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新米騎士と竜さん。

  「大丈夫?」

  銀色の鱗が月光に照らされ、彫刻を思わせるほど美しい。大きな翼に、強靭な肉体。

  それと相反する、どこか頼りなげな声を上げるのは竜。ドラゴン、と言うには小さく。ワイバーン、というには理知的。

  そして柔らかな瞳。

  「あぁ…んっ…大丈夫…だから…」

  心配そうに声をかけられたのは、こちらもやはり彫刻を思わせる、均整の取れた肉体。程よくついた筋肉。しかしどこか幼い顔つきを思わせる、狼獣人。

  他の狼種に比べマズルも小さく。しかし犬種と言うには体格が大きく。

  彫刻のように美しい。なのに歪な一人と一匹。

  竜騎士を志した狼。竜騎士の武器となり、足となる。そう決めた竜。

  その為に。今、彼らは。

  月光に照らされる、平原。狼は大量に敷かれたワラの上に、半裸で横たわっていた。

  手に持っているのは粘液をたっぷりと纏った張型。それは竜のペニスによく似た形をしており…狼の体格を考えると受け入れるのは困難だろう。

  だが狼は。大きく両足を開くと尻を天に向け、竜にあられもない姿を晒しだす。

  尻の谷間に見える雄穴はぐぱ、と拡がり、水の無くなりかけた噴水のように粘液を僅かに噴き出して。

  狼は張型の先端部で雄穴を何度もなぞり上げる。噴き出す腸液の量が増えたのを確認すると。

  ずぶり、と。少しずつ張型を挿入させた。

  「んぐっ…ぁっ…!」

  爪先を震わせ、体を跳ねさせる。痛みからだろうか、目を潤ませ、しかし竜をじっ、と見つめる。

  竜は、その瞳の光にごくりとつばを飲み込むと狼に覆いかぶさった。

  張型を根元まで受け入れると狼は強がるように引き攣った笑みを浮かべる。

  「ほ…らっ…入った…でしょ…?だから…だいじょ…ぶっ…あっ…」

  途切れ途切れの言葉。消え入りそうなほど、か細い言葉。

  外に逃がさぬように。竜は皮膜で狼を覆った。

  「だから…早く…まぐわおう…よ…」

  狼は耳を畳み、縮こまってしまった尻尾を必死に振る。

  竜騎士と、竜。その関係は一蓮托生、という言葉ですら足りない。お互いの体となる。お互いの心となる。

  その為に。こうして、人と竜と。交わらないはずの体を交じらわせ、まぐわう。

  「…うん…」

  狼の言葉に、竜はこくりと頷いた。

  狼は笑みを引きつらせたまま。はぁっ、と息を吐いた。

  やはり体に大きな負担がかかっているのではないだろうか。止めた方が良いのではないだろうか。

  けれど、それは狼の思いを無碍にする、と言う事だ。

  だから。

  竜は尻尾を器用に操り、狼の雄穴から張型をゆっくりと抜き取る。

  「あぐ…んぁっ…!」

  腸壁がぐるぐると絡みついていたのだろう。狼は藁をぎゅうっ、と強くつかみ、背筋を仰け反らせながら苦痛の声を上げた。

  心配そうな表情を浮かべながら。竜は何かを思いついたように瞬きを数度すると。狼の胸板に顔を近付けた。

  長く太い舌で、胸と胸の間に出来たスジを舐めまわす。乳首を、脇を。

  ぴちゃぴちゃとわざと大きな音を立てて。

  「んっ、ぁっ…んふぅっ…」

  狼の苦痛の吐息が僅かに艶っぽさを増す。ぴちゃぴちゃと。何度もわざと、大げさに音を立てて。

  狼の味をその舌に刻み込んでいく。

  …ずりゅぅっ。

  「んっぁっ!」

  引き抜かれた張型は狼の腸液をたっぷりと纏い、卑猥な、淫靡な臭いを放つ。そしてそれは皮膜の中に充満していき…

  皮膜の中は雄の臭いに満ち満ちた。

  ごとん、と張型を地面に置くと。狼の雄穴は先程よりさらに拡がり…雄を誘うように見えて。

  竜はゴクリと唾を飲み込んだ。

  艶めかしい。

  竜の中の雄が、誘われる。

  「ちょっと待って。」

  竜はそう呟くと僅かに体を起こし…尻尾を自らの股間に近付けた。

  人なら肉棒が位置しているそこに。一本のスジ。すでに期待からだろうか、透明な液体をとろとろと溢れさせている。

  尻尾をスジの中に挿入し、まさぐる。次に尻尾を出した時に…

  ぼろり、と竜のペニスが露出した。

  それは張型よりも大きく、硬く、太く。どくんどくんと脈打ち、血液の流れを。熱を感じさせる。

  「あっ…はぁっ…はぁっ…」

  竜のペニスを目にした狼は呼吸を荒くした。期待から?恐怖から?

