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また仕事をクビになってしまった。
生来のポンコツなのでいろいろと仕方がないのだが、貯金が貯まる前に仕事を失ったので、かなりピンチなのだ。
で、そのことをSNSで相談すると、大体「大変だね」以上の反応はない。
仕方がない。
昔は、こういうのを語るとフォロワーが減っていったものだが、今残っているのは、それでも"適度に"優しくしてくれる人ばかりだ。
特に期待はしていないし、相手も僕に期待などしていないだろう。
で、そんな最中に、イベントで知り合った女性から連絡が入った。
「三ヶ月間いなくなっても大丈夫なら、月30万の仕事があるよ」
三ヶ月限定とは言え、僕みたいなポンコツを30万で雇ってくれる人がいるのだろうか? 海の仕事か何かだろうか? まぁ、このまま枯れるより、危険でも経験になる仕事をする方が余程意味があるだろう。
深く考えずに――考えないことはなかったが、先のことを考えてこのチャンスを逃したくなかったのせ――この話に乗ることにした。
「すぐに三ヶ月になくなっても大丈夫な状態になったら、身ひとつで来て」との連絡があったので、「明日でも大丈夫です」と答えた。
「じゃぁ」と言うことで、僕は管理会社に三ヶ月いなくなると連絡し、ガス栓とブレーカーを落として部屋を後にした。
伝えられた住所に向かうと、そこそこの豪邸であった。僕に出来ることは、せいぜい下働きぐらいだけど、そんなのに払う金額だろうか? 考えないことにしたとはいいつつ、考えてしまう。
なにはともあれ、門扉で用件を伝えると、彼女が迎えに来た。
相変わらず美人だ。すらりとして細身で知的に見える鼻筋、健康的な臀部から太股のライン。モデルのようでさえある。
本人が登場し、そして奥に通される際、人の気配が全くない。お手伝いさんの類いはいないように見えた。
そのまま行くと、なかなか大がかりな装置がある。何というか、拷問に使う回転する磔台のように見える。
彼女も僕もケモナーであることを考えるとなるほどなと思った。フェチとかSMプレイを強制されるのだなと。がだ、僕でいいのだろうか?
なんとも言えない空気の中、「早速だけど、これ飲んで」と薬を渡される。
これから、この薬と別の薬。あと、指定のドリンク、そして水以外の摂取はダメだという。
益々何のことか分からなくなる。
薬は下剤のようであった。
まもなく、急激な差し込みが入り、そこからトイレに閉じこもる事になる。
それが終わると、経口腸管洗浄剤を飲むことになる。
こんなに腸内を洗浄してどうするつもりだと思うと、最後に高圧浣腸が入り、身体の中が完全に洗浄させられる。
コウしている間に、身体のありとあらゆる毛が剃られていく。
彼女は、非常に手慣れていて、綺麗にスピーディーに行う。
トイレとトイレの間に全身くまなくやる。
「三ヶ月もあれば、眉毛ぐらいは生えてくるだろうし」
僕は楽観的だった。
ドリンクの方は、所謂完全栄養ドリンクのようで、話によると、これを飲んでいれば、三ヶ月は排便がいらなくなるという。
説明はないが、バイアグラ的なモノが入っているようで、勃起が止まらない。すでに裸は見られているし、彼女は全く意に介していないので、恥ずかしいと言うモーションも出来ないでいる。
益々何をしたいのか分からなくなる。
その後、風呂に何度も行かされて、完全に垢を洗い落とす事になる。
アカスリまでやることになるとは思わなかったが、こんな女性に身体を隅々まで洗われるのは悪い気持ちにはならない。
で、それが済んで、汗が収まったところで、本題に入った。
さっきの磔台を水平にして、僕はそこへと身体を横たわった。
彼女は、僕の身体を水平にするように、アレコレとクッションを各部に置いて調整した。
その後、身体に合わせた枠が登場し、身体の前半身の高さでこれも調整される。そこから、身体の側面一周ぐるりと、粘土を盛り付ける。
次に、僕のペニスと鼻、そして耳にカテーテルが差し込まれる。口にはオナホールのような塊を喉の奥まで突っ込まれて苦しい!
