもない事実で。承るとは決して約束できなかったが、受話器を置かずに相談の詳しい日程を決めたのは、気まぐれに近いものだった。
静かな事務所内。向かいの革張りのソファに腰かけた白猫獣人をよく観察してみる。
背の高さ、体重や筋肉量は、一般的な猫獣人の男性だと言える。町を歩けばやや人目を引く程度の純白の毛皮は、緊張気味なのか少し逆立っている箇所がある。真正面から俺のことを値踏みするかのようにじっくりと見つめ返し、やや赤みがかった瞳をジロジロと俺の体に這わせている。
……見たところ、肉体労働者ではないだろう。艶やかで女性的な小さな手の甲や、汚れもなくピンと張った白いTシャツからも、几帳面でキレイ好きな傾向が伺い知れる。上階から聞こえる工事音に、時折ビクッと震える三角の耳。俺はその緊張を解きほぐすように、ゆっくりとした口調で話し始めた。
「………それで、今回の依頼を改めて教えてください」
足を組み換えて、膝の上に手を組み、威厳のある態度は保ち続ける。これからされる話は、電話口で聞いたときも信じられない話だった。手の込んだいたずらだとしたら……一睨みで追い返せるくらいの毅然とした印象は保ちたい。
白猫獣人は小さく息を吸って、伏せていた目を俺に突きつけてきた。
「…………先日電話した通り、依頼の内容は人探しです。探してほしいのは……僕と同じ超能力者たち。ある日突然僕の体に発現した超能力の謎を解くこと。そのために探偵さんに協力してほしいんです」
「…………………………なるほど?」
文面にすれば、いたずらだと一蹴できてしまうような依頼だった。非現実的な妄想を抱えた異常者……そう片づけてしまうのは簡単だ。だが改めて、それを大真面目に語ってくるこの白猫獣人の態度を見ると……少なくともこの男は嘘をついている様子ではないようだった。本気で自分に超能力があると信じている、スピリチュアル系の変人の可能性はあるが。
「超能力、というのは……具体的にどんな力なんですか?」
至極当然の疑問から、少しずつ紐解いていこう。相手の反応ひとつひとつに気を配り、ボロが出たら強く追及する。あまり探偵を舐めないでもらいたい。
「能力は……超能力者によって様々です。僕も全員は把握してませんが、共通する特徴があります」
「……その特徴とは?」
白猫獣人は一瞬目を伏せたあと、小さく微笑みながら顔を上げた。
「獣人の生殖器に関連している、ということ。要するにエロい力です」
「………………………………………………なるほど」
聞くだけバカだった、と言葉が喉まで出かけていた。自信満々に述べるこの白猫獣人には、自分が何を言ってるのか理解できているんだろうか。百歩譲って、俺は信じちゃいないが、霊能力者なんかが捜査協力して事件を解決する都市伝説は聞いたことがある。ただよりによってエロ超能力者だって?マンガの世界じゃねぇんだぞ。
奇怪なのは、いたずらだったとしてもまだネタばらしをしてこないことだろうか。白猫獣人は俺の次の言葉を待っている。その表情には、微笑みと同時に不安や緊張も見てとれる。まるで信じてくれるだろうかと願っているかのように。
背の低い木製の長テーブルに置いたコーヒーを手に取り、徐に口をつける。味はもうよく分からない。
「……あなたの話が本当だったとして、あなたは超能力者だということですよね?」
「はい。もちろん」
「じゃあ……あなたの超能力を見せてもらうことはできますか?」
当然の疑問ではあるが、こう言えばこの手のヤツが覚束なくなることは百も承知だった。直前まで流暢に喋っていた霊能力者も、今日はできないと言い訳したり、客観的な現象を起こせずうやむやにしたり。何かしらボロか出るだろうと当たり前に思っていた。
しかし尚不気味なことに、白猫獣人は待っていたといわんばかりに財布を取り出したのだった。
「………ええ、見てもらう方が早いので」
猫獣人が財布から取り出したのは、複数枚の身分証。どれも公的な手続きを踏んだものだ。
「これらを見て、それと目の前の僕を見て……探偵さんは僕のことを男だと思いますか?」
白猫は感情の読みにくい顔で、身分証を差し出した。さっと目を通すと、この猫はフブキという名で、21歳、そして男性であることはどの身分証からでも分かる。というか猫は他種族からは雌雄が見分けにくい方ではあるが、俺が探偵で無かったとしても犬の鼻で嗅げば自明だ。
「……男じゃないというなら、何なんですか?」
含みを持った言い種を刺激するように聞いてみると、白猫獣人はその場にすくっと立ち上がり、緩く微笑みながら腰元に手を掛けた。
「男ですよ……生まれて20年間は。でもこれを見てください」
細長く白い指が、緩いズボンの紐をさっと手解き、やや内股の膝をなぞるようにそっと、黒地のトランクスが下ろされた。目の前で陰部を露出するフブキの異常性に眉をひそめたくなるも、視界の中央に飛び込んできたものの姿に驚かされ、俺は思わず組んでいた脚を戻さざるを得なかった。
そこには男性器が無く、女性器のような割れ目が控えめに存在していた。しかし今まで何度も見てきた女性器とは、何かが違う気がする。入り口の形状だろうか……中を見るわけにはいかないと思うが。
何にしろ予想外なものの出現に、驚きと共に多少の興奮が、ほんの一瞬股間を熱くさせるのを感じた。
「…………っ、これは……………………」
「言っときますけど、性転換手術じゃないです。ある日起きたら突然こうなってたので」
「………………これは……超能力なんですか?」
フブキの顔を見上げると、やや目を細めて困ったような表情を浮かべていた。
「……マンコに見えるでしょう?でも実際は違います。穴の奥に膣は無く、尿道と繋がってるだけです。これは子供を産む器官じゃない……なのに、こんな形をしてるんですよ」
