サフィーと異世界の忘却封印魔法 中編 第6.5話 EGM-tos-ジュエルペット編

  ~前回までのあらすじ~

  願いの丘でお願いをした事でそこにいた10匹の

  ジュエルペット達は神に選ばれたものの、神の力が

  その身に完全に宿りきれず、覚醒に必要な覚悟などが

  足りないが為に魔法が皆使えなくなり、サンゴは

  舌が変色し何を食べても不味いと感じる様になったり、

  ルナやダイアナやミルキィは体が縮んだりなどの大変な

  事が起きました。その後、各々が自分と向き合い

  問題解決を目指す中、ルビーは一番最初にオリジナル竜也と

  邂逅し問題解決をした事で魔法が再び使えるようになり、

  その後、サンゴも魔法を使えるようになり舌も元に戻りました。

  そしてその頃サフィーは・・・願いの丘で解散後、

  魔法学校付属の図書館へと向かいエグマの事を調べようとしたら

  校長先生に会い、校長室に連れられて見た事も聞いたこともない

  異世界の魔法を披露され、渡辺竜也という魔法学校の先生だった人

  がある日突然ブルードになった事など色んな衝撃の話を

  聞かされた後、ジュエルポッドという異次元のジュエルペットの

  世界にあったとされる魔法具の試作品の1つと

  渡辺先生が住み込みで暮らしていた部屋に通じる

  地下倉庫の鍵を受け取りました。そしてサフィーはその倉庫で

  更に衝撃的な人間の女性とジュエルペットの男の子が

  セックスをするという驚きの映像をホログラム魔法で

  目撃するとサフィーの右手にも何か不思議な紋章が

  少し欠けた状態で現れだし頭の良いサフィーはすぐに

  これがブルードの言っていたANCIENT GOD Magicの紋章で

  覚醒に必要な知識か覚悟を手に入れかかっているのだろうと

  推測をし始めたころ、そういえばいつから自分は人間の男性を

  恋愛対象として好きになっていたのだろうかという気持ちに

  なると同時に何か大事な事を忘れている様な気がしてきていた。

  そして地下倉庫の奥の渡辺竜也の部屋を訪れるとそこには

  渡辺竜也のアルバムがあり、それを見始めたサフィーは

  何故か忘れていた魔法学校入学前の記憶を徐々に思い出してきて

  少し頭が混乱してきていたさなか、アルバムを見ていくと、

  魔法学校入学前にエンスィと渡辺竜也とサフィー自身が

  1枚の写真の中に納まっている衝撃の写真を発見。そして

  それを見たサフィーは改めて渡辺竜也の事に対し強い好意を抱くと

  同時になぜか罪悪感のような感情にもさいなまれていました。

  そんな中、アルバムの中に写っていた渡辺竜也が共著した本が

  部屋の中にあることを知ったサフィーは時間も忘れてその本を

  夢中になって読み出しました。すると・・・

  学校が閉館となるPM6時になったのにも気付かず、校長が

  地下倉庫の中へ声掛けをしても反応がなかったために校長は

  既にサフィーは帰ったのだろうと勘違いをしてしまいそのまま

  地下倉庫の南京錠を外側から掛けて、サフィーは地下倉庫内に

  そのまま閉じ込められてしまうのでした・・・。

  サフィーがそれに気付いたのは、校長も完全に残業の仕事

  を終えて帰ったPM6時半過ぎだったため、ドアをノックして

  声を荒げてもサフィーの元に誰も助けは来ませんでした。

  しかも運の悪い事にサフィーが校長からもらったジュエルポッドも

  校長が充電器を渡していなかったために電池切れを起こし、

  校長に助けを呼びたくても呼べない状況になってしまってました。

  仕方なく明日の朝8時頃の先生や生徒が来る時間までこの部屋で

  寝泊まりして過ごそうと決意をしたサフィーは読んでいる途中

  のままだったアルバムを再び読み始めるのでした・・・。

  そしてその頃、オリジナル竜也もサンゴたちの提案でサフィーに

  会いに行こうと家に訪れるも、まだ家に戻ってきていないことに

  気付き、行きそうな場所としてルビーが魔法学校の図書館と

  話していたので、もう閉まっているのはわかっているがこの世界の

  竜也がいた学校も見てみたいし、最悪中に入れなくてもいいから

  行くだけ行ってみようと3人で魔法学校へ向かいだしました。

  そんな中、校長もメールをもう1度サフィーに送るも返信がまだ

  ないどころか1つ前に送ったメールの既読すらついていないことを

  不思議に思っていると、充電が15%まで減っている事に気付いて

  そういえばサフィーに充電器を渡し忘れていたと漸く校長も気付き

  予備の充電器がある魔法学校の校長室へと慌ててUターンして

  向かっていくのでした・・・。

  そして同じ頃、地下の図書室兼元渡辺竜也の住み込み部屋だった

  部屋に閉じ込められていたサフィーは、アルバムの渡辺竜也の写真

  を見て自分が今当たり前のように外出する度に毎日の様につけてた

  お気に入りの頭のフワフワティアラは渡辺竜也に誕生日祝いに

  もらったものだったことを思い出すのと同時に、断片的に

  任意の記憶を封印する魔法やブルードにも願いの丘で会う前に

  会っていたかのような記憶がフラッシュバックで蘇りました…。

  そしてこれは、そんな最中にオリジナル竜也達がついに魔法学校が

  目で捕らえられる距離までに移動してきた直後に起きた出来事…。

  [newpage]

  竜也「中々大きい学校だな。正門はどの辺だ?」

  サンゴ「あっちだにゃん。」

  竜也「ん~?あぁ、あっちね。了解っす。んじゃ、

  とりあえず近くに降りてあとは歩いて見てまわりましょうか。」

  ルビー「は~い!」

  サンゴ「わかったにゃん!」

  そう言うと竜也は学校の数歩手前の場所に降り立った。

  サンゴとルビーはホウキに乗ったまま竜也の顔の高さ辺りまで

  高度を下げて横に並んだ。そして竜也がその場で立ち止まったまま

  改めて魔法学校の正門を見つめながらこう言った。

  竜也「ここが俺のアザーが先生をやっていた場所か・・・・・・

  まだ融合して間もないせいで意識して思い出そうとした

  記憶以外はちゃんと共有しきれてないというか・・・俺の記憶

  として定着までしてないから本来なら懐かしさを感じるはず

  なのに新鮮さを感じちゃってるなまだ・・・。まぁ、

  この問題はおいおいだな。」

  ルビー「一人でさっきから何の話してるの・・・?」

  サンゴ「こっちの世界の竜也って…夢の中に出てきてたあの?」

  竜也「あぁ。渡辺竜也って名前でここで数年間先生をしていた

  らしいな。その前は科学者をやっていて・・・そういや

  エンスィのアザーの記憶もあったな。あとは・・・

  いや、今記憶貪るのはしなくていいか。とりあえずさっき

  言ってた学校付属の図書館って言うのはどこだい?」

  ルビー「あっちの方だよ。ほら、あの建物!」

  竜也「あれ全部図書館なのか・・・?」

  サンゴ「そうだにゃん!数万冊はあるにゃんよ?」

  竜也「ほえぇ~・・・。別館の建物内全部が図書館とか

  ただの学校付属の図書館とは思えないレベルの規模っすな…」

  ルビー「まぁ、この辺・・・というかジュエルランド内で

  図書館ってココだけだからこのくらい普通なんじゃない?」

  竜也「そうなの?」

  サンゴ「うん!他の図書館っていったらマギアランドか

  スウィーツランドにしかないにゃん。ジュエルランドの

  図書館はこの魔法学校付属のココだけにゃんよ?」

  竜也「皆が利用する場所だからこの規模って訳か・・・」

  ルビー「多分そうなんじゃない?私も詳しい事情は

  正直よくわかんないけど・・・(笑)」

  オリジナル竜也たちがそう正門前で図書館の方を見つめながら

  そんな会話を3人でしていたその時だった。

  モルダヴァイト「急げ急げ~!早くサフィーに充電器を

  届けなくては・・・!」

  竜也「ん・・・?何の音だ・・・?」

  ルビー「え?音・・・?」

  サンゴ「あ!あっちから誰か走って来てるにゃん!」

  ルビー「あれは・・・?あ、モルダヴァイト校長だ!

  お~い!モルダヴァイト校長~!」

  モルダヴァイト「うん・・・!?その声は・・・?」

  モルダヴァイト校長はルビーの声に気付き猛ダッシュを

  途中でやめて正門前で急ブレーキするとルビーにこう返した。

  モルダヴァイト「おぉ!ルビーではないか。こんな夜更けに

  こんな所でどうしたのじゃ?」

  サンゴ「サンゴもいるにゃん!あと竜也くんも~」

  竜也「初めまして、モルダヴァイト校長。オリジナル竜也です。」

  モルダヴァイト「むん・・・!?たつ・・・や・・・?」

  モルダヴァイトは竜也という言葉に聞き耳を立てた後、

  ルビーたちと一緒にいるその男性をまじまじと見つめた。すると…

  モルダヴァイト「あ・・・!あぁあぁ…(泣)あぁぁぁぁ…!

  わ・・・!わぁ・・・・・・!」

  竜也「ん・・・?わ・・・?」

  [chapter:モルダヴァイト「渡辺先生ー!

  ぶわぁぁぁぁーーーん!!!」

  ルビー「えぇっ!?」サンゴ「んにゃっ!?」

  竜也「ぶぇぇぇっっ!?えっ!?

  ちょ・・・何・・・?」]

  モルダヴァイト校長はいきなりオリジナル竜也に渡辺先生と

  言いながら大泣きしてお腹辺りに飛びつきだしたのだった。

  そして大きな声でぶわーーんと言った後、きりっとした顔で

  竜也を見つめながら聞き取れないぐらいのめちゃくちゃ早口で

  一気にこんな事をすらすらと言い始めだした。

  モルダヴァイト「良かった…無事で本当によかった・・・!

  ついに元の姿に戻られたのですね・・・!(超早口で)

  例の口止めの約束の件ですが申し訳ない!ちょうどルビー達が

  卒業して数日後にアメトリンとトリスティンがわしにどこから

  覚えて来たのか嘘を見抜く魔法なるものを使ってきてのぅ…

  隠しきれずお主の事を話してしもうたのじゃ・・・その直後

  あの二人はお主を探しに行くと飛び出していきおった…

  なんとか行く直前に二人に試作品のジュエルポッドは渡したが

  初期化すらしておらん未開封状態だったせいでわしとも今は

  連絡が取れなくてな…本当はすぐにでもお主が戻ってきたと

  伝えて会わせてやりたい所じゃが…今となっては彼女たちの

  居場所すらわからんのでな…すまないが彼女たちの事もどうか

  探してやってはくれないじゃろうか?」

  竜也「ええっとぉ・・・(汗)」

  モルダヴァイト「ハッ!?そう言えば…(超早口で)

  元の姿に戻られたということはあなたに課せられた

  自身と同じ能力を持つ者達を見つけ出し覚醒に必要な

  助言を与えるという役目も終えたという事なのじゃろうか?

  先月直接偶然会った時にルビーたちを始めとする神に選ばれし

  者達の事は何人か聞かせてはもらったが…あれ以降他にも

  見つかったりはしたのか?そういや別次元にいたという

  愛を喰らう猫の吸血鬼や兎の魔法使いたちとは会えたのか?

