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お医者さんと狼さん

  「ぶぁっはっはっは!お前ほんと間抜けな!」

  と、豪快に笑うのは狐。その目の前には憮然とした表情でベッドに横になっている狼。

  そのがっしりとした体には痛々しく包帯が巻かれている。

  「うるせぇ!こっちゃ被害者だぞ!ってぇぇ!」

  笑う狐に食いつかんばかりの勢いで吼える狼だったが、次の瞬間には情けない声を上げた。

  それもそうだ。全身打撲、一部骨折。なんだったらこうやって体を起こすことだって常人にはできない程度の傷である。

  単純な話だ。自転車漕いで登校してたら右折車と接触。交通事故である。

  命に別状もなく、相手との示談も無事成立。今に至る。

  「ま、授業についてはしっかり俺がノート見せてやるからよ。ゆっくり休めや。」

  「お前のノートは頼れんから委員長に頼むわ。」

  「ははっ、ちげぇねぇ。じゃあ、俺帰るから。」

  「おう、ありがとな。」

  部屋を後にする狐を見送ると…狼はため息をつき窓の外を眺めた。

  自分以外誰もいない病室は静かなものだ。

  なんでも普通の部屋が一杯とかで個室に入れられたのだ。ゆっくり出来るのはいいことだが…いかんせん静かすぎる。

  全身には鈍痛が走り続けているし、そんな状況でテレビなど見る気になれない。

  と。こつこつと足音が聞こえてきた。ドアが開くと。

  「大丈夫ですか?」

  優しい瞳に柔和な表情をした、正しくいい意味で優男と言えるハイエナ。

  真っ白な白衣に落ち着いた物腰。近所でも評判がいい整形外科医なのだ。

  同性から見ても憧れる存在ですらある。狼は苦笑しながら首を横に振る。

  「まだちょっと全身痛いっす。」

  「そうだよね。友達との声聞こえてきたけど、普通はあんなに元気に居られないぐらいの怪我だからね。」

  点滴の内容などを確認しながらハイエナも苦笑する。

  狼は思わず耳を畳み恥ずかしそうに顔を俯けた。さて、とハイエナはベッドの横に置いてある椅子に腰かけた。

  「一応ご家族にはお話しておいたけど、これからリハビリとか始めてこうと思ってるんだけど、体、動かせそう?」

  「まぁ、少しは…」

  「うん。じゃあ明日から早速始めようか。結構しんどいだろうけど、大丈夫かな?」

  「ういっす!」

  「いい返事だね。じゃあ、また後で来るから。点滴、僕が変えるよ。」

  立ち上がり部屋を後にする。ひらり、と舞う白衣がとても美しく見えた。

  ドキドキするのは、なんでだろう。自分の鼓動以外に聞こえるのはぴちょんぴちょんと定期的に落ちる点滴と、鳥の声。

  

  動かないとその分腹も空かないんだなぁと思いながら狼はなんとか動く左手でスプーンを使い食事を軽く済ませた。

  しかしまぁ、やはり全身痛い。おかげで昼間はほぼ寝られず。

  「やっぱり痛そうだね。」

  その様子を見ていたハイエナがふむ、と頷いた。

  そして近くにいた看護師に何かを指示する。

  「しっかり眠ることも治療の一部。点滴に痛み止めと、ちょっと睡眠導入剤入れるね。あ、大丈夫。依存性は無いから。」

  冗談なのだろうか、本気なのだろうか。正直分からない言葉を並べハイエナは悪戯っぽく笑う。

  狼も笑い返して。

  「先生が言うと怖いっす、それ。」

  「よく言われるよ。ごめんごめん。じゃあ、また明日ね。」

  「ありがとうございます。」

  ハイエナと入れ替わるように看護師が部屋に入り、手早く点滴を交換した。

  今までつけていたものより少々大きいだろうか。

  液体がすぅ、と入ってくるのが分かる。

  「違和感とかちょっとあるかもしれないけど、すぐ慣れると思うので。もし慣れなかったらナースコールで呼んでくださいね。」

  「分かりました。」

  「じゃあ、おやすみなさい。」

  「はい。」

  看護師が出ていく。それを見送っていたら。液体が入り込む感覚が気にならなくなってきた。

  それと同時に全身の痛みが少しずつ治まっていく。

  ふわふわとした感覚。痛みに緊張していた体がほぐれて、分解されていくような感覚。

  眠気も襲ってきた。

  頭がぼう、とする。眠ろう。

  そう頭が意識する前に既に狼は眠りに落ちていた。

  [newpage]

  

  宙を浮いているような。不思議な感覚が続く。夢の中?

