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「お前は…地獄行きだな」
「…へ?」
目の前の大きな大きな体の男が低い声で絶望を告げる。
それは、俺が罪人であるということだろうか?
「ちょ、ちょっと待ってくれ!俺は何も悪いことなんて─」
「連れていけ」
「おいッ!放せッ!」
この場所まで俺を連れてきた角の生えた男によって、閻魔と呼ばれる巨人とどんどん距離が離れていく。
俺は何も悪いことなんてしていない。
そう訴えたかっただけなのに…。
【 [[rb:生き > イキ]]地獄 】
[newpage]
「─グッ!」
溶岩が固まった後みたいな、ゴツゴツした黒い岩の上に、叩きつけるように投げ捨てられる。
まるで、お前はこの扱いをされて当然なゴミだと言わんばかりの扱いだ。
「…ッ!」
鈍い痛みでつぶった眼を開けると、そこには、空の奥の奥まで紅に染まったおどろおどろしい風景が広がっていた。
「おイ、クっていイぞ」
俺を連れてきた肌が赤みがかった緑髪の男が所々ノイズの入った言葉を発する。
上半身だけ起こして声のした方向を見るが、角男はこちらを見ているようで見ていない死んだ目線をこちらに向けている。
「義ムだかラ説明すルが、オ前の×は虚性愛だ。償ウ方法は、マンぞくさせるこトだけだ」
かろうじて満足という単語はわかったが、それ以外が理解できない。
ノイズの入り方も、言葉のイントネーションも、俺の耳をおかしくしようとしている。
「な、なにを言って─」
「……お前か」
「ヒィッ!」
突然近くから心臓まで響く低い低い男の声が聞こえ、鬼の言葉に集中してた俺は、驚いて素っ頓狂な声を上げてしまう。
声の方に首を向けると、黄色と黒の縞模様が目の前を全てを覆い尽くす。
咄嗟に視線を上に向けると、男として立派としか言いようがないほど太く長い海綿体と、鶏卵の1.5倍はあるであろう大きさの睾丸たちが目に飛び込んでくる。
「でっっっか…」
直前に考えていたことなど吹っ飛ぶような衝撃に、ただただ圧倒されてしまった。
先っぽまで被っているが、そんなことが欠点になるわけがないほど雄が溢れ出ている肉棒は、通常時であるはずなのに所々血管が浮き出ており、肌の白さが逆に雄々しさを強調している。
「─うわっ!」
同じ雄ながら見惚れていると、視界がいきなり赤くなり、背中全体に痛みが走る。
そして、足元でガチッという金属音が響いた。
「こ、今度はなんだ…?」
急展開が続きすぎて頭が追いつかない。
どうやら俺は、起こした上半身をまた倒されたようだ。
少しでも落ち着きたくて、ゆっくりと顔を上げた俺の目に映ったのは、虎をそのまま人にしたような異様な存在。目は三白眼よりも鋭く、顔の形が人とはまるで違う。
何故か俺の股間に顔を近づけており、真っ黒な鼻をヒクヒクと動かして匂いを嗅いでいるようだ。
「スゥ〜〜〜〜〜ッ……フンッ」
長ーい息を吸い込む音の後、虎男は鼻で笑っていやらしい笑みを口元に浮かべた。
そう、いやらしいのだ。
「え───なぁっ!?」
そんな光景に圧倒されていると、虎男が急に俺の下半身めがけて爪を振るった。
しかし、俺の体が傷つくことはなく、股間周りの布全てがビリビリに破かれて取り除かれてしまった。
「な、な、な………ッ!」
俺が言葉を失っていると、今度は剥き出しになった急所をそのマズルに含んだ。
生暖かい感触が性棒全体を包み込み、粘度の高い唾液とザラザラした舌のコンボが縦横無尽に駆けまわる。
「うっ、あっ、やめっ」
混乱した頭に、快感という爆弾が投下された。
ただされるがままに、肉へと血が投入され、どんどん硬さを増していく。
まるで生き物のように、舌がひとりでに動き回って俺の良いところ的確についてくる。ザラザラのはずなのに、気持ちいいことこの上ない。
裏筋や雁首をザリザリと這いずってこそいでいく。まるで、チンコ専用のヤスリをかけられてるような感覚だ。
「ぐッ、ふッ、ハ─アァッ!♡」
