雌狼と、七人の子を持つ雄山羊

  「あ!?なんでだめなんだよ!!」

  怒声が響き渡った。

  田舎の役所は狭く、大声は建物全体に届く。市民が声を荒げる光景は珍しくないが、あまりの声量に周囲の目は音源、福祉課の窓口に向けられる。

  「金がもらえるって聞いたから、わざわざ来たんだぞ」

  憤怒の表情で叫んでいるのは狼の獣人だ。カーキ色のタンクトップ、迷彩柄の短パン、軍用のブーツといういで立ちで、腰には大きなナイフを提げている。非常に大柄で、露出した四肢は筋肉で盛り上がっている。体毛も怒りで逆立っているため、巨体はなおさら大きく見えた。

  「前年の所得が高い方は、補助の対象外となるのです」

  狼の相手をしているのは、役所の職員である白い山羊だ。狼とは対照的に理知的な顔つきで、中肉中背だが巨躯の狼と向かい合っているため小さく見える。

  「そんなに稼いでねえぞ。そもそも、俺の稼ぎ知ってんのか」

  「ラッカさんは・・・・・・傭兵をされていたようですね」

  「ああ」

  ラッカと呼ばれた狼は、山羊を睨み頷いた。

  「民間の軍事会社を通して活動していたんですね」

  「まぁな」

  「その軍事会社が給与情報を、税務署に申告しているんです。ですので、こちらもラッカさんの収入情報が分かりますので」

  「でも今は、収入ねえんだけど」

  「補助金の対象かどうかを調べる場合は、どうしても、今年でなく前年の状況を見ますので」

  「独り身の女でもかよ」

  巨体で筋肉質、勇ましい顔に低い声、荒々しい口調。

  しかしラッカは女性である。

  「はい。性別は関係ありませんので」

  山羊は頷いた。

  冷静に対応しているが、恐怖は感じているらしくスーツは冷や汗で濡れている。

  「補助金の対象者は前年低所得者、と決められております。前年所得が、ラッカさんは高いですので」

  「高えっつっても、傭兵はいろいろと金が出ていくんだよ。道具は全部、自分で揃えなきゃなんねえし。手元にはほとんど残ってねえよ。しっかも、税金も高くなるしよ」

  「今年度、所得が下がる方には、猶予の制度がありますが」

  「猶予つうことは、結局は払わねえといけねんだろ」

  ラッカは舌打ちをした。

  山羊は表情を変えないが、緊張と恐怖で汗は溢れてくる。

  「まぁ、その、猶予のこと、教えてくれよ」

  山羊は心の中で呟いた。帰ってくれると思ったのに。

  「分かりました。生活状況などを聞かなければなりませんので、隣の個室に移動していただいてよろしいですか?」

  「分かったよ」

  苦虫を嚙み潰したような表情でラッカは隣の部屋に歩いていく。

  山羊は自身の机に戻り、税金の納税猶予制度の書類を準備し始めた。

  「マーク、大丈夫か?」

  同僚の犬が心配そうに聞いてくる。

  「ああ、平気だよ」

  山羊獣人―――――マークは汗を拭きつつ笑顔を返した。

  怒声を浴び続け、既に精神は疲弊している。それでもマークはその役目を誰にも押し付けず、ラッカの後を追った。

  「つまり、傭兵職は現在行っていないと」

  「まぁな」

  狭い個室でラッカに睨まれながらも、マークは質問を続けた。

  「引退された、ということでしょうか」

  「もう年だからよ、前ほど動けねえし、死ぬ前に引くことにしたんだ」

  「それで、前の住所地から転出して、こちらに来たんですね」

  「あちこちの戦場に出てたから、住まいは決まってないようなもんだったけどな」

  「この町には、身内がいらっしゃるんですか?」

  「いや。ただ、都会からは離れたくてな。会いたくねえ知り合いがいるんだ。長年傭兵やってると、恨まれたりもするしな」

  「そうですか・・・・・・」

  「なんだよ、来てほしくなかったのか?」

  「いえ、そうではありません」

  「補助金でねえんなら、都会に戻るかな」

  「この補助金制度は国が行っていることですから、都会でも判定基準は同じです」

  「マジかよ」

  ラッカは苛立ちを抑えられず、天井を見上げる。

  「税金の猶予や、就労支援制度について説明しますので。定住制度を利用すれば、物件の購入にも補助金が出ます」

  「就労っつっても、ろくな仕事ねえだろ。おたくら公務員はいいよな」

  何度も聞かされた愚痴を聞き、マークは心の中で悪態をついた。

  (だったら他の町に行ってくれよ。元傭兵なんて危ない人、この町にはいらないよ)

  そんな不満を決して表に出さず、マークはラッカの圧力に耐え制度の説明を始めた。

  「まず、猶予制度ですが・・・・・・」

  ラッカは資料を見ず、時々相槌を打つ。今後について考えているが、説明を聞いている様子はない。

  (まぁ、怒鳴られるよりいいや。とりあえず、一通り説明しておこう。なんで教えてくれなかったんだ、って文句を言われると大変だ)

  マークは一方的に話し続けた。ラッカが無言になったため、落ち着いて説明に集中できた。また、ラッカの様子を冷静に見る余裕もできた。

  (それにしても、怖いし、大きいな)

  改めて見ると、顔は雄々しく体は大きい。体力は衰えたと言っているが、両腕は筋肉で隆起している。体毛に艶がないのは、加齢によるものもあるが、毛の手入れをするような世界にいなかったためだろう。

  経歴も外見も、田舎育ちのマークには全て珍しかった。だが、何よりもマークの目を引いた箇所は、ラッカの胸部だった。

  (しかし、こんなところも大きいなんて)

  女性であるため、ラッカにも乳房がある。その乳房の大きさは逸脱していた。

  タンクトップは大きく膨らんでおり、大玉のスイカを詰め込んでいるかのようだ。40歳を超えているはずだがほとんど弛みも見えず、前方に大きく突き出ている。これほどの爆乳を、マークは見たことがなかった。

  (こういう雄々しい人って、こんなに巨乳にならないんじゃないかな)