  あ!あと別次元で思い出したがお主が命名したあの

  ランダムテレポートがついにアンバーたちの活躍により

  任意に作り出し好きなタイミングで異次元へ行ける魔法が

  もう完成しておりもうすぐ一般人も使えるようになる

  かもしれないとの発表があったのじゃがその話も既に耳に

  入っているかの?あれがあれば今後お主が別次元で見つけた

  神に選ばれし者達がいる所にも簡単に行けるようになるかも

  しれないのじゃがそう言えばお主が向かった次元がどこかも

  まだ聞いておらんかったがどこどこで誰々を見つけたのかは

  覚えておるかの?」

  竜也「あの…ちょ…校長・・・」

  モルダヴァイト「ハッ!?すまん・・・つい興奮して思わず

  年甲斐もなく質問攻めをしてしもうたわい・・・・・・」

  そう言いながらモルダヴァイトはゆっくりと竜也から離れた。

  そして竜也はその瞬間を見計らい、改めてこう切り出した。

  竜也「あのぅ・・・大変申しあげにくいのですが・・・

  最初に【初めまして、モルダヴァイト校長】とご挨拶させて

  頂いた通り私とあなたは初対面であり、申し訳ありませんが

  厳密には今の私は渡辺竜也ではありません。まぁ彼とは

  融合は果たしたので記憶は共有出来る状態にはなっているには

  なっているのですが・・・まだ自分の記憶としてすべて完全に

  定着しているわけではないのでご了承ください・・・。あと

  私の名前はオリジナル竜也です。」

  モルダヴァイト「むっ・・・?オリジナル竜也・・・・・・。

  ハッ!?そうか…例の別次元の同一人物というあれじゃな!

  そうかそうか・・・そうだったのか・・・すまん・・・

  思いっきりお主の姿を見て勘違いしてしもうたわい。じゃが…

  今の話から察するに・・・お主の中に今は渡辺先生がいる…

  という解釈の良いのかの?」

  竜也「はい・・・。今日の朝ごろ、ブルードという名のドラゴンが

  私のアザーを名乗り、事情を話したのち、私と融合しました。」

  モルダヴァイト「そうか・・・。お主は渡辺竜也ではなかったか…

  じゃが、完全に違うとも呼べん状況という訳じゃな・・・。」

  竜也「はい・・・ややこしくてすみませんがそうなります。」

  モルダヴァイト「そうか・・・。」

  竜也「ですが…なんかちょっと個人的に気になる話も沢山今

  されていましたね・・・そもそも校長はANCIENT GOD Magic

  のことなどもご存じのようですし・・・その辺の話、ちょっと

  詳しく聞かせてもらっても良いでしょうか?」

  モルダヴァイト「うむ、別に構わんぞ。サンゴたちにも

  関係のある話だし、ルビーにも一度聞かせたが・・・途中で

  寝られてしまって覚えておらんだろうからな。再説明も兼ねて

  皆で校長室に来て貰えるか?」

  竜也「わかりました。」

  サンゴ「なんのお話にゃん・・・?」

  ルビー「ルビーは1回聞いたって・・・?あぁ・・・

  もしかして・・・かなえちゃんのお話し調べてる時になんか

  聞かせてくれたアレ・・・?」

  モルダヴァイト「あぁ、あれじゃ。いつから寝ておったのか

  知らんからどこまでちゃんと聞いてて覚えておったのか

  確認も兼ねて改めて説明するとしよう。」

  ルビー「わかった!寝て起きたばっかりだから流石に今回は

  寝ないと思うから安心してね!」

  モルダヴァイト「フォッフォッフォッ!そうかそうか!

  よし、それじゃあここで立ち話もなんじゃし、積もる話は

  校長室でするとしようかの。今時間ならだれもおらんだろうから

  サフィーの時みたいに異世界魔法で部屋を隔離する必要とかも

  なさそうだしの。ハッ!そうじゃサフィー!そういやここに

  わしが戻ってきたのはサフィーに渡したジュエルポッドの

  充電器を取りに来たんじゃった。危うく忘れてしまう所

  じゃったわい・・・。最近物忘れが激しくてのぅ・・・

  わしも年かのぅ・・・」

  竜也「あっははは・・・(苦笑い)」

  モルダヴァイト「さて、そろそろ行くか。ついてきなはれ。」

  竜也「はい!」

  ルビー「は~い!」

  サンゴ「わかったにゃん」

  そう言って3人は学校の中に入り校長室へと向かって行った。

  [newpage]

  そんな中、時間は少し戻って竜也と校長が学校前に来るほんの

  少し前、渡辺竜也の住み込み部屋だった地下の倉庫に

  閉じ込められたままのサフィーは…渡辺竜也のアルバムを改めて

  見ている内に忘れていた記憶達が徐々に取り戻しつつあった。

  そしていつも自分が頭に付けているお気に入りのアクセサリー

  であるフワフワティアラが渡辺竜也から誕生日にプレゼントされた

  ものであることを思い出したサフィーは頭のフワフワティアラを

  そっと外して両手でそれを握ったままサフィーはこう呟いた。

  サフィー「自分が普段からつけていたこのフワフワティアラを

  くれた人の事を…なんで私は忘れていたんだろう・・・

  やっぱり・・・さっき断片的に思い出してきてる・・・

  任意の記憶を消す魔法が関係しているの・・・?私の身に…

  今一体何が起きているの・・・?」

  サフィーは不安そうな表情で両手でフワフワティアラを握りながら

  そう呟いていると、不意に右手の甲に違和感を感じ出した。

  すぐにその違和感に気付いたサフィーはフワフワティアラを握った

  ままそっと右手を顔の前に持ってくると、数時間前に見た時より

  右手の甲の模様がしっかりと浮かび上がってきていた。その模様は

  [[rb:♥>ハート]]と[[rb:♦>ダイヤ]]と[[rb:●●>マル2ツ]]と[[rb:▲>サンカク]]の模様になっていた。

  サフィーはそれ見た瞬間に直感的にこう感じた。

  サフィー「あれ・・・?右手の甲の模様がさっき見た時より

  はっきりとしてる・・・もしかして・・・私が大事な記憶を

  取り戻してきてるから魔法が使えるようになったのかしら…?

  ちょっと試してみましょうか・・・。」

  そう言うとサフィーは長椅子の上に置きっぱなしにしていた

  The love sexの本に向かって魔法を唱えだした。

  サフィー「レオノーラ!えいっ!」

  【ふわっ・・・】

  サフィー「あっ・・・!やった…やったわ!私・・・

  やっぱり魔法が使えるようになってる・・・!」

  そう言いながらサフィーはThe love sexの本を本棚に戻した。

  そしてその直後再びフワフワティアラを握ったまま右手の甲を

  サフィーはじっくりと眺めていると何故か1度魔法を使った

  だけなのにまた模様が少し欠け始めていることに気が付いた。

  サフィー「あれっ・・・?また右手の模様が欠けてきてる…

  たった1回魔法を使っただけなのに・・・なんで・・・?」

  そう不思議そうにつぶやいた直後持っていたフワフワティアラが

  不意に目に留まり、両手でそれを見つめながらこう言った。

  サフィー「そうだ・・・私の記憶が失われている件は・・・

  まだ何も解決していないわ・・・これをくれたのが本当に

  あの竜也くんだというのなら・・・・・・私はどうして

  彼のことを全然思い出せないのか・・・。これが・・・

  ブルードの言っていた私の抱えている問題なのかしら…

  これを解決しない限り・・・私が完全に魔法を使えるようには

  ならないってことよね・・・でも・・・どうすれば・・・

  どうすれば私の記憶は蘇ってくれるの・・・?」

  サフィーはふわふわティアラを両手で握りしめながらそう呟くと

  不意に断片的に思い出した記憶の中でエンスィが言っていた

  とある魔法の事を思い出しはじめた。

  サフィー「そう言えばさっき断片的に思い出した記憶の中に…」

  《サフィーのフラッシュバック》

  エンスィ『任意の記憶を封印する魔法・・・?』

  渡辺竜也『これが実現できればPTSDなどで困っている者達を

  根本的に救えるようになるかもしれないんだ!』

  サフィー『その役、私やります!』

  エンスィ『でも異世界の魔法なんでしょう?もし失敗した時

  レラビーダでもその封印を解除できるかどうか・・・』

  渡辺竜也『じゃあ、解除条件は白衣の僕を見るにしとこうか!』

  《サフィーのフラッシュバック終了》

  サフィー「確かレラビーダって・・・封印解除魔法よね…。

  それに断片的に思い出した記憶の中に任意の記憶を封印する魔法

  とか、異世界魔法って話もあった気がするし・・・何より

  その魔法を私が受けたような気もするし・・・・・・う~ん…

  よくわからないけどもしかしたらこのレラビーダって魔法を

  使えば・・・私の封印されている記憶を取り戻す事が

  出来たらするのかしら・・・?」

  サフィーは確信はないが何となくそう感じ出し、その魔法を試しに

  使ってみようという風に思い始めた。だが、いざその魔法を使おう

  と思い立つと、何故か今まで以上に不安感と罪悪感で心が

  押しつぶされてしまいそうな嫌な感覚が押し寄せてきた。しかし、

  それ以上に真実を知りたい、そうしなければ自分はちゃんと魔法を

  使えるようにはならないという思いに至ったサフィーは意を決して

  左手でフワフワティアラを胸にあてがいながら右手を伸ばして

  アルバムの少し手前の机に向かってこう呪文を唱えだした。

  サフィー「確かこの魔法の呪文は・・・・・・

  [chapter:レラビーダ…真実よ、

  時を超えて蘇れ・・・!」]

  サフィーはそう呪文を唱えると右手の甲が小さく光った後、

  部屋の中には窓も何もないはずなのにどこからともなく

  風が入ってきたのか、はたまた魔法で風が発生したのかは不明

  だが、突然近くに置いてあったアルバムがピラピラピラ~っと

  風で何ページも勝手に開いて進んでしまった。だが、呪文を

  折角唱えたにもかかわらず魔法はそれだけで終わってしまい、

  右手を見るともう模様は完全に消えてしまっていた。サフィーは

  自分の右手を見てあせあせしながら困惑気味にこう言った。

  サフィー「えっ・・・?うそ・・・そんな・・・もしかして…

  私魔法失敗しちゃった・・・?右手の模様も消えちゃってる…

  まさか魔法もまた使えなくなったんじゃないわよね・・・?」

  サフィーは模様が消えた事に一抹の不安を覚え、左手で握っていた

  フワフワティアラを魔法を使って頭に再度つけようとした。だが…

  サフィー「レオノーラ!」

  しかし、何も起こらなかった。

  サフィー「うそ・・・そんな・・・・・・。折角魔法が使える様に

  なったと思ったのに・・・なんでここぞって時に私ったら

  失敗しちゃうのよぉ!もぅ・・・!」

  サフィーはそう呟きながら両手でフワフワティアラをまた握った

  直後、不意にさっきの変な風で開いたアルバムに目線を移した。

  するとそこには、[[rb:白衣姿の渡辺竜也>●●●●●●●●]]の写真があった。

  サフィーはそれが目に入ると、まだ急激に動悸が激しくなるのと

  同時に一気に頭の中に封印されていた記憶が蘇って行った。

  そしてサフィーはそんな渡辺竜也の写真を見ながらこう言った。

  サフィー「はっ・・・!?これ・・・は・・・!?

  白衣姿の・・・竜也・・・くん・・・?ハァ…!ハァ…!

  はぁ・・・・・・!!!」

  【ドックン!ドックン!ドックン・・・!】

  《サフィーのフラッシュバック》

  サフィー『あのぅ!エンスィさんですよね!』

  エンスィ『あら、私のこと知ってるの?』

  サフィー『はい!この間のあの科学雑誌見ました!

