『バイタル正常値を確認。獣怪人No.8 クエイクタイタン。起動』
「んがっ…!!いててっ…相変わらずコレには慣れねぇな…」
全身に電流が流れ体が痙攣する。電流の痛みと共に起床させられるのが怪人になったオイラの日課だった。目を開くと蛍光緑色の培養液とガラス越しに爬虫人類の研究院達が計器を確認している様子が見える。惑星アイランドを侵略するために異世界より転移してきた帝国タイラント。地下深くに構えられた、その秘密基地こそがオイラたち怪人の根城だった。
『獣怪人No.8 クエイクタイタン、起動を確認。科学将軍イビルフロッグ様がお呼びです。至急、第2ラボに向かいなさい』
「了解した」
機械音声の指示を受けたオイラは培養槽から出る。獣人から怪人に改造された際に細胞が急激に変化することもあって、獣怪人は定期的に培養槽に浸されボディチェックを兼ねた調整を受ける必要があるらしい。オイラは頭わりぃから詳しいことはわからないが、イビルフロッグ様のご命令だ。正しいに決まっているだろう。
シャワールームで体中の培養液を落とし、鏡に映った自分の体をまじまじと見た。
熊江武蔵…かつての獣人だった頃と比べて、二周りほど大きくなった体躯。ツキノワグマ獣人らしい三日月様の白い体毛こそ胸元に残されているが、その巨躯はヒグマ獣人と遜色ない。ふわふわとしていた明るい茶色の毛皮は、ごわごわとした黒茶色の硬い毛並みに変わり、手足の先からは鋭い鉤爪が生えた。贅肉のベルトにより元々まるかった腹は、怪人化による筋肉と脂肪の膨張でさらに膨らんでいた。
「ぐへっ…」
大きな手で顔を触れば、口元には鋭い牙、怪人化の証である禍々しい角が額から生えている。視線を下に向ければ、雄の象徴たるイチモツが目に入る。周囲から『子供チンポ』と馬鹿にされるほど小ぶりだった頃の面影はなく、棍棒のような太さで凶悪な存在感を放っている。
「ぐへへ…これがオイラの本当の姿」
下卑た声が漏れる。何度見ても惚れ惚れする体と力だ。「大地の守護者ランドイエロー」なんて名乗って、弱いくせに粋がっていた頃のオイラじゃ考えられない力に溢れている。禍々しい姿に内に込められた邪悪な力を感じると興奮してチンポも硬くなって来やがる…我慢汁も漏れてきた…あー最高だぜ。
『武蔵…』
なんだ…頭の中に声が響いて来やがる。
この声は…
『おまえはまだ未熟だ。だが、そのまっすぐな黄色い瞳で正義を追い求める姿に わしはヒーローの素質を見出した』
この声は土佐のおやっさん…?武蔵の思い出から、ガーディアンズ司令官・土佐犬治郎が呼びかけて来ているのか?
『ヒーローとして…人々を…この星を守れ』
「うるせぇ、そんなの関係ないだろ!オイラは武蔵じゃねえ…怪人クエイクタイタンだ!」
オイラの頭に響く『祈りの言葉』を振り払うようにシャワールームを後にしてイビルフロッグ様が待つ第2ラボへと向かう。
「…土佐のおやっさんが今のオイラを見たらなんて言うだろうなぁ」
何の気なしに漏れた呟きはナイフの様に胸奥に刺さり、オイラの心の中でじんわりと痛みに変わっていった。
[newpage]
第2ラボに着いたオイラはイビルフロッグ様が所長室にいると聞いて足を急がせた。
「怪人クエイクタイタン、ただいま参りました!」
「ゲロゲロゲーロ!遅いゲコ!どれだけワシを待たせるゲコ」
所長室に入るとギョロッとした目を向けて顔を真赤にしたイビルフロッグ様が怒鳴り散らしてくる。どうやら待たせすぎたらしい。
だがよぉ…こんな状況にも関わらず、イビルフロッグ様の薄汚れた緑色のヌメヌメとした体と異様なほどに膨張した腹が強調されるような白衣姿を性的に感じてちまう。クソッ…!萎えたチンポがまた勃って来やがる。
「も、申し訳ねぇ、怪人になったオイラの素晴らしい姿に見惚れてたらこんな時間になっちまいまして」
「これで何度目ゲコ!まぁ…どうやらそんなに怪人の姿が気に入ったようだなぁ」
別の意味で顔を赤く染めながら言い訳を述べるオイラの言葉に、多少気を良くしたイビルフロッグ様。オイラはすかさず主の足元に跪いた。
「グヘヘ…当たり前ですよ。破壊のために力を使うことがこんなに気持ちいいなんて、怪人にならなきゃ…イビルフロッグ様に怪人にしていただかなけりゃ気づきもしなかった」
かつてのオイラなら決して出てこなかったような言葉がスラスラ出てくる。毎日のように行われる思考矯正プログラムの影響だとは理解しているが、そんなことはどうでも良かった。