  じゅぼじゅぼと音が聞こえるような気がする。

  「ふぁ…?」

  空調の利いた部屋の中で。身に着けていたはずの病衣が無い。

  痛々しい包帯の巻かれた裸体。そして。下半身に黒い影。

  熱くて、気持ちいい。

  「あ…あえ…?ひえんひえい…?」

  呂律の回らない口調で言葉をひねり出した狼。そう、黒い影は。

  間違いなく、ハイエナ。昼間と同じように柔和な表情で。口の周りを唾液や粘液で濡らした。

  「違うよ。僕は何者でもないよ。君は今、夢の中にいるんだよ。」

  「ゆめ…」

  「そう、夢。…ふふっ、おっきなペニスだ。」

  虚ろに呟く狼の事など意に介さず。ハイエナはうっとりとした表情で狼の肉棒を撫でた。

  その大きさは凄まじく、同性からもうらやましがられるほどだ。ぐるぐると野太い血管が絡みついて。

  しかし先端も竿も、綺麗なピンク色をしている。睾丸も心なしか小さめのようだ。

  「童貞で、処女…いいね。君みたいな子はもっと遊んでるかと思ってたけど。童貞は好きだよ。すぐに沢山イってくれるからね。」

  裏筋を長い舌でべろり、と舐め上げると、狼はびくんっ、と腰を震わせた。

  それに伴い肉棒が揺れ、ハイエナの鼻先を叩く。だがハイエナは気にしていないようだ。

  「これは夢なんだから、好きにしていいよ。いや、させてもらうけど。」

  「ゆめ…うん…」

  その言葉が脳に刻まれ、狼の脳は考える事を止めた。

  虚ろな目付き。抵抗するそぶりを見せ無くなれば。ハイエナは口をかぱ、と開き、狼の肉棒を咥えた。

  じゅるるるっ、じゅぼぼっ、と音を立てながら吸い上げる。まるでシェイクを吸い上げるかのように。

  初めて味わう快楽。自慰とは全く違う。熱く湿った粘膜。鈴口を舌の先でちろちろと舐めあげられる。

  睾丸をほっそりとした指先でぐりゅぐりゅと揉みしだかれる。

  その指が徐々に竿の裏へ、そして引き締まり呼吸によって上下する腹へと向かって。

  筋と筋の間を撫で回され、軽く揉まれると。

  「〜〜っ!!」

  狼はビクンッ、とベッドの上で跳ねながら声にならない声を上げた。

  凄まじい熱量が尿道を駆け抜け、ゾクゾクと背中に快楽が走る。

  どぼんっ、びゅぐぐぐっ!

  凄まじい熱量が肉棒を咥えていたハイエナの口の中へ注ぎきこまた。ハイエナは少し驚いたような表情を浮かべるが直ぐに嬉しそうなものへとその色を変え、ごぐごぐと音を鳴らしながら青臭い液体を飲み干していく。