  その若さで賞を取っちゃうだなんて凄いですね!』

  エンスィ『あらあら、ありがとう。あなたも科学に

  興味があるのかしら?』

  サフィー『はい!』

  エンスィ『ふふっ、そんなに興味があるなら・・・

  私の研究所に来てみる?』

  サフィー『え?良いんですか?』

  エンスィ『研究の邪魔しないって約束してくれるなら

  見学ぐらいならしても良いわよ。私あの研究所内では

  割と上の職に就いてるから口利きしておくわ。』

  サフィー『本当ですか!ありがとうございます!』

  エンスィ『じゃあ、早速行く?』

  サフィー『え?今からですか?』

  エンスィ『私丁度今は昼食買いに抜け出してきただけ

  だったからねぇ・・・もう今さっき買い物終わって

  昼食も買って来たし、食事は研究所の中で済ます予定

  だからあなたが今からでも都合悪くないっていうなら

  ついてきてくれても構わないわよ。』

  サフィー『ほんとですか!?行きます行きます!』

  エンスィ『決まりね!じゃあこっちよ。ついておいで』

  サフィー『はい!』

  エンスィ『ここが私の研究所よ。』

  サフィー『うわぁ~!すごーい!あ、これは最近発見された

  魔法を保存しておけるという不思議な石ですね!』

  エンスィ『あら、よく知ってるわね。』

  サフィー『こっちはもしかして燃える氷と言われている

  メタンハイドレートですか・・・?しかもこんなに形が

  整ってるってことはもしかして人工物・・・?』

  エンスィ『本当によく知っているわねぇ・・・。その通りよ。

  というかこんなに色々知ってるなんて…将来有望ね・・・

  あなたここで働いてみる気ない?』

  サフィー『えっ!私がここで…ですか・・・?』

  エンスィ『まぁ、無理にとは言わないけど・・・あなたほどの

  知識があるならきっと活躍できると思うわ!すぐに返事は

  してくれなくていいけど、一応今後の就職先としてここは

  選択肢の1つとしては入れておいてね?』

  サフィー『前向きに検討します!』

  エンスィ『ふふっ、ありがとう。それじゃあ、まずは

  今私が主にやっている研究について話しておこうかしら。』

  サフィー『今やっている研究・・・?う~ん・・・?

  魔力を込められる石にメタンハイドレート・・・・・・

  地球温暖化対策?』

  エンスィ『あ、ごめん。全然違うわ。ここに置いてるのはあくまで

  研究所全体で他の人がやっている物も手伝っているだけで

  私が先行して研究している分野はここに置いてあるものは

  関係ないわよ。というより、ここは共同研究部屋の1つで

  私の個人研究棟は別にあるぐらいだし。』

  サフィー『あ、そうだったんですか?』

  エンスィ『あったりまえでしょう?個人の研究部屋が

  こんなに広いわけないじゃない。他の研究員だって

  あの辺にいるし。』

  サフィー『確かに…言われてみれば・・・』

  エンスィ『私はここに備品取りに来ただけだから。それじゃ

  本当の私の研究棟へ行きましょうか』

  サフィー『はい!』

  エンスィ『ここが私の研究棟よ』

  サフィー『えっ!?ここも結構広いじゃないですか…!

  ここ全部エンスィさんだけの研究棟なんですか?』

  エンスィ『えぇ、そうよ。これでもここの主任だからね!』

  サフィー『すごいです!…ところで…ここでエンスィ主任は

  何の研究をしているんですか・・・?さっきの部屋と比べると

  器具が少ない感じがするのですが・・・』

  エンスィ『まぁ、そうね。私が研究しているのはずばり

  異世界についてですから。』

  サフィー『異世界・・・?』

  エンスィ『えぇ、この世界の理から外れた力を持つ

  別世界にある遺物や魔法を研究しているのよ。それを

  この世界でも使えるようにするためにね!ほら、さっきの部屋に

  あった魔力を込められる石、覚えてる?あれも実は

  一番最初に見つかったのはこの世界ではない場所からなのよ。』

  サフィー『えっ!そうだったんですか?それは知らなかったです』

  エンスィ『まぁ、そりゃそうでしょうね。あの科学雑誌には

  この世界で見つかった時の記事は載っていたけど、それ以前に

  見つかっていた別次元からの産物についてはあの時はまだ

  秘匿にされていたから・・・。最近解禁されたとはいえ、

  この事実を知っている物は私の研究所内でも少ないからね。』

  サフィー『そんな話私が聞いちゃってよかったんですか…?』

  エンスィ『あなたは賢そうだし・・・何より、今後の私の研究

  にはあなたのような私にはない発想が必要になってくるだろう

  からねぇ・・・。これはその先行投資みたいなものよ。』

  サフィー『まだ会ったばかりなのにそこまで私の知識量を

  買ってくれるだなんて…本当にありがとうございます!

  私、エンスィさんのお役に立てるよう頑張りますね!』

  エンスィ『フフッ、ありがとう♪』

  そんな会話をしていると、突然部屋にノック音が響いた。

  【コンコンッ!】

  渡辺竜也『入っていいか~?』

  エンスィ『あら?その声は…ふふっ、鍵は閉めてないから

  そのまま入ってきていいわよ。』

  渡辺竜也『りょーかい。んじゃ、入るぞー』

  【ガチャ…】

  そう言いながら押し戸を開けて渡辺竜也が入ってきた。すると…

  サフィー『はわぁ~・・・!』

  サフィーは教師の姿をした渡辺竜也の姿に何だか胸がときめいて

  ぽぉ~っと顔を少し赤くしながら無言で見つめだした。

  渡辺竜也『よっ!今日も手伝いに来たぜ。』

  エンスィ『いつも悪いわね。というか教師の仕事はもういいの?』

  渡辺竜也『いつも言ってるだろう~?僕の担当は性教育と異世界史

  だから授業数少なく普段は事務的作業ばっかりだって。でも

  それももうテスト時期でもない今じゃすぐ片付いちゃうし、

  暇だからこっちに来てるんだよ。それに、異世界史担当してて

  異世界の魔法にも精通してる僕の意見聞きたいとかって

  最初に言い出したのはそっちだろう~?』

  エンスィ『ぷふっ、まぁ、そうなんだけどね。あなたが

  そう言うなら気にしないでおくことにするわ。』

  渡辺竜也『あぁ。そうしてくれ。おや?君は・・・?』

  サフィー『えっ?(照)あ…私・・・?私は・・・

  サフィーって言います!科学が大好きでエンスィさんにさっき

  偶然会って話しかけたら研究所の見学して良いって言われて…

  ここに来た者で…サファイアの瞳を持つキャバリアって犬種の

  ジュエルペットです!どうぞよろしくお願いします!』

  渡辺竜也『そうか。僕は渡辺竜也。魔法学校で教師をしていて

  さっきも言った通り異世界史と性教育を担当しているんだ。

  教師になる前は科学者もしていたことがあってね・・・

  エンスィとは幼馴染みとまでは言えないかもだけど・・・まぁ、

  腐れ縁ではある感じかな?とりあえずよろしくね。えっと

  呼び方は・・・なんて呼んだらいい?』

  サフィー『あ!呼び捨てのサフィーでいいですよ!』

  渡辺竜也『そうか、わかった。じゃあ、改めてよろしくな

  サフィー。僕の事は…そうだね、渡辺さんでも竜也さんでも

  竜也先生でも渡辺先生でも…何か知らないうちに色んな人から

  色んな呼ばれ方してるから好きな呼び方で構わないぞ。』

  サフィー『そうなんですね!じゃあ…竜也くん!って・・・

  呼んでも良いですか・・・?』

  渡辺竜也『君がそう呼びたいならそれでいいよ?』

  サフィー『じゃあそうします!改めてよろしくお願いしますね!

  竜也くん!』

  渡辺竜也『あぁ!』

  《サフィーのフラッシュバック終了》

  サフィー「あ・・・あぁぁぁ・・・・・・!私・・・

  やっぱり・・・竜也くんと・・・親友達9人と出逢うもっと前…

  魔法学校に通いだす前から竜也くんと知り合いだったんだ…」

  サフィーはレラビーダの効果なのか少しだけ過去の記憶を

  思い出し始めながらそう呟いた・・・。

  [newpage]

  そしてサフィーは思い出し始めた記憶を辿る様にフワフワティアラ

  を両手で握りながら白衣姿の渡辺竜也の写真があるページ内の

  他の写真にも目をやると再び別な記憶が蘇ってきた。その写真は

  少し照れた表情で渡辺竜也とサフィーがおでこをくっつけながら

  買い物袋の様なものを持っているそんな写真だった。

  サフィー「この…写真は・・・?ハッ!?」

  《サフィーのフラッシュバック》

  サフィー『ねぇ、竜也くん・・・?』

  渡辺竜也『ん?なに・・・?』

  サフィー『そう言えば竜也くんって・・・どうして教師に

  なろうと思ったの・・・?』

  渡辺竜也『あぁ・・・科学者としての実力もあったのに

  なんで教師なんかに~って言いたいのかい?』

  サフィー『いえ!そういう訳では・・・全くないと言ったら

  嘘になっちゃうかもですけど…シンプルにちょっと

  気になったものですから…』

  渡辺竜也『・・・ふふっ、それはねぇ・・・僕が幼い時に…

  偶然グラナイトというジュエルペットがパートナーである

  アンバーという女性科学者と幸せそうにセックスしてる所を

  偶然見かけちゃったことがあってね・・・。あれは間違いなく

  僕が性科学研究家になる大きなきっかけの1つになったよ…』

  サフィー『え?せっくす・・・?って・・・?

  ええっと確か・・・哺乳類を始めとする性別を持つ生き物が

  自身の子孫を残し、繁殖を行うためにする交尾の別名・・・

  でしたよね・・・?でもジュエルペットと人間がセックスって…

  そんなことしても子供は生まれないし意味ないんじゃ・・・?』

  渡辺竜也『うむ。そうだな…。普通に考えればそうかもしれんが…

  そうか、君はどうやらかなりの秀才だが、気真面目過ぎるせいで

  性の知識にちょっと偏りがあるようだな・・・。』

  サフィー『えっ・・・?』

  渡辺竜也『セックスって言うのはな、男女が愛を深め合う為に

  する行為でもあるんだ。少なくとも人間界においては

  セックスは男女の仲を現す重要な1つの指数となっている程

  その行為には特別な意味が込められているんだ。特に

  我々の様に知性を併せ持つ生き物にとってはね。』

  サフィー『そうなんですか・・・?』

  渡辺竜也『あぁ。子供が出来る出来ないとか…そういうのは

  関係なしに、愛し合っているからセックスする・・・互いに愛を

  感じ合うためにセックスする・・・そして互いに愛を

  深め合う為にセックスする・・・僕らのような知的生命体に

  だけ与えられた、神様がくれたプレゼントなんだよ。』

  サフィー『愛を深め合う為にするセックス・・・・・・

  神様が与えてくれたプレゼント・・・。』

  渡辺竜也『あぁ、そうさ。きっと君もいつか好きな誰かが

  できたらわかる日が来ると思うよ。』

  サフィー『好きな誰かが出来たら…子供を産む為じゃない

  愛し合う為にする種族を超えた男女のセックスが

  理解できるようになるの・・・?』

  渡辺竜也『あぁ、きっとなると思うよ。』

  サフィー『・・・(照)そうなんですね・・・覚えておきます。

  でも・・・それと竜也くんが先生になったのに、一体どんな

  関係があるって言うんですか・・・?今の話を聞く限りだと、

  それはあくまで科学者になるきっかけの話で、教師になった

  きっかけの話とは思えなかったのですけど・・・』

  渡辺竜也『あぁ、そうだね、ちょっと紛らわしかったかな?