  ラッカは腕を組んでおり、その上に丸い大振りの肉塊がどさりと乗っている。乳房が若干持ち上げられ、大きさが強調されているように見えた。

  「続いて、就労支援ですが」

  マークはポケットのハンカチを取るふりをして、パンツの中の肉棒の位置を調節した。爆乳の存在感により徐々に勃起が始まりつつある。吹き出る汗の量は、興奮により増えた。

  「説明はどうでもいい」

  ラッカは組んでいた腕を解き、前のめりになりマークを睨む。

  「結局、補助金はもらえねんだな」

  上半身を傾けただけで、微かに双乳が揺れた。深い谷間もしっかりと見え、マークはつい見とれてしまう。

  「は、はい。補助金制度は利用できません」

  何とか乳から視線を外し、マークは言った。

  「そうか」

  ラッカは身を引く。マークは資料を片付け始めた。

  「資料は差し上げますので、そのうえで、この町に残るか選んでいただくということで」

  「いやそれより」

  ラッカはニヤリを笑った。

  「お前、俺の乳、見てただろ」

  「え!?」

  マークは硬直した。ラッカは確信を持った口ぶり続けた。

  「じろじろ見やがって」

  「み、見ていません」

  「嘘つけ。ばれねえと思ったのか。セクハラだろ」

  「そ、そんな」

  「さっきポケットに手ぇ入れたのも、チンポ触ってたんだろ」

  「そ、そんなことありません!」

  「セクハラされたって言いふらしてやろうか?」

  「そ、そんな・・・・・・」

  勝ち誇った笑みを浮かべるラッカ。しかし、マークはなんとか心を奮い立たせた。

  「か、かまいませんよ。私は否定しますから」

  職場での信頼はそれなりに高い。同僚たちは、ガラの悪いクレーマーの元傭兵より、自分の言葉を信じてくれるはずだ。

  「セクハラ野郎のくせに、態度でけえな」

  「ぐっ!」

  不意に、マークの股間に何かが触れた。

  「勃ってんじゃねえか」

  ラッカの足だ。いつの間にかブーツを脱いで、マークの股間を突いてくる。

  「あ・・・・・・はぁっ」

  足の指先で、マークのペニスの形状を確かめるようになぞり、裏筋をこすり上げてくる。その刺激は的確で、強い快感がマークの股間に発生した。

  「お、けっこうでけえな」

  「あ、やめ・・・・・・」

  「やめてほしけりゃ、離れろよ」

  「うっ!」

  オナニーの手つきのように、ラッカは激しく足を上下に動かし始める。

  「あっ、あっあっあっ」

  「間抜けな面だな」

  射精が近づく。職場で仕事中に、市民の手で射精に導かれてしまう。

  ラッカは身を引こうとしたが、強すぎる快楽を求めてしまう。

  「あっ、ああぅ」

  「お、もうイくか?」

  ラッカの足の速度が増す。肉体が射精の準備を整える。

  しかし、絶頂の直前で理性が働いた。

  「やめてください!」

  マークは机を叩き立ち上がった。

  椅子が倒れ、派手な音が響く。ラッカは目を丸くするも、すぐに余裕の笑みが戻る。

  「なんだよ、最後までしてやろうとしたのに」

  「け、結構です。もう説明は終わりましたよ。他に何か、聞きたいことはありますか?」

  マークはラッカから目をそらした。今あの爆乳を見ると、理性が崩壊しかねない。

  ラッカはため息をついて立ち上がった。

  「金がもらえねえなら、用はねえよ」

  マークに背を向け、部屋から出ようとする。マークは安堵したが。

  「あ、そういやぁ」

  ラッカが勢いよく振り向いた。爆乳がブルンと揺れる。

  「な、なんですか?」

  「補助金くれたら、乳揉ませてやるけど、どうする?」

  ラッカは自身の乳房を手で持ち上げた。

  「そんなこと、出来ません」

  「おまけに、見せてやってもいいんだぜ」

  さらにラッカはグニュグニュと乳肉を揉み始める。ラッカの大きな手でも包み込めない肉房は、柔らそうに形を変えた。

  「か、仮に私が補助金を許可しても、上司や、国のチェックが入りますから」

  「そこは上手くごまかせよ」

  「犯罪ですよ」

  「そこまでしたら、セックスもさせてやるよ」

  ラッカはマークに歩み寄り始めた。一歩踏み出すたびに、巨乳がタプン、タプンと弾む。

  蛇に睨まれたカエルのように、マークは動くことも、乳から視線を外すことも出来なかった。

  狼がテーブルを回り、山羊に近づく。乳頭が、山羊の鼻先に迫る。

  コンコン

  その時、ノックの音がした。

  「は、はい!」

  マークが返事をすると、ドアが開き同僚の犬が顔をのぞかせた。

  「大きな音がしましたが、どうかしましたか?」

  「ああ、いえ、ちょっとつまずいただけですよ」

  マークが苦しい言い訳をすると、ラッカは小さく舌打ちをした。

  「もう用はねえから帰るぜ」

  ラッカは犬を押しのけ、部屋から出て行った。

  「暴力とか、されなかったか?」

  「うん、大丈夫だよ。ありがとう」

  マークは安堵した。

  同時に、ほんの少しだけ残念だと思ってしまった。

  もし、犬が来てくれなかったら、あの乳が顔に触れていたのだろうか。

  (いけない。こんなことを考えたら)

  股間が先走りで冷たい。不快感に耐えつつ、マークは急いで資料を片付け始めた。

  夕刻。

  朱色の陽光を浴びつつ、山羊は坂道を登ってゆく。

  傾斜は緩やかだが、重い買い物袋を抱えているので少々辛い。

  「もう年だもんな」

  自虐しつつ、丘の上に建つ小さな我が家のドアを開ける。

  「ただいま」

  『おかえりなさい』

  帰宅したマークを、7人の子山羊が迎えてくれた。マークの娘たちである。

  「お父さん、洗濯は終わってるから」

  「掃除も終わったよ」

  「野菜も切ってあるから」

  「そうか、ありがとう」

  高学年の4人は、積極的に家事を手伝ってくれる。

  「今日も、いい子にしてたの」

  「お花に水をあげたよ」

  「そうじ、手伝ったよ」

  低学年の3人も、不器用ながら手助けをしてくれる。

  「パパ―」

  「おお、ただいま」

  マークは末の娘を抱き上げた。

  保育園に預けており、姉の誰かがいつも迎えに行ってくれるのだ。

  「じゃあ、パパも料理を手伝うよ」

  「休んでていいよ、疲れてるでしょ」

  「大丈夫、着替えたら行くよ」

  マークは自室に戻り、着替え始めた。

  妻を病で亡くしてから、マークはたった一人で育児と労働の日々を送ってきた。愛する妻が残した子供たちを自分が守らねばという、断固たる決意を胸に秘め、懸命に仕事も家事もこなしてきた。年を取って体力的に辛いと思う日も増えたが、最近は娘たちが手伝ってくれるため負担は減っている。

  (とはいえ、あの子たちももっと遊びたいだろう。それに、中学にあがると勉強や部活で忙しくなる。家事をやらせるわけにはいかない。僕が頑張らないと)

  マークはズボンを脱いだ。パンツは先走りのシミがついている。

  (大きかったな、あの狼・・・・・・ラッカさんのおっぱい・・・・・・)

  ラッカの爆乳は脳裏に焼き付いている。クレームを受けたことは不快であるが、巨大乳房を見られたことは純粋に幸福であった。

  (大きくて、柔らかそうだった・・・・・・形も整っていて、垂れてなくて、見事な砲弾状な・・・・・・)

  マークは巨乳好きだった。亡くなった妻も巨乳だったが、ラッカのそれは一回り以上大きい。

  (あぁ、セックス、したいな・・・・・・久しぶりに)

  さらにマークは性欲が強い。妻ともよく体を重ねていた。しかし、妻を亡くしてからは一度もセックスをしていない。愛する妻以外の女性を抱く気にはならなかった。育児と仕事に忙殺され、やがて性的な欲望を失われていった。

  だが、妻以上の爆乳を目の前にして、消えていた性欲が復活してしまった。

  「うっ」

  パンツの中で、肉棒が勃起する。妻を喜ばせていた自慢の巨根。パンツは大きく盛り上がり、今にも破れそうになっている。

  (ごめん、でも、オナニーするだけだから)

  妻に謝罪しつつパンツを脱ごうとする。

  「ああ!何してるの!」

  「お姉ちゃんがこぼした!」

  「わざとじゃないもん!」

  しかし、娘たちの悲鳴を聞いたマークはすぐに父親の顔になり、服を着てキッチンへ向かった。

  その夜、娘たちが寝静まった後、クレーマーの巨体狼熟女の爆乳を思い出しながら、山羊は何度もオナニーをして眠りについた。

  「よかったな、今日はこないみたいだ」

  翌日、マークが職場で書類整理していると狸の同僚が話しかけてきた。

  「そうみたいだね」

  ラッカが再びクレームに来るかと思っていたが、昼を過ぎても来る気配がない。

  「もうこの町から出たのかも」

  「まだ油断できないけどね」

  「ま、もし来たら、また相手、頼むよ」

  「ああ」

  真面目なマークは他者のお願いを断れないため、クレーム対応など損な役を回されることが多い。育児と家事で忙しいため残業を迫られることはないのだが、それが更にマークの責任感を高めている。

  (残業ができない分、こういう仕事は積極的にしないとな)

  マークはラッカが来ないことを祈った。しかし、僅かながら来てほしいという気持ちも捨てられなかった。またあの乳を見たいという欲望は消せなかった。

  日が沈み周囲が暗くなり始めたころ、マークはいつものように買い物袋を抱えて自宅への坂道を歩いていた。

  (遅くなってしまったな)

  後輩の事務処理を手伝ってしまい、帰宅時間が遅くなってしまった。急いで帰って、家事に励む娘たちに加わらなければ。

  「ん?」

  自宅が見える。窓からは夕食の香りと娘たちの声が聞こえてきた。

  (なんだ?誰か来ているのか?)

  マークは耳をそばだてた。娘たちの声に交じって、女性の声が聞こえたのだ。

  (誰かの友達が来ているのか?でも、もう6時過ぎだ。それに、これは、大人の声じゃないか)

  不安になったマークは駆け出し、自宅のドアを開けた。

  玄関には、見慣れない大きなブーツがある。

  「ただいま」

  「おかえりなさい」

  まだ料理ができない娘たちが、嬉しそうに笑顔で迎えてくれた。

  「おそかったな」

  そんな娘たちの背後から、のっそりと巨体が現れる。

  「あ、あなたは・・・・・・」

  大柄で灰色、筋肉質で爆乳の狼熟女。間違いなく、昨日役所に来た元傭兵のラッカである。

  末の娘はラッカに抱きかかえられ、マークに笑顔を向けていた。

  「いただきまぁす」

  大きなテーブルを囲んでの夕食。質素ながらも健康バランスを考えられた節約メニューだ。娘が切った野菜は形が多少崩れているが、そこがまた微笑ましい。

  いつもなら、8人の山羊が食卓を囲んでいるはずだが、今日はその輪に狼が混ざっていた。

  「わりぃな。飯まで貰ってよ」

  ラッカはそういい、末っ子を膝の上に乗せて頭を撫でた。かなり懐かれているらしい。

  「いえ。娘がお世話になりましたから」

  マークは真顔で言った。

  「大したことはしてねぇよ」

  「ううん、ラッカさんのおかげですごく助かったの」

  「私が落としたお財布を拾ってくれたし、迷子になったナナちゃんも見つけてくれたの」

  娘たちが嬉しそうに話す。

  どうやら、長女と次女が末っ子を保育園に迎えに行き、そのまま買い物に行ったらしい。そこで財布を落とし、末っ子が迷子になったようだが、ラッカによって助けられたようだ。