フブキは少し脚を広げて、ピンクのひだが覗く割れ目に指をかけた。ゆっくりと割り広げて、中を俺に見せつけてくる。通常なら倫理的に注意して帰らせるところだが、案件が案件なだけに、俺は凝視せざるを得なかった。
……いや違う。これは男の本能だ。肉のひだが蠢き、幾重の層になって、透明な液体で潤うその割れ目を見ただけで、俺は勃起していた。ごくりと唾を飲み込み、ほんの一瞬、この割れ目にチンコを突っ込んだらどうなるだろうかと想像してしまった。それはまるで女性器よりもよっぽど男を誘惑し、滾らせることに特化したような形状。理性の警鐘に引き戻されて、無理やり視線をフブキの顔に戻した。
「………寝ている間に、人体実験をされた?」
「そんなわけないじゃないですか。僕の能力は、これを使って男性から精液を搾り取ること。そして中に出されると、それをエネルギーにして色んなことが出きるようになります」
「………………例えば?」
「ひとつは、その人について過去の記憶とか、情報を知ることができること。あとは、他の超能力者の位置や情報が感覚で分かるようになります」
「…………信じらんねぇな」
動揺で思わず口をついて出てしまったが、この世にそんな辺鄙な超能力者がいるとはにわかに信じ難かった。だが目の前にある割れ目はどう見ても本物で、それが男を誘惑するためだけに作られたと言われても、妙に納得ができてしまう。現に俺は簡単に興奮させられてしまった。
「これを使えば、他の超能力者を探すことができる。僕は情報を探り当てて、元の体に戻りたいんですよ」
白猫獣人は下半身を露出したままだというのに、どこか迫力のある目つきで、真剣に俺に訴えている。
「………何か病気とか、身体的な不都合は?」
「ありません。おしっこの仕方が変わったくらいで……生理も無いですし。でもこんなんじゃ医者にも診せれないし、何より僕は男なので」
「………………………………」
表情や仕草をよく観察してみても、フブキは切実に頼み込んでいるように見えた。ある日起きたら突然股ぐらに異変が起こったら……確かに自分だったらどうするべきか分からない。こんな貧乏な探偵事務所に一人で乗り込んでくるほど、切羽詰まっているんだろう。
フブキは前屈みになって、テーブルに両手をついた。逃がさないと言わんばかりの視線で、俺に訴えかける。
「お願いします。元の体に戻るのを手伝ってください!祖父の遺産があるので、お金は十分払えます。もう3回断られてきたんです……」
「3回?もしかして他の探偵事務所に?」
「……門前払いでしたけど。ちゃんと話聞いてくれたのはあなたが初めてです」
フブキはゆっくりと腰をソファに下ろす。いやまだケツ丸出しのまま座られるのも気分は良くないが、今はそれどころじゃない。
俺の頭の中では、もう答えは決まりかけていた。この退屈な依頼に埋もれる日々の気分転換に、まだ見ぬ世界の神秘を覗きにいくのなら喜んで協力するだろう。金もあるようだし、ウソつきには見えない。
……だが長年の探偵の勘が囁いている。もし超能力が本物なんだとしたら、間違いなく法に触れるラインを反復横飛びするような目に合うことになるだろう。加えて反社会的勢力や、警察の手にも委ねることのできない事案に巻き込まれるかもしれない。この捜査の先に待っている道が、あまりにも何も見えないのだ。
数秒間目を瞑り、肺に空気を溜める。息を吐き出しながら、不安げに揺れるフブキの目を見つめ返した。
「…………具体的に、どんなことをすればいい?探すだけなら、その能力でできるんだろ?」
敬体でいるのもバカらしくなり、率直な疑問をこの猫獣人の青年にぶつける。
「……感覚で、こっちの方にいるとかは分かるんです。でも細かく絞り込むのは難しいし、会ってもちゃんと話を聞いてくれるか分かりません。逃げられたり、攻撃されたりするかも」
「……………………………………」
他の超能力者がどんな力を持っているかは分からないが、私利私欲のために使っている者もいるかもしれない。そいつらはそれが世間に絶対にバレないようにしたいはずだ。フブキの不安も納得ができる。
…………さあ、もう答えは決まった。ここで引き下がるのは、探偵の名が廃る。燻っていたプライドに小さな炎を起こすのは、いつだって先の見えない獣道なのだ。
「…………分かった。依頼を受けよう。どんな仕事になるか分からねぇから、依頼料は終わった後にまとめて請求する」
「っ、……ホントですか。ありがとうございます……」
フブキの表情はここに来て始めて、年相応の青年らしい笑みを見せた。募っていた緊張が和らぎ、膝の上で握っていた掌の力が抜けていく。3回も門前払いを食らったってことは、半ば諦めの気持ちの中で訪れたんだろう。
その表情に多少の安心を俺自身も覚えながら、早速今後の計画について思案する。通常の人探しなら、わずかな情報からsnsや聞き込み調査などを経て人物に近づいていくが……今は超能力者ということしか情報がない。ひとまずは粗くネットを探してみる努力はするが、実りがないだろうことは予想がつく。フブキもきっと散々探しているだろうし。
「…………じゃあまずは、僕の超能力の出番ですね」
考え耽っていた俺が顔をあげると、少し顎を突き出して得意気な表情のフブキが腕を組んでいた。
「……まぁ、そうなるな。能力が本物かどうか見せてもらおうか」
「疑ってるんですか?」
「まだ見てないからな……それで、どうやって探すんだ?」
背もたれに身を預けて、こちらも腕を組む。何が始まるかは知らないが、大抵のことでは驚かない自信があった。
しかしフブキは、きょとんとした表情を浮かべる。
「まだ無理です。能力を使うには、誰かに精液を出してもらわないと」
「……っ………………つまり?」
「協力してくれるんですよね、探偵さん?」
「…………いや待て、やっぱり無理だ!」