  狼は虚ろな目のまま本能が命ずるままに腰を少し振る。

  喉の奥がコツコツと亀頭に当たるのがまた心地よく。

  ビクビクと痙攣しながら狼は頰を釣り上げ唾液を零した。

  呼吸が荒れ、上下に胸と腹が揺れ動く。

  うっすらとかいていた汗が狼の毛並みをぺっとりと皮膚に貼り付かせて。

  痛み止めと睡眠導入剤と快楽で頭は飾りと化す。

  はぁ、と恍惚の表情を浮かべながらハイエナは精液の臭いが染み付いた息を吐き出し体を震わせた。

  「気持ちよかったでしょ?もっと気持ちよくさせてあげる。」

  息がかかるほど顔を近付け、ハイエナは白衣とズボンをずらした。

  ポケットから手早くコンドームを取り出すと自らの勃起しきった肉棒に装着する。

  その間も尻尾を器用に使いながら狼の肉棒の根元を扱いて。

  狼の肉棒は更に大きさを増していく。

  コンドームの装着が終わり、自らの雄穴をかき混ぜると、ハイエナは狼にのしかかり己の雄穴へと狼の肉棒をあてがった。

  とろとろと垂れる腸液が狼の眼に映る。

  「我慢しないで、いっぱい出してね。さっきのも、濃くって良かったから…♪」

  ハイエナの狂喜と魔性の魅力に充てられ。狼は自然と頰を釣り上げていた。

  夢なのだから。

  ハイエナは狼の様子に邪悪な笑みを浮かべ…一気に狼の肉棒を自らの雄穴へと導いた。

  ずちゅんっ、という音。

  狼の肉棒は柔らかく暖かく、熱いハイエナの腸内を満たして。グニュグニュと心地よく締め付けられ。

  「〜〜っ!!」

  狼はその未知なる快楽に口を大きく開け、背中を仰け反らせる。

  そして次の瞬間には絶頂に達し、ハイエナの体内へと精液を噴き出した。

  一度出したというのにその濃さや量はまるで変わっていない。

  ハイエナも幸せそうに唾液を口の端からわずかに零し自分の腹を撫でた。

  「んっ…いいねぇ…♪こんなにいっぱい出してくれて…♪でも、まだ始まったばっかりだよ?」

  ハイエナの言葉の通りだ。

  ゆっくりと腰を動かし始めるハイエナ。粘膜はまるで極上の絹の様に。

  熱い腸液が狼の肉棒を濡らし、潤滑を良くする。

  ハイエナのいやらしい手付きが狼の引き締まった胸を弄くり回し、乳首を舐る。

  そこに嫌悪感は無い。ただ快楽だけが送られてくる。

  雄穴がきゅう、と締まると狼はまたしても絶頂に達する。

  睾丸が激しく動き、次の射精に備えて精液を作り出す。

  声を上げることもできない。やがてハイエナの動きが早さを増し始めた。

  それに伴い、狼も腰を振り始める。そうすればもっと気持ちよくなれると本能が気が付いたのだ。

  「んっ、あんっ、いいねぇっ、のってきたっ?」

  ごつごつと腸壁を、そして前立腺を突かれながら余裕のある表情でハイエナは狼に囁く。

  狼は頷きばちゅんと肉をぶつける。

  何度も絶頂に達した。それでも腰は止まらない。ハイエナの雄穴から泡立った精液と腸液が噴き出しシーツを汚して。

  ハイエナの膨らんだ腹。先走りで膨れ始めるコンドーム。

  ハイエナも限界が近いのだろう、押し殺した様な声を上げ天を仰ぐ。

  ゾクゾクと全身を駆け巡る快楽が、どんどん強くなる。

  「あっ…♪いいっ…メスイキ…くるっ…!」

  狼の胸に顔を埋めると…ハイエナはビクンッ、と腰を大きく痙攣させた。

  コンドームの中で肉棒が跳ねる。

  びゅるるるっ、とコンドームの中が精液に満たされて。

  雄穴が一層強く締まり、狼もまた絶頂に達した。何度目か数えるだけの頭はない。

  ただ、心地よくて気持ちよくて。

  しばらく絶頂の余韻に浸りながら狼の肉体を愉しんでいたが…ゆっくりと起き上がり、肉棒を抜き取る。

  ごぽぽぽっ、と雄穴から大量の液体が溢れた。

  それでもなお狼の肉棒は膨らんだままである。

  粘液に塗れたそれを愛おしそうに掌で撫でるとハイエナはいやらしく微笑んだ。

  「良い子。とても気持ち良かったよ。でも今日はもうおしまい。…お休み。」

  声が頭に溶けていく。全身が性感帯になってしまったようだ。ふぅ、とかかる息すら心地よい。

  体を少し動かすだけでびりびりと快楽が走り抜ける。

  そして狼はゆるりと眠りの中へと堕ちていった。

  [newpage]

  