  「でもラッカさん、お仕事くびになって、家もお金もないみたいなの。だから、今日くらいはお礼に泊めてあげようと思って」

  「いいでしょ、パパ」

  「助かるぜ。困った人を助けるなんて、優しいんだな。どっかの誰かとは大違いだ」

  ラッカはニヤついてマークを見る。

  「まぁ、今日くらいはいいでしょう」

  マークが頷くと、娘たちは嬉しそうにはしゃいだ。

  「いろいろ外国のお話聞かせて」

  「ああ。どうせすることねえからな」

  「オレにも聞かせてくれよぉ」

  「こ、こら。そんな言葉遣いはやめなさい」

  「でも、ラッカさんはしてるよ」

  「そ、それは、ラッカさんはいいんだよ」

  「どうして?」

  「それは・・・・・・」

  言葉に詰まるマークを、ラッカは楽しそうに眺めている。

  「ラッカさん、あとで一緒にオフロ入ろう」

  「ああ。パパさんも一緒に入るか?」

  「な、何を!?」

  「うん、パパも一緒に入ろうよ」

  「それは、だめだよ」

  「なんで?いつもは一緒に入るのに」

  「お、大人が2人入ると、狭いからね」

  「うん・・・・・・」

  マークは改めてラッカの乳房を見た。やはり、大きい。タンクトップをパツパツに押し上げている特大爆乳が、末の娘の頭の上にどっさりと乗っている。

  「オレは別に狭くてもいいけどな。一緒に入るか?」

  「冗談はやめてください」

  マークは乳から視線を外した。娘たちの前で、淫欲に走る行動は取れない。

  しかし、些細な動作でゆさっゆさっと揺れる豊かな胸乳には、何度も視線が吸い寄せられてしまった。

  夕食後、ラッカは下の娘3人を連れて浴室へ行った。マークは長女とともに食器を洗っていた。

  「お父さん、大丈夫?」

  「あ、ああ、大丈夫だよ」

  洗った食器を拭きつつ、長女が心配そうにマークの顔を見上げる。

  「ラッカさん、私が料理している間、ずっと妹たちを遊んでいてくれたんだ。悪い人じゃなさそう」

  「そうだね。意外と面倒見がいいみたいだ」

  「買い物も一緒にしてくれたんだけど、町の人たちはラッカさんを見て、怖がってた」

  「体が大きいからね」

  「顔もちょっと怖いし、言葉遣いも男の人みたい。それに、元傭兵って言っていたけど・・・・・・大丈夫かな?」

  不安そうな長女の顔を見て気づかされた。確かに、屈強な容姿の元傭兵がいきなり家に泊まりに来るなんて、普通じゃ考えられない。幼い子たちは珍しい存在と一緒に居られて楽しそうだが、一般常識を理解している長女は多少の恐怖を感じているようだ。

  (まさか、金目の物を盗むつもりか?それとも、懐いた娘を誘拐?まさか、強盗殺人なんてこともあり得るのか?)

  職業で差別してはいけない。だが、傭兵という職業柄、殺人を経験していることは事実だ。やろうと思えば、躊躇なく実行できるかもしれない。

  「泊まらせろって、強く言われたのかい?」

  「ううん。ナナが懐いて、一緒にいたいってぐずり始めて。そしたら、ラッカさんが提案してきて。オレは家がねえから、泊まってやろうかって」

  「そうか。お前は優しいからね」

  マークは長女の頭を撫でた。

  「大丈夫、ちゃんとラッカさんを見ておくよ。いざとなったら、お巡りさんたちに相談する」

  「うん。ありがとう」

  長女はまだ不安げだが、少しだけ安心したようだ。

  「おい、上がったぞ」

  浴室の方から、ラッカの声がした。

  「私、ナナたちの体毛を乾かしてくるね」

  「ああ」

  長女は浴室に行った。入れ替わりに、ラッカが台所に入ってきた。

  「いやぁ、風呂なんて久しぶりだぜ。最近はずっと、川で行水くらいしかできなかったからな」

  「うっ!」

  マークは思わず呻いた。

  ラッカはスポブラにショートスパッツという、非常に露出度が高い姿だった。

  相変わらず巨大な乳房は、タンクトップ姿よりも谷間が大きく露出している。下半身も股間しか隠されておらず、しっとりと濡れた逞しい太ももが丸見えだ。

  「ふ、服を着てください」

  「替えの服はねえんだよ」

  「だったら、僕の服を」

  「入らねえよ。オレ、乳でけえし」

  ラッカは見せつけるように胸を張った。よく見ると、タンクトップの乳頭の箇所が盛り上がっている。乳首と乳輪が浮かび上がっているのだ。

  「ラッカさーん!」

  浴室から、末っ子の声が飛んできた。

  「ああ、今行く」

  ラッカはマークに背を向けた。

  わざと尻尾を持ち上げ、薄布に包まれた大きな尻を見せつけ、浴室へ戻っていった。

  「ラッカさん、おっぱい、おっきいー」

  「お前らも、大人になったらでかくなるぞ」

  浴室から聞こえてくる娘の何気ない一言も、今のマークには淫欲を掻き立てる要素となってしまった。

  「はぁ」

  家事を終えて、入浴もすませ、娘たちも寝付かせた。明日は休日、娘たちの遊び相手は体力を使うが仕事で味わわされるストレスは感じない。

  夜、寝る前のこの時間は、本来ならば心落ち着く時間だ。だが、今は違う。

  「みんな寝たようだな」

  リビングのソファーに腰かけていると、子供たちの部屋からラッカが戻ってきた。

  「ガキって元気がいいな。しかも、あんたのとこは、人見知りしねえな」

  ラッカはそう言い、マークの正面のソファーに座った。爆乳がブルンと揺れた。

  「あ、オレはソファーで寝てもいいからな。それとも、お前のベッドで一緒に寝るか?」

  「それじゃ狭すぎます」

  「密着すりゃいいだろ」

  「別々に寝ます!それより、今日は娘たちの面倒を見てくれて、ありがとうございました」

  「気にすんな。タダて泊めてもらったんだからなぁ」

  「では、明日は、家を探しに行きましょう。知り合いの不動産に紹介しますから」

  娘たちのことを考えると、二晩も止められない。懐いている子たちは残念がるだろうが、ラッカの真意が分からない以上、家にいさせるわけにはいかない。

  「ああ、俺もちょっと行ってみたけど、家賃たけえんだよな」

  「仕方がありません。できるだけ条件がいい所を探しますから」

  「それで、相談なんだがな」

  ラッカはソファーに座りなおした。

  「ここに住ませてくれねえか?」

  「え?どういうことですか?」

  「そのままの意味だ。この家にいさせろってことだ」

  「だめですよ。何を考えているんですか?」

  「何って、考えた結果だ。ここ田舎だし、いい仕事ねえからなぁ。まぁ、選ばなきゃ、それなりにあるけど、傭兵の俺には無理なもんばっかだ。レジ打ちだの、介護職だの、やってらんねえ。しかも、家賃は高えし補助金もでねえ。隣町に行っても、同じようなもんだろ」