十秒間ほど、呆気に取られてありとあらゆる思考が頭を駆け巡った。フブキが望んでいるのは俺とのセックスらしい。まさかこんな早くにアウトラインに触れることになるとは思わなかった。
依頼者との体の関係は職業倫理的にあり得ないし、フブキは男であることが分かっている。いくら捜査のためだと言えど、もし彼が何の能力もない一般人で、例えば男性のフリをしたニューハーフのハニートラップだったとしたら、まんまと罠にかかるわけにはいかない。あらゆる可能性を考えたが、俺である必要はないという結論に至った。
「……無理?依頼受けてくれるんですよね?」
「依頼者と肉体関係は持てない。誰の精液でもいいなら、別の入手手段を考える……」
フブキは少し顔をしかめて、覚束ない俺の態度をたしなめるように反論してきた。
「そんな面倒なことしてる時間無いですし、誰に頼むっていうんですか。それにこれは……セックスじゃないですよ」
「……はぁ?いや、無理がある」
「これマンコじゃないですもん!ただの排泄器官です。超能力を使うには、必須なんです」
「………………………………」
抱えた頭と伏せた視界で、チラリとフブキの股に視線がいってしまう。白い体毛に縦に入った切れ込みが、その奥を想像させてくる。見た目はどう見てもマンコで、その中に精液を注げと催促されている。やっぱりこれは何かの冗談だ。
「…………いや、だが─────」
「───それに僕知ってます。探偵さん、さっきからずっと勃起してるでしょ?」
フブキの冷静な声色に何も反論が浮かばなかった。片手で両目を覆って、羞恥心を逃がそうと努力する。自分でも情けない……そっと股を隠すように脚を組んだ。
それとは対照的に、フブキは股を拡げながらその割れ目を俺に見せつけてくる。
「これも超能力か分かんないけど……僕勃起してる人が近くにいると分かるんです。この疑似マンコが、精液を求めてるせいかもしれません」
「………………あぁ確かにそうだ。だがそれが行為に及ぶ理由にはならない」
「なりますよ。利害は一致してます。どっちみち探偵さんの精液をくれないと、他の超能力者は見つけられません。双方合意の上、誰かにバレることもない。探偵さんも、僕のマンコ味わってみたいんでしょう?」
フブキは思いの外弁の立つ青年だった。さっきから必死に収まれと言い聞かせているにも関わらず、俺のチンコは固さを失うことなく、ズボンのチャックを押し上げている。最近は頻繁にオナニーする暇もなく、言われてみれば溜まっていることを思い出す。
男を誘惑するために存在する、フブキの割れ目。そりゃ理性を捨てれば、全く興味がないわけではない。でもそんなことは関係ないのだ。俺はちっぽけな探偵のプライドで、今日まで必死に仕事をしてきたのだから。
「………………悪いが、断る。俺は─────」
決心がついて、顔を持ち上げた瞬間だった。
「………………俺は…………っ……………………」
フブキはソファーの上に身を預けて、いつの間にか靴を脱ぎ、両足をM字に大きく広げていた。自然と視線が集中するそのピンク色の割れ目に、フブキの華奢な指が触れて、中を拡げながら見せてくる。
幾重にも重なるピンク色の舌のような突起が、花弁のように何枚も奥まで続き、その一枚一枚にはびっしりと小さなイボのようなものが付いている。舌からは絶えず唾液よりも粘性の高い、蜜のような匂いの透明な液体が染み出ていて、いくつか糸を引いていた。
その穴の奥までは、弁に覆われてどうなっているか見えない。そこをいますぐ探求しに行けと、ズボンに押さえつけられて痛いほど勃起するチンコが主張してきていた。
「………………俺…………っ…………は…………その…………」
何か今すぐ、この誘いを断る理由を思いつかなければならないというのに、俺の目は蠢くピンク色の割れ目に釘付けで、瞬きすら惜しいほど食い付いていた。一嗅ぎ蜜の匂いを吸ってしまえば、体が勝手に前のめりに、もっともっととその甘い媚薬を求めてしまう。犬の鋭い嗅覚で嗅げば嗅ぐほど、興奮が倍増していき鼻息が荒くなってくる。血が集まり過ぎてスーツ越しにも分かるほど隆起するチンコを、今すぐ解き放たないといけない理由を考えるようになっていく。
「………良いですよ。探偵さんのチンポ……ここに突っ込んでください……」
「……ッ、…………ハァ……ッ………………ハァ…………」
すっかり淫らな表情に様変わりしているだろうフブキだが、俺は顔なんて見ている余裕がなかった。食い入るようにそのマンコを見つめながら、自然と前後に微動する腰を押さえつけるのが精一杯だ。スーツに擦れて本当に微弱な快感がチンコに与えられ、ますます溢れてくる唾液を飲み込んだ。
「……ッこれが…………っ、お前の能力……か……ッ……」
「…………そうです。でもまだまだ序の口ですよ……自分じゃ分かんないけど、ここにチンポを入れた男の人はみんな、10秒も持たずにイっちゃうんですよ?」
「……ッ、ハァ………………ッ………………!」
もしあそこにチンコを入れたら……?あの舌のような大量の弁に舐められるように包みこまれ、ぐちゅぐちゅの液体でぬるぬるにされてからシゴかれる。その極上の快感を想像した瞬間に、どぴゅりとチンコから大量の先走りが飛び出したのを実感した。
「…………ドーベルマンだし、鍛えてるから探偵さん性欲強いでしょ?1回っていわずに何度でも……気が済むまで中出ししてくださいね」
「……フゥ……ッ…………フ……ッ……ハァ……ッ!」
フブキの声は都合のいい話を受け入れたい俺の脳に、すんなりと入ってくる。もう理性的な自分はほとんどいない。まだ飛びかかっていないのは、必死に衝動を押さえつけている探偵のプライドにすぎない。牙を剥き出して興奮しながらも、頭の声は戦い続けている。あと一押し……あと一押しがあれば……ッ俺は……。
その時フブキは、ツプリ、とその指を割れ目に挿入すると、甘いため息を漏らしながら、指にたっぷりと粘液をまとわりつかせ、徐に俺の鼻に近づけてきた。