  どちらも違って、どちらも正しい。

  ぞくぞくと背筋を通り過ぎていくのはそんな感情。

  竜はペニスを狼の腹に乗せた。

  「あ…つい…」

  ペニスから放たれる熱に。臭いに。浮かされるように狼は虚ろに呟くとペニスを優しく撫で回す。

  粘液に塗れたそれは人のモノに比べ先端が細い。だが根元は抜けないようにぼこりと膨らんでいる。

  狼の知識では…あたかも蓋をするように、更に膨らむと語っている。

  マグマのように熱く。煮えたぎる。どろりと人のモノよりもずっとずっと粘度の高い精液。

  「怖い…よね。大丈夫?」

  竜の心配そうな言葉に、狼は首を横に振った。

  「怖くない…むしろ…嬉しい…?分かんない…けど…ふふっ…」

  狼は笑う。それは壊れてしまったから、ではない。本当に心の底から出てきた笑顔。

  これからこのグロテスクで、凶器と呼んで差し支えないペニスを挿入されるというのに。むしろそれが嬉しい。誇らしい。

  竜は呆気にとられたような表情を浮かべたが…狼につられるように笑顔を浮かべた。

  「じゃあ…しようか。」

  「ん…」

  狼と竜は真っ直ぐにお互いを見つめ合う。ゆっくりと。マズルを交わした。

  狼が口を開くと、竜は貪るように狼の口へ、自分の舌を突き入れた。

  舐る。口腔内の粘膜をこそぐ様に。牙を撫で回すように。

  「ぶぁっ…んっ…んぶぅっ…あぶっ…」

  呼気が漏れる。皮膜の中はお互いの臭い。体温。呼吸。それらが満たし、二人以外は存在しない。存在できない。そんな空間へと変わっていく。

  気が済むまで。いや、気は済んでいない。だが、耐え切れない。竜はペニスをずらし、狼の勃起しきった肉棒を撫で回しながら雄穴の方へ近づいていく。

  …ぴと、と。粘膜に触れる。見えていないが、分かった。今、竜のペニスは、狼の雄穴に触れている。

  「ぁっ…んっ…」

  「ぶはっ…んっ…」

  唾液が橋を架けて。こくこく、と。交わした唾液を飲み干し。恍惚の表情で狼は息を吐く。

  それは竜も同じで。狼に体を擦りつける。

  体重を少しだけ乗せて。そして。

  「じゃあ…」

  「んっ…」

  尻尾を交わす。ぐるぐると絡みつかせて、離れないように。

  離さないように。

  この身が千切れるまで。共に。

  竜は僅かに腰を浮かせ。狼の雄穴にペニスを挿入していく。

  「ぐっ…ぁっ…ぁぁっ…んぁっ…!」

  ずぶずぶと雄穴を拡げていく竜の凶悪なペニス。それは張型とは比べ物にならないほどの圧迫感だった。

  そして。

  「大丈夫?苦しくない?痛い?」

  「ぁっ…いや…」

  竜の問いかけに狼は目を細め腰を跳ねさせた。

  腸壁を圧迫しながら少しずつ奥へ進んでいくペニス。苦しい筈なのに。