  でもこのプロセスがあったからこそ、性教育の教師に

  なろうと決意した部分はあるから、ここも大事なんだよね。』

  サフィー『そうなんですね!それで・・・結局科学者をやめて

  教師になったきっかけって一体・・・?』

  渡辺竜也『・・・君は・・・神様っていると思うかい?』

  サフィー『え?なんですか?急にそんな話して・・・』

  渡辺竜也『これから話す内容に関わる重要な事だからさ。』

  サフィー『えぇ、神様はいると思いますよ!この世界は

  神様が作ったものだとも思っていますし!もっとも、現代科学を

  持ってしてもその存在を科学的に証明するのは難しいと言わざる

  を得ない状況でしょうが…それでも私は、科学だけが全てだ

  とは思っていないですし、神様の存在も信じていますよ!』

  渡辺竜也『そうか、それを聞いて安心したよ・・・。』

  サフィー『ん・・・?どういうことですか・・・?』

  渡辺竜也『僕が教師になった理由なんだけどさ・・・・・・

  ある日寝ていたら夢の中で僕の母親の親戚を名乗る神様が

  現れたんだ・・・。その人に言われたんだよ・・・

  【あなたには自身と同じ女神達の力を宿したこの世界を守る者と

  この世界から飛び立ち異世界で戦う運命を持った者達を導く

  使命がある。だからあなたはこれから教師となって、

  その運命を持った人々を導くのです!】な~んて言われてさ…

  最初はただの夢にしちゃなんか鮮明に覚えてるなぁ・・・

  ぐらいにしか思ってなかったんだけど・・・・・・その日を

  境に似たり寄ったりな夢を何度も見るようになって・・・

  な~んか根負けして教師になったら嘘のようにその夢もぱったり

  見なくなってさ・・・今思えば僕の夢の中に誰かが干渉する

  魔法でも使っていただけなのかもしれないけど・・・そんな訳で

  僕は教師になることになったんだよねぇ・・・』

  サフィー『へぇ~!夢の中で神様からのお告げがあって・・・

  ですか!なんだか不思議なお話しですね!』

  渡辺竜也『あぁ、ホントだよ。しかも僕が教師になろうと

  面白半分で魔法学校に行ってその旨をモルダヴァイト校長に

  話してみたら驚く程トントン拍子で話が進んでいってねぇ・・・

  今年から新たな勉強科目を設けたいと思っていたからあなたの

  得意な分野の授業をしてほしいなんて言われたからさ…

  正直に性科学者してたから性教育とかなら出来るかもと

  話したらその数日後にはすぐ教師になっちゃてさぁ・・・

  本当に神様からの導きだったのかと思うぐらいに順調に事が

  運びすぎててびっくりしたのを今でも覚えているよ。』

  サフィー『そうだったんですかぁ・・・』

  渡辺竜也『ちなみに異世界史も担当するようになったきっかけは

  さっき話したように僕が夢の中で神様に逢って教師を始める

  事にしたっていったけど、そのことを校長に話したらそれは

  誰かがあなたに異世界魔法をかけたのかもしれないって

  言われてね・・・どうやら校長は僕より前から異世界について

  色々研究していたらしくて・・・最初に話した例のアンバーさん

  とも交流があったらしく、そのアンバーさんが研究していたのが

  僕がのちランダムテレポートと名付けたあの異世界に通じる

  不思議な時空のゆがみの様な魔法と思われる何か・・・

  だったんだよね・・・。それに多分関係しているのかもしれない

  って話を聞かされてさ・・・僕はそれから異世界の事や

  異世界の魔法の事も教師をする傍らアンバーさんの所に

  通い詰めて勉強するようになったんだ。で、そこに通ってる

  内に僕も自然と異世界についての知識が豊富になって来て…

  ならそれも特別授業として組み込もうって話になって・・・

  現在に至るって感じですね。』

  サフィー『そんなことがあったんですか・・・。あ、じゃあ

  もしかして今もエンスィさんの研究所だけじゃなくアンバーさん

  の研究のお手伝いにも行ってるんですか・・・?』

  渡辺竜也『あぁ、昔ほど頻繁にはいかなくなったけど今でも

  たまに行ってるよ。でもあの時は驚いたなぁ・・・今でも

  鮮明に覚えているとある昼に手伝いに行った日の事

  なんだけどさぁ~・・・(笑)』

  サフィー『え?なになに・・・?』

  渡辺竜也『突然部屋に入ったら画面に映ってる奴を指さしながら

  真剣な表情で【ねぇ、この半透明で歪な形をしていて

  この中に入り込むと見知らぬ別世界に勝手にワープしちゃう

  この変な空間魔法のようなこれ・・・あなたならどんな感じの

  名前つける?これが魔法だとしたらどんな魔法だと思う?】

  って聞かれてさぁ・・・?訳も分からず「え?なにそれ?

  知らない別世界に勝手にワープしちゃうって・・・

  それ行き場所って自分で決められないの?」って聞いたら

  【そうよ】って言われて・・・「じゃあ完全にそれって

  ランダムテレポートじゃん!」って言ったら・・・

  【ランダムテレポート?その名前良いわね!もらったわ!あ、

  ちゃんと命名者はあなたの名前にしておくから安心して!】って

  訳も分からず言われてさぁ・・・数日後に論文で僕の名前が

  ランダムテレポートの命名者として載ってるのを見た時には

  さすがに驚いてなんも言えなかったけどね・・・あんな軽い

  会話で話していた内容がこんな大ごとになるなんてさ・・・』

  サフィー『そう言えば竜也くんの名前どこかで見覚えがあった

  気がしていましたが・・・ランダムテレポートの名付け親

  だったんですね!アンバーさんの研究して本の特集の脚注に

  なんか書いてあったの見たような気がしてましたがやっぱり

  気のせいじゃなかったんだ!』

  渡辺竜也『そこよ・・・。別に僕目立つ気とかはあんまり

  なかったんだけどね・・・ランダムテレポートの命名者として

  何故か科学者の間でも一目置かれる存在にあれ以来なって

  しまったのよね・・・。まぁ、そのおかげで今もこうして

  エンスィさんを始めとする研究所への出入りが研究家をやめた

  身であるにもかかわらずできているのだから、結果的にあの件に

  感謝を全くしていない訳でもないけどさ・・・』

  サフィー『あっははは・・・(苦笑い)そんな経緯が

  あったんですね・・・教師になるまでの間に・・・』

  渡辺竜也『あぁ・・・。なんにせよ僕の人生はアンバーさんに

  いい意味でも悪い意味でも振り回されちゃってるな・・・。』

  サフィー『でも・・・振り回されてるーって言ってる割りには、

  なんだか竜也くん楽しそうですね!』

  渡辺竜也『まぁな。今はなんだかんだで教師の仕事も充実してるし

  案外誰かに自分の知識を教えてあげる仕事って言うのも

  楽しいもんだぞ。』

  サフィー『そうなんですね・・・!』

  渡辺竜也『とはいえ、僕もそろそろパートナーの1人ぐらいは

  持った方が良い年齢なのかもしれないなぁ・・・』

  サフィー『え?パートナー・・・ですか?』

  渡辺竜也『最初にも言ったけどアンバーさんにはグラナイト

  っていうジュエルペットがパートナーになってるって言ったろ?

  人間界では結婚制度みたいなのもあるみたいだしなぁ・・・

  僕も愛し合う異性の一人ぐらいはそろそろほしいなとは

  思い始めてはいるよ。サフィーはどうなんだい?誰か

  異性のパートナーになりたいとかって思ったことはない?』

  サフィー『パートナー・・・ですか・・・?う~ん・・・

  ちょっとまだよくわからないです・・・そもそもパートナー

  って言うのがどういうものなのかもよく知らないですし・・・』

  渡辺竜也『そっか、パートナーの話は基本魔法学校でしか

  しないからなぁ・・・人間界の話も魔法学校に行かないと

  勉強する機会はないだろうし…科学に興味あるって言っても

  コッチ方面の勉強はまだしていなかったか・・・』

  サフィー『・・・?』

  渡辺竜也『とはいえ、パートナーになること自体は魔法学校生に

  ならずともできるんだ、実際最年少でパートナーを持ったと

  言われているジュエルペットも魔法学校に入る前になっていた

  らしいしな・・・。』

  サフィー『そんなジュエルペットいるんですか・・・』

  渡辺竜也『まぁ、この辺も君が魔法学校生になったら

  分かるとは思えけど・・・軽く説明すると、パートナー制度

  とは、魔法が使える者、特に君の様なジュエルペットと呼ばれる

  者達が互いに魔法や能力を高め合う者としてずっと一緒にいる

  という契約を結び一緒に行動をどちらかが死ぬか契約を解除

  するまで一生共にするようになる・・・それがいわゆる

  パートナー制度ってやつなのさ。』

  サフィー『へぇ~!そうなんだ!』

  渡辺竜也『君にもいつか・・・この人とずっと一緒に

  自分を高め合いたい、って思えるような・・・そんな人と

  出逢って、良いパートナーと素敵な生活を送れるように

  なれるように僕は応援しているよ!』

  サフィー『わぁ~・・・!(照)はい!あ、あの・・・!

  それじゃあ・・・竜也くん?』

  渡辺竜也『ん?なんだ?』

  サフィー『あの、私のパートナーになってくれませんか!?』

  渡辺竜也『なっ・・・!?おい、さっきの僕の話聞いてたか?

  契約解除しない限り一生一緒になるんだぞ?こういうのは

  もっと慎重に決めた方が良い。僕と君の仲とはいえ君はまだ

  パートナー制度のシステムをちょっと軽く見過ぎている

  気がするし・・・。』

  サフィー『えぇ~?でも私・・・竜也くんのこと好きだし…(照)

  竜也くんと一緒に魔法や能力を高め合えるのならいいなぁ~

  って・・・本気で思ったんだけどなぁ…。』

  渡辺竜也『う~ん・・・。その気持ちは嬉しいけど・・・そうだな、

  せめて僕とパートナーになるのは魔法学校生になってからでも

  遅くはないんじゃないか?あとはそうだね・・・もう少し

  君自身も自分でパートナー制度というものがどんなものなのか

  じっくり調べてから改めて答えを出した方が良いと思うぞ。』

  サフィー『まぁ…そこまで言うなら…今すぐパートナーに

  なってもらうのは諦めますけど…もし・・・私の気持ちが

  魔法学校生になるまで変わらなかったら・・・私のパートナーに

  なってくれますか・・・?』

  渡辺竜也『はぁ~・・・わかったよ。僕の負けだ。その時まで

  君の気持ちが変わらなかったら、考えておいてあげる』

  そう言いながら渡辺竜也はサフィーにおでこをくっつけながら

  小さく微笑んでそう言った。サフィーは突然顔を近づけられて

  思わず顔を少し赤らめながら照れた表情で微笑み返した。すると…

  【パシャッ!】

  エンスィ『ちょっと!お腹空いたから近くの店で適当に

  弁当かおにぎりでも買って来てって頼んだのに全然帰ってこない

  と思ったらな~にこんな所でイチャイチャしてんのよ!』

  渡辺竜也『ってエンスィ!あぁ…悪ぃ・・・すっかり忘れてたわ…

  てか何勝手に変な瞬間の写真撮ってんだよ!

  プライバシーの侵害だぞ!それぇ~・・・!』

  エンスィ『あぁ~あ、そういえば人間界の日本を中心とした

  一部の国々にはそんな法律もあったわねぇ・・・でもここ、

  マギアランドだから。そんな法律無いからプライバシーが~とか

  そんなの治外法権の法則で通用しないわよ~?』

  渡辺竜也『おっまえ…!』

  エンスィ『ていうかあなたが本気出したらこの端末ごと一瞬で

  木っ端微塵にすることだってできるだろうに、しないって事は

  あなたも今撮った写真どんなのかちょっと気になってる…

  というより欲しかったりしてるんじゃなくて?』

  渡辺竜也『えっ(照)あ・・・いや・・・別に・・・

  そ・・・そんなんじゃ・・・・・・』

  サフィー『えっ!あの端末を一瞬で木っ端微塵にするような

  凄い魔法が使えるんですか竜也くんって?』

  エンスィ『異世界史担当の教師なのよ?異世界魔法にも

  精通しているし、そのくらい余裕で出来るでしょうね。』

  サフィー『そうなんですか~!?(目キラキラ)』

  渡辺竜也『いや・・・たとえ持っててもしねーよ?