「……これはセックスじゃなくて、ただの探偵さんのオナニーです」
「スゥゥゥゥゥ…………ッ、ハァァァッ!ハァッ!!」
間近でその匂いを嗅いだ瞬間に、頭の中でプツリと、理性の糸が切れた音が聞こえた。
次の瞬間俺は、勢い良く立ち上がってバタバタと忙しなく、ズボンのベルトを緩めもどかしい下半身の布を脱ぎ去った。勢い良くずり下ろしたパンツに引っ掛かって、ブルンッ!と上下に揺れながらガチガチに勃起したチンコをフブキに見せつける。もがきながらとにかく早く靴を脱ぎ、下半身を自由にすると、挟んだ長テーブルを軽く飛び越えて、フブキのソファーの背もたれに手をついた。
あまりの興奮にフル勃起して、最大限まで長さを主張するチンコが、フブキのマズルの目の前でビクビクと痙攣する。ポタポタと先走り汁が垂れて、フブキのTシャツに染みを作った。
「……ッ……、やっぱり…………ッ……おっきい……」
「ハァッ…………ハァッ!………ハァッ、ハァッ!」
酩酊したように頭が覚束ないまま、本能のままに俺は膝を曲げて、フブキの割れ目の前に自分のチンコが挨拶する様を見守った。ポタポタと垂れる先走りは、ヒクヒクと俺を誘惑する割れ目に染み込んでいき、粘液と混ざっていく。それを受けてさらに活性化する弁たちが、早く早くと蠢いてチンコに媚びてくる。
正直なところ、ゆっくりと楽しむなんて余裕俺には無かった。今すぐこの割れ目にチンコを突き入れろ!と目眩がするほど脳みそに命令される。溢れる唾液を何度も飲みながら、俺はさらに腰を落とした。
「ハァッ……!ハァっ!ハァッ!ハァァァッ!」
「…………ッ……んっ………………!」
ぶちゅッ、と血管が張り詰めた真っ赤な亀頭と、割れ目の入り口のヒダが下品なキスをした。柔らかい肉の感触を敏感な亀頭で感じながら、いつものように腰を進め、チンコを割れ目に押し込んでいく。
だが、亀頭が入った瞬間に、1枚目の弁がペロリと亀頭をねぶり、俺は思わずぶるりと腰を震わせた。
「……ッフゥゥ……ッ、……くぅ……ッ!!」
1枚目の弁は肉厚で柔らかく、蓋をするように隙間なく入り口を包み込む構造をしていた。亀頭が触れるためかイボの突起は控えめで、弁自体が厚く大きい形をしている。中からの液体を漏らさないよう、弁の裏側に液体が溜まるような窪みがあり、そこに貯まった粘液をたっぷりと塗りつけられ、挿入の下準備をされる。
少し腰を進めると、1枚目の弁で俺のチンコの太さに合わせて肉の筒を型どって、逃がさないように緩く締め付けてくる。カリ首がそこを通った途端、甘い快感が広がっていく。
ほぼ2枚目の弁に亀頭が到達すると、そこには狭く小さい弁が大量に隙間なく並んでおり、じゅくじゅくの粘液で満ちた割れ目の中をそれぞれが別々にチロチロと舐めてくる。弁の1つ1つの先端には、少し固めのイボがついており、圧力は少ないながらも亀頭の周りを磨くように刺激され、ここで止まってもすぐに射精してしまうだろうと悟らされた。
「……ぉお"……ッ!ハァ……ッフゥッ!」
「んッ…………ふとい……ッ…………」
色っぽく甘い声を漏らすフブキの声は耳に入っていたが、俺はチンコと割れ目の結合部に夢中で、食い入るようにそこを見つめていた。亀頭を過ぎてチンコの幹の部分が1枚目2枚目を味わうにつれ、フブキの鼓動に合わせて胎動する弁の温かい締め付けが、少しでもチンコの面積を包んでほしくてたまらない。
さらに奥に腰を進めると、中にやや狭い輪っかのような弁を感じる。まるで人工的に作られたかのような、固めの輪っか。それは俺のチンコよりほんの少し細い直径で、亀頭がむちゅりと引っ掛かる。だがそれも構わずその弁を亀頭が通りすぎた途端、亀頭のくびれ、特に裏筋をコリっと刺激され、連動するようにガクッと膝が震えた。輪っかの裏筋側の縁には、裏筋を刺激するためだけにあるかの如く、縦1列に並んだ二又のブラシのような突起がくっついていたのだ。腰を振る度にここを何度も何度も通りすぎることを考えると、凶悪と言っていいほどの快感がチンコをゴリゴリと擦ってくるのに、耐えられる男はいないだろう。
「うゥゥッフゥッ!ハァッあっ、くッ、ハァッ……」
恐ろしいのは、まだこれは片道なのだ。奥からチンコを抜くときに、また違った快感で徹底的になぶられるのは本能的に理解できた。入れたが最後、引き抜くまでに射精を促される。俺はもう完全に引き返せなくなってしまった。
3枚目の弁を突破した頃には、チンコの半分以上が挿入されていた。血管が浮き上がりビキビキになった黒いチンコを、ぐにぐにと締め付けながら弁の1枚1枚がねっとりとしゃぶってくるような快感。想像していたものよりずっと強烈で、1センチ挿入する度に頭を殴られているかのようだった。
「……ッぉ……ぅ……ッ!ハァ……ッフゥ……ッ!」
「…………ッ、…………ッ………………」
最後の一息だ。輪っかの弁にしごかれるようにチンコを擦られて、もう限界寸前だった。ズブズブと限界まで張り詰めたチンコを押し込めて、鼠径部同士をくっつけようかと試みたとき。
そこには最後の刺激が待っていた。
「……ッッくゥゥお"ッ!!!」
柔らかい肉の布団のように亀頭を包み込んでくれたかと思えば、その肉には丸く固いイボイボがついており、あたかも亀頭責めような刺激に悶絶する。亀頭しか到達し得ない最深部にはさらに、中央に細長い突起が飛び出していた。
その突起は俺の挿入に合わせて、ぱっくりと開いた尿道の入り口にぬるりと入り込み、ムズムズする尿道の内側を、精液を引っ掻きだすかのようにツプリと入ってきた。
───その瞬間、俺は射精した。
「ッウ"、ッ、……ぉ……オオ"ォオ"ッお"っほ!!♥️」
どっぴゅんッ!!どっぴゅんッ!!どぴゅッ!!どぴゅぴゅぴゅッ!!!どぴゅぴゅぴゅッ!!!!