  目が覚めると…

  「…ふぁぁ…」

  狼は眠たそうに大きな口を開けて欠伸をした。昨夜は…なんだかとてつもない事が起きていたような、そんなことないような。

  そんな有耶無耶な感覚だ。ただなんとなく。

  「なんか…気持ち良かったなぁ…」

  思わず口走り、首を傾げた。何が気持ち良かったのだろう。思い出せない。

  まぁ、痛みが和らいだおかげで普通で居る事が気持ち良かったのだろう。

  点滴を見てみると液体が無くなっており…じんじんと痛みが少し走り始めてきた。

  薬ってーのは偉大だなぁとしみじみ思いつつも狼はいてて、と情けなく声をあげる。

  と、ちょうどそのタイミングでハイエナが入ってきた。

  「おはよう。よく眠れたかな?」

  「お陰様でばっちり寝れました。…ただ今また痛くなっててしんどいっす。」

  「そうだよね。…とはいえあんまり鎮痛剤を使い過ぎるのも良くないから…」

  ううん、と腕を組み少し考えるハイエナ。

  あれ、なんだかハイエナを見ているとドキドキしてしまう。

  狼はそう思いながらふぅ、と息を吐いた。

  寝起きでぼう、としているのだろう。薬も投与されてたわけだし。

  「じゃあ今日からは弱めの頓服薬にしようか。もし痛みが強いようならもうちょっと強めのも出すし。いつでも看護師に言ってね。」

  「は、はい。」

  にっこりとほほ笑むその表情は見る者の心を安らげるようだ。

  狼は体に走る鈍痛を僅かの間忘れ、頷き、笑った。

  

  入院して数日。また夜が来る。

  しかし今日はリハビリに精を出し過ぎたせいか、非常に疲れている。

  狼は大きな口を開けて欠伸をしていた。眠気も酷い。

  どれくらいかというと水を飲もうとして食堂ではなくトイレに行っていたぐらいだ。

  体は大分自由に動かせるようになってきたが、未だに鈍痛が走っている。

  狼はベッドに体を横たわらせると瞼を閉じた。

  [newpage]

  