  「都会に出たらどうです?」

  「それも考えたんだが、もう移動するのがめんどくせえよ。それよか、ここで居候した方が楽だ」

  「楽って・・・・・・ふざけないでください」

  温厚なマークも、この提案には納得できなかった。語気を強めるが、ラッカは悪びれる様子もない。

  「まぁ、家事手伝いってことにしとけばいいだろ。オレ、家事や子供の相手は得意だぞ」

  「それでも、駄目です。いきなり知らない人が家に来たんですよ。末っ子たちは楽しんでますが、上の子たちはきっと怖がっています」

  「しばらく一緒に暮らしてりゃ慣れるだろ」

  「しばらくって、いつまでいるつもりなんですか。大体、素性の知れない人を置くわけには」

  「安心しろよ。別にあんたの金を盗もうとか考えてねえよ。居候させろっていうだけだ」

  「我が家には、あなたを養うほどのお金はありません。娘が7人もいるんです」

  「ああ、それは心配しなくていいぞ。俺が去年、結構稼いだの、あんたも知ってるだろ。貯金はあるからな」

  「ほとんど手元には残ってないって・・・・・・」

  「ありゃ嘘だ。そんなこと言ったら、補助金もらえねえと思って」

  「なら、その貯金で生活すればいいでしょう」

  「確かに貯金はあるけどな、無職の生活なんかしたら、すぐに無くなるだろ。だから、ほしいんだよ、家賃0円で生活できる拠点がな」

  マークは呆れてしまった。ラッカは大切な我が家を、都合のいい拠点と考えているようだ。

  「絶対にダメですから。明日、出ていかないと警察を呼びます」

  「そうか」

  ラッカはため息をついた。

  直後。

  「力づくで分からせるか」

  ラッカの表情が変わった。鋭い眼光でマークを睨み、腕の筋肉が膨張する。

  怒りが消え、恐怖がマークを包み込んだ。

  「警察、今すぐ、呼びますよ」

  「呼ばせねえよ」

  「ぼ、僕に、何かあったら、あなたが疑われますよ。僕があなたに怒鳴られてるところや、娘があなたと一緒にいるところ、目撃されてます」

  「あぁ・・・・・・警察に追われるのは嫌だな。だったら」

  ラッカは立ち上がると、マークを見下ろした。

  「お前が、自らの意思で、オレにいてほしいって言ってくれたら、問題ねえな」

  ラッカは笑った。しかし、恐ろしい雰囲気は纏ったままだ。獲物を見る肉食獣は、こんな顔つきになるのではないか。

  「そんなこと、ありえません」

  「どうかな」

  ラッカはスポブラの裾をつかむと、躊躇なく脱ぎ去った。

  ブルンッ

  「!」

  マークは言葉を失った。

  衣服で包まれてない、生の乳房が飛び出てきた。

  脱ぐ際にスポブラに持ち上げられ、解放された瞬間重力に乗っ取り落下し、反動でブルブルと弾む爆乳。灰色の体毛で包まれくすんだ巨大すぎる肉の岳。その頂には、くすんだ桃色の乳輪と乳首が飛び出ている。

  「ああ・・・・・・」

  マークは乳房の存在感に圧倒された。

  窮屈なスポブラから解放され、わずかに一回り大きくなっている。解放を喜び、誇らしげに本来の姿をさらけ出している。見たことがないほどに大きな乳房は、下着の支えがないにもかかわらず、ほぼ弛みはなく堂々と前方に飛び出ている。

  「でけえだろ」

  乳に見とれるマークを満足げに見下ろし、ラッカは前かがみになって上半身を揺らした。

  前方に突き出ていた双乳は、実った果実のように下方を向き、ラッカの動きに合わせて揺れた。ブルンブルンと動く肉房は互いにぶつかり合うと、タプッタプッと肉感的な音を立てつつ波打った。

  「よほど乳が好きなんだな」

  ラッカはマークに歩み寄る。大きな魅惑の塊が近づいてきた。

  「うっ」

  やがて、むにゅりとラッカの乳房がマークの顔に触れた。

  「別に暴力を振るってるわけじゃねえぞ。乳を当ててるだけだ。警察呼ばれる筋合いはねえぞ」

  ラッカはそう言い、爆乳でマークの顔を招き入れた。さらに双乳の両脇を抱え、マークの頭部を挟み込む。巨大であるため、簡単に乳に埋められた。

  (おぉ、や、柔らかい・・・・・・暖かい・・・・・・)

  筋肉質なラッカだが、乳肉はとてつもなく柔らかかった。柔軟に形を変え、頬も額も鼻先も、隙間なく顔全体が暖かい乳の波に包まれる。息を吸うと、ボディーソープの香りと共に熟した女性の匂いがした。

  ラッカは優しい手つきで乳肉を揉みこみ、巨大乳房でマークの頭を扱く。淫欲を刺激されるだけでなく、心が癒されていくかのような安心感も味わうことができた。

  「嫌だったら言えよ。すぐ止めてやるから。なんなら、突き飛ばしてもいいぞ。これくらいの力なら、簡単に振りほどけるだろ」

  「おお・・・・・・うぅん」

  柔肉で脳を扱かれ、抵抗する意思は溶かされた。だが、微かな理性が働き、マークは自身から動こうとしない。

  同じ動きを続けていたラッカは膝でマークの股間を突いてみた。

  「ぐっ!」

  「お、やっぱでけえな」

  乳の刺激を受け、マークは既に完全勃起している。先走りを垂らす剛直を、ラッカはズボン越しに膝でこすり始めた。

  「むぅっ!」

  性器に直接刺激を受け、マークの体がビクンと揺れた。

  「嫌なら言えよ」

  拒まれることはないと分かっていながら、ラッカはさらに体重をかけて刺激を強める。

  「むぅっ!んむっ!!くふっ!!」

  昨日動揺、やはりラッカの刺激は的確で速い。乳肉で頭を扱かれていたせいもあり、どんどん絶頂が近づいていく。

  射精が近づき、マークの体はビクビクと痙攣し、足がばたばたと動く。しかし、もがきながらもラッカから逃れようとしない。それどころか、頭を振って爆乳の感触を味わいつくそうとした。

  (で、出る!イく!!)

  射精を読み、マークは腰を突き上げた。

  しかし、ラッカはそこで足を離した。

  「あうぅ・・・・・・」

  乳肉に顔を埋めたまま、マークは強い虚無感に襲われた。もう少しで、射精の強すぎる快楽を味わえるはずだったのに。

  「ヤりたいなら、そう言えよ」

  「うぅ・・・・・・」

  「あ、勘違いするなよ。泊めてくれないと、イかせねえとか、そんな脅迫はするつもりねえからな。それとは関係なく、続きをヤりてぇか、って聞いてんだ」

  ラッカから声をかけられても、乳に顔を埋めたままマークは動かない。ラッカの体に魅了されながらも、自信から動く勇気はない。

  「ここまで来て、何もしねえのか?おいおい、いいのか、イかなくてよぉ?この後オナニーで満足できるか?オレの乳、見られなくなっていいのか?」

  「ぐっ」

  ラッカはマークの頭を抱きかかえ、ぐりぐりと強く乳肉に押し当て始めた。

  「理性がある振りは止めろよ。無抵抗の時点で、もう受け入れてるってことだぞ」

  「うっ」

  ラッカはマークの顔から乳を離し、顔を両手で掴んで至近距離で両目を覗き込んだ。

  「最後だぞ」

  狼の吐息が山羊の鼻先に触れた。

  男を誘う淫らな表情ではない。

  草食獣――――つまりは餌を捕食する肉食獣。

  雄を食らいつくす雌。

  しかし、山羊は恐怖を感じなかった。

  その顔を美しいとさえ感じた。

  狼は、見とれる山羊の手をつかみ、自身の爆乳に押し当てた。

  「あっ」

  ぐにゅりと山羊の手が狼の爆乳に沈む。

  顔で感じた通り、やはり柔らかい乳肉だ。しかしハリがあって弾力も強く、パツパツと乳肉が手を押し返してくる。手に収まらないほどの爆乳の感触が、完全に山羊の理性を奪った。

  「セックス、させてください」

  山羊がそういった直後、狼が大きく口を開き、山羊の口に嚙みついた。

  「むぐっ」

  狼が山羊を押し倒す。開いた山羊の口に、狼の舌が押し込まれ、山羊の舌と絡み合った。

  「ぐふっ」

  大量の唾液と吐息が押し寄せ、唇の端から流れ出ていく。しかし、大半の唾液を山羊はしっかりと飲み込みつつ、自身も舌を動かして積極的に狼の舌を舐めあった。

  荒い呼吸音と水が滴る音が響く。目を開くと、爛々と輝く狼の瞳と目が合う。

  「うっ!」

  熱い口づけ、胸に当たる爆乳、狼の瞳。

  それら三つの要因により、肉棒に触れられていないにもかかわらず射精感が高まってきた。

  (しゃ、射精してしまう・・・・・・)

  刺激による射精を求めていた山羊は、耐えるように悶えた。

  それに気づいた狼は、派手な水音を立てつつキスを止め、爪で山羊のシャツを引き裂いた。

  「あっ」

  そして、丁寧に山羊の首、胸、腹を舐め回して唾液まみれにしていく。性器への刺激ではないが、心地よく精液が込みあがってくる。

  やがて狼は腹を舐め終えると、ズボンとパンツも引き裂いてしまった。

  山羊の勃起が露になる。性欲に比例しているかのように、体格の割には大きな肉刀。狼は満足げに笑うと、その肉棒を咥えこんだ。

  「うっ!!」

  狼の口内は熱く、唾液に溢れている。まるで女性器のような感触だった。しかも、長い舌が一層激しさを増して肉棒をしゃぶりつくす。

  「あっ!!まっ!!あああ!!!」

  激しい動きに耐えきれず、山羊は体を反らして射精した。

  どびゅっ、ごびゅっと激しい音を立てながら、濃厚な精液が放たれる。自慰は何度もしていたが、女性の口内での射精は久しぶりだ。しかも技巧は妻より高く、快楽は強く何度も射精が続く。