「……ふゥうぉお"おッ!♥️いぐッ……イグっ!!♥️」
言う前に俺はもうイッていた。
尿道から凄まじい勢いで発射される精液が、亀頭から噴き出すたびに脳を焼かれるような快楽で五感を塗り尽くされる。あまりの気持ち良さに声も顔も何一つ体裁を保てず、ただ種付けするだけの獣に成り下がった。腰が勝手にヘコヘコと小刻みに動きだし、小さな小さなストロークでチンコをさらに心地よくしていく。加えて俺の射精に気付いているかのように、割れ目の肉はみっちりとチンコに絡み付き、絶対に離さないとグニグニと締め付けつつ、射精を促進させる弁の動きは止まることがなかった。
びゅーびゅーと小便のように精液が噴射され、膝をガクガクと揺らしながらヘコヘコと腰を振る。もし見ている人がいたら俺はアへ顔と言われる顔を浮かべていただろう。だらしなく口の端から舌をはみ出し、眉間にシワを寄せながら、少し上の虚空を見上げて何度も何度も押し寄せる絶頂の波を味わう。こんなに長く射精したのは初めてだった。自分でもまだ終わらないのかと思うほど、チンコの噴射は続く。
「……ヘェッ……ハァッハァッ♥️……へッ……ぉッ!♥️」
「……ッあッ、こんなにいっぱいっ……!!ッはああッ、ダメッ……!♥️イクっ!いくいくっ……♥️ッんはっ、ああぁあッ!!♥️」
「ヘェッ……♥️!ヘッ……!へッ……!!ヘェェ……ッ♥️」
フブキがビクビクと痙攣すると、キュンキュンッと割れ目が締まり、何度も収縮してしゃぶりつかれる。おさまりかけていた射精の波がまた延長されて、体中の水分を吸い取られているかと思うほど、精液をたっぷりと注ぎ込んだ。
長かった射精がようやく終わりを迎えると、吐き出し終わったチンコに貪欲に絡み付いてくる弁が、心地よく揉みしだいてくれる。まだこの割れ目で一擦りもしていないというのに、入れただけで無様に射精してしまった。ようやく呼吸が落ち着いて、幾分か冷静に考えられるようになった頃に、ふと真下のフブキを見下ろしてみると、先程の俺のように蕩けきった恍惚の表情を浮かべていた。
「……ッ…………ぁ……ッ……!………………」
「……………………………………」
もしかして中出しでイっていたのかと聞きたくなったが、挿入だけでイってしまった俺が何を言ってるんだと恥ずかしくなる。一応これでも昔はそれなりに遊んで、女性の扱いには自信がある方だったんだが。
だがしかし、フブキのこれは間違いなく女性器ではないことは明らかだ。実際挿入してみると形状が全然違うし、今もなおまるで別の生物かのようにうねうねと動き回り、萎えかけのチンコを刺激してくる。
一度冷静になれたとはいえ、割れ目を観察しているだけで血流が集まってくるのを感じる。あの謎の粘液の効果だろうか、媚薬のような効能があるのかもしれない。
温かくて心地よい感触にしばらく抜く気が起こらなかったが、いつまでやってるんだ己を叱責し、ゆっくりと腰を下げてチンコを引き抜いていく。
「……ッ、ふ……ッ!………………ッく」
「…………ッあっ、………………ッ!」
引き抜き始めたとき、一気に抜かなくて正解だったと思い知ることになる。この柔らかい肉感のどこからそんな力が出ているのかと思うほど、とてつもないバキュームが俺のチンコを襲った。離さないと言わんばかりに弁の1枚1枚がぴったりと吸着し、何枚もの舌にねぶられながらバキュームフェラをされているかのような錯覚に陥る。挿入するときはあれだけスムーズだったのに、出るときは締め付けがきつくなって、自分自身でチンコの表面全てを弁に擦り付け、しごいているような状態になる。もし挿入で射精しなかったとしても、引き抜く際には必ず我慢できなかっただろうと、この快楽にまだ上があったことを思い知る。
離してくれない弁の快感から何とか逃げ切りながら、ようやく亀頭がじゅぽっと下品な音を立てて引き抜かれた。粘液まみれでヌラヌラと光る俺のチンコは、引き抜くときのバキュームの快感によって、まるで3日抜いてないかのようにパンパンに張り詰めて、フル勃起していた。
「……ッ……ハァ……………………ッたく…………クソ………」
軽く悪態をついて周りを見渡し、さっき破るように脱ぎ捨てた下着を探す。頭の中で、今すぐチンコを割れ目の中に戻せ!気持ちいいぞ!と誰かに催促されている気がする。だが一回出した以上、これ以上は捜査に関係ない行為となる。そう何度も何度もフブキに理性を失う無様な姿は見せられないしな。
膝を伸ばしてまっすぐ立つと、目の前のソファーで力の抜けた姿勢になっているフブキと自分の体格差に気がつく。身長は30センチ以上違い、当然俺のチンコはフブキの腹をみっちりと満たしてしまいそうな体格差のはずだった。だがフブキの割れ目は通常の女性器よりも広く、深かった。自分よりも大きな種族に挿入されることを前提としているかのような構造だ。
