y’okay

  格安スーパーの最安価の卵が不味い。

  卵かけご飯が一番不味い。食へた代物ではない。

  醤油をドバドバかけて誤魔化すしかない。何故なら卵に味がないからだ。

  結果、体に良い。

  では目玉焼きはどうか? 不味い。味がしないからだ。

  スクランブルエッグは? 不味い。味がしないからだ。

  普通のスーパーの最安価の卵はまだ食へた。よく考へたら、スーパーに食へない程不味い商品が売つてある事が稀だ。何故なら売れないからだ。

  格安スーパー側も卵の不味さを理解してゐるのか、ちよつと良い卵をタイムセールで安くしてゐるところを見かけた。

  思へば、大学生の頃はバカだつたので、地元のスーパーの地場産コーナーの卵や味噌なんかを買つて、随分地元の農業や生産業に交換したものである。

  それができたのも、単純に美味しかつたからである。

  あとは、卵が袋に入つてゐて、パックより若干嵩張らなくて捨て易いといふ利点もあつた。

  とはいへ、安価な品物を大量に供給できるのは凄いことである。

  一次産業は担い手不足だし、渡り鳥は考へ無しに飛んでくるので、インフルエンザが蔓延し、養鶏場がお取り潰しの憂き目に遭ふ事もある。青天井全てに壁や覆ひはかけられまい。更にブラック労働の癖して薄給だし。

  外国人を受け入れても、コミュニケーションの壁と、将来地元に帰つて仕事がしたいだらうな、継いでくれないだらうな、といふ事を考へると、単純に卵の値段は将来的に倍になつてしまふのではなからうか、と予想する。

  素人の思ひ付きなので、更に倍以上の課題があるだらうな。トラックの運転手不足や箱詰めの問題、機械化、AI、法制とか。

  不味い卵ができる理由と、それでも何とかして食ふ方法を、私は知りたい。