「ゆっくり呼吸すれば慣れる筈だから」
「"筈"で話をされても……」と思ったが、もう何も言えない。言われるとおり、ゆっくり鼻で呼吸をする。口はほぼ空気が入ってこない。
また新しい型が登場した。先の型に完全に嵌まる形で取り付けられる。
下の方の枠と言うことだろう。形状が見えない。これはまだ第一段なのだろう。
耳の高さにはあるので、耳に取り付けたカテーテルをいじっている。型の外側に取り付けているのだろう。
枠が固定されると、全身にローション的なモノが塗りたくられた。
「垢とか体毛を処理してくれる細菌が入ってるの。身体に無害って事は証明されているから大丈夫。というか、私、これの特許で悠々自適にやれてるぐらいだし」
いろいろと衝撃的な事実を知ったが、何も出来ない。
確かに、無茶苦茶高いエステで、痛くない脱毛で身体がすべすべになるってのを聞いたことがあるが、こんなことだとは思わなかった。
「これも三ヶ月は働いてくれるから」
目的は、僕の身体をすべすべにする事ではない事は確かである。
僕がそのヒントでひらめいたと同時に、答えは降ってわいてくる。
型にシリコンが投入されたのだ。
シリコンの効果時間は割と早いようで、流し込まれると当時に、あれこれ作業が入っていく。耳が完全封鎖されても音がなんとなく入ってくるので、あのカテーテルはちゃんと利いているのだろう。
次の段で、ペニスのカテーテルが固定されて、眼の周りに段差が出来る。
更に次の段に来ると、鼻まで固定される。型がチラリとみえる限り、これはメスケモなのだろう。
シリコンが硬化すると、ベッドは180度回転する。
反対側が始まる。
またローション的なモノが塗られると思ったら、今度は尻だけである。というか、明らかにアナルをマッサージしていた。
指でコンドームのような――否、それよりももっと厚めのゴムを挿入されているようだ。
アナルは未開発なので、かなりしんどい作業だ。
彼女は、それを事もなげに済ませ――何も喋らず、手慣れた感じで進むのでそうなのだろう――音からするに、一段目の型を用意したようだ。
最初の粘土は外され、ローション的なモノが全身に塗られる。
型に合わせてシリコンを注ぎ、そして硬化を待つ。
型が完全に外されると、バリをナイフでそぎ落としていく。それからスプレーガンを持ち、全身をくまなく塗装していく細かい部分はマスキングしたり筆を使ったりしてやっていくので、この作業がシリコン作業よりもずっと時間が掛かる。
休憩の時には、口にチューブが突っ込まれて、例のドリンクが流し込まれる。口のアレのおかげで、喉に直接流し込まれるので、もはや味とかはどうでもよくなっている。
おちんちんは、シリコンの中で相変わらず勃起している。
やっている事からして、僕は彼女のダッチワイフになる事は確実である。しかし、こんなに作り込む必要があるのかは謎だ。
塗装が終わると、目が取り付けられて、その周囲の固定と塗装で、すべてが終わりとなる――少なくとも、「完成」の言葉が聞けたので安堵した。
鏡を見せられると、そこには、シリコンボディの水棲龍が立っている。かなりエロティックな体つきだ。太股も尻も胸も美しく盛られていて、つるつるのボディに身体を滑らせたら、如何にも気持ちよさそうな皮膚をしている。
顔は若干あどけなさが残っているが、どちらかと言えば美形で、そしてそそる表情をしている。
こんなのエロいに決まっていると言うわけである。
「あー、待ちきれない! さっそくヤっちゃいましょう!」
彼女の表情も、まさにエロく、そして発情していた。
自分が何を求められているか、何をするかは分かっていたから、彼女が裸になる事には動揺しなかった――けれど、まさかおちんちんが生えているとは思わなかった。
「あれ? 言わなかったっけ。私、男だよ。可愛いモノと美しいモノしか受け付けないから、自分もこんな身なりしてるの」
初耳であったが、何も言えない。喉の奥の方で何かうなる事は出来ただろうが、何も意味のある事は言えない。
そんなわけで、プレイが始まる。
前戯とか関係なしに、股間にローションをぶち込まれて、そこにちんこが突き立てられる。
どうも、奥の方で、僕の亀頭と接触するように作られているみたいで、彼女が腰を振るごとに、僕のちんこも気持ちよくなる。
薬のせいもあって、ちんこは敏感で、この程度の刺激でも我慢できなくなる。
ああ、もういいや出してしまえ! と思ったところで、彼女も中に出してくれた。
あまりにも気持ちがよかったので、喉の奥でうなり声を上げた。
彼女は、「可愛いよ! 可愛いよ!」と褒めてくれるので、射精は少し長引くことになった。
僕の精液は、尿道を通って、ヴァギナの入り口付近から排出された……立ち上がると、彼女の精液と混ざって、股間をしたたり落ちていく。
