3人の熟女豚と、3人の青年狼

  緑生い茂る森の奥。

  朝日が昇り、木々の合間から差し込んだ陽光が、雑草だらけの地面を照らす。森の生物たちは徐々に目を覚まし、小鳥のさえずりが聞こえ始めた。

  「ん・・・・・・」

  音と光により、木陰に休んでいた狼は目を覚ました。

  非常に大柄で、背丈は2メートルに達するほど。胴体と四肢は筋肉で膨れており、無駄な脂肪はない。灰色の体毛も相まって、岩のような肉体だ。顔も雄々しく、眼光は鋭く、常に威圧感を周囲に放っている。

  灰色の狼は、周囲を見渡した。木と陽光しか見えない。狼は安心し、足元を見た。そこには、自分以外に二人、狼が寝転がっていた。

  「おい、ガク、起きろ」

  灰色の狼は、こげ茶色の狼の頭を軽く蹴った。

  「ふあ・・・・・・おはよう、ギン」

  ガクと呼ばれたこげ茶色の狼は、のっそりと体を起こした。ギンと呼ばれた灰色の狼よりも一回り小さな体躯だが、常人と比較すればガクも十分大柄で、筋肉質な肉体だ。しかし表情は柔和で、ギンと違い威圧的な雰囲気はない。

  「レイも起きろ」

  ギンは、もう1人の狼の肩をゆすった。

  「あっ。お、おはようございます」

  レイと呼ばれたのは、藍色の狼だ。ギンやガクよりも小さく、顔には幼さが残っている。体も細身で、可憐な空気を見に纏っていた。

  「いくぞ」

  ギンは二人が起きたことを確認すると、寝袋をしまってすぐに歩き始めた。ガクとレイも、急いでそれに続く。

  「川で飯を食ったら、更に東へ行く」

  「おう」

  「はい」

  3人の狼は、森の中を進み始めた。

  大きなリュックを背負い、ボロボロの衣服を身にまとい、疲労感と絶望感を背負って。

  3人はかつて、同じ町に住んでいた。「ギオ」という町だ。

  数年前から悪名高い政治家が実権を握り、重い税金が平民に課せられた。多くの人々が貧困苦しみ、犯罪に走り、治安は悪化していった。

  ギンは、とある犯罪組織の一員となり、行政と癒着した企業などから金品や食料を盗みながら生活していた。時には、警察やガードマンと殴り合いになることもあったが、恵まれた体躯を活かして相手を薙ぎ倒し、打ちのめしていった。親から捨てられたガクやレイは、弟分として面倒をみてやっていた。

  ある日、その町の政治家たちが、中央の都の役人たちから一斉に摘発され、牢獄送りとなった。都の政治家に賄賂を渡し、悪行を隠していたことがばれたのだ。町の行政は解体され、都の役人たちが町に入り、正しい政治が行われることとなった。

  その際、ギンが所属していた犯罪組織は、全員が窃盗・暴行・恐喝の罪で逮捕されることとなってしまった。ギンたちは生きるために動いているだけだったが、度重なる暴力事件を起こしていることは事実であり、彼らを嫌う者は多かった。

  ギンに目をかけていた組織のリーダーの計らいで脱走に成功したギンは、弟分のガクとレイを連れて、旅に出た。自分たちの悪名が届いていない遠方の町を目指して。

  河原に着いた三人は、石に腰かけて最後の保存食を名残惜しそうに食べていた。

  「はぁ。食料、これで最後だな」

  ガクが言った。陽気な性格なのだが、流石に空腹でテンションが落ちている。

  「ああ」

  ギンは水を飲み、空を見上げた。雲一つない青空が広がっている。いい天気だが、心は暗い。

  「あと二日歩けば、町に着く」

  「ま、ちょっと食えなくても、なんとかなるか」

  「そこで、何でもいいから仕事に就く」

  「仕事か。やったことねえなぁ」

  ガクは不安そうだ。教育を受けず、仕事もせず、盗みしかしてこなかった自分たちが、まともに働けるのか不安なのだ。

  「殴り合いをせずに済む。警察にも追われない。楽なもんだ」

  「そうだな。考えようによっちゃ、楽だな、うん」

  ガクは笑った。不安を消すため無理に笑っていることに、ギンは気付いていた。

  「だから、レイ、そんなに不安そうな顔するなよ」

  ガクは、項垂れているレイの頭をグシャグシャと撫でた。

  「べ、別に、不安そうな顔していません」

  「してるだろ。お前は俺やギンと違って優しい顔しているし、怖がられないから、仕事、見つけやすいと思うぞ」

  「でも、2人より体力がないですから」

  「いや、お前もけっこう、体力も腕力もある方だぞ。俺らと比べてるからそう思うだけで」

  「そうですかね?」

  ガクが笑いかけたおかげで、レイの顔にも笑顔が戻った。他人を笑わせる才能は、自分にはないとギンは自覚している。故に、ガクの陽気さが、ギンは有難かった。

  「そろそろ、行くぞ」

  「おう」

  「はい」

  不安を打ち消すように、ギンは2人を連れて歩き始めた。

  広い草原に伸びる一本道。日差しは強いが、そよ風が心地よい。散歩日和だが、三人の狼は楽しむ余裕などない。

  「道が歩きやすいのは、幸いだな」

  「はい」

  時折、ガクが話を振った。体力に影響が出ない範囲で。

  「旅人とか、いねえかな」

  「盗むんですか?」

  「そういうことは、もうしねえ。恵んでもらうんだ」

  「恵んでくれると、いいですね」

  ガクとレイの会話を背で聞きながら歩いていたギンは、歩みを止めた。

  「恵んでくれるか、頼んでみるか」

  「え?」

  ガクは、ギンの視線を追った。

  道から外れた小高い丘の上に、3軒、家が建っているのが見えた。

  「民家?別荘?」

  「こんなところに?けっこう町から離れている場所ですけど」

  「行政が把握していないだけで、小さな集落ってのは結構あるんだ。もっとも、あれは集落というには少ないがな。とにかく、行ってみるぞ。食料を少しは分けてもらえるかもしれない」

  ギンは民家に向かい、速度を上げて歩き始めた。ガクとレイも追う。

  「大丈夫か?こんなとこに住むなんて、訳ありの奴かもよ」

  「街道沿いの民家を建てて、旅人にサービスをしながら生計を立てる農家もいるそうだ。食料を分けたり、一泊させたり、とな」

  ギンはそう言い、速度を上げる。

  「僕たちの手配書とか、ここら辺にも届いてますかね?」

  「もうここは、“ギオ”から大分離れている。“イリノ”という東の町に近い場所だ。俺たちチンピラの手配書までは、届いてないだろう。万が一、役人に通報されそうになったら、逃げるぞ」

  ギンはそう言い、走り出した。

  3人はまず、1軒目の家の前に建った。

  藁で作られた家だ。倉庫のように見えなくもないが、立派な扉や縁側がついており、一軒家であることが分かる。

  「僕が、ノックしてみます」

  レイが玄関へと向かう。その隙に、ガクがギンに聞いた。

  「どうする?盗むか?」

  三人は、新たな街“イリノ”では、犯罪に手を染めず新生活をするつもりだ。だが、今の三人は無一文であり、仕事を見つけるまでの金銭が必要となる。

  「他の家に人が居るとまずい。三軒を全部回ってから判断する」

  「ここは“イリノ”に近いからな。バレたら終わりだぜ」

  「分かってる。“イリノ”に俺たちの悪評が広まると、就活どころじゃないからな」

  状況次第では、人生最後の犯罪に手を染める。ギンとガクは、その覚悟を決めた。

  それを知らないレイは、扉をノックする。しかし、反応は無かった。声をかけてみても、反応はない。家の中から、音も聞こえてこなかった。

  「留守みたいですね」

  「ああ」

  「じゃ、別の家に行くか」

  やむを得ず、3人は次の家に向かった。

  2軒目は、木の家だ。家は小さいが材質のよい木材を使っており、古風で立派な造りである。

  藁の家よりも、金目の物がありそうだとギンは思ったが。

  「ここも、留守ですね」

  藁の家と同様に、呼びかけても反応は無かった。

  「空き家には見えねえけどな」

  「そうだな。“イリノ”にいるのかもしれない。好都合だ。最後の家も留守だったら、やるぞ」

  ギンはガクに言った。

  そして3人は、最後の家に向かった。

  3軒目は、レンガの家だ。ここも小さいが、レンガ造りなので頑丈そうだ。

  レイは迷わずノックをした。しかし、反応はない。

  ここも留守か。3人はそう思った。だが、レイは一応、声をかけてみた。

  「すいませーん。どなたかいませんか?」

  すると。

  「はーい」

  家の横側から、声が聞こえた。女性の声だ。

  狼たちは、家の側面に回ってみた。そこには畑が広がっており、中央には作業着姿の人が立っていた。

  「どなた?」

  「あぁ、その、旅の物です。食料が切れてしまって。恵んでいただけないかと思いまして」

  「そうやったん」

  畑の女性は、作物を避けつつ3人に近寄ってきた。

  彼女は、桜色の肌をした豚獣人だった。年齢は40歳ほどだろうか、若くは見えない。

  (でけえな)

  ガクはそう思った。女性は、かなりの巨体だった。

  背丈はガクを超えギンに並ぶほど高く、胴体の横幅や厚みに至ってはギン以上だ。もっとも、ギンと違い筋肉ではなく、肉体を覆っているのは大量の脂肪である。作業着はパツパツに張り詰めており、前のファスナーは開け放たれ、白いシャツに包まれた腹肉がどんと前に出ている。

  最も、ファスナーを開けている理由は腹肉だけではなく、乳房にもあった。

  (ほんと、でっけ)

  彼女の乳房は、とてつもなく巨大であった。片方が狼たちの顔より大きく膨れており、腹肉以上に前方へ突出している。巨大さと加齢によりやや垂れているようで、腹肉の上にどさりと乗っているが、その垂れ具合が量感の大きさを強調している。正に、爆乳という表現がふさわしい乳房だ。

  白いシャツは汗で透けており、桜色の腹肉、ベージュのブラ、そして爆乳が作る深い谷間が良く見えた。

  「食料、なくなったん?」

  丸々と膨れた頬は、愛嬌がある笑顔を作る。

  「ええ、そうなんです」

  「もう、昨日から何も食べてなくて」

  嘘を交えながら、レイと並んで愛想笑いを浮かべるガク。

  (マジで、でけえ)

  ガクはニヤニヤと笑いながら、女性の胸部を見て、改めてそう思った。

  「そうなんや。あんたら、まだ若いにぃ大変やなぁ、ちょっと上がっていくといいわ」

  女性は、素性が分からない狼3人に、笑いながら提案した。

  「えっ?」

  「い、いいんすか?」

  ガクが驚いて聞くと、逆に女性は驚いた表情で3人を見た。

  「当たり前やろ。子供は困ったら大人を頼らんと。それに、旅人をもてなすのは、慣れちょるけんな。気にせんでいいよ」

  女性は3人に歩み寄ってくる。一歩踏み出す度に爆乳が、ぶるん、ぶるん、と弾んだ。

  ガクは、子供呼ばわりされたことに、若干違和感を覚えたが。

  「ありがとうございます。お言葉に甘えます」

  ギンが前に出て、感謝を述べた。威圧感は抑えきれていないが、それでも礼儀正しくお辞儀をしながら。

  ガクもレイも、それに倣い、頭を下げた。

  「真面目で礼儀正しいなぁ。でも、そんなに固くならんでいいよ」

  豚はそう言って、狼たちを受け入れた。

  数分後、3人の狼はレンガの家で、十分すぎるほどの食事を提供されていた。ギンとガクはもちろん、レイも小柄ながら大食いだが、三人とも満腹になるほどの量だった。

  「ふう・・・・・・久々だな、こんな量食えたのは」

  「はい。それに、全部美味しかったです。スープもサラダも。干し肉にも調味料の味が染み込んでいて、最高でした」

  「そうだな」

  三人は膨れた腹をさすり、台所にいる豚の後ろ姿を見た。

  上の戸棚を開け、お茶の葉を取り出そうとしている。逞しい背中、そして大きな尻肉が見えた。また、脇の辺りから横乳が若干見えている。相当な爆乳でなければ、見られない光景だ。