  器物損壊罪で訴えられるわ・・・』

  エンスィ『だからこの世界じゃそんな法律ないから関係ないん

  だって!凶悪犯罪や禁忌魔法を取り締まる法律みたいなのは

  流石にあるけどさぁ~?』

  渡辺竜也『まぁな・・・?それはそうかもしれないけどよ…』

  エンスィ『とりあえず!この写真はちゃんと後でプリントして

  あなたに渡した後削除しておくから安心しな。』

  渡辺竜也『・・・あいよ。』

  エンスィ『あーあ、お腹空いたわ。さっさと買って来た食べ物

  渡してくれるかしら?』

  渡辺竜也『あぁ、そうだったな。俺も腹減ってきたしそろそろ

  中でゆっくり買って来た弁当でも食うか。』

  サフィー『はい!』

  《サフィーのフラッシュバック終了》

  サフィー『あ・・・あ・・・ああああ・・・!そうだ…

  そうだった・・・!』

  大切な記憶の1つを思い出したサフィーは再び渡辺竜也から貰った

  フワフワティアラをそっとぎゅっと握りしめながらこう言った。

  [pixivimage:120026200-1]

  サフィー「わ・・・私には親友達と出逢うもっとずっと前から

  心に決めていた人がいたんだった・・・」

  サフィーはそう言いながらその瞳には小さく涙を湛えていた。

  [newpage]

  そして同じ頃、オリジナル竜也たちは・・・モルダヴァイト校長に

  連れられて校長室に向かい、みんなでお話をしておりました。

  モルダヴァイト「さて…どこから話せばよいかのぅ・・・」

  竜也「逆にお聞きしたいのですが…校長はANCIENT GOD Magic

  …通称エグマと我々は呼んでいるこの魔法についてどこまで

  ご存じなのですか・・・?」

  モルダヴァイト「どこまで知っておるのか、か・・・。なんとも

  回答が難しい所じゃが・・・そうじゃの、この世界・・・

  ジュエルランドの第8パラレルは異世界の女神達によって

  つくられた地の1つであり、この地を作った3人の女神達は

  自身達をも凌ぐ偉大なる者を誕生させるために各々の得意とする

  能力を生かして作り上げたのがANCIENT GOD Magicと呼ばれる

  代物であり、この通称エグマと呼ばれる力を受け継ぐ者には

  大きく分けて2種類おり、1つは生まれたその地の危機を守る

  為の力を持った、二重丸にハートと三角形が描かれたわしにも

  宿っているこのアザーと呼ばれし女神たちの力を受け継いだ

  エグマの後継者たちと、オリジナルと呼ばれし女神たちの力を

  受け継いだ、この地を離れ異世界へと旅立ち大いなる力へと

  立ち向かうアザーの女神たちをも凌ぐ力を持っていると

  言われるハートとダイヤと丸二つと三角の模様・・・通称

  もう1つのエグマと呼ばれる力を宿す者とに分かれている…

  ということまでなら知っておるぞ。」

  竜也「ほぼ全部わかっているじゃないですか。ならこちらから

  説明する部分は最小限で大丈夫そうですね。」

  モルダヴァイト「いや・・・裏を返せばこれ以上の事はわしは

  わかっておらんのです。誰がどんな力を宿すのかは不明だし、

  まぁエグマの力をその身に宿した者だけに現れる兆候みたいな

  ものでしたらわしも幾つかはわかったのですが・・・」

  竜也「えっ!?そんなものがあるんですか?」

  モルダヴァイト「おや、こちらはご存じなかったですか?

  ではその話からいたしましょうか。」

  竜也「お願いします。」

  モルダヴァイト「例えば・・・そうですな、初めてわしが

  その兆候と思われるような存在に気付いたのは数年前…

  ちょうどわしが野暮用で一人マギアランドに行った時の話

  なのじゃが・・・垂れ耳の不思議な兎と思われる女の子が

  魔法を使っている時の話じゃ・・・。フッとその子を見ていたら

  突然その子の右手に一瞬さっき言った♥と♦と●●と▲のマーク

  が手の甲に現れたのを見たんじゃ。わしはその時、あの子は

  もしかしたら既に神の力を宿っておるのかもしれんとなぜか

  直感的にそう感じてな・・・一応わしは学校の校長でお主の魔法

  は見事なものじゃったから良かったら名前を教えてくれんかと

  聞いたらその子は・・・はて?何て言ってたかのぅ・・・?」

  竜也「えっ・・・?(汗)」

  ルビー「ちょっとぉー!そこ一番大事でしょ校長!」

  サンゴ「しっかりしてにゃん!思い出してにゃん!」

  モルダヴァイト「ああっとぉ・・・何せもう何年も前で

  その子とはそれっきり一度もあっておらんからのぅ…

  姿はジュエルペットに似ているが瞳が苺キャンディーで

  できてるのでスウィーツペットに本当は分類されるのかと

  思っていたけどジュエルフラッシュもスウィーツフラッシュも

  使えなくて困っていたが、どうしても魔法を使うのは

  諦めきれず毎日勉強していたらある日私にも使える魔法を

  発見したと嬉しそうにわしに話しておったことまでは何となく

  覚えておるのじゃが・・・肝心の名前が・・・(汗)」

  ルビー「え?ジュエルフラッシュもスウィーツフラシュも

  使えないけどジュエルペットやスウィーツペットに似てる

  不思議な兎の女の子?」

  サンゴ「瞳が苺キャンディー・・・なんだか最近どこかで

  聞いた事がある気がするにゃん・・・う~んと…」

  ルビー・サンゴ「あっ!?ロリップ[[rb:じゃない>じゃにゃい]]?」

  モルダヴァイト「はっ!?ロリップ・・・?そうじゃ!

  確かそんな名前だった気がする!」

  竜也「なんだ、二人ともロリップを知ってるのか?」

  サンゴ「知ってるも何も・・・友達だにゃん!」

  ルビー「というか今日本当は願いの丘でお祈りした後、

  普通の状態だったらそのあとにロリップに皆で会いに行く

  予定だったぐらいなんだよ!なのに急に皆魔法使えなくなって

  体縮むわ羽失うわでみんな大変だったんだよぉ~(泣)」

  サンゴ「サンゴなんて魔法使えなくなったうえに何を口にしても

  不味く感じる紫色の舌になっちゃったんだにゃん!まぁ、

  竜也くんのお陰で治ったからよかったにゃんが・・・」

  モルダヴァイト「なんと!そんなことがあったのか・・・

  サフィーはブルードに会った話はしてくれたがそんな話は

  わしには一切しとらんかったぞ・・・」

  ルビー「まぁ、サフィーは私と同じで胸に付けてたアクセが

  壊れちゃっただけだったからね・・・」

  竜也「それで・・・話しを一度本題に戻しますが・・・校長が

  見つけたというエグマ後継者に見られる兆候というのは

  他にもあるのですか?」

  モルダヴァイト「おお!そうじゃったな。そうじゃの・・・

  そう言えばルビー自身に話していなかったが・・・どうやら

  完全にサンゴとルビーはもう右手にエグマのマークが浮かび

  上がっておる様じゃし、あの時見かけたお主の兆候の話も

  しておくとするかの。」

  そう言いながら校長はルビーを見つめてそう言った。

  ルビー「え?わたし・・・?」

  モルダヴァイト「そうじゃ。お主にはロリップとは違った兆候が

  現れておってのぅ・・・。ある日お主の瞳の輝きが

  急に形を変えおったのじゃ!」

  ルビー「へ・・・?どういうこと・・・?」

  モルダヴァイト「お主の右手の甲に現れているそのエグマのマーク

  と同じようにお主の両目にもハートとダイヤと丸2つと三角が

  ある日突然現れるようになったという話じゃ。」

  ルビー「えぇぇ~!?私の目にハートとかダイヤとかあるって事?

  そうなの?えぇ~!?えとぉ・・・鏡みたいんだけどある?」

  モルダヴァイト「そう言うと思ったわい。ほれ!」

  そう言うとモルダヴァイトは引き出しから魔法で手鏡を取り出し

  そのままルビーの手元に移動させた。ルビーはその手鏡の

  持ち手部分を両手で握った後覗き込むように鏡に映った自分の目を

  じ~っと見つめながらこう言った。

  ルビー「私の瞳に三角と丸とダイヤとハート・・・?

  があるってぇ~・・・?あれ・・・?あ!ほんとだ!

  わぁ!なんかキラキラしてて可愛い~♥え!?私いつから

  こんな目になってたのぉ~?全然知らなかった~!」

  竜也「瞳のハイライトか…言われてみれば確かに・・・!」

  サンゴ「ねぇねぇ!それってサンゴにもあるにゃん?」

  竜也「あるね。」

  ルビー「サンゴも見たいならこれどーぞ!」

  そう言ってルビーはサンゴにて鏡を手渡した。そしてサンゴも

  ルビーと同じように自分の瞳をジーッと見つめた。すると・・・

  サンゴ「にゃっ!?ほんとだにゃん!サンゴ、いつからこんな瞳に

  なってたんだにゃん・・・?全然気付かなかったにゃん…」

  モルダヴァイト「まぁ、自分の目をまじまじと見る機会なんて

  まずないだろうからそんなもんじゃろうて・・・」

  竜也「でも、その情報は私の知りたかった情報の1つに

  なりそうですし…本当に貴重な情報をありがとうございます。」

  モルダヴァイト「いやいや!こんな事で役に立てたなんて

  言ってくれてわしの方こそ感謝感激じゃよ・・・なにせ

  その目の変化と言う奴はわしの様にアザーのエグマの力を

  持つ者には現れないみたいだから…見つけるのには苦労したが」

  竜也「え?アザーのエグマの力を持つ者の方にはこの模様は

  現れないのですか?」

  モルダヴァイト「あぁ。どうやらそのようでの。ほれ、

  わしの眼・・・お主達とは違って普通じゃろ?じゃがわしも

  一応アザー女神の力を持ったこの地を守る役割を持っておる。

  じゃがこちらの方に至っては残念ながらわしと同じように

  この世界のものではない不思議な魔法を使えるようになる

  素質があるということ以外は何も分かっておらんのじゃ…

  お役に立てなくてすまないの・・・」

  竜也「そうなのですか・・・。」

  モルダヴァイト「そういえば、お主の方からエグマの話は

  まだ聞いておりませんでしたな。今話したことの他に何か

  アザーの方でももう1つのエグマと呼ばれしものの方

  でもいいので何かあったら教えてはくださらぬか?」

  竜也「う~ん・・・そうですね・・・。もう1つのエグマの話

  で私も良いならば・・・この力を受け継ぐものは基本的には

  女の子のみに限定されるという話は知っていますか?」

  モルダヴァイト「む?そうなのですか?」

  竜也「その様子だと知らなかったようですね。アザーエグマの方は

  モルダヴァイト校長がそうであるように男女問わず誰にでも

  宿る可能性があるみたいなのですが・・・もう1つのエグマと

  呼ばれるものの方は私と別次元の私・・・いわゆるアザー竜也

  とでもいうべき存在ですね。それらを除いて基本は女の子にしか

  この能力は宿らないことが分かっています。」

  モルダヴァイト「なるほど・・・つまり、この世界で言うなれば

  渡辺先生以外は必ず全員女子という訳ですな?」

  竜也「平たく言うとそう言う事ですね。それと、多くの場合は

  処女であることも分かってきています。」

  モルダヴァイト「ほう!そんな共通点もあるのですな!