  灼熱の白濁液が尿道を走る度に、肉棒と全身が快楽で跳ねた。

  「ぐあっ!!ちょ、止めてっ!!」

  射精中も、狼は貪欲に精液を求めて肉棒を舐め続ける。仕留めた獲物を捕食する獣のように、精液をごくごくと飲み続け、肉棒を舐め味わい続けた。

  「がっ・・・・・・あぁ・・・・・・」

  射精が弱まってくると、狼は性器に負担をかけないよう優しく舐め続けてくれた。

  「ふうっ」

  「あっ」

  狼は、山羊の肉棒を解放した。精液はきれいに嘗めとられ、唾液まみれの萎えた肉棒が解放される。

  「はぁ・・・・・・」

  高い技量による舌使い、そしてそれによる大量射精により強い快楽を味わった山羊は、満足げに脱力した。狼はそんな山羊のペニスが萎えたことを確認すると、山羊に覆いかぶさり顔に爆乳を落とす。

  先ほどと違い、挟み込むのではなく右の乳房を山羊の顔に押し付けた。

  「むっ」

  射精しペニスは萎えたが、それでも狼の爆乳を差し出されたら淫欲が復活する。山羊は口を開け、乳頭で硬くなった乳首を咥えた。母乳を求める赤子のように、乳房に手を添えて舌先で乳首を舐めつつ吸い上げる。空いた乳房にも手を伸ばし、思う存分こね回しその感触を味わった。

  狼は太ももで山羊の肉棒を扱き、勃起を促す。むっちりと肉が付いた太ももの感触も素晴らしく、乳を堪能していることもあり勃起はすぐに回復した。

  狼はそれを確認すると、乳を山羊に与えたまま体勢を整え、肉棒の切っ先を自身の膣に当てた。既に淫液に濡れた入口に触れた直後、狼は迷いなく腰を落とす。

  「ぐううっ!!」

  どすんと大きな尻が山羊の下腹部に落ちる。一瞬で山羊の巨根は狼の胎内に収まった。

  「ふうぅっ!!」

  逸脱した太さと長さを誇る山羊の一物は、経験豊富な狼の肉壁をかき分け突き進み、巨体を誇る狼の最奥までしっかりと届いた。何度も雄を咥えこんだ膣内だが、久方ぶりの巨根により狼は想定以上の快楽を味わった。

  「あっ!!あはぁっ!!ふあっ!!」

  一方の山羊は、快楽が強すぎるあまり、狼とは対照的にそれを楽しむ余裕はなかった。

  数多の男根を飲み込み、精を搾りつくしてきた百戦錬磨の狼の肉は、妻しか知らない山羊にとっては強すぎた。何度も大きく開いてきた肉の道は、山羊の性器に合わせて収縮し、みっちりと隙間なく包み込む。更には精液を求めて蠢き、男根を扱き始めてきた。

  山羊は射精を求めて腰を振ろうとするも、快楽が強すぎて動けない。

  だが、動く必要はなかった。快楽を求めるのは狼も同じだ。

  「はんっ!!」

  「がっ!!」

  狼は太い両足の筋肉を躍動させ、上半身をゆすり始めた。

  「あっ・・・・・・はっ・・・・・・かはっ」

  山羊は過去に妻と騎乗位で交わったことがある。だが狼のそれは、妻とは段違いだ。

  凄まじい速度で腰を振りまくる。膣壁の収縮に全体のストロークが加わり、ペニスにもたらされる刺激は計り知れない。大きな尻が何度も山羊の下腹部と太ももにぶつかり、風船がはぜる音と粘着的な音が響いた。

  山羊は快楽に圧倒されながら狼の顔を見上げた。

  狼は笑っていた。

  勇ましく淫らな笑み。

  雌を犯す雄のようにも見えた。

  いずれにせよ、快楽を享受していることは間違いなさそうだ。

  このセックスを、ひたすらに楽しんでいる。

  そして、顔から視線を下げると、上下に激しく揺れ動く爆乳が映る。

  高速であるがゆえに、ブルルンッ、バルルンッ、と目まぐるしく乳肉が揺れ弾む光景は、巨乳好きの山羊にとっては絶景だった。

  そんな山羊の視線に気づいた狼は、山羊の手を自身の爆乳に導く。

  手に乳肉の感触が走り、それが引き金となった。

  「んっ・・・・・・ああああああああ!!!」

  山羊は狼の乳を揉みつつ、咆哮とともに再び精液を放った。先ほど大量に射精したにも関わらず、放尿と見まがうほどの精液が狼の胎内に放たれる。

  「んくっ!!ふうっ!!ほっ!!はんっ!!」

  狼は動きを止め、子宮で精液を受け止め快楽を味わう。

  「あっ!!あっ!!」

  直後、狼の膣壁が激しくうねり、山羊のペニスを締め付けた。

  狼もまた、絶頂に達したのだ。

  膣の収縮は激しさを増し、精液を根こそぎ食い尽くそうと肉棒を刺激する。

  「っ!!・・・・・・っ!!」

  その刺激により、山羊の射精は勢いを増した。最後まで快楽を味わうため、そして狼に快楽を与えるために精を放つ。

  「あっ・・・・・・・あぁ」

  長い射精が終わると、山羊の体から全身の力が抜けた。快楽に比例し射精の量と勢いは凄まじく、先ほどよりも疲弊が強いが、手は狼の乳から離れない。

  「ふぅ」

  狼は満足げに笑うも、まだまだ足りなかった。

  久しぶりのセックスだ。終わるのはまだ早い。

  「んぐっ」

  狼は山羊のペニスを胎内に収めたまま、山羊に覆いかぶさった。必然的に、爆乳が山羊の顔を飲み込む。

  「んんぅ」

  山羊が再び乳にむしゃぶりつき、揉み始める。狼はゆっくりと腰を振り始めた。

  すると、狼の膣内で山羊の勃起が回復を始めた。2度も大量射精したが、特大爆乳への欲求は消えず、それを味わいながらの射精を心身が求めている。

  数秒後、狼の膣内で山羊のペニスは完全に硬度を取り戻していた。

  それを確認すると、狼は体を起こし、ペニスを抜いて山羊の離れてしまう。

  「あぁ・・・・・・」

  山羊が名残惜しそうに体を起こす。

  すると、狼はその場で仰向けになり股を開いた。さらけ出された完熟の性器からは、山羊が放った精液がどろりと溢れた。

  山羊はゴクリと喉を鳴らす。狼はそんな山羊を見て笑った。

  その瞳が語っていた。最後はお前が犯してみろと。

  雄の顔から、雌の顔になっていた。

  拒否の選択肢などない。まだ狼を味わいたい山羊は、狼に引き寄せられる。

  股の間に入り、肉棒の切っ先を膣に当てる。

  勇ましく淫らな顔を見ていたかったが、恥ずかしくて視線を下げる。

  すると胸の爆乳が目に飛び込んでくる。仰向けになっても小高い山を形成した乳峰は、見事というほかない。

  その乳に倒れこみつつ、山羊は腰を突き出した。

  ズブリと、山羊と狼の性器が結合する。再び味わう性器への刺激と顔を包む爆乳の感触に酔いしれながら、山羊は腰を振り始めた。

  激しく動く体力はない。ゆっくりと腰を振るが、それでも快楽は十分だった。

  逞しい狼の肉体にしがみつき、山羊は自分のペースでセックスを楽しんだ。

  「んん・・・・・・はあっ・・・・・・」

  (あぁ、気持ちいい・・・・・・柔らかい・・・・・・暖かい・・・・・・大きい・・・・・・)

  狼の肉体は思いのほか柔らかかった。筋肉質とはいえ脱力しており、さらには女性特有の皮下脂肪が極上の抱き心地を形成している。性器と顔だけでなく、全身が心地よくてたまらない。

  「うっ」

  最後の力を振り絞り、快楽を求め射精する。量も勢いも微々たるものだったが、それでも山羊は甘美な快感を味わった。

  「はぁ・・・・・・あぁ・・・・・・」

  精魂尽き果てた山羊は、もう動けなかった。狼の巨体に抱き着き、顔を包む爆乳の谷間で荒い呼吸を繰り返し、射精の余韻に浸ることしかできない。

  体力は尽きても淫欲は尽きず、両頬は爆乳、ペニスは膣内の感触をそれぞれ味わい続けている。谷間に籠る汗の匂いも、山羊にとっては甘美な香りだった。

  「気持ち良かったぜ」

  そう言って、ラッカはマークの頭を撫でた。

  マークが視線を挙げると、こちらに微笑みかけるラッカの顔があった。

  勇ましさと淫らさ、そこに慈愛が混じった笑顔だった。

  ラッカの手が触れる度に、性欲とともに安堵感が全身を包んでいく。

  (疲れた・・・・・・もう、起きて、られない・・・・・・)