  「ちょっと待ってね、お茶を出すから」

  そう言って豚は、屈んで足元の棚を開け、カップを取り出している。その際、巨尻がぐいっと突き出された。

  (でっけぇなぁ。触り心地よさそう)

  ガクはお茶の用意をする豚の後ろ姿を眺めつつ、レイの腕を肘で突いた。

  「レイ、あの人、すっげえ爆乳だな。尻もでかいし」

  「な、何言ってるんですか」

  「何って、最近ヤってねぇから溜まってるだろ。あんな女性を見たら、興奮するだろ」

  「興奮してる場合じゃないでしょ」

  「なんだよ、つれねえな。お前も巨乳好きだろ」

  「確かにそうですけど、太りすぎというか、おばさんすぎるというか」

  「うわ、失礼な奴。俺はデブでも、おばちゃんでも行けるぞ。金のために、女の夜の相手してた時、鍛えられたからな。あ、お前はそういう仕事、してなかったか。童貞だし」

  「い、言わないでくださいよ」

  じゃれ合う二人を見てギンは呆れつつ、家の中を見渡している。金目の物や、それを納める金庫のようなものはない。

  (盗むなら、他の部屋を漁る必要があるな)

  ギンがそんなことを考えていると。

  「はい、お待たせ」

  紅茶で満ちたカップが3人の前に配られた。きつね色のクッキーも添えられて。

  「ありがとうございます」

  「美味そう」

  「良い香りですね」

  3人は、感謝とともに菓子と茶を味わった。

  「うっま!すっげえ美味いです!」

  「お店で売られてるやつみたいですね!」

  「ふふふ。ありがと」

  感激しながらクッキーを頬張るガクとレイ。豚はにっこりと笑って、その様子を眺めた。大きな爆乳を、どさりとテーブルの上に乗せて。

  「申し遅れました。俺は、ギンと言います」

  「俺はガクっす」

  「僕は、レイっていいます」

  「私はカリン。まぁ、おばちゃんでもいいけど」

  カリンと名乗った桃色の豚は、にっこりとほほ笑んだ。ガクはその笑顔と、テーブルに乗った爆乳を交互に見る。

  そんなガクをよそに、ギンはカリンに問いかけた。

  「カリンさん。どうやら、他にご家族がいるようですね。挨拶をしたいのですが」

  ギンは食器類や洗濯物を見て、既に同居人がいるであろうことを見抜いていた。盗みをする場合、他に住民がいるかどうかは、重要な要素である。

  「うん。私たち、三姉妹でね。私は末っ子」

  「そうですか」

  ギンは、盗みはやや難しいか、と判断した。

  カリンはギンの邪心など知る由もなく、自分もクッキーを頬張りつつ話し始めた。

  「まぁでも、いっつもこの家に、3人いるわけやないんやけど。ほら、周りに、木造の家と、藁の家もあったやろ」

  「ええ、留守でしたが」

  「藁の家が長女の家で、木造の家が次女の家なんよ。私らのお父さん、土地たくさん持っててな。そこそこお金持ちやったんよ」

  お金持ちという言葉に、ギンとガクは反応した。

  「でも、用心深くてな。娘の私たちには、町から離れたこんな場所の土地をくれたんよ。まぁ、私たちも、お父さんが亡くなった後、株とか投資の話を持ち掛けてくる人たちがうっとおしくて、ここに住むことにしたんよ」

  カリンは、懐かしむように話し続ける。ギンとレイは聞き耳を立て、ガクは巨乳を見ながら聞いていた。

  「一応、3人それぞれに土地もらったけん、それぞれ好きな家を建てたんよ。私は用心深いけんレンガ造りにして。で、農業しちょんの」

  「なるほど。他の姉妹は?」

  「藁の家に住んでる長女は、猟師しよる。木造の家に住んじょる次女は、お父さんが持っちょった土地の管理とかしちょるけん、よく町にいくんよ」

  「へえ。お父さんの土地の管理、ですか」

  「そうそう。頭もいいけんな。相続とか面倒な手続き、全部やってくれるんよ」

  ギンは、次女の家に興味を持った。財産管理も、おそらく次女がやっているのだろう。

  「カリンさんと、長女の方は、農家ということですか」

  「うん。私と長女は、頭悪いけんな。それぞれ農業と猟で自給自足しよるんやけど、時々町に持っていって、収穫物を売ったりするけどな」

  「姉妹は、仲が良いんですか」

  「いいよ。よく、誰かの家に集まって、食事したりするし。私の野菜と長女の獲物を、姉妹で分け与えたりもするしな」

  「なるほど」

  ギンは少し悩んだ。

  次女の家に金目の物がありそうだ。だが、三姉妹が次女の家に集まってしまうと、盗みにくくなるだろう。

  (そもそも、その次女とやらは、カリンと違って警戒心が高いかもしれん。カリンの姉たちと会い、彼女らの行動次第で、盗むかどうか判断するか)

  ギンがそう考えていると、家の外から蹄の音、そして車輪が地面を転がる音が聞こえてきた。どうやら、馬車が近づいてきているらしい。

  「あ、帰ってきたみたい。多分、ロウかな」

  「お姉さんですか?」

  「うん。2番目の。管理してる土地のことで、役所の人と話し合いをするために、町に行っちょったんよ」

  カリンは立ち上がると、食器棚に向かった。

  「お茶、用意しちゃらんとな。皆は、座ってていいけんな」

  カリンからそう言われたものの、ギンは立ち上がった。ガクとレイも、それに倣う。

  (ちょうどいい。その次女とやらがどんな女性か、見極めるとするか)

  ギンが鋭い視線を玄関に向けると。

  「ただいま」

  玄関のドアが開き、琥珀色の豚獣人が入ってきた。

  「あら?」

  三人の狼たちは、そろって豚獣人を見た。

  「お客様?珍しいわね」

  琥珀色の豚獣人は、カリンほどではないが大柄だった。背丈はギンと同等で、両手足も太い。だが、カリンと違って肥満というほど太っている印象はない。肉付きは良くむっちりとしたフォルムだが、弛みは無く引き締まった印象だ。肉体に張り付く白いワンピースを着ているため、その肉体の実線がよく分かった。

  「うん、旅してる途中、食料が尽きたみたいで」

  カリンが説明すると、狼たちは立ち上がって頭を下げた。

  「おじゃましています」

  「カリンさんに、助けられました」

  「ど、どうもです」

  「そうだったの。私はロウ。カリンの姉よ」

  優しく微笑むカリンの姉、ロウ。彼女の雰囲気は、カリンとは対照的だった。

  整った顔つきは美しく、上品で知的な空気を漂わせている。一方で、魅惑的な妖しさも兼ね備えており、威圧感もある。カリンの姉ということもあり若さはないが、歳を重ねることで熟した魅力を獲得している。さながら、高級なバーのマダムのような雰囲気だと、ギンは思った。

  (なるほど、財産管理を任されるだけのことはある。頭が回るようだ)

  ギンはロウの表情を見ただけで、そう判断した。その脇にいるレイも、ギンと同じ感想を抱いていた。だが、レイが最も注目していた場所は、ロウの顔ではない。

  (す、すごい、キレイな人だ・・・・・・しかも、おっぱいが・・・・・・)

  レイはロウの乳房に注目していた。

  それもそのはず。ロウの乳房はとてつもないサイズであった。確かに肉付きが良い体だが、肥満体ではない。だが、肥満体のカリンより、その膨らみは大きい。弛みもほとんどなく、砲弾の形を形成し、前方へ向かって突き出されている。白いワンピースは限界まで引き延ばされ、今にも破れそうになっていた。

  「大変だったみたいね、若いのに」

  ロウは笑みを浮かべ、3人に歩み寄る。一挙手一投足が上品だが、爆乳は淫らにブルンッ、ブルンッと弾んだ。レイはロウの微笑みと爆乳に魅入られ、言葉を失う。

  「でも、カリンさんのおかげで助かりました。本当に、ありがとうございます」

  「優しい人で、よかったです」

  ギンとガクは、丁寧に対応した。2人も、ロウの雰囲気に飲まれ、爆乳に魅入られそうになったが、誘惑を振り払って対応する。

  「カリン、私にもお茶を」

  「うん」

  カリンが台所に戻る。カリンは、レイの隣の席に座った。

  レイの鼻孔に、甘い香水のにおいが入り込む。

  「ゆっくりしてね」

  「は、はい」

  レイは、ロウの顔と胸を交互に見ながら頷いた。

  「なるほど、イリノに行くのね。だったら、今日は泊まっていくといいわ」

  3人から事情を聞いたロウは、お茶を飲みつつ提案した。

  「え?でも、悪いですよ」

  ガクは断るが、ロウは首を振る。

  「私はいつも、決まった時間に馬車が来るように手配しているけど、次に馬車が来るのは1週間後なの。歩いていくことは出来るけど、1時間はかかるわ。その後町について、宿を探すのは大変よ」

  「ロウの言う通り。泊まりなぁ。遠慮せんでいいんやから」

  カレンとロウは微笑んで提案する。ギンとガクは視線を合わせ、思案する。

  (一泊している隙に、盗むか・・・・・・)

  ギンはそう判断し、頷いた。

  「お言葉に甘えます。今晩、泊めていただきたく存じます」

  「そんな、大げさに挨拶せんでいいよ。むしろ、こんなおばさんの家でいいの?」

  カリンは、狼たちを警戒している様子はない。だが、ロウの笑みからは、その心情を悟ることはできなかった。

  「でも、長女さんの意見は、聞かなくていいんですか?」

  レイが、ちらちらとロウの爆乳を見ながら聞いた。カリンと同じく、テーブルの上に乗せている。凄まじい体積で、ロウはお茶を自分の手前に置くことができない。だが、カップを口元に運ぶ動作は上品である。

  「心配せんでいいよ。どうせ、断らんと思うし。もうすぐ帰ってくると思うけど」

  カリンがそう言った直後。

  「ただいま」

  玄関のドアが開いた。

  「あぁ、噂をすれば。おかえり」

  「あれ、お客さん?」

  玄関から、灰色の豚獣人の女性が入ってきた。3人の狼たちは、そろって目を見開いた。

  「珍しいね。ま、ゆっくりしていきな」

  不敵に笑う豚獣人熟女は、ロウやカリンよりはるかに大きな肉体の持ち主だった。高さはもちろん、横幅も厚みも凄まじく、山のような巨躯である。仮にギンが立ち上がっても見下ろされてしまうだろう。

  (こいつ、強いな)

  灰色の豚は、下半身は作業着だが、上半身はシャツ1枚だ。だからこそ、ギンは気付けた。体の太さはカリンと同等で、腹は出ており腕には弛みが見える。しかし弛みはカリンより少ない。おそらく、脂肪の奥底には分厚い筋肉が搭載されているのだろう。百戦錬磨のギンは、そのような体格の相手と喧嘩をしたこともあるため、灰色の豚の肉体を冷静に分析することができた。

  (そして、やはりというべきか、大きいな)

  そして、灰色の豚もまた、爆乳の持ち主だった。ロウやカリンより若干小さいが、それでも大振りのスイカのような大きさで、シャツをパツパツに膨らませている。胸板が厚いことも相まって、シャツの生地は限界まで引き延ばされている。しかもけており、その下のブラジャーがわずかに見えていた。

  「私はイーシャ。よろしく」

  三人はその巨体に圧倒されつつも、イーシャにお辞儀した。

  「なるほどね」

  お茶を飲み、一息ついたイーシャはカリンから説明を受け、納得したように頷いた。

  「私は別に、泊めても問題ないよ」

  イーシャから笑顔を向けられ、狼たちは安堵した。

  「でも、カリンの家には、予備のベッドが2つしかないからねぇ。カリンの家に2人が泊まって、残る1人は、ロウか私の家に泊まってもらおうか?」

  「いえ、俺たちはベッドがなくても眠れますので、全員同じ家に泊めさせていただければ」

  宿泊先について話し合っていると、ロウが提案した。

  「3人がそれぞれ、私たちの家に1人ずつ泊まるのはどうかしら」

  「え?」

  ギンから疑問の視線を向けられると、ロウは説明を続けた。

  「申し訳ないんだけど、家にある書類の整理を手伝ってもらいたくて。でも、人手は1人いれば十分だから。一泊させてあげるから、それくらいは、お願いしてもいいでしょ」

  「ええ、もちろんです」

  ギンが頷くと、イーシャとカリンも同意した。

  「それなら私も、薪割りとか、お願いしようかな」

  「じゃあ私も、倉庫の整理とか」

  「構いませんよ」

  ギンは応じつつ、思考した。

  (ロウとかいう女・・・・・・俺たちを警戒して、バラバラにしたのか?)

