サージュ

  白姫の試合をしてアオフの左腕の骨が折れて6日が経った

  本来骨折したら2ヶ月から4ヶ月ぐらいの期間で治癒するが身体能力が高い亜人は自然治癒力が高く更に異世界故に魔法と言う概念がある為、骨折しても大体早期で治るのだが、白姫の渾身の一撃で折られた左腕は全治一週間もかかる大怪我だったので絶対安静故に試合も出来ないのでアオフは一時的にコロシアムがあるアウトナックルタウンから出て慰安旅行をする事を決めた

  因みにコロシアムに出る時には日数を決めてその日数分のお金を支払う必要がある。

  でもし決めた日数を超えると違約金を支払ないといけない

  そしてコロシアムから完全に退会する必要の金額は一億が必要の様だ

  アオフは一週間分のお金を支払ってコロシアムを一時的に出て左腕をギブスで固定した状態でアウトナックルタウンの別の場所で慰安旅行を始めた。

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  アオフの慰安旅行は行き当たりばったりだ

  シャンパンタウンの高級ホテルのロイヤルスイートルームに泊まり、贅沢な料理を食べたい

  違法な賭けボクシングで賭けをして大負けする

  酒場で酒をたらふく飲むなどどんちゃん騒ぎをして過ごした

  時にはマッサージ師の所に行って身体をほぐしてもらったり

  時にはカジノでスロットを回して大当たりして大金を得る事もあった。

  そして慰安旅行の最終日である七日目に問題が起きた

  「金が無くなった」

  アオフの言う通り、使う予算を決めていなかったので持ち金が殆ど無くなった

  今日中にはアウトナックルタウンのコロシアムに戻らなくてはいけない

  もしコロシアムに帰る日が一日でもズレたら莫大な違約金を支払ないといけない、更に違約金が払われきれなかった分はコロシアムの借金と言う形になり余計に抜け出せなくなる

  なのでアオフはシャンパンタウンの闇医者の所に行き左腕のギブスを外して次にシャンパンタウンにある拳姫専用の掲示板に向かう

  この掲示板は拳姫が対戦相手を求む時や拳姫の大会の応募などに使う掲示板だ

  アオフは此処に来ている理由は勿論、大会もしくは試合相手を探し出してお金を確保する為だ

  お金が手に入る系の対戦相手を探していると

  「あ、見つけた」

  アオフは掲示板に張り付けられている一枚の紙を取って其の紙に書かれて居る内容を確認する

  内容はとある商業からの依頼系の対戦相手の応募の様だ

  何でも行商の家系には娘もが居て、娘も拳姫で家系を更に権力を上げる為に娘を拳姫祭典に出場させる為に特訓を積んでいるようで今は練習相手を募集しているらしい

  報酬の値段もアウトナックルタウンに帰れる分の値段が確保できる

  アオフは

  「此れにしよう!」

  即決でその依頼を受ける事にした

  決まれば紙に書かれている住所に行く

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  紙に書かれていた住所に到着した

  其処には大きな屋敷が建っていた

  アオフは紙に書かれて居る住所を再度確認して居ると

  「我が屋敷に何の用ですか?」

  豪邸の門からメイドが出て来た

  アオフは

  「この紙の通りに来ました」

  メイドに例の紙を見させると

  「⋯⋯少し見させてもらいますね」

  メイドをアオフが持って居た紙を見る そして

  「此方の紙は我が家がお嬢様の為に各町にある拳姫専用の掲示板に出した物と証明しました

  其れではご案内します」

  メイドは屋敷の方を向いて移動し始めてアオフも付いて行く

  豪邸の中に入りある一室を目指す様に歩いて

  「此方の部屋にお嬢様が居ます

  現在別の拳姫と練習試合をして居ます

  待っている間見て言って下さい」

  メイドはドアを開けると

  「ふん!」

  お腹がぽっちゃりの拳姫の大振りのフックが

  「ぐはッ...!!」

  対戦相手の拳姫のお腹にめり込む 拳姫の対戦相手は其れで倒れて動かなくなる

  お腹がぽっちゃりの拳姫が

  「さぁ、次の相手を用意しなさい」

  周りのメイドに指示を出すとアオフを案内して居たメイドが

  「サージュ様次の試合相手は此方に居ます」

  そう言いサージュと呼ばれたお腹がぽっちゃりの拳姫はアオフはを見て

  「今度は狼の亜人ですか、まぁ良いでしょう さぁ、早く準備をしなさい」

  サージュはメイドに命令してアオフと試合の準備をする様に言う

  「はい、分かりました

  其れではサージュ様は先程の練習試合で受けたダメージの回復するのでその間に準備を」

  メイドはアオフを連れて部屋を出る そして隣の部屋に移動して其処で呼ばれる前に準備を終えるように言ってメイドは部屋から退室する アオフはメイドが部屋から出て行くのを見送ると準備を始める

  と言っても試合着は拳姫になった時から普段から着用して居るので準備する事は両手にバンテージを巻いてボクシンググローブを嵌める

  メイドが来るまで体を温める為にウォーミングアップをして体を温める

  そしてメイドが部屋に入って来て

  「サージュ様の準備が整いました」

  メイドはそう言って

  「そう、そんじゃあ久しぶりに暴れるか!」

  そう言ってアオフは部屋を出てサージュが待って居る部屋に戻る

  部屋にはリングの上で自営コーナーで待機して居た

  アオフはサージュの反対側のコーナーに行きリングに上がる

  アオフがリングに上がったタイミングでサージュが動き出してアオフも動いてリングの中央部分でお互い睨みを聞かせながら見つめ合って

  「先程貴方の事を知って居るメイドから聞きました

  青毛の狂狼と呼ばれて居るようですが所詮雑種の子犬ですね

  私のパワーで簡単にねじ伏せて上げます」

  サージュはアオフを挑発して来るが、アオフは特に気にせずに睨み返して

  「へぇ〜其れは楽しみだね!

  そのぶよぶよのお腹でどれ位耐えれるか楽しみだよ」

  アオフもサージュを挑発を返す

  お互い今すぐ殴り合いになりそうだが

  「ゴホッ」

  二人の睨み合いに臆せずに入り込むメイドが

  「お二人とも試合を始めるので睨み合いは止めて下さい」

  メイドにそう言われて二人はお互いに睨み合うのを止めて少し離れてから構えを取り

  「それでは試合開始です!」

  メイドが開始の合図と同時に

  [カァーン]

  ゴングが鳴り試合が始まった