  その顔をもっと見ていたい。肉体を味わい尽くしたい。

  マークが眠気に耐えていると。

  「まだ終わるなよ」

  ラッカが言う。マークが見上げると、その顔からは慈愛が消えていた。

  牙をむき出した凶悪な笑み。獲物を見つけて歓喜する肉食獣のような顔つきに、マークは身震いすると。

  「うっ!!」

  突如、ラッカの膣内が激しくうねり始めた。既に萎えたマークの肉棒は膣内で刺激を受け、一瞬で勃起状態に戻る。

  マークの勃起を膣壁で確認し、ラッカは両足をマークの腰に巻き付け、頭部を爆乳で挟み込んだ。

  唐突な膣と乳の刺激に、マークは一瞬で果てた。

  「んぐぐうううう!!」

  再び搾りだすように射精する。精液の量は少ないが、相変わらず快楽は強く肉棒の振動は大きく、二人が味わう快楽は強い。

  強すぎる刺激にマークは苦痛も感じていた。だが、太い両足ががっしりと体を固定し離れられない。逞しいラッカに抱き着き、肉棒と同じようにビクビクと痙攣し、乳肉の感触を味わいつつ快楽が途切れるのを待つ。

  「ぐっ・・・・・・あっ・・・・・・まっ・・・・・・はっ・・・・・・」

  しかし、いつまでたってもラッカは離れず、膣の収縮も止まらない。マークのペニスは既に精液を出し尽くし、痙攣を続けるだけとなる。

  「もう弾切れか?」

  凶悪な笑みを浮かべたまま、ラッカは状態を起こすとマークを倒し、騎乗位の体勢を取る。

  「固くしてろよ」

  ラッカはそう告げると、激しく腰を上下に振り始めた。

  「!!!!!!」

  先ほどよりも速く激しい。二人の接合部からは粘液がほとばしり、汗が飛び、乳が乱舞する。

  マークのペニスは痙攣を繰り返した。膣のうねりと高速の刺激により絶頂に達し続けているのだ。しかし精液は枯れ何も出ない。空撃ちを繰り返すのみとなる。もはや快楽どころではない。痛みとは違う、未体験の苦痛がペニスを襲う。

  一方のラッカは、対照的に快楽を味わっていた。巨根が膣内をかき乱し、胎内から快感が発生し全身を包む。射精はなくともセックスを楽しむのには十分だった。

  絶頂を続けたペニスは萎えるはずだが、絶え間ない刺激がそれを許さない。狼は快楽を味わい続けるため、雌としての最高の性技で雄の肉体を攻め立てた。

  「あ・・・・・・やめ・・・・・・」

  もはやそれは強姦だった。雄と雌の立場が変わり、マークは食われるだけの存在と化した。

  マークは停止を求め、ラッカを見上げる。

  ラッカは相変わらず捕食者の笑みでこちらを見下ろしていた。巨体で勇ましい狼の顔つきは、本来ならば恐ろしいはずのものだが、なぜか山羊の興奮を掻き立てた。激しく弾む爆乳も淫らでたまらない。

  しかし、それでも苦痛は大きい。マークは目から涙を、口から唾液を垂れ流しつつ、制止を求める視線を向けた。

  ラッカは無視してセックスを続けていたが、徐々にマークの肉棒が萎え始めたことに気づく。

  「潮時か」

  ラッカは腰の速度を上げ、マークの両手を取り自身の爆乳に押し込む。

  肉棒の刺激の増大、手に走る乳の感触。それが引き金となり、マークは最後の絶頂に達する。同時に、ラッカもまた頂に達した。

  「オオオオッ!!」

  ラッカの雄たけびとともに、二人の接合部から大量の液体が迸る。ラッカとマークが、同時に潮を噴き上げたのだ。

  透明の液体を浴びながら、ラッカはひたすら快楽を享受する。

  マークは強すぎる快楽のあまり限界に達した。体力も尽き、精は枯れ果て、肉棒は萎え、淫欲さえも消え、全身の力が抜ける。

  そして、マークは意識を失った。強姦が始まってからは苦痛を伴うセックスであったが、意識を失う直前、マークは確かに幸福を感じた。両手を包む柔らかい乳肉、そして満足気に笑う雄々しいラッカの顔を見上げることができたから。

  翌日。

  休日の朝、食卓を7人が囲んでいた。

  「今日は何して遊ぶ?」

  「私は友達を遊ぶ約束あるから」

  「行く前に掃除手伝ってよ」

  姉妹たちが今日の予定を離していると、ひと際体が大きい女性が口を開いた。

  「掃除とか洗濯はオレがするから、遊びに行っていいぞ」

  子山羊たちに交じった狼は、パンをかじりつつ言う。

  「ほんと?」

  「ありがとう、ラッカさん」

  嬉しそうに笑う子山羊たち。そんな中、末っ子が心配そうに言った。

  「ラッカさん、今日は帰るの?」

  「ああ、そのことなんだがな。オレ、今、家も仕事もねぇから、ここでしばらく住み込みの家政婦することになったから」

  「え、住み込みってことは、ここに住むの?」

  「ああ」

  「ほんと!?」

  「すごい!」

  「私、今日はラッカさんと遊ぶ!」

  「お掃除、手伝うね!

  末っ子を初め、子山羊たちは大いに喜んだ。一人を除いて。

  「それ、お父さんも、いいって言ったんですか?」

  長女が怪訝な顔で恐る恐る聞いた。

  「ああ。昨日の夜、話し合ってな。7人の子供を育てながら働くのは、大変だからな」

  ラッカは寝室の方を見ていった。

  「だから今日も、たまっていた疲れが出たんだろ。休んでりゃ治るから心配するな」

  泥のように眠ったままの父を心配する子山羊たちを、安心させるようにラッカは笑う。

  「やっぱりお父さん、疲れていたんだ」

  「今日は眠らせてあげよう」

  「ナナ、お父さんを起こしたらだめだよ」

  「うん、今日は、ラッカさんと遊ぶ」

  長女を除き、娘たちは父の判断に異論がないらしい。

  「今日から俺が家にいるから、安心しろ」

  そんな長女を不安を見透かしたようにラッカが言う。

  「・・・・・・はい」

  長女は頷いた。一抹の不安を抱いたまま。

  「行ってきます!」

  朝とはいえ、既に日差しが強い夏真っただ中。

  夏休みを迎え、子供たちは毎日のように遊びに出かけている。

  「いってらっしゃい」

  そんな子供たちを見送り、マークはキッチンに戻った。今日は休みなので、ゆっくり羽を伸ばせる。

  (子供がいないと、静かだな)

  この家には、子供たちが一人もいない。

  友達の家に遊びに行ったり、学校が主催するお泊り会にいったり。末っ子は、マークの両親が住む隣町に預けられている。

  騒がしい子供たちがいないと静かで落ち着けるが、同時に寂しさも感じてしまう。

  「食器、洗い終わったぞ」

  しかし、キッチンからラッカの巨体が現れると、そんな寂しさも消し飛んだ。

  シュートスパッツ、そしてノーブラのシャツ1枚という姿だ。戦場暮らしが長いラッカは、裸を見られることに抵抗が全くない。娘のいるのだからそんな姿はやめろと言ったことがあるが、同性だからいいだろと言われてしまった。

  「ああ、ありが、うっ!」

  感謝を述べようとすると、ラッカが口に噛みついてきた。そして、舌を絡ませあう激しいキスをお見舞いしてくる。

  マークは抵抗なく受け入れる。ラッカはキスを続けながらマークを抱え、寝室まで移動しベッドに押し倒し、手早くマークの服をはぎ取る。

  既に勃起していることを確認すると、自身もスパッツを脱いで巨根を膣で飲み込んだ。

  「はう!」

  そして腰を上下に揺らしつつ、シャツを脱いでマークに覆いかぶさり爆乳を提供する。

  マークは乳にむしゃぶりつきながら射精を開始した。

  あれから3か月。

  ラッカは家政婦として問題なく仕事をこなしている。生活費は増えたが、ラッカの貯金のお陰で生活に困ることはない。法を犯すこともなく、町の人々とも距離を置いており問題を起こすこともなかった。

  問題があるとするならば、ラッカは常にマークを求めてくる。マークは毎日のようにラッカに精を搾りつくされるまで相手をしなければならないため、肉体は常に疲弊しているような状態だ。

  しかし、セックス三昧の日を送ることでマークの精力は徐々に向上しつつある。しかもマークは、ラッカの肉体とセックスの技術の虜になってしまっており、毎日ラッカに発情しているような状態が日常化した。

  それ故に、ラッカとの日々は問題ないどころか、マークにとっても素晴らしい日々といえた。最も、子供たちに隠すことには苦心している。子供たちが近くにいてもラッカはマークに抱き着いたり股間を触ったりと積極的にアプローチをかけ、慌てる姿を楽しんでいる。マークはその度にラッカに発情し、性欲を抑えるのに苦労している。ラッカは露出度が高い服を着ているため、その姿が視界に入れば勃起は免れない。