  張型より凶悪で、太くて、長くて、硬くて。それなのに。

  「しあ…わせぇ…」

  「…へっ?」

  腹を膨らますほどのペニスに。狼は虚ろに、しかし恍惚の色をしっかり声に込めて。

  腹越しにペニスを撫で回す。

  莫大な快楽と、幸福に。

  「おかし…くなっ…ちゃ…った…?ふっ、ふふっ…んはぁっ…あっ…んっ…」

  見るに堪えない表情だろう。狼は自分でそう思う。

  目じりが下がり、目は上を向く。口は情けなく開き、舌を口の中に入れる事も出来ない。

  唾液を飲み込む暇すら惜しく、だらだらと理性の無い獣のように唾液が溢れ出す。

  肉棒は何度も大きく震え…びゅくり、と精液をあふれさせた。

  戸惑う竜をよそに、狼は全身で悦びを示す。

  三角形の耳をぱたぱたと動かし。絡ませた尻尾を更に深く絡ませ。胸を激しく上下させ。身をよじる。

  「ゥゥンッ…アゥッ…ゥゥンッ…♪」

  ねだるように媚びるように。喉を鳴らす。

  竜は。驚いた表情で。だけど、嬉しそうに。喉を鳴らした。

  「ぐぅぅっ…んっ…!」

  ペニスを更に進める。

  激しく蠢き、ペニスを吸い上げる狼の腸壁。それは極上の絹を思わせる。

  粘液が絡みつき、布越しに優しく、しかし激しく愛撫されるように。ペニスを深く深く。どんどんと進めていく。

  締め付けは強く、しかし抵抗感はなく、心地よく。竜のペニスを離さない。

  搾り取るように。すぼまる。

  こつん、と瘤が狼の尻に当たると二人は同時にびくんっ、と腰を跳ねさせた。

  「「あっ…」」

  声がシンフォニーを奏でる。

  それが無性におかしくて。二人は声を出して笑う。

  マズルを交わして。互いの体を味わい。

  挿入したままのペニスをゆるゆると動かし。狼の腸壁を撫で回せば狼は頬を紅潮させ嬌声を漏らす。

  どぢゅるどぢゅると水の音。泡が立って。

  狼は何度も体を跳ねさせた。竜はそれを優しく、押さえつけ。

  「んっ…ぁっ…ふぁっ…あぶっ…」

  「ぢゅぶっ…んっ…」

  深く深く。舌を絡ませるよりも深く。

  竜の腰が震える。ペニスが跳ねる。こつこつと前立腺を突き。腸壁を持ち上げ。腹を膨らませる。

  腰を揺すり、ペニスの先端で腸壁の襞を撫で回す。

  連動するように狼は声を漏らし、身を震わせ。

  「…そろそろ…いれたい…いれた…い…!」

  竜は興奮を隠し切れなくなった。目を少しだけ血走らせ、鼻息を少々荒くついて。

  ガクガクと腰を揺るがす。必死に理性で抑えながら。しかし抑えきれないように。

  狼はこくり、と頷いた。両手を広げて。破顔する。

  「いいよ…はやく…」

  「…うんっ…!」

  狼の体から余分な力が抜けたのを確認した直後。

  ずごっ、ごづんっ!!