ああ、この光景はなかなかエッチだなと見入ってしまう。
彼女は甲斐甲斐しく股間を綺麗にしてくれると、そのまま一緒にベッドで眠った。
これからの生活はずっとこんな調子なのだろう。
予想はその通りだった。
彼女は気が向けば、この水棲龍を犯し、あるいはおもちゃで射精させたりして楽しむ。あるいは、口やアナルを使った。
口の中は問答無用で精液を飲み下すことになるし、アナルは最初苦痛でしかなかったが、徐々に楽しさを覚えていく。
鏡を見れば、美しく可愛い子がそこにいて、自分でもオナニーをしたくなる。
オナニーは彼女が乗る気の時にしか許してもらえなかったのが辛いが、しかし、概ね欲求不満になる事はない。というか、彼女は僕の射精よりも多く上のお口や、下のお口、後ろのお口で出しているが、それでも出ているので、超人的だ。何か特殊な薬でもあるのだろう。
僕も、日に何度も出すことがあるが、これも薬のおかげなのだろう。
さて、便はさっぱり出ないのだけど、尿は出る。
この排尿、彼女の前でやらされることになる。
大きなトレイの中に小便を落としていく。
最初は緊張でなかなか出来なかったが、今は慣れっこである。むしろ、彼女に褒められるのが嬉しくなってきてるぐらいだ。
さて、もう何日経ったか忘れてしまった頃に、謎の言葉を囁きかけられる。
「このまま、ずっとこうしていたい?」
と。
エッチをしていたいか? と言う意味かと思ったが、もっと深遠な意味がありそうな気がしていた。だが、そういう意味だとしても、多分、自分はこのメスケモでいることがよいことのように思えた。
最初の問いかけの時には、答えないでおいたが、何度もこれが繰り返されるウチに、そうであるような気持ちが、確信に近づいてきた。
気持ち的には、もう一ヶ月以上経っている。あと二ヶ月もしたら、またつまらない日常に戻るし、そして仕事も探さなければならない。都合90万が手に入ったところで、なんだけも保たないのだから、そんな生活は考えたくない。
そして、あるとき、首を縦に振ったのだ。
「本当にいい? 一生このままでも?」
明確な問いが来た。もう、これは僕がOKを出す事を見込んで言ったのだろう。
僕は、信頼に応えた。
それから、特に何の変化もない。
エッチをして、ドリンクを流し込まれて、適当に可愛く振る舞って、オナニーして寝る。
こんな日常だ。
しかし、あの話から暫くして、感度がよくなってきている気がした。
おまんこも、アナルも口もだ。
そんな気がしているうちに、なんとナシに、身体の感覚が芽生えてきた気がする。
おっぱいを揉まれると、それまでは感じている演技をしていたが、今はなんとなく、それが嘘っぽくなくなってきている。勿論、僕がこのキャラクターに入れ込んでいるからかも知れない。
最初はそう思っていたが、視界がしっかりしてくるようになると、そうも言ってられなくなった。
しっぱも動かせるようになった。口は開くようになった……もう、完全に身体が乗っ取られていた。
口が動かせるようになったからとはいえ、相変わらず声は出せないでいた――もう、これが完成形なのだろう。
「もうすっかり人間捨てちゃったね」
彼女は私の身体の変化を捉えていたのだろう――そりゃぁ、シリコンの身体が肉の身体になればわかるか。
エッチは相変わらず励んでいるし、楽しくやっている。ああ、こんな日々が永遠に続けばいいのに!
さて、そんなときにまた一人、別な女の人――今まで女は登場していないが――が現れた。
私を見つめると抱きしめ、そして囁きかける「私も人間捨てにきたの」と。
主は、彼女に私と同様のシリコンの型に閉じ込め、そして、水棲龍を作り上げた。
立派な男性器を保つ彼は、雄の個体であった――可愛い顔をしているが完全に雄として作られていた。所謂ショタっ子である。
彼が射精機能を獲得するまで、さほど時間が掛からなかった。
彼女は、その形態の変化にいちいち感動し、私の身体を求めてきた。
主とのセックスよりも、彼との交尾の方が多くなった頃、私と彼は、檻に入れられて、その中で生活するようになった。
相変わらずセックスは旺盛である。
彼女の真の目的はその先に明らかになる――私が卵を懐妊したのだ。
おなかは驚異的に大きくなり、そして限界というところで、大きな卵を産み落とした。
彼女はそれを手に入れると、私たちを褒めてくれて、「もっと産んでね!」と励まして出て行く。
それっきりである。それの繰り返しの日々が続く。
しかし、知能は徐々に落ちてきているので、交尾と産卵の事しか考えられなくなりつつある。
こういう人生もいいか。
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