鈴口をこねくり回されたり、亀頭を丸ごと磨かれていたと思ったら、今度は口を離して、唾液でベトベトになったペニスに息を吹きかけられる。
あまりにも気持ちいい。いきなり咥えられてそんな気分になるはずなんてないのに、俺は顔を背けて、必死に快感を外へと逃そうとするくらいには、雄棒全体をこまめに震わせている。
すると、こんどはマズルとは違う感覚を亀頭に感じる。
人の唇で挟まれたような、分厚くて生暖かい肉の割れ目の感触。しかし、それよりも柔らかく、ひとりでに肉棒全てを挟み込んでいることがわかるくらいには吸う力が強い。
…そして、太ももにすごく重力を感じる。
「ん……んんッッ!?」
チラッと視線を向けると、虎男は背中を向けており、正座を崩した感じで俺の足の上に座っていた。
尻で俺のチンコを挟み込んでいたと思ったら、俺の視線を誘導するように、丸太のように太い両腕で尻タブを左右にゆっくりと開いていく。
そして、力強いオスの臀部の真ん中には、肉の壷口としか表現できないような縦に割れた分厚いアナルが、俺の逸物を飲み込まんと、ヒクヒクと主張している。
「………いくぞ」
「待っ───てぇッ♡」
虎男が俺の鼠蹊部に体重を預け始めると、なんの引っかかりもなく肉棒が包まれていき、あっという間に飲み込まれてしまった。
「なにこれぇッ♡」
地獄にいるはずなのに、極楽浄土と見間違うほどのオスの快楽をペニスから受け取る。
締まりは良いがキツすぎない、動いてもないのに中が蠢いているような、ベストフィットな納まり具合。オーダーメイドでチンコを収納するケースを作ってもらったかのような錯覚を覚えてしまう。
「ゔぅッ♡イグイグイグッッ♡♡」
挿入して興奮しすぎた童貞よりもひどい未知の射精。
ゆっくりと挿入したからそこまで刺激も強くないし、気持ちよく感じる要素なんてほとんどなかった。
"ただ納まりが良かった" だけ。
それだけで、俺は無様にも射精してしまった。
尿道を通る精液がグツグツと煮えたぎっているのを感じるくらい濃い射精だからなおのこと情けない。
「…ふんッ、情けない❤︎」
虎男の声は明らかに艶がかかっており、中出しに喜びを感じているようだ。
しかし、それだけじゃない。俺への嘲りと、行為への興奮がない混ぜになっているようにも感じられた。
そして、虎男は動き始めた。
動き始めてしまったのだ。
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「も"ぅッ♡むり"ぃッ♡た"か"ら"ぁッ♡」
もう何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も射精したのに、俺の怒涛した陰茎は萎えない。抜けない。逃げれない。
あっつあつの肉膣内は、俺の全てを搾り取ろうとしてくる。
もう何百回と俺の上で上下にピストンしてるのに、中の締まりは変わらない。むしろ、俺の方が敏感になりすぎて、良すぎると感じているくらいだ。
ふわっとした感触と絡みつく感触が同時に襲いかかり、チンコだけを無限に愛撫され続けているような、ペニスで感じることのできる全ての快楽をつぎ込んだような、そんな危うい気持ちよさで脳をバカにしようとしている。
最初のフェラなんて序の口だったのだとわかるほどのかずのこ天井が、チンコの全てを射精機関へと作り変えようと細胞一つ一つに張り付いて、より強い快感に上書きしていく。
抜かずの連続射精を強制的にやらされ続けている。
気持ちいい。苦しい。
気持ちいい。苦しい。
気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
脳が絶頂し続けている。
まるで、イキ地獄だ。
「…もっと出せ❤︎」
虎男は体をこちらに向け、ヤンキー座りの体勢で器用に腰を動かし続けている。
動きに合わせてブルンブルンと揺れる巨根は、勃起しても先っぽまで被っている包皮の隙間から、真っ赤な亀頭をこちらに覗かせている。裏筋から鈴口まで貫通しているリング上のピアスが、漏れ出る我慢汁で艶々と周りの光を反射している。