  雄穴を遥かに上回る大きさの瘤が雄穴を割り拡げ腸内へ突き進んでいく。

  竜の体重が全て狼に乗りかかり、肉体が圧迫される。

  外から、内から。瘤が雄穴を、腸壁を進む感触、それは。

  「ぉ”っ…ぁ”っ…!」

  衝撃。呼吸が出来ず、体内の酸素が薄くなっていくのを実感出来る程に、強く。

  狼は目を見開き、白痴のように声を上げながら…しかし無意識の内に竜の体に両足を、尻尾を。絡めていた。

  「ゥゥゥゥッ!!」

  竜はそれに気が付いているのかいないのか。唸り声をあげながら更に腰を深く埋めていく。

  ずるっ、ずごっ、ずるんっ!

  「…ッ!~~~ッ!!…ぉ”っ…」

  びくんっ、びくんっ、と竜の体の下で狼は全身を震わせる。いや、痙攣させる。

  意識が遠のいていく。苦しい。苦しい。

  「ぎもっ…ぢっ…いっ…ひぎっ…」

  出てきた言葉は快楽に酔いしれ、溺れる。そんな弱々しい嬌声。

  前立腺を激しく圧迫され、肉棒を竜と自らの腹で扱かれ。溢れ出した先走りが太腿を、腹を濡らして。

  ぬるぬると絡みつき、今にも射精してしまいそうなほどだ。腰の奥が熱く、切なく疼く。

  竜はもう一度唸ると…狼の肩に噛みついた。

  甘く。優しく。蹂躙するように。慈しむように。

  血がうっすらと滲む。竜は傷痕に舌を這わせ、ぴちゃぴちゃと音を立てながら狼の体液を飲み干す。

  狼は。

  「ぁうぅっ…ひっ…おひっ…」

  竜の頭を撫で、同じように肩に牙を喰い込ませる。

  鱗で覆われていない、首元。生きる者の弱点。晒してはいけない。そんな場所。

  かぷ、かぷ、と。

  優しく。激しく。愛おしむ様に。陵辱するように。

  竜の血が滲み。それを飲み干す。

  互いの体液を。血を。交わし合う。その間も竜はゆるゆる、と腰を動かし狼の意識を快楽でつなぎとめた。

  一突きするごとに狼の体が跳ねる。先走りが溢れ出し、二人を。二匹を濡らしていく。

  …ずご、ずご、と。

  やがて竜にも余裕が出てきたのだろう。狼の体から少しだけ体を浮かせて。

  呼吸がようやくまともに出来るようになると…朦朧としていた狼の意識がはっきりと体に戻っていく。

  「ふぁ…」

  目覚めたばかりの子供のように。虚ろで、無邪気で、遠くを見ていて、近くを見ている。

  そんな狼が、愛おしくて。

  欲望に塗れさせた。全てを受け入れ、全てを飲み干す。雄のような、雌のような。

  そんな竜が、恋しくて。

  狼は両腕を広げ。竜はそこに体を委ねる。

  「あぶっ…」

  「んっ…ふっ…ぅぅっ…」

  唇を交わす。今度は離さない。絶対に。離れない。

  互いの命を、共有するように。分け与え、奪い合い、分かち合う。

  どぷどぷと狼の雄穴から腸液と竜の先走りが混じった液体が溢れ出し、狼の体を、竜の下半身を。

  淫靡に濡らす。二人の空間の臭いがより濃密になる。

  もっともっとと、体を寄せ合い、押しつぶされそうになるほど。抱きしめ合う。

  高まる。どこまでも行ける気がする。

  知らず知らずのうちに狼は腰を、全身を動かし。竜の体を撫で回す。

  竜は狼の全身を楽しむように、瘤を雄穴の奥へ捻じ込み、ペニスの先端で狼の腸壁を撫で回す。

  グゥゥゥゥッ!!

  唸り声。悲鳴のような、嬌声のような声。果たしてどちらのものか。分からないほど。

  …先に限界を迎えたのは狼。

  唸り声以上の声を上げられず狼は全身を硬直させる。二人の空間で。

  どぼんっ、ごぼっ、ぶびゅるぅぅぅっ!

