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虎戦士・熊戦士が牢屋で盛る話。

  しくじってしまったと二人は激しく後悔しながら牢屋の壁を眺めていた。片方は引き締まった肉体を誇る虎。所々に走る傷痕は痛々しく、だがそれが勇壮さを引き立たせている。

  片方は熊。虎より縦にも横にも大きい。むっちりとした脂肪につつまれ、しかしその下には強靭な肉体。こちらもやはり傷痕が至る所についている。

  

  「いつつ…ったく、少しは加減しろっつーの…」

  

  滲む血を乱雑にぬぐいながら舌打ち混じりに虎がそう呟く。

  もう片方の熊は俯きかぶりを振った。

  

  「だからもう少し慎重に進め、と言ったんだ。こうやって生きてるだけでも幸運だと思え。」

  

  その一言にぐぅ、と虎は唸り…すぐにはぁ、とため息を吐いた。

  戦場を駆け抜けた結果…虎は孤立、それの援助に向かった熊だったが虎と共に相手に捕捉、そのまま囚われ今ここにいる、という訳だ。

  確かに敵将の一人を討ち取り、脳内麻薬が出た事。そして例に漏れず暴走したのも自分の責任であり。

  これでは恥晒しではないか。末代まで笑われる。

  

  「生きてるとは言っても…半分死んだみたいなもんだが。」

  

  「半分どころかほぼ死んでるな。首の皮一枚も無い。」

  

  敵将ー相手からしてみれば味方の勇将を殺した相手だ。すぐさま処刑、もしくは拷問にかけられ色々内情を吐かされた後に奴隷扱い。…早い話、death or dieという事である。

  

  「脱出も無理だろうな。ったく…ついてねぇ…」

  

  「それに付き合わされて拘束された俺の身にもなれ。」

  

  いつでも命の瀬戸際、そして明日をもしれぬ生活をしていたせいだろう。とても命が切羽詰まっているとは思えない軽い会話をしながら。二人は床に寝転がる。

  ひんやりとした地面はじっとりと湿っており居心地がいいとは言える訳もない。

  しばらくそんな体勢で休んでいると。階段から光が差し込み、二人をわずかに照らす。

  コツコツとブーツの音。体を起こすと二人の目に兵士が映った。

  

  「食事だ!最期の晩餐、せいぜい愉しむといい。」

  

  二人の牢屋の前にボロボロのトレーが置かれる。乗っかっているのは粗末なパンと薄っすらと色のついたスープ。どれも冷え切り、かつ食べられるギリギリの状態だ。食器も決して衛生的とは言えない。

  

  「へぇへぇ、捕虜にもお恵みを下さるとは主も大層寛大な心をお持ちで。」

  

  小馬鹿にしたように言葉を発する虎。それを見下しながらトレーを持ってきた兵士はニンマリと歪んだ笑みを浮かべた。

  そして立ち去り…地上へつながる扉を閉めたのか、牢屋の中がまた薄暗くなる。

  

  「…最期の晩餐、ねぇ。」

  

  「明日にでも処刑、か。晒し者にされるか。」

  

  そう言いながら熊はトレーの片方を取り、むしり、とパンを食いちぎった。

  

  「よくこんな状況で食う気になれるな。俺は明日のことを考えるだけで胸が一杯だよ。」

  

  「少しでも体力を補充だ。逃げる隙もあるだろう。」

  

  むぐむぐとパンを咀嚼し、スープを飲み込む熊。虎ははぁ、とため息をつくとパンをむしゃむしゃと食べ始めた。

  味気ない最期の晩餐。スープを半分ほど飲み干し…虎はごろん、と寝っ転がった。

  

  「とんでもなく不味ぃな。飼料の方が美味ぇ。」

  

  「食った事があるのか?」

  

  「死にかけた時にな。あれが無かったら死んでた。まぁこれから死ぬけどな。」

  

  乾いた笑い声を上げ虎は目を瞑った。これが最期の睡眠か。

  熊のスープを啜る音。そして湿ったカビの臭いのする牢屋。

  最悪の最期。全く。後世には伝えてもらいたく無いものだ。そんなことを考えているうちに、いつしか意識が闇の中へ堕ちていった。

  

  [newpage]

  

  

  じゅぼっ、ぐぼぼっ、じゅぶぼぶぶるっ。

  

  「…んっ…!?」

  