  子供たちがいない時こそは、存分に交わりあう絶好の機会だ。二人は生まれたままの姿になり、性欲を満たすことだけを考えて行動した。

  「ふうぅ」

  ラッカはベッドに腰かけタバコに火をつけた。子供がいない時だけは吸うようにしている。マークはラッカの太ももに頭を乗せ、下から爆乳を揉み舐めていた。

  ペニスが萎えたため、いったん休憩だ。だが、その時間も二人は互いを愛撫しあっている。

  「ふぐ!」

  タバコを咥え、ラッカはマークのペニスを握った。3回扱くがまだ勃起しないため、ラッカは枕元の灰皿にタバコを押し付け、コップに注いでいた水で喉を潤した。汗を大量にかいているが、水分補給もよそにセックスを続けたため喉がカラカラだ。

  ラッカは口に水を含んだまま、乳をかき分けてマークにキスをし、口移しで水を飲ませてやる。

  「ん・・・・・・ぐ・・・・・・」

  マークが口内の水を飲みほしても、ラッカはキスを止めなかった。口を離さずに体勢を変え、マークに覆いかぶさって太ももでペニスを扱きながら唾液まみれの舌で口内を犯す。

  やがてマークのペニスが回復すると、ラッカは深い乳の谷間でマークの顔を挟んでやり、再び肉棒を膣で迎え入れた。

  「ふうっ!んっ!」

  ベッドを軋ませながら再び情交が始まる。

  休憩をはさみながら、二人はセックスを続けた。

  「はっ・・・・・・あっ・・・・・・」

  昼過ぎになったころ、マークは重い体を起こした。

  「どうした?」

  「昼食の準備を・・・・・・」

  疲弊したマークの歩みは遅い。必死に歩くマークの姿を見て、ラッカは茶化すように笑った。

  「今日はみんな、帰りは夕方だろ?昼飯は遊び先でごちそうされるって言ってたじゃねえか」

  「僕たちの分だ」

  「いらねえよ。いいからオレの乳でも揉んで、チンポ回復させろよ」

  「しかし・・・・・・」

  マークが振り返ると、ベッドの上で四つん這いになったラッカの姿があった。尻尾は持ち上げられ、巨尻が露になっている。一切の弛みなく、パンパンに張り詰め膨れた美しく巨大な尻肉。

  マークは欲望を抑えきれず、肉の桃に飛び込んだ。

  「おっ。上手くなったな、前より」

  雫を垂らす割れ目を舐めていると、ラッカが褒めてくれた。嬉しくて激しく舐め回していると、肉棒が再び勃起する。マークは上体を起こし、ラッカの腰を抱えペニスの切っ先を膣に当て、腰を前に突き出した。

  「ふっ!!」

  「あうっ!!」

  二人は同時に歓喜の声を上げた。何度挿入しても、ラッカはマークの巨根の、マークはラッカのうねる膣の、その刺激に飽きることなく快感を得られた。

  パン、パンと肉感的な音を奏でながら、マークは必至に腰を振る。表情は苦しげで余裕はない。乳を揺らしながらマークの巨根を受けるラッカは余裕の笑みを浮かべている。どんな体位でセックスをしようが、ラッカがマークを犯しているような構図になる。

  「くっ!!」

  体を倒して揺れる乳をつかみ、マークは射精した。今日何度目の射精か、もう分からない。だが量は多く、白濁液の塊が膣に流し込まれていく。ラッカは巨根の刺突の精液の放出を受け、快楽に震えた。マークは射精の快感に震えながら、乳を揉みつつ筋肉質な背中に鼻先を埋めラッカの匂いを嗅いだ。

  「続けろよ」

  更なる快楽を欲するラッカは、続きを求める。勃起を維持していたマークはペニスを抜かず、再び腰を振り始めた。

  セックスの際、マークは必ずラッカの指示を聞いた。相手に最高の愉悦を与えられるよう、体力が尽き果てるまで精を放ち続けた。

  「う・・・・・・はぁ・・・・・・」

  夕刻、あと1時間もすれば娘たちが帰ってくる。

  二人の汗と濃い性の匂いが充満した部屋で、汗と唾液と精液にまみれた二人は、まだベッドの上で重なり合っていた。

  マークは二けたを超える射精によりペニスは萎えているため、ラッカはマークを抱きしめ貪るような激しいキスを続けている。マークは抵抗せず、胸に当たる乳肉の感触を楽しみながら激しいキスを受け止めていた。

  「ふう・・・・・・流石に、飯の準備しねえとな」

  タバコの香りがする吐息を吹きかけながら、ラッカがようやく離れた。

  「ああ・・・・・・うっ」

  マークは起き上がろうとするも、体が重く動かない。するとラッカが軽々抱え、シャワー室に歩き出した。

  「今日も一日中ヤったなぁ」

  浴室でシャワーの蛇口をひねり、ラッカが呟いた。

  「そうだね。おかげで疲れたよ。もっと、他に何か・・・・・・」

  「他っつっても、セックスしかすることがねえからな。ギャンブルできる場所もねえし、傭兵仲間もいねえから飲みに行ってもつまらねえし」

  ラッカはそう言って、牙をむきだして笑った。

  「まぁ、そうだけど」

  「それに、お前がヤりたそうな目でオレの乳見てくるからな」

  「そ、そんなことは」

  「どんだけヤっても、エロい目で見てくるからなぁ。すげえよ」

  恥ずかしいが、否定はできない。事実、勃起ができない今でも、水が滴る爆乳に見とれてしまう。それどころか、大きな尻や逞しい太もも、雄々しい顔つきやがっしりとした腹筋など、全身がたまらなく淫らに見える。

  「その目だよ」

  「うっ」

  「今更遠慮すんなって」

  ラッカはマークを抱き寄せ、壁に押し付けると、しゃがんで萎えたペニスを咥えた。

  「うっ」

  じゅぼじゅぼと、唾液を滴らせながら激しく舌を動かして肉棒を舐めしゃぶる。出し尽くしたはずの肉棒に芯が通ってゆく。

  「あっ!」

  やがてラッカは、唾液と先走りで濡らした中指を、マークの肛門に当てた。少し力を込めると、尻穴は難なく太い指を咥えこむ。ラッカの指はずずずっ、っと腸内に入り込み、前立腺を的確に突いた。

  「くあっ!」

  勃起を促すための前立腺マッサージ。二月ほど前、大量射精で抵抗できなくなったマークは、肛門の快楽までも植え付けられていた。

  「あっ!!あっ!!あああっ!!」

  体内を内側から刺激され、マークの肉棒は一瞬で硬化する。

  解放し、膣内射精を求められるとマークは思ったが、ラッカはペニスを解放しない。

  「ま、待って!あっ!!出るっ!ふっ!うあっ!」

  やがて、長い舌が絡みついたマークの肉棒はびゅるびゅると精液を吐き出し始めた。性器と前立腺を高度な技術で同時に扱かれれば、耐えられるはずがない。

  精液を飲み干しつつ、ラッカは肉棒をしゃぶり続けた。搾りつくそうと、徹底的にペニスを吸引してくる。

  「ふあ・・・・・・」

  立っていられなくなり、マークはその場に尻もちをついた。それでもラッカは離れない。両手でマークの腰を抱き、貪欲に精を吸引してくる。

  ラッカの頭に手を添えて停止を求めても、ラッカは無視してペニスを舐め続けた。

  「ふう。流石にもうでねえか」

  ようやく解放されたマークは、精魂尽き果てていた。

  やっと休めると思ったが、浴室の床に倒されると。

  「うっ」

  顔面に伸し掛かられた。使い込まれた完熟の女性器が、完全にさらされる。

  「勃起できねえなら、舌ぁ使えよな」

  そう言い、ラッカは腰をゆする。

  マークはラッカの太ももに両手を添えると、迷いなく雌狼の膣を舐め上げた。

  「ふっ。こっちも上手くなってんな」

  ラッカの満足げな声を聴いて、マークは安心した。

  勃起も射精も止まることで、ラッカが欲求不満になることだけは避けたかった。だからこそ、体力がほぼ尽き果てていても必死に舌を動かし快楽を提供する。無論、性器の味や、太ももの感触を楽しむことを忘れない。