  ギンはロウを見た。優しく微笑んでおり、何かを企んでいるようには見えない。だが、裏世界で生きてきたギンの勘が警鐘を鳴らしていた。

  「私のところには、レイ君が来てほしいな。細かい作業とか、得意そうだし」

  「え!?は、はい」

  ロウは、隣に座るレイの手を握った。

  (一番危険性が少ないレイを、自分のところに呼び込んだか)

  ギンは、ガクを見た。ガクは小さく頷いた。ガクもまた、ロウに対し警戒心を抱いていた。

  (この女、やっぱ、俺らを警戒しているな。俺かギンがロウの家に泊まりたいけど、向こうの提案を断ったりすると、心象悪くするよな。しかも、力仕事が出来そうな俺らは、イーシャやカリンさんの方に行くのが自然だし)

  「じゃあ、私のとこには」

  「俺が泊まらせてもらいます」

  イーシャが提案しようとすると、遮るようにギンが言った。

  「あ、そう?」

  「力仕事は、俺が一番向いています。薪割り、やりますよ」

  ギンはイーシャを見た。灰色の豚の視線は、鋭くこちらに向けられている。

  (やはり、な)

  ギンは気付いていた。イーシャが既に、こちらに対して懐疑的な視線を向けていることを。

  (笑顔を作ってはいるが、油断なく狼たちの言動を監視しているな。俺が、こいつの動きを封じた方がいいだろう)

  ギンはイーシャを睨む。イーシャも、ギンを睨み返した。

  「じゃあ、私のとこには、ガク君、お願いするわ」

  「はい、任せてください!」

  カリンの母性と爆乳に魅入られていたガクは、嬉しそうに返事をした。

  かくして、3人の狼たちは、3人の豚熟女姉妹の家に、それぞれ泊めてもらうこととなった。

  [newpage]

  「手伝ってくれて、ありがとね」

  「いえいえ」

  三女、カリンの家に泊まることとなったガクは、収穫物を運んだり、農作業の道具の手入れをしたり、文句ひとつ言わず家主の指示通りに動いた。カリンを油断させ、人生最後にとなる悪行を成功させるために。

  (決行は夜だな。カリンさんが寝たら抜け出して、ギンと一緒に、次女のロウの家に行く。レイが鍵を開けてくれて、家に侵入。ちょっとだけ盗んで、とんずら。これでいくしかねえか)

  三人で打ち合わせをしたわけではないが、ギンやレイも同じ作戦を考えていると、ガクは確信していた。

  (それまでは、大人しくしていればいいな)

  ガクが夜のことを考えつつ、作業道具を倉庫に納めると、既に周囲は薄暗くなっていた。

  「それじゃ、ちょっとはやいけど、夕食にしようか」

  倉庫に鍵をかけたカリンが、振り返ってほほ笑んだ。

  ガク達を全く疑っていない、暖かく柔和な笑みだ。

  (俺らと違って、平和に生きてきたんだろうな)

  カリンの笑みを見たガクの胸が、チクリと痛んだ。迷いなく犯罪に手を染め続けてきたが、カリン相手に実行することに罪悪感を抱いているのだ。

  (おいおい、何を今更)

  ガクは首を振って、カリンに笑顔を返した。

  「そうですね。飯食って、早く寝たいですよ。歩きっぱなしで疲れたんで」

  「ほんと、大変やったんやな」

  「ま、もっと大変な思いをしている人もいるし」

  並んで歩きながら、ガクは隣のカリンを見る。歩く度に、その爆乳がダップン、ブルルンッと揺れ動いていた。

  (それより、ほんと、カリンさん、オッパイでっけぇー。マジで揉みしだいてむしゃぶりつきてえな。てか、セックスしてえ)

  ガクはカリンの全身を舐め回すように見つめた。汗をぐっしょりとかいており、作業着がぴっちりと肉体に張り付いており、豊満な肉体のラインがしっかりと見て取れた。

  (全身がムチムチだな。腹も出てて柔らかそうだ。ケツもでっけぇし、太ももも図太いし、抱き心地よさそうだな。ワンチャン、ねえかな)

  悪行への葛藤など一瞬で消し、カリンの豊満な肉体に見とれていると。

  「どしたん?」

  カリンが不思議そうに尋ねてきた。自分の肉体に、ガクが見とれているとは知らずに。

  「ああ、いえ、その、腹減ったな、と思って」

  「ふふふ。たくさん作っちょるけんな。先、お風呂入ってきなぁ。その間に仕度するけん」

  「いえいえ、俺もしたく手伝いますよ」

  「えぇ、悪いわぁ。お客様に。しかも、大変な思いをしてきたんやろ。子供なんやから、遠慮せんで」

  「子供扱いしないでくださいよ。泊めてもらう恩を返させてください」

  「うん・・・・・・それじゃ、お願いするわ」

  カリンは、申し訳なさそうに笑った。

  その笑顔を見て、ガクの胸は再び痛んだ。

  夜。

  夕食を食べ、久々の入浴を済ませたガクは客室のベッドの上にいた。

  「もうちょいだな」

  時刻は9時を回ったところ。カリンも寝床へ行ったが、寝入るにはまだ早い。ロウの家に行くのは、もう少し待った方が良いと判断し、ガクはベッドに寝転がった。

  (ほんと、カリンさん、良い人すぎだぜ)

  カリンはガクの過去に踏み入ろうとせず、手厚くもてなしてくれた。悪辣な人種が多い町で過ごしてきたガクにとって、カリンの優しさは、ただただ嬉しかった。

  (まぁ、親切にされたことは、初めてじゃねえけど・・・・・・なんか、カリンさんは、特別な気がするな。母性っつーのか。母親が居たら、こんな感じなのかもな)

  そんなことを考えていると。彼女を騙すに対する罪悪感が徐々に大きくなってゆく。

  それでも、ギンやレイを裏切るわけにはいかない。ガクは盗むことに対し、迷いわなかった。

  しかし。

  (ただ・・・・・・まだ時間あるし・・・・・・)

  ガクは起き上がると、忍び足でカリンの部屋に向かった。

  そっとドアを開け、盗人の技術を活かして音を立てず侵入する。

  (寝てるみてえだな)

  調度品が少ない、質素で小さな部屋の隅。巨大なベッドの上で、カリンは仰向けで小さないびきをかいていた。

  古びたシャツは大きな腹肉を覆うことが出来ず、桜色の腹肉が露出している。柔らかすぎる爆乳は左右に流れているものの、それでも山脈のような高さを誇り、静かに上下していた。

  (盗み以上に、やばいよな、こんなこと)

  ガクは盗みや暴行は散々繰り返してきたが、強姦や殺人は良心によって制御をかけてきた。だが、数日間の逃亡生活による禁欲で性欲は高ぶっており、しかも極上の爆乳を突き付けられてしまい、性欲を抑えられなくなっていた。

  (ごめん、カリンさん。我慢できねえよ。まぁ、カリンさんなら、触るぐらいなら許してくれるだろ。そもそも、起こさなきゃいいんだし)

  カリンに謝罪しつつ、ガクはカリンの爆乳に手を添えた。

  ぐにゅり

  「うおっ」

  思わず、ガクは声を上げた。

  シャツ一枚を隔てたカリンの乳房の感触が、手に伝わる。柔らかく、暖かい乳肉がガクの手に広がった。

  (すげえ・・・・・・柔らけえし、やっぱりでっけえ)

  表面に触れ、そっと握ってみるが、膨大過ぎる体積を誇る乳肉の塊は、大きなガクの手でも覆い尽くせない。手を広げてこねくり回してみると、ぐにゅ、むにゅ、と自在に形を変えた。そっと手を離してみると、弾力により元の形に戻る。

  (揉みごたえが半端ねえな)

  再び、両手で乳房を揉み上げる。左右の肉房を回すように揉み、押し込み、やわやわと握る。巨大故に揉みごたえは抜群で、ガクは夢中になって双乳を揉み続けた。

  興奮は高ぶり、汗がにじみ出て、鼻息は荒くなり、股間の肉棒はいきり立つ。欲望の赴くままに、ガクはカリンの乳を愛撫し続けた。

  「んん・・・・・・」

  やがて、カリンは寝返りを打った。

  ガクは驚いて乳から手を離すが、カリンは起きることはなく、横向きになって眠り続けている。体勢が変わったことで乳房はボリュームを増し、ベッドの上で鏡餅のように鎮座している。

  (カリンさん、マジでごめん)

  その光景に淫欲を抑えきれず、ガクはそっと、カリンのベッドに上がった。

  (ちょっと、添い寝するだけだから)

  ガクはカリンと向かい合って寝転がり、重なった乳肉に顔を押し当てた。

  (ああ・・・・・・たまんねぇ)

  狼特有の細長いマズルを押し込むと、肉房はしっかりとガクの顔を包み込んだ。息を吸い込むと、汗と共に完熟した雌の香りがした。香水のような華やかなものではないが、今のガクにとっては媚薬のように魅惑的なにおいだ。

  (最後までヤりてえ・・・・・・でも・・・・・・)

  興奮は高まり、カリンとセックスしたいという欲求が燃え上がる。

  だが、同時に、このままでいたい、という気持ちも生まれた。強姦に対する罪の意識もあるが、それだけではない。性的欲求とはことなる欲望は、ガクの中に芽生えていた。

  (こういう感じなんだろうな。母さんって・・・・・・)

  親に捨てられ、母親に甘えたことがないガクは、そんなことを考えながらカリンに抱き着いた。セックスはしなくても、心が満たされていく。そんな感覚を味わいつつ、顔をさらに乳房に押し込んで性的な喜びも得る。

  すると。

  「ん?ガク君?」

  ガクの身体がビクリと震えた。

  カリンが目を覚ましたのだ。

  「うん?どしたん?なんでここにおるん?」

  「あ、いや、その・・・・・・」

  悪事がバレれ危機的状況に陥る。そんなことは、ガクにとって珍しい状況ではない。嘘でごまかしたり、逃げ出したり、力で屈服させたりと、対処法は身に着けている。

  だが、どれもカリンに対して実行する気にはなれなかった。

  (カリンさんに、酷いことをしたことがバレた・・・・・・嫌われる・・・・・・)

  味わったことのない罪悪感が、ガクの心身の動きを止めていた。結果、ガクは、仲間にしか言わないはずの言葉を口にしていた。

  「ごめんなさい。こんなこと、しちゃって」

  素直に罪を認め、ガクは謝罪を口にした。

  叱責を覚悟し、耳を倒して身を縮めるガク。しかし、予想外の言葉をカリンは口にした。

  「いいよ、気にせんで」

  そう言って、カリンはガクを抱きしめた。

  「甘えたかったんやろ。まだ子供やもんな」

  カリンはガクの行為を性的なものではなく、子が大人に甘える行為なのだと判断した。

  叱られなかったことへの安堵したガクだったが、同時に、子ども扱いされたことに対する怒りも芽生える。

  「べ、別にそんなんじゃ・・・・・・」

  「苦労してきたんやし、ゆっくり休まんと」

  だが、怒りは徐々に氷解していった。カリンは優しく囁きながら、ガクの頭を撫でた。

  (あれ、なんか、これ・・・・・・)

  強い安心感が、ガクの心身を包み込む。

  金目的で年増女と情交に及び、抱擁される。ガクは何度も経験してきた。だが、こんな感覚を味わったことは無かった。

  「カリン、さん・・・・・・」

  「ん?」

  ガクの脳裏に、ギオでの生活が蘇る。

  悪事に手を染め、必死に生き抜いてきた。飢えと渇きに耐え、身を寄せ合って寒さをしのぎ、走り抜けてきた。心身がボロボロになりながらも、仲間たちと共に、短い人生を駆け抜けてきた。