  ということは既に破瓜経験済みの女性の場合はまず

  もう1つのエグマ所持者ではないと一発で分かる

  という事になるのですな?」

  竜也「いや、必ずしもそうとは限らないんですよね。基本的には

  処女の女性のみなのですが・・・例外的に経験済みだけど

  その相手はこの世界のもう一人の私のみ…という人物の場合

  もう1つのエグマ後継者であるパターンが確認されています。」

  モルダヴァイト「経験済みだがその相手があなたのアザー・・・

  つまりこの世界で言うならば渡辺先生とのみという訳ですな?」

  竜也「そうですね、そう言う事になります。」

  モルダヴァイト「という事は…!やはりアメトリン先生と

  トリスティン先生ももう1つのエグマ後継者である可能性が

  極めて高いという事ですな!あの二人の瞳もルビーたちと

  同じ感じになっておったのじゃが…あぁ…あの二人は今頃

  どこで何をしておるのじゃろうか・・・?せっかく渡辺先生…

  では厳密にはないらしいが竜也がこうしてここに来たというのに

  彼女たちをここに呼ぶ手段がないのが何とももどかしいのぅ…」

  竜也「そう言えば私と最初に逢った時もなんかすごい速さで

  そんな感じの話していましたよね。誰なのですか?その二人は…

  まだ私その辺の記憶は全部把握しきれてなくて・・・」

  モルダヴァイト「渡辺先生の跡を継いでそれぞれ異世界史と性教育

  を担当していた双子の猫型獣人の先生です。元々はクラウンを

  つけているアメトリン先生は植物学、ティアラをつけている

  トリスティン先生は動物学を担当しておったのじゃが・・・まぁ

  お主も知っての通り渡辺先生がある日突然ブルードになって

  しまわれその上、自分の使命を果たすために先生を続ける事も

  できなくなってしまったのでな。渡辺先生と懇ろじゃった

  あの二人にそれぞれの担当を分けたという訳じゃ。」

  竜也「懇ろ・・・って・・・?そんなに仲良かったんですか?

  その…渡辺先生とその二人の先生とは・・・」

  モルダヴァイト「フォッフォッフォッ!そうじゃのぉ~(笑)

  人前ではそんなそぶりは一切しておらず、普段二人も渡辺先生

  のことは名字にさん付けや先生をつけて呼ぶことをかなり徹底

  しておったが・・・普段は下の名前で呼んでる様子じゃったし

  のぉ~…何がきっかけで急激にあの3人の距離が縮まったのか

  までは流石にわしも把握しておらんし、なんならあの3人が

  デキていることはわし以外知らなかったかもしれんが・・・

  わしの知る限りではかなり懇ろじゃったぞ♥若いっていいのぅ」

  竜也「あっはははは・・・(苦笑い)」

  [newpage]

  そして校長室でそんな会話がなされていた頃、サフィーは…

  白衣の姿の渡辺竜也の写真を見た事で自身に掛けられていた

  忘却封印魔法が解かれ、親友達と出逢う更に前、今から

  4年半~5年ぐらい前にあった出来事たちが同じページ内の

  別な写真を見る度に次々に蘇ってきていた。そんな中サフィーは

  そのページ内の右下にある写真を見ると、なぜか透明なカバーの

  中に他は全部1枚ずつしか入っていないのに右下だけ複数の写真が

  よくよく見るとまるで隠しているかのように重ねてわざと中に

  別な写真が入っているのがわかった。サフィーはそれに気が付くと

  恐る恐る左手でフワフワティアラをぎゅっと握ったままカバーに

  右手の指を入れて裏に重なっている別な写真を取り出した。すると

  そこには・・・・・・全裸でフル勃起状態になりながら左手で

  頬をぽりぽり気まずそうな表情で掻きながら照れている渡辺竜也の

  写真と同じくアクセを全部外した全裸で恥ずかしそうにカメラ目線

  でお股を拡げたサフィーのヌード写真の様なものがあった。

  サフィーは顔を真っ赤にしながらその2つの写真を右手で持つと

  再び過去の記憶が蘇ってきて思わずこう恥ずかしそうに呟いた。

  サフィー「あっ・・・!(照)こ…この写真は・・・!」

  《サフィーのフラッシュバック》

  サフィー『ねぇ、竜也くん』

  渡辺竜也『なんだい?』

  サフィー『竜也くんって…好きな人とかいるの?そもそも

  どんな女の子がタイプなの?』

  渡辺竜也『そんなこと聞いてくるなんて本当に僕と契約する気?

  まだ気変わってなかったんだ・・・そこまでして僕の好みの

  女の子になってパートナーになってほしいのかい…?サフィー』

  サフィー『えへへ・・・(照)まぁ、そういう気持ちがあって

  こんなこと聞いたっていう理由も勿論あるにはあるけど…

  今回思い切ってこの質問をしたのはそれだけが動機じゃない

  というか…なんというか・・・』

  渡辺竜也『なんだよその煮え切らない態度は・・・?

  なにかあったのかい?』

  サフィー『うん・・・竜也くんが専攻してるっていう・・・

  性教育…とかさ、この前話してた愛し合う為のセックスとか…

  あれから私なりに調べたんだけどね…やっぱり・・・

  たとえ種族が違っても愛し合う男女なら・・・セックスを通して

  愛を感じ合う事が出来るって…色んな所に書いててさ…

  もしかしたら竜也くんも…たとえ種族が違う相手でも

  パートナーになった人とはそんな風にセックスを通して

  深く愛し合いたいって考えているのかなぁ~?って…

  ちょっと気になっちゃって・・・(照)』

  渡辺竜也『・・・そうか。まぁ・・・(照)そうだなぁ・・・。』

  サフィー『で、どうなの?今好きな女の子とかいるの?

  その相手は人間なの?それとも違うの?セックスして

  愛を深め合いたいとは思ってるの?』

  渡辺竜也『…まぁ、いづれ分かる事だろうし、君には

  僕以外の人もちゃんとパートナー候補として考えておいて

  ほしいから敢えて言うけど・・・付き合ってる人ならいるよ。

  しかも二人。勿論、二人とも僕と既に肉体関係にあるよ。』

  渡辺竜也はそう正直に言えばサフィーはがっかりして自分を

  パートナーに選ぶのを考え直してくれるだろうと思っていたが、

  何故かサフィーはその話を聞くとがっかりするどころか逆に

  目をキラキラさせてとても嬉しそうな声で食いつくように

  こう追加で質問をしてきた。

  サフィー『そうなの!?ねぇ、その二人の女性って人間?

  それとも獣人?ジュエルペット?肉体関係って確か・・・

  セックスをしたことのある相手の事を指す人間界の言い回しの

  1つですよね!凄い!やっぱり竜也くんもセックスで愛を

  パートナーと感じ合うことに興味があったんだぁ~♥ねぇ、

  その話、もっと詳しく聞かせて!』

  渡辺竜也『おい、今の話聞いてたか?僕既に二人の女性と

  付き合ってるんだぞ?普通こう言う話聞いたら僕のパートナー

  になるの諦めたり僕の事、二股だの浮気性だのと罵って

  嫌いになる女性の方が普通だと思うんだが・・・?』

  サフィー『え?なんで・・・?どういうこと?全然意味が

  わからないんだけど・・・?』

  渡辺竜也『えっ・・・?』

  サフィー『だって・・・竜也くんの好みの1つが分かった上に

  セックスに興味がある事までわかったのよ?それに既に二人と

  付き合っているってことは、竜也くん自身も複数の異性と

  同時に付き合うことに対して嫌悪感とかは持っていないって

  証拠になるし・・・まぁ、私も?あなたに言われたから

  人間界の事情も少し調べてるし…結婚制度や一妻一夫制の美化

  が現在も根強い国が多いから、そういうところ出身の女性

  からしたらそういうようなレッテル張りして嫌う女性も

  多いのかもしれないな~とは思うけど・・・傍から見た私には

  それって独占欲を愛と錯覚して相手を束縛してる発言だし、

  本当に相手の事が好きなら好きな相手と好きな時に好きなこと

  させてあげてそれで相手の人が幸せになってくれるなら

  自分も幸せって感じるっていう考え方の方が普通だと思うし、

  自分だけを愛してとか言って相手を束縛するってことは、

  条件付きじゃないとその人の事を好きでいられない、これを

  わかりやすく言い換えるなら、結局その女性は相手の男性を

  その程度しかまだ愛してはいないってことになるじゃない…

  でも私は・・・(照)本当に竜也くんの事が大好きだから

  私だけ愛してなんて言うつもりはないし、これからもその

  2人の女性と付き合ってくれてて全然かまわないわよ?でも…

  出来れば竜也くんには…私と一緒にいたりすることでも

  幸せを感じてくれる…そんな存在になれたらいいなぁ・・・

  って思ってるのも本音なんだけどね…(照)変…かな・・・?

  私の考え方って・・・?』

  渡辺竜也『・・・いや、全然変じゃないよ。むしろこの国じゃあ

  それが標準的考え方だもんね。どうも僕は最近異世界史の勉強

  も兼ねて人間界の日本という場所に滞在していたんだが・・・

  その滞在期間が結構長かったせいであの国の人間の感覚が

  なんか自分の中の標準に変わり始めてきてしまっていたからね…

  僕もマギアランドの生まれだから一妻一夫制を美化しすぎている

  あの国の考え方は正直合わないとは感じていたけど長くいると

  その考え方こそが普通でありそれ以外はおかしいとあの国に

  いたら本当に思い込まされてたよ・・・でも、今の君の言葉を

  聞いて目が醒めた。やっぱり僕は、自分のみんな好きって気持ち

  を大切にすることにするよ。それで君が幸せになってくれる

  っていうならなおさらにね!』

  サフィー『うん!そうしてください♪・・・あ!ねぇ、竜也くん。

  さっきの話の続きだけどさ、その付き合ってる女性って

  人間?獣人?ジュエルペット?それとももっと別な何か?』

  渡辺竜也『そんなに気になるのかい?(笑)まぁ…そうっすね…

  獣人の姉妹っす。同じ魔法学校に通ってる猫型獣人の先生でね…

  ある出来事があった日を境に急激に距離が縮まっちゃってな…』

  サフィー『えっ!?それってどんなどんな!?』

  渡辺竜也『いつも身に着けている服装を交換して互いにもう一人の

  ふりをして生活したら誰が最初に気付くかって遊びを二人が

  やった時に・・・気付いたのが唯一僕だけだったから・・・

  《私達の事をこんなに良く見てくれてたのはあなただけだわ♥》

  ≪いつも私達を見ていてくれてありがとう♥≫って…言われて…

  そのぉ・・・(照)』

  サフィー『なに?どうなったの??』

  渡辺竜也『いや、だからその・・・(照)《この感動を一生の

  思い出にしたい》≪だから私達と一緒に・・・≫って…』

  サフィー『3人でセックスしたの?』

  渡辺竜也『グッ!…めっちゃドストレートに恥じらいもなく

  言うなあサフィーは・・・まぁそうなんだけどよ…(照)』

  サフィー『わぁ~♥いいなぁ~♥それでそれで!』

  渡辺竜也『なっ・・・!ていうか!何でこんなことサフィーに

  話さなきゃいけないんだよぉ!』

  サフィー『え~?だって・・・(照)大好きな竜也くんが

  嬉しいって感じた時の話を聞けてるんだよ?そりゃあ・・・

  もっともっと聞きたいって思うのは自然じゃない!』

  渡辺竜也『自分の好きな男性が他の女性とヤッてる話を

  こうも嬉しそうに聞いてくれるのって・・・なんか最近

  全然人間界に長らくいたせいで真逆の体験ばっかりだったから

  慣れねぇな~・・・。まぁ、とにかく!この話の続きは

  君と正式にパートナーになってからね!この話はもうお終い!』

  サフィー『・・・はぁ~い・・・。あ、じゃあさ、もう1つだけ

  最後に聞いても良い?』

  渡辺竜也『ん?なんだ?』

  サフィー『竜也くんは・・・ジュエルペットの女の子とも

  セックスしてみたいなぁ~って思う?』

  渡辺竜也『ぶふっ!なんつ~質問だよ・・・』

  サフィー『私にとっては真剣な、すごく重要な質問なんです!