  狼の肉棒が爆ぜる。勢いよく噴き出した精液が二人の顎下へ。いや、頭上まで。

  飛び散り。二人を濡らしていく。

  それでも構わず。二人は体を重ね合う。

  粟の花のような臭い。蒸れた臭い。雄の臭い。獣の臭い。

  絶頂に達したことにより、狼の体はより貪欲に竜を貪り始めた。

  雄穴が一気に締まったと思えば腸壁が蠢きだす。撫で上げるように、絞り上げるように。

  逃すまいと必死に。包み込むように。

  竜の腰が震える。

  狼は絶頂に酔いしれながらもそれを感じ取ったのだろう。頬を少しだけ釣り上げ。

  大きな唸り声。いや、遠吠えだろうか。

  重なる。恍惚の。悦びの。幸せの。

  …ぼごっ、ぼごんっ、ぶびゅるるっ…!

  狼の腹が膨らみ上がる。注ぎ込まれる。

  意識が遠のいていく。だがそれは、決して苦しいものでは無い。

  どこまでも幸福で。恍惚で。

  狼は。竜は。笑い合う。虚ろな瞳で。けれど、確かな眼差しで。互いを捉える。

  膨らんでいく腹を二人で撫でる。狼の放った精液をどちらともなく掬い上げる。

  口に含み、分け合い、貪り合う。びちょびちょと水の音。

  どくんどくんと鼓動。それらを感じ取りながら。

  眠りに堕ちるように。

  意識を手放した。

  [newpage]

  「何を考えていた?」

  その声に狼は目を開いた。どうやらほんの少しの間だけ眠ってしまっていたようだ。

  パチパチと火の爆ぜる音。薄く漂うのは血と屍の臭い。戦場からほど近い、野営地。

  そうか。自分は、今。

  自分の頭をぼりぼりと掻きため息を吐くと顔を少し赤らめそっぽを向く。

  永い事、共に戦ってきた竜。当時からは考えられないほど鍛え上げられ、精悍な肉付き。

  そして大きな翼に、鋭い瞳。それなのに優しく見えるのは、垣間見た夢のせいだろうか。

  「…初めての夜だ。」

  風にかき消されてしまいそうなほどか細い声で、狼はそう答える。

  竜は一瞬呆気にとられたような表情を浮かべるが、すぐにくつくつと喉を鳴らす。

  「今更そんな頃を思い出していたのか。生娘でもあるまいに。」

  そして笑いながら。竜は狼の体に覆いかぶさった。

  永い事、共に戦ってきた狼。当時と比べて、見違えるような、精悍な肉体。

  付いた古傷は、どの戦いだっただろうか。思い出すのすら困難なほどに。

  戦場に立てば敵軍を畏怖させ、屈服させる。

  獰猛で、勇敢な竜騎士。それなのに頼りなげに見えるのは、可愛らしい声を聞いたからだろうか。

  「自分でもそう思う。全く。」

  覆いかぶさられた狼は、しかし嫌がる素振りも拒む素振りも見せようとしない。

  軽装の肩当てや胸当て。それらを取り外し下着一枚になる。マズルを近付け、互いを貪る。

  何を求めているのか。言わずとも、見ずとも、聞かずとも。分かる。

  自分がしたい事を、相手がしたい。それだけなのだから。

  「んっ…」

  「んぶっ…ぶはっ…今日は…んっ…やたらと情熱…んっ…」

  「ぶはっ…たまには…んっ…いいだろうっ…んぶぅっ…ちゅぶっ…」

  言葉を交わす間も惜しい。唇を交わし、舌を交わし、唾液を交わらせながら。

  呼吸を中断するように言葉を上げ、唇を離したと思えばすぐさま貪る。

  竜は大きな翼を広げ、狼を覆い隠す。

  彼は自分。自分は彼。

  あの時から、ずっと、ずっと。

  死すら二人を分かつことは出来ないだろう。

  地の獄。その先にまで

  二人は、羽ばたいていくのだろう。

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