加えて不気味なことに……あれだけの量を全て中に出したというのに、フブキの割れ目からはそれが全く漏れる様子がない。ビクビクと震えて、弁はまた次のチンコを求めて収縮しているにも関わらず、消えてしまったかのように精液は見当たらない。
「……………………犬塚…………タケルさん。……ふ、へへ、スゴい量だった…………」
そのとき唐突に、多幸的な顔をしたフブキがこっちを見つめ返しながら喋り始めた。
「………………なぜ名前まで知ってる」
「…………言ったでしょう?精液を出されると、その人の情報が……断片的に分かるんですよ。犬塚タケル、33歳、出身は……東京ですか。でも子供の頃にタイに居たんですね……」
微笑みながら俺の個人情報を列挙していくフブキ。探偵業をしていると、こういった情報は誰にも明かさず、深く知られていない方が都合がいい。この情報に至るルートは限りなく少なく、ハッカーでも雇えば手に入れられないこともないだろうが……そこまでして得るほどの価値はない。
「……………どこまで分かるんだ」
「……頭の中に、断片的な映像が浮かんでくるんです。こういう基本的な情報は、記憶の引き出しの手前にあるので……最初に分かるんですよ」
「……………………………………」
互いに下半身を露出した状態で──なんなら俺はまだ勃起が治まらないが──フブキの能力が本物かどうか見極めるやり取りが行われる。少しのボロでもあろうものなら、罠にはめられている可能性がある。
上階でずっと鳴っていたドリルの音が、ピタリと止んだ。
「………………なら、さっさと別の能力者を探せ。もう充分出しただろ」
「……つれないですね。精液の量に応じて、能力が使える時間や強度が変わるんです。もっと出してくれてもいいんですよ?犬塚さんのチンポ、まだビンビンじゃないですか」
「……最低限必要な量以上は提供しない。個人情報が暴かれるなら尚更だ」
「それは建前でしょう?本音はすぐに……僕のマンコにハメたくてウズウズしてるんですよねぇ?」
「……ッ……………………!」
フブキはフル勃起したまま我慢の涙を流す俺のチンコの突端を、人差し指の腹で先走りを掬いとると、それを自身の割れ目にあてがって、食べさせるように塗りつけた。ずっと見ないように、匂いを意識しないように努力してきたが、射精から時間が経つにつれ、本能が割れ目めがけて発射したいと、体があちこち疼いてしょうがない。ネクタイを緩めたYシャツに、冷房も効かないほどの熱で汗が染みており、フブキには黒い毛皮がシャツ越しに見えているんだろう。
すぐにでも下着を取ってきて、震えるチンコに目隠しをしないといけない。フブキにも下着を履かせ、捜査に乗り出さなければならない。俺の意識はずっと命令を下しているのに、体が思うように動かないのだ。
「……もう……爆発しそうじゃないですか。もう1回ハメたいって……中出ししたいって」
フブキは余裕のある口ぶりながらも、官能的な表情で自身も酔っているかのように、俺のチンコから目が離せないようだった。視線を感じてビクンビクンと痙攣するチンコは、まだまだ元気いっぱいだと、斜め45度に真っ直ぐ反り勃っている。なにもしていないだけで辛くなるほど、ムラムラしてしょうがない。こんな経験は初めてだった。
「答えてください……もう1回、したいですよね?中出ししたいですよね?今度は激しく抜き差ししながら、奥の奥に種付け……っ」
「……ッやめろ……ッ、……その手には乗らん……ッ!ハァッ…………!」
俺の理性を崩すために、フブキは敢えて言葉を選び、俺に想像させようとしている。先程の腰が砕けるような快感を。もしこの割れ目で激しく腰を振ったら、どんな快楽に見舞われて、一瞬で絶頂に導かれ……あの長く意識が飛びそうな射精をもう一度……。
……いかんいかんいかん。抵抗しなければ……もう俺はヤらないと決めたのだ。探偵のプライドを思い出し、今こそ背を向けて下着を履くときだ。さぁ今だ、後ろを向け……今だ、ほら…………さぁ今こそ……探偵の……プライドを…………。
プライド?1回も2回も変わらないんじゃねぇか?
「…………ッハァァァッ!!フゥゥッ!フゥゥッ!!」
俺を陥落させたのは、たった一言の反論だった。思い浮かんだ瞬間には、チンコを握りしめ、割れ目に向かって先端をあてがっていた。もちろん頭の中ではまだ警鐘が鳴っている。引き返せ!まだ間に合うと訴えている。入れるな、入れるな、入れるな───
───ちゅぷッ♥️
「お"……ッふ……♥️!!」
ズブズブブブブブッ!!!
