Prof. Dr. 川上浩一 氏の挑戦状

  昨日の夜七時前のツイート

  「さて、それぞれ、ノーベル賞をとった科学者の名前を言えるかな?😃

  DNAポリメラーゼ

  RNAポリメラーゼ

  組換えDNA

  PCR

  CRISPR/Cas9(ゲノム編集)

  塩基配列決定」

  ([[jumpuri:@koichi_kawakaml - Twitter > https://x.com/koichi_kawakami/status/1719654398006333487]])

  ツイ主は東京大学で理学博士を取得し、国立遺伝学研究所(総合研究大学院大学)の教授をされてゐるさうです。

  私自身はあまり科学者(研究者)の名前に興味はないのですが、Googleで調べてみたいと思ひます。

  ゆたぽんの「ググれば出る」の真相を知りたいので。

  1. 「DNAポリメラーゼ ノーベル賞」で検索

  アーサー・コンバーグ、1959年度のノーベル生理学・医学賞。

  デオキシリボ核酸([[rb:dAMP > デオキシアデノシンいちリン酸]]、dTMP、dGMP、dCMP)をDNA鎖に貼り付ける酵素。[[rb:二本鎖 > らせん]]を一本鎖に解いた時に複製するのに使ふ。

  2. 「RNAポリメラーゼ ノーベル賞」

  Prof. Dr. ロジャー・コーンバーグ、1959年度のノーベル生理學・醫學賞。

  リボ核酸(AMP、UMP、GMP、CMP)を一本鎖にくつ付ける酵素。DNAから転写する時に使ふ。

  3. 「組み替えDNA ノーベル賞」

  エマニュエル・シャルパンティエ氏と、ジェニファー・ダウドナ氏の2人。2020年にノーベル化学賞とのこと。いや、この人たち「ゲノム編集」、クリスパー・キャス9つて書いてあるから、No.5だ。

  「site:ac.jp OR site:go.jp OR site:lg.jp 組み替えDNA ノーベル賞」で検索。子供向けの解説サイトが出てきた。

  https://www.scj.go.jp/omoshiro/nobel/watson/watson3.html

  アルバー、ワトソン、スミスと三つの人名で混乱した。しかしワトソンといへば、二重螺旋構造の発見者だ。正解はアルバー(アーバー)先生でした。

  「アルバー・ワトソン スミス」検索

  「アルバー スミス 制限酵素 ノーベル賞」検索

  Dr. Werner Arber(ヴェルナー・アーバー、アルバー)

  1978年、スミス氏と共にノーベル生理学・医学賞を受賞。

  DNAを特定の部分でカットする、制限酵素を発見した。

  4. 「PCR法」「PCR法 ノーベル賞」

  PCR法は高校生物でやる。温める、温度を下げる、また温めるといふ三つの工程で、理論上はRNA鎖を倍々ゲームで増やせるといふ仕組みだ。これにRNAポリメラーゼが要る。コロナ禍では、コロナウイルスの遺伝子検出のためにこれをやり、大忙しだつたやうである。

  出てきたのは、Dr.キャリー・マリス氏の訃報を傳へる朝日記事。

  1993年の化学賞。

  2019.8の記事だから、DNA鑑定とインフルの検査に使はれるとしか書いてゐない。

  ちなみにGoogleの設定が中文(繁体)なので、「凱利·穆利斯 生化科學家」と出てきた。

  引きこもつてゐるので、コロナ禍がいつからだつたか忘れてしまふ。Covid-19、ダイヤモンド・プリンセス号事件が2020年1月、オリンピックの1年延期と東京2020大会の2021年開催。これで多分忘れまい。

  因みにイソジンのイソジン発言は2020.8、小池の「大阪株」発言は2021らしい。

  5. エマニュエル・シャルパンティエ氏と、ジェニファー・ダウドナ氏の2人。

  6. 「塩基配列決定 ノーベル賞」検索

  アメリカの生化学者ウォルター・ギルバート氏とイギリスの生化学者フレデリック・サンガー氏

  1980年の化学賞。

  問題は、これらがあつてるかを調べないといけないといふ事。

  ノーベル賞は3人に與へられるが、同じ年の他の受賞者の研究内容までチェックしないといけないのは面倒くさい。

  これにて私はターンエンドだ!

  リプライにあり、ツイ主もいいねしてゐる、「オチョア」「ポール・バーグ」つてのが分からん。

  頑張つて検索したのに、RNAポリメラーゼはロジャー・コーンバーグ氏やなかつたんかい。

  しんど。

  蛇足

  ポケモンのデオキシスの元ネタ、デオキシリボ核酸(DNA)だが、糖がリボースから酸素を一個取つた構造をしてゐるらしい。デ・オキシで、デオキシリボース。

  だから、「酸素取つた」だけでは、オートマ/ミッション車のミッションみたいになつとるで、とだけ。

  (シュールレアリズムのシュールが超だけ、の方が良かつたか。)

  AT: オートマチック・トランスミッション

  MT: マニュアル・トランスミッション

  エヴァに出てくるセントラルドグマ。作中では何か施設の名前として付けられてゐる。

  最近無料公開されてゐる『攻殻機動隊』の工学用語感覚で付けたのだらう。

  赤木リツコも諺の意味間違つてたし。

  ググつたら、DNA→[[rb:mRNA > メッセンジャー アールエヌエー]]→タンパク質と書いてあつた。

  mまで付けるのね。

  DNAの片側から転写したRNAがmRNAで、そいつは細胞核をでて、細胞内のリボソームでタンパク質を作る設計図(コドン)となる。途中スプライシングで、要らない部分を切り捨てる。[[rb:tRNA > トランスファー アールエヌエー]]が核酸三つの配列(トリプレッド)によつて指定されるアミノ酸を持つてくる。この配列はmRNAと対になる配列(アンチコドン)だ。

  高校生物はもう一つ、[[rb:rRNA > リボソーマル アールエヌエー]]を習ふが、これはリボソームに刺さつてるよく分からないやつだ。

  https://www.try-it.jp/chapters-15090/sections-15091/lessons-15118/

  今つてお受験の勉強で、科学者の名前を丸暗記させるんだ……。

  極端な話、ハーバー・バッシュ法のハーバーもボッシュも知らなくても、空気中の窒素から硝酸を作るつてのは理解できるのにね。

  (ハーバーボッシュはアンモニアで、アンモニアから硝酸を作るのがオストワルト法らし。)

  「石炭と空気からパンを作る」

  「窒素から導かれるアンモニアは肥料のもとになり、また硝酸は火薬の原料になる。」 - クルックス卿

  クルックス管の発明者じやないか。

  [[jumpuri:ハーバー・ボッシュ法アンモニア合成と現代(改) - 長崎総合科学大学 > https://www.mech.nias.ac.jp/biomass/HABERsaisyuu.htm]]

  何うやら Prof. Dr. 村上信明 氏が書いたWebページらしい。