  「まぁ、その、俺よりもきつい思いをしている人もいますけど」

  「うん」

  突き付けられた苦痛を全て飲み込み、生きてきた。

  その苦痛を、ガクは吐き出してもいいかと思った。

  目の前の人は、全部受け止めてくれるから。

  「きつかったです。でも、俺、頑張ってきましたよ」

  「そっか。すごいよ」

  カリンは何も聞かず、ガクの頭を撫でた。

  ガクはカリンの胸に顔を埋めた。目から涙が溢れた。いつものガクなら耐えるのだが、今は我慢せず涙を流した。カリンは黙って、ガクを抱きしめた。

  数分後、落ち着きを取り戻したガクは、乳房に顔を埋めたまま口を開いた。

  「あー、カリンさん、もう大丈夫です」

  「そう?」

  ガクはカリンの顔を見上げるも、高い乳肉の山脈が邪魔して見えない。だが、あの優しい笑みを浮かべていることは分かった。

  「苦労してきたんやな」

  「ええ。つい、甘えてしまって。情けないです」

  「そんなことないわぁ。子供は大人に甘えていいんやし」

  「子供じゃ・・・・・・いや、まぁ、子供か」

  泣く姿を見せた以上、大人ぶったところでしょうがない。

  ガクがそんなことを考えていると。

  (あ、やべ)

  冷静さを取り戻した途端、ガクは思い出した。豊満な熟女と抱きしめ合い、爆乳に顔を埋めていることに。

  「カリンさん、ちょ、手を・・・・・・」

  「え?何?」

  カリンの太い腕に拘束されているため、離れなれない。強引に離れようとしたが、ガクの性欲は強く、一瞬で肉棒が勃起してしまう。しかも、ガクの股間はカリンの太腿に触れていた。

  「あら?確かにここは、大人やな」

  「ご、ごめんなさい」

  「ああ、気にせんでいいよ。若いと、ちょっとしたことで勃起するもんな」

  カリンはそう言って、ガクの身体を解放し、身を起こした。

  「それより、私こそごめんな。こんなおばちゃんとくっついて、嫌やったやろ。いくら甘えたくても、私みたいなデブじゃ気持ち悪いわな」

  そう言って、カリンは申し訳なさそうに笑った。

  「そんなことないですよ!すごく癒されました!」

  ガクも身を起こし、カリンに肉薄して訴える。

  「そう?」

  「ええ。それに、甘えたいっていう気持ちだけじゃなくて。俺的には、カリンさん、魅力的だったんで・・・・・・ちょっと、体触りたいとか、下心もあったんです。だから、ごめんなさい」

  ガクは本音を口にした。

  カリンに癒されたこと。そして、カリンに魅力を感じていることを。カリンが自身を卑下していることが嫌だったし、カリンに自身の悪事を正直に告白したかった。

  「もう、お世辞はいいよぉ」

  「本当ですって。顔は朗らかな感じがするし、性格はすごく優しいし。それに、ちょっとぽっちゃりしている方がいいですって。オッパイも超でかいし」

  「マセたこと言うんやなぁ。まぁ。オッパイは、デブなおかげで大きいけどな」

  カリンはそう言い、シャツの裾を掴み。

  「でも、垂れ乳で。ほら」

  シャツをめくり上げた。

  乳肉はシャツに持ち上げられ、下乳と乳房の付け根が一瞬見えた。

  そして、シャツから解放された乳房が一気に落下する。

  ドプンッ!! ブルルンッ!!

  凄まじい重量を誇る乳房がシャツから飛び出し、勢いよく落下した。その大きさと柔らかさにより、バウンドしつつ乳肉全体を波立たせながら。

  「うおっ、すっげ・・・・・・」

  姿を現した特大爆乳を、ガクは目を見開いて凝視した。

  確かに、大きさと加齢ゆえに垂れている。だが、垂れ具合が量感の豊かさを現しており、カリンの乳房をより魅惑的に見せる要素となっている。

  豚獣人故に体毛は無い。桜色の乳の山脈の頂上には、濃い桃色の乳頭があった。大きめ乳輪はふっくらと盛り上がり、屹立した乳首が強い存在感を放っている。

  「すっごい、見てくるなぁ。嫌がると思ったけど」

  「だって、エロいから」

  「ふうん」

  「ちょ、触ってもいいですかね?」

  「私はいいけど」

  許可を貰った瞬間、ガクはカリンの乳房に触れた。今度は服越しではなく、生の乳房を味わう。

  「うっわ、ほんと、すっげ・・・・・・」

  「凄くないやろ」

  「凄いですって。肌がモチモチで触り心地が良いし、ちょっと垂れてるけど、それでも弾力もあるし、丸々膨らんでるし、中身はずっしりしてますよ。逆に、ちょっと垂れている感じが、エロいですし」

  「変わった趣味やな」

  ガクは耐えきれず、カリンの爆乳に顔を埋めた。自身の頭部の双乳で挟み、餅のような感触の乳房を顔で味わう。十分に堪能した後は、片方の乳頭を咥えて乳首を吸い上げつつ、もう片方の乳房を揉み上げる。

  「オッパイ大好きすぎやろ。やっぱ、子供みたいやな」

  ガクは乳房の愛撫を終えると、カリンの顔を見上げた。

  「カリンさん、俺、カリンさんと、最後まで、したい・・・・・・」

  「ほんと?私はいいけど、いいん?」

  「カリンさんがいい」

  「ふふふ。ありがと」

  ガクはカリンをゆっくりと押し倒すと、豊満な腹肉を愛おし気に舐め、揉み始めた。そのまま顔を下げていき、下半身に到達すると、カリンのズボンとパンツを脱がす。既に、股間はぐっしょりと濡れていた。

  ガクは迷わずそこに顔を突き入れ、べろりと舐め上げた。

  「あん。舐めなくてもいいのに」

  「俺が舐めたいんです」

  ガクはカリンの膣に長い舌を入れ、溢れる愛液を飲み下しつつ、丹念に舐め回した。完熟した雌の味は濃厚で、むせかえるような濃い香りがした。狼の嗅覚でそれを嗅ぎ取り、愛液も味わう。肉付きのいい太腿を撫で回すのも忘れない。

  「じゃ、いきます」

  カリンの股間も堪能し終えたガクは、顔を上げて全裸になる。股間には、既に先走りで濡れた巨根が聳え立っていた。

  「やっぱり、ガク君、もう大人やな」

  「ええ。カリンさんを満足させるくらいは・・・・・・」

  ガクはペニスの切っ先をカリンの膣に当て、動きを止めた。

  「カリンさんは、本当に、いいんですか?」

  同情で抱かせてあげているのではないかと、不安になったガクだったが。

  「いいよ。私も、こういうの、好きやけんな」

  カリンの笑みを見て安堵し、腰を突き出した。

  「うっ!!」

  「あんっ」

  女性経験は豊富なガクだが、カリンの膣の感触は、格別だった。肥満体故か、締め付けは凄まじい。暖かい膣壁がしっかりとガクの分身を包み込んでくる。カリンの抱擁と同じように、膣肉がペニスを抱きしめているかのようだ。

  溜め込んでいた分、長時間耐えることはできない。それを察したガクは、急いで腰を振り始めた。カリンにも快楽を味わってほしい一心で。

  「あっ!すごいっ!ほんと、大人やな!!」

  カリンの叫びには艶が混じっている。感じてくれていると思うと、ガクの心は多幸感に包まれた。互いに快楽を与えあえるセックスの、なんと心地よいことか。

  「カリン、さん・・・・・・気持ち、いいですか?」

  「うん!すごくっ!いいよ!」

  カリンを見下ろすと、微笑んでこちらを見上げていた。顔の下では、ブルンッ、タプンッ、ドプンッと、爆乳が淫らに踊り狂っている。

  その光景に視覚も刺激され、ガクは絶頂に達した。

  「ぐっ!!」

  「あっ!!」

  肉の海に倒れ込み、腰を突き出し、ガクはカリンの最奥に向けて射精した。熟した雌の土壌に、若く新鮮な雄の生命が降り注ぐ。

  猛烈な快楽に震えながら、ガクはカリンの肉体にしがみつき、何度も射精を繰り返した。カリンはガクを抱きしめ、優しく背中をさすりながら、自身もまたセックスの喜びに打ち震えていた。

  「はぁ・・・・・・すいません・・・・・・カリンさんが気持ち良すぎて、すぐ、イってしまいました」

  「気にせんでいいよ。私も気持ち良かったけん。ほんと、ありがとな。私みたいなおばちゃんと、ヤってくれて」

  「いや、そんな、礼を言うのは俺の方です」

  ガクは萎えた肉棒を引き抜くと、カリンの顔目掛けて自分の顔を落とす。そして、カリンの唇を奪った。唐突な口づけにカリンは一瞬驚くも、直ぐに受け入れて口を開いた。

  若く精悍で筋肉質の狼が、熟した肥満体の豚と熱い口づけを交わす。はたから見れば不釣り合いだが、両者は互いを求めあっていた。愛情を込めて抱きしめ、舌を絡ませ合い、欲望をぶつけ合う。

  情交の後のクールダウンのはずだったが、二人の情欲は逆に高ぶっていった。ガクの肉棒は再び勃起し、カリンの膣からはガクの精液と共に自身の愛液も溢れてくる。

  「カリンさん、もう一回、いいかな」

  「いいよ。好きなだけヤろう」

  許可を貰ったガクは、直ぐに状態を起こした。

  更なる快楽を求めて。

  真夜中。

  既にギンもレイも行動に移っている頃のはずだ。だが、ガクはまだカリンと共にベッドの上にいた。

  「んん・・・・・・んんんっ!」

  「ふうっ。あんっ。はあっ」

  仰向けのガクの上に、カリンが覆いかぶさっている。桜色の豊満な肉体に押しつぶされ、身動きは取れない状態だ。辛うじて勃起を維持している肉棒はカリンの胎内に捕らえられ、顔面は爆乳に挟み込まれていた。

  「んんっ!!んぐっ!!」

  カリンは肉体を前後に動かし、爆乳で頭部を、膣で肉棒を扱いている。ガクは既に何度も射精を繰り返し、体力は尽き果てているのだが、カリンの性欲は底抜けだ。更なる行為を求め、ガクのペニスを捕食していた。

  「ぐうううううっ!!!!」

  ガクは、最後の力を振り絞り、腰を突き上げた。カリンの巨体が浮きあがり、巨根が子宮の最奥を突き、精を放つ。勢いは衰えているが、それでも命の源はカリンの胎内に収まった。

  「はあっ!!・・・・・・はぁ・・・・・・」

  カリンが身を起こすと、ガクは疲労と酸欠で荒い呼吸を繰り返した。

  「ごめんな。久しぶりやったけん、滾って、欲しくなって」

  カリンは申し訳なさそうに笑った。

  「い、いえ・・・・・・疲れたけど、俺も、最高でしたから・・・・・・」

  ガクの言葉に、偽りは無かった。

  カリンの豊満な肉体を、様々な体位で味わった。口づけと愛撫を繰り返し、肉体だけでなく心も交わる、最高のセックスだった。

  体力が尽きた後は、カリンに搾り上げられた。強すぎる刺激は確かに凶悪だったが、それでも、快楽が勝った。

  「ほんと、ごめんな。おばちゃん相手に」

  「そんな。本当に、よかったですから」

  ガクは何とか体を起こし、カリンに抱き着いた。

  カリンはガクを抱き返し、揃ってベッドに倒れ込んだ。

  「ゆっくり休まんとな」

  「はい。でも、休憩したら・・・・・・また・・・・・・」

  ガクは猛烈な睡魔に襲われた。

  体力は尽き果て、心地よい疲労感に包まれ。快楽の余韻に浸り、カリンの温もりを感じながら、眠りの世界に落ちそうになる。

  (ギン、レイ・・・・・・ごめん・・・・・・無理だ・・・・・・)

  もう、盗みを働く体力はない。仮に回復したとして、もうカリン相手に犯罪行為などできるはずもない。

  仲間を思う気持ちから罪悪感が生まれるも、もうガクは、睡魔に勝てなかった。

  ガクは目を閉じ、意識を手放した。

  [newpage]

  ガクが意識を手放す数時間前。

  「うわぁ・・・・・・」

  次女、ロウの家に足を踏み入れたレイは、感嘆の声を上げた。

  ロウの家は、質素なカリンの家とは対照的だった。美しい造花、飾られた絵画、高級そうな絨毯、煌びやかな調度品など、正に“富豪の家”と呼ぶに相応しい内装だ。お香もあるらしく、花の香が肺を甘く満たしてくれる。