  虎はそんな下品な音に意識を取り戻した。直後ぶはっ、と水面から顔を出した時、息継ぎをするような呼吸の音。

  そしてまた同じような音が鳴り響く。

  それも自分の下半身から。そして肉棒にどくんどくんと血が集まっているのが分かる。体が熱く…そして。

  

  「んぐぁっ…!」

  

  瞼を開く前に、虎は呻き声を上げた。しかしそれは苦痛から来るものでは無い。全身を稲妻のような快楽が駆け抜ける。

  そこから来るもの。

  カビの臭いはいつの間にか同時に粟の花のような臭いと、酷い雄の臭いにすげ代わっており…

  快楽のあまり、虎は瞼を開くことが出来ない。…まるで初めて性行為をした時のように。そうだ、これは。

  

  「ォォォォッ!?グゥゥゥ!!!」

  

  理解した瞬間。虎の肉棒が爆ぜる。その莫大な快感を前に虎は自分の置かれている状況などお構いなしに吼えた。

  どぼぼっ、ごぼんっ、ぼびゅるるるっ!

  生死を掛けた戦のあとに行う性処理が霞んでしまうほどの量と濃さの精液が尿道を駆け抜けていき、放出される。

  それも宙ではなく、何かねっとりとした粘膜質なもの―そうだ、性器に近い。その場所に対してだ。

  粘膜質なそれは何かを肉棒の竿部分に絡ませ先程よりも粘度の高い音をたて、虎の肉棒を激しく吸い上げる。

  ふーっ、ふーっ、と荒い息。なんだ、何が起きているんだ。快楽の波に溺れながら虎は必死に残っている理性をかき集め情報を得よう、と瞼をようやく開く。

  仰向けに寝かされている自分と。そして股間の部分に顔を埋める…熊の頭。

  

  「なっ…!?」

  

  「んぶぅっ、んぐぅぅっ、じゅぶっ、んぐぅっ、ごぐっ…ぶはぁっ…ちんぽぉっ、ちんぽ汁ッ、もっと、もっとぉぉ…」

  

  精液を放出し終え尚萎えない肉棒から口を離すと熊は理性も何も無い、尊厳を失った表情を浮かべ精液の臭いがべっとりと染みついた言葉を零した。

  口の中に残っているであろう精液を咀嚼し、恍惚の息を吐きながら体を震わせごぐんっ、と喉を鳴らしながらそれを飲み込む。

  異常な乱れ方。性処理をするために互いに抱いたり、抱かれたりすることはあったが厳格な熊がこんな表情や行動を取る所は見たことが無い。

  飲み込み切れなかった唾液と精液の混ざった液体を胸にびしゃびしゃとまぶしながら、熊は自らの手を尻の方に伸ばし、ぐちゅぐちゅと水の音を鳴らしていた。何をしているかなど、見なくとも分かる。

  腸液の臭い。汗の臭い。雄の臭い。

  体の奥が熱い。熱くて、熱くて。頭がぼう、とする。

  この火照りを鎮めるためには何をすればいいのだろうか。

  答えは出ている。しかし、僅かに残った理性がそれを拒む。こんな所で、行為など。

  

  「やめっ…ろっ…」

  

  力なく否定し、熊の頭を掴むが、熊はお構いなしに、舌を虎の肉棒へ伸ばす。

  

  「ちんぽっ、ちんぽほひっ、ほひぃっ、ちんぽっ、ケツマンっ、ぐへへっ、うへへぇ…」

  

  「く…そっ…!」

  

  熊の性を求める力に抗う事が出来ない。虎の手を押し退けるように。熊は少しずつ舌を、口を虎の肉棒へと近付けていく。

  熱い息が亀頭にかかると虎はんっ、と思わず艶っぽい声を上げてしまう。力が弱まった瞬間、熊は虎の肉棒を一気に咥え込んだ。

  頬を凹ませ、上目遣いに。虎の尻をまさぐり、睾丸を撫で回しながら。

  じゅぼぼっ、ごぼっ、ぐぶぶっ、じゅるじゅるっ!