  「今日も、始めようか。」

  その声に狼は瞼を開いた。しかしその瞳は色を無くしており、理性などは無いように見える。

  入院中の数日。ハイエナはゆっくりと狼の体と脳を調教していた。

  狼はベッドの上で仰向けになると自ら病衣を取り払った。

  その下の胸板は入院前と変わらず引き締まっている。しかし決定的に変わっていることがあった。

  ハイエナが胸に手を当てると。

  「んぁっ…♪あひっ…」

  狼は上ずった、押し殺した嬌声を上げた。大きく膨らんだ乳首をこりこりと弄るだけで狼の股間が盛り上がる。

  徹底的に、ゆっくりと仕立て上げられた感度。膨らんだ股間は触れられもしていないのに既に粘液を垂らし始めている。

  「良い子だね。さぁ、満足させてよ…」

  優しく囁くハイエナ。狼は下半身にかけていたシーツも取り払うとびくびくと一回り大きくなった肉棒を曝した。

  初々しいピンク色をしていたはずの彼の肉棒は今ではどす黒く、グロテスクなものに変貌を遂げていた。

  血管が浮かび上がりびくんっ、と跳ねる。

  狼の体にまたがるハイエナ。その雄穴からとろり、と腸液をその肉棒に零すと。

  狼はハイエナの太腿を掴んだ。そしてハイエナの体を自らの体に叩きつける。

  びたんっ、と少々痛そうな、肉同士のぶつかる音。狼の肉棒がハイエナの腹をぽっこりと膨らませる。

  「んっ…♪」

  腹の中を圧迫するその肉の塊に、ハイエナは熱い息を漏らし恍惚の表情を浮かべた。

  虚ろな目付きのまま。涎を垂らし。狼は腰を振り始めた。しかしそれはがむしゃらなものではない。

  腸壁を抉り、前立腺を突く。的確にハイエナが感じる箇所を責め立てて。

  「ぁっ…♪んぁっ…」

  ごりゅごりゅと亀頭で腸の中身を掻き回されるたびにハイエナは小さく嬌声を上げ体を震わせる。

  腸液が溢れ出し、狼の肉棒を滑らせる。動きは更に早さを増し、快楽の波も小刻みに、そして大きくなった。

  ハイエナは狼の胸板に倒れ込むと腰を緩く振り満足そうに頬を釣り上げた。

  「ふふっ…あっ…そこっ…気持ちいい…いいよ…ちゃんと…出来てる…♪」

  「フゥゥゥ…ァァァ…!」

  荒く息をつく狼。ハイエナは胸板を舐めまわす。唾液がぺっとりと狼の毛並みを寝かせ卑猥な臭いを立てる。

  狼の肉棒がびくんびくんと何度も跳ねる。絶頂が近いのだろうか。しかし。まだこのまま繋がっていたい。

  「まだ出しちゃ駄目。ね?もっと昇りつめようよ。」

  ハイエナのつぶやきに狼は頷き、ハイエナの腰を掴むと動きを緩めた。

  どんどん血液が集まり膨らむ肉棒。圧迫感が増し、ハイエナは更に高みへと達していく。

  しっかりと調教をした甲斐があった。狼はハイエナの予想以上に行為を上達させていた。

  「僕の方が…トリコにされちゃうよ…♪」

  頬を紅潮させハイエナは雄穴を緩く締めた。狼の肉棒に絡みつく血管がそれを遮るように。

  どくどくと熱い血液。そして更にその中を流れる先走りを感じる。

  ここまでの快楽は早々得られるものではない。狼の動きに対してハイエナの腸内は更に動きを変幻自在に変えていき。

  狼の肉棒を包み込む。極上の絹糸のような。それでいてしっかりと狼の肉棒を吸い上げる。

  腰の動きが噛み合い、狼はグゥゥゥ、と喉の奥から唸り声をあげた。

  睾丸がびくんっ、と跳ねハイエナの尻たぶを叩く。

  絶頂が近い証拠だ。ハイエナはこれから来るであろう熱に期待し腰の動きを早めた。

  ばちゅん、と肉同士がぶつかる音。大丈夫だ。このために個室に彼を入れたのだから。

  「んぁっ、あっ、いいよっ、そこっ…あっ…んぁぁっ…♪」

  押し殺した声で啼きハイエナは表情を緩ませた。

  口の端から唾液を零し、狼は虚ろな目を血走らせながら腰の動きを早め始める。

  ハイエナの太腿をしっかりと掴むと爪を立てて。

  「ォォッ、ォォォンンッ…!」

  「いいよっ…出してッ…!中にッ…孕むからッ…!」

  その言葉と共に。ハイエナは雄穴を強く締め付けた。

  狼の肉棒が奥まで捻じ込まれ、腸壁にぶつかる。狼は牙を食い縛ると、背筋を仰け反らせた。

  ハイエナの中で狼の肉棒が爆ぜる。熱く濃い奔流がハイエナを満たして。

  「んんっ!ひぐっ!んぁっ!!」

  肉棒につけていたコンドーム。それが外れかねない勢いでハイエナもまた絶頂に達する。

  精液を注ぎ込みながらも狼はグチュグチュとハイエナの中身を掻き回して。

  ハイエナの上ずった声が静かな個室に響き渡った。

  反響し、自分自身の耳に届く。

  「いいよ…ほんと君は、素敵だ…♪」

  「フゥゥ…ハァァァァ…!」

  息を荒げる狼の頭を撫で回す。耳の後ろを指先でこそばり。

  柔らかな産毛がハイエナの指に心地よく絡みつく。

  「そろそろ…退院するけど…また、しようね…♪」

  ハイエナの声が狼の脳に刻まれる。

  また、この快楽を。必ず。

  

  [newpage]

  

  「先生、ありがとうございました!」

  狼は病衣を衣服に変え荷物を整えるとハイエナに礼をした。

  ハイエナはニコニコと笑い頷く。

  「思ったより早く治って良かったよ。まぁ、まだリハビリがあるから、病院には通ってね?…途中で通うのやめちゃう人もいるからさ。」

  「うす!」

  頭を下げ、狼はにっこりと笑う。そしてハイエナの前を去っていった。

  狼は自分で気がついていないだろう。

  既に自分の体と脳がハイエナによって調教され尽くしていることを。

  看護師に呼ばれ、ハイエナは部屋を後にする。

  狼は知らないだろう。

  これから少しずつ、更なる快楽に堕とされることを。

  それをすんなりと受け入れられる体になっていることを。

  「また、会おうね…?」

  ハイエナは笑顔を邪悪なものに変えると、股間を膨らませた。

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