  「珍しいかしら?」

  先導していたロウが振り返る。上品で華やかな雰囲気を纏うロウは、家の内装に違和感なく溶け込んでいる。

  「はい。こんな場所、一度も来たことが無かったので」

  「ふふふ。喜んでくれるなんて、嬉しいわ。姉妹たちは、こういうのに興味がないから」

  ロウは美しく笑う。レイは恥ずかしくなって視線を部屋の絵画に移した。

  (ギンさんやガクさんに言われたように、金目の物を探しておこう)

  珍しいものを見る振りをして、周囲を見渡すレイ。

  「それじゃあ、夕食まで、書類の整理を手伝ってくれるかしら」

  「は、はいっ!」

  ロウが前を歩くと、レイは視線をロウに移した。

  (うわぁ、お尻も大きいな・・・・・・)

  肉感的で爆乳の持ち主であるロウだが、やはり尻も大きい。白いワンピースを突き上げた尻肉は、レイを誘うように左右に揺れている。

  ロウが歩く度に微かに揺れており、その柔らかさを物語っていた。しかし弛みは無く、引き締まって最良の形を保っている。理想的な尻肉だった。

  (やっぱり、カリンさんやイーシャさんよりも、魅惑的だな・・・・・・)

  ロウも他の姉妹と同様、若干太り気味といえるが、カリンやイーシャと違って腰に括れがある。その為、尻肉の大きさが強調されており、それがレイの性欲を刺激した。

  「そんなに難しい作業じゃないから、お願いね」

  ロウが書斎のドアを開け、振り返る。それだけの動きで、ワンピースに包まれた爆乳が揺れ、レイの方を向いた。

  「あっ!わ、分かりました!頑張ります!」

  レイは慌てて顔を上げ、上ずった声で返事をした。

  ロウは幼い子供を見るような、慈愛に満ちた笑みでレイを見下ろしていた。

  夕刻。作業を終えたレイは、ロウと夕食を共にしていた。

  「ありがとうね」

  「い、いえ」

  テーブルで向かい合い、スープを口にするレイ。

  「お口に合うかしら?」

  「はい。とっても美味しいです」

  「よかった」

  満足そうに微笑むロウ。しかしレイは、料理どころではなかった。テーブルが小さいため、ロウとの距離がとても近いのだ。

  手を伸ばせば届くほどの距離に、ロウがいる。その美貌と大きな乳房が、レイに迫っているかのようだ。

  (お、おっぱいが、近い・・・・・・谷間が凄い・・・・・・)

  ワンピースが先ほどより、若干下がっているように見える。あと少し下げればブラジャーが、乳首が見えてしまうのではないか。

  「どうかしたの?」

  「いえ」

  ロウはレイの視線に気づいているのかいないのか、スプーンで掬ったスープを上品に口元へ運び、音もなく啜る。唇が、口付けをするような形になる。それだけで、レイの鼓動は高鳴る。

  「明日には、出発するのかしら?」

  「は、はい。その予定です」

  「そう。残念ね」

  「いつまでも、お邪魔になるわけにはいきません」

  「お邪魔だなんて。いつまでも、いてもいいのよ」

  ロウはそう言って、身を乗り出した。鼻息がかかるほど、近くに。

  レイは驚いた。上品で美しい表情が、妖しい笑みに変わっている。

  「い、いつまでも、いるわけには・・・・・・ん?」

  レイが慌てふためいていると、右足のつま先に何かが当たった。

  それは、脛、膝、太腿を這いあがっていく。そして、レイの太腿の内側に進もうとしてきた。レイは咄嗟に両脚を閉じた。だがそれは強引にレイの両脚を割って入り込む。

  そして。

  「うっ!!」

  レイの股間に電流が走った。

  (え?こ、これは・・・・・・)

  レイは落ち着いて現状を把握した。それは、自分の股間に当たっている。そして服越しに、ペニスを刺激している。竿の裏筋をなぞり、亀頭を撫で回すその動きは、非常に的確で強い刺激をもたらす。レイのペニスは一瞬で勃起し、ズボンを突き上げた。

  「どうしたの?」

  ロウは妖しい笑みを浮かべたまま、優しい言葉を投げかけてくる。

  「いや、その・・・・・・」

  レイは返答に迷った。今、自分のペニスを刺激しているのは、ロウの足以外考えられない。しかしロウは、平然と会話を続けようとしているのだ。

  「気分でも悪いの?」

  ロウの顔が近づく。しかし、足の刺激は止まらない。ロウは足が長いので、多少身を乗り出してもペニスから離れない。オナニーのように、規則的に上下運動を繰り返してくる。熟達したテクニックだ。

  「だ、大丈夫です」

  レイは机にしがみつき、快楽に耐えた。止めてくれと言えない。視線を下に向けて、ペニスに触れるものの正体を確かめることも出来ない。ロウの言動により、それを止められているように感じられた。

  レイは童貞であり、他者からの刺激に慣れていない。加えて最近は自慰もしておらず、ロウの肉体に興奮していたこともあり、絶頂がどんどん近づいていく。既に先走りが溢れ、パンツはぐっしょりと濡れている。

  (このままだと、出ちゃう・・・・・・でも、止められない・・・・・・)

  いくらなんでも、ロウの前で射精するわけにはいかない。すぐにでも腰を引いてロウから逃れるべきなのだが、レイはそれが出来なかった。

  今感じるこの刺激を、止めたくはない。このまま射精の快感を味わいたいという欲求を、抑えることはできなかった。

  「本当に平気?」

  問いかけつつ、ロウの足の動きが加速する。射精へと本気で誘うようだ。

  「は、はい・・・・・・」

  レイは後先を考えず、腰を突き出し射精に備えた。

  だが。

  「そう。それならよかったわ」

  不意に刺激が止まった。ロウも妖しい笑みを消し、優しく笑って食事を続ける。

  「え?あ、はい・・・・・・」

  射精の快感を味わえると思っていたロウは、快楽の波が去ってしまったことに落胆し、物欲しげな表情をロウに向けた。だが、ロウは気にせずパンを食べている。

  強い刺激を味わいつつも射精できなかったレイは、行き場のない欲望をなんとか胸中に抑え、食事を再開した。

  (何だったんだろう・・・・・・子供っぽい僕を、からかったのかな?)

  レイはそう結論づけ、頭を振った。

  (落ち着かないと。ギンさんとガクさんとの打ち合わせ通りに動くんだ。ロウさんが寝たら、鍵を開けて二人を招く。エッチなことを考えている場合じゃないよ)

  レイは地震に強く言い聞かせた。だが、先ほどの刺激で性欲はより高ぶってしまった。勃起も収まらず、レイは苦労しつつ食事の後片付けをせねばならなかった。

  片付けの後。

  「もう少し書類の確認があるの。先にお風呂に入っててくれる?」

  ロウからそう言われ、レイは一人、広い湯舟に浸っていた。

  (久しぶりのお風呂、気持ちいいな。いい匂いもするし。

  清潔感のある純白の湯船には、薄紫色の透明なお湯が張られている。そこから漂うラベンダーの香りにより、レイは若干落ち着きを取り戻せた。

  (ロウさん、優しいな。綺麗だし、おっぱい大きいし。とってもいい人だ)

  レイは、ロウに強く惹かれていた。性欲とはことなる思いが、心の奥から湧き上がってくる。だが、レイはロウ以上に、ギンとガクを慕っていた。

  (でも、やらなきゃ。ロウさん、ごめんなさい)

  お湯で顔を洗い、覚悟を決めると、性欲も収まってきた。

  そろそろ出るかと思ったが。

  「湯加減はどうかしら」

  ロウの声と共に、浴室のドアが開いた。

  「え・・・・・・」

  レイは顔を上げ、硬直した。

  そこには、全裸のロウが立っていた。文字通り、一糸まとわぬ姿で琥珀色の裸体を晒している。

  肉感的で逞しい太腿。陰毛が生えていない股間。弛みは無いものの少々贅肉で膨らんでいる下腹部。そして、その上には、他の姉妹以上に巨大な乳房があった。

  (さ、さっきまでより、大きい・・・・・・)

  砲弾状の乳房は、衣服の拘束が無くなり一回り大きく膨らんでいた。自重で多少は下方を向いているものの、それでも前方に向かって大きく突き出さている。ほぼ弛みは無く、脂肪がみっちりと詰まっていることがよく分かる乳房だ。そして、乳房の頂上には、褐色の乳輪と乳首があった。それはレイの方を向き、誇らしげに屹立している。

  その肉体の持ち主であるロウは、先ほどと同様、妖しい笑みを浮かべていた。可憐でありつつも、蠱惑的な雰囲気を持った顔だ。

  凄まじく淫らで、同時に美しく、ロウはその裸体に見とれた。

  「私も一緒に入るわよ」

  ロウは妖しく微笑み、浴室に入ってきた。その特大爆乳を、ダプン、ブルンと揺らしながら。

  「え!?あ!でも、だめです!」

  正気に戻ったレイは、顔を伏せて叫んだ。

  「どうして?家主は私よ」

  「でも、女の人の身体を!見るわけには!」

  「レイ君はまだ未成年でしょ」

  「それでも、だめですよ・・・・・・僕も、男なんですから!」

  「そうね、ごめんなさい。でも、私は40過ぎたおばさんなんだから、気にしないで」

  「例え、何歳でも、やっぱり、よくないですよ」

  「ふふん」

  ロウはそう言って、湯船に足を入れた。前のめりになると、ロウの肉房は乳牛の乳房のように真下を向いた。レイは仕方なく両足を抱え込み、縮こまる。

  「ふう」

  ロウは湯に体を沈めた。股を開き、レイの身体を挟むように足を伸ばす。雄大なバストは湯に浮かび、その存在感を放っていた。

  「つまりレイ君は、こんなおばさんの肉体を、女性扱いしてくれるのね」

  「だ、だって、綺麗ですから」

  「お世辞かしら?」

  「違います!本当に、その、凄いですよ」

  「そうよね。あんなにじっと私の身体に見とれて、ペニスを勃起させてたんだから」

  「うっ!?そ、それは・・・・・・」

  「特に、オッパイが大好きみたいね」

  自身の下心を見透かされていたと知り、レイは羞恥でさらに縮こまる。だが、裸のロウを前にして、ペニスは最大限に勃起してしまっていた。

  「ごめんなさい」

  「どうして謝るの?」

  「エッチな目で見られたら、嫌でしょう」

  「そう思う人もいるわね。でも、私は違うわ」

  そう言って、ロウは身を起こす。

  「嬉しい気持ちになるの」

  浴槽の縁に手を置き、レイに近づいていく。

  「女として、扱われて」

  ロウとレイ、二人の鼻先に触れ合った。

  「貴方が私に見とれていて。とても誇らしいわ」

  至近距離で見つめ合う二人。レイは、視線を背けられなかった。

  「興奮して、あなたが欲しくなってきちゃった」

  そう言って、ロウはレイの唇を奪った。

  唐突な口づけに、思考が停止したレイ。そんなレイの唇を、ロウはゆったりと舐め上げた。そして、唇同士を密着させ、舌をレイの口内に差し込む。

  「んむぅ・・・・・・」

  ロウの肉厚な舌が、レイの口内を舐め舞わす。丹念に、味わうように。やがて、レイの長い舌を捕らえると、優しく絡ませてきた。

  レイは硬直していたが、口内に発生する甘い官能の刺激により、徐々に体の力が抜け、緊張がほぐれていった。

  (美味しい・・・・・・いい匂い・・・・・・)