「あ"ッ♥️……ッひ、…………ふゥッ♥️」
どんなに理性を強く働かせようとしても、このマンコには敵わなかった。背もたれに両手をかけて、フブキに倒れ込むように体を密着させながら、あっけなく腰を進める。フブキに顔を見られていないと分かった途端、だらしなく口を半開きにして目を真上を向けながら眉間にシワを寄せる。
「ッお"♥️お"おッ……ォ……ッ♥️」
勝手に喉から声が漏れるのは、最深部に到達してたくさんの弁にチンコをぐちゅぐちゅにしゃぶり尽くされるのを、射精しないように必死に堪えているからだ。2回目だというのに慣れることはなく、コリコリした突起と柔らかい肉、ヌメヌメの粘液に包み込まれシゴかれる快楽は、俺の頭から完全に思考を奪う。
本能のままに、ゆっくりと腰を引き始めるも、ここから待っている地獄のバキュームに挑む準備は出来ていなかった。ぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅッ♥️と下品な音を奏でながら、チンコ全体にしつこく吸い付いて離れない肉壺を、目をつむってチンコに最大限集中しながらたっぷり堪能する。
「ッハァァァッお"ぉおぉッ♥️フゥっ♥️ク♥️ハァッ♥️ハァァァッ……♥️」
感じるままに呻き声をあげながら、それでも何とか1ストロークを達成した。1枚目の弁にカリ首をみっちりと包まれながら、再度2回目の挿入を始める。最早自分の意思なのかも分からず、口の端からポタポタと唾液をこぼしながら、本能のままに腰を振り始める。
1発目は挿入するだけで射精してしまったが、あれは溜まっていたのもあるんだろう。初めての感触に驚いたのも大きい。本来俺は早漏じゃないし、相手を満足させるまで自分はイかないように調節もできる。気持ちいいスポットを探り当てて、もう許してと言わしめるまで虐めてやるのが好みなのだ。
ズブズブズブゥッ♥️♥️
「ッハァあ"ッ♥️ぉお"あ"ぁッッッ!!♥️いぃい"い"ぐぅう"うう"ぅゥゥゥッッ!!♥️♥️♥️」
どぴゅッ♥️どぴゅッ♥️どぴゅッ♥️どぴゅッ♥️びゅぐぐッ♥️びゅるるるッ♥️
あのコリコリした輪っかを通り抜けて、裏筋を突起ブラシが擦った途端、呆気なく射精した。白目を剥きそうになるほど上を見上げながら、痙攣する腰をグリグリとフブキのマンコに擦り付けて、また何度も何度もしゃくり上げる長い射精が始まった。次から次へとビュルビュルと精液が尿道を駆け上がって射出していく感覚を断続的に味わいながら、雄の本能に身を任せ、奥へ奥へと種付けする。こんなに気兼ねなく生中出しできることなんてそうそうない。それも一擦りでイッてしまう極上のマンコに、精液を送り出すのを手伝ってもらいながら、噴出し続ける。
「ッあ"ぁ……♥️……ッは……ッ……♥️あ"……ッ!」
「はぁあっ♥️まだッ……出て♥️すご……ッ♥️あ"ぁ、しあわぜ……ぇ……ッ♥️もっど……♥️ほし……ぃ♥️」
「お"ッ…………♥️……っ、あ"ふっ……♥️あ"ッ♥️」
ビュクッ♥️ビュクッ♥️ビュクッ♥️ビュクッ♥️
噴射のような射精の次は、肉の弁にグニュグニュとチンコを包まれなぶられ揉まれながら、尿道に残った分を全て吸い尽くすような追い打ちの射精が訪れる。チンコが気持ちいい。頭に浮かぶのはそれだけで、それ以外の感覚は消え失せてしまったかのように、脳に快楽を刷り込まれていく。
「へっ♥️へ……っ♥️……っへ……♥️……っ♥️」
「ぁあっ……♥️頭……♥️とろけるっ……♥️」
「……ッ♥️…………は……♥️…………は…………はぁ……ッ」
ビュクッ♥️と最後に吐き出すとようやく射精が止まってくれた。俺は押し潰すようにフブキに体重をかけながら、互いの凹凸が見えなくなるほど腰を密着させ、尚もグネグネと蠢いて射精後のチンコを心地よく、厭らしくマッサージしてくれるマンコに舌を出しながら肩で息をしていた。射精中はあんなに搾り取るように吸いついてブラッシングしてきたくせに、射精後は優しい刺激に切り替わり、フブキの鼓動に合わせて熱い肉に揉みしだかれる。しかしこちらの射精欲を刺激する程度に、裏筋に突起をピトリと当てて、金玉をギュンギュン唸らせることに余念がない。
「…………はぁ…………ッ……はぁ…………ッ」
「……ぁ、……ッ……♥️」
「……ッ…………ふぅ……ッ…………っく……!」
永遠にこうしていたいほど、射精後のマッサージは蕩けるような快感だった。しかしいつまでもこんなことしていられない。俺がゆっくりと腰を引いてチンコを引き抜こうとすると、途端にキュンキュン締まり、待って待ってと嘆願される。甘い刺激の後は強い刺激で勃起を誘発してくる、飴と鞭の使い分けが本当に上手なマンコだ。
じゅぷぷぷッ♥️と下品に吸い付かれながらチンコが割れ目から抜けていく様子を眼下に見守る。見慣れた自分のチンコが赤黒くグロテスクに勃起していて、精液は1滴たりとも付いていない。あれだけ出して、まとわりついているのはマンコから染み出る透明な粘液のみ。中がどうなっているかは知らないが、フブキの体に吸収されているのかもしれない。
「……ぁん♥️すご……ぃ……♥️」
「……ッ……はぁ……………………はぁ…………ッ」
「…………ん…………♥️…………ッ…………」
「………………………………………………」
亀頭がマンコの入り口で引っ掛かり、俺の腰も止まる。行かないで、とおねだりされているように、ヒダがムチュムチュと亀頭に吸い付き、動かなくても勝手に刺激してくる。マンコにフェラされてるみたいだ。
…………いや、そんなもんじゃない。これはその程度の快楽じゃない。
ズブブブブゥッ!!♥️♥️♥️
「ッはあぁあん♥️♥️」
「ッ何回でもっ♥️いいっつったよなッ♥️♥️中出していいってッ!♥️♥️♥️」
「ぁあ"ッあ♥️♥️あっあッ!♥️♥️」
