レオ「ふぅ……」
最近、弟が心配だ。
というのも、弟が映ってるDVDが発端だった。
DVDの内容は……
『トロマン獅子がイク!カリ太ハンター【Rio】!』
というモノだった。
ちなみに弟の名前はリオン、【Rio】という名前もそこから取ったのであろう。
内容は、女装したリオンがひっかえとっかえに犯されるというもの。
生で、フェラも、アナルセックスも。
中身の濃さは……中々だった、実際抜いたし←
しかしながら、だ……
兄として黙っているのも宜しくないと思った。
ましてやロクに職に就かず、フリーターのままフラフラとしてる時に、コレだ。
まぁ、俺も趣味で始めた喫茶店だが、中々の収入が得られるようになった。
おとなしく俺の喫茶店で働いてりゃいいものを……
「おーい」
いやいや、俺の話はどーでもいい、弟の話が問題だ。
確かに俺たち兄弟はソッチの気が無いワケではなかった。
女でも男でも抱けるし、抜ける。
正直、欲と背徳感に負けて弟とセックスした時もあった。
最近はスカ癖に目覚めそうな勢いなのだが……それは別のお話。
「心の声がダダ漏れだぞー」
弟も忙しいのかなんだか、最近連絡も取れない。
兄としては喜ばしいことだ、仕事すらしなかった弟が働いてるのだから。
職種は……まぁ、な、オイオイ……いや、目を瞑り……たい。うん。
レオ「……非常に、複雑…」
「だろうなぁ」
俺しか居なかったハズの厨房に、一匹の虎獣人が。
レオ「お前なんで入ってきてんだ!?」
トラジ「いや?店のドア開いてんのに店に誰一人居なかったから厨房に来たらお前が居ただけだぜ?」
コイツの名前はトラジ、俺の元彼だ。
別れた理由は……コイツが浮気したからだ。
レオ「……今更、なにしに来た」
トラジ「ツれねぇな、元彼が会いに来たってのに……まぁ、別に用はねぇよ、顔が見たくなっただけだ」
レオ「なら帰れ」
ギロリとトラジに睨みを効かせ、威圧する。
トラジ「オイオイ……嫌われてんなぁ、メシ食いに来た客にする態度じゃねぇぞ、ソレ」
レオ「お前はタカりに来てるだけだろ」
トラジ「よくご存知で♪」
ゴン、と手元にあったおたまでトラジの頭を叩く。
トラジ「あでっ?!」
レオ「店開けるから帰れ、お前の相手してる暇なんてねぇんだよ」
トラジ「んだよ、ツンケンすんなよ…」
ツンケンすんなよ、って……
レオ「元はと言えばお前が悪いんだろ!!ツンケンすんなよって!何だよそれ!?ツンケンさせる原因作ったのはお前だろ!俺が居ながら女抱いて、更には誤りもせず『向こう行ってろ』だ!?ふっざけんじゃねぇよ!俺は本気だったのにお前からしたらお遊びだもんなぁ?!」
トラジ「だから、女と別れてきた」
レオ「だから?だからなんだよ!?抱ける女が居ねぇから俺を抱かせろってか?女と別れたからヨリ戻そうってか?俺はお前のセフレじゃねぇんだよ!バァーカ!!」
トラジ「子供かよ」
レオ「浮気したお前に比べたら幾ばくかマシだ」
トラジ「……確かにな」
その言葉を後に、トラジは出ていった。
レオ「……ホント、子供かよ、俺……」
無駄に言い過ぎた……熱くなって、言っちまった……
ヘタリと流し台にもたれ掛かる。