  このままいつまでもキスを続けたい。そう思っていると、ロウは粘着的な音を立てて放れた。唇から垂れた唾液の後を舐め、レイはロウに囁く。

  「キスは初めて?」

  「え、ええ・・・・・・」

  「どうだった?」

  「すごく、気持ち良かったです」

  「そう。おばさんのキスでも、喜んでくれるのね」

  「おばさんだなんて。むしろ、ロウさんみたいな綺麗な人が、どうして僕なんかと」

  「貴方のことが好きになったの」

  「え?」

  ロウはレイの身体を抱き寄せた。濡れたバストが、レイの顔を包み込んだ。温かく柔らかい乳肉によって食べられたレイの額に、ロウの吐息が吹きかけられる。

  「私のことを好いてくれる貴方に、惚れちゃったのよ」

  「え・・・・・・」

  唐突な告白に困惑するレイ。

  「貴方も、私のこと、好きでしょう?」

  「それは、その・・・・・・す、好きです・・・・・・」

  「じゃあ、いいじゃない。楽しみましょう」

  ロウはレイを解放すると、再びキスをした。顔中にキスをしつつ、愛を囁く。

  「楽しむって・・・・・・」

  「セックス、しましょう」

  ロウがレイの股間を掴む。完全に勃起した肉棒を甘く扱かれ、レイの身体が震えた。

  「で、でも、僕みたいな何もない男は、ロウさんみたいな素敵な人に、釣り合わないです」

  「関係ないわ」

  ロウはレイの胸板に自身の爆乳を押し当て、レイの頬をベロリと舐め上げた。そしてレイのペニスを取り、自身の膣に当てた。

  「好きになってしまったんだから」

  「でも、セックスは、恋人と、することなんじゃ・・・・・・」

  「じゃあ、恋人になりましょう」

  ロウはレイの瞳を覗き込む。

  「好きよ、レイ君」

  「え・・・・・・」

  「愛しているわ」

  ロウはレイの耳を食む。

  「一つになりましょう」

  「でも」

  「私とセックスしたくないの?」

  「し、したいですけど・・・・・・」

  「その気持ちを、私にぶつけなさい」

  「だけど、妊娠しちゃったら」

  「してもいいじゃない。その時は、結婚すればいいでしょ」

  さも当然であるかのように、ロウは言った。

  「け、結婚って。会ったばかりなのに」

  「そんなことは、どうでもいいの」

  ロウは右手をレイの胸に手を這わせ、左手で肉棒を扱き、頬をべろりと舐め上げた。

  「セックスしましょう。何も考えず、欲望に従って。この立派なペニスを、私の中に入れて。そして子宮に射精するの。気持ちいいわよ。避妊なんかしなくていいわ。何度もセックスしましょう。好きなだけしていいからね。明日も、明後日も、いつまでも」

  ロウの手が、亀頭を撫でる。レイの肉体がビクリと震えた。

  「子供ができたら、結婚しましょう。一緒に暮らすの。そしたら、いつでも私とセックス出来るわよ。好きにしていいから。見て、触れて、嗅いで、抱いて。家では、ずっと裸で過ごしてもいいわね。いつでもセックスできるように」

  甘い囁きが、吐息と共に耳から入り、レイの脳を溶かしていく。

  「妊娠したら、あなたの子供を産むわ。想像して。貴方が、私を妊娠させるの。この雄の力で。大好きなレイ君の子供、欲しいの。妊娠させて」

  ロウはレイの手を取り、自身の爆乳に押し当てた。ぐにゅぅ、と、レイの手がロウの乳肉に沈み込んでいく。

  「妊娠したら、母乳が出来て、もっとオッパイが大きくなるわよ。貴方が大好きな、大きなオッパイが」

  「ロウ、さん・・・・・・」

  「セックス、しましょう」

  「・・・・・・はい」

  レイは首を縦に振った。ロウは満足げにほほ笑むと、ゆっくりと腰を落とした。

  「あっ!」

  ペニスの切っ先が、膣に入る。ロウは一気に腰を落とした。

  グチュ、と粘着的な音とともに、レイの肉棒がロウの胎内に入り込んだ。

  「あっ!!はっ!!」

  ロウの内部は、過去に数多の雄を咥え、極上の快楽を与え続けてきた名器である。童貞のレイにとっては、刺激が強すぎた。脳が処理しきれないほどの快感に、レイは一瞬で絶頂へ上り詰める。

  「あっ!だめっ!もうっ!出る!!あっ!ああっ!!あああっ!!!」

  翻弄されるレイを、ロウはほくそ笑んで見下ろし、抱きしめた。

  レイはロウを抱き返し、腰を突き上げ射精した。

  「あっ!!がっ!!あぐうっ!!」

  ずびゅ、どびゅ、と、胎内で射精音を響かせ、レイは溜まった精液を吐き出していく。若く勢いのある射精を膣で受け、ロウは満足げに天を仰いだ。

  「あっ!あっ、あっ、あっ!!」

  レイの射精は、なかなか収まらなかった。ロウの膣壁が蠢き、ペニスに刺激を与えてくるのだ。まるで、更なる精液を求めているかのように。

  レイの分身はその刺激を受け、ビクン、ビクンと力強く震え、激しく脈動し精を存分に放つ。生命力に満ちた精液は、ロウの子宮に溜まっていった。

  「がっ!! ・・・・・・はぁぁ・・・・・・」

  射精を終え、レイは脱力して浴槽に背中を預けた。ロウはレイに覆いかぶさり、優しくキスをした。

  「よかったわ」

  「あ、ありがとうございます。でも、すぐに出してしまって、すみません」

  「いいのよ。気持ち良かったから」

  優しく笑うロウ。だが、その瞳に邪な光が宿った。

  「でも、もう少し付き合ってもらうわよ」

  「え?うっ!!」

  射精後、やや萎えていたレイの肉棒に、快感が走った。

  ロウはレイを抱きしめたまま動いていない。だが、膣壁だけが蠢き、レイのペニスを扱いてきたのだ。レイの肉棒に合わせて形状を変え、適度な力で締め付け、扱くように、そして舐めるように蠢いている。

  「あっ!!だめっ!!またっ!!」

  レイの肉棒は、再度勃起し、絶頂へ向かう。レイは停止を求めたが、ロウは応じない。むしろ下腹部に力を込めて、膣の動きを活性化させた。

  「ああっ!!」

  レイは、再び射精した。一度目の射精から数分と経たず、再び精液を噴き上げる。勢いも量も衰えておらず、ロウの最奥を力強く叩く。

  「凄いわ、二回目なのに。若いって、いいわね」

  ロウは満足げにほほ笑み、レイを抱きしめる。レイは乳肉の谷間に顔を埋め、射精の快楽に耐えた。

  「もっと、できるでしょう?」

  「うっ!!うううううぅぅぅぅ!!」

  二度目の射精が終わっても、ロウの膣は止まらなかった。より激しさを増し、レイのペニスを攻め立てる。竿を扱き、亀頭を舐め、ポンプのように精液を吸引してくる。

  レイのペニスは、二度も大量射精をしたが、萎えることは許されなかった。勃起は強制的に維持され、ロウの膣に捕食され続ける。

  「がっ!!」

  すぐに三度目の射精が始まる。量は少なくなったが、勢いは相変わらずすさまじいものだった。レイの精力の強さもあるが、ロウの膣がそうさせているのだ。

  「いい・・・・・・気持ちいいわ・・・・・・雄々しくて、最高よ」

  ロウはレイを抱きしめ、快楽に酔いしれていた。

  一方、レイは危機感を覚えた。強すぎる快楽により、ペニスは苦痛を感じている。肉体には疲労が高まり、精神も壊れてしまいそうだ。しかし、射精と勃起だけは収まらず、生命の源を放ち続けている。

  ロウに停止を求めようとするも、声が出ない。体を押し返そうとしても、ロウの巨大な尻が腹に乗っており、それを持ち上げることができない。鼻先は巨乳の谷間に収まり、呼吸もし辛い。

  レイは、生命を根こそぎ吸い取られているかのような感覚に陥った。

  だが、一方でこう思っていた。

  (もっと・・・・・・もっと!!)

  レイは危機感以上の幸福感を味わっていた。

  淫らで美しいロウに告白され、豊満な肉体を抱き、爆乳に顔を埋め、セックスをしている。凶悪な快楽を味わいながらも、この行為を継続したいという気持ちを抑えきれない。仮に、ロウを押し返せる体力があったとしても、自分はセックスを続けただろうと、レイは確信していた。

  「ロウ、さん・・・・・・」

  谷間から顔を上げ、搾りだすようにロウの名を呼ぶ。

  ロウは邪悪な笑みを浮かべ、レイにキスをした。

  激しい射精は続く。レイは疲労感に襲われつつも、ロウに抱き着き、離れなかった。

  数分後。

  レイは浴室に敷かれたマットの上で仰向けになっていた。疲労困憊で、もう動けない。

  息も絶え絶えのレイの横には、慈愛の笑みを浮かべたロウが横たわっていた。乳房をロウの顔に当て、ゆったりとした手つきで性器を撫でている。

  レイの性器はやや萎えているものの、まだ射精できると言わんばかりに、かすかに硬さを維持している。

  「うっ・・・・・・ああっ・・・・・・」

  レイはロウの乳房をしゃぶりつつ、悶えながら射精した。少量の精液が亀頭から漏れ、ロウの手に絡みつく。最後の力と言わんばかりの射精を終えたレイは、ロウの乳首から口を離し、脱力し天を仰いだ。

  「ふふふ・・・・・・・」

  微笑を浮かべるロウは、役目を終えて萎えたレイのペニスへの刺激を止めなかった。力を失った竿を軽く扱き、亀頭を人差し指で撫で続ける。

  「んん・・・・・・あうぅ」

  レイは、快楽とも苦痛とも判断できない声を上げ、体を震わせた。仮に抵抗の意思があっても、もうその力は残っていない。

  「全部、出し尽くしなさい。何も考えなくていいのよ。今まで頑張ったんだから、ゆっくりお休みなさい」

  ロウは耳元で優しく囁くと、レイの身体に覆いかぶさり、肉付きの良い太腿でレイのペニスを攻め始めた。レイの身体から、全ての力が消えた。

  同時に、レイのペニスから透明の液体があふれ出た。失禁してしまったのだ。尿は止まらず、ロウの太ももを濡らし、浴室に広がっていく。

  文字通り全てを解放したレイは、ロウの温もりを全身で感じながら意識を失った。

  最後に見た光景は、レイの優しい微笑みだった。

  [newpage]

  レイが意識を失う数時間前、夕刻。

  「ふっ!」

  ギンは勢いよく斧を振り下ろし、木材を真っ二つにした。

  (ふう。これで、終わりか)

  藁の家の庭で、ギンはイーシャから頼まれた薪割りに励んでいた。薪割りは初めてだが、実用的な筋肉と運動神経を誇るギンにとっては、一度コツを覚えてしまえば簡単だった。

  「ご苦労様。思ったより、早く終わったね」

  薪を倉庫に運んでいると、鹿の干し肉を作っていたイーシャが話しかけてきた。

  「ええ。イーシャさんの教え方が上手だったので」

  「いや、ギンの手際が良いんだよ」

  イーシャは汗を拭いつつ言う。笑みは無いが、感心しているようだ。

  「夕飯の前に、風呂に入ろうか。汗かいたから」

  「ええ」

  ギンも汗を拭き、イーシャの身体を見た。

  白いタンクトップは汗に濡れ、イーシャの全身に張り付いている。爆乳もすっかり透けており、濃い灰色の乳首の突起も見て取れた。乳房が大きすぎるため、タンクトップの丈が足りず、大きな腹肉は露出している。

  (本来は、興奮するんだがな)

  “豊満な熟女”と言えば聞こえはいいが、“肥満体系の不愛想な年増”なので、ギンは一切興奮せずにイーシャの肉体を見ていた。過剰な筋肉に分厚い脂肪、そして垂れ気味の乳。これらはギンの好みではなかった。

  「俺は後でよいので」

  「じゃあ、先にお風呂、貰うよ」

  そう言って、イーシャは玄関に向かう。ギンも後に続いた。

  透けて見える逞しい背中と、大きすぎる尻肉を見ても、ギンは興奮せず、今晩のことを考えていた。

  (イーシャが寝た後に行動を起こしたいところだが、こいつは警戒しているからな。いざとなったら、気絶させる必要があるかもしれないな)

  そう思い、ギンは右拳を握りしめた。

  恩人であろうと、自分たちのためなら犯罪もいとわない。その覚悟は、揺るがないものだった。

  (イーシャが風呂に入ると、一応、この家も漁っておくか)

  ギンがそう考えていると。

  「さて、と。それじゃ、適当にくつろいでて」

  居間に入ると、イーシャは突然、タンクトップを脱ぎ捨て、ズボンも脱いでしまう。

  「イ、イーシャさん・・・・・・」

  「ん?」

  困惑するギンに名を呼ばれると、イーシャは振り向く。大振りのスイカのような爆乳が、ブルンッと勢いよく揺れながらギンの方を向いた。

  凄まじい大きさだ。思いのほか垂れておらず、丸々と膨らんでいる。乳輪と乳首はしっかりとギンの方を向き、赤ん坊が咥えやすい大きさをしている。女らしさのない容姿だが、ここだけは非常に女性的と言える。