  粘液に満たされた口腔内は今まで感じたことの無い快楽を虎の肉棒に与える。精液を放出した睾丸。それを撫で回されると素直に睾丸は反応し次々に精液を生産し次の射精に備えているようだ。

  

  「ぐぅっ、ぅぁっ…!グゥッ…!」

  

  背筋を仰け反らせ、虎はびくびくと何度も震えながらはーっ、と長く熱い息を漏らしながら唾液を零した。

  体が熱い。放出したい。出したい。

  脳内全体が射精の、快楽への欲求に満たされていくのが分かる。

  唐突に、熊はぐぱ、と口を開いた。唾液と精液と先走りに塗れたそれは暗闇の中でもてらてらと妖しく僅かな光を反射しながら光る。

  狂喜に満ちた瞳でそれをうっとりと見つめて。

  

  「ちんぽっ、ちんぽぉぉっ、ケツッ、ケツマンにっ、ぐちゅぐちゅっ、ぐへっ、ぐへへっ、ほひっ、がまっ、んひぃっ♪」

  

  「やめっ…待てッ…!」

  

  否定は言葉だけ。動かせるはずの体を虎は動かさない。表情は喜悦に歪み始めている。熊が膝立ちをすると虎の体に跨る。腸液がごぼり、と零れ虎の腹部を熱く濡らして。

  熊は引き攣った笑みを浮かべ、一気に虎の肉棒を雄穴で飲み込んだ。

  ズゴンッ!と熊の豊満な尻肉と虎の引き締まった肉同士がぶつかり合う音が牢屋の中に響き渡る。熊はそれだけで絶頂に達してしまったのだろうか。

  天を仰ぎ、声と取る事が出来ない呻くような鳴き声を上げた。

  

  「ひっ、ひひぃっ、ちんぽっ、ちんぽぉぉっ、チンポ汁ッ、うへ、ぐへへぇ、んひぃっ♪」

  

  呂律も回らず、壊れた言葉。そして熊は全身を上下に動かし、虎の肉棒を激しく責め立て始めた。

  きゅうきゅうと締まった雄穴が虎の肉竿を通るたびに腸液を溢れさせる。体を動かすたびに腸壁が蠢き、虎の肉棒を扱きあげ。

  されるがまま、目の前で起きている状況を理解しようとしていた虎だったが…やがて脳は考える事に対してリソースを使う事を止めた。

  

  「グゥゥゥっ、グルルルルッ…!ガァァァァッ!!」

  

  熊の太腿をむんず、と掴むと獣の遠吠えを上げ、虎は床に横たわったまま腰を激しく振り始めた。そう、この状況を理解する必要など無い。目の前で雌犬が乱れ、自らの雄がいきり立っている。

  それだけ分かればいい。犯せ。犯せ。欲望のまま。雌を犯し、蹂躙しろ。快楽のままに。

  激しく体液が飛び散り、下にいる虎をべっとりと濡らしても。虎は構うことなくがむしゃらに、力強く熊の雄穴を責め立てた。前立腺をごりゅごりゅ、と抉ると熊は全身を激しく痙攣させ、肉棒から先走りをどぶんどぶんと勢いよく溢れさせる。

  腸壁がぐにぐにと蠢き血管が浮き上がった肉棒を締め付ける。自分の感度も上がっているのか、粘液に塗れた肉棒が僅かに動く空気に触れるだけでゾクゾクと背筋に寒気にも似た快楽が走った。

  二人の動きががっちりと噛み合うと虎の肉棒は根元まで熊の奥底へたどり着く。亀頭が腸壁を突き上げ熊の腹を僅かに膨らませた。

  

  「あっ、んへっ、あへぁっ、ふぐうぅえぁぁっ♪ひぎっ、ひぎぃっ、ひぐっ、ひぐっ、ひぎくぅぅぅっ!!!」

  

  その快楽に先に限界を迎えたのは熊だった。全身を激しく痙攣させると、白目を剥き壊れた叫びを上げる。ぎゅうっ、と雄穴が強く締まり、虎の肉棒を締め付けた。

  しかし虎はまだ限界を迎えない。それどころか更に腰の動きを強める。

  どちゅんっ、どちゅんっ、どちゅんっ!

  

  「ひぎっ、ひひっ、いひひっ、おひっ、もっどぉっ、もっどもっどぉぉ!!」

  

  力が抜けてしまったのか、熊は虎の体にその身を預けると腰をゆるゆると動かした。熊の肉棒が虎と熊自身の腹部に挟まれ、自然と擦りあわせる形となって。

  

  「フゥッ、ゥゥゥッ!グゥゥゥッ!グゥァァァァァッ!!」

  

  虎は遠吠えを上げながらどんどんと熊を責め立てる。目の前にある熊の首に噛みつき、熊の胸を揉みしだき。

  その度に熊はびゅるっ、びゅるっ、と先走りを溢れさせ。

  虎の激しい動きがやがて大きく、しかし細かくなりつつあった。

  限界が近いのだろう、大きく膨れた肉棒がびくんっ、と熊の雄穴の中で暴れまわる。それを察した熊は舌をはみ出させ、唾液を大量に零した。

  虎はそれをふりかけられても嫌な顔一つせず…それどころかにやり、と笑い、熊の頭を抱き寄せた。

  そして唇を重ねる。じゅぶりじゅぶり、と虎のザラザラとした舌が熊の口腔内を蹂躙する。

  

  「んぶっ、んふぅぅぅ!」

  

  「んぶっ、グゥゥッ、グォォォォォォッ!!!」

  

  そして。

  バツンッ!