度重なる絶頂で茹だった脳みそは、それをエロいものだと誤認してしまったのか、何回か前の射精から、視界に映るたび淫棒の感度を上げていく。
「お~、やってるねえ」
「またッ♡イく”ぅぅぅッ!♡」
さっきから、オーガズムのタイミングが自分でもわからない。
気が付くと雄粘液がチンポを駆け上がり、排卵なんてするわけがないマンコへと本気射精で受精を試みてしまう。
そのせいで、誰かが急に表れても、馬鹿になった[[rb:尿道 > 精液通り]]から何度目かわからない吐精を無様に行ってしまう。
「おいおい、そいつ何回目だ?」
「…今ので45だ」
「お~、そりゃイキの良いのをもらったな~」
霞んだ目に映ったのは、焦げ茶の髪の鬼だった。
全身の筋肉がバッキバキに隆起しており、レスラーのような体型の虎男と比較すると、無駄な脂肪なんて1つも含んでいなさそうだ。
「お前ももらっていただろう」
「いやいやそれがよ。これからだって時に絶頂死しやがってよ。今、蘇生隊呼んでんだよ」
「…蘇生イキはいいのか?」
終始仏頂面で話す虎男とは対照的に、焦げ茶鬼は表情をころころと変えて楽しそうに話している。
「来るのにちょっと時間がかかるって伝えられた時に珍しくお前さんを見かけたもんでな。様子を見に来たってもんよ」
「…余計なお世話だ。あっちへいけ」
「ハイハイ、わぁかったよ~」
虎男が眉間に皺を寄せると、鬼は少し残念そうな顔をして、すぐにどこかへ去っていった。
「…チッ」
「──ヘェ”ッッ!?!?♡♡」
虎男がいきなり中を締め付けた。
ただそれだけなのに、チンコに雷撃が落ちたかのような錯覚に陥る。
衝撃がそのまま精嚢を貫き、尿道内を精子の暴徒たちで引っ掻き回して、外へと噴精が始まる様は、射精だなんて呼べない。
さっきまでとは全く違う。
乳搾りをするかの如く容易さで、根本から先っぽまで締め上げられるだけで精を吐き出してしまう。家畜のような気分だ。
「グゥゥゥゥゥ〜〜〜ッッッ‼︎‼︎♡♡♡」
獣よりケモノな喉鳴り声があたりに響き渡る。
精子の放出が止まらない。
金玉で生成された矢先から外へ外へと発射されていく。
「…まだまだイイのが出るな❤︎」
妖しく微笑む虎男は、犬歯を剥き出しにして獰猛な捕食者の顔をする。
そして、当然のように腰を動かし始める。
スライムからチンポを引き抜いているかのようなとてつもない吸い付きが、俺の射精棒を持っていかんとする。
それによって、俺が雄叫びのような喘ぎ声をあたりに撒き散らしたのは、言うまでもないことである。
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地獄罰その三十四『搾精地獄』
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この罰は、閻魔様が気まぐれに生み出した生物たちによって行われる。
人間界には存在しない獣の身体を持つ人─いわゆる獣人の割合が多いのは、それの性欲が、治るところを知らないからである。
罰を精算するには、無限にも近い絶倫な彼らを満足させなければいけない。
不可能なようにも思えるが、獣人たちには特殊な権能が備わっている。
罰を受ける者が少しでも体液に触れると、絶倫になってしまうのである。
だからと言って、快楽の許容量増えるわけではないので、周りの地獄の者からは『イキ地獄』とも呼ばれている。
これと似た地獄罰で、[[rb:脳絶頂 > メスイキ]]地獄というものがあるが、また別の罰の巻に記載されているため、それを参照するべし。
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《罰の巻 三十四巻:搾精地獄の章》より
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