  「ああ、ごめん。もう女捨ててるもんだから、つい」

  そう言って、イーシャは浴室へ歩き出した。大きなパンツに包まれた、巨大な尻を揺らしながら。

  「気持ち悪いもの、見せてごめんね」

  「いえ」

  イーシャが浴室のドアを閉めると、数秒後、シャワーの音が聞こえてきた。

  (本当に、彼女が女らしくなくてよかった)

  規格外の爆乳を見ても全く興奮しなかったギンは、すぐに行動を開始した。

  イーシャの家は、他の姉妹たちの家と比べて狭かった。居間とキッチン以外には、イーシャの寝室と小さな客間しかない。ギンは寝室に忍び込み、大きなベッドの下や、棚の中を覗いてみたが、金目の物や貴重品は何もない。少量の紙幣はあったが、盗んだところで足しにはならない程度だ。

  (やはり、盗むなら、ロウの家に行くしかない、か)

  そう思いつつ、ギンはイーシャの部屋を出ようとした。

  が。

  「ギン」

  唐突に名を呼ばれ、寝室の出入り口の方を見る。そこには、全裸のイーシャが仁王立ちしていた。体からは、雫が垂れている。

  (気配も物音も、感じられなかった・・・・・・こいつ、できるな)

  組織の人間から武術を叩き込まれたギンは、イーシャも同様に鍛え上げられていることに察知した。やはり、膨らんだ脂肪の奥に蓄えた筋肉は、伊達ではないらしい。

  「何をしている?」

  寝室の出入り口を塞ぐように立ち、イーシャは鋭い眼光をギンに向ける。

  (元々、疑われていたみたいだし、な)

  言い訳は通じないと、ギンは判断した。

  「悪いな」

  ギンは、手元にあった小銭入れを取り、イーシャの顔に投げつけた。同時に、地を蹴りイーシャに接近する。

  小銭入れがイーシャの顔にぶつかると同時に、ギンはイーシャの顎に向かって拳を振り上げる。

  しかし、イーシャは難なくギンの拳を止めた。

  「うっ!!」

  直後、ギンの腹部にイーシャの右拳が打ち込まれる。衝撃は腹筋を貫通し、ギンはその場に跪く。

  「悪いね」

  イーシャの左拳がギンに落ちる。ギンは、意識を失った。

  「くっ・・・・・・」

  頭痛に苦しみつつ、ギンは目を覚ました。

  仰向け、背中は柔らかい、寒気、手足の痛み。

  (くそったれ)

  ギンは、自身がベッドの上で仰向けになっていることを理解した。手足と足首にはロープが巻き付けられ、ベッドの足に固定されており身動きは取れない。しかも全裸にされている。

  女相手に敗北したことに歯噛みしつつ天井を見上げていると。

  「目ぇ、覚めたかい」

  視界に、イーシャが割り込んでいた。何故か、まだ全裸のままだ。

  「気分は?」

  「最悪だ」

  「だろうね」

  イーシャは真顔のままギンを見下ろしている。その表情から、怒りや侮蔑といった負の感情は見られない。

  「何かやりそうな顔つきしているから警戒していたけど、予感が的中するとはね。で、他の2人も共犯かい?」

  「ガクとレイは関係ない」

  「ふぅん」

  イーシャは疑惑の視線をギンに向ける。

  (信じるわけないよな。兄貴分の俺が、なんてザマだ。すまない、ガク。レイ。お前たちだけでも逃げてくれ)

  自身を責めつつ、弟分たちの無事を祈るガク。

  すると、イーシャが立ち上がった。

  (もう日が沈む。町まで行って、警察に通報するとは考えにくい。自分の手で、ガクやレイを捕まえに行く気か?)

  ギンは手足を動かそうとするも、ロープはピクリとも動かない。

  (いや・・・・・・俺をこんな体勢で拘束しているということは・・・・・・尋問でもするつもりか?こいつも、カタギには見えないしな。望むところだ。何も吐かんぞ)

  過去、組織の一員として活動している時に、警察や敵対組織から暴行を受けたことは何度もある。肉体的な苦痛には、耐える自信があった。

  だが、イーシャは想定外の行動を取った。

  「ぐっ」

  イーシャはギンの身体に覆いかぶさってきた。そしてギンの顔を掴み、強引に口を開かせる。両顎を締め付けられ、口は閉じられない。

  「むぐっ!」

  そして、イーシャはギンに口づけをした。筋肉と脂肪を兼ね備えた巨体でギンを押しつぶし、唇をぶつけ、分厚い舌を口内に押し込み舐め回してくる。

  「ぐううっ!!!」

  唐突に、雄々しい肥満熟女から熱烈なキスをくらい、ギンは激しく動揺した。首を左右に振ろうとするも、イーシャの怪力には勝てずキスを受け止めるしかない。

  (ぐっ!なんだ、こいつ!!くそっ!!こんな、デブなババアに!!)

  好みでない、しかもガタイの良い熟女にキスをされ、ギンは強い不快感に襲われた。眼前の顔を見たくなくて目をつぶり、黙って激しい口づけに耐える。

  (ん・・・・・・何だ?)

  目を閉じた瞬間、ギンは不思議な心地よさを感じた。

  イーシャの舌の動きが、巧みなのだ。過去、組織のボスの手引きで一度だけ抱いた、高級娼婦のそれと同じだ。舌を絡ませ合い、頬の内側を丁寧に嘗めてくる。

  匂いも心地よい。肉体からは汗と加齢のにおいもあるのだが、シトラスの香りが鼻をくすぐる。口内からも、ハッカの済んだ香りがした。

  また、胸に当たる爆乳の感触も凄まじい。これほどの乳房は、過去に見たことがない。完熟した柔らかさに加え、強い弾力は若々しささえ感じ取れる。

  それを意識した途端、ギンの肉棒がわずかに反応した。それに気づいたイーシャは、ギンから離れ、その股間に顔を埋め、やや硬くなったギンの肉棒を咥えた。

  「ぐっ!!」

  直後、凄まじい快楽がギンの性器に発生し、全身を駆け抜けた。

  イーシャの愛撫は、キスと同様に的確だった。ギンの巨根を掴み、根本を扱きつつ竿を舐め上げ、亀頭にむしゃぶりつく。熟練の技巧によってもたらされる快楽は凄まじく、ギンは背を反らして呻いた。

  肉棒は一瞬で勃起し、先走気がにじみ出る。ギンの巨体に見合ったペニスは、雄々しく、若々しく、生命力に満ちている。セックスから遠のいた生活を送っていたため、久々の雌に歓喜し、交わりを求めて震えていた。

  「うっ!!ぐっ!!くっ!!」

  ギンは早漏ではなく、女にも慣れている。だが、イーシャの攻めがあまりにも的確で、即座に射精の体勢に入る。ギンは、このまま射精したいと思う一方で、女らしさのないイーシャに射精させられることを恐れた。必死に射精に耐え、下半身に力を込める。

  (ぐっ・・・・・・だめだ!!)

  しかし、イーシャの愛撫は激しくなる一方だ。下品で粘着的な音を響かせ、唾液をまき散らせながらギンの巨根を食している。その技術には抗えず、ギンは射精の体勢に入る。

  だが、それを察してか、イーシャはギンの肉棒を解放した。

  「くっ・・・・・・」

  安堵するが、同時に射精できず不満気な声を上げるギン。

  「そのまま目を閉じていればいい」

  イーシャはそう言い、ギンの肉体を跨いだ。そして、ギンの肉棒を自身の膣に当てる。

  ギンはイーシャに言われた通り、目を閉じ、歯を食いしばり、次の快楽に備えた。射精を恐れる気持ちよりも、求める気持ちの方が若干上回った。

  「ふんっ!」

  イーシャは腰を落とした。

  ズブッ という音と共に、ギンの大樹がイーシャの肉壺に入り込んだ。巨根ゆえに収まらなかったことも多々あったが、イーシャのそれはあっさりと飲み込んでしまった。

  「がっ!!」

  ギンは体を反らし、目を見開いて叫んだ。

  想定よりも遥かに大きい快楽が、ギンを襲う。獲物を離さないと言わんばかりに締め付けてくるが、膣壁は柔らかさにより痛みは無い。適度な力をもって、ギンの巨根に合わせて形状を変え、肉棒を隙間なく包み込んでくる。

  「いくよ」

  イーシャは一言告げると、激しく腰を振り始めた。太い両脚に宿る筋肉を最大限に活用し、巨大な肉体を高速で上下させる。

  「うっ!!」

  心地よい締め付けからの、激しい上下運動。経験豊富なギンでさえも、耐えられなかった。ギンは背を反らし、腰を突き上げ、射精した。

  ビュグッ!!ドグッ!!ボビュッ!!と、猛烈な勢いで精液が放たれる。絶倫で性豪なギンが数日溜め込んだ欲望が、極上の快楽によって解放されたのだ。若さ溢れる新鮮で濃厚な精液が、熟女の胎内に染み込む。量も多く、広い子宮は一瞬でギンの精子に満たされた。

  「んっ!!ふっ!!はあっ!!ほおっ!!」

  イーシャも天を仰ぎ、ギンの射精を受け止め快楽を享受した。巨根の挿入からの爆発的な射精は、性に飢えた熟女を十分に満足させた。

  だが、それでもイーシャの欲望は底なしだった。動きを加速させ、ギンの巨根で自身の膣を抉る。同時に、ギンの更なる射精を促し、精を欲する。

  「っ!!!!」

  ギンは歯を食いしばり、強すぎる快楽に耐えた。

  イーシャの搾精とも呼べるセックスにより、射精が止まらない。たとえ一瞬途切れても、勃起は収まらず、次の射精がすぐに始まる。若干の苦痛を感じつつも、性豪のギンはイーシャと同じく快楽を楽しむ余裕があった。

  精を搾り取られながら、ギンはイーシャを見上げた。ガタイの良い、肥満体の爆乳熟女が、自分と同じく歯を食いしばって体を揺すり、セックスに興じている。

  さっきまでは、拒絶していた光景だ。だが、今は嫌悪感が湧いてこない。むしろ、淫らに思えた。強すぎる快楽が、そうさせているのか。唯一の女らしさである、特大の乳房が揺れる光景の衝撃のおかげか。

  「くっ!!」

  数分間射精が続いたが、ようやく途切れ、肉棒が萎えた。イーシャの動きも止まる。

  ギンは、快楽の停止に若干不満を抱きつつも、暴力的なセックスの終了に安堵した。

  だが。

  「ぶっ!」

  イーシャは身を倒し、ギンの顔面を乳房で挟み込んだ。

  「んむぅ・・・・・・」

  ギンの頭が、すっぽりと乳肉の谷間に包まれる。ギンが息を吸うと、シトラスの香りと、濃い雌の匂いが鼻孔を突いた。

  イーシャはむにゅむにゅと、雄大なバストでギンの頭を愛撫する。その大きさと柔らかさに、ギンは心地よさを感じていた。

  (うぅ・・・・・・感じているのか・・・・・・俺は・・・・・・)

  熱烈なキスを浴び、極上の膣肉によるセックスを体験し、乳肉の海に飲み込まれた。イーシャへの嫌悪感は溶けていき、射精で収まったはずの性的欲望が再燃する。

  ギンは口を開くと、イーシャの谷間を舐めた。するとイーシャは両手を伸ばし、ギンの両手首に絡みついたロープを解いた。

  両手が自由になったギンは、イーシャを突き飛ばしたりはせず、自身の顔面を包む爆乳を掴んだ。自身の顔に押し付けるように、乳肉を揉み込む。イーシャの膣内で、ギンの肉棒が勃起した。

  ギンの回復を確認したイーシャは、身を起こして腰を振り始めた。ギンの肉棒を、再び凶悪な快楽が襲う。

  「ぐっ!!くっ!!」

  快楽に耐えつつ、ギンはイーシャを見上げた。爆乳が、ブルンッ、ダプンッ、ドプンッ、と、激しく上下に振れている。醜いほど大きいと思っていたはずの乳房が、今ではとても淫らに見えた。圧巻の光景に興奮したギンは、乱舞する乳房を下から救い上げた。ずっしりと重く、柔らかい肉の感触が手に広がる。興奮が増し、射精の勢いが増した。