  と一際大きな肉の音。そして。

  びゅぐっ、びゅぐるるるっ、どぶぶびゅるるっ、どぼっ、ぐびゅうるるるっ!

  牢屋の中で聞こえるはずの無い、虎の欲望が熊の腸内ではじけて飛び出す音が響いた。

  とてつもない濃さととてつもない量の精液は熊の中を一杯に満たしていき…その幸福感は。

  

  「ぶもっ、ぐぐごぉぉぉっ、ごがぉぉぉぉ!?!」

  

  どぼんっ、ぼびゅるるっ、ごぼんっ、ごぼんっ!

  

  熊を射精に導くには十分過ぎた。

  虎と熊の肉体に挟まれた肉棒が大きく膨れ上がり、精液を大量にまき散らした。勢いよく飛び出した精液は虎の頭上へ…いや、それすら超えて向かいの壁まで汚す。

  射精の快楽に酔いながら虎と熊は飛び散った精液を口に含み、ごぐん、と飲み込むと青臭い息を吐き出した。それでも足りない、と言わんばかりに。

  虎は腹部に大量にたまった精液を手で掬い上げると自らの口に含んだ。

  そして熊の唇を乱暴に奪う。混ざり合い、互いにごくごくと精液を飲み干していき。それは途轍もない快楽で。幸福感。ここがどこで、自分たちが何であったかもどうでもよくなるような。

  牢屋の中が精液の、雄の臭いで一杯になって。まだ欲しい。まだ足りない。もっとしたい。犯したい。犯されたい。

  

  「ぐぅっ、グゥゥっ、ゥゥゥ…」

  

  獣と化した二人は自然と肉棒と雄穴を離すと…体位を変え、受け攻めを変え。行為を再開した。

  虎に跨っていた熊はブルンっ、と萎えていない肉棒をビクつかせながら虎の腰をわずかに浮かせると、触れてもいないのにグジュグジュと蠢いている雄穴に亀頭を突きつけ、迷う事なく一気に挿入する。

  

  「ぉっ、ォォォォォッ!」

  

  責める時と全く異なる、雌の快楽が更に虎の理性を奪い去って。

  全体重を乗せながら熊は腰を打ち付け、肉棒で虎の中身をかき混ぜる。

  腸壁をなで上げられ、前立腺を抉られ、先走りが腸内を満たしていく。もっと、もっと激しく。

  

  「グゥゥッ、ゥゥゥ!!」

  

  虎は一見雄壮に聞こえる―しかし雌の色を混ぜた唸り声を上げ、目尻から涙を零しながら。

  熊の体を抱き、宙に浮いていた両脚でがっちりと腰を固定し。僅かも動く隙間のない状態を自ら作り出す。熊のするがまま、されるがままに。

  どづんっ、どづんっ、どづんっ!

  

  「ぉぉっ、ぐぅぉぉ♪おふっ、おひっ、ひぎっ、いひぃっ♪」

  

  獣の唸り声は、雌の嬌声に変わる。地面と熊の体に押し付けられて。

  

  「グォッ、ォォォォォ!」

  

  びゅぐっ、どぼびゅるるっ、びゅぐっ、びゅるるるっ!