  「うっ」

  ラッカの性器から、愛液が溢れてくる。ラッカが感じていることがうれしくなり、唾液を口から溢れさせながらマークは性器にむしゃぶりついた。

  「ふっ!」

  ラッカが唸ると、膣が収縮して潮が噴き出る。マークはそれを顔に浴びつつ、性器を舐め続けた。先ほど自分がされたように、一心不乱にむしゃぶりつくす。

  ラッカは余裕を笑みを浮かべ、その刺激を楽しみながらマークを見下ろしていた。

  「じゃ、あとはオレに任せて寝てな」

  「ああ、すまないね」

  大量射精により動けなくなったマークは、ラッカにソファに寝かされた。汗も精液も洗い流され、体毛は乾かされ、服も着せられている。

  「ちょっとヤりすぎたか。最近は、大分耐久力が上がってきたんだけどな」

  「あんなにされると、流石に動けないよ」

  「もうちょっと頑張ってくれよ」

  「うん、ごめんよ」

  ラッカは時計を見た。

  「もうちょい時間あるな」

  そして、寝ているマークの脇に腰かけ、半開きの口に被り付いた。

  わずかな時間だろうと、ラッカはマークを求めてくる。ほとんどの場合、膣への刺激を求めてくるが、それがない場合もある。一方的にフェラチオやパイズリで搾り取ってきたり、熱烈なキスを数分に渡ってしたり、それだけで満足することも多い。

  勃起はせずとも興奮を高めつつ、マークはラッカの胸を揉みながら激しいキスに応じた。ラッカはキスを続けながら、右手で萎えたマークのペニスを優しく揉み、左手で膣を擦っている。

  ラッカのキスに満足しつつも、ペニスが萎えた状態で行為を求められた時、いつもマークは不安に襲われる。

  ラッカが不満を感じているのではないか、と。

  (キスだけで、満足、してくれているのだろうか・・・・・・)

  現在、ラッカにとっての最大の娯楽はセックスだ。故に、それを楽しむことができなくなってしまった場合、この家から出て行ってしまうのかもしれない。

  ラッカがいなくなってしまったら、最悪だ。ラッカは働いていないものの、家事と育児をこなしている。貯金もあるため、彼女の存在が経済的なダメージになることはない。子供たちも、今は全員がラッカに懐いており、家政婦としては文句なしの働きぶりだ。

  そして何より、マークはラッカの肉体がなくては生きていけないほどに、彼女の虜になっている。結果的だけを見れば、誘惑に屈し篭絡されたわけだが、特に被害はなく後悔はしていない。現に今も、自分は彼女とのセックスを大いに楽しんでいる。

  だからこそ、失うことが怖かった。彼女とのセックスができなくなってしまうと、どれほどの喪失感に襲われるのか想像もつかない。

  家主と居候、本来ならば自分の方が立場は上なのだが、完全に逆転してしまっている。自分が彼女を置いてやっているのではない。彼女がここにいてくれているのだ。

  (もし、見限られたら・・・・・・)

  だからこそ、勃起が収まり挿入できなくなり、彼女がセックスに不満を募らせるような状況は作りたくなかった。少しでも彼女を満足させようと、精力をつけるため食事をしっかり取り、愛撫の技術を高め、ラッカに極上の快楽を提供できるよう努力している。彼女を満足させることが、この家につなぎとめる唯一の方法なのだ。

  しかし、妻しか抱いたことがない自分にはセックスの技術などあるはずがない。年齢のせいで、持続力もそれほど高くない。幸いペニスは大きいが、取り柄はそれしかない。もっと魅力的な雄を、より強い快楽を味わえるセックスを求め、彼女は出て行ってしまうのではないか・・・・・・。

  (そもそも、しがない中年男性を、どうして彼女はこれほどに求めてくるんだ・・・・・・やはり、住む場所を提供しているからなのか)

  「ふぅ」

  やがて、長いキスを終えラッカが顔を上げた。雄々しく淫らな顔でこちらを見下ろしてくる。

  「どうして・・・・・・」

  「あ?」

  「い、いや、何でもない」

  不安と疑問が高まりすぎて、口から出てしまった。恥ずかしくなって、マークは顔を背ける。

  すると、そんなマークの不安を見透かしたかのように、ラッカは笑った。

  「まぁ、家賃も飯代もかからねえし、セックスも好きなだけさせてくれるからな」

  ラッカはシャツとスポブラを脱ぎ、マークのズボンとパンツを脱がした。

  特大爆乳と萎えた巨根が露出する。

  ラッカは舌なめずりをすると、マークの股間にうずくまり、萎えたペニスを自身の爆乳で挟み込んだ。マークの巨根も、逸脱した爆乳は難なく覆いつくした。

  「あうっ」

  大きく実った肉の果実は柔らかく、自分の肉樹に隙間なく吸い付き、圧倒的な体積で包み込む。豊かな弾力が圧力をかけ、肉の大樹からは歓喜の蜜が流れ出る。

  「つまんねえ心配する余裕があったら、さっさと勃起しろ」

  ラッカは自身の乳肉に添えた手に力をかけていく。爆乳が押され、ペニスが圧迫されていく。ラッカの指と指の隙間から乳肉があふれ出ていく。

  「くあっ」

  ラッカの肉感的な女体の中で、最も性欲を高ぶらせてくれる爆乳が、自分の性器を包み込んでいる。精が枯れたはずの肉樹は、養分を得たかのように力を取り戻し、むくむくと成長を開始した。

  「お、すげーな。乳の中で勃起してるぞ」

  ラッカは満足そうに笑い、爆乳を上下にゆすり始めた。

  「はうっ!」

  先走りのお陰で爆乳はスムーズに動く。極上の柔らかさを誇る乳肉は根本から先端までを走り、性器全体に刺激を与えた。

  「だ、だめ、もう出る」

  息も絶え絶えのマークは必死に訴えたが、ラッカは動きを止めない。それどころか、乳の動きを加速させた。

  「い、今、出したら、もう・・・・・・これが、最後に」

  体力を考えると、これが今日最後の射精になりかねない。膣に射精してラッカを満足させようと思うマークだが。

  「いいから出せよ」

  ラッカは乳を操る手を止めない。

  「ぐっ!」

  そして、マークはラッカの乳内に射精した。どくどくと、勢いは弱いが脈動とともに白濁液が鈴口から溢れる。ラッカはしっかりと乳をペニスに密着させたため、精液は一滴もこぼれなかった。

  「まだ結構出せるんだな」

  ラッカが乳を離すと、谷間から白濁液まみれの萎えたペニスが姿を現し、マークの腹に横たわった。

  「粘りも強いな。年の割には、精力つええな」

  ラッカが肉房同士を離すと、乳内に出された精液がガムのように伸びる。

  「俺が鍛えてやったからか」

  「あっ!」

  ラッカはマークのペニスについた精液を舐めとると、パンツとズボンを履かせた。

  「疲れたろ。飯はオレが作ってやる」

  「い、いや、僕も」

  家事を任せすぎると、ラッカの不満が更に高まるかもしれない。

  マークは上半身を起こしたが、ラッカに口づけをされ押し倒した。短いキスだったが、それでも口内を一舐めされる。

  「いいから寝てろって」

  「わ、分かったよ」

  間近で見つめられ、マークは頷くしかなかった。

  ラッカは乳の精液を落とすため浴室に向かう。

  「いてやるから安心しろって。ガキ共も可愛いからな」

  足を止め振り返り、ラッカは言った。

  嘘をついているようには見えなかった。

  (安心していいのだろうか・・・・・・)

  ラッカの言葉と笑みで、マークの不安は少しだけ軽くなった。あの言葉が本当なら、しばらくはここから出ていくことはないだろう。

  しかし、いつまでいてくれるのだろう。

  (死ぬまで、なのか・・・・・・娘たちが独り立ちした後も・・・・・・)

  老後は一人で暮らし、たまに娘や孫たちと会えればいいと思っていた。だが、今の自分は、孤独への体勢がなくなってしまっている。肉体も精神も、ラッカの存在を常に求めているのだから。

  (ラッカに先のことを聞いてみるべきなのだろうか。しかし、もし、しばらくしたら出ていくとか言われたら・・・・・・そもそも、本音を答えてくれるだろうか)

  聞くのが怖い。しかし、いつまでもこんな不安を抱えたまま生きていくのは嫌だ。いずれは、話しておかなければならないだろう。

  (急に去られてしまう方が怖いしな)

  もし、ラッカが一生ここに残ってくれるなら・・・・・・こんなに嬉しいことはない。

  それを期待したい。だが、期待を裏切られるのが怖い。

  消せない不安を抱えていると、浴室からシャワーの水音が聞こえてきた。

  シャワーを浴びるラッカの姿を想像すると、それだけで淫欲が沸き上がる。

  勃起はしないが、下半身に血液が集中していくのが分かる。

  深夜、またセックスができる状態になりそうだ。セックスを楽しんでもらい、ラッカをこの家に少しでも長くつなぎとめよう。

  マークは精力と体力の回復させるため、ラッカに料理を任せることにして、仮眠をとることにした。

  ラッカの裸体を、巨大な乳房を脳裏に浮かべ、目と閉じた。