「ゲロゲロゲロ!当たり前ゲコ!獣人などワシら爬虫人類に滅ぼされるだけの存在。そんな下等な獣人のおまえを最強の怪人にしてやった大恩人のワシに…何をすれば良いかわかるよなぁ?」
そう言って、いやらしい笑みを浮かべたイビルフロッグ様は白衣をはだけさせてヌラヌラとした粘液にまみれた緑色のペニスを取り出した。そのシルエットはどこか獣人だった頃に嫌いな食べ物であった苦瓜を想起させるものだった。
「もちろんですよ…あぐっ…♥うっく…くちゅ…♥」
差し出された緑色のペニスを何の抵抗もなく咥える。主であるイビルフロッグ様の性欲を受け止めるのが怪人であるオイラの使命だった。歯を立てないように慎重に咥えつつも、ざらつく舌を使って緑色の亀頭を丁寧かつ激しく舐めていく。
「んぐっ♥️くちゅ…じゅるる…ぺろ…レロ♥️」
「ゲーロゲロゲロ!フェラチオがうまくなったなぁ、クエイクタイタンよぉ!あんだけ嫌がってたのがウソのようじゃね〜か」
「へへっ…こんなの朝飯前です…ぐぉっ…!♥」
返事をしようと言葉を発したオイラの喉奥にイビルフロッグ様のペニスが突き刺さり思わずえずいてしまう。
「ゲコォォー!黙って奉仕するゲコ♥」
「も、申し訳…♥️あぐっ…うぐっ…んぐっぐじゅ…♥ありまふぇん…♥️♥️」
イビルフロッグ様のペニスが口の中を出し入れする度に新たな快感が全身を貫いてくる。怪人化による影響でエネルギーや栄養素を食物から経口摂取する必要がなくなったオイラにとって、口や喉は発声器官か生殖器官でしかなくなっていた。イビルフロッグ様が腰を振る度に、オイラのマズルはその出張った腹に埋もれていき呼吸すらママならなくなってくる。
「ゲコ〜♥そろそろ出そうゲコォ♥」
「んぐっ…!♥グジュ…クチュ♥チュパッ……チュ〜〜〜!!♥」
射精が近づき、将軍として威厳等かなぐり捨てたイビルフロッグ様が射精を耐えるために情けなくヘコヘコと腰を振る様に劣情を感じたオイラはいつものように口をすぼめて思いっきり苦瓜様のペニスに吸いついた!
「ゲコッ、ゲコッ…ゲコ〜〜〜♥」
ドロッ…ドロロ…!
イビルフロッグ様が雄叫び…いや、情けない鳴き声と共にオイラの口の中で爆ぜられる。爬虫人類特有の冷たい精液が喉奥に注がれ生臭さが口いっぱいに広がっていく。
「ゲコ〜♥ゲコ〜♥…はぁぁ、すっきりしたゲコ。おまえは性処理奴隷としても最高傑作ゲコォ。ほらっ、おまえの口のまわりに付いたワシの精もしっかり舐めるゲコ」
称賛しているのか貶めているのか判別しがたい言葉を荒い息と共に吐きながらペニスを抜くイビルフロッグ様。オイラは舌を伸ばすと口まわりに付いた主の精液をベロリと舐める。経口摂取で栄養を摂る必要がない怪人にとって精液を飲む行為は、目の前の雄の支配欲を満たすためだけに他ならなかった。
「グヘヘッ…お褒めいただきありがとうございます。このクエイクタイタン、我が主イビルフロッグ様の命令であれば何でも従う所存です」
「ゲコォ…殊勝な心がけだ。おっと、本来の目的を忘れるところだったゲコ」
乱れた白衣を着直したイビルフロッグ様は机の上に置かれた書類を手にされる。その表情からは先程までの上気した感情は消え失せており、一瞬で冷徹な研究者の顔に戻られていた。
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「ゲココ…なんと素晴らしい戦果ゲコねぇ〜。レジスタンスの基地を地震で崩壊させることができるのはタイラントの並居る怪人の中でも、おまえだけだろうよぉ」
この1週間の怪人としてのオイラの活躍が書かれている報告書を読まれるイビルフロッグ様は時おり感心したような声を上げられ、足下に跪くオイラを見下ろされる。
「これが真のガイアの力。ランドイエローままでは使いこなせなかっただろうよぉ。さて、今までおまえに与えた任務は破壊工作、敵対勢力壊滅だったなぁ」
「グへへッ…オイラのガイアの力を使えば楽勝な作戦ばかりでした」
「そうだろう、そうだろう。そこでワシらタイラントにとって最も重要な任務をおまえに命じるゲコ」
「ははぁ、なんなりと!」
「タイラントの戦力である怪人および戦闘員になり得る素体…すなわち、獣人の捕獲ゲコ」
「えっ…?」
「特に幼い個体は怪人への適応性が高いことがわかっている。おまえには幼い個体が集まる…『ガッコウ』と呼ばれる施設の強襲を命じる」
「ちょっ…ちょっと待ってくれ、イビルフロッグ様」