  「うぐぅぅぅっ!!」

  手に走る乳肉の感触がとどめとなり、ギンは射精した。多少衰えたが、それでも激しい射精が放たれる。

  「ふうっ!あっ!!」

  イーシャは動きを止め、快楽に悶えた。

  ギンは身を起こし、太いイーシャの肉体を抱きしめ、爆乳に顔を押し付けた。片方の乳にむしゃぶりつき、もう片方の乳房を揉み、射精の快楽に耐える。

  「ぐっ!! ・・・・・・うっ」

  やがて、長い射精が終わると、ギンは倒れ込んだ。肉棒は急速に萎え、イーシャの膣から抜け落ちる。

  イーシャはギンに覆いかぶさると、舌を垂らして荒い呼吸を繰り返しているギンの口に、自身の唇を押し当てた。ギンは抵抗せず、それを受け入れた。自分から積極的に舌を絡ませ、唾液と吐息と共に、情欲を伝え合う。

  「うっ!!」

  キスをしつつ、イーシャは太腿でギンのペニスを擦り始めた。ムチムチと脂肪がついた足は柔らかく、体毛のない素肌の感触も心地よい。

  「んっ!!んんっ!!」

  ギンはイーシャにしがみつき、足をばたつかせるが、自分より大きな巨体は跳ね返せない。イーシャは激しくギンの口を貪り、萎えたペニスを攻めた。

  ギンが目を開けると、イーシャと目が合った。そして、ギンは気付いた。イーシャはこの行為を、楽しんでいると。

  「んんんっ!!」

  やがて、ギンは下半身に、射精や尿意とは異なる感覚が走る。何かが決壊しそうな、溢れそうな、そんな感覚に襲われ、そして。

  「ぐおっ!!!」

  ギンの肉棒から、透明な液体が溢れた。失禁ではない。潮を噴き上げたのだ。

  犯され尽くした雌のように、快楽の果てに全てを解放したギンは、強すぎる攻めに苦しみつつも、それ以上の快感を味わった。同時に、イーシャとの抱擁と口づけによる充足感も。

  「うぅ・・・・・・」

  精豪かつ巨根のギンは、セックスで満足することは少なかった。しかし、イーシャとのセックスで十分すぎるほど満足したギンは、ガクやレイのことを忘れ、イーシャの温もりを感じながら意識を手放した。

  「んん・・・・・・」

  ギンが目を覚ますと、ランプに照らされた大きな背中が視界に映った。

  「あ、起きた?」

  イーシャが振り返る。口には煙草が咥えられていた。

  ギンは身を起こし、周囲を見渡した。

  イーシャの部屋の、ベッドの上にいる。眠っている間に、警察に突き出されたわけではないらしい。周囲は暗く、ベッドの脇の小さなランプで周囲が照らされている。まだ朝は迎えていないようだ。

  「吸う?」

  ベッドに腰かけていた裸のイーシャが、煙草を差し出した。

  「ああ」

  ギンはそれを受け取り、咥えた。

  「キスした時、煙草のにおいがしたから」

  イーシャはそう言って笑った。ギンは白煙を一度吐き出すと、煙草をイーシャに返した。

  「ごめん。少し、やりすぎた」

  「いや、いいさ」

  「性欲、強くてさ。セックスはしたいんだけど、こんななりじゃ、誰もヤってくれなくて。だから、男を悦ばせる技術だけは鍛えたんだよ」

  「ほぉ」

  「でも、私、体力も凄いからさ、ちょっとじゃ満足できなくて、やりすぎることが多くて。なるべく、手加減はしてるけど・・・・・・」

  イーシャは、ランプの脇にある灰皿に煙草を押し付けた。

  「あんたは、チンコでかくて、すごく気持ち良かったから、手加減できなくて。ほんと、ごめん」

  「いや・・・・・・」

  ギンは小さく頷いた。

  「まぁでも、あんたも、私らに泥棒しようとしたんだから、おあいこってことで。私はあんたらのことを、警察に突き出さないから、あんたらも私らを、強姦で訴えたりしないで」

  「ああ」

  「あんたの弟分も、多分妹たちに、食われてるだろうから。あの2人も、セックス、大好きだから」

  「そうか」

  ギンは、イーシャを見た。

  何度も射精し、性欲は発散し尽くしたはずだ。だが、イーシャの裸を見ていると、枯れたはずの欲望が再び燃え上がってくる。太った体も、顔たちも、もはや興奮する要素となってしまった。

  ギンは、イーシャに身を寄せ、大きな乳房を揉み込んだ。イーシャは、驚いた表情をギンに向けた。

  「続きをしてもいいか?」

  「ふっ。いいよ」

  イーシャはギンにキスをした。ギンはイーシャを押し倒す。そして、回復した肉棒をイーシャの膣に挿入し、腰を振り始めた。

  ギンは夜通し、イーシャとセックスをした。様々な体位で、何度も、何度も。精液が枯れ果てても、少し休んですぐに行為を再開させた。何度精を放っても、イーシャへの欲望だけは枯れ果てなかった。

  [newpage]

  数か月後。

  イリノという町の商店街にて。

  小さな町だが旅人が立ち寄ることも多く、人通りは多い。そんな人込みの中、並んで歩くロウとギンがいた。

  「ちょっと、時間がかかったわね」

  「ああ」

  薄い紫色のワンピースを着たロウは、爆乳が作る深い谷間と、生地を押し上げる巨尻によって、多くの男性たちから欲望の視線を向けられている。だが、隣にいる巨躯のギンを見ると、すぐにロウから視線を反らした。紺色の作業着を突き破りそうなほど、ギンの筋肉は発達している。加えて、カタギとは思えないほどの顔たちなのだ。

  「貴方が隣にいると、買い物も楽だわ」

  「そうか」

  ギンは、多数の食材が詰め込まれたリュックサックを背負っている。家族の食事が詰め込まれているので、かなりの重量だ。

  「早く帰りましょうか」

  ロウはそう言って、人込みから離れた後、ギンの股間を撫でた。ギンの巨根が、作業着を突き破りそうなほど大きく膨れる。ギンもまた、歩行の度に触れるロウの乳房に触れた。

  二人の股間は、既にぐっしょりと濡れていた。

  「ただいま」

  ロウとギンは、揃ってカリンの家に帰宅した。そこには家主であるカリンと、レイがいた。

  「あ、おかえり」

  「お、おかえりなさい」

  カリンとレイは、お互い裸、ソファーでくつろいでいる。レイは横になり、カリンのむっちりとした太腿に頭を乗せ、大きすぎる乳房にむしゃぶりついていた。カリンは、萎えたレイの肉棒を優しく扱いている。出し尽くしたため、勃起を回復させようとしているようだ。

  「二人とも、ちゃんと仕事したの?ずっとセックスしてたんじゃないでしょうね」

  「そんなことないよ。レイ君、畑仕事も家事も、ちゃんと手伝ってくれたよ。終わったからセックスしてたの」

  「ならいいけど」

  ロウはカリンと会話しつつ、ワンピースを脱ぎ裸になる。

  「じゃ、私らも」

  ロウが台所の方を向くと、食材を保存庫に納めたギンが戻ってきた。ロウはギンの前にしゃがみ、ギンのベルトを緩め、巨根に苦慮しつつパンツごと脱がした。そして、巨大な筍のように天を突く勃起を咥えこんだ。

  ギンは快楽に顔を歪めつつ、上着とシャツを脱ぎ、しゃがんでロウの爆乳の救い上げるように揉み込んだ。

  二組の男女が盛りあっていると、玄関のドアが開いた。

  「ただいま」

  上半身裸のイーシャが、雄大な爆乳を誇らしげに晒して入ってきた。素っ裸のガクを背負って。

  「あれ、ガク君、どしたん。仕事でバテたん?」

  「いや、仕事終わった後、外でセックスして、搾りつくしてしまって。先、風呂入るよ。汗だくで。ご飯の準備、お願い」

  イーシャはガクを抱えたまま、浴室へ向かった。

  「じゃ、ごめんな。最後に一回」

  カリンはレイを床に寝せると、レイの身体を跨ぎ、復活した勃起を膣で咥えこんだ。そのまま腰を振り、レイを射精に導くと、手早く下着だけを身に着け、台所へ向かった。

  「ぐっ!」

  ギンは射精し、ロウの口内に射精する。ロウはギンの肉棒を解放し、大量の精液を苦も無く飲み込んだ。

  「俺も、手伝って来る」

  維持した勃起に苦戦しつつパンツを履いたギンは、台所に向かう。

  「私たちも、お風呂、入りましょうか」

  「はい」

  残されたロウとレイは、浴室に向かった。

  あの日、3人の豚獣人熟女に食われた若い狼たちは、熟女たちの家で生活することとなった。熟女たちの生活を手伝いつつ、彼女らの強すぎる性欲の相手もする。狼たちにとって、これは魅力的な生活だった。肉体労働は慣れたものであり、衣食住は整っている。何より、魅惑的な熟女たちと無制限にセックスをすることができる。

  もはやセックスは彼らにとって日常の一部であり、暇さえあれば互いの肉体を貪るような状態になっている。下着姿や裸で過ごすことも多く、肉体に触れ、抱き合い、口づけを交わし、性器を愛撫することは日常茶飯事だ。前触れもなくセックスをすることも多い。

  そんな、開放的な生活を、6人の男女は楽しんでいた。

  その日の夜。

  「ぐっ!!くっ!!ふっ!!」

  「あっ!!はっ!!ほっ!!」

  ギンは、四つん這いになったイーシャを後ろから犯していた。極上の膣に巨根を打ち込み、腹筋を巨大な尻と衝突させる。爆乳を背後から揉みつつ、思い切り射精する。

  隣では、ロウが騎乗位でレイを犯している。3人の中で最も大きい爆乳が、汗を飛ばしながら縦横無尽に乱舞する。

  その脇で、カリンがガクに正常位で犯されていた。おおきなおっぱいを存分に揉み込みつつ、ガクは何度も射精する。カリンはガクの頭を、優しく撫でていた。

  「くっ!! ・・・・・・ふぅぅ・・・・・・」

  射精が収まったギンは、肉棒を抜いてその場に崩れ落ちた。汗や精液で濡れた絨毯に寝転がり、体力の回復に努める。

  休憩するギンに、イーシャが覆いかぶさってキスをせがんできた。ギンはそれに応え、イーシャを抱き返し、キスを返す。

  「ちょっと、煙草休憩しようか」

  イーシャはギンの肉棒を掴み、萎えていることを確認した。

  「ああ」

  二人は裸のまま家の外に出た。満月の下、農作業場のベンチに腰掛け、互いに煙草を吸う。

  「しっかし、まさか、こんな生活になるとはね」

  「そうだな」

  ギンはイーシャを見た。こんな体躯の女性を好きになるとは、と、改めて思った。

  そして何より、暴力と犯罪にまみれた生活を送っていた自分たちが、平和に愛を謳歌する生活を送れるとは。

  「本当に、その通りだ。感謝している」

  「感謝はお互い様だよ。で、あんたらは、これからどうするの?」

  イーシャはギンの顔を見つめた。

  「一時的にここにいる、とか考えてるの?それとも、ずっと?」

  「出ていく理由がない限りは、ずっといさせてほしいと思っている」

  「ふぅん」

  「そっちこそ、俺たちをいつまで置いて良いと思っている?」

  「あんたらが嫌じゃなければ、いつまでも」

  「そうか」

  イーシャは白煙を大きく吐きだし、もう一つ、聞いた。

  「私らが、あんたらの子供を身ごもっても、変わらない?」

  「ん?妊娠したのか?」

  「例えばの話」

  「そうだな・・・・・・変わらないな。むしろ、ここに残る理由になる」

  「そう」

  イーシャは新しい煙草に火を付けようとして、止めた。ギンのペニスが、勃起し始めたのだ。

  「じゃあ、妊娠させてよ。もう、けっこう、歳だけど」

  「ああ」

  二人は急いで家の中に入っていった。そして、再び熱いセックスを開始した。

  数年後、豚の熟女たちが多くの子宝に恵まれるのは、また別の話である。