「ッ、お"ッ♥️お"まえがッ♥️ッは♥️お前が悪いんだぞッ♥️♥️お前のっ、マンコ♥️♥️ッぅおッおッお"♥️♥️♥️」
そこから先はもう言葉はいらなかった。否、喋ることもできなかった。俺の興味はこのマンコに激しく腰を振ったらどうなっちまうかってことだけで、フブキのことも超能力のことも頭から薄れかかっていた。
一気に最奥まで押し込んだ後、それに勝る勢いで腰を引き、またズブリとチンコを挿入すると、散々堪能してきた暴力的な快楽に膝が戦慄き、探偵業で鍛えた足腰が痙攣して止まない。2発出し切ってイきづらくなるかと希望的観測は、自らした激しいピストンに一瞬で打ち砕かれる。結果的には2擦りで呆気なくビュービューザーメンを吐き出すだけとなった。
「へェあッ♥️♥️♥️あ"ぁッ♥️♥️♥️はッ♥️♥️♥️へッ♥️へぇッ♥️♥️ふぅッ♥️♥️♥️」
「ッんぅぅ♥️ふッ♥️♥️あッあんっ♥️♥️♥️」
頭が溶ける。ビュプビュプ迸る精液を片っ端から飲み込んでくれるマンコにだらしなく舌を出してアへ顔を浮かべる。俺が今までセックスだと思っていたものは何だったんだろうか。童貞を捨てたときの感動と興奮が、何十倍になって脳裏に蘇ってきた気分だ。これが獣になるということなのか。頭の中はマンコとチンコでいっぱいで、相手のことなんか考える余裕はない。ただ金玉の内容物を全て発射し、俺の種を注ぎに注ぐことだけに集中する、獣の交尾。射精が終わっても次の射精のことしか考えられない。俺は、孕ませる。絶対コイツを孕ませる。空になるまで射精する。
「ッはっ♥️あッ♥️ッへっえ♥️へっ♥️へッ♥️♥️」
「ッひ♥️あっ♥️イクッ♥️♥️あぁッ♥️♥️あんっ♥️」
「へェッ♥️へェッ♥️へッ♥️♥️へッ♥️♥️」
ソファに前足を放り出して、カクカクと腰を振りながら全自動種付けマシーンと化した俺は、正真正銘限界が来るまで、しつこく延々と中出しを繰り返すのだった。
「ッ…………ひ♥️…………っ……は♥️へぁ………………♥️」
「……………………………………」
「……っ…………は、…………はぁ…………はぁぁ……ッ♥️」
荒い息遣いだけが木霊する真っ暗な部屋で、何回目かも分からない射精を終えた俺は、ようやくチンコが完全に萎え、全てを出しきったと共に凄まじい疲労感に襲われていた。
姿勢を一切変えずに腰ばかり動かしていたもんだから、あちこちつりそうなほど体はバキバキで、快楽に悶えていた膝はパンパンだった。時間の感覚はなく、電気をつけることもしなかったため、ブラインドから射し込む夜の街の明かり以外に、この薄暗い部屋を照らすものは無かった。それでも良いくらい、夢中で腰を振りたくっていたのだ。
「ッ…………は………………ッ、ふぅぅぅ……ッ!」
「…………………………………………」
フブキはいつからか意識がなく、俺が射精する度にフブキもイッていたようで、気絶したか寝たか分からないが、ぐったりとソファの上で目を摘むっている。それでも尚完全に萎えたチンコをグニグニと揉んでくるマンコの貪欲さには、恐怖心を覚えるほどだった。
腰をゆっくりと引いて、数時間にわたる交尾の有り様を確認する。お互いの鼠径部にはマンコから溢れ出た透明な粘液が、ピストンによって捏ねられて真っ白に泡立ち、互いの獣毛を卑猥に煌めかせている。マンコのバキュームが意味を成さないほど萎えたチンコが顔を覗かせると、あまりの酷使に亀頭が真っ赤になっており、虐めを受けたかのようにこちらも粘液でビトビトだった。しかし俺が幾度となく吐き出させられた精液は1滴も溢すことなく、フブキの体に吸収されていったらしく、潤滑油以外の形跡は2人の股の間に存在しなかった。
「……ッ…………っゲホッ、ゴホッ……ッ………クソ……!」
「……………………………………」
久方ぶりにフブキから自分の体を取り戻したかのような気分で、俺はヨロヨロと後ろに倒れそうになり、テーブルの上にドシリと腰かけた。咳が出るし体も痛い。散々喘いで喉はカラカラで、膝はしばらく立ち上がるのが困難なほどガクガクだ。全てを吸い付くされたチンコはいつになく小さく見えるし、服を脱ぐのも忘れて夢中で腰を振っていたせいで、白シャツは汗が乾いたような臭いを発していた。
暗闇でも、フブキの純白の毛はよく見える。俺に散々腰を押し付けられてソファの形に沿って、人形のようにぐったりと倒れているフブキは、唯一露出した下半身を大きく広げている。その真ん中にある縦割れの亀裂は、初めて見たときよりも広がって黒くなり、またしてもそれが行為の激しさを物語っていた。
精液は枯れ果て、もう性欲なんて一欠片も浮かんでこない。それなのに、どうしてもマンコから目を離せない。初めは憎かったはずのマンコが、これだけ世話になってしまうと愛着が湧いてきてしまう。何べん出しても孕むことはなく、どれだけ射精しても壊れることはない。いつでもチンコを受け入れる聖母のような極上の穴。
「…………っ、クソ…………♥️………………超能力か……」
そこまで俺の価値観を変質させようとしてくるのは、紛れもなくフブキの超能力だ。俺はプロだ。呆気なく陥落したとはいえ常人よりも危機を耐え抜く力は優れていると自負している。こんな力を持っているやつが世界に数人いるってだけでも、その被害は無視できないものになる。このマンコにしつけられて、財産や権力を明け渡すような事件が起こっても、今の法律では裁くことも出来ない。早々に知る必要がある……能力者たちの所在を。
「……………………フブキ……………………すまん」
「…………………………………………」
煽ったのはフブキの方だが、理性を失い気絶しても尚交尾を続けた責任は俺の方にある。目が覚めるまでは安静にさせて、その間にやれることをやっておかなければ。今すぐ寝たいくらいの倦怠感だが、明日にでも捜査を始められるように。
暗闇の中のっそりと立ち上がった俺は、誘惑を続けるマンコをひと睨みすると、パンツを探してヨロヨロと歩き始めた。