今まで逆らうことなど考えたこともなかったオイラの口から思わぬ言葉が漏れていた。
「まだ作戦のブリーフィング中ゲコ?」
「そ、そんなことしなくても…オイラの力があれば敵なんていないはずだぜ」
配下の怪人であるオイラが、自らの立案する作戦に反発してきたのが気に入らなかったのか表情が気色ばんでいくイビルフロッグ様。
「おまえがいくら強かろうが、我らタイラントがこの星を支配するためには戦力増強が必須ゲコ!そのためには非力な幼い個体を誘拐するのが最も効率的ゲコ!」
「だけど…!」
逆らうつもりなど全くなかったはずなのに自然と口をついていく反感。「子ども」を実験材料とすることをオイラの中の『熊江武蔵』が許さないようだった。
「貴様、まだ獣人たちへの『情』が残っているのか?」
ギョロッとした瞳でオイラを冷徹に見下ろすイビルフロッグ様は、足下に跪くオイラを水かきが付いた脚で蹴飛ばした。意表を突かれて床に転がされたオイラの体を抑えつけると傍に備え付けられたヘッドギアを頭に嵌めて来る。
「い、イビルフロッグ様…!やめてくれっ!オイラは…!」
「うるさい、貴様には強力な思考矯正が必要なようだ」
そのヘッドギアはタイラントの常識と価値観を植え付けるための思考矯正プログラムで使用される物だ。イビルフロッグ様が暴れるオイラを両手足で抑え込むと長い舌でヘッドギアの起動スイッチを押す。途端に脳内に流れる膨大な情報。
「んがあぁぁぁぁああああ!!!」
『タイラント帝王ダイナスは絶対君主。爬虫人類は全ての世界を征する上級人種。爬虫人類以外の生物は下等生物。怪人は爬虫人類にひれ伏す存在。強い雄に服従せよ。強い雄に欲情せよ。怪人はタイラントの繁栄に身を捧げよ』
流れ込んでくるタイラントの常識。何度も受けた思考矯正プログラムのはずなのに、より強力な電波が流れているのかオイラは自我を保つことができなくなっていた。
「ゲロゲーロ!出来の悪い怪人にはお仕置きゲコ!」
バイザーを付けられて苦しみ床でのたうち回るオイラの体を抑えつけていたイビルフロッグ様は、再び露出させたペニスをオイラの解れきった尻穴に宛てがい始めていた。
「やめっ!んがっんがぁぁぁぁ!!」
ヌルリと挿入された苦瓜様のペニスは性感帯となったオイラの肛門を的確に刺激している。思考矯正プログラムを受けているというのに快感を覚えていくオイラは先ほど覚えた反発心が消えていき、代わりに性的興奮が呼び起こされボッテリとした怪人チンポが硬く勃起していくのを感じていた。
『タイラント帝王ダイナスは絶対君主。爬虫人類は全ての世界を征する上級人種。爬虫人類以外の生物は下等生物。怪人は爬虫人類にひれ伏す存在。強い雄に服従せよ。強い雄に欲情せよ。怪人はタイラントの繁栄に身を捧げよ』
「ゲコッ!ゲコッ!!ゲコーッ!」
「うがっ!がぁっ!ぐるるぅ!おおっ!!」
脳に響く機械音声と耳に届く汚いカエルの鳴き声はオイラの…ゆるンダ…ココロを完全ニ堕とシて…イク…♥
ドビュッ…ビュルルッ!
[newpage]
「ゲココ、目を覚ましたか?」
ヘッドギアが取り外されると、どこかすっきりとした表情のイビルフロッグ様がオイラの顔を覗かれていた。ボンヤリとした頭で起き上がると、勃起した怪人チンポから精液を垂らし、腹回りの毛皮は自らが放った精液で汚れている肛門からはイビルフロッグ様に放出いただいたドロリとした精液が垂れていた。意識をハッキリとさせたオイラはその体を拭く暇すら惜しんで主の前で跪いた。
「イビルフロッグ様!先ほどはおこがましい発言を申し上げ大変申し訳ありませんでした。このクエイクタイタン、幼い獣人個体の捕獲作戦、必ずや遂行してみせます!」
「よく言ったゲコ。この作戦はおまえと臭害怪人スメルスカンクの2匹での共同作戦とする。抜かりないように準備しておくゲコ。下がってよい」
「はっ!」
満足な笑みを浮かべるイビルフロッグ様に見送られながらオイラは第2ラボを後にする。先ほどの性行為で足元がおぼつかずラボの備品に体をぶつけながら歩くオイラの背中に、イビルフロッグ様は言葉をかけられた。
「クエイクタイタンよ…」
「おまえはまだ未熟ゲコ。だが、その濁った黄色い瞳で力を追い求める姿に ワシは怪人の素質を見出したゲコ」
「怪人として…人々を…この星を…蹂躙するゲコッ!」
その『呪いの言葉』は誰かの言葉を上書きするようにオイラの心に深く刻まれていくのだった。
(続く)