  私・・・この前竜也くんに言われてからセックスの事とか、

  それこそ、人間界での性行為の事とか・・・色々調べんたん

  だけど・・・人間界では性行為を一度もしたことない女性は

  処女、男性は童貞って言って、どちらもその初めてを捧げる

  相手は好きな人がいいと思っているらしく、相手も初めてを

  貰えた時嬉しいと感じる人が多いって話聞いて・・・

  私もまだ性交経験のない処女だし、人間界の常識が染み付いてる

  竜也くんなら、もしかしたら私の処女を貰える状況になったら

  いっぱい喜んでくれるかなぁ~?って・・・思ったんだけど…

  まぁ、私の場合、犬のジュエルペットだから人間の様に

  処女膜はなく破瓜は経験させてあげられないかもだけど・・・

  やっぱり・・・ジュエルペットの私が相手じゃ嫌…?

  私とセックスしてみたいとは1ミリも思わない…?(涙目)』

  渡辺竜也『うっ・・・(照)そ・・・それは・・・』

  サフィー『それは・・・?』

  渡辺竜也『君とセックスする気はない…』

  サフィー『えっ・・・?』

  渡辺竜也『(超早口の小声で)と言ったら嘘になる…(激照爆)』

  サフィー『えっ・・・?それって・・・!私の処女を

  もらう気はあるってこと!?』

  そう聞くと渡辺竜也は両手で顔を覆ってまるで洗顔をするように

  両手で顔中を縦にゴシゴシしながら恥ずかしそうにこう言った。

  渡辺竜也『あぁー!もう!何で僕ってこう・・・

  可愛い娘にこういうお願いされると断れずに受け入れちゃうん

  だろう・・・そもそも僕が教師になったきっかけである

  夢の中に出てきた女神様にお願いされた時もなぜか急に

  可愛い姿に変身されてどうかお願いしますって言われて

  はいって成り行きで言っちゃった感じだったし・・・

  あの二人に誘われた時だって…こういうのはもっと慎重にって

  断ろうとしたのに…服脱ぎながらボディタッチされて・・・

  《こっちはしても良いって即答してるわよ?》

  ≪もうここまで来たら変な意地なんて張らないで≫って・・・

  あんなことされたら男なら誰だって勃つだろうが全くよぉ!

  そして今回はサフィーにまで・・・あぁ!僕こんなんだったら

  いつか絶対人間界に行った時に変な女に詐欺とか

  遭いそうで怖いわぁ・・・!まぁ、何度も言うように僕は

  ポリアモリーだからその辺の女性にはすぐには靡かないけど。』

  サフィー『ふふっ、ふふふふふ!』

  渡辺竜也『な、何だよ急に笑い出して・・・』

  サフィー『いいや、竜也くんって、意外とおしゃべりなんだなぁ~

  って・・・思っただけ。普段研究所にいる時とか、必要最低限の

  会話しかしないちょっと不愛想な雰囲気醸し出しがちだったから

  意外だなぁ~って思っちゃって。そういう所も好きよ♥』

  渡辺竜也『うっ・・・(照)はぁ~・・・なんつーか・・・

  こそばゆいな・・・うん。』

  サフィー『あ、そうだわ!』

  渡辺竜也『ん?今度はなんだ?』

  サフィー『あの・・・私とセックスするのは…あなたの言う通り

  パートナー契約をする時までお預けって事で我慢するけど…

  その・・・(照)人間界で、《オカズ》って呼ばれてる、あの、

  自慰を行う時用にあなたの陰茎が勃起状態になった全裸の写真が

  欲しいなぁ~…って思っちゃって・・・(照)』

  渡辺竜也『えええっ…?(汗)い…いやぁ…

  流石に僕とサフィーの仲とは言えそれはちょっと・・・』

  サフィー『そのっ、勿論タダでとは言わないです!私も…

  竜也くんにいつか私とセックスしてもらいたいって思ってくれる

  ようになるまで処女守っておきますし、私をオカズにして

  もらえるように交接器や陰核がくっきり映った、アクセとか

  全部外した私の全裸写真をお渡ししますので

  ・・・ダメ・・・ですか?』

  渡辺竜也『う~ん・・・でも流石にそれは・・・』

  サフィー『どうしても・・・どうしてもだめ・・・?

  お願いします!言い出しっぺの私の方が責任を持って先に

  全裸の写真撮って差し上げますから・・・!それ見てからでも

  いいのでどうか、どうか竜也くんの勃起した陰茎がくっきり

  映った全裸写真を撮って頂けないでしょうか!お願いします!

  どうかお願いします!』

  サフィーは照れた表情をしながら目をウルウルさせてそう言うと

  渡辺竜也は根負けしてこう言った。

  渡辺竜也『あぁー!もう!わかったよぉ!撮るよ!撮れば

  良いんでしょ!はぁ・・・。僕っていっつもこうだ・・・』

  サフィー『わぁ~!ありがとうございます!早速今日

  お家に帰ったら超高画質カメラで私のヌードブロマイド

  撮って2枚印刷して1枚お渡ししますね!高画質カメラは

  そのままお貸しするので竜也くんもそれで撮ってきて下さい!』

  渡辺竜也『…あぁ・・・わかったよ・・・。』

  サフィー『ふふっ、ありがとう♥それじゃあ私、早速帰って

  ヌードブロマイド撮影してくるね!また会いましょう♪』

  そう言ってサフィーは一目散に家に帰って行った。そして

  家に着くとすぐに有言実行し、部屋の片隅から高画質カメラを

  持ち出すと、首のアクセと頭のフワフワティアラを外し

  カメラを音声でOKというと撮影される機能をONにして真正面に

  カメラを置くとその場で大きく開脚し恥ずかしそうに右手で

  自分のおまんこをいじりながら小さく呟くようにこう言った。

  サフィー『えへへ・・・(照)竜也くん・・・私のこの写真で…

  自慰とかしてくれるかな・・・?ハァ・・・♥竜也くんの

  陰茎って・・・勃起したらどんな感じなんだろう・・・?

  男性の平均って確か12~13㎝ってこの前人間界に行って

  ネットワークから情報収集したら書いてあったの見つけたけど…

  私全部入るかなぁ・・・?全長60㎝もないけど私たち

  ジュエルペットって・・・けど・・・(照)それでも私は・・・

  竜也くんと・・・セックスしてみたいなぁ・・・♥ハァハァ…』

  そんなことを呟きながらおまんこを弄っている内にいつの間にか

  おまんこは濡れてきてクチュクチュとエッチな音が辺りに

  響き渡り始めるようになると、それに気が付いたサフィーは

  恥ずかしそうな表情をしながらも嬉しそうな声でこう言った。

  サフィー『ハァ…♥ハァ…♥そろそろ・・・いいかな・・・?

  よし・・・!おっけ~♪』

  【パシャッ!】

  サフィー『・・・ちゃんと撮れたかしら・・・?』

  サフィーはそう言いながら起き上がりカメラを取りに行った。

  そして今撮った画像をその場で確認し始めた。

  サフィー『・・・うん…(照)これなら・・・大丈夫…?かな?

  こういう写真撮った事ないから実はよくわかってないけど…

  ちゃんと全身写ってて、私の女性器も映ってるから大丈夫よね?

  多分・・・きっと・・・うん・・・。と、とにかく早速

  プリントアウントしてみよう!』

  そう言うとサフィーは部屋を移動して印刷機の前に来てすぐさま

  撮った写真を2枚プリントアウトした。そしてそのうちの1枚を

  まじまじと見つめながら恥ずかしそうに顔を赤らめこう言った。

  サフィー『うん・・・(照)陰核や交接器の襞までばっちり♥

  竜也くん・・・喜んでくれるかな…?私のこれ・・・

  オカズにしてくれるかな・・・?(照)えへへ♥・・・よし、

  もう1枚は・・・どこに閉まったらいいかしら・・・?

  まぁ、それは後で考えましょ。』

  そう言って印刷した一枚は机の引き出しの中に隠し、もう1枚と

  高画質カメラを持ったままサフィーはアクセを再度つけるのも

  忘れてそのまま渡辺竜也にまた走って会いに行きました。

  すると、渡辺竜也も研究所の手伝いが終わり丁度魔法学校内にある

  住み込み部屋の自宅へ帰宅途中であるのを学校よりもだいぶ手前

  にある大通り前で見つけました。既に日が暮れる程の時間になって

  いたため生徒たちは全員帰宅しており、先生方も9割がた既に帰宅

  していたせいか辺りは既にかなり物静かになっていました。

  そんな中サフィーは自宅へ向かう渡辺竜也を見つけてダッシュで

  駆け寄りながらこう声を掛けました。

  サフィー『竜也く~ん♪ハァ・・・はぁ・・・!』

  渡辺竜也『ん?サフィー…そんなに慌てて走って来てどうした?』

  サフィー『えへへ・・・(照)これ・・・』

  そう言いながらサフィーは渡辺竜也に自身の全裸ブロマイドと

  高画質カメラを手渡した。渡辺竜也はそれに気が付くと顔を

  真っ赤にして慌ててその二つを奪い取るようにガシッと右手で

  掴むとサフィーに顔を近づけて小声で恥ずかしそうにこう言った。

  渡辺竜也『ちょ…!今時間はもう誰もいないとはいえこんな所で

  いきなり渡さないでよ!…ていうかこれ・・・!(照)』

  渡辺竜也はサフィーがハァハァしながら撮ったおまんこ丸出し

  無修正ブロマイドに思わず股間が少し硬くなるとすぐに目線を

  反らして呟くように諦めた声でこう言った。

  渡辺竜也『ハァ・・・もう・・・こんなの受け取っちまったら

  僕もやらざるを得ないじゃないか・・・ハァ・・・。

  んじゃ・・・僕もすぐ撮ってくるから・・・この辺で少しの間

  待っててくれるか・・・?』

  サフィー『うん♥』

  そう言うと渡辺竜也は小さくため息をした後、自分で約束した

  からには守らなければと意を決し、自分の住み込み部屋へと

  走って行った。そして数分足らずで自室に着くと、部屋の鍵を

  閉めて魔法でばっと服を全部脱いで全裸になり、カメラを右手で

  パッと魔法で持ってくるとサフィーと同じく声で写真が撮れる

  機能をONにしてテーブルの上に魔法で移動させると

  そのまま後ろに下がって全身が確実に映る位置まで移動をした。

  そして左手でサフィーから貰ったサフィーの無修正全裸ブロマイド

  を改めてまじまじと見つめていると、フッとサフィーに言われた

  言葉たちが頭の中で勝手に[[rb:反芻>はんすう]]し始めた。

  ≪渡辺竜也の回想≫

  サフィー『人間界では性行為を一度もしたことない女性は

  処女…って言って…初めてを貰えた時嬉しいと感じる人が多い

  って話聞いて・・・私もまだ性交経験のない処女だし…

  竜也くんなら…私の処女を貰える状況になったら

  いっぱい喜んでくれるかなぁ~?って・・・

  思ったんだけど…私が相手じゃ嫌…?』

  ≪渡辺竜也の回想終了≫

  渡辺竜也『・・・ごめんサフィーこれが答えです!(激照爆)』

  渡辺竜也はそう言いながらフル勃起状態になると持っていた写真を

  とりあえずカメラの横の所に置いた後、右手でフル勃起ペニスの

  根本付近を握り、恥ずかしそうに左手で自分の頬をいじりながら

  一応目線だけはこっそりカメラに向けながらこう言った。

  渡辺竜也『・・・はぁ・・・まぁ、とりあえずこんな僕でも

  好きって言ってくれたのはサフィーの方だし・・・

  これはこれで[[rb:オッケー>●●●●]]ってことなのかな…?』

  【パシャッ!】

  渡辺竜也『あっ!?ちょっと待って!今言ったの写真撮る準備

  できたって意味じゃ・・・消して撮り直すか・・・』

  そう言って渡辺竜也はカメラを取って今撮られた写真を確認すると

  本当に驚くぐらいの高画質で自分のペニスの亀頭からいつの間にか

  少しだけ遺精が出てきちゃってる所までくっきりズームしてみると

  分かっちゃうぐらいの画像が出てきて思わずこう言った。

  渡辺竜也『…本当にめちゃくちゃこれ高画質なカメラだな…

  てか僕サフィーのこと考えて興奮しすぎて[[rb:遺精>がまんじる]]まで

  出ちゃってるし!恥ずかしっ!とりあえず撮り直し・・・

  いや待てよ・・・?サフィーちゃんはわざわざこんなにオマンコ

  潤ってるのが分かるぐらいの凄いえっちなのくれたんだぞ…?