  ミシミシと全身の骨が軋む。肉体が悲鳴を上げる。

  それでも、いや、それすら快楽となって。

  虎は声にならない声を、嬌声を上げながら、両脚に力を込めた。

  濃密な粘液が腸内を覆っていき、莫大な幸福感が脳を支配する。

  虎の中で、何かが断末魔を上げたが。今の虎には届かない。

  

  [newpage]

  

  

  「軍団長!第2部隊帰還いたしました!」

  

  敬礼する軍服を身に纏ったリカオンに、壮年の男はふむ、と頷いた。

  

  「して、あの二匹はどうだ?」

  

  「はっ、素晴らしい戦果を挙げております!」

  

  「そうか。…連れてこい。」

  

  「ここにっ!」

  

  リカオンは頭を深く下げ、一度壮年の男の前から立ち去った。

  捕らえた敵国の戦士二人。相当な手練れだったため何としても手に入れるべく…最後だと与えた食事に媚薬を盛り込んだのは正解だったか。

  心の中でほくそ笑んでいると…リカオンが紐を二つ手に持ち、壮年の男の前に戻ってきた。

  

  「うへっ、ぐへへぇ…ごしゅじんさまぁ…ぐへ…」

  

  「おれ、いっぱい、ころした、ぐふぅ…だからぁ…」

  

  紐の先に繋がれたのは全身を血や体液に塗れさせ、閉じる事を忘れた雄穴から腸液を溢れさせながら四つん這いで壮年の男に近付く、虎と熊。

  壮年の男の股間に顔を近付けるとくんくん、と何度も鼻を鳴らし、びくんっ、と肉棒を震わせた。

  

  「あぁ、よくやってくれた。」

  

  頭をぐしゃり、と撫でると二匹のそれは壊れた笑顔を浮かべた。

  

  「ごほうび、ごほうび…♪」

  

  「ほひっ、ほひぃっ、ちんぽっ、がまんできにゃっ、ほひっ、おくすりっ、ほひぃっ♪」

  

  喉を鳴らし、媚びる姿は奴隷か、家畜か。それとも。

  壮年の男はにっ、と頬を釣り上げると注射器を二つ取り出した。中には透明な液体が充填されており…虎と熊はそれを見た瞬間に壊れた笑顔に蕩けた色を混ぜた。

  

  「今やるぞ。…ほうら。」

  

  首筋に。ほぼ同時に注射針を差し込み。中身を注いでいく。と。

  二匹はびぐんっ、と体を痙攣させた。

  

  「あっ、あ”-…」

  

  「ぎだぁ…おぐずりぃ…あ”っ、あ”う”ぁ”-…」

  

  破顔した。どぶどぶ、と精液を力なく垂れ流し。笑う。嗤う。わらう。

  

  「これだけでは足りぬだろう。…続きは注いでもらえ。」

  

  注射器を少々乱暴に抜き取り。壮年の男は背中を向けた。理解しているリカオンは深々と敬礼すると、壮年の男の前を去った。

  

  後は愉しむ事としよう。乱れる、乱れ続ける二匹を。

  

  リカオンに連れられた二人は…戦場から戻ってきた雄達に囲まれていた。皆がいちように欲望を宿した瞳を二匹に向ける。

  股間はいきり立ち、むんむんと強くくぐもった臭いを放っている。

  あの薬よりも。もっと気持ち良くなれる。あの薬と相まって、もっともっと気持ち良く。それだけが二匹の全て。

  

  「ちんぽっ、おちんぽっ、ぐちゅぐちゅっ、うへっ、うへへっ…」

  

  「ケツマンぐちょぐちょっ、うぐふへぇ…」

  

  ねだり、誘い。

  直後、二匹に雄は群がった。ズボンを降ろすと硬く天を突く肉棒が外気に晒され、更に強い臭いを二匹の鼻に叩きつける。

  虎も熊も。

  その目に映っているのは肉棒だけ。迷うことなくそれを咥え込み、じゅぼじゅぼと頬を凹ませながら必死に吸い上げる。

  両手で肉棒を扱きあげる。

  雄穴に二本の肉棒を咥え込む。

  絶頂に達し、胃の中に精液を直接叩き込まれた。精液を味わわされる。それはこの上ない幸福だった。

  全身に熱い白濁液が振りかかった。犯されながら体位を変え、二匹で抱き合うような体勢になる。

  互いの体についた精液を舐めとり合い。その間も雄穴を掻き回され続けた。

  互いの肉棒が擦れ合い、ぐちゅんぐちゅんと音が響いて。

  

  「ひひっ、ひぎぃっ、おひっ、ぎぃっ、ぐうぅぅっ、いぎぃっ!」

  

  「ぉ”っ、ォ”ォ”ォ”ォ”ッ!」

  

  最も深い所まで肉棒を突き入れられ、精液を解き放たれると。

  

  「「イグッ、イグッ、イグゥゥゥゥ!!!」」

  

  二匹の遠吠えが響き渡る。

  処刑をされる事も無く。

  二匹の雌はイかされ続ける。

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