  きっと相当恥ずかしかったはずだぞ?僕もそれにこたえてこの

  恥ずかしい画像を渡さないと対等にはならないのでは…?

  う~ん・・・それにすぐ撮ってくるって言ったのに何度も

  撮り直しして何分もあそこで待たせるのもかわいそうだし…

  ・・・うん、まぁ、こんな写真なら別にオカズにしたいとは

  思わないよね!うん、きっとそうだ!もうこれでいいや!

  うん、これにしようそうしよう!』

  渡辺竜也は少し投げやりな気持ちに無理矢理なって自分の中に

  渦巻く複雑な感情を押し殺し黙々と今撮った写真をすぐさま

  1つだけ印刷した。そしてその印刷された写真を見つめながら

  また渡辺竜也は恥ずかしそうに頭を抱えながらこう言った。

  渡辺竜也『あ~あ・・・僕は何をしてるんだろう・・・?

  いや、もうこれ以上この件について深く考えるのはよそう…

  とりあえずこれ、すぐサフィー渡してくるか・・・いや、

  その前に股間どうにかしてからだな。』

  そう言うと渡辺竜也は洗面所に向かい魔法で洗面所の水を出すと

  泡で出るタイプのソープをワンプッシュして股間に塗布し

  水で軽く洗い流した後、近くに置いてあったバスタオルで拭いて

  そのバスタオルは洗濯機へ放り込み急いで魔法で服を着た後、

  例の全裸写真と高画質カメラを持って部屋を後にした。すると…

  ここで待っててと言っていたが、あまりにも遅くて心配に

  なったのかサフィーは学校の玄関前の椅子みたいな物が

  ある場所まで迎えに来ていた。サフィーは渡辺竜也に

  気が付くと嬉しそうにこう言った。

  サフィー『あ!お帰りなさい!もしかしてその写真は…!』

  渡辺竜也『…あぁ…とりあえず撮ってきたぞ。受け取りな。』

  そう言いながらわざとすぐ見られない様にカメラの下にした状態で

  サフィーに写真を手渡した。するとサフィーはそれにすぐ気付き

  両手で写真とカメラを受け取って右手でカメラを持ち上げ

  左手に残った渡辺竜也のヌードブロマイドを見つめると、

  一瞬両目が[[rb:♥>ハート]]になった直後、まばたきをすると

  瞳の模様が変化した。だが、渡辺竜也もサフィーもその変化に

  全く気が付かぬままサフィーは写真を見てうっとりした声で

  幸せそうに満面の笑みを浮かべながらこう言った。

  サフィー『うわぁ~♥これが…竜也くんの…ハァハァ…

  お…おっきい・・・♥これ…15cm以上はありそうね…

  何センチぐらいなんですか・・・?』

  渡辺竜也『だから君はいつもいつもなんていう質問を…というか

  僕も図った事ないから正確なサイズまでは知らないよ…』

  サフィー『そっかぁ・・・。えへへ、でも・・・こんなわがまま

  まで聞いてくれて本当にどうもありがとうございました!

  これ、一生宝物にします!念のため自分用に取っておいた

  私のあの写真と一緒に、竜也くんが私に初めてプレゼント

  してくれた時の、あのフワフワティアラが入ってたプレゼント

  ボックスの底の部分にこの写真、大事に取っておきますね!』

  渡辺竜也『えっ!?サフィー・・・フワフワティアラは今も

  よくつけて来てくれてるのは知ってたけど・・・あれあげた時に

  渡したプレゼントボックスまで取っといてたの!?』

  サフィー『うん!だって初めて竜也くんにプレゼントされた

  大切なものだもん♥あの箱含めてね♥』

  渡辺竜也『・・・そうか・・・(照)まぁ、そう言ってくれるなら

  僕も嬉しい・・・けど・・・』

  サフィー『けど…?』

  渡辺竜也『その写真絶対に外に持ち出したりするなよ!誰かに

  見られたりしたら大変な事になるからな!絶対に見返すのは

  家の中でだけにするんだぞ!・・・とはいえ・・・僕だけ

  君のヌード写真のみ隠し持ってるのもあれだから・・・僕も

  君と同じくその写真もう1枚プリントしてどっかに隠しておく

  ことにするよ・・・。普段誰も見ないって言ったら・・・

  まぁ、アルバムん中が一番かな・・・?』

  サフィー『ウフフ♥そっかぁ~♥わかったわ♥ありがとう♪

  ・・・私の写真・・・いっぱいオカズにしてね…?(照)

  私も竜也くんの事いっぱいオカズにしちゃうから…』

  渡辺竜也『ハァ…(照)全く・・・もう誰もいないとはいえ

  校門前でなんつ~会話してんだろうな僕たちは・・・』

  サフィー『んもぅ、そんなこと今更・・・(笑)』

  渡辺竜也『あぁ~あ、なんか今日はドッと疲れたな。

  今日はもう風呂入って寝るわ。サフィーもこれ以上遅く

  ならないうちにちゃんと家に帰るんだぞ~』

  サフィー『は~い!』

  渡辺竜也『あと、絶対にその写真落としたりすんじゃねーぞ!』

  サフィー『大丈夫!両手でがっちり握って落とさない様に

  体の部分は隠して誰かに見られても顔部分しか見えない

  ような持ち方をしながらしっかり家まで持って行くから!』

  渡辺竜也『ふっ、そうか・・・(笑)まぁお気遣いありがとな。

  とりあえず、今日はお疲れさま。また明日な。』

  そう言って渡辺竜也は立ち上がった。するとサフィーも

  椅子の上にちょこんと立ち上がりながらこう言った。

  サフィー『うん!あ、竜也くん?』

  渡辺竜也『ん?なんだ・・・?』

  渡辺竜也はそう言いながらしゃがんで目線をサフィーと同じ

  高さまで下げるとサフィーは耳元で囁くようにこう言った。

  サフィー『・・・パートナーになる前にさっきあげたあの写真

  見て、写真だけじゃ物足りなくなって私とセックス

  したいなって思い始めるようになった時には・・・

  遠慮なく私の事誘ってね♥あなたとセックスできるその日まで…

  ずっと私、処女守っておくから・・・♥chu♥』

  そう言うとサフィーはそのまま耳元付近の頬にそっと口づけをすると

  慌てて走って椅子から降り、カメラと写真を両手で抱えながら

  顔を真っ赤にして照れた表情で恥ずかしそうにこう言った。

  サフィー『そっ(照)それじゃあまたねっ!はわぁぁ…!』

  渡辺竜也『あぁぁぁ・・・(照)』

  渡辺竜也はキスされたところを思わず手でそっと撫でながら

  恥ずかしそうに走っていくサフィーを見えなくなるまで目で

  ずっと追った後、見えなくなった瞬間にフッと安堵の声を

  漏らすように息を吐き、ゆっくりと自分の住み込み部屋へ

  一人歩いて戻って行った・・・・・・。

  《サフィーのフラシュバック終了》

  [newpage]

  サフィー「はぁ…!はぁ…!はぁっ…!い…

  今の・・・記憶は・・・!」

  サフィーはまた新たに思い出した記憶に嬉しさと恥ずかしさが

  急に込み上げてくるのと同時に片手で持っていたフワフワティアラ

  を再び両手でぎゅっと握ると、何故か今は近くに竜也くんがおらず、

  こんな大事な事すら忘れていたのかという感情が一気に押し寄せ

  サフィーは思わずまた目をウルウルとさせながらフワフワティアラ

  を両手で握り、お股をチラッと見つめた後に正面を見ながら

  小さく弱々しい声で呟くようにこう言った。

  [pixivimage:120059843-1]

  サフィー「そうだ・・・私・・・あの人のために

  ずっと処女を守っていようって決めていたんだったわ…

  あんなに好きだったのに・・・私…竜也くんの事を

  忘れていただなんて・・・しかも…竜也くんの事だけ

  じゃなく・・・あの時に勉強していたはずの性に関する

  知識も・・・竜也くんと一緒に忘れていただなんて・・・

  でも・・・竜也くんったら・・・(笑)あんなこと私の前では

  言ってたけど…本当は私とセックスしてみたいって・・・

  思ってくれていたのね・・・♥嬉しいわ・・・♥」

  サフィーは思わぬ事が知れて思わずにっこりした直後、フッと

  あることに気付いて今度は不思議そうな表情でこう呟いた。

  サフィー「あれ・・・?そう言えば・・・さっきフラシュバックが

  起きた時・・・どうして私の忘れていた記憶だけじゃなく、

  竜也くんが私にあの写真を撮るまでにこの部屋でやっていた

  ことやその時の竜也くんの感情までまるで私の記憶の様に

  脳内再生されていたんだろう・・・?う~ん・・・ハッ!?

  もしかして・・・さっきのはただのフラッシュバックじゃなく…

  レラビーダの魔法・・・!?あの魔法・・・もしかして私・・・

  失敗したように思っていたけれど、成功していたのかしら…?

  もしそうなら・・・このアルバムをもっと読んでいけば・・・

  私が竜也くんの記憶を失ってしまった真実も分かるのかな…?」

  サフィーはそんな思いに駆られると再び左手でフワフワティアラを

  ぎゅっと握り締めながら右手でアルバムを開こうとした。だが、

  なぜか今までとは違って、アルバムのページの端に右手を置いた

  途端にページを開くのを身体が拒んでいるかのように右手が急に

  まるで鉛になったかのような重さを感じ始めだした。だが、

  それでも真実が知りたいと意を決して右手で指を次のページに挟み

  開いているページをつまみ出すと突然今度は罪悪感と不安感が

  どこからともなく押し寄せてきて思わずサフィーはページを開く

  右手が止まってしまった。そしてサフィーはそんな自分の右手を

  一度ページから離して不思議そうに見つめるとこう呟いた。

  サフィー「・・・なんで・・・この先のページを開こうとすると…

  こんなにも体が拒絶しちゃうんだろう・・・・・・

  なんで・・・こんなにも・・・嫌な気持ちが押し寄せて

  くるんだろう・・・。さっきまで・・・あんなに竜也君との

  楽しい想い出を思い出して幸せな気持ちになっていたはず

  だったのに・・・どうして・・・?」

  そんなことを呟きながらサフィーはフッとまた自分の右手を

  よく見ると、いつの間にかまたエグマのマークが少しだけ欠けた

  状態で現れ始めていることに気が付いた。それを見たサフィーは

  気が付いたようにこんな事を言い始めた。

  サフィー「あっ…私の右手にまた何かマークが浮かび上がり

  かかってる・・・!やっぱり・・・私が魔法が使えなく

  なってしまったのは・・・記憶を何らかの原因で失ってしまって

  いたからなのね・・・。という事は・・・この先のページに

  ある写真を見て記憶を全部取り戻せれば・・・私は魔法を再び

  使えるようになるのかしら・・・?でも・・・・・・

  どうしてこんなに・・・次のページを見るのが怖いんだろう…

  なんだか…泣きたい気持ちになっちゃうぐらい・・・凄く…

  開きたいのに開きたくない・・・私の身に…何があったのか…

  知りたいのに知りたくない・・・!」

  サフィーは今にも泣きそうな震え声でそう言った後、意を決し

  再びゆっくりと右手でアルバムの開いているページの右端に

  指を置いた後、そっとページをつまみ出した・・・・・・。

  続く